JP3901872B2 - 読取装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、原稿の原稿情報を光学的に読み取る読取装置に係り、特に光学系の全光路が密閉されるようにユニット化されてなる構成の読取装置に関するものであり、例えばCCD縮小光学系を用いた原稿読取装置に適用されるものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のCCD縮小光学系を用いた読取装置においては、例えば、同一出願人による特許出願である特願平10−225758号の明細書に記載された読取装置がある。この明細書によれば、光学系を密閉することにより、原稿および周囲の塵埃を光学系内部に入れないようにする構成が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、内部にゴミがあろうが、コンタクトガラスの上面にゴミがあろうが異常画像を引き起こす原因にはなり得る。上述した装置においては、内部に入り込むゴミをなくすことができても、コンタクトガラス上面におけるゴミの付着をなくすことはできない。
【0004】
原稿から持ち込まれるゴミは、搬送経路上に既にあったゴミを原稿がその摺動時の静電気で付着させたもの、または摺動時に原稿と搬送ガイドとの摩擦によって削られたものがあり、それらをなくすことは非常に困難である。
【0005】
本発明は、このような問題点を解決し、原稿の搬送によって原稿から持ち込まれるゴミがコンタクトガラスにのる可能性を低減させた読取装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は、コンタクトガラスと、このコンタクトガラスの上面に搬送される原稿に光を照射する光源と、前記原稿からの反射光を受光して光電変換する画像読取手段と、前記原稿からの反射光を前記画像読取手段に導く複数の偏向手段と、前記光源、画像読取手段および偏向手段を内部に収納し、かつ前記コンタクトガラスを支持する支持部を有するケース体とを有し、前記ケース体に前記コンタクトガラスを装着した際に前記ケース体の内部が密閉され、かつ装置本体に対して着脱自在に構成された光学ユニットを備えた読取装置であって、前記コンタクトガラスに対して前記原稿の搬送方向上流側の前記ケース体側部に、前記原稿に当接して前記コンタクトガラスに前記原稿をガイドするガイド部を設け、前記ケース体に前記コンタクトガラスを装着した際に、前記ガイド部と前記コンタクトガラスとの間に、前記コンタクトガラスの下面よりも下部に底面を有する溝部を形成することを特徴とする。このように構成したことにより、原稿搬送時に原稿とともに搬送されるゴミが、コンタクトガラスとガイド部との間に形成された溝内に入ることにより、コンタクトガラス上に搬送されるゴミ量を軽減することができる。
【0007】
また本発明は、前記支持部に前記原稿の搬送方向に対して直角方向に延びる凹状部を設け、この凹状部に前記コンタクトガラスと前記支持部との隙間を密封する防塵部材を設け、前記溝部を、前記コンタクトガラスおよび前記防塵部材からなる面と前記ケース体の壁面と、前記凹状部の底面とによって構成したことを特徴とする。このように構成したことにより、溝の深さを確保することができる。
【0008】
また本発明は、前記溝部を前記光学ユニットにおける前記原稿の搬送方向に対して直角方向全体に形成したことを特徴とする。このように構成したことにより、溝が原稿搬送方向に対して直角方向全体に形成されているため、溝に落ちたゴミを清掃する際、溝に沿ってゴミを掃き出すことにより、コンタクトガラスを外すことなく清掃することが可能になる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態について図面を参照しながら説明する。
【0010】
図1は本発明の第1実施形態を説明するための読取装置の要部である光学ユニットを示す断面図、図2は図1の光学ユニットの外観を示す斜視図であり、光学ユニットは、図示しない搬送ローラなどによって搬送(矢印G方向)される原稿が上面を移動するコンタクトガラス1と、コンタクトガラス1の下面側に設置されてコンタクトガラス1を介してスキャンラインS部分を照明する光源2と、照明された原稿からの反射光Lを反射するミラー3,4と、反射光Lを集光させるレンズ5およびレンズブロック6と、反射光Lを画像として読み取る際にシェーディング補正を行うためのシェーディング板7と、レンズ5によって受光面に結像された反射光Lを1ラインごとに画像として受光するCCDセンサ部8などの原稿情報読み取り用のCCD縮小光学系を構成する光学部材からなっている。これらの光学部材を収納するケース本体9は、内部に光学系の全光路が密閉されるように設置される防塵構造となっている。
【0011】
図3は図1のコンタクトガラスを支持固定する部分の斜視図であり、コンタクトガラス1は、ケース本体9の一部を構成する上部突出部10における開口部10a内壁に設けられたコンタクトガラス支持部11に支持固定される。コンタクトガラス支持部11は、原稿読取領域の外側で、かつ本例では開口部10aのコンタクトガラスにおける原稿搬送方向(矢印G方向)の上流側と下流側とに設けられ、しかもコンタクトガラス1の下面が設置される側には凹状部12が形成されている。この凹状部12にコンタクトガラス1の下面と接触する防塵部材であるブロック体13が嵌着されている。さらに、コンタクトガラスにおける原稿搬送方向の上流側のケース本体9の上部には原稿をコンタクトガラス1側にガイドするテーパ状のガイド部9aが形成されている。
【0012】
また、コンタクトガラス支持部11にコンタクトガラス1を装着した際、コンタクトガラス1とコンタクトガラス支持部11の側面間に隙間が形成される。ここで、コンタクトガラス1の側面とブロック体13との側面が略同一平面になるようにブロック体13が構成されているため、コンタクトガラス1の原稿搬送方向の両側部において、コンタクトガラス1とブロック体13とからなる側面および開口部10aの内壁面とに挟まれ、コンタクトガラス支持部11の底面まで達する溝14が形成される。ここで、開口部10aにおけるコンタクトガラス1の長手方向に対向する両側面を支持する内壁面に、溝14に連続する切り欠きが形成されているため、図2に示すように、溝14は光学ユニットの長手方向全体に形成される。
【0013】
前記構成の読取装置における原稿読取動作の概要を説明する。搬送手段(図示せず)によってコンタクトガラス1の上面に搬送された原稿は、検知センサ(図示せず)によって検知され、コンタクトガラス1のスキャンラインS部分において光源2により原稿面が照明される。照明された原稿面からの反射光Lは、ミラー3,4によって反射され、レンズ5およびレンズブロック6にて集光されてCCDセンサ部8の受光面に原稿画像として結像される。CCDセンサ部8では受光状態によって光電変換が行われて画像データが出力される。
【0014】
ここで、原稿に付着したゴミあるいは原稿搬送中に生成された紙粉などは、図4に示すように、ガイド部9に擦られて、ガイド部9aを越えた時点で、コンタクトガラス1に落ちようとする。その際、ガイド部9とコンタクトガラス1との間に溝14が存在することによって、その溝14にゴミは落ちることとなる。この時、溝14は矩形状の窪みによって形成されており、さらにコンタクトガラス1の厚さよりも深いので、原稿の静電気によって引っぱり出されることは可能性として低い。
【0015】
図5は図1の光学ユニットを清掃する様子を示す説明図である。溝14に落ちたゴミは、毛の長さが溝14の深さより長く、幅が溝14の隙間に略同一かあるいは小さいブラシによって掻き出すことができる。この時、図2に示すように、溝14は光学ユニット全体を貫いているため、光学ユニットを画像読取装置本体から取り外して、溝14内のゴミを図2中矢印方向に掻き出すことで、完全に光学ユニットの外部に出すことができる。その結果、光学ユニットのコンタクトガラス1を開閉することが不要になり、密閉性は損なわれることがなく、それだけ作業者に強いる負担も小さくなり、画像品質を維持することが可能になる。
【0016】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の読取装置によれば、原稿搬送時に原稿とともに搬送されるゴミが、コンタクトガラスの原稿搬送方向上流側に形成された溝内に入ることにより、コンタクトガラス上に搬送されるゴミ量が軽減され、その結果、異常画像が発生する可能性を低減することができる。
【0017】
また、溝が原稿の搬送方向に対して直角方向全体に形成されているため、溝に落ちたゴミを清掃する際、溝に沿ってゴミを掃き出すことにより、コンタクトガラスを外すことなく清掃することが可能になり、その結果、光学ユニット全体の密閉生を損なうことがなくなるため、常に密閉度を保つことが可能になり画質を維持できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を説明するための読取装置の要部構成を示す断面図
【図2】図1の光学ユニットの全体斜視図
【図3】図1の読取部の構成を示す断面図
【図4】原稿とともに搬送されるゴミが溝部に落ちる様子を示す説明図
【図5】溝部の清掃する様子を示す説明図
【符号の説明】
1 コンタクトガラス
9 ケース本体
9a ガイド部
10 上部突出部
10a 開口部
11 コンタクトガラス支持部
12 コンタクトガラス支持部の凹状部
13 ブロック体
14 溝
G 原稿搬送方向
S スキャンライン
Claims (3)
- コンタクトガラスと、このコンタクトガラスの上面に搬送される原稿に光を照射する光源と、前記原稿からの反射光を受光して光電変換する画像読取手段と、前記原稿からの反射光を前記画像読取手段に導く複数の偏向手段と、前記光源、画像読取手段および偏向手段を内部に収納し、かつ前記コンタクトガラスを支持する支持部を有するケース体とを有し、前記ケース体に前記コンタクトガラスを装着した際に前記ケース体の内部が密閉され、かつ装置本体に対して着脱自在に構成された光学ユニットを備えた読取装置であって、
前記コンタクトガラスに対して前記原稿の搬送方向上流側の前記ケース体側部に、前記原稿に当接して前記コンタクトガラスに前記原稿をガイドするガイド部を設け、前記ケース体に前記コンタクトガラスを装着した際に、前記ガイド部と前記コンタクトガラスとの間に、前記コンタクトガラスの下面よりも下部に底面を有する溝部を形成することを特徴とする読取装置。 - 前記支持部に前記原稿の搬送方向に対して直角方向に延びる凹状部を設け、この凹状部に前記コンタクトガラスと前記支持部との隙間を密封する防塵部材を設け、前記溝部を、前記コンタクトガラスおよび前記防塵部材からなる面と前記ケース体の壁面と、前記凹状部の底面とによって構成したことを特徴とする請求項1記載の読取装置。
- 前記溝部を前記光学ユニットにおける前記原稿の搬送方向に対して直角方向全体に形成したことを特徴とする請求項1または2記載の読取装置。
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JP14815299A JP3901872B2 (ja) | 1999-05-27 | 1999-05-27 | 読取装置 |
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1999
- 1999-05-27 JP JP14815299A patent/JP3901872B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN103002191A (zh) * | 2011-09-13 | 2013-03-27 | 柯尼卡美能达商用科技株式会社 | 原稿读取装置 |
CN103002191B (zh) * | 2011-09-13 | 2015-11-04 | 柯尼卡美能达商用科技株式会社 | 原稿读取装置 |
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