JP3904487B2 - 自動車用フリーラックの衝撃吸収構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車のインストルメントパネルに配設されたフリーラックの衝撃吸収構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に自動車においては、フロントシートの前方に配設されたインストルメントパネルの助手席側に小物を収納するフリーラックを配設する場合がある。この種のフリーラックを配設する場合、収納容量を確保する観点から、ラック本体の底部をできるだけ深くするとともに、車幅方向寸法を大きくし、さらにラック本体の車幅方向略全長に渡って収納開口を形成した構造とするのが一般的である。この場合、ラック本体の剛性を高めるとともに、使用性の向上を図るために仕切り板を設けることが有効である。
【0003】
ところで、上記ラック本体に仕切り板を配置する場合には、車両の衝突等によってフリーラックに衝撃力が加わった場合、仕切り板によりラック本体の剛性が高くなる分だけ衝撃吸収機能が低下するという懸念がある。
【0004】
そこで衝撃吸収機能を高めるために、従来、仕切り板とグローブボックスの前壁との間に衝撃力を吸収する隙間を設けた構造が提案されている(実開平5−67559号公報参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来公報のように、仕切り板とグローブボックス前壁との間に隙間を設ける構造とした場合には、この隙間の設定の如何によっては衝撃力により仕切り板が前壁に突き当たって底付きし、衝撃吸収機能が十分に得られない場合がある。ここで、上記隙間を大きくすることが考えられるが、このようにした場合にはラック本体の剛性及び使用性が損なわれるという問題が生じる。
【0006】
本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされたもので、ラック本体の剛性及び使用性を損なうことなく、衝撃力の吸収機能を確保できる自動車用フリーラックの衝撃吸収構造を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、フロントシートの前方に配置されたインストルメントパネルに配設され、収納開口を有するラック本体を備えた自動車用フリーラックの衝撃吸収構造において、上記ラック本体内に仕切り板を、該ラック本体の車両前後方向の前壁と後壁とに係合するように、かつ着脱可能に装着し、上記仕切り板に、上記ラック本体に衝撃力が加わったときに、該ラック本体から上記仕切り板を離脱させる衝撃吸収部を設けたことを特徴としている。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1において、上記衝撃吸収部は、上記仕切り板の上記前壁,後壁との係合部近傍に形成され、衝撃力により折れ損するスリットにより構成されていることを特徴としている。
【0009】
請求項3の発明は、フロントシートの前方に配置されたインストルメントパネルに配設され、収納開口を有するラック本体を備えた自動車用フリーラックの衝撃吸収構造において、上記ラック本体内に仕切り板を、該ラック本体の車両前後方向の前壁と後壁とに係合するよう、かつ着脱可能に装着し、該仕切り板に、上記ラック本体に衝撃力が加わったときに、上記仕切り板を座屈させる衝撃吸収部を設け、該衝撃吸収部は、上記仕切り板の外周部を形成するフレーム状のフランジ部及び厚肉部で囲まれた本体部にハニカム状の開口を形成することにより構成されていることを特徴としている。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3において、上記衝撃吸収部は、上記仕切り板の上縁部及び下縁部に形成され、衝撃力により折れ変形する脆弱部により構成されていることを特徴としている。
【0011】
請求項5の発明は、フロントシートの前方に配置されたインストルメントパネルに配設され、収納開口を有するラック本体を備えた自動車用フリーラックの衝撃吸収構造において、上記ラック本体内に仕切り板を、該ラック本体の車両前後方向の前壁と後壁とに係合するよう、かつ着脱可能に装着し、該仕切り板に、上記ラック本体に衝撃力が加わったときに、該ラック本体から上記仕切り板を離脱させるとともに、該仕切り板を座屈させる衝撃吸収部を設けたことを特徴としている。
【0013】
【発明の作用効果】
請求項1の発明にかかるフリーラックの衝撃吸収構造によれば、仕切り板をラック本体の前壁,後壁に係合させるとともに、該仕切り板を衝撃力によりラック本体から離脱させる衝撃吸収部を設けたので、車両の衝突によってフリーラックに衝撃力が加わった場合には、仕切り板がラック本体から離脱し、該ラック本体が変形して衝撃力を吸収することとなり、乗員の膝部への影響を抑制できる効果がある。また仕切り板をラック本体の前壁,後壁に仕切り板を係合させたので、ラック本体の車両前後方向における剛性を確保でき、また仕切り板としての使用性を確保できる。
【0014】
請求項2の発明では、仕切り板の前壁,後壁係合部にスリットを形成したので、仕切り板の係合部が折れ変形して離脱し易くなり、衝撃力を効果的に吸収することができる。
【0015】
請求項3の発明では、仕切り板をラック本体の前壁,後壁に係合させるとともに、仕切り板に衝撃力により座屈する衝撃吸収部を設けたので、ラック本体の剛性及び使用性を損なうことなく衝撃吸収機能を確保でき、請求項1と同様の効果が得られる。また仕切り板にハニカム状の開口を形成したので、各開口の角部に衝突時の応力が集中し易く、衝撃力を効果的に吸収できる。
【0016】
請求項4の発明では、仕切り板の上縁部,下縁部に脆弱部を形成したので、仕切り板が前後に2つに折れ変形し易くなり、衝撃力を効果的に吸収することができる。
【0017】
請求項5の発明では、仕切り板に衝撃力によりラック本体から離脱するととも、座屈する衝撃吸収部を設けたので、ラック本体の剛性及び使用性を損なうことなく衝撃吸収機能を確保でき、請求項1と同様の効果が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0020】
図1ないし図8は、本発明の一実施形態による自動車用フリーラックの衝撃吸収構造を説明するための図であり、図1は仕切り板が装着されたフリーラックの断面側面図、図2は仕切り板の脆弱部の要部拡大図、図3,図4は仕切り板の断面図(図1のIII-III 線断面図,IV-IV線断面図)、図5は仕切り板の斜視図、図6はフリーラックの車幅方向中央部の断面側面図、図7はフリーラックの斜視図、図8はフリーラックが配設されたインストルメントパネルの概略図である。
【0021】
これらの図において、1は自動車のフロントシート(不図示)の前方に配設されたインストルメントパネルを示しており、該インストルメントパネル1の車幅方向中央部1aには空調ユニット,ラジオ等が配設されている。また上記インストルメントパネル1の助手席側にはラック開口1bが形成されており、該ラック開口1b内に樹脂製のフリーラック2が配設されている。
【0022】
上記フリーラック2は、車幅方向に延びかつ底の深い収納部3aを有するラック本体3に幅広の収納開口3bを形成した概略構造となっている。このラック本体3は、前壁4a及び左,右側壁4b,4bを有するインナパネル4と、底壁5a及び後壁5bを有するアウタパネル5とをインテグラルヒンジ6を介して一体形成した構造のものである。即ち、インナパネル4及びアウタパネル5の型抜きを可能とするために、図6の二点鎖線で示すように、アウタパネル5を下方に開いた状態で射出成形し、この後アウタパネル5をインテグラルヒンジ6を介して上方に回動させてインナパネル4に締結ねじ(不図示)等により固定して形成されたものである。そして上記後壁5bの上部にペットボトル7,ノートパソコン8,スプレー缶9等が出し入れ可能な大きさを有する上記収納開口3bが切り欠き形成されている。
【0023】
上記ラック本体3は前壁4aの上縁部4cを上記ラック開口1bの上縁1cに嵌合させるとともにボルト締め固定し、底壁5aに一体形成されたフランジ(不図示)を上記ラック開口1bの下縁1dにボルト締め固定することによりインストルメントパネル1に取付け固定されている。
【0024】
上記ラック本体3内には収納部3aを車幅方向に区分けする樹脂製の仕切り板10が着脱可能に配設されている。この仕切り板10は、上記収納部3aを構成する前壁4a,底壁5a,後壁5bに概ね沿う形状のものからなり、車幅方向の厚さが2mm程度の本体部10aと、該本体部10aの上辺から前辺の下部に渡って延び、車幅方向の厚さが10mm程度の横断面長方形状のフランジ部10bと、上記本体部10aの前辺の下部から底辺及び後辺の上端部に渡って延び、車幅方向の厚さが10mm程度の厚肉部10dとを一体形成して構成されており、該厚肉部10dには外方に拡がるテーパ状の係合溝10cが全長に渡って形成されている。
【0025】
また上記フランジ部10b及び厚肉部10dの上辺は上方に延びて合流しており、該合流部10eは上記後壁5bの上縁部5eに向かって延びる尖り形状となっている。
【0026】
上記ラック本体3内の仕切り板10の装着位置に対応する前壁4a,後壁5bにはそれぞれ上記係合溝10cに係合する凸部4d,5dが形成されている。この前側凸部4dは前壁4aを内方に台形状をなすよう突出させることにより形成されたものであり、後側凸部5dは後壁5bの内面に形成された各横リブ5d′を縦リブ5d″により一体に連結して形成されたものである。
【0027】
また上記後壁5bの上縁部5eは収納部3a内に位置するよう内側に屈曲形成されており、該屈曲部の上縁が上記収納開口3bとなっている。この上縁部5eと後壁5bとの間には補強リブ5fが一体に接続形成されている。この補強リブ5fは上下方向に間隔をあけて形成された複数の横リブ5f′同士を縦リブ5f″で一体に連結した構造となっており、これにより収納開口3b部の剛性を高めている。
【0028】
そして上記上縁部5eの先端面には上記合流部10eの上面に切り欠き形成された嵌合溝10fが係合している。このようにして仕切り板10はラック本体3の前壁4a及び後壁5bに係合して車両前後,左右,上下方向に移動不能に支持されている。
【0029】
ここで仕切り板10をラック本体3に装着するには、前,後凸部4d,5dに係合溝10cを係合させ、この状態で合流部10eを上縁部5eに押し込む、すると上縁部5eが弾性変形して先端面に嵌合溝10fが嵌合する。取り外す場合には、上縁部5eを外側に少し弾性変形されて合流部10eとの嵌合を解除し、この状態で仕切り板10を引き抜く。
【0030】
上記仕切り板10には荷掛けフック部10gが一体形成されている。この荷掛けフック部10gは上記合流部10eの上端に続いて内側に延びる舌辺部10g′を形成した構造となっている。この舌辺部10g′は乗員がフロントシートに着座した状態で収納開口3bから視認可能な位置に形成されている。また上記フック部10gには上縁部5eとともに補強リブ5fが当接しており、これによりフック部10gにかかる荷重を剛性の高い収納開口部で支えるようになっている。
【0031】
上記荷掛けフック部10gに例えば買物袋12を引っかけるとともに室内側に露出するように吊り下げることとなる。この場合、買物袋12の荷重は剛性の高い合流部10e及び上縁部5eの補強リブ5fが負担することとなる。
【0032】
そして上記仕切り板10にはラック本体3の後壁5bに乗員の膝部等による衝撃力Fが加わったときに該ラック本体3から離脱するとともに、座屈する衝撃吸収部が設けられている。
【0033】
上記衝撃吸収部は、上記仕切り板10の本体部10aに形成された多数の六角形を連続形成してなるハニカム状の開口10hと、上記仕切り板10の上辺及び下辺に形成された脆弱部10i,10jと、上記仕切り板10の後辺に形成された複数のスリット10kとから構成されている。
【0034】
上記上辺の脆弱部10iはフランジ部10bを該部分の肉厚が中心部程小さくなるように削り取ることにより形成されたノッチにより構成されている。また上記下辺の脆弱部10jは厚肉部10dをこれの肉厚が上下方向に小さくなるように削り取ることにより形成されたV溝により構成されている。そして各脆弱部10i,10jは仕切り板10の前後方向中央部を通る垂直線上に概ね一致するように形成されている。これにより上,下の脆弱部10i,jを結ぶ線に沿った折れ変形を誘発させるようになっている。
【0035】
上記各スリット10kは後辺下部の厚肉部10dの一部を薄肉10d″を介在させて囲むように形成されており、この各スリット10kにより囲まれた部分が折れ損部10d′となっている。上記折れ損部10d′は車幅方向左側の厚肉部10dにのみ形成されている。これにより後側凸部5dが衝撃力Fにより係合溝10c内に進入すると、折れ損部10d′が外れて後側凸部5dから離脱することとなる。
【0036】
次に本実施形態の作用効果について説明する。
【0037】
本実施形態のフリーラック2は、ラック本体3の剛性及び使用性を高める観点から、ラック本体3の収納部3a内に仕切り板10を着脱可能に装着した構造となっている。このため車両の衝突時にフリーラック2に衝撃力Fが加わると、該衝撃力Fの大きさの如何によっては乗員の膝部に影響を与え、衝突安全性を損なうおそれがあった。
【0038】
これに対して本実施形態では、仕切り板10に衝撃力Fによりラック本体3から離脱するとともに座屈する衝撃吸収部を設け、該衝撃吸収部を仕切り板10の本体部10aに形成された多数の六角形を連続形成してなるハニカム状の開口10hと、上記仕切り板10の上辺及び下辺に形成された脆弱部10i,10jと、上記仕切り板10の後辺に形成された複数のスリット10kとから構成したので、フリーラック2に衝撃力Fが加わった場合には、仕切り板10がラック本体3から離脱するとともに座屈することによってラック本体3が変形して衝撃力Fを吸収することとなり、乗員の膝部への影響を抑制できる。
【0039】
一方、通常の使用時では、仕切り板10はラック本体3の前壁4a,後壁5bに形成された凸部4d,5dに係合しており、また仕切り板10の合流部10eの嵌合溝10fに上縁部5eの先端面が嵌合していることから、ラック本体3の外力に対する剛性は確保されており、また仕切り板10としての使用性も確保されている。
【0040】
本実施形態では、仕切り板10にハニカム状の開口10hを形成するとともに、仕切り板10の上辺,下辺に脆弱部10i,10jを形成したので、脆弱部10i,10jが折れを誘発するとともに、各開口10hの角部に応力が集中し、仕切り板10全体が前後に2つに折れ損し易くなり、衝撃力を効果的に吸収することができる。
【0041】
本実施形態では、仕切り板10の後辺下部の厚肉部10dに各スリット10kによる折れ損部10d′を形成したので、該折れ損部10d′が折れ変形して離脱し易くなり、この点からも衝撃力を効果的に吸収することができる。
【0042】
本実施形態の荷掛けフック構造によれば、ラック本体3内に仕切り板10を着脱可能に装着し、該仕切り板10に買物袋12を室内側に吊り下げるためのフック部10gを一体形成したので、収納物の出し入れにフック部10gが邪魔になったり、大型収納物を収納する場合には仕切り板10を取り外すことにより容易に収納することができる。
【0043】
また上記仕切り板10の上端にフック部10gを一体形成したので、乗員側からフック部10gを確認し易くなり、マーキング加工を不要にでき、見栄えの悪化を防止できるとともに、コストを低減できる。
【0044】
さらに上記フック部10gを収納部3aの内側に位置するように形成したので、車室内の居住性が損なわれたりすることはない。
【0045】
本実施形態では、仕切り板10のフック部10gが当接する上縁部5eと後壁5bとの間に補強リブ5fを形成したので、フック部10gにかかる買物袋12の荷重を補強リブ5fで支えることができ、フック部10gや収納開口3b部が変形したりするのを防止できる。
【0046】
なお、上記実施形態では、衝撃吸収部として、ハニカム状の開口10h,脆弱部10i,10j及びスリット10kの全てを設けた場合を説明したが、本発明の衝撃吸収部はこれに限られるものではなく、少なくとも1つ以上設けてもよく、この場合にもラック本体の剛性及び使用性を損なうことなく、衝撃力の吸収機能を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態による仕切り板が装着されたフリーラックの断面側面図である。
【図2】上記仕切り板の脆弱部の要部拡大図である。
【図3】上記仕切り板の断面図(図1のIII-III 線断面図)である。
【図4】上記仕切り板の断面図(図1のIV-IV 線断面図)である。
【図5】上記仕切り板の斜視図である。
【図6】上記フリーラックの車幅方向中央部の断面側面図である。
【図7】上記フリーラックの斜視図である。
【図8】上記フリーラックが配設されたインストルメントパネルの概略図である。
【符号の説明】
1 インストルメントパネル
2 フリーラック
3 ラック本体
3b 収納開口
4a ラック本体の前壁
5b ラック本体の後壁
10 仕切り板
10h 開口(衝撃吸収部)
10i,10j 脆弱部(衝撃吸収部)
10k スリット(衝撃吸収部)
Claims (5)
- フロントシートの前方に配置されたインストルメントパネルに配設され、収納開口を有するラック本体を備えた自動車用フリーラックの衝撃吸収構造において、上記ラック本体内に仕切り板を、該ラック本体の車両前後方向の前壁と後壁とに係合するように、かつ着脱可能に装着し、上記仕切り板に、上記ラック本体に衝撃力が加わったときに、該ラック本体から上記仕切り板を離脱させる衝撃吸収部を設けたことを特徴とする自動車用フリーラックの衝撃吸収構造。
- 請求項1において、上記衝撃吸収部は、上記仕切り板の上記前壁,後壁との係合部近傍に形成され、衝撃力により折れ損するスリットにより構成されていることを特徴とする自動車用フリーラックの衝撃吸収構造。
- フロントシートの前方に配置されたインストルメントパネルに配設され、収納開口を有するラック本体を備えた自動車用フリーラックの衝撃吸収構造において、上記ラック本体内に仕切り板を、該ラック本体の車両前後方向の前壁と後壁とに係合するよう、かつ着脱可能に装着し、該仕切り板に、上記ラック本体に衝撃力が加わったときに、上記仕切り板を座屈させる衝撃吸収部を設け、該衝撃吸収部は、上記仕切り板の外周部を形成するフレーム状のフランジ部及び厚肉部で囲まれた本体部にハニカム状の開口を形成することにより構成されていることを特徴とする自動車用フリーラックの衝撃吸収構造。
- 請求項3において、上記衝撃吸収部は、上記仕切り板の上縁部及び下縁部に形成され、衝撃力により折れ変形する脆弱部により構成されていることを特徴とする自動車用フリーラックの衝撃吸収構造。
- フロントシートの前方に配置されたインストルメントパネルに配設され、収納開口を有するラック本体を備えた自動車用フリーラックの衝撃吸収構造において、上記ラック本体内に仕切り板を、該ラック本体の車両前後方向の前壁と後壁とに係合するよう、かつ着脱可能に装着し、該仕切り板に、上記ラック本体に衝撃力が加わったときに、該ラック本体から上記仕切り板を離脱させるとともに、該仕切り板を座屈させる衝撃吸収部を設けたことを特徴とする自動車用フリーラックの衝撃吸収構造。
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