JP3900326B2 - サイドライト型面光源装置及び液晶表示装置 - Google Patents

サイドライト型面光源装置及び液晶表示装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、イドライト型面光源装置及び液晶表示装置に関し、例えば入射面より遠ざかるに従って板状部材の板厚が薄くなるように形成された導光板、この導光板を用いたサイドライト型面光源装置、このサイドライト型面光源装置による液晶表示装置に適用することができる。本発明は、導光板の出射面に、入射面側よりこれと対向する面側に向かって延長する突条を入射面に沿って繰り返し形成することにより、出射面へのシート材の貼り着きを防止する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば液晶表示装置においては、サイドライト型面光源装置により液晶表示パネルを照明して表示画像を形成するようになされている。
【0003】
このようなサイドライト型面光源装置は、所定の光源から射出された照明光を板状部材(すなわち導光板でなる)の端面(以下入射面と呼ぶ)から入射し、この照明光を導光板の内部で伝搬しながら、導光板の出射面より出射して液晶表示パネルに供給する。
【0004】
このようなサイドライト型面光源装置においては、導光板に種々の加工を施すと共に、導光板の出射面に配置した各種シート材によりこの照明光の特性を補正し、これによりほぼ均一な光量分布で液晶表示パネルを照明することができるようになされている。
【0005】
すなわちサイドライト型面光源装置においては、この種のシート材として照明光を散乱させる光拡散シートを配置して、導光板に施された各種加工等が目立たなくなるように照明光の特性を補正し、また光制御部材であるプリズムシートを配置して、出射光の指向性が出射面の正面方向を向くように照明光の特性を補正する等により、均一な面照明が可能となるように種々工夫がなされている。なおプリズムシートは、導光板側の面及び又はこの面と逆側の面に、1対の斜面によるプリズム状として機能する凸部が繰り返し条設された透光性のシート材であり、この1対の斜面による照明光の屈折及び又は反射により照明光の指向性を補正するものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところでこの種のサイドライト型面光源装置においては、静電気により導光板の出射面にシート材が貼り着く問題がある。
【0007】
特に近年にあっては、サイドライト型面光源装置として、凸部側の面を導光板側に向けて導光板の出射面にプリズムシートを直接配置するものがあり、このような構成において、プリズムシートが出射面に貼り着くと、図8に示すように、出射面に不自然な模様Mが目視されるようになる。
【0008】
因みに、このようにプリズムシートが出射面に貼り着く場合にあっては、図9に示すように、薄い空気層を間に挟んで、プリズムシート1の凸部1Aが導光板2の出射面2Cに配置される部分と、図10に示すように、凸部1Aの先端が導光板2の出射面2Cに密着して配置される部分とが発生する。
【0009】
このように凸部1Aの先端が導光板2の出射面2Cに密着して配置された部分においては、本来なら出射面2Cから出射せずに、出射面2Cと対向する面側に反射して導光板2の内部を更に伝搬する照明光の一部が、この密着した凸部1Aの先端よりプリズムシート1側に出射されることにより、薄い空気層を間に挟んでプリズムシート1が配置された部分に比して明るく輝くように観察されることになる。これによりこの種の模様Mが発生すると考えられる。
【0010】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、プリズムシート等のシート材の貼り着きを防止することができるサイドライト型面光源装置、このサイドライト型面光源装置を用いた液晶表示装置を提案しようとするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため請求項1の発明においては、所定の光源から射出された照明光を端面から入射し、前記照明光を屈曲して出射面より出射する導光板を用いたサイドライト型面光源装置において、前記導光板は、前記出射面と反対側の面に、前記端面側より前記端面の対面側に向かって延長する稜線を有する断面三角形形状の微小な凸部、前記端面に沿って繰り返し形成され、前記出射面に、前記端面側より前記端面の対面側に向かって延長する突条、前記端面に沿って繰り返し形成され、前記突条は、前記入射面に平行な面による断面形状において、その外形が緩やかに弧を描くような形状で形成されるとともに、高さが1〜100〔μm〕、幅が10〜100〔μm〕、ピッチが5〔mm〕の範囲であって、かつピッチと高さの比が50001:1〜1:1であるように形成され、前記導光板の出射面上に、1対の斜面により形成されるプリズム凸部が繰り返し平行に形成された光制御面を有する光制御部材を、前記光制御面が前記導光板の出射面と対向するように、かつ前記プリズム凸部の延長方向が前記導光板の突条の延長方向と交差するように、配置した
【0012】
請求項1に係る構成によれば、繰り返し形成した突条により、出射光の指向性を大きく乱すことなく、この突杖の高さに対応する空気層を間に挟んで、シート材を出射面に配置することができ、シート材の貼り着きが防止される。
【0017】
また請求項の発明においては、請求項1の構成において、端面と突条の稜線との成す角が60度以上であるようにする。
【0018】
請求項に係る構成によれば、端面と突条の稜線との成す角が60度以上であることから、突条が出射面より観察されてなる不自然さを解消することができる。
【0019】
また請求項の発明においては、請求項1又は請求項2の構成において、出射面に照明光を散乱させる光散乱ドットを複数形成する。
【0020】
また請求項の発明によれば、突条によりシート材の貼り着きを防止し、光散乱ドットの配置により出射光量を均一化することができる。
【0025】
また請求項の発明においては、請求項1、請求項2又は請求項3に記載のサイドライト型面光源装置により液晶表示パネルを照明する。
【0027】
請求項に係る構成によれば、請求項1、請求項2又は請求項3に記載のサイドライト型面光源装置により液晶表示パネルを照明することにより、高品位の照明光により液晶表示パネルを照明して高品位の表示画像を形成することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、適宜図面を参照しながら本発明の実施の形態を詳述する。なお図面は、理解を容易にするため、一部を誇張したり、省略したり等している。
【0029】
(1)第1の実施の形態
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る液晶表示装置に適用されるサイドライト型面光源装置を示す分解斜視図であり、図2は、図1をA−A線で切り取って示す断面図である。この実施の形態に係る液晶表示装置は、特に図示しないがこのサイドライト型面光源装置11の前面に液晶表示パネルを配置し、このサイドライト型面光源装置11より出射される照明光により液晶表示パネルを照明する。
【0030】
ここでサイドライト型面光源装置11は、導光板12の端部に一次光源13を配置し、反射シート14、導光板12、光制御部材でなるプリズムシート15を順次積層して形成される。
【0031】
一次光源13は、冷陰極管でなる蛍光ランプ17の周囲をリフレクタ18で囲って形成され、リフレクタ18の開口側より導光板12の端面(以下入射面と呼ぶ)12Aに照明光Lを入射する。ここでリフレクタ18は、蛍光ランプ18の出射光を正反射又は乱反射する例えばシート材により形成される。
【0032】
反射シート14は、金属箔等でなるシート状の正反射部材、又は白色PETフィルム等でなるシート状の乱反射部材により形成され、導光板12より漏れ出す照明光を反射して導光板12に再入射させ、これにより照明光の利用効率を向上させる。
【0033】
導光板12は、透明部材でなる例えばアクリル(PMMA樹脂)を射出成形した板状部材であり、断面楔型形状に形成される。導光板12は、一次光源13からの照明光Lを入射面12Aより入射すると共に、この入射した照明光Lを裏面12Bと出射面12Cとの間を繰り返し反射して伝搬し、この裏面12B及び出射面12Cにおける反射の際に、臨界角以下の成分を裏面12B及び出射面12Cより出射する。
【0034】
この伝搬の際に、照明光Lは、裏面12Bで反射する毎に出射面12Cに対する入射角が低下し、出射面12Cに対して臨界角以下の成分が出射面12Cより出射される。これにより照明光Lは、主たる出射方向が楔型形状の先端方向に傾いて射出される。すなわち導光板2からの出射光Lが指向性を有するようになる。このようにして照明光を出射するにつき、導光板12は、入射面近傍を避けて、出射光の光量分布が実用上十分に均一な領域が有効出射面として使用されるようになされている。なおここで有効出射面とは、フレーム等の保持部材により遮光されないで、液晶表示パネルに実際に照明光を供給する出射面の一部領域のことである。
【0035】
導光板12は、裏面12Bにプリズム面が形成される。すなわち導光板12は、図1中矢印Bにより部分的に拡大して示すように、裏面12Bに、入射面12Aとほぼ平行に、プリズムとして機能する微小な凸部が繰り返し条設される。ここでこの微小な凸部は、入射面12Aと直交する方向に延長する1対の斜面12E、12Fを有し、この実施の形態ではこの1対の斜面12E、12Fが直接接続されて、断面三角形形状に形成される。これらの凸部は、斜面12E、12Fの成す角度(頂角)が約100度になるように形成される。なおこの角度は、50〜130度の範囲で適宜選定して実用に供する特性を得ることができる。これにより導光板12は、入射面12Aと平行な面内において、出射光の指向性を出射面12Cの正面方向に補正する。
【0036】
さらに導光板12は、図1中矢印Cにより拡大して示すように、出射面12Cに、入射面12Aより楔型先端に向かって延長する線状の突起である突条24が入射面12Aに沿って繰り返し形成され、この突条24を含めて全体が滑らかな面により形成される。ここでこの突条24は、断面の外形が緩やかに弧を描くような形状で作成され、その長さ方向にあっては一定の断面形状に形成される。また突条24は、最もプリズムシート15側に突出してなる部位により形成される稜線が入射面12Aとほぼ直交するように形成される。
【0037】
ここで図3にそれぞれ入射面12Aに平行な面による断面形状と(図3(B))、入射面12Aと直交する面による断面形状(図3(A))とを示すように、突条24は、幅W1が50〔μm〕により、高さH1が10〔μm〕により形成される。さらに突条24は、入射面12Aに沿って繰り返し形成されるピッチPが0.2〔mm〕に設定される。これにより突条24は、延長方向と交差するプリズムシート15の凸部を点で支え、突条24の高さH1による空気層を間に挟んでプリズムシート15を配置するようになされている。
【0038】
なおこのように空気層を間に挟んでプリズムシート15を保持する観点から見れば、突条24は、プリズムシート15を点で支えることができるものであれば、この実施の形態に係る態様には限られるものではないが、出射面12Cを平坦な鏡面により形成した導光板において、所望の光量分布により照明光Lが出射されている場合等にあって、この出射光量分布に変化を与えないようにするには、高さH1を1〜100〔μm〕、幅W1を10〜100〔μm〕の範囲に設定することが好ましく、さらには高さH1を5〜50〔μm〕、幅W1を30〜70〔μm〕の範囲に設定することがより好ましい。また稜線のピッチPは、幅W1及び高さH1にも依存するが、5〔mm〕の範囲で、ピッチPと高さH1との比が好ましくは5000:1〜1:1の範囲、より好ましくは100:1〜1:1の範囲に選定して、実用上十分に貼り着きを防止することができる。
【0039】
導光板12において、これら突条24は、突条24の形成部位に対応する部分を突条24の形状に応じて加工した金型を用いて導光板2と一体に形成される。
【0040】
プリズムシート15は(図1)、導光板12の出射面12Cと対向する側の面に光制御面であるプリズム面が形成される。ここでプリズム面は、導光板12の裏面12Bにおける凸部の繰り返し方向と略直交する方向に、1対の斜面15A及び15Bによるプリズムとして機能する凸部が繰り返し条設されて作成され、この1対の斜面15A及び15Bにより導光板12から出射される照明光の指向性を出射面12Cの正面方向に補正する。
【0041】
ここでプリズムシート15は、通常、凸部の繰り返しピッチが30〔μm〕程度に設定されているので、上述の条件で導光板12に形成された各突条24に対して、少なくとも1点で接触するようになされている。なお、このプリズムシート15の凸部の頂角は、例えば30〜70度の範囲で適宜角度を選定して実用に供する特性を得ることができる。またプリズムシート15に条設される凸部の形状については、要求される特性に応じて、対称形状又は非対称形状に適宜選定される。
【0042】
以上の構成において、蛍光ランプ17から射出された照明光Lは(図1及び図2)、直接に、又はリフレクタ18で反射した後、入射面12Aより導光板12の内部に入射し、裏面12Bと出射面12Cとの間で反射を繰り返して導光板12の内部を伝搬する。このときこの照明光Lは、裏面12Bで反射する毎に出射面12Cに対する入射角が低下し、出射面12Cに対して臨界角以下の成分が出射面12Cより出射される。
【0043】
このとき照明光は、裏面12Bに形成された斜面12E、12Fにより、入射面12Aに沿った方向の指向性が補正されて射出され、続くプリズムシート15によりこれと直交する方向の指向性が補正される。また導光板12の裏面12Bより漏れ出す照明光が、裏面12B側に配置された正反射部材又は乱反射部材でなる反射シート14により反射されて効率良く導光板12の内部に戻され、これにより効率良く出射面12Cより出射される。
【0044】
このようにして出射される照明光は、導光板12の出射面12Cに配置したプリズムシート15により指向性が補正されて液晶表示パネルに供給される。このときプリズムシート15においては、導光板12の出射面12Cに形成された細長い突条24により、突条24と交差する斜面15A及び15Bによる凸部の先端が突条24にと点で接触する。これによりプリズムシート15は、この突条24の高さで決まる空気層を間に挟んで導光板12の出射面12Cに配置され、これにより導光板12への貼り着きが防止される。これによって高品位の照明光を出射することが可能となり、液晶表示層として見たとき高品位の画像を表示することが可能となる。
【0045】
なおこのようなプリズムシートの貼り着きは、サイドライト型面光源装置11の組み立て時においては、導光板12の出射面12Cにプリズムシート15を配置する際の作業性を低下させると共に、導光板12とプリズムシート15との間に塵等が侵入した場合には、それを除去する際の作業性をも低下させるようになる。この実施の形態に係る液晶表示装置では、これらの欠点をも解消することが可能となる。
【0046】
以上の構成によれば、導光板12の出射面12Cに、入射面12A側より楔型先端側に延長する突条24を入射面12Aに沿って繰り返し形成したことにより、プリズムシートの貼り着きを防止することができる。これにより高品位の照明光を出射することができ、さらには組み立て時の作業性を向上することができる。
【0047】
(2)第2の実施の形態
図4は、本発明の第2の実施の形態に係る液晶表示装置に適用される光散乱導光板を示す平面図である。この実施の形態に係る液晶表示装置においては、上述した導光板12に代えてこの光散乱導光板32が適用される。
【0048】
ここで光散乱導光板32は、断面楔型形状の導光板で、例えばポリメチルメタクリレート(PMMA)からなるマトリックス中に、これと屈折率の異なる透光性の微粒子が一様に分散混入されて形成される。これにより光散乱導光板32は、一次光源13側端面でなる入射面32Aより照明光を入射し、透光性の微粒子により散乱させながら、また乱反射部材による反射シート14を適用した場合は、この反射シート14により一部乱反射させながら、裏面と出射面32Cとの間を繰り返し反射して照明光を伝搬する。
【0049】
さらに光散乱導光板32は、裏面に上述の導光板12と同様のプリズム面が形成され、また同様に出射面32Cに突条24が形成される。
【0050】
これらの構成に加えて光散乱導光板32は、出射面32Cを局所的に粗面にして光散乱パターン34が形成される。ここで光散乱パターン34は、例えばマット面処理等の適当な粗面化処理により、出射面を部分的に円形形状に粗面化して形成される。また光散乱パターン34は、図5に示すように、出射面側より見て知覚困難な小径により形成され、この実施の形態では直径W2が35〔μm〕により、2〔μm〕程度の高さH2により形成される。さらに光散乱パターン34は、出射面32Cを鏡面により形成した場合に出射光量が低下する部分においては、この光量の低下に対応するように単位面積当たりの個数が増大するように形成される。
【0051】
すなわち光散乱パターン34は、この光散乱導光板32において、楔型先端側より入射面32A側に向かって徐々に単位面積当たりの個数が増大するように、さらに入射面32Aの近傍の入射面32Aに沿った方向については、中央より蛍光ランプ17の電極17A及び17Bに対応する入射面32A側の隅部に向かって徐々に単位面積当たりの個数が増大するように形成される。
【0052】
かくするにつき光散乱パターン34は、出射面32Cに達した照明光を散乱させることにより、光散乱導光板32の内部を伝搬する照明光の出射面32Cからの出射を促すようになされている。
【0053】
光散乱パターン34は、光散乱導光板32の出射面32Cから照明光の出射を促すことができるものであれば、この実施の形態に係る態様には限られるものではないが、出射面32C側から見て知覚困難とするには、最大直径80〔μm〕以下、好ましくは50〔μm〕以下、より好ましくは25〔μm〕以下の大きさで形成することが必要である。
【0054】
図4及び5に示す構成によれば、出射面32に突条24を形成すると共に光散乱パターン34を形成し、突条24にてプリズムシート15を支持し、光散乱パターン34により出射光の光量分布を均一化するようにしても、第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0055】
(3)他の実施の形態
なお上述の実施の形態においては、断面の外形が緩やかな弧を描く形状になるように細長い突条24を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、三角形形状による断面形状、上面の長さの短い台形形状による断面形状等、種々の断面形状により突条を形成して、上述の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
【0056】
また上述の実施の形態については、突条24の稜線が入射面12Aとほぼ直交するようにして突条24を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、入射面12Aに対して突条24の稜線が斜めに傾くように形成してもよい。なおこの傾きを大きくすると、この突条24が照明光により明るく照らし出されて出射面側より観察されることになる。このため入射面12Aと突条24NO稜線との成す角が60度以上であるように設定することが好ましく、これによって実用上十分な特性を得ることができる。
【0057】
また上述の実施の形態については、直線状に突条24を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図6に示すように、折れ線状に蛇行させて突条44を形成しても良く、また曲線状に蛇行させて突条を形成しても良い。
【0058】
また上述の実施の形態については、一定の断面形状により突条を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば突条の長手方向に沿って突条の幅を任意に変化させるようにしてもよい。
【0059】
また上述の実施の形態については、突条の稜線が入射面12Aとほぼ直交するように突条を繰り返し形成することにより、全ての突条を平行に作成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、非平行に形成してもよく、また場合によっては交差させるようにしてもよい。
【0060】
また上述の実施の形態については、入射面から楔型先端まで延長するように突条を繰り返し形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、入射面から楔型先端までの長さに比して、これよりも長さの短い突条を組み合わせて配置するようにしてもよい。
【0061】
また上述の実施の形態については、突条の繰り返しピッチに比して幅狭の突条を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば図7に示すように、ピッチPと幅Wとを等しく設定して突条を形成してもよい。なおこのようにして形成される稜線の両側の斜面においては、この斜面の成す角が小さくなると、この繰り返し方向における出射光の指向性に影響を与える。この場合、突条のピッチPと高さH1との比を100:1〜1:1に設定して、この種の影響を実用上十分な範囲に留めることができる。
【0062】
また上述の第1の実施の形態のように、導光板の出射面に突条を形成する場合や、第2の実施の形態のように導光板の出射面に突条に加え光散乱パターンを形成する場合の何れの場合であっても、導光板としては透明な板状部材を用いても良く、また透明は樹脂材料中に微粒子を混入した前述したような光散乱導光板を用いてもよい。
【0063】
また上述の実施の形態においては、導光板及び光散乱導光板の出射面にプリズムシートを配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、例えば透過光を弱く散乱させる光拡散シート等のシート材を配置する場合等に適用して、これらシート材の貼り着きを防止することができる。
【0064】
また上述の実施の形態においては、導光板及び光散乱導光板の裏面にプリズム面を形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、このプリズム面を省略する場合等にも広く適用することができる。
【0065】
また上述の実施の形態においては、不規則に光散乱パターンを配置する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、光散乱パターンを配置することにより発生する恐れのあるモアレ縞が知覚困難な場合には、規則的に光散乱パターンを配置してもよい。
【0066】
さらに上述の実施の形態においては、最大幅80〔μm〕以下により光散乱パターンを形成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、出射面側に光散乱の程度の大きな光拡散シートを配置して光散乱パターンの視認性を低下させることができるような場合等にあっては、さらに大形の光散乱パターンを形成してもよい。また光散乱パターンは、必要に応じて導光板の裏面に形成する場合もあり、この場合にはプリズム面と共存させることもできる。
【0067】
さらに上述の実施の形態においては、断面楔型形状の板状部材でなる導光板を用いたサイドライト型面光源装置に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、平板形状の板状部材により導光板を構成する方式のサイドライト型面光源装置にも広く適用することができる。
【0068】
さらに上述の実施の形態では、一端面より照明光を入射する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、併せて他の端面から照明光を入射する構成のサイドライト型面光源装置にも広く適用することができる。
【0069】
また上述の実施の形態では、棒状光源でなる蛍光ランプにより一次光源を構成する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、発光ダイオード等の点光源を複数配置して一次光源を形成する場合にも広く適用することができる。
【0070】
さらに上述の実施の形態では、液晶表示装置の面光源装置に本発明を適用する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の照明機器、表示装置等のサイドライト型面光源装置に広く適用することができる。
【0071】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、導光板の出射面に、入射面側より入射面の対面側に向かって延長する突条を入射面に沿って繰り返し形成することにより、出射面へのシート材の貼り着きを防止することができる導光板と、この導光板によるサイドライト型面光源装置、液晶表示装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置を示す分解斜視図である。
【図2】図1をA−A線により切り取って示す断面図である。
【図3】図1の導光板の出射面を部分的に拡大して示す断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態に係るサイドライト型面光源装置に適用される光散乱導光板の出射面を示す平面図である。
【図5】図4の光散乱導光板の出射面を部分的に拡大して示す断面図である。
【図6】他の実施の形態に係る導光板の出射面を示す斜視図である。
【図7】他の実施の形態に係る導光板の出射面を示す断面図である。
【図8】プリズムシートの貼り着きの説明に供する略線図である。
【図9】プリズムシートと出射面との間に空気層が存在する場合の光路を示す断面図である。
【図10】プリズムシートが出射面に密着した場合の光路を示す断面図である。
【符号の説明】
1、15……プリズムシート、11、31……サイドライト型面光源装置、2、12……導光板、12A、32A……入射面、12B、32B……裏面、12C、32C……出射面、24……突条、34……光散乱パターン

Claims (4)

  1. 所定の光源から射出された照明光を端面から入射し、前記照明光を屈曲して出射面より出射する導光板を用いたサイドライト型面光源装置において、
    前記導光板は、
    前記出射面と反対側の面に、前記端面側より前記端面の対面側に向かって延長する稜線を有する断面三角形形状の微小な凸部、前記端面に沿って繰り返し形成され、
    前記出射面に、前記端面側より前記端面の対面側に向かって延長する突条、前記端面に沿って繰り返し形成され、
    前記突条は、
    前記入射面に平行な面による断面形状において、その外形が緩やかに弧を描くような形状で形成されるとともに、高さが1〜100〔μm〕、幅が10〜100〔μm〕、ピッチが5〔mm〕の範囲であって、かつピッチと高さの比が5000:1〜1:1であるように形成され、
    前記導光板の出射面上に、
    1対の斜面により形成されるプリズム凸部が繰り返し平行に形成された光制御面を有する光制御部材を、前記光制御面が前記導光板の出射面と対向するように、かつ前記プリズム凸部の延長方向が前記導光板の突条の延長方向と交差するように、配置した
    ことを特徴とするサイドライト型面光源装置。
  2. 前記端面と前記突条の稜線との成す角が60度以上である
    ことを特徴とする請求項に記載のサイドライト型面光源装置
  3. 前記出射面に照明光を散乱させる光散乱ドットを複数形成した
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のサイドライト型面光源装置
  4. 請求項1、請求項2又は請求項3に記載のサイドライト型面光源装置により液晶表示パネルを照明する
    ことを特徴とする液晶表示装置。
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