JP3901357B2 - 遊技機 - Google Patents

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JP3901357B2 JP24984498A JP24984498A JP3901357B2 JP 3901357 B2 JP3901357 B2 JP 3901357B2 JP 24984498 A JP24984498 A JP 24984498A JP 24984498 A JP24984498 A JP 24984498A JP 3901357 B2 JP3901357 B2 JP 3901357B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、灰皿を備えたパチンコ機などの遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の一般的な遊技機、例えばパチンコ機は、前面枠の表面下部を装飾するプラスチック製の装飾部材を設け、この装飾部材の中央に下皿を一体的に設け、この下皿の左側に灰皿を配設してある。そして、この灰皿の左右側面に支軸を突設し、この支軸を装飾部材の軸受部に嵌合することにより灰皿を支持するとともに、前後方向に回転可能とし、これにより灰皿を取り外すことなく容易に吸殻を回収できるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、近年、パチンコ機を設置する島の球箱載置棚内に吸殻回収機構を組み込み、各パチンコ機に対応して吸殻投入口を開設し、この吸殻投入口内に吸殻を投入するようにした設備が普及しつつある。したがって、この様な吸殻回収機構を備えた島においては、パチンコ機ごとに設けられている灰皿が余分であり、却って灰皿が使用されると、この灰皿の清掃作業を行なわなくてはならないので、遊技店にとっては迷惑である。このため、この様な島のパチンコ機は灰皿の上面に蓋を被せて使用禁止にしていた。なお、灰皿に被せる蓋は、遊技店が自作する場合が殆どであった。
また、禁煙ゾーンを設ける遊技店も増えており、この禁煙ゾーン内に設置するパチンコ機も灰皿を使用禁止にしていた。
【0004】
しかしながら、パチンコ機は灰皿を含めた全体の形状、色彩をデザインしたものであり、デザインの一部を構成している灰皿の上面を塞いで使用禁止にしたり、あるいは灰皿を取り外してしまうと、パチンコ機全体のデザインが不自然なものになってしまい、楽しい雰囲気を損なってしまう。
また、同じ機種で、灰皿を備えたパチンコ機と、灰皿のないパチンコ機との両方を製造することは、部品が異なるので製造工程が煩雑になり、生産性が低下してしまう。
【0005】
本発明は上記事情に鑑み提案されたもので、その目的は、灰皿の使用を許容する場合はもとりより使用を禁止する場合であっても、遊技者等に不自然な感じを与えることがなく、生産性を低下させることのない遊技機を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために提案されたもので、請求項1に記載のものは、灰皿と、この灰皿を支持する灰皿支持機構を備えた遊技機において、
前記灰皿支持機構に対して前記灰皿を着脱可能とし、
前記灰皿支持機構は、
遊技機の前面に固定される取付ベース部材と、該取付ベース部材から後方に向かって形成され、中空部を有するアームケースと、該アームケースの中空部内を遊技機の前後方向に進退可能な支持腕部材とからなり、該支持腕部材から灰皿が取り外されて灰皿の使用を禁止する第1状態と、支持腕部材に灰皿が取り付けられて当該灰皿の使用を許容する第2状態とに変換可能とし、
前記灰皿は、左右両側部前記支持腕部材に嵌合可能な支持軸部を突設し、後部には前記取付ベース部材と当接可能な係合溝部を設け、
前記取付ベース部材は、正面部分灰皿の一部分を収納可能な収納窪部を形成するとともに、該収納窪部における表面に前記係合溝部が当接する係止突部を設け、
前記アームケースは、前記支持腕部材をロックするロックピンを前記中空部内に出没可能な状態で設け、
前記支持腕部材は、先端近傍側面に前記第2状態で灰皿を使用可能な状態で係止する係止部を備えるとともに、長手方向の途中と後端近傍側面とに前記ロックピンが係合するロックピン係合部を形成し、
前記係止部は、
前記支持軸部の斜め前後方向への移動を許容する規制溝部と、
該規制溝部の傾斜上端に形成され、前記支持軸部の回転を許容する回転許容溝部とから構成され
前記第1状態では、灰皿を支持腕部材から取り外し、前記支持腕部材をアームケースの中空部内に収納し、
前記第2状態では、前記アームケースの中空部から支持腕部材を引き出し、前記支持軸部を回転許容溝部から規制溝部へ移動させることで前記灰皿を支持腕部材に取り付け、
前記第1状態または第2状態のいずれの状態でもロックピンを押し込むと、該ロックピンの先端がロックピン係合部に係合することを特徴とする遊技機である。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は代表的な遊技機であるパチンコ機1の正面図である。このパチンコ機1は、機枠(外枠)の前面に額縁状の前面枠2(内枠)を開閉可能に取り付け、この前面枠2の開口部を後方から塞ぐようにして遊技盤3を装着し、また、前面枠2の開口部には、ガラス枠4と開閉パネル5をそれぞれ開閉可能に取り付け、開閉パネル5の表面には上皿6を設け、前面枠2の下部パネル7に、灰皿ユニット10と発射操作部ユニット11とを、下皿12を挟んで左右対称の位置に配設してある。
【0010】
そして、灰皿ユニット10の一部を構成する灰皿13と発射操作部ユニット11の一部を構成する操作ハンドル14とに関し、灰皿13については略半球形状とすると共に、操作ハンドル14の頭部、即ち遊技者により把持される部分については略球形状とし、さらに、両者の大きさをほぼ等しく設けてある。
【0011】
また、下部パネル7に取り付けられる灰皿ユニット10の取付ベース部材15と、同じく前面下部パネル7に取り付けられる発射操作部のハンドル取付ベース部材16とについても、正面側から見て、直径がほぼ等しい略円形状の部材により構成してある。
【0012】
このため、灰皿ユニット10と発射操作部ユニット11とは、遊技者側から見てほぼ同じ外観となり、下皿12を挟んで左右対称となり、デザイン的にも洗練された印象を遊技者に与えることができる。
【0013】
灰皿ユニット10は、灰皿13と、この灰皿13を支持する灰皿支持機構17とから概略構成されており、灰皿13は灰皿支持機構17に対して着脱可能に構成されている。そして、本発明における灰皿支持機構17は、パチンコ機1を禁煙ゾーン等に設置して灰皿13を使用禁止とする第1状態と、喫煙可能ゾーンに設置して灰皿13の使用を許容する第2状態とに変換可能であり、この灰皿支持機構17に、上記第2状態で灰皿13を使用可能な状態で係止する係止部43を設けてある。
【0014】
灰皿支持機構17は、前面枠2に固定する取付ベース部材15と、この取付ベース部材15に形成した左右のアームケース20内に進退可能に設けた支持腕部材21から概略構成されている。
【0015】
まず、取付ベース部材15について説明する。この取付ベース部材15は、正面から見ると、円の下端部分を切断した形状であって、外周縁から後方に向けて外周壁部22を延設した部材であり、前面枠2や下部パネル7に設けた取付空部23内に嵌合した状態で止着される。そして、この取付ベース部材15の正面部分の略中央には、略球面状の収納窪部24を形成し、灰皿13の一部分を収納できるように構成してある。即ち、灰皿13の使用状態における後端部、或いは、吸殻を回収する際に灰皿13を反転させた状態における灰皿13の前端部を収納可能とする部分である。
【0016】
この収納窪部24における表面のほぼ中心部分には、係止突部25を設けてある。この係止突部25は、図3に示すように、略三角ブロック状であり、灰皿13の使用時にあっては灰皿13の後部に設けた係合溝部26が上方から当接して灰皿13の姿勢を安定させる。したがって、この係止突部25は、灰皿支持機構17の第2状態で灰皿13を使用可能な状態で係止する係止部として機能する。なお、係止突部25は、灰皿13を取り外した時に目立たないように、緩やかな曲面で構成することが望ましい。
【0017】
収納窪部24の左右に、略半円状の開口30を開設し、この開口30の縁から後方に向けて断面略半円状のアームケース20を突設し、各アームケース20内に支持腕部材21を進退可能な状態で挿入してある。アームケース20は、開口30および中空部の形状と大きさを、支持腕部材21が円滑に前後方向に摺動し得るように設定した筒状の部材であり、左右で対向している側面には、支持腕部材21をロックするロック機構としてロックピン31を中空部内に出没可能な状態で設けてある。なお、このロックピン31には、先端をアームケース20内に前進させる方向に付勢する付勢部材を備え、これにより前進状態(ロック状態)を維持するとともに、振動等により抜け落ちないように構成してある。
【0018】
一方、支持腕部材21は、上記アームケース20内に円滑に挿入し得る断面形状と大きさを有する棒状の部材であり、左右で対向する先端近傍側面には、灰皿13を使用可能な状態で係止する係止部43(これについては後述する。)を設け、長手方向の途中と後端近傍の側面には、前記ロックピン31の先端が係合する窪部乃至孔からなるロックピン係合部32a,32bを形成してある。したがって、この支持腕部材21をアームケース20の中空部内に挿入し、先端が取付ベース部材15の表面とほぼ一致するまで十分に後退させると、灰皿13を使用禁止とする第1状態となり、係止部43に灰皿13を取り付けるためにロックピン31を手で後退させてロック解除した状態で十分な長さまで引き出すと、すなわち前進させると、灰皿13を取り付けて使用を許容する第2状態に変換することができる。
【0019】
そして、支持腕部材21をアームケース20の中空部内に収納した第1状態でロックピン31を付勢部材の付勢力あるいは手動で押し込むと、ロックピン31の先端がロックピン係合部32aに係合してロックすることができ、また、支持腕部材21を十分に引き出した第2状態でロックピン31を押し込むと、ロックピン31の先端がロックピン係合部32bに係合してロックすることができる。この様に、支持腕部材21は、第1状態または第2状態のいずれの状態でも前面枠2の裏側からロックすることができ、いたずら等の行為を排除できる。なお、このロックピン31は左右いずれのアームケース20にも備えてある。
【0020】
なお、支持腕部材21とアームケース20は、支持腕部材21を十分に引き出して第2状態に変換しても、この支持腕部材21をほぼ水平に保持し得る十分な長さを有する。また、支持腕部材21とアームケース20との間の嵌合隙間も、円滑にスライドできるが支持腕部材21ががたつかない寸法に設定してある。
【0021】
この様に、本実施形態におけるアームケース20は、支持腕部材21をほぼ水平に支持するだけではなく、支持腕部材21を中空部内に収納するので、この中空部が、第1状態における支持腕部材21を収納する収納部として機能している。
【0022】
次に灰皿13について説明する。なお、この灰皿13の説明における上下及び前後は、特に記載がない場合には、灰皿13の使用時における前後を意味する。
図3に示すように、本実施形態における灰皿13は、通常の使用状態では上面が手前側に少し傾斜する頭截略半球状の部材であり、傾斜面上に円形状の開口を有する凹室形状の吸殻収納部40を形成し、傾斜面の傾斜下端部分に煙草載せ溝41を形成して、後部には係合溝部26を設け、使用時において係止突部25の上面に上方から当接して、灰皿13の姿勢が安定するようにしてある。
また、灰皿13の左右両側部には、それぞれ、支持軸部42を左右に突設してある。この支持軸部42は、支持腕部材21の支持部に嵌合可能な板形状に扁平させた軸部である。
なお、本実施形態においては、この灰皿13を、取付ベース部材15と同じ熱硬化性樹脂材料により成型しており、図3に示すように、主に外側の部分を構成する外側部材13aと、主に上部や内側の部分を構成する内側部材13bとの2部材から構成してある。
【0023】
上記した構成からなる灰皿13を、灰皿支持機構17の第2状態で使用可能な状態で係止する係止部43について説明する。
本実施形態における支持腕部材21の係止部43は、図2中に拡大して示すように、規制溝部43aと、この規制溝部43の傾斜上端に形成した回転許容溝部43bとから構成してある。規制溝部43aは、支持腕部材21が取り付けられた状態において、前方から後方に向かって下り傾斜した溝であり、その溝幅は、灰皿13の側面に設けた支持軸部42の厚みよりも僅かに大きく、支持軸部42の幅よりも狭く設定してある。
【0024】
このため、この規制溝部43a内では、支持軸部42は、斜め前後方向への移動は許容されるが回転することができず、図3に示すように、灰皿13の吸殻収納部40を斜め前方に向けた使用状態を維持する。一方、回転許容溝部43bは、規制溝部43aの前端部分に連続して設けてあり、支持軸部42の幅よりも僅かに大きい直径を有する略円形状の溝である。このため、この回転許容溝部43b内では、支持軸部42は回転することができ、吸殻収納部40内の吸殻をバケツ等に容易に回収することができる。
【0025】
上記した構成からなる灰皿ユニット10を備えたパチンコ機1を、例えば禁煙ゾーンや自動吸殻回収装置を備えた島に設置する場合、パチンコ機1の灰皿13の使用を禁止する。この様な場合には、灰皿支持機構17を第1状態に変換して設置する。すなわち、灰皿13を支持腕部材21から取り外し、両支持腕部材21をアームケース20の中空部内に収納し、支持腕部材21をロックピン31でロックした状態で設置する。なお、灰皿13を取り外すには、左右の支持腕部材21の先端間隔を拡大して、支持軸部42を支持腕部材21の係止部43から外ばよい。このとき、灰皿13を手前に引いて支持軸部42を回転許容溝部43内に位置させ、ここで左右の一方に寄せながら取り外すことが望ましい。
【0026】
この様に、灰皿支持機構17を第1状態に変換して設置すると、灰皿13が取り外しされて見えないことは勿論のこと、灰皿13を支持していた支持腕部材21も収納されて殆ど見えないので、パチンコ機1のデザインを損ねたり、不自然な印象を与えることがない。したがって、遊技店内の楽しい雰囲気を損ねることがない。
【0027】
一方、このパチンコ機1を従来通りの島に設置し、灰皿13の使用を許容する場合には、灰皿支持機構17を第2状態に変換して設置する。すなわち、両支持腕部材21を引き出してロックピン31でロックするとともに、灰皿13を取り付ける。灰皿13を取り付けるには、取り外すときと同様に、左右の支持腕部材21の先端間隔を拡大して、灰皿13の支持軸部42を回転許容溝部43内または規制溝部43内に嵌め込めばよい。
【0028】
この様に、灰皿支持機構17を第2状態に変換して設置すると、パチンコ機1に灰皿13が使用可能な状態で取り付けられるので、遊技者は何等の不便を感じることなく喫煙しながら遊技を楽しむことができる。また、この第2状態におけるパチンコ機1は、予定した通りのデザインそのままで使用されるので、見た目にも不自然な感じを与えることはない。
【0029】
灰皿支持機構17は、支持腕部材21を進退可能に構成したものに限定されるものではなく、灰皿13を使用禁止とする第1状態と使用を許容する第2状態とに変換可能であって、この第2状態で灰皿13を使用可能な状態で係止する係止部43を備え、尚且つ灰皿13が着脱可能であればどのような構成でもよい。例えば、図4に示す他の実施形態は、前面に収納凹部50を形成した取付ベース部材15と、この取付ベース部材15の収納凹部50内に基端を軸51により回動可能な状態で取り付けた左右の支持腕部材21とから概略構成してある。
【0030】
取付ベース部材15は、前面枠2あるいは下部パネル7に設けた取付空部23内に前方から嵌合した状態で止着される前面開放の比較的奥行きの浅い箱状部材であり、前面に形成した収納凹部50の左右幅を支持腕部材21の長さの約2倍、奥行きを支持腕部材21の厚みと同じ寸法に、上下寸法を支持腕部材21の上下寸法と同様に設定してあり、図中一点鎖線で示すように、折り畳んだ左右の支持腕部材21を丁度収納できるように構成してある。
【0031】
この取付ベース部材15の収納凹部50内に軸着する支持腕部材21は、基端を軸51により取付ベース部材15の収納凹部50内の左側と右側にそれぞれ軸着されて先端側をそれぞれ前方に回動可能であり、図4中一点鎖線で示すように、前面枠2に対してほぼ平行になるように折り畳んで第1状態となり、実線で示すように、先端側を前方に向けて突出させた(開いた)状態で第2状態に変換する。そして、支持腕部材21の先端近傍の側面に、第1実施形態と同様に、規制溝部43aと回転許容溝部43bからなる係止部43を設け、第2状態で係止部43に灰皿13の支持軸部42を係合できるように構成する。また、第1状態に変換した状態で背面となる面に雌ネジ孔52を設け、第1状態に変換して収納凹部50内に収納した状態で、取付ベース部材15の裏側から雄ネジからなるロックネジ53を収納凹部50の壁面54の孔55内に挿入し、このロックネジ53を支持腕部材21の雌ネジ孔52に螺合して各支持腕部材21を第1状態でロックする。
この様に構成すると、収納凹部50内に収納した第1状態における支持腕部材21がいたずら等で開かれることを防止でき、また、パチンコ機1の振動でがたつくことも防止できる。
【0032】
そして、支持腕部材21の軸51と同軸上にスプリング(図示せず)を設けるなどして、各支持腕部材21を第1状態に変換する方の付勢力を付与しておくことが望ましい。
この様に構成すると、第1状態においてはがたつきを防止でき、第2状態においては、灰皿13を挟持する付勢力として作用するので、不用意な灰皿13の離脱やがたつきを防止できる。
また、本実施形態では、支持腕部材21を第2状態に変換すると、収納凹部50が空くので、この収納凹部50内に一端(後端部分)を収納した状態で灰皿13を取り付けることができ、収納凹部50内に入り込む分だけ大型の灰皿13を取り付けることができ、同じ大きさの灰皿13であれば後退した位置に取り付けることができる。要するに、収納凹部50が、第1状態における支持腕部材21の収納部として機能する他に、支持腕部材21が第2状態に変換したときには灰皿の収納部としても機能する。灰皿13を支持する部材は、前記した棒状の支持腕部材21に限らず、板状あるいはブロック状でもよい。
【0033】
前記各実施形態では支持腕部材21を左右一対設けたが、本発明はこれに限らない。例えば、図5に示すように、下皿12の側面に、灰皿13の一側を支持する係止部43を設け、この下皿12から所定間隔(灰皿13を収納し得る空部)離隔した位置に支持腕部材21を設けてもよい。この場合の支持腕部材21は、図5に示すように、第2実施形態と同様に、基端の軸51を中心に回動することにより第1状態に折り畳んだり、先端を前方に向けて第2状態に変換できるように構成してもよいし、或は、第1実施形態と同様に、前後方向に進退可能に構成してもよい。この様に構成すると、前記各実施形態の効果に加えて、構成部品点数を減らすことができるので、製造が容易であり、また、状態を変換する場合の取り扱いも容易である。
【0034】
なお、前記の各実施形態は、パチンコ機1について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、灰皿13と灰皿支持機構17を備えた遊技機であればどのようなものでもよく、例えばアレンジボール式遊技機、雀球式遊技機、回胴式遊技機などでもよい。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、以下の効果を奏する。
請求項1の発明では、灰皿支持機構は、遊技機の前面に固定される取付ベース部材と、該取付ベース部材から後方に向かって形成され、中空部を有するアームケースと、該アームケースの中空部内を遊技機の前後方向に進退可能な支持腕部材とからなり、該支持腕部材から灰皿が取り外されて灰皿の使用を禁止する第1状態と、支持腕部材に灰皿が取り付けられて当該灰皿の使用を許容する第2状態とに変換可能とし、前記灰皿は、左右両側部に前記支持腕部材に嵌合可能な支持軸部を突設し、後部には前記取付ベース部材と当接可能な係合溝部を設け、前記取付ベース部材は、正面部分に灰皿の一部分を収納可能な収納窪部を形成するとともに、該収納窪部における表面に前記係合溝部が当接する係止突部を設け、前記アームケースは、前記支持腕部材をロックするロックピンを前記中空部内に出没可能な状態で設け、前記支持腕部材は、先端近傍側面に前記第2状態で灰皿を使用可能な状態で係止する係止部を備えるとともに、長手方向の途中と後端近傍側面とに前記ロックピンが係合するロックピン係合部を形成し、前記係止部は、前記支持軸部の斜め前後方向への移動を許容する規制溝部と、該規制溝部の傾斜上端に形成され、前記支持軸部の回転を許容する回転許容溝部とから構成され、前記第1状態では、灰皿を支持腕部材から取り外し、前記支持腕部材をアームケースの中空部内に収納し、前記第2状態では、前記アームケースの中空部から支持腕部材を引き出し、前記支持軸部を回転許容溝部から規制溝部へ移動させることで前記灰皿を支持腕部材に取り付け、前記第1状態または第2状態のいずれの状態でもロックピンを押し込むと、該ロックピンの先端がロックピン係合部に係合するようにしたので、禁煙ゾーン等に設置する場合に、灰皿に蓋をして使用禁止にするなどの細工を施す必要がなく、また、余分な灰皿を取り外すことができるばかりでなく、灰皿支持機構を第1状態に変換して目立たなくすることができる。
したがって、遊技機のデザインを損なうことがなく、遊技店の楽しい雰囲気を低下させる虞れがない。また、同じ構造で、灰皿を使用禁止にしたり、使用を許容したりすることができるので、組立工場における生産性を低下させることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】パチンコ機の正面図である。
【図2】灰皿および灰皿支持機構の分解斜視図である。
【図3】灰皿と灰皿支持機構の断面図である。
【図4】灰皿と灰皿支持機構の他の実施形態の概略説明図である。
【図5】灰皿と灰皿支持機構の他の実施形態の概略説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
2 前面枠
3 遊技盤
4 ガラス枠
5 開閉パネル
6 上皿
7 下部パネル
10 灰皿ユニット
11 発射操作部ユニット
12 下皿
13 灰皿
14 操作ハンドル
15 取付ベース部材
16 ハンドル取付部材
17 灰皿支持機構
20 アームケース
21 支持腕部材
22 外周壁部
23 取付空部
24 収納窪部
25 係止突部
26 係合溝部
30 開口
31 ロックピン
40 吸殻収納部
41 煙草載せ溝
42 支持軸部
43 係止部
43a 規制溝部
43b 回転許容溝部
50 収納凹部
51 軸
52 雌ネジ孔
53 ロックネジ
54 壁面
55 孔

Claims (1)

  1. 灰皿と、この灰皿を支持する灰皿支持機構を備えた遊技機において、
    前記灰皿支持機構に対して前記灰皿を着脱可能とし、
    前記灰皿支持機構は、
    遊技機の前面に固定される取付ベース部材と、該取付ベース部材から後方に向かって形成され、中空部を有するアームケースと、該アームケースの中空部内を遊技機の前後方向に進退可能な支持腕部材と、からなり、該支持腕部材から灰皿が取り外されて灰皿の使用を禁止する第1状態と、支持腕部材に灰皿が取り付けられて当該灰皿の使用を許容する第2状態とに変換可能とし、
    前記灰皿は、左右両側部前記支持腕部材に嵌合可能な支持軸部を突設し、後部には前記取付ベース部材と当接可能な係合溝部を設け、
    前記取付ベース部材は、正面部分灰皿の一部分を収納可能な収納窪部を形成するとともに、該収納窪部における表面に前記係合溝部が当接する係止突部を設け、
    前記アームケースは、前記支持腕部材をロックするロックピンを前記中空部内に出没可能な状態で設け、
    前記支持腕部材は、先端近傍側面に前記第2状態で灰皿を使用可能な状態で係止する係止部を備えるとともに、長手方向の途中と後端近傍側面とに前記ロックピンが係合するロックピン係合部を形成し、
    前記係止部は、
    前記支持軸部の斜め前後方向への移動を許容する規制溝部と、
    該規制溝部の傾斜上端に形成され、前記支持軸部の回転を許容する回転許容溝部とから構成され
    前記第1状態では、灰皿を支持腕部材から取り外し、前記支持腕部材をアームケースの中空部内に収納し、
    前記第2状態では、前記アームケースの中空部から支持腕部材を引き出し、前記支持軸部を回転許容溝部から規制溝部へ移動させることで前記灰皿を支持腕部材に取り付け、
    前記第1状態または第2状態のいずれの状態でもロックピンを押し込むと該ロックピンの先端がロックピン係合部に係合することを特徴とする遊技機。
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