JP3905523B2 - 時計バンドのバックル - Google Patents

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本発明は、時計バンドのバックルに関する。
従来から、時計バンドのバックルは、1動作で確実に係止されるものや、その係止を1動作で解除するものが提供されてきている。例えば、雄と雌とからなる係止部材を重ね合わせて係合させることによって、バックルを係止させるものが提供されている(特許文献1、特許文献2、及び特許文献3を参照。)。特許文献1に記載されるバックルは、上側係止孔に下側の係止突起を嵌合させ、さらに、前記上側係止孔内部に装置される挟持部材で前記係止突起を挟持して係止する機構となっている。前記挟持部材は、バックルの幅方向に、バックルから突出する操作部を有する。前記操作部を押圧すると、該操作部は前進して前記挟持部材による係止を解除し、前記雄雌部材の係止は外れるものとなっている。
しかしながら、前記のバックルにあっては、前記操作部が何らかの誤操作によって押されてしまうと、前記係止突起の挟持は解除され、腕時計は腕から簡単に外れてしまう問題があった。
特開2003−259905号公報 特開平11−56412号公報 実公平6−36728号公報
本発明は、前記の事情に鑑みなされたものであって、係止解除操作がシンプルでありながらも、雌雄からなる係止部材の係止を、より強固なものとした時計バンドのバックルを提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、以下の手段の時計バンドのバックルを提供する。
請求項1に係る発明は、重ね合わせた状態で係止解除機構を介して係脱可能に係止する上側係止部材と下側係止部材とを備える時計バンドのバックルであって、前記係止解除機構は、前進状態になると前記上側係止部材と前記下側係止部材との係止を解除する操作部を備え、前記上側係止部材に取り付けられるロック機構本体と、前記ロック機構本体に移動自在に取り付けられると共に、前記操作部の前進動作を規制することが可能なストッパ部を有し、前記操作部が後退状態である場合に前記ロック機構本体に対して前進することで、前記ストッパ部によって前記操作部の前進動作を規制させるプレート部材とからなるロック機構を備え、前記ロック機構本体と前記プレート部材との間には、凹部と凸部とで構成され、前記凹部と前記凸部とが互いに嵌合することで、前記プレート部材を、前記操作部の前進動作を規制する前進状態と、前記操作部の前進動作を規制しない後退状態とで、前記ロック機構本体に係合保持する係止手段を設けたことを特徴とする。
この発明に係る時計バンドのバックルにおいては、プレート部材のストッパ部は前記係止解除機構の操作部に係止するので、係止解除機構の操作部の前進は阻止されるものとなる。すなわち、前記上側及び下側係止部材による係止を解除するには、前記ストッパ部の係止を外した後に、前記係止解除機構によって係止を解除しなければならない。従って、前記上側及び下側係止部材による係止を外すには、前記二段階の操作をしなければならず、該係止は外れ難いものとなる。
ここで、前記ストッパ部が前進して前記係止解除機構の操作部と係止した場合、前記プレート部材も共に前進することになる。そして、前進したプレート部材はロック機構本体に、係止手段の凹部と凸部とが互いに嵌合することによって係合保持される。また、前記ストッパ部が後退して前記係止解除機構の操作部と係止されていない(解除)場合には、前記プレート部材も共に後退することになって、プレート部材はロック機構本体に、係止手段の凹部と凸部とが互いに嵌合することによって係合保持される。これによって、ストッパ部の前進後退は、前記係合保持によって固定される位置が生まれる。従って、ストッパ部の前進後退は、より確実になされるものとなる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の時計バンドのバックルにおいて、前記ストッパ部の前進方向は、前記係止解除機構の前進方向と異なる方向であることを特徴とする。
この発明に係る時計バンドのバックルにおいては、ストッパ部を係止させるための前進方向と、前記係止部材の係止を解除するための前進方向とは、異なる方向で構成されるものとなる。従って、バックルに対して一方向から何らかの力がかかったとしても、前記ストッパ部と係止解除機構は同時に前進しないものとなり、前記上側及び下側係止部材による係止は外れ難いものとなる。
請求項に係る発明は、請求項1または請求項2に記載の時計バンドのバックルにおいて、前記プレート部材は、外部から識別可能な視認部を備え、前記視認部は、前記プレート部材の前進状態あるいは後退状態で、バックル本体に挿入可能に形成されることを特徴とする。
この発明に係る時計バンドのバックルにおいては、視認部は、前記ストッパ部が後退して前記係止解除機構と係止されていない(解除)場合、外部から視認できるものとなる。
また一方で、前記視認部は、前記ストッパ部が前進して前記係止解除機構と係止された場合、前記視認部はバックル本体に挿入されて、外部から視認できないものとなる。従って、操作者は、前記ストッパ部が係止解除機構に係止されているか否かを、前記視認部が視認できる否かで判断することができるものとなる。
この発明に係る時計バンドのバックルによれば、バックル解除作動がシンプルでありながら、上側及び下側(雌雄)係止部材による係止を強固なものとすることができる。
本発明に係る時計バンドのバックルの実施形態について、図1から図10に示しながら説明する。なお、図1は本発明に係る時計バンドのバックルの斜視図、図2は二つ折りバンド(下側係止部材)の斜視図、図3は上蓋体の上面図、図4は図3に示す上蓋体の左側から見た側面図、図5は係止解除機構の断面図及びガイドの側面図、図6はロック機構本体の上面図及び側面図、図7はプレート部材の上面図及び下面図である。
本実施形態の腕時計のバンドのバックル1は、一般の腕時計バンドのバックルと同じく、腕時計のバンドを締めたり緩めたりする手段として、広く用いられているものである。前記バックル1は、図1に示すように、大きくは、上側係止部材10と下側係止部材60とから構成される。前記バックル1は、一般の腕時計バンドのバックルと同じく、前記上側係止部材10の一端11と前記下側係止部材の一端62とには、腕時計を手首に保持するバンド71とバンド72とがヒンジ結合されている。本実施形態のヒンジ結合は、結合される互いの部材にピン孔を設け、該ピン孔に金属ピンを挿入して端部を固着し、ヒンジを形成してなるものである。なお、以下に記載されるヒンジ結合も、同様な構成となっている。
下側係止部材60は、図2に示すように、第1板体61の端部69と第2板体65の端部69とは、互いにピン孔が設けられ、金属ピンを介してヒンジ結合なされて、回動自在に構成されている。前記第1板体61は、前記端部69の反対端部に、腕時計バンドとヒンジ結合するためのピン孔62が形成される。また、第1板体61自体は、第2板体65の嵌合部66にぴったりと嵌るような大きさで形成されると共に、板体61中央近くに、凹状の係止凹部63が形成されている。前記第1板体61においては、係止突起64が、中央から前記腕時計バンド端部寄りに釘が刺さるかのように、突出して形成されている。前記係止突起64は、後に詳述するが、係止解除機構の係止孔32に係合するものであって、上側係止部材10と下側係止部材60とが重ねあわされたときに、前記上下の係止部材10,60を係止するためのものである。
一方、前記第2板体65は、前記端部69の反対端部に、前記上側係止部材10の一端12にヒンジ結合するためのピン孔68が端部を巻くように形成される。また、第2板体65は、前記第1板体61を嵌めるための嵌合部66が、板体内部を刳り貫く様に形成されると共に、該嵌合部66には、前記係止凹部63に係止する係止板部67が形成されている。前記したように、第1板体61と第2板体65とは、ヒンジ結合により回動し、ぴったりと一つの板体になるように嵌り込むものとされる。そして、前記係止板部67は、前記係止凹部63を係止させ、前記第1板体61と第2板体65との嵌合を、がたつき無く安定したものとなる。なお、前記第1板体61及び第2板体65は、腕時計装着時の着け心地を良くするため、重ね合わせた状態では、手首形状に合わせて緩やかな凹状になるよう形成されている。
次に、前記上側係止部材10について説明する。前記上側係止部材10は、上蓋体20と、係止解除機構30と、ロック機構40とから構成される。
前記上蓋体20は、図3及び図4に示すように、上面部21と、幅方向左右の左右側面部22とから構成され、バックル1の外観を形成するものである。前記上蓋体20は、バンド連結方向20a及び幅方向20bに、緩やかな凸円弧面が描かれる曲面で形成され、上面中央片側20cに、四角形の上面刳り貫き部23が形成される。また、左右側面部22には、四角形の側面刳り貫き部24が設けられると共に、該側面刳り貫き部24の両側25a,25bは突起するように形成され、前記側面刳り貫き部24は滑らかな凹状に形成されている。
前記上面刳り貫き部23は、後に説明するプレート部材51の取手部55が突出して設けられると共に、視認部58が視認できるように設けられるためのものである。前記上面刳り貫き部23は、取手部55を掴みやすいように、刳り貫かれる端面26は、刳り貫き部23の中心に向かって傾斜するように加工されている。また、前記側面刳り貫き部24は、後に説明する係止解除機構30の操作部37を貫設するために設けられるものであり、操作部37の大きさに合わせて刳り貫かれるように形成されている。なお、本実施形態の側面刳り貫き部24は、凹状に形成され、操作部37を操作した際の指のフィット感を高めている。
図4に示される前記上蓋体20の前記側面刳り貫き部24の左側は、下側係止部材60の端部68とヒンジ結合するためのヒンジ孔26が形成されると共に、右側は、腕時計のバンドの端部とヒンジ結合するためのヒンジ孔27a,27b,27cが、3箇所に設けられている。前記3箇所のヒンジ孔27a,27b,27cは、腕時計バンドを所望の長さにするために設けられるものであり、腕時計のバンドの端部は、3箇所のうちいずれかにヒンジ結合されるものであれば良い。なお、前記上蓋体20は、バックルのデザインに応じて種々の形状を採用することができ、本実施形態の限定されるものではない。
次に、係止解除機構30について説明する。係止解除機構30は、図5(a)に示すように、カバー体31中央に前記下側係止部材60の係止突起64を嵌合する係止孔32が設けられると共に、前記カバー体31内にはガイド33a,33b及びバネ34a,34bが両側一対になるように装置されている。前記ガイド33a,33bは、図示するように、鉤形状に形成され、前記係止孔32を挟み込むように対に配設される。前記ガイド33a,33bのガイド端部33c,33dは、対になって挟み込むことによって嵌合孔36を形成する。前記嵌合孔36は、前記係止突起64を嵌合して係止する部分である。
また、前記カバー体31は、前記バネ34a,34bを突出して係止する付勢部35a,35bが設けられている。そして、前記バネ34a,34bの一側端部は前記付勢部35a,35bに係止し、他側端部は前記ガイド33a,33bの係止部33e,33fに係止する。従って、前記バネ34a,34bは、そのバネ自身の付勢により、前記ガイド33a,33bを外側に向かって付勢する。それに伴って、前記嵌合孔36は狭小に構成され、前記係止突起64の最短径よりも狭小となり、前記係止突起64を好適に挟持して係止する。
前記ガイド33a,33bの外側には、前記カバー体31から幅方向外側に突出して形成される操作部37a,37bが設けられている。前記操作部37a,37bは、前記ガイド33a,33bを内側に押圧して、前進させるために設けられるものである。すなわち、前記操作部37a,37bを内側に押圧すると、前記ガイド33a,33bは内側に前進し、前記嵌合孔36を形成するガイド端部33c,33dを外側に前進させ、該嵌合孔36は拡開する。従って、前記係止突起64は、嵌合孔36の挟持が外れ、該係止解除部材30との係止は解除されるものとなる。
なお、図5(b)に示されるように、本実施形態の操作部37a,37bは、前記上蓋体20の側面刳り貫き部22から外側に貫いて設けられると共に、厚み方向に突出して形成される規制部38a,38bが備えられている。規制部38a,38bは、前記操作部37a,37bの内側の部分に位置し、ロック機構40のストッパ部54に当接して、前記ガイド33a,33bの前進を阻止する。
次に、ロック機構40について説明する。ロック機構40は、前記上蓋体20の裏面に取り付けられるロック機構本体41(図6参照)と、前記ロック機構本体41に移動自在に取り付けられるプレート部材51(図7参照)とから構成され、前記係止突起64との係止を解除する前記係止解除機構30をロックするものである。なお、前記ロック機構本体41は、上蓋体20の裏面側に当接する上蓋体当接部42と、プレート部材51を挟持して摺動自在に保持するプレート部材摺動保持部43とが備えられている。
前記上蓋体当接部42は、前記した上蓋体20の上面部21にぴったりと合わさるように形成されている。すなわち、上蓋体当接部42は、上蓋体20の上面部21形状に合わせた緩やかな曲面が形成されると共に、側面も上蓋体20の左右側面部22に合わせて、バンドの端部71がヒンジ結合されるように、金属ピン取付孔を3箇所44a,44b,44cに形成されている。また、前記プレート部材摺動保持部43は、上保持部43aと下保持部43bとから構成され、前記上保持部43aは、前記上蓋体当接部42と同様に前記上蓋体20の上面部21に合わせて緩やかな曲面が形成されている。下保持部43bは、図示するように、中央に収容孔45が形成されている。前記収容孔45は、前記係止突起64が前記嵌合孔36に嵌った場合、前記係止突起64の上部が、支え無く収まるように形成されるものである。そして、下保持部43bの端部は、上側に山形に突出する凸部46が形成されている。前記凸部46は、後に詳述するプレート部材51の前進凹部56及び後退凹部57に嵌合するものである。なお、上下保持部43a,43bが構成する前記プレート部材摺動保持部43は、プレート部材51のプレート部52を摺動自在に挟持する隙間が形成されている。
プレート部材51は、前記ロック機構本体41の上保持部43aと下保持部43bとに挟持されて摺動する部材であって、図7(a)及び(b)に示すように、プレート部52と、前記プレート部52の幅方向両外側と裏面側中央に設けられる摺動部53と、前記摺動部53のさらに幅方向両外側に設けられるストッパ部54と、前記プレート部52の進退方向垂直に突出して設けられるに取手部55とが備えられている。
プレート部52は、平板状に形成され、前記上蓋体20の上面刳り貫き部に当接する部分であり、後に詳述する視認部58が備えられる部分である。前記プレート部52は、視認しやすいように平面で形成され、その裏面側は、前記下保持部43bに当接して摺動するように構成されている。摺動部53aは、前記プレート部52の幅方向両外側に形成されるものであって、前記ロック機構本体41の上保持部43aに当接して摺動する部分である。従って、前記摺動部53の形状は、前記上保持部43aと同様な形状の平面で形成されている。ストッパ部54は、前記摺動部53aの幅方向両外側に下方に折り曲げられながら外側に突出して形成される。前記ストッパ部54は、前記係止解除機構30の規制部38に係止して該係止解除機構30の前進操作を阻止する。前進操作の阻止については、後に詳述する。取手部55は、前記プレート部52の進退方向に垂直となる形で、上側に突出するように折り曲げられて形成される。前記取手部55は、前記したように、上蓋体20の上面刳り貫き部23から突出して設けられ、前記プレート部材51の前後進退の操作をできるようにするものである。なお、プレート部材51には、視認部58が備えられている。視認部58は、前記プレート部材51のプレート部52に設けられるものであって、本実施形態では『LOCK』と記載され、視認できるように構成されている。
一方、図7(c)に示すように、前記プレート部材52は、裏面側に、前進凹部56及び後退凹部57が形成される。前進凹部56は、上面側に突出するように凸状に折り曲げて形成される取手部55の裏側凹部に相当する。また、後退凹部57は、前記前進凹部56からプレート部52側に向かった途中のところで削り落とされるように設けられている。前記前進凹部56及び後退凹部57は、プレート部材51の前進後退に合わせて、前記ロック機構本体41に設けられる凸部46に嵌合するものである。なお、裏面側中央は、前記下保持部43bに当接する摺動部53bとなる。
以上の部材から構成された上側係止部材10は、上から順に、上蓋体20、ロック機構40(ロック機構本体41、プレート部材51)、係止解除機構30と位置し、前記係止解除機構30の操作部37を、前記上蓋体20の側面刳り貫き部24に貫設させることによって、全ての部材を一体にして構成されている。
次に、バックル1のアンロック状態、及びロック状態についての作動について説明する。ここで、バックルのアンロック状態とは、前記係止突起64が前記係止解除機構30の嵌合孔36に嵌合され係止している際、前記係止解除機構30操作部37を押圧すると、前記係止が解除される状態をいう。そして、バックルのロック状態とは、前記係止している際、前記係止解除機構30操作部37を押圧しても、前記係止が解除される状態をいう。
図8は、前記バックル1のロック機構40がアンロック状態である場合を示す図である。図8(a)に示されているように、プレート部材51は、前記ロック機構本体41の上保持部43aと下保持部43bとに挟持され、摺動自在に構成されている。アンロック状態では、前記ロック機構本体41の凸部46は、プレート部材51の後退凹部57に嵌合して係止して後退状態が維持されている。すなわち、バックル1のアンロック状態が維持されている。この場合、図8(b)に示すバックル1もから分かるように、前記プレート部材51のストッパ部54は、前記係止解除機構30操作部37の裏側に当たる規制部38に係止されていない。すなわち、ロック機構40がアンロック状態である場合、前記係止解除機構30の操作部37は、阻止されること無く前進することができる。従って、前記係止突起64が嵌合孔36に嵌合され係止している際、前記操作部37を前進させて前記嵌合孔36を拡開させ、前記係止突起64の係止を解除することができる。これによって、前記上側係止部材10と下側係止部材60との係止が外れるものとなる。
これに比して、図9は、前記バックル1のロック機構40がロック状態である場合を示す図である。図9(a)に示されているように、ロック状態では、前記ロック機構本体41の凸部46は、プレート部材51の前進凹部56に嵌合して係止して前進状態が維持されている。すなわち、バックル1のロック状態が維持されている。この場合、図9(b)に示すバックル1からも分かるように、前記プレート部材51のストッパ部54は、前記プレート部材を前進させたことによって、前記係止解除機構30操作部37の裏側に当たる規制部38に係止されることになる。すなわち、ロック機構40がロック状態である場合、前記係止解除機構30の操作部37は、前進することを、前記係止によって阻止されることになる。従って、前記係止突起64が嵌合孔36に嵌合され係止している際、規制部にストッパ部が係止しているため、前記操作部37を前進させることができず、前記嵌合孔36を拡開させることもできないため、前記係止突起64の係止を解除することもできない。これによって、前記上側係止部材10と下側係止部材60との係止が外れないものとなる。
また、本実施形態では、図10(a)に示すように、前記ストッパ部54が後退状態、すなわちアンロック状態の場合は、前記視認部58に記載される『LOCK』は外部から視認できるように構成されている。また一方、図10(b)に示すように、前記ストッパ部54が前進状態、すなわちロック状態の場合は、前記視認部58の『LOCK』はバックル本体である上蓋体20に挿入されるものとなる。従って、前記視認部58に記載された『LOCK』は、外部から視認できない構成となっている。これにより、バックル1がアンロック状態であるか、また、ロック状態であるかを、操作者は一目で判断できるものとなる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜の選択が可能である。
例えば、本実施形態の係止解除機構及びロック機構は、前記上側係止部材に備えられるものとなっているが、本実施形態に限定されず、下側係止部材に備えられるものとしてもよい。また、ロック機構のストッパ部は、ロック機構が前進して係止するものであれば、適宜な位置に構成することができる。さらに、前記係止手段は凸部と凹部との嵌着によるものであったが、これに限定されず、係止されるものであるならば適宜なものを選択することができる。
また、前記視認部58の識別形式は前記の形態に限定されず、識別可能に構成されるものであれば、何ら問題はない。例えば、前記ロック機構40の前進状態で、ロックされていることが分かるように色が付されていたものが、後退状態で、バックル本体に付された色が挿入されて見えなくなり、アンロックであることが分かるように識別できるものであれば、本発明の技術範囲から逸脱しない。
本発明に係る時計バンドのバックルの斜視図である。 二つ折りバンド(下側係止部材)の斜視図である。 上蓋体の上面図である。 図4に示す上蓋体の左側から見た側面図である。 係止解除機構の断面図及びガイドの側面図である。 ロック機構本体の上面図及び側面図である。 プレート部材の上面図及び下面図である。 アンロック状態のロック機構の上面図、横断面図、下面図である。 ロック状態のロック機構の上面図、横断面図、下面図である。 アンロック及びロック状態のバックルを示す上面図である。
符号の説明
1 バックル
10 上側係止部材
20 上蓋体(バックル本体)
30 係止解除部材
40 ロック機構
41 ロック機構本体
46 凸部(ロック機構本体に係合保持する係止手段)
51 プレート部材
54 ストッパ部
56 前進凹部(ロック機構本体に係合保持する係止手段)
57 後退凹部(ロック機構本体に係合保持する係止手段)
58 視認部
60 下側係止部材

Claims (3)

  1. 重ね合わせた状態で係止解除機構を介して係脱可能に係止する上側係止部材と下側係止部材とを備える時計バンドのバックルであって、
    前記係止解除機構は、前進状態になると前記上側係止部材と前記下側係止部材との係止を解除する操作部を備え、
    前記上側係止部材に取り付けられるロック機構本体と、前記ロック機構本体に移動自在に取り付けられると共に、前記操作部の前進動作を規制することが可能なストッパ部を有し、前記操作部が後退状態である場合に前記ロック機構本体に対して前進することで、前記ストッパ部によって前記操作部の前進動作を規制させるプレート部材とからなるロック機構を備え、
    前記ロック機構本体と前記プレート部材との間には、凹部と凸部とで構成され、前記凹部と前記凸部とが互いに嵌合することで、前記プレート部材を、前記操作部の前進動作を規制する前進状態と、前記操作部の前進動作を規制しない後退状態とで、前記ロック機構本体に係合保持する係止手段を設けたことを特徴とする時計バンドのバックル。
  2. 前記ストッパ部の前進方向は、前記係止解除機構の前進方向と異なる方向であることを特徴とする請求項1に記載の時計バンドのバックル。
  3. 前記プレート部材は、外部から識別可能な視認部を備え、
    前記視認部は、前記プレート部材の前進状態あるいは後退状態で、バックル本体に挿入可能に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の時計バンドのバックル。
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