JP3898949B2 - 構造物用シリンダー型ダンパー - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、橋梁等の構造系において、相対移動する構造物(橋桁等の上部構造と橋脚・橋台等の下部構造、その他建物間の渡り廊下橋)間に掛け渡され、地震動等の強制振動力により惹起される構造物の振動変位を減衰させ、もしくは変位を拘束する構造物用ダンパー(減衰装置、緩衝装置ともいう)に関する。更に詳しくは、シリンダーとロッドと該シリンダー内に封入された作動物質とからなり、該シリンダーに対して相対移動するロッドと作動物質との抵抗作用を利用する構造物用シリンダー型ダンパーの改良に関する。
本発明は特には、作動物質として鉛を使用し、当該鉛の塑性流動抵抗をもって減衰作用を発揮するシリンダー型鉛押出しダンパー、もしくは、作動物質として油、粘性体あるいは粘弾性体を使用し、当該作動物質の流動抵抗をもって減衰作用を発揮するピストン・シリンダー型ダンパーに適用されて好適である。
【0002】
【従来の技術】
鉛の塑性流動抵抗を利用したシリンダー型ダンパー100は、図10に示されるように、シリンダー102内に封入された鉛体104をロッド106の移動に伴う塑性流動抵抗を利用して減衰力を得るものである。そのストロークを得るためシリンダー102内には軸受108が配され、ロッド106が延設されたものとなっている。
そして、このシリンダー型ダンパー100は、ロッド106の端部をクレビス形式の取付け部(ロッド側取付け部)110を介して一方の構造物、例えば橋桁Gに取り付けられ、シリンダー102の端部を同じくクレビス形式の取付け部(シリンダー側取付け部)112を介して他方の構造物、例えば橋脚Bに取り付けられる。
地震が生じると、両構造物G,B間に相対変位が生じ、この相対変位は本ダンパー100の鉛体104の塑性流動抵抗により減衰され、速やかに減衰される。
【0003】
しかして、従来のシリンダー型ダンパー100においては、シリンダー102内のストロークの確保により、シリンダー102が必然的に長くなり、取付け部相互間の距離が長くなり、ダンパー装置の全体が長尺化し、大きな設置空間を占有するものとなっている。このため、当該ダンパー装置の設置作業に手間を要し、特に既設橋梁への設置においては困難を来す要因となっている。
更には、軸受108の装入加工が煩雑であるばかりでなく、その長尺化がダンパー装置の大型化につながり、製作費用が嵩む要因ともなる。また、大型化とともに重量が大きくなり、設置作業に影響を与える不具合にもなる。
なお、鉛体に限らず他の作動物質(例えば、オイル、粘性体、粘弾性体)を使用するシリンダー型ダンパーにおいても上記と同じ問題点を有するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、この種のシリンダー型ダンパーにおいて、占有設置空間の縮小化を図るとともにその設置作業を容易とすることができ、更には装置全体の小型化・軽量化をなすとともに、製作費用の低減をなすことができる新規なシリンダー型ダンパーを提供することを目的とする。
本発明はこのため、シリンダー側取付け部をシリンダーの側方に配し、ダンパー自体の長さの縮小化及び軽量化により上記問題を解決し得るとの知見のもとになされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の構造物用シリンダー型ダンパーは上記目的を達成するため、以下の各構成を採る。
【0006】
すなわち、本発明の第1は、
近接して配されるとともに互いに相対移動する2つの構造物間に架け渡され、それぞれの構造物に取付け部をもって固設される構造物用ダンパーにおいて、
前後の蓋をもって密封空間を有する円筒状のシリンダーと;該シリンダー内に密封される作動物質と;棒状体をなし、前記シリンダー内で、該シリンダー内の作動物質と抵抗作用を発揮する作用部を有し、該シリンダーの前後蓋を貫通するロッドと;からなり、
前記シリンダーの側部において、該シリンダーの外周に沿って所定幅の凹部が形成されるとともに、該凹部に嵌まり込んで該シリンダーを一体に把持する把持環が取り付けられ、該把持環をその両側からピンを介して支持柱をもってロッドの軸を含む面に揺動自在に支持し、該支持柱は前記一方の構造物に連結される支持体に支持され、
前記ロッドの一端において、前記他方の構造物に揺動自在に連結されてなる、ことを特徴とする。
本発明は更に、上記構成に加え、
1)把持環はロッドの軸に直交して3部分よりなり、中間部の内径はシリンダーの外径以上とされるとともにその側面部にピンを受け入れ、両側部はシリンダーの凹部の径に合致する内径を有するとともに、少なくとも2つ割体よりなり、これらの中央部及び両側部は一体に組み付けられる構成、
2)上記1)に加え、シリンダーの外周に沿って形成される凹部は、把持環の全幅に、あるいは把持環を構成する両側部の幅に形成される構成、
を採ることができる。
本第1発明は、第1実施形態に具体的に示され、更にそれらと同等の他の形態を含む。
上記構成において、
1)ロッド側取付け部は揺動機能を有するクレビス形式こと、
2)作動物質は鉛であり、作用部は環状の膨出抵抗部であること、
3)作動物質は粘弾性体であり、作用部は環状の膨出抵抗部又はオリフィスであること、
4)作動物質は粘性体であり、作用部は粘性抵抗発生部であること、
5)作動物質は油であり、作用部はオリフィスであること、
は適宜選択的に採用される実施の態様である。
【0007】
本発明の第2は、近接して配されるとともに互いに相対移動する2つの構造物間に架け渡され、それぞれの構造物に取付け部をもって固設される構造物用ダンパーにおいて、
前後の蓋をもって密封空間を有する円筒状のシリンダーと;該シリンダー内に密封される作動物質と;棒状体をなし、前記シリンダー内で、該シリンダー内の作動物質と抵抗作用を発揮する作用部を有し、該シリンダーの前後蓋を貫通するロッドと;からなり、
前記シリンダーの側部において、該シリンダーの外周に沿って所定幅の凹部が形成されるとともに、該凹部に嵌まり込んで該シリンダーを一体に把持する把持環が取り付けられ、該把持環を支持柱を介して支持し、該支持柱は回転円板を介して前記一方の構造物に連結される支持体に前記ロッドの軸を含む面に直交する面に回転自在に支持され、
前記ロッドの一端において、前記他方の構造物に回転自在に連結されてなる、ことを特徴とする。
本第2発明は、第1実施形態に具体的に示され、更にそれらと同等の他の形態を含む。
更に、本発明においても上記構成において、
1)ロッド側取付け部は回転機能を有するクレビス形式であること、
2)作動物質は鉛であり、作用部は環状の膨出抵抗部であること、
3)作動物質は粘弾性体であり、作用部は環状の膨出抵抗部又はオリフィスであること、
4)作動物質は粘性体であり、作用部は粘性抵抗発生部であること、
5)作動物質は油であり、作用部はオリフィスであること、
は適宜選択的に採用される実施の態様である。
【0008】
本発明の第3は、近接して配されるとともに互いに相対移動する2つの構造物間に架け渡され、それぞれの構造物に取付け部をもって固設される構造物用ダンパーにおいて、
前後の蓋をもって密封空間を有する円筒状のシリンダーと;該シリンダー内に密封される作動物質と;棒状体をなし、前記シリンダー内で、該シリンダー内の作動物質と抵抗作用を発揮する作用部を有し、該シリンダーの前後蓋を貫通するロッドと;からなり、
前記シリンダーの側部において、該シリンダーの外周に沿って所定幅の凹部が形成されるとともに、該凹部に嵌まり込んで該シリンダーを一体に把持する把持環が取り付けられ、該把持環をその両側からピンを介して支持柱をもってロッドの軸を含む面に揺動自在に支持し、該支持柱は回転円板を介して前記一方の構造物に連結される支持体に前記ロッドの軸を含む面に直交する面に回転自在に支持され、
前記ロッドの一端において、前記他方の構造物に揺動並びに回転自在に連結されてなる、
ことを特徴とする。
本第3発明は、第1実施形態に具体的に示され、更にそれらと同等の他の形態を含む。
更に、本発明においても上記構成において、
1)ロッド側取付け部は揺動並びに回転機能を有するクレビス形式であること、
2)作動物質は鉛であり、作用部は環状の膨出抵抗部であること、
3)作動物質は粘弾性体であり、作用部は環状の膨出抵抗部又はオリフィスであること、
4)作動物質は粘性体であり、作用部は粘性抵抗発生部であること、
5)作動物質は油であり、作用部はオリフィスであること、
は適宜選択的に採用される実施の態様である。
【0009】
本発明の第4は、近接して配されるとともに互いに相対移動する2つの構造物間に架け渡され、それぞれの構造物に取付け部をもって固設される構造物用ダンパーにおいて、
前後の蓋をもって密封空間を有する円筒状のシリンダーと;該シリンダー内に密封される作動物質と;棒状体をなし、前記シリンダー内で、該シリンダー内の作動物質と抵抗作用を発揮する作用部を有し、該シリンダーの前後蓋を貫通するロッドと;からなり、
前記シリンダーの側部において、該シリンダーを一体に把持し、外周面が球面状をなす球面把持環が取り付けられ、該球面把持環をその内面が該球面把持環の外周面と摺接する軸受環をもって回転自在に受け入れ、該軸受環を前記一方の構造物に連結される支柱体に支持され、
前記ロッドの一端において、前記他方の構造物に揺動並びに回転自在に連結されてなる、
ことを特徴とする。
本第4発明は、第2実施形態に具体的に示され、更にそれらと同等の他の形態を含む。
更に、本発明においても上記構成において、
1)ロッド側取付け部は揺動並びに回転機能を有するクレビス形式であること、
2)作動物質は鉛であり、作用部は環状の膨出抵抗部であること、
3)作動物質は粘弾性体であり、作用部は環状の膨出抵抗部又はオリフィスであること、
4)作動物質は粘性体であり、作用部は粘性抵抗発生部であること、
5)作動物質は油であり、作用部はオリフィスであること、
は適宜選択的に採用される実施の態様である。
【0010】
(作用)
上記各発明の構造物用シリンダー型ダンパーは橋梁に設置され以下の作用を発揮する。
橋梁系に地震動、衝撃荷重等の強制力もしくは強制振動力が加わったとき、上部構造物と下部構造物との間に相対変位が生じ、両構造物間に介装された本ダンパーのロッドが強制変位のもとに移動する。
今、構造物相互が近接する方向、すなわち本ダンパーの長さ方向の短縮方向へ相対移動するとき、ロッドは後方向へ押され、作用部はシリンダー内の作動物質中を後蓋に向けてそのストロークの範囲内で移動する。このとき、作用部の受ける抵抗によりロッドの移動は制動される。これにより構造物の移動速度は減衰される。
構造物相互が離れる方向、すなわち本ダンパーの長さ方向の伸長方向へ相対移動するとき、ロッドは前方向へそのストロークの範囲内で移動し、該作用部の受ける抵抗によりロッドの移動は制動され、構造物の移動量は減少される。
これにより構造物の変位運動は速やかに減衰される。
なお、シリンダーが移動する場合においても、該シリンダーに形成された作用部により上述と同様の作用を得る。
【0011】
このダンパーの作動中、ロッドの後部はシリンダーの後部より前方ストロークに見合うだけの長さを有しており、該ロッドの前方移動に対して支障を来すことはない。
更に、このダンパーの作動において、定位置状態の軸線より偏って変位力が加わるとき、シリンダー側取付け部及びロッド側取付け部は揺動・回転機能を備え、この変位に追従する。特にシリンダー側取付け部は揺動及び回転自在となっており、どのような変位も許容する。
加えて、シリンダー側取付け部はシリンダーの側面に形成された凹部に嵌まり込む把持環を介して強固に把持されており、揺動及び回転変位を確実に受け止めるものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の構造物用シリンダー型ダンパーの実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図4はその一実施形態のシリンダー型ダンパーDを示す。
図において、Gは橋梁における橋桁等の上部構造であり、Bは橋脚・橋台等の下部構造である。また、Xは橋軸直角方向を示し、Yは橋軸方向を示す。なお、説明の便宜上、ロッド側取付け部の配される方を「前」とし、前後を決める。
【0013】
本実施形態のシリンダー型ダンパーDは、円筒体をなすシリンダー1と、該シリンダー1内に密封される作動物質2と、棒状体をなし、前記シリンダー1内で、該シリンダー1内の作動物質2と抵抗作用を発揮する作動部を有し、該シリンダーの前後蓋を貫通するロッド3とを主体とし、該シリンダー1の側部において一方の構造物Bに連結されるシリンダー側取付け部4、及び、該ロッド3の一端において他方の構造物Gに連結されるロッド側取付け部5を含む。
【0014】
以下、各部の細部の構成に付いて説明する。
シリンダー1
シリンダー1は、直円筒状の円筒体10と該円筒体10の前後に固設される蓋11,12(前部蓋11、後部蓋12)とからなる。蓋11,12には中央に円孔11a,12aが開設され、ロッド3が軸方向へ移動自在に挿通され、軸受機能を持つ。なお、該シリンダー1は内部に生じる内圧に耐え得る強度、具体的には所定の厚みを保持する。本実施形態では更に、円筒体10の外周に溝10aが相平行して凹設される(図9(a)参照) 。
このシリンダー1において留意すべきは、ロッド3のストロークsのみの長さに保持され、従来のものに比べ短尺であることである。このストロークsは後記する前方ストロークs1及び後方ストロークs2との和である。
【0015】
作動物質2
作動物質2は、本実施の形態では鉛体が採用される。鉛体として、純鉛は勿論、鉛合金が適用される。純鉛は、比重が11.36、融点が327.4℃を示し、機械的性質としては、弾性率13,631MPa、弾性限1.66MPa、引張強さ14MPa、伸び40〜50%、圧縮強さ49MPa、硬さ3〜7HBSを示す。このように、純鉛は展延性に富み、容易に塑性変形をうける。鉛合金としてPb−Sb系、Pb−Sn系あるいはPb−Sb−Sn系合金が適用される。このうち、はんだはPb−Sn合金中に含まれ、その特性が明確であり、好適なものとして使用される。
【0016】
ロッド3
ロッド3は、長尺の丸棒体をなし、シリンダー1の前後蓋部11,12を貫通し、かつ該シリンダー1に対して軸方向へ移動自在に配される。
シリンダー1内においては、作用部として中央に向けて径が漸増する環状の膨出部7を有し、中立状態でシリンダー1の中間に位置する。
ロッド3の中立状態において、シリンダー1から突出する前部3aは、少なくとも、後方ストロークs2を保持する長さとされるとともに、更に、前方にクレビスが取り付けられる取付け部の長さが付加される。
また、該ロッド3のシリンダー1から突出する後部3bは、少なくとも、前方ストロークs1を保持する長さとされる。
【0017】
シリンダー側取付け部4
シリンダー側取付け部4は、本発明において特有の構造を採るものであって、シリンダー1の側部に取り付けられ、該シリンダー1を揺動・回転自在に包持し、かつ一方の構造物Bに連結される。
本取付け部4は、シリンダー1の側面を外方から把持する把持環15と、該把持環15を両側からピン16を介して揺動自在に支持する支持柱17と、該支持柱17の立設される回転円板18と、該回転円板18をその凹部20に回転自在に受け入れる支持体21とからなる。支持体21は一方の構造物Bに連結される。
しかして、把持環15・ピン16・支持柱17により「揺動自在機構」を構成し、支持柱17・回転円板18・支持体21により「回転自在機構」を構成する。
【0018】
もっと詳しくは、把持環15は、円環状をなし、その内周面がシリンダー1の外側面に当接され、シリンダー1を強固に把持する。該把持環15は3部分(中央の本体部15a、両側部15b)よりなり、両側部15bはシリンダー1の円筒体10の外側面に形成された溝10aに嵌まり込み、前後の移動が拘束される。中央本体部15aの内径はシリンダー1の外径と同径もしくはそれより大径とされ、支持環15の組付けにおいて、先ずシリンダー1に嵌合される。中央本体部15aは内径がシリンダー1の外径と同径の場合には2つ割以上とされ、大径の場合には一体もの、あるいは2つ割以上とされる。
両側部15bはその内径がシリンダー1の外径よりも小さくされ、シリンダー1の円筒体10の外周に凹設された溝10aの径に一致するものであり、2つ割以上とされ、それぞれがシリンダー1の径方向より嵌合され、溝10aに嵌まり込む。
これらの本体部及び両側部15a,15bは所定状態に組み付けられたとき、これらの部分15a,15bに穿設されたボルト挿通孔が一致し、該ボルト挿直孔にボルト・ナットよりなる締付け具23のボルトが挿通され、ナットの締込みにより、一体化され、シリンダー1に強固に取り付けられる。
【0019】
(揺動自在機構)(図4参照)
把持環15の本体部15aの両側にはピン16が取り付けられるねじ孔25が開設される。
ピン16は一端にねじ16aが螺設され、他端は直円柱状16bとなっている。ねじ16aは把持環15のねじ孔25に螺入される。これにより、把持環15とピン16とは一体となる。
一方、支持柱17にはピン16の他端を受け入れる取付け孔26が開設され、この孔26に装着された軸受27を介してピン16の円柱部16bを回転自在に保持する。これにより、ピン16は支持柱17に回転自在となり、ひいてはシリンダー1はピン16を中心として回転すなわち揺動自在となる。
【0020】
(回転自在機構)(図4参照)
支持柱17は回転円板18に立設され、該回転円板18は支持体21の凹部20に回転自在に保持される。
支持体21は本実施形態では平面が正方形状をなすが、その形状に限定されるものではなく、他の適宜形状を許容し、その中央に円形の凹部20が凹設される。回転円板18はこの凹部20の底部に配されたすべり板29、側部のすべり板30を介して、拘束されつつ回転自在となっている。回転円板18はその肩部を円環体32を介して浮き上がりを阻止されている。円環体32は2つ割以上からなり、取付けボルトをもって支持体21に固定される。
【0021】
シリンダー側取付け部4は、上述の「揺動自在機構」及び「回転自在機構」により、シリンダー1は揺動・回転自在に保持されるものである。
【0022】
ロッド側取付け部5
ロッド側取付け部5は、ロッド3の一端において他方の構造物Gに連結される。
該取付け部5は、一端がロッド3の先端部を受け入れ、他端が平板状をなすクレビス35と、該クレビス35の他端の平板部を球面軸受36・ピン37を介して回動自在に保持する支持体38と、からなる。支持体38は他方の構造物Gに連結される。
【0023】
もっと詳しくは、クレビス35は、ロッド3の先端部のねじ部3cが螺入されるねじ孔35aを有し、該ねじ部3cに螺合されたナット40を締め込んでロッド3を固定する。クレビス35の他端の平板部35bには上下に貫通するピン挿通孔35cが開設され、該ピン挿通孔35cに球面軸受36が嵌装されるとともに、該球面軸受36の中央孔36aにピン37が挿通される。ピン37はその上下部をそれぞれ支持体38の二又状部に開設されたピン挿通孔38aを貫通し、その上下端部を支持体38の上下面から突出させ、当該突出部で締付け具41をもって固定保持する。
ロッド側取付け部5はこの構成により、揺動並びに水平回転自在となっており、シリンダー側取付け部4の動きに対応して動く。
【0024】
本シリンダー型ダンパーDの組付け手順の一例に付いて述べる。
ロッド側取付け部5が設置され、また、シリンダー側取付け部4は把持環15・ピン16が取り外されて設置される。
所定状態に組み立てられたシリンダー1をロッド側取付け部5に螺合する。
シリンダー1の円筒部10に把持環15の中央部15aを嵌装する。
2つ割体の両側部15bを外方より被嵌し、シリンダー10の溝10aに嵌合させ、該把持環15の本体部15a及び両側部15bのボルト挿通孔を一致させ、ボルト23を挿通し、ナットを締め込んで一体化する。
ピン15を把持環15に装着する。
【0025】
本実施形態では、シリンダー1の円筒体10に形成される溝10aは、把持環15の両側部15bの幅に合致するものとされているが、把持環15の全幅であってもよい。あるいは、図9(b) に示すように、円筒体10の外面に平行状に2条の突条10bを円周方向に突設し、該2条の突条10b間を凹部としてもよい。
【0026】
取付け態様
図5に本シリンダー型ダンパーDの取付け態様の一例を示す。
本例は橋梁構造における橋桁Gと橋台・橋脚Bとの間に介装されるものであり、それぞれの橋台・橋脚Bにおいて、橋軸直角(X)方向に対称を保って1もしくは複数個配される。
本例においては、ロッド側取付け部5は橋桁Gの下面に突設された取付け用リブgを介して取り付けられているが、直接的に橋桁Gに取り付けうることは勿論である。
また、図例では橋軸(Y)方向にロッド3を合わせているが、橋軸直角(X)方向に配する態様も採りうる。
本ダンパーDの構造物G,B間への取付け支持間隔は、換言すれば作用点間隔は、ロッド側取付け部4は従来とは変わらないものの、シリンダー側取付け部5はシリンダー1の中間部になり、その距離が短く設定される。
【0027】
(実施形態の作用)
本実施形態のダンパーDは次のように作用する。
橋梁系に地震動、衝撃荷重等の強制力もしくは強制振動力が加わったとき、上部構造物Gと下部構造物Bとの間に相対変位が生じ、両構造物G,B間に介装された本ダンパーDのロッド3が強制変位のもとに移動する。
今、構造物G,B相互が近接方向へ移動するとき、ロッド3は後方向(図1右方)へ押され、環状膨出部7はシリンダー1内の作動物質である鉛体2中を後蓋12に向けてそのストロークs2の範囲内で移動する。このとき、鉛体2は環状膨出部7により塑性流動化され、環状膨出部7の受ける抵抗によりロッド3の移動は制動される。これにより構造物の移動速度は減衰される。
構造物G,B相互が離れる方向に移動するとき、ロッド3は前方向(図1左方)へそのストロークs1の範囲内で移動し、環状膨出部7による鉛体2の塑性流動抵抗により構造物の移動速度は減衰される。
これにより構造物G,B間の変位運動は速やかに減衰される。
【0028】
このダンパーDの作動中、ロッド3の後部3bはシリンダー1の後部より前方ストロークs1に見合うだけの長さを有しており、該ロッド3の前方移動に対して支障を来すことはない。
更に、このダンパーDの作動において、定位置状態の軸線より偏って、変位力が加わるとき、シリンダー側取付け部4及びロッド側取付け部5は揺動・回転機能を備え、この偏向力に追従する。
【0029】
(実施形態の効果)
本ダンパーDによれば、ロッド側取付け部5とシリンダー側取付け部4との支持間隔ひいては作用点間隔が短くなり、設置空間が狭い場所での取付けに有効である。
また、シリンダーに対する相対的負荷が小さくなり、ダンパー自体の自重による撓みを減ずることができ、併せて製作精度を高めることができる。
本実施形態において、回転自在機構の回転円板18につきその一部を切欠く形状を採ってもよい。これにより、支持体21の幅の減少を図ることができる。
【0030】
(第2実施形態)
図6〜図8に本発明のシリンダー型ダンパーの別な実施の形態を示す。本実施形態のシリンダー型ダンパーD1は先の実施形態のシリンダー側取付け部4とは別な構造のシリンダー側取付け部4Aを用いたことを特徴とする。
図6はその全体構成を示し、図7・図8はその要部の部分構成を示す。
これらの図において先の実施形態と同一の部材に付いては同一の符号が附されている。
【0031】
以下、このシリンダー側取付け部4Aに付いて説明する。
シリンダー側取付け部4A
シリンダー側取付け部4Aは、シリンダー1の側方を把持する球面把持環45、該把持環45を回転自在に受け入れる軸受環46、該軸受環46を押え蓋47を介して保持する支柱体48、からなる。支柱体48は一方の構造物Bに連結される。
もっと詳しくは、球面把持環45は、いわゆる球面軸受態様をなし、その内周面45a内にシリンダー1 が嵌装され、外周面45bは球面をなす。該球面把持環45とシリンダー1とは溶接又は取付けボルト等をもって一体に固定される。
軸受環46は、内面46aが凹面に形成された円筒体よりなり、その内面46aが球面把持環45の外周面45bと摺接し、該球面把持環45を回転自在に保持する。該軸受環46は2つ割もしくはそれ以上の複数割となっている。組立てに際し、軸受環46を球面把持環45に組み付けた後、シリンダー1を抱持した球面把持環45とともに支柱体48へ装入される。
支柱体48は、内部に大径の円孔48aを有し、該円孔48a内に、球面把持環45と軸受環46との組付け体を抱き込んで保持し、その前面に押え蓋47をもって固定する。支柱体48の下部はフランジ48bを有し、該フランジ48b・取付けボルト50を介して下部構造Bに固定される。
なお、把持環45を軸受環46を介さず、直接的に支持体48に装着する構成を採り得る。
【0032】
上記以外の部分に付いては、第1実施形態に準じるものであり、本第2実施形態のダンパーD1においても、ロッド側取付け部5は揺動・回転自在となっている。
【0033】
このシリンダー側取付け部4Aによれば、中心軸回りに回転自在に、また、中心点回りに前後に回転自在すなわち揺動自在であり、要はどの回転にも対応する。
従って、本シリンダー型ダンパーD1によれば、シリンダー側取付け部4Aの構造が単純化され、シリンダー側取付け部における幅方向の長さの縮減を図ることができる。
【0034】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の基本的技術思想の範囲内で種々設計変更が可能である。すなわち、以下の態様は本発明の技術的範囲内に包含されるものである。
(1) 先の第1・第2実施形態ではいずれも、ロッド3に膨出部7を有するが、シリンダー1の内面に膨出部を設ける態様を採ることもできる。この態様においては、シリンダー1側が強制移動を受ける側に配される。
(2) 作動物質として、鉛のほか、1)錫、亜鉛、アルミニウム、銅などの金属、2)鉛−錫合金、亜鉛−アルミニウム−銅などの超塑性合金、あるいは、3)ガラスビーズ、金属粉(鋼球を含む)、セラミック粒などの粒状物質、が使用される。
更に、鉛、あるいは上記1)及び2)の物質が選ばれる場合は、これらの物質の2以上の組合わせも可能である。
3)においても、2以上の組合せも適宜採用される。
上記1)及び2)の物質をエネルギー吸収体として使用する場合においては、これらの物質は鉛体と同じくその塑性流動化に伴うエネルギー吸収により減衰がなされる。
上記3)の粒状物質を使用する場合においては、密に詰められた粒状物質相互間の摩擦による減衰機能を利用するものである。
(3) 先の実施形態ではいずれもシリンダー側取付け部4,4Aとロッド側取付け部5とは揺動・回転自在となっているが、揺動自在のみ(すなわち鉛直面内の回転自在)、あるいは回転自在のみ(すなわち水平面内の回転自在)の態様を採ることができる。
【0035】
【発明の効果】
本発明の構造物用シリンダー型ダンパーによれば、ロッド側取付け部とシリンダー側取付け部との支持間隔ひいては作用点間隔が短くなり、設置空間が狭い場所での取付けに有効である。
また、シリンダーに対する相対的負荷が小さくなり、ダンパー自体の自重による撓みを減ずることができ、製作精度を高めることができる。更に、シリンダー内の軸受の設置がなくなり、製作手間並びに製造費用の低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシリンダー型ダンパーの一実施形態の全体構造を示す縦断面図(図2の1−1線断面図)。
【図2】 その平面図(図1の2−2線断面図)。
【図3】 図1、図2の3−3線断面図。
【図4】 シリンダー例取付け部の拡大した中央部断面図。
【図5】 本シリンダー型ダンパーの構造物への取付け態様を示す図。
【図6】 発明のシリンダー型ダンパーの他の実施形態を示す縦断面図。
【図7】 本シリンダー例取付け部の中央縦断面図(図8の7−7線断面図)。
【図8】 図7の8−8線縦断面、8方向矢視図。
【図9】 シリンダー本体と把持環の取付け態様を示す図。
【図10】 従来のシリンダー型ダンパーの取付け態様を示す図。
【符号の説明】
D,D1…シリンダー型ダンパー、G…上部構造、B…下部構造、1…シリンダー、2…作動物質、3…ロッド、4…シリンダー側取付け部、5…ロッド側取付け部、7…作用部(環状膨径部)

Claims (11)

  1. 近接して配されるとともに互いに相対移動する2つの構造物間に架け渡され、それぞれの構造物に取付け部をもって固設される構造物用ダンパーにおいて、
    前後の蓋をもって密封空間を有する円筒状のシリンダーと;
    該シリンダー内に密封される作動物質と;
    棒状体をなし、前記シリンダー内で、該シリンダー内の作動物質と抵抗作用を発揮する作用部を有し、該シリンダーの前後蓋を貫通するロッドと;
    からなり、
    前記シリンダーの側部において、該シリンダーの外周に沿って所定幅の凹部が形成されるとともに、該凹部に嵌まり込んで該シリンダーを一体に把持する把持環が取り付けられ、該把持環をその両側からピンを介して支持柱をもってロッドの軸を含む面に揺動自在に支持し、該支持柱は前記一方の構造物に連結される支持体に支持され、
    前記ロッドの一端において、前記他方の構造物に揺動自在に連結されてなる、ことを特徴とする構造物用シリンダー型ダンパー。
  2. 把持環はロッドの軸に直交して3部分よりなり、中間部の内径はシリンダーの外径以上とされるとともにその側面部にピンを受け入れ、両側部はシリンダーの凹部の径に合致する内径を有するとともに、少なくとも2つ割体よりなり、これらの中央部及び両側部は一体に組み付けられる請求項1に記載の構造物用シリンダー型ダンパー。
  3. シリンダーの外周に沿って形成される凹部は、把持環の全幅に、あるいは把持環を構成する両側部の幅に形成される請求項2に記載の構造物用シリンダー型ダンパー。
  4. 近接して配されるとともに互いに相対移動する2つの構造物間に架け渡され、それぞれの構造物に取付け部をもって固設される構造物用ダンパーにおいて、
    前後の蓋をもって密封空間を有する円筒状のシリンダーと;
    該シリンダー内に密封される作動物質と;
    棒状体をなし、前記シリンダー内で、該シリンダー内の作動物質と抵抗作用を発揮する作用部を有し、該シリンダーの前後蓋を貫通するロッドと;
    からなり、
    前記シリンダーの側部において、該シリンダーの外周に沿って所定幅の凹部が形成されるとともに、該凹部に嵌まり込んで該シリンダーを一体に把持する把持環が取り付けられ、該把持環を支持柱を介して支持し、該支持柱は回転円板を介して前記一方の構造物に連結される支持体に前記ロッドの軸を含む面に直交する面に回転自在に支持され、
    前記ロッドの一端において、前記他方の構造物に回転自在に連結されてなる、ことを特徴とする構造物用シリンダー型ダンパー。
  5. 近接して配されるとともに互いに相対移動する2つの構造物間に架け渡され、それぞれの構造物に取付け部をもって固設される構造物用ダンパーにおいて、
    前後の蓋をもって密封空間を有する円筒状のシリンダーと;
    該シリンダー内に密封される作動物質と;
    棒状体をなし、前記シリンダー内で、該シリンダー内の作動物質と抵抗作用を発揮する作用部を有し、該シリンダーの前後蓋を貫通するロッドと;
    からなり、
    前記シリンダーの側部において、該シリンダーの外周に沿って所定幅の凹部が形成されるとともに、該凹部に嵌まり込んで該シリンダーを一体に把持する把持環が取り付けられ、該把持環をその両側からピンを介して支持柱をもってロッドの軸を含む面に揺動自在に支持し、該支持柱は回転円板を介して前記一方の構造物に連結される支持体に前記ロッドの軸を含む面に直交する面に回転自在に支持され、
    前記ロッドの一端において、前記他方の構造物に揺動並びに回転自在に連結されてなる、
    ことを特徴とする構造物用シリンダー型ダンパー。
  6. 近接して配されるとともに互いに相対移動する2つの構造物間に架け渡され、それぞれの構造物に取付け部をもって固設される構造物用ダンパーにおいて、
    前後の蓋をもって密封空間を有する円筒状のシリンダーと;
    該シリンダー内に密封される作動物質と;
    棒状体をなし、前記シリンダー内で、該シリンダー内の作動物質と抵抗作用を発揮する作用部を有し、該シリンダーの前後蓋を貫通するロッドと;
    からなり、
    前記シリンダーの側部において、該シリンダーを一体に把持し、外周面が球面状をなす球面把持環が取り付けられ、該球面把持環をその内面が該球面把持環の外周面と摺接する軸受環をもって回転自在に受け入れ、該軸受環を前記一方の構造物に連結される支柱体に支持され、
    前記ロッドの一端において、前記他方の構造物に揺動並びに回転自在に連結されてなる、
    ことを特徴とする構造物用シリンダー型ダンパー。
  7. ロッド側取付け部はクレビス形式である請求項1ないし6のいずれかに記載の構造物用シリンダー型ダンパー。
  8. 作動物質は鉛であり、作用部は環状の膨出抵抗部である請求項1ないし6のいずれかに記載の構造物用シリンダー型ダンパー。
  9. 作動物質は粘弾性体であり、作用部は環状の膨出抵抗部又はオリフィスである請求項1ないし6のいずれかに記載の構造物用シリンダー型ダンパー。
  10. 作動物質は粘性体であり、作用部は粘性抵抗発生部である請求項1ないし6のいずれかに記載の構造物用シリンダー型ダンパー。
  11. 作動物質は油であり、作用部はオリフィスである請求項1ないし6のいずれかに記載の構造物用シリンダー型ダンパー。
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