JP3901590B2 - 小説データ処理方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、コンテンツの利用技術であって、より詳しくは、例えば小説のような本来はインタラクティブではないコンテンツにインタラクティブ性を持たせた場合の情報処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
現在、携帯端末等の端末により、非インタラクティブなコンテンツである小説等を閲覧可能にしたり、携帯端末等に対して小説等のコンテンツを配信するような技術は存在している。一方で、本来インタラクティブなコンテンツであるゲームもオンラインで実施するようなサービスも行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
非インタラクティブなコンテンツをインタラクティブ化させることは従来から試みられているが、さらに他のユーザとの関連性を持たせることまでは考慮されていない場合が多い。
【0004】
本発明では、本来はインタラクティブではないコンテンツにインタラクティブ性を持たせると共に他のユーザとの関連をもたせることができるようにするための情報処理技術を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の第一の態様に係る小説データ処理方法は、小説データ内の予め定められた部分の表示の際に、ユーザに対してキーワードの入力又は選択を促す表示を行うステップと、ユーザにより入力又は選択されたキーワードを記憶装置に格納するステップと、キーワードを含む小説データの表示の制御に関連するデータを、ユーザの指示に従って、第二のユーザの端末に送信するステップとを含む。
【0006】
インタラクティブ性を持たされた小説において入力されるキーワードを他のユーザの端末でも使用可能になり、ユーザは一つのコンテンツを様々な点で楽しむことができるようになる。すなわち、サービス提供者も小説データの販売が促進され、収益の向上が期待できる。
【0007】
また、本発明の第二の態様に係る小説データ処理方法は、小説データ内の予め定められた部分の表示の際に、当該予め定められた部分から予め定められた分岐先のいずれかへの分岐の選択を促すステップと、ユーザにより選択された分岐先のデータを記憶装置に格納するステップと、分岐先のデータを含む小説データの表示の制御に関連するデータを、ユーザの指示に従って、第二のユーザの端末に送信するステップとを含む。
【0008】
インタラクティブ性を持たされた小説において、あるユーザにより選択された分岐ルートを他のユーザでも再現可能になり、ユーザは一つのコンテンツを様々な角度から楽しむことができるようになる。なお、ゲームにおけるセーブデータでは、過去のゲーム経過を再現するものではなく、単に状況を保存しているに過ぎない。小説等のコンテンツではストーリの途中から他人の状況を元にスタートしても意味は無く、分岐ルートに基づき最初からどのようなストーリに分岐していったかという点が重要である。これによりサービス提供者も小説データの販売が促進されることが期待される。
【0009】
さらに本発明の第三の態様に係る小説データ処理方法は、他のユーザにより入力又は選択されたキーワードを含み且つ他のユーザの端末により生成された小説データの表示の制御に関連するデータを、ユーザの指示に従って受信し、記憶装置に登録するステップと、小説データ内の予め定められた部分に、記憶装置に格納された小説データの表示の制御に関連するデータからキーワードを読み出て表示装置に表示するステップとを含む。
【0010】
小説データ内の所定の部分から他のユーザにより選択された分岐先への分岐を指示する分岐データを含み且つ他のユーザの端末により生成された小説データの表示の制御に関連するデータを、ユーザの指示に従って受信し、記憶装置に登録するステップと、小説データ内の所定の部分の表示の際に、記憶装置に格納された小説データの表示の制御に関連するデータから分岐先データを読み出て、分岐元の小説データと分岐先の小説データを連結して表示するステップとを含む。
【0011】
なお、本発明に係る小説データ処理方法はプログラム及びコンピュータにて実施することができ、このプログラムは、例えばフレキシブルディスク、CD−ROM、光磁気ディスク、半導体メモリ、ハードディスク等の記憶媒体又は記憶装置に格納される。また、ネットワークなどを介して配布される場合もある。尚、中間的な処理結果はメモリに一時保管される。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1及び図2を用いて、本発明の一実施の形態に係る小説について説明しておく。小説は、一の作家の作品の単位であり、図1に示すように本発明の一実施の形態において一つの小説は2つのシリーズを含む。第一のシリーズは、例えば男性の登場人物を主役にして書かれた小説で、第二のシリーズは、例えば女性の登場人物を主役にして書かれた小説であり、主な話の流れは同じになっている。ユーザは、購読する際に、小説自体を選択するだけではなく、シリーズをも選択するようになっている。各シリーズは、5話立てとなっており、1話は5章で構成される。章は、小説構成の最小単位であって、各章が終わる段階では分岐が発生する。但し、各話の第5章では分岐は設定されない。
【0013】
デフォルトで与えられる基本的なストーリを辿る形で読み進めることも可能であるが、分岐のイベントで他のルートを選択して、別のストーリを楽しむこともできるようになっている。分岐イベントとは別に、名前などのキーワード入力イベントが設けられており、ユーザは例えば好みの名前、食べ物等、入力が求められる種類の情報について入力を行う。少なくとも当該話が終了するまで、又は小説終了時まで、ユーザが選択又は入力した分岐ルートやキーワードは、当該ユーザのしおりデータとして記憶装置に保存される。記憶装置に保存されたキーワードのデータは、キーワード入力箇所以外の場所で使用される。また、ユーザは、他のユーザから同じ小説について当該他のユーザが選択した分岐ルートや入力したキーワード等の情報を含むしおりデータを、例えば赤外線通信により取得することができる。また、ユーザが選択した分岐ルートや入力したキーワード等の情報を含むしおりデータを例えば赤外線通信により他のユーザに送信することもできる。これにより、他のユーザの観点にて小説を読むことができるようになる。また、他のユーザのしおりデータによりユーザが小説を読み進める上で影響を受ける場合もある。さらに、他のユーザの端末と赤外線通信を行うことにより、特別に読むことができるような章を設けるような場合もある。
【0014】
図2に、ストーリの展開の概略説明図を示す。例えば章の終わりの部分等の分岐ポイントにおいて分岐先の選択肢がユーザに提示され、ユーザはいずれかの分岐先を選択することにより、ストーリを分岐させることが出来る。分岐のルートはユーザにはわからないような仕組みになっており、選択肢の選択の仕方によってはデフォルトのストーリに戻るような場合もある。例えば第1話においては、物語の世界観がメインでありそれほど大幅には物語が分岐することは無い。第2話では徐々に物語の進行に関わる分岐が出現するようになる。第3話では、物語の進行に大幅に影響する分岐ポイントが出現する。第4話では、経路が決定された後の微調整が行われ、第5話の最終章では同じ傾向の終末でも若干差異を持たせるための分岐ポイントが設けられる。
【0015】
また、途中でキーワードの入力イベント2001が設けられており、ユーザは例えば好きな食べ物や、好みの名前等の入力が求められる。この入力イベント2001において入力されたキーワードは、キーワード出力イベント2002において出力される。結末についても図2に示すように、最低でも2つ以上用意し、分岐先の選択の仕方によって結末を変化させる。ユーザは、分岐ポイントにおいて分岐先を選択してゆくことにより、一つの小説を様々なストーリで読むことができるようになるため、何倍もの楽しみ方が可能となる。
【0016】
なお、図2ではそのようになっていないが、4話までは次の話へと続くため、次の話への移行の違和感をなくすように、1話の終わりの章を、どの経路を選択しても同じ章を通過するようなニュートラルな章として設定する場合もある。
【0017】
本実施の形態では、しおりデータが重要な役割を果たす。ユーザは、例えばJava(Sun Microsystems社の商標)アプレットによるリーダを用いて上で述べたような小説を閲覧する。ユーザ端末はどのようなものであっても良いが、例えばここでは携帯電話機を想定し、当該携帯電話機にはJavaVM(Virtual Machine)が実装されるものとする。閲覧の際には、上で述べたように分岐ポイントにおける分岐先の選択データ、キーワード入力イベントにおいて入力されたキーワードについては、しおりデータとしてリーダにより確保される記憶領域に保存される。これ以外に、どの小説を読んでいるかを表す小説ID(本実施の形態では説明を簡単にするため、例えばシリーズを表すシリーズIDを含むものとする。但し、別のIDとして取り扱うことも可能である。)、どの話を読んでいるのかを表す話ID、前回どのポイントまで読んだかを表すカーソルポイント等も記憶領域に保存される。なお、カーソルポイントについては1ポイントだけではなく複数ポイント保存しておき、複数のポイントから読み始めることができるようにする構成も可能である。
【0018】
また、自分のしおりデータを他人に渡すことも、他人のしおりデータを受信することもできる。他人のしおりデータを受信した場合には、自分のしおりデータと共に記憶領域に保存され、他人のしおりデータの影響の下ユーザは小説を読むことになる。但し、全く他人のしおりデータに従って小説を読むようにしても良い。しおりデータの通信には、携帯電話機に装備されている赤外線通信装置を用いても良いし、例えばbluetooth等の無線通信装置を用いる場合もある。さらに、電子メールに添付するような形で他人に送付すること可能である。
【0019】
次に図3を用いて、本発明の一本実施の形態に係るシステム概要を説明する。例えばインターネットであるネットワーク1には、ウェブ(Web)サーバ機能を有し、小説データやリーダ・アプレットをユーザ端末に送信するためのダウンロード・サーバ5が接続されている。ダウンロード・サーバ5は、通信事業者や小説データの配信サービスを実施する事業者が管理・運営している。また、ユーザA端末3a、ユーザB端末3bなどもネットワーク1に無線通信にて接続している。なお、図3では携帯電話機としてユーザ端末を表しているが、ユーザ端末は携帯電話機に限られず、PDA(Personal Digital Assistance)やノート型パーソナル・コンピュータのような装置であっても良い。場合によってはデスクトップ型パーソナル・コンピュータであってもよい。これらのユーザ端末は、Webブラウザ機能を有しており、Javaアプレットであるリーダ・アプレットをダウンロードして実行するためJavaVMの機能を有している。また、本実施の形態ではユーザ端末は、ユーザ端末間で直接通信が可能になっているものとする。例えば、赤外線無線通信機能や、bluetooth(詳細は、http://www.bluetooth.com参照のこと)等の無線通信機能を有しているものとする。
【0020】
ダウンロード・サーバ5は、小説データ格納部51とアプレット格納部52とを管理している。小説データ格納部51には、例えばリーダ・アプレットで閲覧可能に構成された小説自身のデータ(以下、小説データと呼ぶ)と、小説データにおいて用いられるデフォルトのしおりデータと、小説一覧データ、各小説の話一覧データ等のデータが格納される。デフォルトのしおりデータとは、小説の作家が標準的なストーリ展開のために設定したキーワードや分岐先のデータである。アプレット格納部52には、リーダ・アプレットの情報が格納される。本実施の形態では、携帯電話機の機能に合わせたリーダ・アプレットが保持されている。ユーザ端末からのダウンロード要求に応じて、ダウンロード・サーバ5は適切なリーダ・アプレットをユーザ端末に送信する。
【0021】
小説データは、作家が作成した小説をリーダ・アプレットにより閲覧可能に構成したものであって、例えば以下のようなデータを含む。
【表1】
<story>
タカシはケイコとの待ち合わせ場所の喫茶店に着き席に座った。
そして、注文をした。
<ki1>1</ki1>
そして、1時間。
待ち合わせ時間が過ぎているにもかかわらず、なかなか現れないケイコをタカシはイラ*イラしながら待っていた。
<rt1>1</rt1>
ケイコは、仕事中だった。
時間が過ぎているにもかかわらず仕事が終わらない。
そこで、ケイコは決心した。
<rt2>1</rt2>
ケイコが現れた。
まぁ、<ki11>1</ki11>なんか飲んでるの
「まぁね。それより、これ。。」
タカシはケイコが以前好きと言っていた<ki2>2</ki2>を手渡す。
「覚えくれてたの??」
ケイコはとても喜んだ。
</story>
タカシは途方にくれてしまった。
せっかく、<ki2>2</ki2>を渡すつもりだったのに。
</story>
ケイコは、彼に電話を掛けた。
「今日は仕事で行けそうもない」
「わかった」
と、タカシ。
タカシは、がっかりして、ケイコに渡す予定だった、
<ki2>2</ki2>をしげしげと見つめていた。。
</story>
【0022】
ここでstory開始タグは小説の開始を、story終了タグは章又は話の区切りを示す。ki1開始タグ及びki1終了タグは、キーワードの入力部分を示し、これらのタグに囲まれた値によりキーワードの入力のための質問の内容が変わる。rt1開始タグ及びrt1終了タグは、分岐先の選択肢を表示するためのタグであり、これらのタグに囲まれた数値により分岐先の選択肢の構成が変わる。また、rt2開始タグ及びrt2終了タグは、デフォルトの又は他人のしおりデータに基づき分岐する部分を表し、これらのタグに囲まれた数値によりしおりデータのうちいずれの分岐先データを用いるかが決定される。ki11開始タグ及びki11終了タグは、ki1タグの部分で入力したキーワードを表示する部分を表し、これらのタグに囲まれた数値によりいずれの入力キーワードを表示させるかが決定される。ki2開始タグ及びki2終了タグは、デフォルトの又は他人のしおりデータに基づきキーワードの表示を行う部分であり、これらのタグに囲まれた数値によりいずれのキーワードを表示させるかが決定される。
【0023】
本実施の形態では、上で述べた小説データに付随して以下のようなデータも小説データに含まれる。すなわち、図4に示すようなki1テーブルも小説データに含まれる。図4の例では、数値の列901と質問メッセージの列902とが含まれ、各数値に対応して質問内容が登録されている。ki1タグにおいて1が指示された場合には、「何を注文する?」といったメッセージ及びキーワードの入力領域が表示されるようになっている。
【0024】
また図5に示すようなrt1テーブルも小説データに含まれる。図の例では、rt1タグにより指示される数値の列905と、質問メッセージの列906と、選択肢IDの列907と、選択肢の内容の列908と、分岐先カーソルポイントの列909とが含まれる。例えばrtタグにより1が指示された場合には、「今からどうする?」という質問メッセージと、選択肢IDが1の「もう少し待つ」というメッセージ、選択肢IDが2の「電話を掛ける」というメッセージ、及び選択肢IDが3の「帰る」というメッセージとを含む質問が表示されるようになる。
【0025】
さらに図6に示すようなrt2テーブルも小説データに含まれる。図の例では、rt2タグにより指示される数値の列911と、選択肢IDの列912と、分岐先カーソルポイントの列913とが含まれる。例えばrt2タグにより指示される数値が3、すなわち他のユーザ等がrt1タグに応じて指示した数値が3の分岐ポイントにおいて選択肢IDが2の分岐先を選択していた場合には、カーソルポイントを1233に移動させることを意味する。
【0026】
ユーザAは、本実施の形態に係る小説を購読する場合には、最初にリーダ・アプレットをダウンロード・サーバ5からユーザA端末3aにダウンロードし、当該リーダ・アプレットに対して指示を行うことで、小説を読み進めることになる。リーダ・アプレットは、ユーザAの指示に従って、必要な小説のデータをダウンロード・サーバ5からダウンロードして、ユーザA端末3aの表示装置に表示する。なお、ユーザBによるユーザB端末3bについても同様である。
【0027】
図7にリーダ・アプレットの機能ブロック図を示す。リーダ・アプレット100には、小説読み込み処理部110と、小説表示実行処理部120と、データ交換処理部130とが含まれる。小説読み込み処理部110は、ダウンロード・サーバ5とのやり取りの中でダウンロードすべきデータをユーザに選択させるための読み込みデータ選択処理部111と、ダウンロード・サーバ5との通信処理を実施するためのサーバ通信処理部112と、小説データその他のデータのための記憶領域をユーザ端末内に確保するための記憶領域確保処理部113と、ダウンロード・サーバ5から受信するデフォルトしおりのデータ等を設定するデフォルトデータ設定処理部114とを含む。小説表示実行処理部120は、小説データの基本的な表示を実施する小説基本表示処理部121と、rt1タグなどによる分岐ポイントにおける分岐の選択肢を表示するための処理等を実施する分岐選択処理部122と、ユーザにより選択された選択肢の分岐先データを登録するための選択肢記録処理部123と、ki1タグに応じてキーワード入力を促す処理及び入力を受け付けたキーワードを記憶領域に登録するためのキーワード入力・記録処理部124と、ki11タグやki2タグにおいてキーワードを表示するための処理を実施するキーワード出力処理部125とを含む。データ交換処理部130は、しおりデータを他のユーザに送信したり他のユーザからしおりデータを受信したりするために設けられており、送信するしおりデータをユーザに選択させるための表示を行う交換データ選択処理部131と、しおりデータを他のユーザのユーザ端末に送信するための処理を実施するデータ送信処理部132と、他のユーザのユーザ端末からしおりデータを受信するための処理を実施するデータ受信処理部133と、受信した他のユーザのしおりデータを所定の記憶領域に格納するための処理を実施する受信データ記録処理部134とを含む。
【0028】
図8にユーザ端末の記憶装置にリーダ・アプレット100のために確保される記憶領域について説明しておく。図8の例では、現在保持している小説データの小説IDの格納領域921と、現在保持している小説データのタイトルの格納領域927と、現在保持している小説データにおける話の話IDの格納領域922と、前回の終了時のカーソルポイントの格納領域923と、第1のしおりデータ(全話分)の格納領域924と、第2のしおりデータ(全話分)の格納領域925と、小説データ(1話分)の格納領域926とが含まれる。小説データには、上でも述べたが、ki1テーブル931と、rt1テーブル932と、rt2テーブル933とが含まれる。第1のしおりデータは、主にユーザ自身のしおりデータであり、第2のしおりデータは、デフォルトのしおりデータ又は他のユーザのしおりデータである。小説データについては1話分のデータのみ格納するようにしている。これは携帯電話機のようなユーザ端末の場合記憶容量に限度があるためである。但し、他の種類のユーザ端末であれば、このような制限無く全ての小説データを保持するようにすることも可能である。
【0029】
図9に第1のしおりデータの一例を示す。図9の例では、小説ID941と、タイトル942と、ki1タグで指示される数値とki1タグに対応して入力された入力値との対のグループ943と、rt1タグで指示される数値とrt1タグに対応して選択された選択肢ID(選択値)との対のグループ944とが含まれる。
【0030】
図10に第2のしおりデータの一例を示す。第1のしおりデータと含まれるデータは同じである。図10の例では、小説ID951と、タイトル952と、ki1タグで指示される数値と他のユーザ等によりki1タグに対応して入力された入力値との対のグループ953と、rt1タグで指示される数値と他のユーザなどによりrt1タグに対応して選択された選択肢ID(選択値)との対のグループ954とが含まれる。但し、使用するユーザ端末側では、ki1をki2として使用し、rt1をrt2として使用するものであり、図10ではki2及びrt2と表している。
【0031】
次に、図7に示したリーダ・アプレットの処理について図11乃至図36を用いて説明する。なお、ここでは既にリーダ・アプレットのユーザA端末3aへのダウンロードは完了しているものとして説明する。最初に、リーダ・アプレット100は、トップメニューをユーザA端末3aの表示装置に表示する(ステップS1)。例えば図12に示されるような画面が表示される。図12の例では、現在の小説として既にダウンロードされている小説データのタイトル(「名探偵ヨシコ」)及び話ID(第3話)とが含まれる。また、選択項目として「初めから読む」「つづきから読む」「小説読込」「赤外線モード」及び「おわり」が含まれる。リーダ・アプレット100は、ユーザによる上記メニュー項目のいずれかの選択入力を受け付ける(ステップS3)。なお、「初めから読む」は当該話において最初から読むという意味であり、全くの最初から読む場合には、小説読込を選択するものとする。そしてユーザにより選択された項目が「小説読込」であるか判断する(ステップS5)。もし、「小説読込」が選択されたと判断された場合には、後に詳細に説明する小説読込処理を実施する(ステップS7)。そして、端子Aを介してステップS1に戻る。
【0032】
一方「小説読込」が選択されたわけではない場合には、「初めから読む」が選択されたか判断する(ステップS9)。もし、「初めから読む」が選択されたと判断された場合には、現在のカーソルポイントに1をセットする(ステップS15)。そして、後に詳述するメイン処理を実行する(ステップS17)。ステップS17の後には端子Aを介してステップS1に移行する。
【0033】
また、ステップS9において「初めから読む」が選択されているとは判断されなかった場合、「続きを読む」が選択されたか否かを判断する(ステップS11)。もし、「続きを読む」が選択されたと判断された場合には、現在のカーソルポイントに前回終了カーソルポイント(図8)をセットする(ステップS13)。そして、メイン処理を実行する(ステップS17)。ステップS17の後には端子Aを介してステップS1に移行する。
【0034】
さらに、ステップS11において「続きを読む」ではないと判断された場合には、「赤外線モード」が選択されたか否かを判断する(ステップS19)。「赤外線モード」が選択されたと判断された場合には、後に詳細に述べる赤外線転送処理を実施する(ステップS23)。そしてステップS23の後には端子Aを介してステップS1に移行する。
【0035】
ステップS19において「赤外線モード」ではないと判断された場合には、「おわり」が選択されたか否かを判断する(ステップS21)。「おわり」が選択された場合には、処理を終了する。「おわり」ではないと判断された場合には、ステップS1に戻る。
【0036】
このようにメニューからユーザは所望の処理を指示することができるようになっている。
【0037】
次に図13を用いて図11のステップS7の小説読込処理の詳細について説明する。ユーザにより「小説読込」が選択されると、サーバ通信処理部112はダウンロード・サーバ5に小説一覧データを要求し、ダウンロード・サーバ5から小説一覧データをダウンロードし(ステップS24)、一旦記憶装置に格納する。そして、読み込みデータ選択処理部111は当該小説一覧データを用いて小説一覧表示を実施する(ステップS25)。図14に小説一覧表示の一例を示す。図14の例では5つの小説が列挙されている。また、メインメニューに戻るための選択肢も含まれている。ユーザは、ダウンロードする小説を選択するか、又はメインメニューに戻るという項目を選択して入力する。読み込みデータ選択処理部111は、ユーザによる選択入力を受け付ける(ステップS27)。
【0038】
なお、図13の処理フローでは小説のタイトルだけで小説をダウンロードするか判断しなければならず、ユーザとしては判断しにくい場合がある。そこで、例えば図15に示すように、選択した小説の概要を説明し、さらに、登場人物の説明のページに移行できるようにする場合もある。図15において「登場人物をみる」が選択された場合に図16のような画面が表示される。図16の例では、登場人物のリストが含まれる。例えば登場人物のリストは、小説のシリーズにおける主役を表す。もし、図16で「神崎」が選択されると図17のような画面が表示される。図17では「神崎」の人物紹介がなされており、「この人を選択」で「神崎」が主役のシリーズが選択されることになる。図17で「この人を選択」が選択されると図18のような画面が表示される。図18の例では、小説名及び主役名の表示と、「決定」又は「戻る」という選択肢とが含まれている。例えば図18において「決定」が選択されることにより、小説及びシリーズが確定する。説明を簡単にするため、ステップS25では各小説のシリーズをも含めて小説一覧が表示され、いずれかが選択されるものとする。
【0039】
読み込みデータ選択処理部111は、ステップS27において受け付けた選択入力が「戻る」であるか判断する(ステップS29)。選択入力が「戻る」であると判断された場合には、図11のステップS1に戻る。一方、何らかの小説が選択された場合には、現在保持されている小説の小説ID(登録小説ID:図8)と選択された小説の小説IDが一致するか判断する(ステップS31)。ここでは説明を簡単にするためシリーズまで一致するか判断する。一致すると判断された場合には、ステップS39に移行する。一方、一致しないと判断された場合には、選択された小説の小説IDを保持しておく。そして、サーバ通信処理部112は、選択された小説の小説IDをダウンロード・サーバ5に送信し、ダウンロード・サーバ5から小説書誌データ(小説ID、タイトル、話一覧データ等)、全話のデフォルト分岐ルート及びキーワードのデータ(以下、デフォルトしおりデータと呼ぶ)をダウンロードし、記憶装置に格納する(ステップS35)。デフォルトしおりデータは、ここでは全話分のしおりデータであり、記憶領域確保処理部113が図8に示した第2のしおりデータの格納領域925を確保し、デフォルトデータ設定処理部114が受信したデフォルトしおりデータを当該格納領域925に登録する(ステップS37)。
【0040】
なお、第1のしおりデータの格納領域924にも同じデータを格納する場合がある。これにより、標準的なキーワード及び分岐先データをユーザに提示できるようになる。ユーザが標準とは異なるキーワードや分岐先を選択した場合には、第1のしおりデータとして上書き保存すればよい。
【0041】
そして、読み込みデータ選択処理部111は、受信した小説書誌データを用いて話一覧を表示装置に表示する(ステップS39)。ここでは第一話から第五話までのいずれを読むのかユーザに選択を促す。ユーザは話選択入力を行う。読み込みデータ選択処理部111は、ユーザからの話選択入力を受け付け(ステップS41)、現在保持している小説の小説ID(図8)とステップS27において選択された小説の小説IDが一致し且つ現在保持している小説における話の話IDと選択された話の話IDが一致するか判断する(ステップS43)。もし、一致していると判断された場合には、既にユーザA端末3aに保持している小説データのダウンロードが指示されたことになるので、読み込みデータ選択処理部111は、ダウンロード済みメッセージを表示装置に表示し(ステップS47)、図11のステップS1に戻る。一方、一致しないと判断された場合には、選択された小説の小説ID及び選択された話の話IDを、図8に示した格納領域921及び922に上書き登録する(ステップS45)。そして、サーバ通信処理部112は、小説ID及び話IDをダウンロード・サーバ5に送信し、ダウンロード・サーバ5から小説ID及び話IDに対応する小説データをダウンロードする(ステップS49)。そして、記憶領域確保処理部113は、小説データの記憶領域926を確保して、デフォルトデータ設定処理部114が当該受信した小説データを記憶領域926に保存する(ステップS51)。そして、端子Bを介して図19の処理に移行する。
【0042】
このようにすれば、全く新しく小説を選択して読み始める場合や、ある小説のある話を読んでいるが、他の話を読む場合等に、適切な話の小説データを取得することができるようになる。
【0043】
次に図11におけるステップS17のメイン処理を図19乃至図21を用いて説明する。小説基本表示処理部121は、小説データ中の現在のカーソルポイントから所定の範囲(例えば1画面分)のデータを抽出する(ステップS61)。そして、小説データ中の現在のカーソルポイントから所定の範囲内にki1タグが存在している判断する(ステップS63)。もし、ki1タグが存在している場合には、キーワード入力・記録処理部124が後に詳述するキーワード入力処理を実施する(ステップS65)。そして、端子Cを介して図21に移行する。一方、ki1タグが存在していない場合には、現在のカーソルポイントから所定の範囲にki2タグが存在しているか判断する(ステップS67)。ki2タグが存在している場合には、キーワード出力処理部125が後に詳述するキーワード表示処理を実施する(ステップS69)。その後、端子Cを介して図21に移行する。
【0044】
ki2タグが存在していない場合には、現在のカーソルポイントから所定の範囲内にrt1タグが存在しているか判断する(ステップS71)。rt1タグが存在する場合には、分岐選択処理部122及び選択肢記録処理部123が後に詳述するルート選択処理を実施する(ステップS73)。その後端子Dを介してステップS61に戻る。また、rt1タグが存在しないと判断された場合には、現在のカーソルポイントから所定の範囲内にrt2タグが存在しているか判断する(ステップS75)。もしrt2タグが存在すると判断された場合には、分岐選択処理部122が後に詳述するルート自動移動処理を実施する(ステップS77)。そして端子Cを介して図21に移行する。
【0045】
rt2タグが存在していない場合には、現在のカーソルポイントから所定の範囲内にki11タグが存在しているか判断する(ステップS79)。もしki11タグが存在すると判断された場合には、キーワード出力処理部125が後に詳述する第キーワード表示処理を実施する(ステップS81)。その後端子Cを介して図21に移行する。
【0046】
もしki11タグが存在していない場合には、小説基本表示処理部121は現在のカーソルポイントから所定の範囲のデータを表示装置に表示する(ステップS83)。すなわち、上で述べたようなタグが無ければ所定の範囲内のデータを表示する。なお、story終了タグがある場合には、その前まで表示する。例えば図20に示すような表示がなされる。そして端子Cを介して図21の処理に移行する。
【0047】
次に図21において端子C以降の処理を説明する。小説基本表示処理部121は、表示の後にユーザによるキー操作を待つ。そして、ユーザがキー操作を行うと、キー入力を受け付け(ステップS85)、入力キー種別を判定する(ステップS87)。もし、上向き矢印キーが押されたと判断された場合には、現在のカーソルポイントを所定数デクリメントする(ステップS93)。前を読み直す場合であり、所定数は1であってもよいし、1ライン分、数ライン分若しくは1ページ分である。また、下向き矢印キーが押されたと判断された場合には、現在のカーソルポイントを所定数インクリメントする(ステップS91)。次を読む場合であり、所定数は下向き矢印の場合と同じである。ステップS91又はステップS93の後に、現在のカーソルポイントはstory終了タグ又はそれ以降になったか判断する(ステップS95)。もし、現在のカーソルポイントがstory終了タグ又はそれ以降になったと判断された場合には、話更新処理を実施するため端子Eを介して図33の処理に移行する。一方、現在のカーソルポイントがstory終了タグより前にあると判断された場合には、端子Dを介して図19のステップS61に戻る。
【0048】
もし、終了を指示するためのキーとして指定されたキーが押されたと判断された場合には、現在のカーソルポイントをカーソルポイントの格納領域923に登録する(ステップS89)。そして図11のステップS1に戻る。
【0049】
このようにしてユーザは、小説を読み進めることが出来る。
【0050】
次に図22を用いて図19のキーワード入力処理(ステップS65)について説明する。キーワード入力・記録処理部124は、ki1タグにより指示された数値に対応する質問データをki1テーブル(図4)から取得する(ステップS101)。表1の例では「<ki1>1</ki1>」であるから、ki1テーブルにおいて1に対応する質問データを取得する。そして、現在のカーソルポイントからki1タグまでと質問データに基づく質問文及びキーワード入力欄を表示装置に表示する(ステップS103)。例えば、図23のような表示が行われる。図23の例では、前半に通常の文が含まれ、後半に「<<注文内容は?>>」という質問文と、入力欄980とが設けられている。なお、ここではユーザが「紅茶」と入力したものとする。キーワード入力・記録処理部124は、ユーザによるキーワード入力を待ち、ユーザによるキーワード入力を受け付ける(ステップS105)。そして、ki1タグにより指示された数値に対応して第一しおりデータの記憶領域924に入力されたキーワードを登録する(ステップS107)。そして、小説基本表示処理部121は、現在のカーソルポイントからki1タグまでのデータと、ki1タグの位置に入力されたキーワードと、現在のカーソルポイントから所定の範囲の残りの部分のデータとを表示する(ステップS108)。例えば図24に表示例を示す。なお、入力されたキーワードについては、強調表示(例えば反転表示)を行う。そして、図19の端子Cを介して図21のステップS85に移行する。
【0051】
ユーザからキーワードの入力を受け付け、第1のしおりデータとして記録しておき、小説のインタラクティブ性をユーザに対して提示すると共に、キーワードの後の使用及び第1のしおりデータの送信に備えている。
【0052】
なお、既に第1のしおりデータとして何らかのデータが格納されている場合には、ki1タグを検出した際に、ki1タグで指示された数値に対応するキーワードを読み出し、当該キーワードを例えば図23の入力欄に修正可能な態様で表示するようにしても良い。このようにすれば、作家(デフォルトの場合)又は他のユーザが何を入力したか明らかになる。
【0053】
次に図25を用いて図19のキーワード表示処理(ステップS69)について説明する。キーワード出力処理部125は、ki2タグにより指示された数値に対応する、第2のしおりデータ内のデータを取得する(ステップS109)。例えば、表1では「<ki2>2</ki2>」とあるので、図10の第2のしおりデータにおいて「2」に対応するデータは「ダイア」である。そして、ki2タグの位置に取得したデータを強調した形で挿入した、現在のカーソルポイントから所定範囲内のデータを表示装置に表示する(ステップS110)。例えば図26に表示例を示す。上で述べたように取得された「ダイア」が下線が引かれた形で挿入されている。そして、図19の端子Cを介して図21のステップS85に移行する。
【0054】
第2のしおりデータは、デフォルトのしおりデータ又は他人のしおりデータである。従って、他人のしおりデータであれば、他人がki1タグにおいて入力したキーワードであるから、他人のしおりデータに基づき本ユーザのストーリに変化が与えられたことになる。
【0055】
次に、図19のルート選択処理(ステップS73)を図27を用いて説明する。分岐選択処理部122は、rt1タグにより指示された数値に対応する、rt1テーブル(図5)の選択データを取得する(ステップS111)。表1の例では「<rt1>1</rt1>」であるから、rt1テーブルから「今からどうする?」及び「1.もう少し待つ」「2.電話を掛ける」「3.帰る」というデータとそれぞれの分岐先カーソルポイント値を取得する。そして、分岐選択処理部122は、カーソルポイントからrt1タグまでと、rt1テーブルから取得された質問文及び選択肢を、表示装置に表示する(ステップS113)。例えば図28に示すような表示がなされる。上半分は、通常のデータが表示される部分であり、下半分にはrt1テーブルから取得された質問文及び選択肢が含まれる。
【0056】
選択肢記録処理部123は、ユーザからの選択入力を待ち、ユーザの入力により選択入力を受け付ける(ステップS115)。そして、選択された選択肢データを、rt1タグにより指示された数値に対応させて第1のしおりデータに登録する(ステップS117)。例えば、「1」が選択されれば「1」が登録される。そして、選択された選択肢に対応する飛び先に現在のカーソルポイントを設定する(ステップS119)。例えば「1」が選択されれば現在のカーソルポイントが「130」にセットされる。そして図19の端子Dを介してステップS61に戻る。
【0057】
このようにすることにより、各分岐ポイントにおいて選択した選択肢のデータが第1のしおりデータに登録される。この選択肢のデータは、後に第1のしおりデータを他のユーザに送信する場合に他のユーザにより用いられる。
【0058】
なお、既に第1のしおりデータとして何らかのデータが格納されている場合には、rt1タグを検出した際に、rt1タグで指示された数値に対応する選択肢ID(選択値)を読み出し、当該選択肢IDを例えば図28の選択肢表示部分において強調表示するようにしても良い。このようにすれば、作家(デフォルトの場合)又は他のユーザが何を分岐先として選択したかが明らかになる。
【0059】
次に図19のルート自動移動処理(ステップS77)を図29を用いて説明する。小説基本表示処理部121は、rt2タグにより指示された数値に対応する分岐データを第2のしおりデータから取得する(ステップS121)。表1の例では「<rt2>1</rt2>」であるから、1に対応する分岐データ「2」を第2のしおりデータから取得する。また、分岐データからrt2テーブル(図6)で特定される飛び先ポイント(図6の例では「356」)から所定の範囲(図19のステップS61の所定の範囲とは異なる範囲であってもよい。また所定の範囲はカーソルポイントからrt2タグまでの文字数に応じて可変である場合もある)を取得する(ステップS123)。そして、小説基本表示処理部121は、現在のカーソルポイントからrt2タグまで、飛び先ポイント以降の部分を連結して表示装置に表示する(ステップS125)。例えば、図30のような表示がなされる。ここでは、点線991から上はrt2タグまでの文章であり、点線991から下は飛び先ポイント以降の部分である。
【0060】
第2のしおりデータは、デフォルトのしおりデータ又は他人のしおりデータである。従って、他人のしおりデータであれば、他人がrt1タグにおいて選択した分岐データであるから、他人のしおりデータに基づき本ユーザのストーリに変化が与えられたことになる。
【0061】
図19の第2キーワード表示処理(ステップS81)を図31を用いて説明する。キーワード出力処理部125は、ki11タグにより指示された数値に対応する、第1のしおりデータ内のki1のデータを取得する(ステップS131)。表1の例では、「<ki11>1</ki11>」であるから、図23の例でki1タグに対応して入力した「紅茶」が取得される。そして、ki11タグの位置に取得されたデータを強調した形で挿入した、現在のカーソルポイントから所定範囲内のデータを表示装置に表示する(ステップS133)。例えば、図32のような表示がなされる。ここでは図23で入力された「紅茶」に下線が引かれている。
【0062】
ユーザからキーワードの入力を受け付け、第1のしおりデータとして記録しておき、後でこのキーワードを使用して、小説のインタラクティブ性をユーザに対して提示するものである。
【0063】
次に、図21における端子Eから遷移した場合の処理を図33を用いて説明する。読み込みデータ選択処理部111は、話IDの格納領域922から話IDを読み出して1インクリメントする(ステップS141)。そして、話IDが5を超えたか否かを判断する(ステップS143)。5は本実施の形態において話数が5話までであることから設定されるものであって、話数に依存するものである。もし、話IDが6になっている場合には、小説が読み終わったことを示すために終了表示を実施する(ステップS153)。そして、ユーザが「戻る」を指示するまで待つ( ステップS155)。「戻る」がユーザに指示された場合には端子Aを介して図11のステップS1に戻る。
【0064】
一方、話IDが5以下であれば、サーバ通信処理部112が、現在保持されている小説の小説ID(図8)とインクリメントされた話IDとをダウンロード・サーバ5に送信し、ダウンロード・サーバ5から該当する話の小説データをダウンロードする(ステップS145)。なお、このステップの前に、例えば図34に示すように、ダウンロードするか否かをユーザに問い合わせるようにしても良い。例えば話の小説データ毎に課金されたり、通信費がかかる場合には、このように問い合わせる方が好ましい場合もある。そして、記憶領域確保処理部113は、話IDの格納領域922に新たな話IDを登録し(ステップS147)、ダウンロードした小説データのための領域を確保する。この際今まで保持していた小説データを削除してその格納領域を開放する。また、デフォルトデータ設定処理部114は、ダウンロードした小説データを確保された格納領域に格納する(ステップS149)。読み込みデータ選択処理部111は、現在のカーソルポイントを1に初期化する(ステップS151)。
【0065】
このようにすることにより、1話読み終わったところで次の話の小説データを自動的にダウンロードするようになるため、ユーザは小説を読み進めることが出来る。
【0066】
次に図35を用いて図11の赤外線転送処理(ステップS23)について説明する。交換データ選択処理部131は、送信・受信の選択を促す表示を表示装置に行う(ステップS161)。交換データ選択処理部131は、選択入力を受け付け(ステップS163)、受信が指示されたか否かを判断する(ステップS165)。もし、受信が指示された場合には、データ受信処理部133がデータ受信処理を実施し、受信したデータを一旦記憶装置に格納する(ステップS167)。ここではユーザ端末に備えられた赤外線通信機能を用いて通信を行う。
【0067】
受信データ記録処理部134は、しおりデータに含まれる小説ID及びタイトルにより、受信データについての表示を行い、第1のしおりデータとして登録するのか、第2のしおりデータとして登録するのか、登録しないかという保存の確認入力をユーザに対して促す(ステップS169)。受信データ記録処理部134は、ユーザからの入力を待ち、ユーザが入力を行うと当該入力を受け付ける(ステップS171)。そして、第2のしおりデータとして登録することが指示されたか否かを判断する(ステップS173)。もし第2のしおりデータとして登録することが指示されたと判断される場合には、第2のしおりデータの格納領域925に、受信したしおりデータを保存する(ステップS175)。そして端子Aを介してステップS1に戻る。一方、第1のしおりデータとして登録することが指示されたと判断された場合には(ステップS177)、第1のしおりデータの記憶領域924に受信したしおりデータを保存する(ステップS179)。そして端子Aを介してステップS1に戻る。一方第1のしおりデータとして登録することが指示されたわけではない場合には、登録を止めるということであり、記憶装置に一旦保持していた受信データを破棄し、端子Aを介してステップS1に戻る。なお、第1のしおりデータとして保存する場合には、自分の今までのしおりデータは消去されてしまうことになるので、再度確認のための表示を実施するようにしても良い。さらに第1のしおりデータとして保存することを禁止しても良い。また第1及び第2のしおりデータとして両方の格納領域924及び925に登録するような選択肢を示すようにしても良い。
【0068】
一方、交換データ選択処理部131は、ユーザにより送信が指示されている場合には、第1のしおりデータ又は第2のしおりデータのいずれを送信するかユーザに選択させるための表示を表示装置に行う(ステップS181)。例えば図36のような表示を行う。ここでは、しおり1としおり2のいずれかを選択するように求めている。交換データ選択処理部131は、ユーザがしおりデータを選択するのを待ち、入力された場合にはユーザの選択入力を受け付け(ステップS183)、いずれが選択されたのか判断する(ステップS185)。もし、第1のしおりデータが選択された場合にはデータ送信処理部132は、格納領域924から第1のしおりデータを読み出して、送信処理を実施する(ステップS187)。この際、送信中を示す表示を行うようにしても良い。第2のしおりデータが選択された場合にはデータ送信処理部132は、格納領域925から第2のしおりデータを読み出して、送信処理を実施する(ステップS189)。この際、送信中を示す表示を行うようにしても良い。
【0069】
このようにすれば、しおりデータを他のユーザと交換することができ、他のユーザにより入力されたしおりデータによるストーリへの影響を楽しむことができるようになる。
【0070】
以上本発明の一実施の形態を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、例えばダウンロード・サーバ5は1台だけではなく複数台存在する場合もある。また、リーダ・アプレット100のダウンロードと小説データのダウンロードを別のサーバで実施するようにしても良い。また、本実施の形態では、単純に他のユーザからのしおりデータを受信した場合には、記憶領域に上書き登録する場合のみを示したが、何らかの演算を行った後に、例えば第2のしおりデータの変更を行うようにしても良い。例えば、第2のしおりデータと受信したしおりデータとを所定のルールにて演算した結果を登録するようにしても良い。
【0071】
また、記憶領域の容量に制限が無ければ、小説データを1話分だけではなく多くの話のためのデータを一度にダウンロードするようにしても良い。また、複数の小説についてのデータを保持できるようにする場合もある。上で説明した画面例は一例であって、他の構成であってもよい。
【0072】
ki1タグを検出した際に、キーワードの入力を求める例を説明したが、キーワードの選択肢を表示して選択させるようにすることも可能である。
【0073】
(付記1)
小説データ内の予め定められた部分の表示の際に、ユーザに対してキーワードの入力又は選択を促す表示を行うステップと、
前記ユーザにより入力又は選択されたキーワードを記憶装置に格納するステップと、
前記キーワードを含む小説データの表示の制御に関連するデータを、前記ユーザの指示に従って、第二のユーザの端末に送信するステップと、
を含む小説データ処理方法。
【0074】
(付記2)
小説データ内の予め定められた部分の表示の際に、当該予め定められた部分から予め定められた分岐先のいずれかへの分岐の選択を促すステップと、
前記ユーザにより選択された分岐先のデータを記憶装置に格納するステップと、
前記分岐先のデータを含む小説データの表示の制御に関連するデータを、前記ユーザの指示に従って、第二のユーザの端末に送信するステップと、
を含む小説データ処理方法。
【0075】
(付記3)
前記小説データ内の予め定められた部分の表示の際に、ユーザに対してキーワードの入力又は選択を促す表示を行うステップと、
前記ユーザにより入力又は選択されたキーワードを記憶装置に格納するステップと、
をさらに含み、
前記小説データの表示の制御に関連するデータが、前記キーワードを含む
ことを特徴とする付記2記載の小説データ処理方法。
【0076】
(付記4)
前記小説データ内の予め定められた他の部分の表示の際に、前記記憶装置に格納されたキーワードを読み出して表示するステップ
をさらに含む付記1又は3記載の小説データ処理方法。
【0077】
(付記5)
第三のユーザの端末から前記小説データの表示の制御に関連する第二のデータを受信した場合、当該小説データの表示の制御に関連する第二のデータを記憶装置に格納する格納ステップと、
前記小説データの表示の制御に関連する第二のデータを用いて、前記小説データの表示を行う表示制御ステップと、
をさらに含む付記1又は3記載の小説データ処理方法。
【0078】
(付記6)
前記表示制御ステップが、
前記小説データ内の予め定められた部分に、前記小説データの表示の制御に関連する第二のデータに含まれるキーワードを表示するステップ
を含む付記5記載の小説データ処理方法。
【0079】
(付記7)
前記表示制御ステップが、
前記小説データ内の予め定められた部分の表示の際に、前記小説データの表示の制御に関連する第二のデータに含まれる分岐先データに従って分岐元の小説データと分岐先の小説データを連結して表示するステップ
を含む付記5又は6記載の小説データ処理方法。
【0080】
(付記8)
前記格納ステップが、
前記小説データの表示の制御に関連する第二のデータを、前記ユーザ自らによる前記小説データの表示の制御に関連するデータとは別に記憶装置に格納するステップ
を含む付記5記載の小説データ処理方法。
【0081】
(付記9)
前記格納ステップが、
前記小説データの表示の制御に関連する第二のデータを、前記ユーザ自らによる前記小説データの表示の制御に関連するデータに上書き登録するステップ
を含む付記5記載の小説データ処理方法。
【0082】
(付記10)
他のユーザにより入力又は選択されたキーワードを含み且つ前記他のユーザの端末により生成された小説データの表示の制御に関連するデータを、前記ユーザの指示に従って受信し、記憶装置に登録するステップと、
前記小説データ内の予め定められた部分に、前記記憶装置に格納された前記小説データの表示の制御に関連するデータからキーワードを読み出て表示装置に表示するステップと、
を含む小説データ処理方法。
【0083】
(付記11)
小説データ内の所定の部分から他のユーザにより選択された分岐先への分岐を指示する分岐データを含み且つ前記他のユーザの端末により生成された小説データの表示の制御に関連するデータを、前記ユーザの指示に従って受信し、記憶装置に登録するステップと、
前記小説データ内の所定の部分の表示の際に、前記記憶装置に格納された前記小説データの表示の制御に関連するデータから分岐先データを読み出て、分岐元の小説データと分岐先の小説データを連結して表示するステップと、
を含む小説データ処理方法。
【0084】
(付記12)
付記1乃至11のいずれか1つ記載の小説データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【0085】
(付記13)
小説データ内の予め定められた部分の表示の際に、ユーザに対してキーワードの入力又は選択を促す表示を行う手段と、
前記ユーザにより入力又は選択されたキーワードを記憶装置に格納する手段と、
前記キーワードを含む小説データの表示の制御に関連するデータを、前記ユーザの指示に従って、第二のユーザの端末に送信する手段と、
を有する小説データ処理装置。
【0086】
(付記14)
小説データ内の予め定められた部分の表示の際に、当該予め定められた部分から予め定められた分岐先のいずれかへの分岐の選択を促す手段と、
前記ユーザにより選択された分岐先のデータを記憶装置に格納する手段と、
前記分岐先のデータを含む小説データの表示の制御に関連するデータを、前記ユーザの指示に従って、第二のユーザの端末に送信する手段と、
を有する小説データ処理装置
【0087】
(付記15)
他のユーザにより入力又は選択されたキーワードを含み且つ前記他のユーザの端末により生成された小説データの表示の制御に関連するデータを、前記ユーザの指示に従って受信し、記憶装置に登録する手段と、
前記小説データ内の予め定められた部分に、前記記憶装置に格納された前記小説データの表示の制御に関連するデータからキーワードを読み出て表示装置に表示する手段と、
を有する小説データ処理装置
【0088】
(付記16)
小説データ内の所定の部分から他のユーザにより選択された分岐先への分岐を指示する分岐データを含み且つ前記他のユーザの端末により生成された小説データの表示の制御に関連するデータを、前記ユーザの指示に従って受信し、記憶装置に登録する手段と、
前記小説データ内の所定の部分の表示の際に、前記記憶装置に格納された前記小説データの表示の制御に関連するデータから分岐先データを読み出て、分岐元の小説データと分岐先の小説データを連結して表示する手段と、
を有する小説データ処理装置
【0089】
【発明の効果】
本発明によれば、本来はインタラクティブではないコンテンツにインタラクティブ性を持たせると共に他のユーザとの関連をもたせることができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における小説の構成を示す図である。
【図2】本発明の一実施の形態における小説のストーリ分岐についての概念図である。
【図3】本発明の一実施の形態におけるシステム概要図である。
【図4】ki1テーブルの一例を示す図である。
【図5】rt1テーブルの一例を示す図である。
【図6】rt2テーブルの一例を示す図である。
【図7】リーダ・アプレットの機能ブロック図である。
【図8】ユーザ端末に確保されるデータ記憶領域を表す模式図である。
【図9】第1のしおりデータの一例を示す図である。
【図10】第2のしおりデータの一例を示す図である。
【図11】メニュー処理の処理フローを示す図である。
【図12】トップメニューの画面例を示す図である。
【図13】小説読込処理の処理フローを示す図である。
【図14】小説選択画面例を示す図である。
【図15】選択された小説の内容を表示するための画面例を示す図である。
【図16】シリーズ(主役)の選択を行うための画面例を示す図である。
【図17】シリーズ(主役)の確認を行うための画面例を示す図である。
【図18】ダウンロードする小説及びシリーズを決定する画面表示例を示す図である。
【図19】メイン処理の処理フロー(その1)を示す図である。
【図20】通常の画面表示例示す図である。
【図21】メイン処理の処理フロー(その2)を示す図である。
【図22】キーワード入力処理の処理フローを示す図である。
【図23】ki1タグが存在する場合の画面表示例を示す図である。
【図24】ki1タグに対応するキーワード入力後の画面表示例を示す図である。
【図25】キーワード表示処理の処理フローを示す図である。
【図26】ki2タグが存在する場合の画面表示例を示す図である。
【図27】ルート選択処理の処理フローを示す図である。
【図28】rt1タグが存在する場合の画面表示例を示す図である。
【図29】ルート自動移動処理の処理フローを示す図である。
【図30】rt2タグが存在する場合の画面表示例を示す図である。
【図31】第2キーワード表示処理の処理フローを示す図である。
【図32】ki11タグが存在する場合の画面表示例を示す図である。
【図33】話更新処理の処理フローを示す図である。
【図34】次の話の小説データをダウンロードする際に表示される画面例を示す図である。
【図35】しおりデータの赤外線転送処理の処理フローを示す図である。
【図36】しおりデータを送信する場合の画面例を示す図である。
【符号の説明】
1 ネットワーク
3a ユーザA端末
3b ユーザB端末
5 ダウンロード・サーバ
51 小説データ格納部
52 アプレット格納部
100 リーダ・アプレット
110 小説読み込み処理部
111 読み込みデータ選択処理部
112 サーバ通信処理部
113 記憶領域確保処理部
114 デフォルトデータ設定処理部
120 小説表示実行処理部
121 小説基本表示処理部
122 分岐選択処理部
123 選択肢記録処理部
124 キーワード入力・記録処理部
125 キーワード出力処理部
130 データ交換処理部
131 交換データ選択処理部
132 データ送信処理部
133 データ受信処理部
134 受信データ記録処理部

Claims (5)

  1. 小説データ内の第1の所定の部分の表示の際に、当該所定の部分から予め定められた分岐先のいずれかへの分岐の選択を促すステップと、
    ユーザにより選択された分岐先のデータを記憶装置に格納するステップと、
    前記ユーザに選択された前記分岐先のデータを含み且つ前記小説データの表示の制御に関連する第1制御データを、前記ユーザの指示に従って、他のユーザの端末に送信するステップと、
    前記他のユーザにより選択された前記分岐先のデータを含み且つ前記小説データの表示の制御に関連する第2制御データを、前記他のユーザの端末から受信し、前記記憶装置に格納するステップと、
    前記小説データ内の第2の所定の部分の表示の際に、前記記憶装置から前記第2制御データに含まれる前記分岐先のデータを読み出し、読み出した前記分岐先のデータに基づき、分岐元の小説データと分岐先の小説データを連結して表示するステップと、
    を含み、コンピュータにより実行される小説データ処理方法。
  2. 前記小説データ内の第3の所定の部分の表示の際に、前記ユーザに対してキーワードの入力又は選択を促すステップと、
    前記ユーザにより入力又は選択された前記キーワードを前記記憶装置に格納するステップと、
    をさらに含み、
    前記第1制御データが、前記キーワードを含む
    ことを特徴とする請求項1記載の小説データ処理方法。
  3. 前記小説データ内の第4の所定の部分の表示の際に、前記記憶装置に格納された前記キーワードを読み出して表示するステップ
    をさらに含む請求項2記載の小説データ処理方法。
  4. 請求項1乃至のいずれか1つ記載の小説データ処理方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  5. 小説データ内の第1の所定の部分の表示の際に、当該所定の部分から予め定められた分岐先のいずれかへの分岐の選択を促す手段と、
    ユーザにより選択された分岐先のデータを記憶装置に格納する手段と、
    前記ユーザに選択された前記分岐先のデータを含み且つ前記小説データの表示の制御に関連する第1制御データを、前記ユーザの指示に従って、他のユーザの端末に送信する手段と、
    前記他のユーザにより選択された前記分岐先のデータを含み且つ前記小説データの表示の制御に関連する第2制御データを、前記他のユーザの端末から受信し、前記記憶装置に格納する手段と、
    前記小説データ内の第2の所定の部分の表示の際に、前記記憶装置から前記第2制御データに含まれる前記分岐先のデータを読み出し、読み出した前記分岐先のデータに基づき、分岐元の小説データと分岐先の小説データを連結して表示する手段と、
    を有する小説データ処理装置。
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