JP3901468B2 - 吸気プリクリーナ構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、吸気プリクリーナ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
一般に、図3及び図4に示される如く、トラック等の車両1の場合、該車両1のキャブ2後面における左右方向一側下部に、図示していないエンジンに空気を供給するエアクリーナ3を配置し、該エアクリーナ3に対し接続されるよう吸気ダクト4を立設し、該吸気ダクト4の上端部に吸気フード5を被せ、これにより、雨等の水が吸気ダクト4内に侵入することを防止しつつ、空気を吸気フード5の下面側に形成された開口部から吸い込んでUターンさせるように吸気ダクト4へ導き、エアクリーナ3で濾過し、清浄な空気としてエンジンへ供給するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
図3及び図4に示されるような、吸気フード5を被せた吸気ダクト4の構造では、降雨に対する水の吸い込み防止性に優れ、且つ構造もシンプルであるというメリットを有しているものの、Uターン吸気のため、吸気抵抗が大きく、エンジン性能に影響を及ぼすと共に、走行時に他車が吹き上げたスプラッシュミストが侵入しやすいというデメリットがあった。
【0004】
このため、本発明者等は、図5及び図6に示される如く、車両1のエンジンに空気を供給するエアクリーナ3に接続されるよう立設された吸気ダクト4の側面(図5及び図6の例では車両1の後面側)に大きな吸込口6を開口せしめ、該吸込口6に、空気中に含まれるダスト及び水等の異物を分離捕集するプリクリーナ7を配設し、これにより、吸気抵抗を低減させ、エンジン性能向上を図ると共に、吸気ダクト4内へのダスト及び水等の異物の侵入を防いでエンジンの信頼性向上を図る吸気プリクリーナ構造の開発を進めていた。
【0005】
前記プリクリーナ7は、図7及び図8に示される如く、表面が開口された箱状のハウジング部8と、該ハウジング部8の開口を覆うように一体に組み付けられるウィング部9とを備えてなり、吸気ダクト4の吸込口6に、ウィング部9が一体に組み付けられたハウジング部8を嵌め込むようになっている。
【0006】
前記ハウジング部8の吸気ダクト4内側に位置する壁面8aには、左右に複数列(図7の例では二列)で上下に複数段(図7の例では五段)の軸方向両端が開口したインナパイプ10が略水平に配置されている。
【0007】
前記ウィング部9におけるインナパイプ10の対応箇所には、軸方向両端が開口し且つ口径がインナパイプ10の口径よりも大径のアウタパイプ11が、インナパイプ10に対し同心状に配置されている。
【0008】
前記アウタパイプ11の空気入口側先端部には、外部に向いた部分が半球状に形成された円筒状のガイド部材12が同心状に配置され、ガイド部材12外周とアウタパイプ11内周とは、円周方向へ所要のピッチで配置した複数(図7の例では八枚)の羽根13により接続されて旋回流形成体14が形成されている。旋回流形成体14は羽根13の間を通ってアウタパイプ11内に導入される空気に旋回流を生じさせるためのもので、例えば、羽根13は捩りを与えられた扇形の形状になっている。
【0009】
而して、図7及び図8に示されるプリクリーナ7では、各アウタパイプ11、アウタパイプ11とガイド部材12との間に設けた羽根13により形成された旋回流形成体14、インナパイプ10により、左右に二列で上下に五段、合計十組の分離捕集部15が形成され、該各分離捕集部15で分離捕集されたダスト及び水等の異物がハウジング部8の底部に集められるようになっており、前記ウィング部9の下端部には、ハウジング部8の底部に集められたダスト及び水等の異物を外部へ排出するための排水口16が形成されている。
【0010】
前述の如きプリクリーナ7においては、エンジンの駆動時には、空気はウィング部9の各分離捕集部15における旋回流形成体14の羽根13の間に流入して羽根13により旋回力を付与され、旋回流となってアウタパイプ11内へ導入される。このため、空気に同伴されているダスト及び水等の異物は、遠心力によりアウタパイプ11の内周に沿い、該アウタパイプ11の空気流れ方向下流端からハウジング部8内に流出し、該ハウジング部8の底部に集められて、排水口16から外部へ排出される。
【0011】
アウタパイプ11内でダスト及び水等の異物を除去された空気は、インナパイプ10を通って吸気ダクト4内に導入され、下方へ向かい、エアクリーナ3で更に濾過され、清浄な空気としてエンジンへ供給される。
【0012】
しかしながら、図7及び図8に示されるようなプリクリーナ7の場合、ハウジング部8とウィング部9とが別体構造となっているため、ハウジング部8にウィング部9を一体に嵌合させると、場合によっては、インナパイプ10に対しアウタパイプ11が偏心する形となって、インナパイプ10とアウタパイプ11との間隙が一定に保持されなくなり、組付誤差が生じて、空気中に含まれる異物の分離捕集性能も低下してしまう虞があった。
【0013】
本発明は、斯かる実情に鑑み、インナパイプとアウタパイプとの間隙を一定に保持し得、組付誤差をなくすことができ、空気中に含まれる異物の分離捕集性能の低下を防止し得る吸気プリクリーナ構造を提供しようとするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明は、表面が開口された箱状で且つ複数のインナパイプが形成されるハウジング部と、該ハウジング部のインナパイプと同心状に配設される複数のアウタパイプが形成され且つハウジング部の開口を覆うように一体に嵌合されるウィング部とを備えてなるプリクリーナを、車両のエンジンに空気を供給するエアクリーナに接続されるよう立設された吸気ダクトの側面に開口する吸込口に組み込み、
空気をアウタパイプ内に旋回流として導入し、空気中に含まれる異物を遠心力により分離捕集し、異物が分離捕集された空気をインナパイプから吸気ダクト内に導くよう構成した吸気プリクリーナ構造であって、
前記ハウジング部の壁面における複数のインナパイプの中間位置に受部材を配設すると共に、ウィング部の対応箇所に、先端部が前記受部材の穴に嵌入される嵌入部材を配設し、前記受部材と嵌入部材とから、インナパイプとアウタパイプとの間隙を一定に保持するための位置決め部材を構成し、
前記ハウジング部に対するウィング部の嵌合時に、前記受部材の穴に対して嵌入部材が円滑に嵌入されるよう、前記嵌入部材を先細りとなる形状としたことを特徴とする吸気プリクリーナ構造にかかるものである。
【0015】
上記手段によれば、以下のような作用が得られる。
【0016】
ハウジング部にウィング部を一体に嵌合させると、位置決め部材を構成する受部材の穴に対して嵌入部材が嵌入され、これにより、インナパイプに対しアウタパイプが常に同心状に配置される形となって、インナパイプとアウタパイプとの間隙は一定に保持され、組付誤差がなくなり、空気中に含まれる異物の分離捕集性能も低下しなくなる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【0024】
図1及び図2は本発明を実施する形態の一例であって、図中、図5〜図8と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は図5〜図8に示すものと同様であるが、本図示例の特徴とするところは、図1及び図2に示す如く、ハウジング部8の壁面8aにおける左右のインナパイプ10の中間位置であって且つ上下に隣接するインナパイプ10の中間位置に、合計四個の受部材17aを一体成形すると共に、ウィング部9の対応箇所に、先端部が前記受部材17aの穴17cに嵌入される嵌入部材17bを一体成形し、前記受部材17aと嵌入部材17bとから位置決め部材17を構成した点にある
【0025】
尚、ハウジング部8に対するウィング部9の嵌合時に、前記受部材17aの穴17cに対して嵌入部材17bが円滑に嵌入されるよう、前記嵌入部材17bは、先細りとなる形状とし、且つ前記受部材17aの穴17cの形状もそれに対応させてある。
【0026】
図1及び図2に示す例においては、ハウジング部8にウィング部9を一体に嵌合させると、位置決め部材17を構成する受部材17aの穴17cに対して嵌入部材17bが嵌入され、これにより、インナパイプ10に対しアウタパイプ11が常に同心状に配置される形となって、インナパイプ10とアウタパイプ11との間隙は一定に保持され、組付誤差がなくなり、空気中に含まれる異物の分離捕集性能も低下しなくなる。
【0027】
こうして、図1及び図2に示す例の場合、インナパイプ10とアウタパイプ11との間隙を一定に保持し得、組付誤差をなくすことができ、空気中に含まれる異物の分離捕集性能の低下を防止し得る。
【0028】
尚、本発明の吸気プリクリーナ構造は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0029】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明の吸気プリクリーナ構造によれば、インナパイプとアウタパイプとの間隙を一定に保持し得、組付誤差をなくすことができ、空気中に含まれる異物の分離捕集性能の低下を防止し得るという優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を実施する形態の一例の分解斜視図である。
【図2】 本発明を実施する形態の一例の組付平断面図であって、図1のII−II断面相当図である。
【図3】 従来の吸気ダクトが設けられた車両の側面図である。
【図4】 図3のIV−IV矢視図である。
【図5】 本発明者等によって開発が進められているプリクリーナを搭載した車両の側面図である。
【図6】 図5のVI−VI矢視図である。
【図7】 図5に示されるプリクリーナの従来例を表わす正面図である。
【図8】 図7のVIII−VIII断面図である。
【符号の説明】
1 車両
3 エアクリーナ
4 吸気ダクト
6 吸込口
7 プリクリーナ
8 ハウジング部
9 ウィング部
10 インナパイプ
11 アウタパイプ
14 旋回流形成体
15 分離捕集部
17 位置決め部材
17a 受部材
17b 嵌入部材
17c 穴

Claims (1)

  1. 表面が開口された箱状で且つ複数のインナパイプが形成されるハウジング部と、該ハウジング部のインナパイプと同心状に配設される複数のアウタパイプが形成され且つハウジング部の開口を覆うように一体に嵌合されるウィング部とを備えてなるプリクリーナを、車両のエンジンに空気を供給するエアクリーナに接続されるよう立設された吸気ダクトの側面に開口する吸込口に組み込み、
    空気をアウタパイプ内に旋回流として導入し、空気中に含まれる異物を遠心力により分離捕集し、異物が分離捕集された空気をインナパイプから吸気ダクト内に導くよう構成した吸気プリクリーナ構造であって、
    前記ハウジング部の壁面における複数のインナパイプの中間位置に受部材を配設すると共に、ウィング部の対応箇所に、先端部が前記受部材の穴に嵌入される嵌入部材を配設し、前記受部材と嵌入部材とから、インナパイプとアウタパイプとの間隙を一定に保持するための位置決め部材を構成し、
    前記ハウジング部に対するウィング部の嵌合時に、前記受部材の穴に対して嵌入部材が円滑に嵌入されるよう、前記嵌入部材を先細りとなる形状としたことを特徴とする吸気プリクリーナ構造。
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