JP3902705B2 - シート状パック - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、顔面、身体等に付与することにより美容効果を得ることができるシート状パックに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、エステティックサロン等において、美容効果を奏する様々な施術が行われている。特に、顔面や身体に対するパックについては、肌の汚れ除去効果やひきしめ効果を奏するものとして、多くの手法が提案されている。その中でも、清涼効果を奏するゼリーを肌に塗布するクールパックは、肌を美しく整える効果が大であり、さらに清涼感により気持ちを良くするリラックス効果も得られることから、高い評判を得てきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のクールパックは、不織布等からなるシート状基材の片面に清涼効果を発揮する薬剤を薄く塗布しただけのものであって、清涼感は与えられるものの、その密着性等において充分に満足のできるものとはいえなかった。また、粉体を水に溶いて顔面に塗布することによりゼリー状に固まる形態のものもクールパックとして一部で用いられているが、粉体を水に溶いたゲル状態のものを顔面等の凹凸のある部位、さらには頸部にまで均一に塗布するためにはかなりの熟練した技術が要求されるため、例えば化粧品を販売する店頭等で販売員が被施術者に対して手軽に行うことや使用者が自分で行うことはできないという欠点があった。
【0004】
本発明は、このような実情に鑑みなされたものであって、顔面や身体等への付与を容易に行うことができ、肌への密着性にきわめて優れ、被施術者に対して充分な満足感を与えることのできるシート状パックの提供を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明のシート状パックは次のような構成をとる。すなわち、シート状基材の片面に清涼効果を奏するゼリー層を設けたシート状パックであって、このゼリー層の厚みが3〜10mmの範囲内であるとともに、顔面部(3)と、この顔面部(3)の下方から延設された頸部(9)とからなり、前記顔面部(3)と頸部(9)との間には、角度θ1=約20度の切り欠き(8a)が形成され、前記頸部(9)は、下端から上方に向かって3箇所に略三角形状に切り欠かれており、頸部(9)の上辺(9a)および、連続部(8)の近傍まで切り欠かれた切り欠き部(10)が形成され、かつ連続部(8)の近傍まで切り欠かれた中央に位置する切り欠き部A(10a)の頂角θ2が約40度であり、その左右に位置する頸部(9)の上辺(9a)および、連続部(8)の近傍まで切り欠かれた切り欠き部B(10b)の頂角θ3は約20度に設定されていることを特徴とするシート状パックである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面に基づき説明する。
【0008】
図1は、本発明のシート状パックの第1の実施の形態を示している。このシート状パックは、顔面全体から頸部に付与して用いるものであり、図2に示す如く不織布からなるシート状基材(1)の片面全面に均一な厚みのゼリー層(2)を設けてなるものである。すなわち、このシート状パックにおいては、顔面に対応する顔面部(3)が縦方向約20cm×横方向約25cmの顔面形状に形成され、口に対応する部位に長径約6cmの偏平な楕円形の孔(4)が穿設され、鼻に対応する部位に幅約4.5cm、高さ約4cmの山文字形状の切り込み(5)が設けられている。また、額に対応する部位には左右一対の切り込み(6)が約2.0cmの長さをもって設けられ、上頬に対応する部位には左右一対の切り込み(7)が約2.5cmの長さをもって設けられている。
【0009】
上記顔面部(3)の下方からは、中央に約7cmの連続部(8)を残して、頸部(9)が約8cmの延長長さをもって延設されている。なお、上記連続部(8)の左右両側において、顔面部(3)の下辺(3a)と頸部(9)の上辺(9a)との間には、角度θ1=約20度の切り欠き(8a)が形成されている。そして、この頸部(9)には、下端から上方へ向かって略三角形状に切り欠かれており、頸部(9)の上辺(9a)および、連続部(8)の近傍まで切り欠かれた切り欠き部(10)が3箇所に形成されている。これら3つの切り欠き部(10)のうち、連続部(8)の近傍まで切り欠かれた中央に位置する切り欠き部A(10a)の頂角θ2が約40度であり、その左右に位置する頸部(9)の上辺(9a)の近傍まで切り欠かれた切り欠き部B(10b)の頂角θ3は約20度に設定されている。
【0010】
上記シート状基材(1)は、不織布からなり、その片面全面に均一にゼリー層(2)を設けてなるものである(図2参照)。シート状基材(1)の片面全面に均一にゼリー層(2)を設けるにあたっては、例えば、シート状基材(1)をローラで運び、そのローラ速度に合わせて上方からゼリーをシート状基材(1)と同幅で流し込むようにすることにより、容易に均一な厚みのゼリー層(2)を形成することができる。
【0011】
上記ゼリー層(2)に用いるゼリーは、清涼効果を奏する薬剤であって、具体的には、メントール剤を含有するゼリーを用いることができる。このゼリー層(2)は、シート状基材(1)の片面全面に、1〜20mmの厚みをもって形成されている。すなわち、この厚みが1mm未満であると、顔面に対する充分な密着感や重みによる充実感を得ることができず、また逆にこれが20mmを超えると、ゼリーの使用量が増加する割には効果は増大せず、重みによる充実感を圧迫感と感じてしまう被施術者が多くなってしまうため、ゼリー層(2)の厚みは1〜20mmの範囲内とし、好ましくは2〜15mmの範囲内、さらに好ましくは3〜10mmの範囲内に設定する。
【0012】
このように構成されたシート状パックは、化粧料を塗布した顔面および首筋に付与して用いるものである。このとき、顔面および首筋には所望の美容効果を奏するエッセンス等の化粧料を充分に塗布しておき、シート状パックを顔面および首筋の所定部位に位置決めし、顔面および首筋にきっちりと密着させるようにすることが好ましい。シート状パックを顔面になじませる際に、顔面の凹凸に合わせて上記各切り込み(5)、(6)、(7)を用いることにより、シート状パックを顔面にぴったりと密着させることが容易になる。また、顔面部(3)と頸部(9)との間には、角度θ1=約20度の左右両側に深い切り欠き(8a)が設けられているとともに、頸部(9)には3箇所にわたって頸部(9)の上辺(9a)および、連続部(8)の近傍まで切り欠かれた深い切り欠き部(10)が設けられているため、首筋のRに沿わせながら確実かつ容易にシート状パックを密着させることができる。特に、頸部(9)に設けられた頸部(9)の上辺(9a)および、連続部(8)の近傍まで切り欠かれた切り欠き部(10)において、連続部(8)の近傍まで切り欠かれた中央に位置する切り欠き部A(10a)の頂角θ2が約40度であり、その左右に位置する頸部(9)の上辺(9a)の近傍まで切り欠かれた切り欠き部B(10b)の頂角θ3は約20度に設定されているため、首筋に対するフィット感がより一層良好なものとなっている。そして、充分なパック効果が得られる所定時間(この実施形態においては約15分)経過後、シート状パックを取り外すことにより、顔面および首筋に塗布したエッセンス等の化粧料が肌に万遍なく浸透し、かつ清涼感を与えるというようなクールパック効果が得られるのである。
【0015】
また、上記の実施形態では、シート状基材として不織布を用いた例を挙げたが、本発明のシート状パックに用いるシート状基材は特にこれに限定されるものではなく、ゼリー層の形成が容易で使い勝手の良い素材であれば、他のシート状基材を用いることもできる。ただし、肌に対する違和感が少なく、肌に密着させやすい素材を選択することが好ましい。
【0016】
【実施例】
上記第1の実施形態のシート状パックを用い、10名の成人女性に対して実際に施術を行った。具体的には、予め各人の顔面および首筋の肌に水分と油分を補う効果を奏するエッセンスを充分に塗布しておき、第1の実施形態のシート状パックを顔面および首筋に付与して密着させ、15分間経過後に取り外して各人の感想を聞いた。その結果、10名全員から「心地よい清涼感が快適だった」、「肌がしっとりした」、「肌がひきしまった感じがする」との感想を得た。また、施術者側からも、「使い勝手がきわめて良い」との意見を得た。
【0017】
【発明の効果】
以上のように、本発明のシート状パックは、顔面や身体等への付与を容易に行うことができ、肌への密着性にきわめて優れ、被施術者に充分な満足感を与えることのできるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシート状パックの第1の実施形態を示す正面図である。
【図2】本発明のシート状パックの構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 シート状基材
2 ゼリー層
Claims (1)
- シート状基材(1)の片面に清涼効果を奏するゼリー層(2)を設けたシート状パックであって、このゼリー層(2)の厚みが3〜10mmの範囲内であるとともに、顔面部(3)と、この顔面部(3)の下方から延設された頸部(9)とからなり、前記顔面部(3)と頸部(9)との間には、角度θ1=約20度の切り欠き(8a)が形成され、前記頸部(9)は、下端から上方に向かって3箇所に略三角形状に切り欠かれており、頸部(9)の上辺(9a)および、連続部(8)の近傍まで切り欠かれた切り欠き部(10)が形成され、かつ連続部(8)の近傍まで切り欠かれた中央に位置する切り欠き部A(10a)の頂角θ2が約40度であり、その左右に位置する頸部(9)の上辺(9a)近傍まで切り欠かれた切り欠き部B(10b)の頂角θ3は約20度に設定されていることを特徴とするシート状パック。
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Applications Claiming Priority (1)
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JP23281498A JP3902705B2 (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | シート状パック |
Publications (2)
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Family Applications (1)
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JP23281498A Expired - Lifetime JP3902705B2 (ja) | 1998-08-19 | 1998-08-19 | シート状パック |
Country Status (1)
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- 1998-08-19 JP JP23281498A patent/JP3902705B2/ja not_active Expired - Lifetime
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