JP3904165B2 - 車両用燃焼式ヒータ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は車両用燃焼式ヒータに関わり、特に、電気自動車の暖房装置に好適な車両用燃焼式ヒータに関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車の暖房装置はバッテリの容量の制限により電力消費を少なくすることが要求される。そのため、暖房装置の熱源として液体燃料を用いるものが使用されている。
【0003】
このような暖房装置に用いる車両用燃焼式ヒータの従来例(本出願人が販売しているエンジンプレヒータ、商品名:MX60)を図4に示す。なお、断面図である図4の図示断面は中心軸から半径方向に延びる面であるが、その面は中心軸回りに一部が回転されている。なお、図4に断面図として示す車両用燃焼式ヒータの上面図は図1の本発明の実施例である車両用燃焼式ヒータを示す上面図と同じである。以下図4および図1を参照して従来の例を説明する。
【0004】
車両用燃焼式ヒータ30に供給する燃料は燃料ポンプ1により燃料タンク2からグロープラグボス3に供給される。なお、図4ではグロープラグボス3は車両用燃焼式ヒータ30の上側に示されているが、実際は図1に示すように、垂直下方から45°の角度を挟む方向に取付けられている。
【0005】
グロープラグボス3は燃焼室を形成する外管8と連通しており、燃料はグロープラグボス3から外管8に流れ込む。外管8の内面にはウイック11が張り付けられている。ウイック11は内部に多数の連泡を有する焼結金属や金網を多層に重ねたものであり、毛細管現象により液体の燃料を保持する。
【0006】
外管8と同軸に内管9が配置されている。燃焼のための空気はモータ4によって回転駆動されるブロア5により内管9の内部に送り込まれる。内管9の先端部には保炎プレート10が固定されている。内管9の先端部と保炎プレート10との間には隙間9bが形成され、また、内管9には軸方向に多数のスリット9cが形成されている。外管8と内管9で形成される環状の燃焼室にはウイック11から蒸発した燃料と、内管9の隙間9bおよびスリット9cから吹き出す空気とが混合されて燃焼する。
【0007】
燃料の着火はグロープラグボス3に螺合して固定されたグロープラグ6により行われる。すなわち、グロープラグ6には螺旋形の発熱素子7が設けられており、発熱素子に一定期間通電することにより発熱素子7が加熱されて高温となり液体燃料から蒸発した燃料蒸気が着火する。
【0008】
保炎プレート10は環状の燃焼室に対してバッフルプレートとなり、燃料の完全燃焼を助け、また、炎が消えないように作用する。保炎プレート10の周囲から燃焼ガスは矢印で示すように燃焼ガス通路管15の内側から外側を通り排気ガス管18より排出される。
【0009】
燃焼ガスから出た熱は車両用燃焼式ヒータを循環する水を加熱する。水は温風を発生する図示していない熱交換器と車両用燃焼式ヒータの間をポンプにより循環される。ポンプにより送られる水は水導入管16から外側導水管12と内側導水管13の間に入り、螺旋形状の仕切り部材14に案内されて矢印で示すように内側導水管13の周囲を回り図1に示す水排出管17より送り出される。燃焼ガスの熱は内側導水管13を介して水を加熱し、加熱された水は熱交換器で空気を加熱する。その加熱された空気は車室内に送られ車内の暖房が行われる。
【0010】
なお、図1に示すサーモスタット19、19およびサーモフューズ20は車両用燃焼式ヒータ30の外側に取付けられており、直列に接続されている。なお、サーモスタット19およびサーモフューズ20はブラケット21を介して車両用燃焼式ヒータ30に取付けられている。車両用燃焼式ヒータが空焚き等の事故により異常に加熱されるとサーモスタット19、19またはサーモフューズ20のいずれかの導通が切れ、コントローラがそれを検知すると燃料ポンプ1が停止されて燃料供給が止まるようになっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の車両用燃焼式ヒータの保炎プレート10の取付け状態が図5に詳しく示されている。図に示すように内管9の先端部には帯状突起部9aが設けられ、外側に曲げることにより保炎プレート10に面接触され、その先端部Tが保炎プレート10に溶接されている。なお、保炎プレート10に直交するように固定されたパイプ10bは内管9内の空気の流れを乱さないように作用する。
【0012】
このようにして固定された保炎プレート10は、常時火炎に曝されて高温となる。そして燃焼が停止したときには低温となり、熱サイクルの影響が大きい。また、保炎プレート10と帯状突起部9aとの溶接部Tは燃焼室にあるために極めて高温となる。熱サイクルの影響を受けると保炎プレート10は変形を繰り返し溶接部に応力が集中して保炎プレート10の固定部の耐久性が悪かった。
【0013】
本発明は上記した点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、車両用燃焼式ヒータの保炎プレート固定部の耐久性を向上させることにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明の車両用燃焼式ヒータは、空気吹出し孔を有する内管と液体燃料が管壁の外側から供給される外管とで仕切られた環状の燃焼室の燃焼ガス出口側に燃焼ガスの流れを変える保炎プレートを前記内管の端部に固定した車両用燃焼式ヒータにおいて、前記内管の先端に先端細幅部を有する段付の帯状突起部を、等間隔に複数設け、前記保炎プレートに前記帯状突起部の先端細幅部を挿通させる穴を設け、前記帯状突起部の先端細幅部を、前記保炎プレートの穴を通し前記内管の中心軸方向に折り曲げて、前記保炎プレートを前記内管にかしめ付けた後、溶接し固定したことを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例である車両用燃焼式ヒータを図面を参照して説明する。実施例の車両用燃焼式ヒータは図1および図2に示されているが保炎プレート10の固定部を除いて従来のものと同様であるので、その詳細な説明を省略する。
【0018】
保炎プレート10の固定部は図3に詳しく示されている。図に示す内管9の先端には段付きの帯状突起部9aが形成されている。また、保炎プレート10には帯状突起部9aの先端幅細部の入る穴10aが設けられている。帯状突起部9aの先端は穴10aに挿入されて、内側に曲げられ保炎プレート10にかしめられる。そしてその先端部Tは保炎プレート10に溶接される。保炎プレート10の中心部は内管9から隙間9bを通って燃焼室に流れ込む空気により冷やされ、従来の例で説明した溶接部よりも温度が低い。従って、溶接部の耐久性が向上する。
【0019】
さらに、実施例のものは保炎プレート10がかしめられて固定されているので、溶接部に加えられる応力も減少し、また、溶接部が割れても保炎プレート10が脱落することがない。本実施例では従来のものに比べて保炎プレート固定部の耐久性が2倍以上向上した。
【0021】
【発明の効果】
本発明の車両用燃焼式ヒータによれば、燃焼室のバッフルプレートとなる保炎プレートの固定部の耐久性が従来のものに比べて著しく改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である車両用燃焼式ヒータを示す上面図である。
【図2】同車両用燃焼式ヒータの断面を回転して示す断面図である。
【図3】図3(a)は同車両用燃焼式ヒータの部分を示す断面図、図3(b)は図3(a)におけるA方向矢視図である。
【図4】従来の車両用燃焼式ヒータの断面を回転して示す断面図である。
【図5】図5(a)は同車両用燃焼式ヒータの部分を示す断面図、図5(b)は図5(a)におけるA方向矢視図である。
【符号の説明】
1 燃料ポンプ
2 燃料タンク
3 グロープラグボス
4 モータ
5 ブロワ
6 グロープラグ
7 発熱素子
8 外管
9 内管、9a 帯状突起部、9b 隙間、9c スリット
10 保炎プレート、10a 穴、10b パイプ
11 ウイック
12 外側導水管
13 内側導水管
14 仕切り部材
15 燃焼ガス通路管
16 水導入管
17 水排出管
18 排気ガス管
19 サーモスタット
20 サーモフューズ
21 ブラケット

Claims (1)

  1. 空気吹出し孔を有する内管と液体燃料が管壁の外側から供給される外管とで仕切られた環状の燃焼室の燃焼ガス出口側に燃焼ガスの流れを変える保炎プレートを前記内管の端部に固定した車両用燃焼式ヒータにおいて、
    前記内管の先端に先端細幅部を有する段付の帯状突起部を、等間隔に複数設け、前記保炎プレートに前記帯状突起部の先端細幅部を挿通させる穴を設け、
    前記帯状突起部の先端細幅部を、前記保炎プレートの穴を通し前記内管の中心軸方向に折り曲げて、前記保炎プレートを前記内管にかしめ付けた後、溶接し固定したことを特徴とする車両用燃焼式ヒータ。
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