JP3904389B2 - 分離給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FRR方式の分離給紙装置及びその分離給紙装置を用いた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複写機やプリンタ等の画像形成装置においては、用紙積載部に積載された用紙を1枚ずつ分離して給紙するための装置として、FRR(フィード・リバース・ローラ)方式の分離給紙装置が広く採用されている。
【0003】
このようなFRR方式の分離給紙装置を図9及び図10に基づいて説明する。多数枚の用紙Sが積載される用紙積載部100の一端側であって用紙Sが給紙される方向側には、FRR方式の分離給紙装置101が配置され、この分離給紙装置101は、搬送ローラ102、戻しローラ103、これらの搬送ローラ102と戻しローラ103とを回転駆動させる駆動モータ(図示せず)等から構成されている。また、用紙積載部100の上方には、積載された用紙Sを搬送ローラ102と戻しローラ103とのニップ部に向けて送り出すピックアップローラ104が配置されている。
【0004】
搬送ローラ102は、駆動モータに連結された回転軸102a、円柱形状に形成されて回転軸102aに固定された搬送ローラ本体部102b等により構成されている。駆動モータからの駆動力は、搬送ローラ102を用紙積載部100から用紙Sを給紙する方向(矢印で示す時計回り方向)へ回転駆動させる向きに作用する。搬送ローラ本体部102bは、加硫ゴム、エラストマ、発泡樹脂等の弾性体により形成されている。
【0005】
戻しローラ103は、駆動モータに連結された回転軸103a、円柱形状に形成されて回転軸103aの外周部にトルクリミッタ105を介して取り付けられた戻しローラ本体部103b等により構成されている。駆動モータから戻しローラ103への駆動力の伝達は、駆動モータに連結された駆動軸106、駆動軸106に固定されたギア107、回転軸103aに固定されてギア107と噛合うギア108を介して行われる。戻しローラ本体部103bは、加硫ゴム、エラストマ、発泡樹脂等の弾性体により形成されている。
【0006】
駆動モータからの駆動力が戻しローラ103に伝達されると、戻しローラ103は用紙Sを用紙積載部100へ戻す方向(実線の矢印で示す時計回り方向)へ回転駆動される。なお、戻しローラ103が搬送ローラ102により用紙Sの給紙方向(破線の矢印で示す反時計回り方向)へ連れ回りされるときには、トルクリミッタ105の部分で滑りが生じ、戻しローラ本体部103bのみが給紙方向へ連れ回りされる。
【0007】
戻しローラ103の回転軸103aの一端はスライド軸受109により軸支されている。このスライド軸受109はスプリング110により付勢され、スプリング110の付勢力によって戻しローラ103が搬送ローラ102へ押し付けられている。
【0008】
ピックアップローラ104は、実線で示す下降位置と破線で示す上昇位置とへ昇降自在に設けられており、下降位置へ移動して最上位の用紙Sに当接したときに給紙方向(矢印で示す時計回り方向)へ回転駆動されることにより、その用紙Sを搬送ローラ102と戻しローラ103とのニップ部に向けて送り出す。
【0009】
この分離給紙装置101によれば、搬送ローラ102と戻しローラ103との間に用紙Sが送り込まれていない場合には、搬送ローラ102と戻しローラ103とが直接当接されている。そして、搬送ローラ102と戻しローラ103とが直接当接されて給紙用の駆動モータが駆動されることにより、搬送ローラ102から戻しローラ103へ所定値以上のトルクが伝達され、戻しローラ本体部103bが用紙Sの給紙方向(破線の矢印で示す反時計回り方向)へ連れ回りされる。
【0010】
用紙Sの分離給紙時には、このような連れ回りによって給紙方向へ回転駆動されている搬送ローラ102と戻しローラ103との間に用紙Sが送り込まれる。送り込まれた用紙Sが2枚以上であった場合には、最上位の用紙Sのみが搬送ローラ102の回転(時計回り方向への回転)により給紙される。また、戻しローラ103は連れ回りが解除されて用紙Sを用紙積載部100へ戻す方向へ回転駆動されるので、上から2枚目以下の用紙Sは用紙積載部100へ戻され、用紙Sの重送が防止される。
【0011】
搬送ローラ102と戻しローラ103との間に送り込まれた用紙Sが一枚の場合、又は、2枚以上送り込まれた用紙Sのうちの上から2枚目以下の用紙Sが用紙積載部100へ戻されて搬送ローラ102と戻しローラ103との間に1枚の用紙Sが残った場合には、その用紙Sを介して所定値以上のトルクが搬送ローラ102から戻しローラ103へ伝達されるので、戻しローラ本体部103bが用紙Sの給紙方向(矢印の破線で示す反時計回り方向)へ連れ回りされ、その用紙Sの給紙が行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
図9及び図10に示した用紙の分離給紙装置によれば、ゴムなどの弾性体により形成されている搬送ローラ本体部102bと戻しローラ本体部103bとは磨耗や摩擦係数の低下が生じやすく、経時的に摩擦力が低下し、次第に用紙Sの不送りや用紙Sの重送が発生しやすくなる。
【0013】
本発明の目的は、用紙に突き刺さる搬送ローラ突起を搬送ローラに設け、及び、用紙に突き刺さる戻しローラ突起を戻しローラに設けることにより、用紙の分離給紙性能をアップさせ、用紙の不送りや重送を防止できる分離給紙装置及び画像形成装置を提供することである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、搬送ローラと戻しローラとを有するFRR方式の分離給紙装置において、前記搬送ローラは、円柱形状に形成された搬送ローラ本体部と、この搬送ローラ本体部の外周部に突出して設けられて用紙に突き刺さる多数の搬送ローラ突起とを有し、前記戻しローラは、円柱形状に形成された戻しローラ本体部と、この戻しローラ本体部の外周部に突出して設けられて用紙に突き刺さる多数の戻しローラ突起とを有し、前記搬送ローラ本体部の外周面から前記搬送ローラ突起の先端部までの寸法と、前記戻しローラ本体部の外周面から前記戻しローラ突起の先端部までの寸法とが、この分離給紙装置で使用される最も薄い用紙の紙厚寸法より小さい。
【0018】
ここで、搬送ローラ突起又は戻しローラ突起が用紙に突き刺さるとは、用紙に穴を開けて差し込まれる場合、及び、用紙をへこませてそのへこみ部分に食い込むように入り込む場合の両方を含む。
【0019】
したがって、搬送ローラ突起が用紙に突き刺さって給紙方向へ回転駆動されることによりその用紙と搬送ローラとの間でスリップが発生せず、用紙の給紙が確実に行われる。また、戻しローラ突起が用紙に突き刺さって用紙戻し方向へ回転駆動されることによりその用紙と戻しローラとの間でスリップが発生せず、用紙戻しが確実に行われる。
【0020】
搬送ローラ本体部の外周面から搬送ローラ突起の先端部までの寸法と、戻しローラ本体部の外周面から戻しローラ突起の先端部までの寸法とが、ともに、この分離給紙装置で使用される最も薄い用紙の紙厚寸法より小さく設定されているので、搬送ローラ突起や戻しローラ突起が用紙に突き刺さっても、その用紙を貫通してその用紙を大きく傷付けるということが発生しない。さらに、搬送ローラ突起や戻しローラ突起が2枚以上の用紙に串刺し状態になるということを防止でき、用紙の分離給紙性能が維持される。
【0021】
また、請求項記載の発明は、前記搬送ローラ本体部における前記戻しローラ突起の先端部が対向する部分はこの戻しローラ突起より低硬度に形成され、前記戻しローラ本体部における前記搬送ローラ突起の先端部が対向する部分はこの搬送ローラ突起より低硬度に形成されている。
【0022】
ここで、搬送ローラ本体部における戻しローラ突起の先端部に対向する部分が戻しローラ突起より低硬度に形成されているということ、及び、戻しローラ本体部における搬送ローラ突起の先端部に対向する部分が搬送ローラ突起より低硬度に形成されているということは、対向する両者間の硬度が相対的に差が有ることを意味するもので、例えば、戻しローラ突起や搬送ローラ突起に浸炭窒化等の表面処理やメッキ処理を行って表面硬度を高くしてもよく、或いは、搬送ローラ本体部の外周面部分や戻しローラ本体部の外周面部分をゴムやプラスチック等で被覆してもよい。
【0023】
したがって、搬送ローラと戻しローラとが直接当接して連れ回りするとき、搬送ローラ突起が戻しローラ本体部の外周面に接触しても搬送ローラ突起の磨耗や破損が生じにくくなり、戻しローラ突起が搬送ローラ本体部の外周面に接触しても戻しローラ突起の磨耗や破損が生じにくくなる。このため、搬送ローラ突起と戻しローラ突起との用紙への突き刺さり性能が維持され、用紙の分離給紙性能が維持される。
【0024】
更に、請求項記載の発明は、前記搬送ローラ突起は前記搬送ローラ本体部の外周部にその周方向に沿ってリング状に配列され、前記戻しローラ突起は前記戻しローラ本体部の外周部にその周方向に沿ってリング状に配列され、前記搬送ローラ突起と前記戻しローラ突起とは異なる平面内で回転し、かつ、両ローラ間に紙がない状態では、前記搬送ローラ突起が戻しローラ本体部にの外周面に当接するとともに、前記戻しローラ突起が前記搬送ローラ本体部に当接するように配置されている。
【0025】
したがって、搬送ローラと戻しローラとが回転するときに、搬送ローラ突起と戻しローラ突起とのぶつかりが防止される。このため、搬送ローラ突起と戻しローラ突起とがぶつかることが原因となる搬送ローラ突起と戻しローラ突起の磨耗や破損が防止され、搬送ローラ突起と戻しローラ突起との用紙への突き刺さり性能が維持され、用紙の分離給紙性能が維持される。さらに、搬送ローラ突起と戻しローラ突起とがぶつかることが原因となる騒音の発生を防止することができる。
【0033】
請求項記載の発明は、用紙が積載される用紙積載部と、前記用紙積載部に積載された用紙を一枚ずつ分離給紙する請求項1記載の分離給紙装置と、分離給紙された用紙上に画像形成を行う画像形成部と、を有する。
【0034】
したがって、この画像形成装置においては、請求項1の発明と同じ作用、効果を奏することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
本発明の第1の実施の形態を図1ないし図6に基づいて説明する。図1は画像形成装置であるデジタル複写機を示す断面図、図2はその一部である分離給紙装置を示す側面図、図3は搬送ローラと戻しローラとの間に用紙が存在せずに搬送ローラと戻しローラとが直接当接した状態を示す側面図、図4はその正面図、図5は搬送ローラと戻しローラとの間に1枚の用紙が存在する状態を示す側面図、図6は搬送ローラと戻しローラとの間に2枚の用紙が存在する状態を示す側面図である。
【0036】
デジタル複写機1の本体ケース2内には、最上部にスキャナ部3が配置され、スキャナ部3の下側に画像形成部4が配置されている。画像形成部4の下側には、それぞれ異なるサイズの用紙Sが積載される2つの用紙積載部5と、各用紙積載部5から用紙Sを給紙するための機構としてのFRR方式の分離給紙装置6とピックアップローラ7とが配置されている。本体ケース2の一側には、画像形成が行われた用紙Sが排紙される排紙部8が設けられている。
【0037】
スキャナ部3は、原稿が載置されるコンタクトガラス9、ランプ10と第1ミラー11とが搭載された第1走行体12、第2ミラー13と第3ミラー14とが搭載された第2走行体15、結像レンズ16、CCD17等により構成されている。第1走行体12と第2走行体15とはコンタクトガラス9と平行に同じ方向(副走査方向)へ2対1の速度で走行し、このとき、ランプ10から出射された光がコンタクトガラス9上の原稿に照射され、その反射光が第1・第2・第3ミラー11,13,14で反射され、結像レンズ16を介してCCD17上で結像される。
【0038】
画像形成部4は、感光体18、感光体18を一様に帯電させる帯電ローラ19、一様に帯電された感光体18の外周面にスキャナ部3で読み取った画像に応じて静電潜像を光書込みする光書き込み装置20、感光体18上の静電潜像にトナーを付着させることによってトナー像を形成する現像装置21、現像されたトナー像を用紙上に転写させる転写装置22、感光体18の外周面に付着している残留トナーを除去するクリーニング装置23、用紙Sに転写されたトナー像を定着させる定着装置24、用紙積載部5から給紙された用紙Sを、感光体18と転写装置22との間を通過させて定着装置24へ搬送する用紙搬送ベルト25等により構成されている。
【0039】
FRR方式の分離給紙装置6は、搬送ローラ26、戻しローラ27、これらの搬送ローラ26と戻しローラ27とを回転駆動させる駆動モータ(図示せず)等から構成されている。
【0040】
搬送ローラ26は、駆動モータに連結されて回転駆動される回転軸28、円柱形状に形成されて回転軸28に固定された搬送ローラ本体部29、搬送ローラ本体部29の外周部にその周方向に沿ってリング状に配列して突出形成された多数の搬送ローラ突起30等により構成されている。搬送ローラ本体部29と搬送ローラ突起30とは、剛体により一体に形成されている。搬送ローラ突起30は、搬送ローラ26と戻しローラ27との間に送り込まれた用紙Sに対して突き刺さる硬さと形状とを有している。ここで、剛体とは、鉄、ステンレス、マグネシウム、銅、アルミニウム等の金属を指す。また、搬送ローラ突起30は、浸炭窒化やメッキ等の表面処理により表面硬度がアップされている。
【0041】
戻しローラ27は、駆動モータに連結されて回転駆動される回転軸31、円柱形状に形成されてトルクリミッタ32を介して回転軸31の外周部に取り付けられた戻しローラ本体部33、戻しローラ本体部33の外周部にその周方向に沿ってリング状に配列して突出形成された多数の戻しローラ突起34等により構成されている。戻しローラ本体部33と戻しローラ突起34とは、剛体により一体に形成されている。戻しローラ突起34は、搬送ローラ26と戻しローラ27との間に送り込まれた用紙Sに対して突き刺さる硬さと形状とを有している。ここで、剛体とは、鉄、ステンレス、マグネシウム、銅、アルミニウム等の金属を指す。また、戻しローラ突起34は、浸炭窒化やメッキ等の表面処理により表面硬度がアップされている。
【0042】
この分離給紙装置6では、図10に示す従来例と同じように、戻しローラ27の回転軸31の一端側がスライド軸受で軸支され、そのスライド軸受を付勢するスプリングの付勢力によって搬送ローラ26に押し付けられている。このため、搬送ローラ26と戻しローラ27との間に用紙Sが存在しない場合には、搬送ローラ突起30の先端部が戻しローラ本体部33の外周面に当接し、戻しローラ突起34の先端部が搬送ローラ本体部29の外周面に当接している(図3参照)。
【0043】
また、この分離給紙装置6では、搬送ローラ26と戻しローラ27とが回転駆動されるとき、リング状に配列された搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34とが、異なる平面内で回転するように配置されている(図4参照)。
【0044】
また、この分離給紙装置6では、搬送ローラ本体部29の外周面から搬送ローラ突起30の先端部までの寸法“T2”と、戻しローラ本体部33の外周面から戻しローラ突起34の先端部までの寸法“T3”とが、この分離給紙装置6で使用される最も薄い用紙Sの紙厚寸法“T1”より小さく設定されている(図5参照)。最も薄い用紙Sの紙厚寸法“T1”としては、その用紙Sが45kg紙である場合には60μmである。
【0045】
このような構成において、搬送ローラ26と戻しローラ27との間に用紙Sが存在しない場合には、図3及び図4に示すように、搬送ローラ突起30の先端部が戻しローラ本体部33の外周面に当接し、戻しローラ突起34の先端部が搬送ローラ本体部29の外周面に当接している。そして、搬送ローラ26と戻しローラ27とが直接当接されているときに給紙用の駆動モータが駆動されることにより、搬送ローラ26が給紙方向(実線の矢印で示す時計回り方向)へ回転駆動され、及び、搬送ローラ26から戻しローラ27へ所定値以上のトルクが伝達され、トルクリミッタ32の部分で滑りが発生することにより戻しローラ本体部33が用紙Sの給紙方向(破線の矢印で示す反時計回り方向)へ連れ回りされる。
【0046】
このような連れ回りにより、搬送ローラ26と戻しローラ27とがともに給紙方向へ回転していることにより、これらの搬送ローラ26と戻しローラ27との間への用紙Sの送り込みをスムーズに行える。
【0047】
なお、この連れ回り時において、搬送ローラ突起30の先端部が戻しローラ本体部33の外周面に当接し、及び、戻しローラ突起34の先端部が搬送ローラ本体部29の外周面に当接しているが、搬送ローラ突起30に比べて戻しローラ本体部33の外周面が低硬度であり、戻しローラ突起34に比べて搬送ローラ本体部29が低硬度であるので、搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34との磨耗や破損が発生しにくくなっている。
【0048】
さらに、リング状に配列された搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34とが、異なる平面内で回転するように配置されているので(図4参照)、搬送ローラ26と戻しローラ27との連れ回り時において搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34とがぶつかるということがない。このため、そのようなぶつかりが原因となる搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34との磨耗や破損を防止でき、搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34との用紙Sへの突き刺さり性能が維持され、用紙Sの分離給紙性能が維持される。また、搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34とがぶつかることが原因となる騒音の発生を防止することができる。
【0049】
給紙方向へ連れ回り回転している搬送ローラ26と戻しローラ27との間に1枚の用紙Sが送り込まれた状態が図5であり、2枚の用紙Sが送り込まれた状態が図6である。送り込まれた用紙Sの上側面及び下側面には、搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34とが上下方向から突き刺さる。そして、搬送ローラ26と戻しローラ27との間に2枚の用紙Sが送り込まれた場合には(図6参照)、搬送ローラ26が給紙方向へ回転することにより上側の用紙Sは給紙され、戻しローラ27が連れ回りを解除されて用紙戻し方向へ回転することにより下側の用紙Sは用紙積載部5へ戻され、用紙Sの重送が防止される。
【0050】
なお、搬送ローラ26と戻しローラ27との間に送り込まれた用紙Sが1枚の場合には(図5参照)、戻しローラ27における戻しローラ本体部33が破線の矢印で示すように給紙方向へ連れ回りされるので、その用紙Sの給紙が行われる。
【0051】
ここで、給紙される用紙S又は用紙積載部5へ戻される用紙Sに対しては、搬送ローラ突起30又は戻しローラ突起34が突き刺さっているので、搬送ローラ26又は戻しローラ27と用紙Sとの間ではスリップが発生せず、給紙又は用紙戻しがスムーズに行われ、不送りや重送の発生が確実に防止される。
【0052】
また、用紙Sに対する搬送ローラ突起30の最大突き刺さり寸法、つまり、搬送ローラ本体部29の外周面から搬送ローラ突起30の先端部までの寸法“T2”と、用紙Sに対する戻しローラ突起34の最大突き刺さり寸法、つまり、戻しローラ本体部33の外周面から戻しローラ突起34の先端部までの寸法“T3”とが、この分離給紙装置6で使用される最も薄い用紙Sの紙厚寸法“T1”より小さく設定されている(図5参照)。このため、用紙Sを分離給紙する際に搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34とが用紙Sに突き刺さっても、その用紙Sを貫通してその用紙Sを大きく傷付けるということが発生しない。さらに、搬送ローラ突起30や戻しローラ突起34が2枚以上の用紙Sに串刺し状態になるということを防止でき、用紙Sの分離給紙性能が維持される。
【0053】
なお、本実施の形態では、搬送ローラ突起30や戻しローラ突起34は、鉄、ステンレス、マグネシウム、銅、アルミニウム等の剛体に対して、浸炭窒化やメッキ等の表面処理を行うことにより表面硬度をアップし、相対的に、戻しローラ本体部33や搬送ローラ本体部29における搬送ローラ突起30や戻しローラ突起34に対向する部分を低硬度とした場合を例に挙げて説明したが、戻しローラ本体部33や搬送ローラ本体部29における搬送ローラ突起30や戻しローラ突起34に対向する部分をゴムやプラスチック等で被覆して低硬度としてもよい。このゴムやプラスチックで被覆する具体的な方法としては、例えば、搬送ローラ26の搬送ローラ突起30をマスキングし、その後、ゴムやプラスチックを流し込んで成形する。
【0054】
つぎに、本発明の第2の実施の形態を図7及び図8に基づいて説明する。なお、図1ないし図6において説明した第1の実施の形態と同じ部分は同じ符号で示し、説明も省略する。図7は分離給紙装置を示す正面図、図8は分離給紙装置の制御構造を示すブロック図である。
【0055】
本実施の形態の分離給紙装置40は、搬送ローラ突起30が形成された搬送ローラ26、戻しローラ突起34が形成された戻しローラ27を有する点は第1の実施の形態と同じである。本実施の形態が第1の実施の形態と異なる第1の点は、第1の実施の形態では1つの駆動モータで搬送ローラ26と戻しローラ27とを回転させていたのに対し、本実施の形態では、搬送ローラ26を給紙方向へ回転駆動させるための搬送ローラ駆動モータ41と、戻しローラ27を給紙方向と用紙戻し方向とヘ正逆回転駆動させる戻しローラ駆動モータ42とを有する点である。
【0056】
本実施の形態が第1の実施の形態と異なる第2の点は、搬送ローラ26と戻しローラ27との軸間距離を調節する軸間距離調節機構43を有する点である。軸間距離調節機構43は、戻しローラ27の回転軸31の両端を軸支する位置決め用軸受44と、これらの位置決め用軸受44を搬送ローラ26に対して接離する方向の任意位置で固定するための固定ネジ45等により構成されている。固定ネジ45を緩めることにより戻しローラ27を搬送ローラ26に対して接離する方向へ位置調節することができ、この位置調節によって搬送ローラ26と戻しローラ27との軸間距離を調節することができる。
【0057】
本実施の形態が第1の実施の形態と異なる第3の点は、戻しローラ駆動モータ42の駆動方向を切り替えるためのセンサ46と、回転方向切替手段であるコントローラ47とを有する点である。コントローラ47にはセンサ46が接続され、さらに、搬送ローラ用ドライバ48を介した搬送ローラ駆動モータ41と、戻しローラ用ドライバ49を介した戻しローラ駆動モータ42とが接続されている。センサ46は、光反射型又は光透過型のセンサであり、用紙Sの給紙方向に沿った搬送ローラ26と戻しローラ27との配置位置より下流側であって、搬送ローラ26と戻しローラ27との近傍に配置されている。センサ46は、搬送ローラ26と戻しローラ27との間を通過した用紙Sの先端部がこのセンサ46に対向する位置に到達したことを検知する。そして、このセンサ46の検知結果に応じて、戻しローラ27の回転方向が給紙方向から用紙戻し方向となるように戻しローラ駆動モータ42の駆動方向切替が行われる。
【0058】
このような構成において、搬送ローラ26と戻しローラ27との間に用紙Sが存在しない場合には、搬送ローラ26と戻しローラ27とが図8において実線で示すように給紙方向へ回転されており、搬送ローラ26と戻しローラ27との間への用紙Sの送り込みをスムーズに行える。
【0059】
搬送ローラ26と戻しローラ27との間に用紙Sが送り込まれ、その用紙Sの先端部が搬送ローラ26と戻しローラ27との間を通過してセンサ46により検知されると、その検知結果に応じて戻しローラ27が用紙戻し方向(図8において破線の矢印で示す時計回り方向)へ回転されるとともに搬送ローラ26は引き続き給紙方向へ回転される。
【0060】
これにより、搬送ローラ26と戻しローラ27との間に2枚の用紙Sが送り込まれた場合には、図6に示した場合と同じように、上側の用紙Sは搬送ローラ26が給紙方向へ回転することにより給紙され、下側の用紙Sは戻しローラ27が用紙戻し方向へ回転することにより用紙積載部5へ戻される。
【0061】
なお、搬送ローラ26と戻しローラ27との間に送り込まれた用紙Sが1枚の場合には、図5に示した場合と同じように、戻しローラ27における戻しローラ本体部33が給紙方向へ連れ回りされるので、その用紙Sの給紙が行われる。
【0062】
また、本実施の形態では、軸間距離調節機構43によって搬送ローラ26と戻しローラ27との軸間距離を調節することにより、搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34との用紙Sへの突き刺さり寸法を調節することができる。具体的には、この分離給紙装置40で使用する用紙Sの紙厚が薄い場合には、軸間距離を大きくするように調節し、搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34との用紙Sへの突き刺さり寸法が小さくなるようにし、搬送ローラ突起30や戻しローラ突起34が用紙Sを貫通してその用紙Sを大きく傷付けるというや、2枚以上の用紙Sを串刺しにするということを防止する。
【0063】
また、本実施の形態では、搬送ローラ駆動モータ41と戻しローラ駆動モータ42との2つのモータを使用し、搬送ローラ26と戻しローラ27との間に用紙Sが存在しない場合においては、これらの搬送ローラ26と戻しローラ27とを直接当接させて連れ回りすることなく給紙方向に回転させている。このため、搬送ローラ突起30が戻しローラ本体部33の外周面に接触せず、及び、戻しローラ突起34が搬送ローラ本体部29の外周面に接触しないので、そのような接触が原因となる搬送ローラ突起30や戻しローラ突起34の摩耗及び破損を防止でき、搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34との用紙Sへの突き刺さり性能が維持され、用紙Sの分離給紙性能が維持される。
【0064】
また、本実施の形態では第1の実施の形態と同じように、リング状に配列された搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34とが、異なる平面内で回転するように配置されているので、搬送ローラ26と戻しローラ27とがその間に用紙Sが存在しない状態で回転しているときに搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34とがぶつかるということがない。このため、そのようなぶつかりが原因となる搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34との磨耗や破損を防止でき、搬送ローラ突起30と戻しローラ突起34との用紙Sへの突き刺さり性能が維持され、用紙Sの分離給紙性能が維持される。さらに、そのようなぶつかりが原因となる騒音の発生を防止することもできる。
【0065】
【発明の効果】
明によれば、搬送ローラに設けられた搬送ローラ突起が用紙に突き刺さって給紙方向へ回転駆動されることによりその用紙の給紙を確実に行うことができ、また、戻しローラに設けられた戻しローラ突起が用紙に突き刺さって用紙戻し方向へ回転駆動されることによりその用紙の用紙戻しを確実に行うことができる。さらに、搬送ローラ本体部の外周面から搬送ローラ突起の先端部までの寸法と、戻しローラ本体部の外周面から戻しローラ突起の先端部までの寸法とが、ともに、この分離給紙装置で使用される最も薄い用紙の紙厚寸法より小さく設定されているので、搬送ローラ突起や戻しローラ突起が用紙に突き刺さっても、その用紙を貫通してその用紙を大きく傷付けるということを防止でき、さらに、搬送ローラ突起や戻しローラ突起が2枚以上の用紙に串刺し状態になって分離給紙性能を損なうということを防止できる。
【0066】
また、搬送ローラ本体部における戻しローラ突起の先端部が対向する部分はこの戻しローラ突起より低硬度に形成され、戻しローラ本体部における搬送ローラ突起の先端部が対向する部分はこの搬送ローラ突起より低硬度に形成されているので、搬送ローラと戻しローラとが直接当接して連れ回りするとき、搬送ローラ突起が戻しローラ本体部の外周面に接触しても搬送ローラ突起の磨耗や破損が生じにくくなり、戻しローラ突起が搬送ローラ本体部の外周面に接触しても戻しローラ突起の磨耗や破損が生じにくくなり、搬送ローラ突起と戻しローラ突起との用紙への突き刺さり性能が維持され、用紙の分離給紙性能を維持することができる。
【0067】
更に、搬送ローラ突起は搬送ローラ本体部の外周部にその周方向に沿ってリング状に配列され、戻しローラ突起は戻しローラ本体部の外周部にその周方向に沿ってリング状に配列され、搬送ローラ突起と戻しローラ突起とは異なる平面内で回転するように配置されているので、搬送ローラと戻しローラとが回転するときにおける搬送ローラ突起と戻しローラ突起とのぶつかりを防止でき、そのようなぶつかりが原因となる搬送ローラ突起と戻しローラ突起の磨耗や破損を防止し、搬送ローラ突起と戻しローラ突起との用紙への突き刺さり性能を維持して用紙の分離給紙性能を維持することができる。さらに、搬送ローラ突起と戻しローラ突起とがぶつかることが原因となる騒音の発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の画像形成装置であるデジタル複写機を示す断面図である。
【図2】その一部である分離給紙装置を示す側面図である。
【図3】搬送ローラと戻しローラとの間に用紙が存在せずに搬送ローラと戻しローラとが直接当接した状態を示す側面図である。
【図4】その正面図である。
【図5】搬送ローラと戻しローラとの間に1枚の用紙が存在する状態を示す側面図である。
【図6】搬送ローラと戻しローラとの間に2枚の用紙が存在する状態を示す側面図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態における分離給紙装置を示す正面図である。
【図8】その分離給紙装置の制御構造を示すブロック図である。
【図9】従来例の分離給紙装置を示す側面図である。
【図10】その斜視図である。
【符号の説明】
4 画像形成部
5 用紙積載部
6,40 分離給紙装置
26 搬送ローラ
27 戻しローラ
29 搬送ローラ本体部
30 搬送ローラ突起
32 トルクリミッタ
33 戻しローラ本体部
34 戻しローラ突起
41 搬送ローラ駆動モータ
42 戻しローラ駆動モータ
43 軸間距離調節機構
46 センサ
47 回転方向切替手段
S 用紙

Claims (2)

  1. 搬送ローラと戻しローラとを有するFRR方式の分離給紙装置において、
    前記搬送ローラは、円柱形状に形成された搬送ローラ本体部と、この搬送ローラ本体部の外周部に突出して設けられて用紙に突き刺さる多数の搬送ローラ突起とを有し、前記戻しローラは、円柱形状に形成された戻しローラ本体部と、この戻しローラ本体部の外周部に突出して設けられて用紙に突き刺さる多数の戻しローラ突起とを有し、前記搬送ローラ本体部の外周面から前記搬送ローラ突起の先端部までの寸法と、前記戻しローラ本体部の外周面から前記戻しローラ突起の先端部までの寸法とが、この分離給紙装置で使用される最も薄い用紙の紙厚寸法より小さく
    前記搬送ローラ本体部における前記戻しローラ突起の先端部が対向する部分はこの戻しローラ突起より低硬度に形成され、前記戻しローラ本体部における前記搬送ローラ突起の先端部が対向する部分はこの搬送ローラ突起より低硬度に形成され、
    前記搬送ローラ突起は前記搬送ローラ本体部の外周部にその周方向に沿ってリング状に配列され、前記戻しローラ突起は前記戻しローラ本体部の外周部にその周方向に沿ってリング状に配列され、前記搬送ローラ突起と前記戻しローラ突起とは異なる平面内で回転し、かつ、両ローラ間に紙がない状態では、前記搬送ローラ突起が戻しローラ本体部にの外周面に当接するとともに、前記戻しローラ突起が前記搬送ローラ本体部に当接するように配置されていることを特徴とする分離給紙装置
  2. 紙が積載される用紙積載部と、前記用紙積載部に積載された用紙を一枚ずつ分離給紙する請求項1記載の分離給紙装置と、分離給紙された用紙上に画像形成を行う画像形成部と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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