JP3900427B2 - シガレット巻上機の刻給送装置 - Google Patents

シガレット巻上機の刻給送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3900427B2
JP3900427B2 JP2002574770A JP2002574770A JP3900427B2 JP 3900427 B2 JP3900427 B2 JP 3900427B2 JP 2002574770 A JP2002574770 A JP 2002574770A JP 2002574770 A JP2002574770 A JP 2002574770A JP 3900427 B2 JP3900427 B2 JP 3900427B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
cigarette
separation
feeding
air
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002574770A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2002076245A1 (ja
Inventor
文男 久保
英則 村本
悦朗 石川
広幸 吉成
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Tobacco Inc
Original Assignee
Japan Tobacco Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Tobacco Inc filed Critical Japan Tobacco Inc
Publication of JPWO2002076245A1 publication Critical patent/JPWO2002076245A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3900427B2 publication Critical patent/JP3900427B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24CMACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/14Machines of the continuous-rod type
    • A24C5/18Forming the rod
    • A24C5/185Separating devices, e.g. winnowing, removing impurities
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A24TOBACCO; CIGARS; CIGARETTES; SIMULATED SMOKING DEVICES; SMOKERS' REQUISITES
    • A24CMACHINES FOR MAKING CIGARS OR CIGARETTES
    • A24C5/00Making cigarettes; Making tipping materials for, or attaching filters or mouthpieces to, cigars or cigarettes
    • A24C5/14Machines of the continuous-rod type
    • A24C5/18Forming the rod
    • A24C5/1871Devices for regulating the tobacco quantity

Landscapes

  • Manufacturing Of Cigar And Cigarette Tobacco (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、シガレット巻上機のたばこバンドに向けて刻たばこを給送する刻給送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の刻給送装置は、刻たばこをたばこバンドへ給送する過程で刻たばこを風送することにより、原料の刻たばこ中に含まれる中骨や裁刻時の切り損じ品(蝶葉)等を風選分離している(特許第 2957173 号公報)。具体的には、刻給送装置はたばこバンドに向かう空気流を発生させ、この空気流に対して全ての刻たばこを一律に落下させる。ここで大半の刻たばこは空気流に乗り、そして空気流とともに流動層を形成する。一方、比較的重い刻たばこは空気流を通過して落下する。この段階で、全ての刻たばこの中から1次的に重い刻たばこ(その多くは中骨や蝶葉である)が分離される。
【0003】
1次的に分離された重い刻たばこは、更にその中でも軽いものと重いものに2次分離される。1次分離された刻たばこは次に、上昇する空気流の中に送り出され、ここで比較的軽量の刻たばこは空気流に乗って上昇し、上述した流動層に還流される。これに対し、中骨や切り損じ品等の重量のあるものは上昇する空気流に抗して落下し、最終的に刻給送装置から排出される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、2次分離過程において空気流速の分布が一様でないと、空気流速が落ち込む領域では刻たばこが円滑に分離されにくい。例えば、2次分離過程が上下方向に延びる通路内で実施される場合、この通路内の空気流速分布を幅方向にみると、その両隅近傍では中央部に比べて流速が落ち込んでいる。このため、通路の両隅近傍では中央部に比べて刻たばこの分離が行われにくく、本来なら流動層に還流されるべき刻たばこが通路の両隅で澱み、そのまま通路内に滞留し続けることがある。このような刻たばこの滞留が発生すると、2次分離過程での刻たばこの円滑な分離は妨げられる。そればかりか、一度刻たばこが滞留すると、その上に次々と新たな刻たばこが積層され、やがて流動層まで至る刻詰まりを引き起こすことがある。このような刻詰まりは、シガレット巻上機全体の運転を停止させる要因となりうる。
【0005】
このため、刻給送装置の技術分野においては、上述のような刻詰まりは未然に防止されるべきであり、その実現が一つの課題となっており、この課題が本発明の目的である
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のシガレット巻上機の刻給送装置は、シガレット巻上機のたばこバンドまで延びる給送通路を備えており、この給送通路の入口に向けて刻たばこを落下させ、この落下により刻たばこを供給する。それとともに、刻給送装置は給送通路の入口に向けて空気流を吹き出して、給送通路内にたばこバンドの吸着面に向かう空気流を発生させ、給送通路の入口に落下した刻たばこを空気流により風送する。また刻給送装置は、分離シュートおよび分離通路を備えており、分離シュートは給送通路の入口近傍にて上端が開口し、空気流を横断して落下する刻たばこを受け取ることができる。一方、分離通路は空気流の流れ方向でみて分離シュートよりも下流位置で給送通路内に上端が開口するとともに、下端が落下方向に開放されている。刻給送装置はこれら分離シュートと分離通路との間を気密に区画する一方、分離シュート内に落下した刻たばこを回収して分離通路の途中位置に送り出す送出手段と、分離通路の途中位置よりも上方にて給送通路に向かう空気流を発生させ、その下端から外気を導入させる導入手段と、分離通路内に送り出された刻たばこの滞留の有無を検出する検出手段を備えている。この検出手段は、たばこバンドの走行方向に沿 う分離通路の幅方向に検出光を出射し、この検出光の光軸は分離通路の前記途中位置よりも下方に位置付けられ、分離通路の全幅に亘って延びている。
【0007】
上述した刻給送装置によれば、巻上機のたばこバンドに給送される全ての刻たばこが空気流による風選分離過程に通され、ここで1次的に分離された重い刻たばこは更に分離通路内での2次分離過程に送られる。分離通路では下端から導入される外気の空気流によって刻たばこを2次的に分離し、その外気とともに上昇する刻たばこは空気流によって給送通路内に還流される。一方、上昇する空気流に抗して落下する刻たばこは、最終的に分離通路の外へ排出される。このような2次分離過程において、分離通路内で刻たばこの滞留が生じた場合には、検出手段によりその滞留が検出される
【0008】
上述した検出手段は、光学センサを用いて実現することができる。光学センサは分離通路の両側壁間で幅方向に検出光を送受光するものが好ましい。分離通路内で刻たばこが滞留すると、刻たばこが次々と通路内を上方へ積層されていくことから、その検出光の光軸を幅方向に設定していれば、滞留した刻たばこが確実に検出光に反応する。このように分離通路内を幅方向にセンシングすることにより、刻たばこの滞留を確実且つ効率的に検出することが可能となる。
【0009】
光学センサは反射型のものであってもよい。この場合、分離通路の幅を規定する両側壁の一方に反射鏡が設けられており、そして他方の側壁には光学センサが設けられている。反射鏡は他方の側壁に対向する反射面を有し、また光学センサは反射面に向けて検出光を照射するとともにその反射光を受光可能な送受光面を有する。
【0010】
分離通路内には多数の刻たばこの微粉が舞っていることから、上述した反射面や送受光面が刻たばこの微粉で覆われることがある。このため、検出手段は反射面または送受光面に沿って空気流を噴出させるエアブロー手段を含むことが好ましい。噴出された空気流は反射面または送受光面が微粉で覆われるのを防止し、あるいは、これら反射面または送受光面を既に覆っている微粉を除去する。
【0011】
より実用的な刻給送装置は、検出手段により分離通路内での刻たばこの滞留が検出されたとき、所定の警報を発する警報手段を更に備えている。この場合、刻給送装置のオペレータは、刻たばこの滞留を早期に確認することが可能となる。またオペレータは、その後の具体的な対処(例えば、滞留を取り除く作業)を的確に行うことができる。
【0012】
また刻給送装置は、検出手段により分離通路内での刻たばこの滞留が検出されたとき、その滞留を解除させる解除手段を更に備えることもできる。この場合、刻たばこの滞留が発生しても、自動的に滞留が解除される。このため、オペレータが保守作業を行わなくても、そのまま刻給送装置の連続運転が可能となる。
上述のように、刻たばこの滞留を検出して警報を発することができれば、オペレータが早期に滞留を視認して滞留を除去することができる。この場合、オペレータは刻たばこの滞留を常時監視している必要がなくなる。更に刻たばこの滞留を自動的に解除することができれば、オペレータによる人的な作業労力をも軽減することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
第1図は、一実施形態に係る刻給送装置の一部を概略的に示している。この刻給送装置は上下方向に延びる重力シュート2を備えている。重力シュート2の上端にはニードルローラ4およびピッカローラ6が配置されている。刻たばこはニードルローラ4の上方から落下して供給されている。刻たばこはニードルローラ4とピッカローラ6との間を通過する際、一定量に調整されて重力シュート2内に落とし込まれる。
【0014】
刻給送装置内は給送通路8を備えている。給送通路8は重力シュート2の下端から横方向に延びている。給送通路8の入口手前には1次ダンパ10が配置されている。1次ダンパ10は重力シュート2の下方で横方向にジェットエアを吹き出し、給送通路8内に空気を送り込んでいる。給送通路8は1次ダンパ10の空気吹き出し方向に延びており、流動層トラフ12の上面に沿って上方へ湾曲し、そして、たばこバンド14の吸着面に達している。
【0015】
重力シュート2の下端から落下する刻たばこの中でも、比較的軽量の刻たばこは1次ダンパ10から吹き出す空気流によって給送通路8内に送り込まれる。流動層トラフ12の湾曲面にも空気の吹き出し口(図示していない)が設けられており、そこから吹き出すジェットエアにより空気流が形成されている。このため給送通路8内に送り込まれた刻たばこは、その空気流とともにたばこバンド14に向かう流動層を形成する。一方、比較的重い刻たばこは空気流を横断(通過)し、給送通路8内に送り込まれることなくそのまま落下する。通常、ここで全ての刻たばこのうち、その約10%程度が1次的に風選分離される。分離シュート16はその上端が給送通路8の入口近傍にて開口しており、落下した刻たばこは分離シュート16により受け取られる。分離シュート16の下端にはエアロッカ18が接続されており、分離シュート16内に落ち込んだ刻たばこは順次、エアロッカ18内に取り込まれる。
【0016】
2次セパレータ20は刻給送装置内を上下方向に延びており、その上端が分離シュート16よりも下流位置で給送通路8内に開口し、下端は外気に開放されている。またその上端は、風送方向に屈曲して給送通路8につながっており、その手前から給送通路8内に向けてジェットエアの吹き出し口(図示していない)が設置されている。ここから吹き出される空気流によって2次セパレータ20内の空気が給送通路8内に吸い込まれるので、その開放下端から2次セパレータ20内に外気が導入される。導入された外気は2次セパレータ20内で上向きの空気流を形成する。
【0017】
2次セパレータ20はまた、その上端と下端との間の途中位置でエアロッカ18に接続されている。エアロッカ18内にはスターホイール22が配置されており、その外周にある6枚のベーンによって2次セパレータ20と分離シュート16との間の気密が保持されている。またスターホイール22は、その回転により分離シュート16から刻たばこを取り込み、これを順次2次セパレータ20内に掃き出す。
【0018】
2次セパレータ20内に掃き出された刻たばこの中でも比較的軽量の刻たばこは、下端から導入される外気とともに給送通路8内に吸い込まれ、ここで刻たばこの流動層に合流する。ここでは通常、2次セパレータ20内に掃き出された刻たばこのうち約95%程度の量が給送通路8内に還流される。これに対し、残り約5%程度の比較的重い刻たばこは、上向きの空気流に抗して2次セパレータ20内を落下し、その開放下端から排出される。このとき排出される刻たばこの量は、重力シュート2からの全供給分からみて約0.5%程度であり、その中身は主に中骨や蝶葉等である。また排出された刻たばこは振動コンベヤ24に受け取られ、所定の処理セクションへ搬送される。
【0019】
第2図は、2次セパレータ20の構造を具体的に示している。2次セパレータ20は可動壁26および固定壁28を有し、これら可動壁26および固定壁28は刻給送装置の内部をその幅方向、即ち、たばこバンド14の走行方向に延びている。可動壁26は平行リンク機構30に接続されており、その調節レバー32を上下方向に動かすと、その操作量に応じて可動壁26が固定壁28に接近したり、あるいは固定壁28から離れたりする。このように調節レバー32を操作することによって2次セパレータ20の開度(通路断面積)調節が可能であり、その開度に応じて上述した刻たばこの排出割合が調整される。また固定壁28には、エアロッカ18の掃出口よりも下方位置に断面三角形状の絞り34が取り付けられており、この絞り34の部分で導入外気の平均流速が高められている。このような流速の増加は、エアロッカ18から掃き出された刻たばこの分離を促進し、本来還流されるべき刻たばこの排出を抑制する。
【0020】
第3図は、2次セパレータ20を含む刻給送装置の内部を部分的に示している。刻給送装置は、その機体両側に一対のサイドフレーム36,38を有しており、これらサイドフレーム36,38は刻給送装置の両側壁を構成している。2次セパレータ20はその幅方向でみて両側のサイドフレーム36,38間に渡って延びており、それゆえ、サイドフレーム36,38は2次セパレータ20の両側壁をも構成する。
【0021】
一方のサイドフレーム36には反射型の光学センサ40が取り付けられており、その他方のサイドフレーム38には検出光を反射するための反射鏡42が取り付けられている。光学センサ40の光軸Lはエアロッカ18の掃出口より下方に位置付けられ、且つ、絞り34より上方の位置で2次セパレータ20内を幅方向に横断している。反射型の光学センサ40は、透過型センサに比較して光軸調整が容易となるため、本実施形態のように刻給送装置の内部に設置する場合に適している。
【0022】
第4図および第5図は光学センサ40の取り付けを具体的に示している。光学センサ40はアングル材44を介してサイドフレーム36の外面に固定されており、サイドフレーム36には、検出光の光軸Lの位置に合わせて送受光窓46が設けられている。この送受光窓46には、2次セパレータ20の内側から透過カバー48が填め込まれており、その四隅はサイドフレーム36にねじ止めされている。一方、外側にはガスケット50が宛がって取り付けられており、光学センサ40の外面と送受光窓46との間はガスケット50によりシールされている。
【0023】
2次セパレータ20の内側で、透過カバー48より下方位置にはデフレクタ52が取り付けられており、このデフレクタ52は上向きに形成された3つのエア吹き出し口を有している。デフレクタ52にはエア配管54を通じて空圧が供給されており、その空圧はサイドフレーム36を貫通してデフレクタ52に導かれている。デフレクタ52は3つのエア吹き出し口から透過カバー48の表面に沿ってエアを噴き出し、その表面に刻微粉が付着するのを防止し、あるいは、一旦付着した刻微粉を除去することができる。これにより、光学センサ40は検出光を良好な状態で送受することができる。
【0024】
第6図は、反射鏡42の取り付けを具体的に示している。反射鏡42は2次セパレータ20の内側からサイドフレーム38に填め込んで取り付けられており、その鏡面がサイドフレーム36に対向して設置されている。またサイドフレーム38には、反射鏡42に重ねて透過カバー56が更に填め込まれており、それゆえ反射鏡42の鏡面は透過カバー56により覆われている。
【0025】
反射鏡42についても同様に、デフレクタ52およびエア配管54がサイドフレーム38に取り付けられている。デフレクタ52は透過カバー56の表面に沿ってエアを噴き出し、その表面に刻微粉が付着するのを防止し、あるいは、一旦付着した刻微粉を除去することができる。これにより、反射鏡42は光学センサ40からの検出光を良好な状態で反射することができる。
【0026】
以上が一実施形態に係る刻給送装置の基本的な構成であるが、その光学センサ40を用いて刻たばこの滞留を検出するシステムの概要は、例えば第1図に示されている。上述のように、通常、2次セパレータ20内ではその下端から導入される外気の上昇空気流により刻たばこの分離が行われている。しかしながら、2次セパレータ内でも両サイドフレーム36,38の近傍では中央部に比べて空気流速が落ち込んでいるため、このような位置では刻たばこが円滑に分離されずに澱みやすい。加えて、絞り34が設けられている場所では2次セパレータ20の通路間隔が狭められているため、澱んだ刻たばこが絞り34に引っかかり、そのまま滞留し続けることがある。このような刻たばこの滞留が光学センサ40の光軸Lに干渉し、検出光が遮られると、光学センサ40からの検出信号に基づいてコントローラ58が刻たばこの滞留を検出する。
【0027】
検出システムには、例えば警報器60を組み込むことができる。警報器60としては、例えば警報ブザーや警報ランプ、警報メッセージを表示するディスプレイ等が使用可能であり、これら警報器60はコントローラ58からの動作信号に基づいて所定の警報を発する。コントローラ58は刻たばこ(以下、「刻」と略称することがある。)の滞留を検出すると警報器60に対して動作信号を出力する。警報が発せられると、これを受けて例えばオペレータが刻給送装置の前カバーを開け、実際に刻の滞留を確認してこれを除去する。なお可動壁26は透明アクリル板からなっているため、その内部の視認は容易である。
【0028】
また検出システムには、刻の滞留を積極的に解除する手段を組み込むこともできる。例えば解除手段は、可動壁26にエアバイブレータ62を設置することで実現される。エアバイブレータ62は空圧機器64から空圧の供給を受けて作動し、可動壁26に振動を与えることができる。コントローラ58は刻の滞留を検出すると、空圧機器64に対して動作信号を出力し、エアバイブレータ62を駆動させる。エアバイブレータ62から可動壁26に振動が加えられることにより、その内面に接している刻の滞留が解除される。
【0029】
上述したコントローラ58による動作信号の出力制御は、例えば警報器60およびエアバイブレータ62を統合して行うようにしてもよい。具体的には、光学センサ40により刻の滞留が検出されると、コントローラ58は先ずエアバイブレータ62を作動させて滞留の解除を試みる。そして、所定時間あるいは所定回数だけエアバイブレータ62を作動させた後、刻の滞留が解除されていれば(つまり、もはや刻の滞留が検出されなくなれば)、コントローラ58は警報器60を作動させることなく、そのままエアバイブレータ62の作動を停止させる。これに対し、未だ刻の滞留が解除されていない(つまり、刻の滞留が検出され続けている)場合にはコントローラ58は警報器60を作動させ、オペレータによる解除作業を促すものとする。
【0030】
また、上述した動作信号の出力制御に合わせてコントローラ58にはタイマ機能を組み込むことができる。例えばコントローラ58は刻の滞留を検出すると、その内蔵したタイマカウンタを起動して滞留時間の計測を開始し、一定の時間が経過した後にエアバイブレータ62や警報器62を作動させる。このときタイマカウンタによる計測時間は、例えば0秒〜数秒の間で任意に設定することができる。コントローラ58が警報器62を作動させるまでの時間を予め適切に設定しておけば、短時間の刻滞留によって頻繁に警報が発せられることはない。
【0031】
上述のように、一実施形態に係る刻給送装置は2次セパレータ内での刻の滞留を検出する機能を有することから、オペレータによる刻詰まりの監視負担は大幅に軽減される。また検出システムにおいて、警報器60を作動させてオペレータに解除作業を促したり、あるいは、エアバイブレータ62を作動させて刻の滞留を積極的に解除したりすることができるので、2次セパレータ20内での刻の滞留が長時間に渡って放置されることはない。このため、シガレット巻上機の運転停止に至るトラブルが未然に防止され、その稼働効率の向上に大きく寄与することができる。
【0032】
また上述のように、光学センサ40による検出光の送受や反射鏡42による反射が良好な状態で行われるので、検出システムによる滞留の検出精度が高い。したがって、検出システムには誤作動がなく、その警報に対する信頼性もまた向上する。
本発明は上述した実施形態に制約されることなく、種々に変形した態様で実施が可能である。例えば光学センサ40は1個に限られず、複数個のものを設置してもよい。この場合、例えば複数の光学センサを上下に配列することで、滞留した刻の積層高さを段階的に検出することも可能である。あわせてコントローラ58による動作信号の出力制御を変更し、例えば滞留の初期段階でエアバイブレータ62を作動させ、積層が進行するに連れてエアバイブレータ62の動作を頻繁に行わせたり、あるいは、刻の積層高さが段階的に増加するに連れて警報器60による警報音量、警報メッセージの内容等を変更したりすることもできる。
【0033】
なお、光学センサ40には反射型だけでなく、透過型センサを採用してもよいし、その他の種類のセンサや画像処理装置等を用いて刻の滞留を検出することも可能である。
また刻の滞留を解除する手段としてエアバイブレータ62を挙げているが、解除手段はこれに限定されない。例えば、可動壁26に振動を与えるものであれば解除手段は電動式バイブレータでもよい。その他、解除手段は滞留した刻たばこに向けてジェットエアを吹き付けるものでもよいし、機械的な可動アームを用いて滞留を取り除くものであってもよい。
【0034】
【発明の効果】
本発明の刻給送装置は、分離通路内での刻たばこの滞留を検出手段により検出することで、その後の対処を早期に実現可能とする。これにより、シガレット巻上機全体の運転停止を伴う刻詰まりのトラブルが未然に回避され、シガレット生産効率や生産能力の向上に大きく寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施形態の刻給送装置の構成を概略的に示した図である。
【図2】 2次セパレータの具体的な構造を示した図である。
【図3】 第1図中、III−III線に沿う刻給送装置の部分的な断面図である。
【図4】 光学センサの取り付けを具体的に示した図である。
【図5】 第4図中、V−V線に沿う断面図である。
【図6】 反射鏡の取り付けを具体的に示した図である。
【符号の説明】
2 重力シュート
4 ニードルローラ
6 ピッカローラ
8 給送通路
10 1次ダンパ
12 流動層トラフ
14 たばこバンド
16 分離シュート
18 エアロッカ
20 2次セパレータ(分離通路)
22 スターホイール
24 振動コンベヤ
26 可動壁
28 固定壁
30 平行リンク機構
32 調節レバー
34 絞り
36,38 サイドフレーム
40 光学センサ
42 反射鏡
44 アングル材
46 送受光窓
48 透過カバー
50 ガスケット
52 デフレクタ
54 エア配管
56 透過カバー
58 コントローラ
60 警報器
62 エアバイブレータ
64 空圧機器

Claims (9)

  1. シガレット巻上機のたばこバンドまで延びる給送通路と、
    前記給送通路の入口に向けて刻たばこを落下させ、この落下により刻たばこを供給する供給手段と、
    前記給送通路の前記入口に向けて空気流を吹き出して、前記給送通路内に前記たばこバンドの吸着面に向かう空気流を発生させ、前記給送通路の入口に落下した刻たばこを前記空気流により風送する風送手段と、
    前記給送通路の入口近傍にて上端が開口し、前記空気流を横断して落下する刻たばこを受け取る分離シュートと、
    前記空気流の流れ方向でみて前記分離シュートの上端開口よりも下流位置で前記給送通路内に上端が開口するとともに、下端が落下方向に開放された分離通路と、
    前記分離シュートと前記分離通路との間を気密に区画する一方、前記分離シュート内に落下した刻たばこを回収して前記分離通路の途中位置に送り出す送出手段と、
    前記分離通路の途中位置よりも上方にて前記給送通路に向かう空気流を発生させ、その下端から外気を導入させる導入手段と、
    前記分離通路内送り出された刻たばこの滞留の有無を検出する検出手段であって、前記たばこバンドの走行方向に沿う前記分離通路の幅方向に検出光を出射し、前記検出光の光軸が前記分離通路の前記途中位置よりも下方に位置付けられ且つ前記分離通路の全幅に亘って延びている検出手段
    を具備したシガレット巻上機の刻給送装置。
  2. 前記検出手段は、
    前記分離通路の幅を規定する両側壁の一方に設けられ、その他方の側壁に対向する反射面を有した反射鏡と、
    前記他方の側壁に設けられ、前記反射面に向けて前記検出光を照射するとともに、その反射光を受光可能な送受光面を有した光学センサとを含む請求項1に記載のシガレット巻上機の刻給送装置。
  3. 前記検出手段は、前記分離通路の幅を規定する両側壁間で検出光を送受光する光学センサを含む請求項1に記載のシガレット巻上機の刻給送装置。
  4. 前記検出手段は、前記反射面および前記送受光面の少なくとも一方に沿って空気流を噴出させるエアブロー手段を更に含む請求項2に記載のシガレット巻上機の刻給送装置。
  5. 前記検出手段により前記分離通路内での刻たばこの滞留が検出されたとき、所定の警報を発する警報手段を更に備えた請求項1に記載のシガレット巻上機の刻給送装置。
  6. 前記検出手段により前記分離通路内での刻たばこの滞留が検出されたとき、その滞留を解除させる解除手段を更に備えた請求項1に記載のシガレット巻上機の刻給送装置。
  7. 前記分離通路は相対する2つの壁の間に形成されており、
    前記解除手段は前記壁を振動させて前記解除を行うものである請求項6に記載のシガレット巻上機の刻給送装置。
  8. 前記検出手段により前記分離通路内での刻たばこの滞留が検出されたとき、その滞留を解除させる解除手段と、
    前記検出手段により前記分離通路内での刻たばこの滞留が検出されたとき、所定の警報を発する警報手段とを更に備えた請求項1に記載のシガレット巻上機の刻給送装置。
  9. 前記分離通路は相対する2つの壁の間に形成されており、
    前記検出手段により前記分離通路内での刻たばこの滞留が検出されたとき、前記壁を振動させてその滞留を解除させる解除手段を更に備えた請求項4に記載のシガレット巻上機の刻給送装置。
JP2002574770A 2001-03-23 2001-12-12 シガレット巻上機の刻給送装置 Expired - Fee Related JP3900427B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001085113 2001-03-23
JP2001085113 2001-03-23
PCT/JP2001/010899 WO2002076245A1 (fr) 2001-03-23 2001-12-12 Dispositif d'alimentation en tabac hache pour machine a caper

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2002076245A1 JPWO2002076245A1 (ja) 2004-07-08
JP3900427B2 true JP3900427B2 (ja) 2007-04-04

Family

ID=18940679

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002574770A Expired - Fee Related JP3900427B2 (ja) 2001-03-23 2001-12-12 シガレット巻上機の刻給送装置

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20040055612A1 (ja)
EP (1) EP1371298A1 (ja)
JP (1) JP3900427B2 (ja)
CN (1) CN1207997C (ja)
WO (1) WO2002076245A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
UA91265C2 (ru) 2006-02-14 2010-07-12 Джапан Тобакко Инк. Питатель для подачи измельченного табачного материала сигаретоделательной машины
DE102008004389B4 (de) * 2008-01-14 2010-05-20 Hauni Maschinenbau Ag Beschickungsvorrichtung
CN101975597B (zh) * 2010-09-25 2011-10-12 中国烟草总公司郑州烟草研究院 一种烟草物料滚筒加工过程筒内滞留量的实验测定方法
DE102010054098A1 (de) * 2010-12-10 2012-06-14 Riedel Filtertechnik Gmbh Regelungsanordnung für eine Zigarettenherstellungsmaschine sowie Verfahren zur Regelung des Transports des Zigarettenfüllstoffs
CN110864993B (zh) * 2018-08-28 2023-03-24 贵州中烟工业有限责任公司 一种叶丝两级风选系统质量指标的检测方法
CN110680000B (zh) * 2019-11-12 2022-05-17 常德烟草机械有限责任公司 一种卷烟机及其梗丝分离装置
CN112089090B (zh) * 2020-10-10 2024-01-19 云南中烟工业有限责任公司 一种使用抛料辊分离轻薄片状梗丝的装置及方法
CN113650089A (zh) * 2021-09-15 2021-11-16 红云红河烟草(集团)有限责任公司 一种切丝机跑片成像检测报警装置

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4121596A (en) * 1975-08-26 1978-10-24 Molins Limited Cigarette making machines
US4117647A (en) * 1976-10-20 1978-10-03 Rossi Alfred F Flexible pouch, forming, filling and sealing machine
JPS60234573A (ja) * 1984-05-08 1985-11-21 日本たばこ産業株式会社 シガレツト製造機の刻たばこ給送装置
IT1189915B (it) * 1986-01-20 1988-02-10 Gd Spa Macchina confezionatrice di sigarette con unita' ausiliaria di alimentazione di tabacco
GB2188601B (en) * 1986-02-25 1990-07-11 Molins Plc Conveyor system for rod-like articles
US4786188A (en) * 1986-02-27 1988-11-22 Rosemont Inc. Purge air system for a combustion instrument
IT1225358B (it) * 1988-12-06 1990-11-13 Gd Spa Macchina confezionatrice per la realizzazione contemporanea di due bachi continui di sigaretta
DE4206054C2 (de) * 1991-03-06 2002-11-28 Hauni Werke Koerber & Co Kg Verfahren und Vorrichtung zum Herstellen eines Tabakstranges
DE19508139A1 (de) * 1995-03-08 1996-09-12 Hauni Maschinenbau Ag Einrichtung zum Abführen überschüssiger Prozeßluft aus einem Verteiler einer tabakverarbeitenden Maschine
US6003681A (en) * 1996-06-03 1999-12-21 Src Vision, Inc. Off-belt stabilizing system for light-weight articles
JP3248682B2 (ja) * 1998-01-12 2002-01-21 日本たばこ産業株式会社 シガレット製造機の刻みたばこ層圧縮成形装置
JP2957173B1 (ja) * 1998-08-14 1999-10-04 日本たばこ産業株式会社 シガレット製造機の刻たばこ給送装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN1207997C (zh) 2005-06-29
CN1492738A (zh) 2004-04-28
JPWO2002076245A1 (ja) 2004-07-08
US20040055612A1 (en) 2004-03-25
WO2002076245A1 (fr) 2002-10-03
EP1371298A1 (en) 2003-12-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5819373A (en) Apparatus and method for recognizing and separating foreign bodies from fiber in a fiber processing machine
JP4372678B2 (ja) 製品、特に化学薬品を容器に詰めるための装置
JP3900427B2 (ja) シガレット巻上機の刻給送装置
KR102172370B1 (ko) 과립 재료의 공압 운송 시스템 및 해당 시스템의 제어 방법
CN1104633C (zh) 称重小制品例如胶囊的装置
EP0302113B1 (en) Method and apparatus for collecting waste material
US8360270B1 (en) Method for feeding small items
US4417594A (en) Apparatus forming a continuous cut tobacco braid in a cigarette making machine
US5997238A (en) On-line package stacking apparatus and method
US4587979A (en) Apparatus for supplying particulate material to tobacco processing machines and the like
US4330001A (en) Cigarette making machine hopper
US4580939A (en) Feeding device for cigarette filters and similar rods
US5967503A (en) Apparatus for processing folded printed products
CA1315835C (en) Tobacco feed system for cigarette making machine
GB2114867A (en) Apparatus for recovering tobacco from unsatisfactory cigarettes or the like
US10518443B2 (en) Rotary tablet press
JP3274882B2 (ja) シガレット製造機のたばこロッド走行案内装置
JPH02295476A (ja) 紙巻たばこの集積体から1本の紙巻たばこを取り除く抽出装置
CN215583132U (zh) 一种烟草喂料机出料斗视窗清洁装置
JP2007228943A (ja) ロールベーラ付コンバイン
CN208439489U (zh) 一种全自动连续式高速装盒机
CN210592779U (zh) 一种在线烟包剔除装置
JP2000503207A (ja) 紙巻きタバコの製造
CN109785590A (zh) 一种烟条提升器入口堵塞报警系统及方法
US6514014B1 (en) Method and apparatus for collecting and transporting cigarettes and cigarette rejects

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040929

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060920

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees