JP3908418B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、半導体記憶装置に関するものであり、特に冗長回路を有する半導体記憶装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の半導体記憶装置に用いられている冗長回路について説明する。
【0003】
図18は、従来の冗長回路の構成を示すブロック図である。
【0004】
この冗長回路は、ヒューズラッチ回路101、イネーブルヒューズラッチ回路102、比較回路103、及び論理回路104から構成されている。ヒューズラッチ回路101と比較回路103は、メモリセルに対応する1本のワード線を選択する際に必要なアドレスの数だけ用意されている。イネーブルヒューズラッチ回路102は、イネーブルヒューズ用のヒューズラッチ回路であり、これらヒューズラッチ回路101及び比較回路103に1つずつ用意されている。
【0005】
また、比較回路103には、アドレス信号A0、A1、…、Anのそれぞれに対応するヒューズラッチ回路101の出力信号が入力される。論理回路104には、各比較回路103の出力信号とイネーブルヒューズラッチ回路102の出力信号が入力される。論理回路104からは、これらの論理合成の結果が冗長メモリセルに対応する冗長ワード線の活性化信号RWLEjとして出力される。そして、この冗長ワード線の活性化信号RWLEjがVccレベルとなったときに、冗長メモリセルが活性化される。
【0006】
図19に前記ヒューズラッチ回路101の回路図を示す。
【0007】
このヒューズラッチ回路101では、図5に示すような初期シーケンスをパワーオンの際に行うことにより、ヒューズF101が切断されていない場合は、第1出力端に基準電圧Vssレベル、第2出力端には電源電圧Vccレベルが出力される。一方、ヒューズF101が切断されている場合は、第1出力端にVccレベル、第2出力端にはVssレベルが出力される。いずれの場合にもパワーオフしない限り、この状態が保持される。前記イネーブルヒューズラッチ回路102も図19に示すように構成されており、その第1出力端からは信号FENBLjが出力される。
【0008】
図20に前記比較回路103の回路図を示す。
【0009】
この比較回路103では、ヒューズラッチ回路101の第1出力端がVssレベル、第2出力端がVccレベルの場合、すなわちヒューズラッチ回路のヒューズF101が切断されていない場合には、転送ゲート回路TG101が非活性化され、クロックドインバータ回路CV101が活性化される。この結果、比較回路103からは、常にアドレス信号Anの反転状態が比較結果信号FCOMPnjとして出力される。
【0010】
一方、ヒューズラッチ回路の第1出力端がVccレベル、第2出力端がVssレベルの場合、すなわち前記ヒューズラッチ回路のヒューズが切断されている場合には、転送ゲート回路TG101が活性化され、クロックドインバータ回路CV101が非活性化される。この結果、アドレス信号Anがそのまま比較結果信号FCOMPnjとして出力される。つまり、アドレス信号A0、A1、…、Anに対応するヒューズラッチ回路101のヒューズF101が切断されていない場合には、アドレス信号がVssレベルのときに比較結果信号FCOMPnjがVccレベルとなり、ヒューズF101が切断されている場合には、アドレス信号がVccレベルのときに比較結果信号がVccレベルとなる。
【0011】
図21に前記論理回路104の回路図を示す。
【0012】
この論理回路104は、多入力端を持つNAND回路ND101と、前記NAND回路の出力端に接続されたインバータ回路IV104から構成される。このインバータ回路IV104の出力端からは、冗長メモリセルに対応する冗長ワード線の活性化信号RWLEjが出力される。前記NAND回路ND101には、冗長メモリセルに対応する1本の冗長ワード線を選択する際に必要なアドレス数に1を加えた数の入力端があり、前記アドレス数分ある比較回路の比較結果信号FCOMP0j〜FCOMPnjと、前記イネーブルヒューズラッチ回路102の出力信号FENBLjが入力される。そして、全ての入力端にVccレベルが入力されたときのみ、前記論理回路104の冗長ワード線の活性化信号RWLEjはVccレベルとなる。
【0013】
例えば、DRAMにおいて1本のワード線を選択するのに必要なアドレスが4ビット(A0、A1、A2、A3)であり、不良メモリセルに対応するワード線のアドレスがA0=Vcc、A1=Vss、A2=Vss、A3=Vccであるとする。この場合、不良メモリセルを冗長ワード線に置き換える場合には、その冗長ワード線に対応するヒューズセット中のイネーブル用ヒューズを切断するとともに、4つのアドレス用ヒューズのうち、A0とA3に対応するものを切断する。すなわち、イネーブルヒューズラッチ回路102ではヒューズが切断されているので、常に第1出力端にVccレベルが保持される。A1、A2に対応する比較回路103では、対応するヒューズラッチ回路101のヒューズが切断されていないので、アドレスがVssレベルの場合に比較結果信号FCOMPnjがVccレベルになる。A0、A3に対応する比較回路103では、対応するヒューズラッチ回路101のヒューズが切断されているので、アドレスがVccレベルの場合に比較結果信号がVccレベルになる。
【0014】
これにより、ヒューズ切断以降は、不良ワード線のアドレス信号(A0=Vcc、A1=Vss、A2=Vss、A3=Vcc)を入力した場合のみ、前記NAND回路ND101の入力全てがVccレベルで揃う。この結果、前記論理回路104から出力される冗長ワード線の活性化信号RWLEjがVccレベルとなって、冗長ワード線が活性化される。
【0015】
このように冗長ワード線を使用する場合、置き換えるべき不良ワード線のアドレス情報はヒューズを切断することにより永久に保持される。このため、一旦、ヒューズが切断され使用が決まった冗長ワード線は、一義的に対応する不良ワード線と結びつき、それ以降は対応する不良ワード線を選択するアドレス信号が入力されたときのみ活性化されることになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
この冗長メモリセルの使用に際しては、置き換えを行う前に予め冗長メモリセル自体のテストを行い、そこに不良がないことを確認した上でヒューズを切り、不良メモリセルとの置き換えを行うのが通常である。
【0017】
しかしながら、冗長メモリセルの中に不良のメモリセルが含まれていることもあり、そのような場合を考慮すると、そのチップが最終的に良品か不良品か決着が付くまでは、誤って前記テストで不良だった冗長メモリセルを使ってしまうことがないように、冗長メモリセルのテスト結果を保持しておかなければならないという問題がある。
【0018】
また、正常な冗長メモリセルを選んで置き換えを行うので、通常置き換え後に不良は出ないはずである。しかし、前述したように、実際には不良メモリセルと置き換えた後に、テストでは正常だった冗長メモリセルが様々なテストを経るうち不良のメモリセルとなることもある。このため、せっかく不良メモリセルを冗長メモリセルに置き換えたにも係わらず、最終的にはそのチップが不良品となり、歩留まりを下げることもあり得る。
【0019】
こうした冗長メモリセルへの置き換えを行ったにも係わらず、最終的に不良品となってしまうチップの中には、他の未使用の冗長メモリセルが残っていることもしばしばあるが、前記のような従来の冗長回路では、ヒューズを切断し、一旦不良メモリセルと冗長メモリセルとの結びつきが決まってしまうと、別の冗長メモリセルに置き換え直すことはできない。したがって、結局は未使用の冗長メモリセルを使い切らないまま不良品となり、歩留まりを下げてしまうという問題がある。
【0020】
そこでこの発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、これまでの冗長回路に冗長メモリセルの使用を不可能にする機能を追加することにより、予め行った冗長メモリセルのテスト結果を冗長回路自体に記憶させることができ、さらに一旦使用することになった冗長メモリセルに不良が生じた場合でも、そのメモリセルを使用不可能にし、未使用の正常な冗長メモリセルに置き換え直すことを可能にして、歩留まりを向上させることができる半導体記憶装置を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】
この発明の一実施態様の半導体記憶装置は、データを記憶するために通常使用されるエレメントと、前記エレメントが不良エレメントである場合に、代わりに使用される予備エレメントと、プログラム可能な読み出し専用記憶部に記憶されるアドレスと外部から入力されるアドレスの比較結果に応じて、前記エレメントと前記予備エレメントのいずれを使用するかを選択する冗長制御回路とを具備し、前記冗長制御回路は、前記予備エレメントを使用不可能にする機能を有し、容量の異なる2種類以上の半導体記憶装置に対し、同じ冗長制御回路および同じ予備エレメントを採用する際、容量が最も大きい半導体記憶装置でのみ活用され、それ以外の半導体記憶装置では使用しないアドレスに対応するプログラム可能な読み出し専用記憶部を、前記それ以外の半導体記憶装置において、前記予備エレメントを使用不可能にする手段として用いることを特徴とする。
【0022】
このように構成された半導体記憶装置では、冗長回路に予備エレメントの使用を不可能にする機能を追加することにより、予め行った冗長メモリセルのテスト結果を冗長回路自体に記憶させることができ、さらに一旦使用することになった予備エレメントに不良が生じた場合でも、その予備エレメントを使用不可能にし、未使用の正常な予備エレメントに置き換え直すことを可能にして、歩留まりを向上させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態について説明する。
【0024】
[第1の実施の形態]
図1は、この発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
【0025】
図1に示すように、外部よりアドレス信号が入力されるアドレスバッファ11は、行デコーダ12、列デコーダ13、及び冗長制御回路14にそれぞれ接続されている。前記行デコーダ12は、ワード線を立ち上げるワード線ドライバ15に接続され、前記列デコーダ13はI/Oゲート16にそれぞれ接続されている。また、前記冗長制御回路14は、ワード線を立ち上げる前記ワード線ドライバ15、冗長ワード線を立ち上げる冗長ワード線ドライバ17にそれぞれ接続されている。
【0026】
また、メモリセル部は、通常用いられるメモリセルが配列されたメモリセルアレイ18、前記メモリセルが不良の場合に置き換えるために設けられた冗長メモリセルが配列された冗長メモリセルアレイ19、センスアンプ20、I/Oゲート16を有し構成されている。メモリセルアレイ18内のメモリセルには、ワード線WL0、WL1、…、WLiが接続され、冗長メモリセルアレイ19内のメモリセルには冗長ワード線RWL0、RWL1、…、RWLjが接続されている。また、前記I/Oゲート16には、データの入力時に用いられる入力バッファ21、及びデータの出力時に用いられる出力バッファ22が接続されている。
【0027】
次に、このように構成された前記半導体記憶装置の動作について説明する。
【0028】
前記アドレスバッファ11は、外部から入力されたアドレス信号を一時的に記憶し、前記行デコーダ12、列デコーダ13、及び冗長制御回路14に出力する。行デコーダ12は、入力されたアドレス信号に基づいてワード線を選択し、このワード線を選択するためのワード線選択信号をワード線ドライバ15に出力する。列デコーダ13は、入力されたアドレス信号に基づいてカラムセレクトライン(CSL)を選択し、このカラムセレクトライン(CSL)を選択するカラム選択信号をI/Oゲート16に出力する。
【0029】
前記冗長制御回路14では、入力されたアドレス信号とヒューズによりプログラムされたアドレスとが比較され、比較結果に応じた選択信号を出力する。この選択信号は、ワード線ドライバ15、冗長ワード線ドライバ17のそれぞれに入力され、ワード線ドライバ15あるいは冗長ワード線ドライバ17のいずれかを活性化する。これにより、ワード線あるいは冗長ワード線のいずれかが立ち上げられる。この冗長制御回路14については後で詳述する。
【0030】
また、書き込みでは前記入力バッファ22から入力されたデータがI/Oゲート16を介してメモリセルあるいは冗長メモリセルに書き込まれる。読み出しでは、メモリセルあるいは冗長メモリセルより読み出されたデータが前記出力バッファ22から出力される。
【0031】
次に、半導体記憶装置に設けられた前記冗長制御回路14について説明する。
【0032】
図2は、前記冗長制御回路の構成を示す回路図である。
【0033】
この冗長制御回路14は、アドレス信号に基づいて活性化する冗長ワード線RWL0、RWL1、…、RWLjをそれぞれ選択する冗長ワード線選択回路31-0、31-1、…、31-jと、この冗長ワード線選択回路から出力される信号より正規のワード線WL0、WL1、…、WLiを立ち上げるか否かを選択するNOR回路32とを有している。
【0034】
外部から入力されるアドレス信号をA0、A1、A2、…、Anとする。前記冗長ワード線選択回路31-0〜31-jは、冗長ワード線RWL0〜RWLjの1つのラインに対応して1個ずつ設けられている。なおここでは、1つの冗長ワード線選択回路に、1ラインの冗長ワード線が設けられている場合を説明するが、1つの冗長ワード線選択回路に、複数の冗長ワード線が設けられている場合でも同様である。
【0035】
アドレス信号A0〜Anが入力される冗長ワード線選択回路31-0は、アドレス信号に基づいて冗長ワード線RWL0を活性化するか否を選択し、信号RWLE0を出力する。アドレス信号A0〜Anが入力される冗長ワード線選択回路31-1は、アドレス信号に基づいて冗長ワード線RWL1を活性化するか否を選択し、信号RWLE1を出力する。同様に、冗長ワード線選択回路31-2〜31-jも前述と同様の処理を行い、信号RWLE2〜RWLEjをそれぞれ出力する。ここでは、信号RWLE1〜RWLEjは、活性化するとき“H”(Vccレベル)、活性化しないとき“L”(Vssレベル)となるものとする。
【0036】
さらに、信号RWLE0〜RWLEjは、NOR回路32の入力端にそれぞれ入される。NOR回路32は、信号RWLE0〜RWLEjが全て“L”のとき、すなわち冗長ワード線がいずれも活性化されないとき、信号NWLE=“H”をワード線ドライバ15に出力する。信号NWLEが“H”のとき、正規のワード線がイネーブルになる。
【0037】
次に、冗長制御回路内14の前記冗長ワード線選択回路の詳細について説明する。
【0038】
図3は、前記冗長ワード線選択回路の構成を示すブロック図である。
【0039】
この冗長ワード線選択回路31-0〜31-jは、それぞれヒューズラッチ回路41-0、41-1、…、41-n、イネーブルヒューズラッチ回路42、ディスエイブルヒューズラッチ回路43、比較回路44-0、44-1、…、44-n、及び論理回路45から構成される。
【0040】
前記ヒューズラッチ回路41-0〜41-nと前記比較回路44-0〜44-nは、前記アドレス信号A0〜Anのビット数と同じ数だけ用意されている。
【0041】
前記比較回路44-0の第1入力端にはアドレスA0が入力され、その第2入力端にはアドレスA0に対応するヒューズラッチ回路41-0の出力信号が入力される。同様に、比較回路44-1〜44-nの第1入力端にはアドレスA1〜Anがそれぞれ入力され、それらの第2入力端にはアドレスA1〜Anに対応するヒューズラッチ回路44-1〜44-nの出力信号がそれぞれ入力される。
【0042】
前記論理回路45には、比較回路44-0〜44-nのそれぞれの出力信号、イネーブルヒューズラッチ回路42の出力信号、及びディスエイブルヒューズラッチ回路43の出力信号がそれぞれ入力される。そして、入力された信号の論理合成を行い、冗長ワード線RWL0〜RWLjの活性化の有無を指示する信号RWLE0〜RWLEjをそれぞれ出力する。そして、この冗長ワード線の活性化信号が“H”レベルとなったとき、その冗長ワード線が活性化される。
【0043】
次に、冗長ワード線選択回路内の前記ヒューズラッチ回路の詳細について説明する。
【0044】
図4は、前記ヒューズラッチ回路の構成を示す回路図である。
【0045】
前記ヒューズラッチ回路41-0、41-1、…、41-nは、それぞれ図4に示すように、一方の端子に基準電圧Vssが供給されたヒューズF1と、ゲートにセット信号FSET、ソースにヒューズF1の他方の端子が接続されたnチャネルMOSトランジスタ(以下nMOSトランジスタ)NT1と、ゲートにリセット信号bFRST、ソースに電源電圧Vccが供給され、ドレインに前記nMOSトランジスタNT1のドレインが接続されたpチャネルMOSトランジスタ(以下pMOSトランジスタ)PT1と、入力端に前記nMOSトランジスタNT1とpMOSトランジスタPT1との接続点が接続されたインバータ回路IV1と、入力端に前記インバータ回路IV1の出力端が接続され、出力端に前記インバータ回路IV1の入力端が接続されたインバータ回路IV2と、入力端に前記インバータ回路IV1の出力端が接続され、出力端をこのヒューズラッチ回路の第1出力端とするインバータ回路IV3から構成される。インバータ回路IV1の出力端は、このヒューズラッチ回路の第2出力端となる。そして、第1の出力端からは信号FLATnjが出力され、第2の出力端からは信号bFLATnjが出力される。前記ヒューズF1は、プログラム可能な読み出し専用記憶装置であり、具体的には電気的に回路状態(接続または遮断)を変更できる電気フューズ、あるいはレーザなどにより回路切断が可能なレーザヒューズ、あるいはEEPROMなどからなっている。
【0046】
これらヒューズラッチ回路41-0〜41-nは、図5に示すような初期シーケンスをパワーオンの際に行うことにより、ヒューズF1が切断されていない場合は、第1出力端にVssレベルを出力し、第2出力端にはVccレベルを出力する。ヒューズF1が切断されている場合は、第1出力端にVccレベルを出力し、第2出力端にはVssレベルを出力する。いずれの場合にもパワーオフしない限り、この状態が保持される。
【0047】
また、イネーブルヒューズラッチ回路42は、図6に示すように、前記ヒューズラッチ回路と同様に構成されており、第1出力端からは信号FENBLjが出力される。なお、第2出力端からは出力を取らない。
【0048】
次に、冗長ワード線選択回路内の前記ディスエイブルヒューズラッチ回路43の詳細について説明する。
【0049】
図7は、前記ディスエイブルヒューズラッチ回路の構成を示す回路図である。
【0050】
前記ディスエイブルヒューズラッチ回路43は、図7に示すように、一方の端子に基準電圧Vssが供給されたヒューズF2と、ゲートにセット信号FSET、ソースにヒューズF2の他方の端子が接続されたnMOSトランジスタNT2と、ゲートにリセット信号bFRST、ソースに電源電圧Vccが供給され、ドレインに前記nMOSトランジスタNT2のドレインが接続されたpMOSトランジスタPT2と、入力端に前記nMOSトランジスタNT2とpMOSトランジスタPT2との接点が接続されたインバータ回路IV4と、入力端に前記インバータ回路IV4の出力端が接続され、出力端に前記インバータ回路IV4の入力端が接続されたインバータ回路IV5から構成される。そして、インバータ回路IV4の出力端は、このディスエイブルヒューズラッチ回路の出力端となる。この出力端からは信号bFDISjが出力される。
【0051】
前記ディスエイブルヒューズラッチ回路43は、アドレス用の前記ヒューズラッチ回路41-0〜41-n、またはイネーブル用の前記イネーブルヒューズラッチ回路42からインバータ回路IV3を外した構成である。このディスエイブルヒューズラッチ回路43の出力信号は、前記ヒューズラッチ回路の第2出力端からの出力信号と同様である。よって、ヒューズF2が切断されていない場合はVccレベル、ヒューズF2が切断されている場合はVssレベルが出力される。
【0052】
次に、冗長ワード線選択回路内の前記比較回路の詳細について説明する。
【0053】
図8は、前記比較回路の構成を示す回路図である。
【0054】
前記比較回路44-0〜44-nは、それぞれ図8に示すように、電流通路の一端にアドレス信号が入力され、pMOSトランジスタ側のゲートには前記ヒューズラッチ回路の第2出力端の出力信号bFLATnj、nMOSトランジスタ側のゲートには前記ヒューズラッチ回路の第1出力端の出力信号FLATnjが入力される転送ゲート回路TG1と、入力端にアドレス信号、出力端に前記転送ゲート回路の電流通路の他端が接続されたクロックドインバータ回路CV1から構成される。
【0055】
前記クロックドインバータ回路CV1の回路構成を図9に示す。このクロックドインバータ回路CV1では、pMOSトランジスタPT3のクロックゲートに前記ヒューズラッチ回路の第1出力端の出力信号FLATnjが入力され、nMOSトランジスタNT3のクロックゲートには前記ヒューズラッチ回路の第2出力端の出力信号bFLATnjが入力される。さらに、pMOSトランジスタPT4とnMOSトランジスタNT4からなるインバータ回路の入力端にはアドレス信号が入力される。そして、転送ゲート回路TG1の出力端とクロックドインバータ回路CV1の出力端の接続点からは比較結果を示す信号FCOMPnjが出力される。
【0056】
前記比較回路では、ヒューズラッチ回路の第1出力端がVssレベルで第2出力端がVccレベルの場合、すなわちヒューズラッチ回路のヒューズF1が切断されていない場合には、転送ゲート回路TG1が非活性化され、クロックドインバータ回路CV1が活性化されて、常にアドレス信号の反転状態が比較結果信号FCOMPnjとして出力される。
【0057】
一方、前記ヒューズラッチ回路の第1出力端がVccレベルで第2出力端がVssレベルの場合、すなわち前記ヒューズラッチ回路のヒューズF1が切断されている場合には、転送ゲート回路TG1が活性化され、クロックドインバータ回路CV1が非活性化されて、常にアドレス信号がそのまま比較結果信号FCOMPnjとして出力される。
【0058】
つまり、アドレス信号A0〜Anのそれぞれに対応するヒューズラッチ回路41-0〜41-nでは、前記のヒューズF1が切断されていない場合には、アドレス信号がVssレベルのときに比較結果信号FCOMPnjがVccレベルとなり、ヒューズが切断されている場合には、アドレス信号がVccレベルのときに比較結果信号FCOMPnjがVccレベルとなる。
【0059】
次に、冗長ワード線選択回路内の前記論理回路の詳細について説明する。
【0060】
図10は、前記論理回路の構成を示す回路図である。
【0061】
前記論理回路45は、図10に示すように、複数の入力端を有するNAND回路ND1と、入力端が前記NAND回路ND1の出力端に接続され、出力端が冗長ワード線の活性化を指示する信号RWLEjとなるインバータ回路IV6から構成される。
【0062】
前記NAND回路ND1には、1本のワード線を選択する際に必要なアドレス数に2を加えた数の入力端があり、前記アドレス数分ある比較回路44-0〜44-nの比較結果信号FCOMP0j〜FCOMPnjと、前記イネーブルヒューズラッチ回路42の出力信号FENBLjと、前記ディスエイブルヒューズラッチ回路43の出力信号bFDISjとが入力される。NAND回路ND1に入力されるこれらの信号が全てにVccレベルであるときのみ、前記論理回路から出力される冗長ワード線の活性化を指示する信号RWLEjはVccレベルとなる。
【0063】
このように構成された冗長制御回路14の動作を説明する。
【0064】
前記冗長制御回路14では、冗長ワード線選択回路内のディスエイブルヒューズラッチ回路43の出力信号bFDISjが、論理回路を構成するNAND回路ND1の入力端に入力される。このため、ディスエイブルヒューズラッチ回路43のヒューズF2が切断されていない場合、すなわち出力信号bFDISjとしてVccレベルが出力されている場合、冗長制御回路14は、図18に示す従来の回路と全く同じ動作をすることになる。
【0065】
しかし、一旦、ヒューズF2が切断されると、すなわち常に出力信号bFDISjとしてVssレベルが出力される状態になると、他のヒューズラッチ回路の状態やアドレス信号の状態に係わらず、論理回路45の出力信号RWLEj、すなわち冗長ワード線の活性化を指示する信号は常にVssレベルとなる。この結果、ヒューズF2が切断されたディスエイブルヒューズラッチ回路43を有する冗長ワード線選択回路(ヒューズセット)に対応する冗長ワード線は、もはや2度と使用できなくなる。
【0066】
以上により、通常はこのディスエイブルヒューズラッチ回路43のヒューズF2を切断しないが、置き換えに使用した冗長メモリセルが不良状態となったときに、この冗長メモリセルに対応するディスエイブルヒューズラッチ回路43のヒューズF2を切断する。こうして不良の冗長メモリセルを使用不可能にした上で、改めて本来置き換えを行わなければならない不良メモリセルを、別の未使用の冗長メモリセルに置き換える。このような置き換えを行うことにより、前記半導体記憶装置の歩留まりを向上させることができる。
【0067】
また、置き換えを行う前の冗長メモリセルのテストにより不良であることがわかったときに、不良の冗長メモリセルに対応するディスエイブルヒューズラッチ回路43のヒューズF2を切断し、この不良の冗長メモリセルを2度と使用できなくする。このように冗長制御回路自体にテスト結果を記憶させることにより、テスト結果を外部に記憶させておく必要がなくなり、作業効率を向上させることができる。
【0068】
以上説明したようにこの第1の実施の形態によれば、冗長回路に冗長メモリセルの使用を不可能にする機能を追加することにより、冗長回路自体にテスト結果を記憶させることができ、さらに一旦使用することになった冗長メモリセルに不良が生じた場合でも、そのメモリセルを使用不可能にし、未使用の正常な冗長メモリセルに置き換え直すことを可能にして、歩留まりを向上させることができる半導体記憶装置を提供することが可能である。
【0069】
なお、前記第1の実施の形態では、冗長メモリセルに対応する冗長ワード線を使用不可能にする場合を説明したが、冗長メモリセルに対応する冗長ビット線対に対しても同様の手法にて使用不可能にすることができる。
【0070】
次に、前記第1の実施の形態の変形例として、アドレス信号が供給される比較回路の入力部の前段に、インバータ回路を追加してアドレス信号が供給される信号線(アドレス)から見た容量が一定になるような回路構成としてもよい。その他の構成は、前記第1の実施の形態と同様である。
【0071】
図11に示すように、各冗長メモリセルを選択するための冗長ワード線RWL0〜RWLjごとに対応するヒューズセット0〜ヒューズセットjが存在し、アドレスA0〜Anがそれぞれのヒューズセットに入力される方式の場合、ヒューズF1を切断するかまたは切断しないか(転送ゲート回路TG1が活性化またはクロックドインバータCV1が活性化)で、アドレス線から見た容量は異なる。すなわち、転送ゲート回路TG1が活性化されているときは、その後段の多数の入力端を持つNAND回路ND1のゲート容量も付加される。
【0072】
このような容量の変化は、アドレス線が接続される個所が1つであるならば、実質的に気にならないはずである。しかし、この方式のように複数個所に1本のアドレス線が接続されているときは、1個所での容量の変化が小さくても、複数個所ではそれらを合わせたものとなるため、無視できなくなる。
【0073】
例えば、アドレス線が接続される個所が1つであるとして、クロックドインバータ回路CV1が活性化されている場合にはアドレス線に付加される容量が10fF、一方、転送ゲート回路TG1が活性化されている場合にはその後段のゲート容量5fFも加算されて計15fFであるとする。
【0074】
この場合、一個所での容量差はたった5fFだが、チップ全体で100本の冗長ワード線が存在する(1つのアドレス線が100個所に接続される)場合を考えてみる。ここで、仮にアドレスA0は対応するヒューズF1が全て切断され、アドレスA1はヒューズF1が全て切断されていないとする。すると、A0のアドレス線には15fF×100=1.5pF、A1のアドレス線には10fF×100=1pFの容量が付加される。このとき、容量の差は0.5pFとなり、もはや無視できないものとなる。
【0075】
これを解決するために、図12に示すように、前記転送ゲート回路TG1及びクロックドインバータ回路CV1の前段に2つのインバータ回路IV71、IV72を追加し、ヒューズ切断の影響がアドレス線に及ばないようにする。また、これらインバータ回路を入れることで、1個所あたりでの付加される容量が削減できる。
【0076】
すなわち、インバータ回路が無い場合には、クロックドインバータ回路CV1と転送ゲート回路TG1で生じる容量がアドレス線に付加されるが、インバータ回路を追加した場合には、アドレス線にそのインバータ回路のみの容量しか付加されなくなる。複数個所でこのように容量を削減できるため、その削減効果は大きなものとなる。このように、インバータ回路を追加することにより、アドレス線から見た(アドレス線に付加される)容量を一定することができる。その他の作用及び効果については、前記第1の実施の形態と同様である。
【0077】
以上説明したようにこの第1の実施の形態の変形例によれば、冗長回路に冗長メモリセルの使用を不可能にする機能を追加することにより、冗長回路自体にテスト結果を記憶させることができ、さらに一旦使用することになった冗長メモリセルに不良が生じた場合でも、そのメモリセルを使用不可能にし、未使用の正常な冗長メモリセルに置き換え直すことを可能にして、歩留まりを向上させることができる半導体記憶装置を提供することが可能である。
【0078】
さらに、アドレス信号が供給される比較回路の入力部の前段に、インバータ回路を追加することにより、アドレス線に付加される容量を一定に削減することができる。
【0079】
[第2の実施の形態]
次に、この発明の第2の実施の形態の半導体記憶装置について説明する。
【0080】
メモリとロジックを混載する混載LSIでは、用途によって必要となるメモリ容量が異なる。このため、メモリ容量が異なる混載LSIをいくつも設計しなければならないが、メモリ容量を除きその他のロジックや冗長回路などは共通に使用できる場合が少なくない。このような場合、メモリ部分のみを新規に設計し、その他のロジックや冗長回路を共用できるようにすれば、設計時の負担を軽減することができる。
【0081】
この第2の実施の形態は、メモリ容量が異なる複数の半導体装置に対し、冗長回路を共用して本発明を適用した一例を示すものである。ここでは、容量が2MBと1MBのメモリセルアレイに対し、同じ冗長回路、同じ冗長メモリセルアレイを用いる場合を例に取り説明する。
【0082】
図13は、2MBの容量を持つ半導体記憶装置のメモリ部の簡単な構成を示す図である。図14は、前記半導体記憶装置における冗長制御回路内の冗長ワード線選択回路の構成を示すブロック図である。
【0083】
この半導体記憶装置では、メモリセルアレイ51内の正規のワード線WL0〜WL1023の各々を区別するために、10ビットのアドレス信号A0〜A9が必要となる。正規のワード線を冗長メモリセルアレイ52内の冗長ワード線RWL0〜RWL15に置き換える場合に、置き換えたいワード線の情報を記録(プログラム)するには当然10ビットのデータ(ヒューズ)が必要である。よって、この冗長ワード線選択回路には、ヒューズラッチ回路41-0〜41-9が備えられ、これらヒューズラッチ回路41-0〜41-9に置き換えたいワード線の情報が記録(プログラム)されている。その他の構成は、ディスエイブルヒューズラッチ回路43を除いて図3に示した冗長ワード線選択回路を有する半導体記憶装置と同様である。
【0084】
このように構成された前記2MBの半導体記憶装置内の冗長制御回路を、1MBの半導体記憶装置に用いる場合を説明する。
【0085】
図15は、1MBの容量を持つ半導体記憶装置のメモリ部の簡単な構成を示す図である。図16は、前記半導体記憶装置における冗長制御回路内の冗長ワード線選択回路の構成を示すブロック図である。
【0086】
1MBの半導体記憶装置では、メモリセルアレイ53内の正規のワード線WL0〜WL511の各々を区別するために9ビットのアドレス信号A0〜A8があればよく、2MBの場合に用いていたA9はワード線のデコードに用いられず不必要である。正規のワード線を、冗長メモリセルアレイ54内の冗長ワード線RWL0〜RWL15と置き換える際にも、9ビットのヒューズラッチ回路41-0〜41-8があればよく、A9に対応する10ビット目のヒューズラッチ回路41-9が余ってしまう。このヒューズラッチ回路41-9と比較回路44-9を、図16に示すように、ディスエイブルヒューズラッチ回路55に利用する。
【0087】
図17は、前記ディスエイブルヒューズラッチ回路の構成を示す回路図である。このディスエイブルヒューズラッチ回路は、前記ヒューズラッチ回路と前記比較回路を接続した構成であり、本来はアドレスが入力される比較回路部分の入力端にVssを供給することでディスエイブルヒューズラッチ回路として活用するものである。その他の構成は、図1に示した第1の実施の形態の半導体記憶装置と同様である。
【0088】
このように、第1のメモリ容量(2MB)の半導体記憶装置でヒューズラッチ回路と比較回路に使用していた回路を、第1のメモリ容量と異なる第2のメモリ容量(1MB)の半導体記憶装置でディスエイブルヒューズラッチ回路として利用すれば、新規に冗長制御回路の設計作業を行う必要がなく、設計時の負担を軽減することができる。
【0089】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、冗長回路に冗長メモリセルの使用を不可能にする機能を追加することにより、予め行った冗長メモリセルのテスト結果を冗長回路自体に記憶させることができ、さらに一旦使用することになった冗長メモリセルに不良が生じた場合でも、そのメモリセルを使用不可能にし、未使用の正常な冗長メモリセルに置き換え直すことを可能にして、歩留まりを向上させることができる半導体記憶装置を提供することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態の半導体記憶装置の構成を示すブロック図である。
【図2】前記半導体記憶装置に設けられた冗長制御回路の構成を示す回路図である。
【図3】前記冗長制御回路内の冗長ワード線選択回路の構成を示すブロック図である。
【図4】前記冗長ワード線選択回路内のヒューズラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図5】パワーオンの際に行われる初期シーケンスを示すタイミングチャートである。
【図6】前記冗長ワード線選択回路内のイネーブルヒューズラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図7】前記冗長ワード線選択回路内のディスエイブルヒューズラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図8】前記冗長ワード線選択回路内の比較回路の構成を示す回路図である。
【図9】前記比較回路内のクロックドインバータ回路の構成を示す回路図である。
【図10】前記冗長ワード線選択回路内の論理回路の構成を示す回路図である。
【図11】前記冗長制御回路におけるアドレス線の接続を示す回路図である。
【図12】前記冗長制御回路におけるアドレス線から見た容量が一定になる回路構成の一例を示す回路図である。
【図13】2MBの容量を持つ半導体記憶装置のメモリ部の簡単な構成を示す図である。
【図14】前記半導体記憶装置における冗長制御回路内の冗長ワード線選択回路の構成を示すブロック図である。
【図15】1MBの容量を持つ半導体記憶装置のメモリ部の簡単な構成を示す図である。
【図16】前記半導体記憶装置における冗長制御回路内の冗長ワード線選択回路の構成を示すブロック図である。
【図17】前記冗長ワード線選択回路内のディスエイブルヒューズラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図18】従来の冗長回路の構成を示すブロック図である。
【図19】前記冗長回路内のヒューズラッチ回路の構成を示す回路図である。
【図20】前記冗長回路内の比較回路の構成を示す回路図である。
【図21】前記冗長回路内の論理回路の構成を示す回路図である。
【符号の説明】
11…アドレスバッファ
12…行デコーダ
13…列デコーダ
14…冗長制御回路
15…ワード線ドライバ
16…I/Oゲート
17…冗長ワード線ドライバ
18…メモリセルアレイ
19…冗長メモリセルアレイ
20…センスアンプ
21…入力バッファ
22…出力バッファ
31-0、31-1、〜、31-j…冗長ワード線選択回路
32…NOR回路
41-0、41-1、〜、41-n…ヒューズラッチ回路
42…イネーブルヒューズラッチ回路
43…ディスエイブルヒューズラッチ回路
44-0、44-1、〜、44-n…比較回路
45…論理回路
51…メモリセルアレイ
52…冗長メモリセルアレイ
53…メモリセルアレイ
54…冗長メモリセルアレイ
WL0、WL1、〜、WLi…ワード線
RWL0、RWL1、〜、RWLj…冗長ワード線
Claims (4)
- データを記憶するために通常使用されるエレメントと、
前記エレメントが不良エレメントである場合に、代わりに使用される予備エレメントと、
プログラム可能な読み出し専用記憶部に記憶されるアドレスと外部から入力されるアドレスの比較結果に応じて、前記エレメントと前記予備エレメントのいずれを使用するかを選択する冗長制御回路とを具備し、
前記冗長制御回路は、前記予備エレメントを使用不可能にする機能を有し、
容量の異なる2種類以上の半導体記憶装置に対し、同じ冗長制御回路および同じ予備エレメントを採用する際、容量が最も大きい半導体記憶装置でのみ活用され、それ以外の半導体記憶装置では使用しないアドレスに対応するプログラム可能な読み出し専用記憶部を、前記それ以外の半導体記憶装置において、前記予備エレメントを使用不可能にする手段として用いることを特徴とする半導体記憶装置。 - 前記プログラム可能な読み出し専用記憶部は、パッケージング後においても記憶情報の変更が可能であることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記冗長制御回路において、アドレスが供給される信号線に付加される寄生容量は前記プログラム可能な読み出し専用記憶部に不良エレメントのアドレスを記憶する前後で一定であることを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
- 前記半導体記憶装置は、前記予備エレメントを試験する手段を具備することを特徴とする請求項1に記載の半導体記憶装置。
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