JP3899226B2 - 水道仕切弁の保護カバー - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、道路下に埋設される水道管の水道仕切弁の保護カバーに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の水道仕切弁1は、図9に示すように、水道仕切弁1を囲んで保護するコンクリートボックス2を、水道管1aの上に、砂土3を介して、設置していたが、水道管1aの地下埋設が、浅埋できるように、国道等の道路の埋設深さの基準が緩和されてきた。これに伴い、水道仕切弁1も小型化されてきた。
しかし、これを維持管理するコンクリートボックスは、従来形のコンクリートボックス2を使用すると、水道管1aとコンクリートボックスベース4との距離が短くなり、このため、道路上の車両等の荷重の影響を受けやすくなり、水道管1aのジョイント部分等からの水洩れが発生しやすくなる、また、道路上から仕切弁1を操作するスピンドル1bが操作しにくいなどの問題点を生じた。
そこで本発明者は、鋭意研究の結果、コンクリートボックスを浅埋形のものに変えてコンクリートボックスベースと浅埋された水道管との距離を大きくとるようにすると共に、コンクリートボックスに挿入された合成樹脂製の保護カバーを設けて、水道仕切弁のフランジより上方を雨水や土砂から保護できるようにして上記問題点を解決することに成功した。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、本発明は、水道仕切弁及び水道管が浅埋されても、道路面の荷重や雨水、土砂の流入等がこれらに影響しないようにしたコンクリートボックス内の水道仕切弁の保護カバーを提供するものである。
また、本発明は、メーカ毎に異なる水道仕切弁の形状に対応できる水道仕切弁の保護カバーを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明水道仕切弁の保護カバーは、上記課題を達成するため、コンクリートボックス内に挿入した合成樹脂製円筒の外周面上部に、前記コンクリートボックスの内周面に嵌着する第1ハットを取りつけ、前記第1ハットはゴム製品又は可撓性のある合成樹脂製品からなり、前記第1ハットのハット縁に水はけ又は切り欠きを形成すると共に、前記合成樹脂製円筒の内周面下部に水道仕切弁のフランジカバーに嵌着する第2ハットを固着し、前記第2ハットはゴム製品又は可撓性のある合成樹脂製品からなり、前記第2ハットのハット縁に水抜き穴を設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態が図1乃至図8に示されている。
以下、本発明の実施例の説明については、ゴム製品からなる第1ハットを「第1ゴムハット」と称し、ゴム製品からなる第2ハットを「第2ゴムハット」と称することとする。
本実施例の水道仕切弁の保護カバーは、合成樹脂製円筒10と第1ゴムハット20と第2ゴムハット30とを備えている。
本発明において、第1ゴムハット20は、図3又は図5に示すように、円筒10の外周面11上部に取りつけできるようにした可撓性の座金状のゴムハット縁22を形成し、縁先221を曲げ下げることにより、コンクリートボックス40の内周面41に嵌着できるように形成されている。また、ハット縁22は、適当数のそれより僅かに中心方向に短く、かつ、浅溝状の水はけ23を一体的に形成している。 また、図6に示すように、水はけ23の代わりに、ハット縁先221に切り欠きを設けた水はけ23Bを設けたゴムハット20Bに形成してもよい。
また、本発明において、第2ゴムハット30は、円筒10の内周面に固着できるようにした、可撓性の円板状のゴムハット30を形成し、水道仕切弁50のフランジカバー51の外形に嵌合する開口部33を設けて、円板状のゴムハット30が開口部33に向かつて曲げ上がって密着できるように形成されるものである。なお、第1ゴムハット20又は20Bは、第2ゴムハット30は、ゴム製品の代わりに、可撓性のある合成樹脂製品でもよい。
合成樹脂製円筒10は、ポリ塩化ビニル樹脂等の公知の合成樹脂製のものからなり、コンクリートボックス40内からベース42を通して挿入されるものである。
第1ゴムハット20は、図1、図2、図3及び図4に示すように、合成樹脂製円筒10の外周面11上部に嵌合して固着するように取りつけられる短円筒部分21と、その下端で連設する可撓性の座金状のゴムハット縁22であつて、コンクリートボックス内周面41に曲げ下げてハット縁先221を嵌着できるようにしたものとからなる。適当数設けられる水はけ23は、ハット縁22と一体成形されているが、それよりも僅かに中心方向に短く、かつ、浅溝を形成して排水できるようにしている。また、短円筒部分21の代わりに、図5に示すコ字状部分21Bを第1円筒10の上端に嵌合して固着するように取りつけてもよい。
さらに、第1ゴムハット20は、図6に示すように、前記短円筒部分21又はコ字状部分21Bと可撓性座金状のゴムハット縁22とハット縁先211に切欠きを設けた水はけ23Bとからなるもの20Bでもよい。
第2ゴムハット30は、図1、図7及び図8に示すように、合成樹脂製円筒10の内周面12下部に嵌合して固着する短円筒部分31と、その下端で連設する水抜き穴321付きの円板状のゴムハット縁32とからなつている。ゴムハット縁32には開口部33が設けられ、開口部33は、水道仕切弁50のフランジカバー51の外形に嵌合するもので、ゴムハット縁32をフランジカバー51に沿って開口部33から曲げ下げることにより密着される。
従って、水道管及び水道仕切弁50を埋設の際に、コンクリートボックス40のベース42内に合成樹脂製円筒10を挿入すれば、図1に示すように、円筒10の外周面11の上部に取りつけられた第1ゴムハット20は、コンクリートボックス40の内周面41に嵌着し、また円筒10の内周面12の下部に取りつけられた第2ゴムハット30は、水道仕切弁50のフランジカバー51に嵌着できることになる。
この場合、コンクリートボックスベース42と水道管との間の距離は、第1ゴムハット20がコンクリートボックス内周面を自由に移動して嵌着できることから、微少な調整が容易にできることになる。
また、コンクリートボックス40内に軽量の合成樹脂製円筒10を挿入したことから、道路面に作用する荷重は円筒10に作用せず、このため水道仕切弁50や水道管には何らの負担がかからない。
さらに、道路から流入する水は、第1ゴムハット20の水はけ23又は23Bから砂土70中に流出し、また、第2ゴムハット30の水抜き穴321から砂土70中に流出する。また、道路から流入した土砂は、その殆どが第1ゴムハット10及び第2ゴムハット20上に集積するので、定期的に回収すればよい。
【0006】
【発明の効果】
本発明によれば、水道管及び水道仕切弁が浅埋形のコンクリートボックスと共に浅く埋設されても、コンクリートボックスに対する保護カバーの挿入によって、コンクリートブロックベースと水道管との距離が大きくとれ、また、道路面の荷重は、保護カバーによって水道仕切弁や水道管に作用することなく、さらに、道路から流入する水は、第1ハットの水はけ又は切り欠きから砂土中に流出し、第2ハットの水抜き穴から砂土中に流出し、雨水の流出や土砂の回収も容易になるなど、多くの利点をもたらす上に、本発明の保護カバーの筒長さを大きくとることにより、コンクリートボックス自体も1、2段程度の浅埋形で対応できることが可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す全体説明図である。
【図2】図1に使用する第1ゴムハットの平面図である。
【図3】図2のA−A断面説明図である。
【図4】図2のA−A断面の別の説明図である。
【図5】図2に使用する別の第1ゴムハットの説明図である。
【図6】図1に使用する第1ゴムハットの別の平面図である。
【図7】図1に使用する第2ゴムハットの平面図である。
【図8】図7の断面図である。
【図9】従来例の説明図である。
【符号の説明】
10 合成樹脂製円筒
11 合成樹脂製円筒の外周面
12 合成樹脂製円筒の内周面
20、20B 第1ゴムハット
30 第2ゴムハット
40 コンクリートボックス
41 コンクリートボックスの内周面
50 水道仕切弁
51 フランジカバー
Claims (1)
- コンクリートボックス内に挿入した合成樹脂製円筒の外周面上部に、前記コンクリートボックスの内周面に嵌着する第1ハットを取りつけ、前記第1ハットはゴム製品又は可撓性のある合成樹脂製品からなり、前記第1ハットのハット縁に水はけ又は切り欠きを形成すると共に、前記合成樹脂製円筒の内周面下部に水道仕切弁のフランジカバーに嵌着する第2ハットを固着し、前記第2ハットはゴム製品又は可撓性のある合成樹脂製品からなり、前記第2ハットのハット縁に水抜き穴を設けたことを特徴とする水道仕切弁の保護カバー。
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Family Applications (1)
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2000
- 2000-11-01 JP JP2000334806A patent/JP3899226B2/ja not_active Expired - Lifetime
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