JP3897193B2 - すべり軸受 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、高温環境下で使用されるすべり軸受、特に線膨張係数の比較的大きい材料のシャフト或いはハウジングと、線膨張係数の小さい材料の内輪(リング)及び外輪とを組み合わせて形成されるすべり軸受であって、内輪或いは外輪を固定するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
高温環境下で使用されるすべり軸受は、図6に示すように、ハウジング22に外輪24を嵌め入れ、また、シャフト21には内輪23を嵌め入れ、外輪24に内輪23を嵌合させた構成としてある。これら外輪24と内輪23との間の潤滑には二硫化モリブデン等が使用される。そして前記ハウジング22やシャフト21を鋼製とし、外輪24や内輪23にはセラミックスや固体潤滑剤成形体で製作される。この場合、ハウジング22と外輪24との嵌合或いはシャフト21と内輪23との嵌合(固定)は、圧入か焼嵌めである。
【0003】
また、鋼製のシャフトとセラミックス製の内輪とを嵌合(固定)する方法としては、図7に示すように、鋼製の鍔31b付のシャフト31にセラミックス製の内輪33を嵌合すると共に、該シャフト31には雄ねじ31aを形成し該内輪33を固定する構成のものが知られている(特開平2−253010号)。34は外輪であり、これら内輪33と外輪34との間にはころ35を保持した保持器36が配置される。この場合、前記シャフト31の内輪33を嵌合固定する表面には溝31cを設けて応力を緩和している。
【0004】
或いは、鋼製のシャフトとセラミックス製の内輪とを嵌合(固定)する他の方法としては、図8に示すように、鋼製のシャフト41にセラミックス製の内輪43を緩く嵌合(すきま嵌め)すると共に、該シャフト41両側から別部材の固定用リング42、46を圧入して該内輪43を固定する構成のものが知られている(特開平3−140625号)。44は外輪であり、これら内輪43と外輪44との間にはころ45を保持した保持器48が配置される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
図6に示すように、ハウジング22に外輪24を圧入し、シャフト21に内輪23を圧入し、外輪24と内輪23とをすべり軸受とするタイプのものは、温度変化により締代が変化してこれら外輪24や内輪23等が割れる恐れがある。また、すきま嵌めでは外輪24の鍔24aや内輪23の鍔23aで軸方向の移動を固定している以外位置決めができない。
また、図7に示すタイプのものでは、内輪33の嵌合固定は圧入か焼嵌めになるため、メインテナンスで内輪33を交換する際にシャフト31からの内輪33の抜き差しが困難である。
更に、図8に示すタイプのものは、温度変化が大きい場合、線膨張係数の大きいシャフト41が伸びてリング42、46が緩む可能性があり内輪43の固定状態が不安定となる。
【0006】
この発明は上記する課題に対処するためになされたものであり、圧入や焼嵌めのような嵌合作業を必要とせず嵌合が容易であり、高温環境下で使用しても割れが生ぜず、且つ高温状態の熱膨張で嵌め合いすき間が負になっても応力を緩和することのできるすべり軸受を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
即ち、この発明は、上記する課題を解決するために、すべり軸受が、請求項1に記載の発明は、ハウジング(2)に設けた雌ねじ(2a)に、外周面に雄ねじ(6a)を設けた固定リング(6)を螺合させ、雌ねじ穴に外輪(4)を嵌め入れ、更に、該外輪(4)を入れた後外周面に雄ねじ(8a)を設けた固定リング(8)を螺合させ、これら固定リング(6,8)で両側を固定した前記外輪(4)に、シャフト(1)に設けた雄ねじ(1a)に、内周面に雌ねじ(5a)を設けた固定リング(5)を螺合させた後、該シャフト(1)を内輪(3)に嵌め入れ、更に、該内輪(3)を嵌め入れた後内周面に雌ねじ(7a)を設けた固定リング(7)を螺合させ、これらの固定リング(5,7)で両側を固定された前記内輪(3)を嵌め入れて成り、
ハウジング(2)に螺合させる一方の固定リング(6)には、側面に軸方向に対して傾斜するテ−パ(6c)を設けた突起部(6b)と内径方向に延設した鍔部(6d)とを形成し、ハウジング(2)に螺合させる他方の固定リング(8)には、前記固定リング(6)に設けた突起部(6b)に対向する側の側面にテ−パ(8c)を設けた突起部(8b)と内径方向に延設した鍔部(8d)とを形成し、外輪(4)の内周面両端部には、前記二つの突起部(6b,8b)に設けたテ−パ(6c,8c)と接合するテ−パ面(4b、4c)を設けて該外輪(4)を固定すると共に、
シャフト(1)に設けた雄ねじ(1a)に螺合させる一方の固定リング(5)には、側面に軸方向に対して傾斜するテ−パ(5c)を設けた突起部(5b)と外径方向に延設した鍔部(5d)とを形成し、該シャフト(1)に設けた雄ねじ(1a)に螺合させる他方の固定リング(7)には、前記固定リング(5)に設けた突起部(5b)に対向する側の側面にテ−パ(7c)を設けた突起部(7b)と外径方向に延設した鍔部(7d)とを形成し、内輪(3)の内周面両端部には、前記二つの突起部(5b,7b)に設けたテ−パ(5c,7c)と接合するテ−パ面(3b,3c)を設けて該内輪(3)を固定して成ることを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項2に記載の発明は、前記すべり軸受において、ハウジング(2)に螺合させる一方の固定リング(6)には、側面に軸方向に対して傾斜するテ−パ(6c)を設けた突起部(6b)を形成し、ハウジング(2)に螺合させる他方の固定リング(8)には、前記固定リング(6)に設けた突起部(6b)に対向する側の側面にテ−パ(8c)を設けた突起部(8b)を形成し、外輪(4)の内周面両端部には、前記二つの突起部(6b,8b)に設けたテ−パ(6c,8c)と接合するテ−パ面(4b,4c)を設け、前記二つの固定リング(6,8)のテ−パ面(6c,8c)面と外輪(4)のテーバ面(4b,4c)とをそれぞれ接合して該外輪(4)を固定して成ることを特徴とするものである。
【0009】
或いは、請求項3に記載の発明は、前記すべり軸受において、シャフト(1)に設けた雄ねじ(1a)に螺合させる一方の固定リング(5)には、側面に軸方向に対して傾斜するテ−パ(5c)を設けた突起部(5b)を形成し、シャフト(1)に設けた雄ねじ(1a)に螺合させる他方の固定リング(7)には、前記固定リング(5)に設けた突起部(5b)に対向する側の側面にテ−パ(7c)を設けた突起部(7b)を形成し、内輪(3)の外周面両端部には、前記二つの突起部(5b,7b)に設けたテ−パ(5c,7c)と接合するテ−パ面(3b,3c)を設け、前記二つの固定リング(5,7)のテ−パ面(5c,7c)と内輪(3)のテ−パ面(3b,3c)とをそれぞれ接合して該内輪(3)を固定して成ることを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の具体的実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、この発明のすべり軸受をハウジング及びシャフトに取り付け、嵌合させた状態の断面図である。このすべり軸受は、ハウジング2と、該ハウジング2側に嵌め入れる外輪4と、該外輪4の両側に嵌め入れる固定用リング6,8と、シャフト1と、該シャフト1を嵌め入れる内輪3と、該内輪3の両側に嵌め入れる固定用リング5,7と、で構成される。前記ハウジング2及びシャフト1は例えば鋼材で製作され、外輪4や内輪3はこれらハウジング2及びシャフト1よりも線膨張係数の小さい例えばセラミックスで製作する。
【0011】
前記外輪4を嵌め入れるハウジング2の内周面には、雌ねじ2aが設けられ、該外輪4を固定する固定用リング6,8の外周面には、それぞれ前記雌ねじ2aと螺合する雄ねじ6a,8aが設けられている。また、前記内輪3に嵌め入れるシャフト1の外周面には、雄ねじ1aが設けられ、該内輪3を固定する固定用リング5,7の内周面には、それぞれ前記雄ねじ1aと螺合する雌ねじ5a,7aが設けられている。
【0012】
図2は、前記ハウジング2に外輪4を嵌め入れ固定用リング6,8で該外輪4を固定する方法を示す図である。先ず、ハウジング2には、一方の固定用リング6を前記雌ねじ2aと螺合させてねじ込み適当な位置に置く。該固定リング6の側面には、軸方向に突起部6bが形成され、該突起部6bには軸方向に対して所定角度傾斜するテ−パ6cが形成してある(図2(A))。次に、外輪4をハウジング2内に嵌め入れるが、この場合、ハウジング2と外輪4とはハウジング2の雌ねじ2aの内径(山径)が外輪4の外径より大きいか、同一径とした通常の『すき間嵌め』である(図2(B))。
前記外輪4の内周側の一方の端部には、前記固定リング6の突起部6bに設けたテ−パ6cと同一の角度のテ−パ4b(面取り)が形成され、該外輪4の内周側の他方の端部にも軸方向に対して所定角度のテ−パ4c(面取り)が形成されている。そして、前記固定リング6の突起部6bに設けたテ−パ6cと外輪4のテ−パ4bとを接合させる。次に、該外輪4を嵌め入れた後、もう一方の固定リング8をハウジング2の雌ねじ2aに螺合させて嵌め入れる。該固定リング8にも、前記固定リング6の突起部6bと対向する側面に突起部8bが形成されると共に、該突起部8bには軸方向に所定角度、即ち、前記外輪4のもう一方のテ−パ4cの角度と同一角度のテ−パ8cが形成されている。そして該固定リング8の突起部8bのテ−パ8cと外輪4のテ−パ4cとを接合させ、該固定リング8を外輪4に押しつけて固定する(図2(C))。
【0013】
図3は、前記シャフト1に内輪3を嵌め入れ固定用リング5,7で該内輪3を固定する方法を示す図である。先ず、シャフト1には、一方の固定用リング5を前記雄ねじ1aと螺合させてねじ込み適当な位置に置く。該固定リング5の側面には、軸方向に突起部5bが形成され、該突起部5bには軸方向に対して所定角度傾斜するテ−パ5cが形成してある(図3(A))。次に、内輪3にシャフト1を嵌め入れるが、この場合、シャフト1と内輪3とは、内輪3の内径がシャフト1の雄ねじ1aの外径(山径)より大きいか、または同一径とした通常の『すき間嵌め』である(図3(B))。
前記内輪3の外周側の一方の端部には、前記固定リング5の突起部5bに設けたテ−パ5cの角度と同一の角度のテ−パ3bが形成され、該内輪3の外周側の他方の端部にも軸方向に対して所定角度のテ−パ3cが形成されている。そして、前記固定リング5のテ−パ5cと内輪3のテ−パ3bとを接合させる。次に、シャフト1に内輪3を嵌め入れた後、もう一方の固定リング7をシャフト1の雄ねじ1aに螺合させて嵌め入れる。該固定リング7にも、軸方向に前記固定リング5の突起部5bとは対向する側面に突起部7bが形成されると共に、該突起部7bには軸方向に所定角度、即ち、前記内輪3のもう一方のテ−パ3cと同一角度のテ−パ7cが形成されている。そして該固定リング7の突起部7bのテ−パ7cと内輪3のテ−パ3cとを接合し、該固定リング7を内輪3に押しつけて固定する(図3(C))。
【0014】
上記するように、この発明のすべり軸受の外輪4側は、ハウジング2に雌ねじ2aを設け、外輪4を嵌め入れ、該外輪4の両側から外周面に雄ねじ6aを設けた固定リング6と、外周面に雄ねじ8aを設けた固定リング8とで固定するものであり、内輪3側は、シャフト1に雄ねじ1aを設け、内輪3にシャフト1を嵌め入れ、該内輪3の両側から内周面に雌ねじ5aを設けた固定リング5と、内周面に雌ねじ7aを設けた固定リング7とで固定するものである。そして、該ハウジング2の材質と固定リング6,8の材質、及びシャフト1と固定リング5,7とは線膨張係数がほぼ同等のものを用いる。
【0015】
また、前記外輪4を固定する固定リング6,8の内径方向に鍔部6d,8dがそれぞれ延設され、内輪3を固定する固定リング5,7の外径側には鍔部5d,7dがそれぞれ延設されているが、前記外輪4や内輪3を固定するに際しては固定リング6,8或いは固定リング5,7にはこれらの鍔部6d,・・等は必須のものではない。しかし、これらの鍔部6d,・・等は、後述するように、潤滑剤溜まり用の空間15,16を形成するための溝部12,11,14,13を形成するためには必要となる。
【0016】
図4は、ハウジング2に固定した外輪4に、シャフト1に固定した内輪3を嵌め入れる場合の断面図である。即ち、前記ハウジング2に両側から固定リング6、8により外輪4を固定し、シャフト1に両側から固定リング5、7により内輪3を固定した状態で、該シャフト1をハウジング2に嵌め入れると、図1に示すように、外輪4に内輪3を嵌合したすべり軸受が形成される。
また、外輪4を固定する一方の固定リング6には突起部6bと鍔部6dが形成され、内輪3を固定する固定リング5には突起部5bと鍔部5dが形成されるが、外輪4と内輪3との嵌合状態において、突起部6bと鍔部6dと外輪4のテ−パ4bとの間、及び突起部5bと鍔部5dと内輪3のテ−パ3bとの間には、それぞれ溝12、11が形成され、これら溝12と溝11との間には環状の空間15が形成される。同様に、他方の固定リング8、7と外輪4のテ−パ4c及び内輪3のテ−パ3cとの間も溝14、13との間に環状の空間16が形成される。そしてこれらの環状の空間15、16は『潤滑剤溜まり』或いは『磨耗粉溜め』となる。
【0017】
図5(A)はこの発明のすべり軸受の外輪側の断面図であり、図5(B)はその一部拡大図である。
上記構成からなるこの発明のすべり軸受は、固定リング6,8の突起部6b,8bが外輪4のテ−パ4b,4cに押しつけるとき、それぞれ若干弾性変形してこれら外輪4を押さえつけることで固定される。即ち、高温時にハウジング2が熱膨張した場合、外輪4には内径方向へ力がかかるが、前記固定リング6,8の突起部6b,8bは径方向に弾性変形しながら外輪4を押さえ固定する。このような固定リング6等の作用によりすべり軸受の温度変化による緩みを防止することができる。前記シャフト1が熱膨張した場合の内輪3を固定する固定リング5,7についても同様である。また、外輪4や内輪3或いはリング6,8、5,7等の交換に際しては、これら固定リング6,8、5,7等とハウジング2やシャフト1とがねじ結合であるため極めて簡単に交換することができる。
【0018】
尚、上記実施例においては、ハウジング2側に嵌め入れる外輪4にのみテ−パ面4b,4cを形成すると共に、固定リング6,8にテ−パ6c,8cを設けた突起部6b,8bを形成し、シャフト1側の内輪3にはテ−パ面3b,3cを設けず、また、該内輪3を固定する固定リング5,7にもテ−パ5c,7cや突起部5b,7bを設けないすべり軸受としてもよいし、逆に、シャフト1側に嵌め入れる内輪3にのみテ−パ面3b,3cを形成すると共に、固定リング5,7にテ−パ5c,7cを設けた突起部5b,7bを形成し、ハウジング2にはテ−パ面4b,4cを設けず、更に、固定リング6,8にもテ−パ6c,8cや突起部6b,8bを設けないすべり軸受としてもよい。また、実施の形態では、固定リング6,8の突起部6b,8bは連続した円形としているが、円形状で不連続であってもよい。
【0019】
【発明の効果】
以上詳述したように、この発明のすべり軸受によれば、ハウジング及びシャフトと、外輪及び内輪と、これら外輪や内輪を固定する固定リング等、はそれぞれ別種の材料、即ち、線膨張係数の異なる部材であるため、圧入による固定とは異なり、割れが殆ど発生しなくなる。また、このすべり軸受は『すきま嵌め』でよく、且つ外輪や内輪を固定する固定リングは『ねじ止め』によりハウジングやシャフトに嵌め込むため、取付けや取外しが容易となる。更に、高温時の熱膨張差により嵌め合いのすき間が負になっても、固定リングの弾性変形により対処することができる。また、ハウジングやシャフトと固定リングとの嵌め合い面にはねじが加工されているため膨張時の応力を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明のすべり軸受をハウジング及びシャフトに取り付け、嵌合させた状態の断面図である。
【図2】 ハウジングに外輪を嵌め入れ固定用リングで該外輪を固定する方法を示す図であって、図2(A)はハウジングに一方の固定リングを螺合させた状態、図2(B)は、一方の固定リングに外輪を接合させた状態、図2(C)はハウジングに外輪を嵌め入れて両側から固定リングで固定した状態を示す図である。
【図3】 シャフトを内輪に嵌め入れ固定用リングで内輪を固定する方法を示す図であって、図3(A)はシャフトに一方の固定リングを螺合させた状態、図3(B)は、一方の固定リングに内輪を接合させた状態、図3(C)はシャフトに内輪を嵌め入れて両側から固定リングで固定した状態を示す図である。
【図4】 ハウジングに固定した外輪に、シャフトに固定した内輪を嵌め入れる状態の断面図である。
【図5】 図5(A)はこの発明のすべり軸受の外輪側の断面図であり、図5(B)はその一部拡大図である。
【図6】 図6(A)は、従来のすべり軸受の軸方向に対して直角な面の断面図であり、図6(B)は、軸方向の断面図である。図6(A)は、図6(B)のA−A矢視断面図である。
【図7】 従来のころ軸受の一部断面図である。
【図8】 従来のすべり軸受の一部断面図である。
【符号の説明】
1 シャフト
1a 雄ねじ
2 ハウジング
2a 雌ねじ
3 内輪
3b,3c テ−パ面
4 外輪
4b,4c テ−パ面
5,7 固定リング
5b,7b 突起部
5c,7c テ−パ
5d,7d 鍔部
6,8 固定リング
6b,8b 突起部
6c,8c テ−パ
6d,8d 鍔部
11,12 溝
13,14 溝
15,16 空間
Claims (3)
- ハウジングに設けた雌ねじに、外周面に雄ねじを設けた固定リングを螺合させ、雌ねじ穴に外輪を嵌め入れ、更に、該外輪を入れた後外周面に雄ねじを設けた固定リングを螺合させ、これら固定リングで両側を固定した前記外輪に、シャフトに設けた雄ねじに、内周面に雌ねじを設けた固定リングを螺合させた後、該シャフトを内輪に嵌め入れ、更に、該内輪を嵌め入れた後内周面に雌ねじを設けた固定リングを螺合させ、これらの固定リングで両側を固定された前記内輪を嵌め入れて成り、ハウジングに螺合させる一方の固定リングには、側面に軸方向に対して傾斜するテ−パを設けた突起部と内径方向に延設した鍔部とを形成し、ハウジングに螺合させる他方の固定リングには、前記固定リングに設けた突起部に対向する側の側面にテ−パを設けた突起部と内径方向に延設した鍔部とを形成し、外輪の内周面両端部には、前記二つの突起部に設けたテ−パと接合するテ−パ面を設けて該外輪を固定すると共に、
シャフトに設けた雄ねじに螺合させる一方の固定リングには、側面に軸方向に対して傾斜するテ−パを設けた突起部と外径方向に延設した鍔部とを形成し、該シャフトに設けた雄ねじに螺合させる他方の固定リングには、前記固定リングに設けた突起部に対向する側の側面にテ−パを設けた突起部と外径方向に延設した鍔部とを形成し、内輪の内周面両端部には、前記二つの突起部に設けたテ−パと接合するテ−パ面を設けて該内輪を固定して成ることを特徴とするすべり軸受。 - ハウジングに螺合させる一方の固定リングには、側面に軸方向に対して傾斜するテ−パを設けた突起部を形成し、ハウジングに螺合させる他方の固定リングには、前記固定リングに設けた突起部に対向する側の側面にテ−パを設けた突起部を形成し、外輪の内周面両端部には、前記二つの突起部に設けたテ−パと接合するテ−パ面を設け、前記二つの固定リングのテ−パ面と外輪のテ−パ面とをそれぞれ接合して該外輪を固定して成ることを特徴とする請求項1に記載のすべり軸受。
- シャフトに設けた雄ねじに螺合させる一方の固定リングには、側面に軸方向に対して傾斜するテ−パを設けた突起部を形成し、シャフトに設けた雄ねじに螺合させる他方の固定リングには、前記固定リングに設けた突起部に対向する側の側面にテ−パを設けた突起部を形成し、内輪の外周面両端部には、前記二つの突起部に設けたテ−パと接合するテ−パ面を設け、前記二つの固定リングのテ−パ面と内輪のテ−パ面とをそれぞれ接合して該内輪を固定して成ることを特徴とする請求項1若しくは請求項2に記載のすべり軸受。
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