JP3900875B2 - 光ピックアップ及び光ディスク装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は光ピックアップ及び光ディスク装置、特に波長の異なる複数のレーザ光を合波する光ピックアップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、DVDの記録再生を行う光ピックアップには、光スポットを十分小さく絞り光利用効率を上げるためにレーザ光をビーム整形している。すなわち、レーザ光をプリズムの一面に斜めに入射させ、その入射角に従って所定倍率でビームを整形してDVDに照射している。一方、最近においてはDVDに加え、CDの記録再生も行う、いわゆる「スーパーコンボ」と呼ばれる光ディスク装置が提案されており、DVD用とCD用の二つのレーザダイオード(LD)を用いて記録再生を行っている。
【0003】
図3には、特開2000−251312号公報に開示された、DVD用とCD用のLDを備えた光ピックアップが示されている。CD系のLD3a(3はホログラフィック光学素子)から発せられたレーザ光はカップリングレンズ4を透過した後、プリズム5の入射面5aに略垂直に入射する。入射面5aを透過したレーザ光は、さらにダイクロイックコート面5bを透過した後、出射面5cより出射される。その後、ミラー6で反射した後、対物レンズ8でCD上に集光される。一方、DVD系のLD1a(1はホログラフィック光学素子)から発せられたレーザ光はカップリングレンズ2を透過した後、出射面5cに斜めに入射する。出射面5cへの入射角に従ってレーザ光は所定倍率でビーム整形がなされた後、ダイクロイックコート面5bに入射し、そこで反射されて再び出射面5cに入射する。この際、光軸がCD系の光軸と一致するようにダイクロイックコート面5bの角度が設定される。ダイクロイックコート面5bで反射されたDVD系のレーザ光はCD系のレーザ光と同様にミラー6で反射され、対物レンズ8によりDVD上に集光される。
【0004】
このように、DVD系のレーザ光とCD系のレーザ光の光軸を略一致させる(合波)ことで対物レンズ8を共通化し、光ピックアップ構成を簡略化、効率化することができる。なお、プリズム5は入射面5aを有する第一のプリズム要素と出射面5cを有する第二のプリズム要素をダイクロイックコート面5bで張り合わせることで得ることができるが、この場合、複数のプリズム要素が必要となりプリズムのコストが増加してしまう問題がある。
【0005】
一方、図4には特開平6−363375号公報に記載された他の光ピックアップが示されている。なお、この従来技術では、DVD用のレーザ光とCD用のレーザ光を合波するのではなく、記録、消去用レーザ光と再生用レーザ光を合波するものである。LD10から出射したレーザ光(記録、消去用レーザ光)はコリメートレンズ12を透過した後プリズム18に入射し、プリズムの斜面Aで屈折してビーム整形され、対物レンズ20に入射する。一方、LD14から出射したレーザ光(再生用レーザ光)はコリメートレンズ16を透過した後プリズム18に入射する。このレーザ光の斜面Aへの入射角は臨界角より大きく設定されており、レーザ光は斜面Aで全反射された後、対物レンズ20に入射する。
【0006】
このように、単一のプリズム18によりLD10からのレーザ光をビーム整形するとともに、2つのレーザ光を合波して共通の対物レンズ20に導くことが可能となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図4に示された光ピックアップでは、LD14からのレーザ光を反射させるために全反射を用いており、したがって斜面Aに対するLD14からのレーザ光の入射角をその臨界角より大きく設定しなければならず、LD14の配置位置が制限される問題がある。また、レーザ光の入射角度の制限をクリアしながら他方のレーザ光のビーム整形を所定の倍率とし、かつ両レーザ光の光軸が一致するようにプリズム18の斜面Aを形成することは困難である。
【0008】
本発明は、上記従来技術の有する課題に鑑みなされたものであり、その目的は、レーザ光の光源の配置位置に自由度を持たせることが可能であり、かつ簡易な構成で一方のレーザ光のビーム整形を行うとともに、2つのレーザ光の合波を行うことができる光ピックアップを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る光ピックアップは、短波長レーザ光を射出する第1光源と、長波長レーザ光を射出する第2光源と、前記短波長レーザ光と長波長レーザ光を合波して共通の対物レンズに導く光学手段とを有する光ピックアップであって、前記光学手段は、ダイクロイックコート面を有し、前記ダイクロイックコート面に前記短波長レーザ光が斜めに入射することでビーム整形を行うとともに、前記ダイクロイックコート面に前記長波長レーザ光が入射することで前記短波長レーザ光と前記長波長レーザ光を合波させるプリズムを有し、前記プリズムは第1面及び前記第1面に対して所定角度をなす第2面を有し、前記第1面が前記ダイクロイック面であり、前記短波長レーザ光は前記第1面に斜めに入射して屈折、透過し、前記長波長レーザ光は前記第2面を透過し、前記第1面に入射して反射することで前記プリズムの1つの面でビーム整形と合波を行うことを特徴とする。
【0012】
本発明の光ピックアップは、光ディスクに記録・再生を行う光ディスク装置に組み込むことが可能である。
【0013】
このように、本発明においてはプリズムの1つの面でビーム整形と合波を行うので、プリズムを単一化してコストを低減することができる。また、本発明においてはダイクロイックコート面で2つのレーザ光を合波するため、従来のように入射角を臨界角より大きく設定して全反射させる必要がなく、光源の配置位置に自由度が生じる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づき本発明の実施形態について説明する。
【0015】
図1には、本実施形態に係る光ピックアップが搭載される光ディスク装置の全体構成ブロック図が示されている。
【0016】
光ディスク50はスピンドルモータ52により回転駆動される。光ディスク50としては、CD及びDVDが用いられ、具体的にはCD−ROMやCD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−R、DVD−RW、DVD−RAM等が用いられる。
【0017】
光ピックアップ54は光ディスク50に対向配置され、光ディスク50に対してCD用のレーザ光を照射するとともにDVD用のレーザ光を照射する。CD用のレーザ光(CDレーザ光と称する)は例えば波長780nmのレーザ光であり、DVD用のレーザ光(DVDレーザ光と称する)は例えば波長650nmである。
【0018】
光ピックアップ54は、DVD用LD、CD用LD、レンズ、プリズム、対物レンズ、フォトディテクタ、対物レンズ駆動回路等を有するが、その光学系については後述する。
【0019】
光ピックアップ54にはCD記録再生系56及びDVD記録再生系58が接続される。光ディスク50としてCDが用いられた場合、記録時には記録データがCD記録再生系56を介して光ピックアップ54に供給され、CD用LDを駆動してCDレーザ光を射出する。再生時には、CD用LDから再生パワーのレーザ光を射出し、その戻り光を電気信号に変換してCD記録再生系56に供給する。CD記録再生系56は、戻り光を処理してデータを復調し、再生データを得る。
【0020】
一方、光ディスクとしてDVDが用いられた場合、記録時には記録データがDVD記録再生系58を介して光ピックアップに供給され、DVD用LDを駆動してDVDレーザ光を射出する。再生時には、DVD用LDから再生パワーのレーザ光を射出し、その戻り光を電気信号に変換し、DVD記録再生系58にて復調し再生データを得る。
【0021】
なお、CD記録再生系56及びDVD記録再生系58には光ピックアップ54の対物レンズ駆動回路を駆動してフォーカス及びトラッキングを制御するサーボ回路も設けられているが、これらについては従来と同一である。
【0022】
図2には、光ピックアップ54の要部構成図が示されている。上述したように光ピックアップ54はDVD用LD(第1光源)60、CD用LD(第2光源)64の2つの光源及びプリズム68を有する。DVD用LD60からのDVDレーザ光(第1レーザ光)はレンズ62を透過した後、プリズム68の第1面68aに所定角度で斜めに入射する。一方、CD用LD64からのCDレーザ光(第2レーザ光)はレンズ66を透過した後、プリズム68の第2面68bに略垂直に入射する。
【0023】
プリズム68の第1面68aと第2面68bは所定の角度をなし、第1面68aにはTiO2、Ta25、ZnO2、SiO2、MgO2等の屈折率の異なる複数の誘電体光学薄膜を積層してなるダイクロイックコート膜が形成されており、干渉効果によって特定の波長域の光だけを反射させ、残りを透過させる機能を有している。具体的には、DVDレーザ光の波長帯域の光は透過させ、CDレーザ光の波長帯域の光は反射する。
【0024】
したがって、DVDレーザ光は第1面68aに斜めに入射すると、その入射角に応じた倍率でビーム整形され、第1面68aを屈折、透過して図示しない対物レンズに入射する。一方、CDレーザ光は第2面68bを透過した後、第1面68aに入射し、第1面68aで反射され、DVDレーザ光の光軸と略一致するように共通の対物レンズに入射する。なお、フォトディテクタや対物レンズの配置、対物レンズ駆動回路の配置は従来と同様に設定することができる。
【0025】
このように、本実施形態においてはプリズム68の第1面68aにてDVDレーザ光のビーム整形を行うとともに、DVDレーザ光とCDレーザ光の光軸を略一致させる合波を行うため、単一のプリズム68で整形と合波を行うことができる。また、CDレーザ光を反射させて合波するのに、従来のような全反射を用いるのではなくダイクロイックコート膜の光学特性を用いて行うため、CD用LD64の配置を臨界角を超える位置とする必要もなく、比較的自由に設定することができる。具体的な調整方法としては、プリズム68の第1面68aに対してビーム整形倍率が所定の値となるように入射角、すなわちDVD用LD60の配置位置を設定し、次に、CDレーザ光の反射光軸がDVDレーザ光の光軸と略一致するようにCD用LD64の配置位置を設定すればよい。もちろん、この場合CDレーザ光の第1面68aに対する入射角が臨界角以下であってもよい。
【0026】
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能である。例えば、本実施形態ではレーザ光の光源としてLDを用いているが、ホログラムレーザユニットを用いることも可能である。
【0027】
また、本実施形態では、DVDレーザ光とCDレーザ光を例により説明したが、互いに波長の異なる任意のレーザ光に対して適用することが可能である。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、単一のプリズムでレーザ光のビーム整形と2つのレーザ光の合波を行うことができる。また、レーザ光源の配置位置を自由に設定することが可能となり、これにより光ピックアップあるいは光ディスク装置の設計自由度を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態にかかる光ディスク装置の構成ブロック図である。
【図2】 図1における光ピックアップの要部構成図である。
【図3】 従来の光ピックアップの構成図である。
【図4】 従来の光ピックアップの構成図である。
【符号の説明】
50 光ディスク、52 スピンドルモータ、54 光ピックアップ、56 CD記録再生系、58 DVD記録再生系。

Claims (2)

  1. 短波長レーザ光を射出する第1光源と、
    長波長レーザ光を射出する第2光源と、
    前記短波長レーザ光と長波長レーザ光を合波して共通の対物レンズに導く光学手段と、
    を有する光ピックアップであって、
    前記光学手段は、
    ダイクロイックコート面を有し、前記ダイクロイックコート面に前記短波長レーザ光が斜めに入射することでビーム整形を行うとともに、前記ダイクロイックコート面に前記長波長レーザ光が入射することで前記短波長レーザ光と前記長波長レーザ光を合波させるプリズム
    を有し、
    前記プリズムは第1面及び前記第1面に対して所定角度をなす第2面を有し、前記第1面が前記ダイクロイック面であり、前記短波長レーザ光は前記第1面に斜めに入射して屈折、透過し、前記長波長レーザ光は前記第2面を透過し、前記第1面に入射して反射することで前記プリズムの1つの面でビーム整形と合波を行うことを特徴とする光ピックアップ。
  2. 請求項1記載の光ピックアップを備える光ディスク装置
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