JP3897181B2 - アルデヒド類捕集剤、木質材料接着用セット及び木質板の製造方法 - Google Patents

アルデヒド類捕集剤、木質材料接着用セット及び木質板の製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3897181B2
JP3897181B2 JP2006179688A JP2006179688A JP3897181B2 JP 3897181 B2 JP3897181 B2 JP 3897181B2 JP 2006179688 A JP2006179688 A JP 2006179688A JP 2006179688 A JP2006179688 A JP 2006179688A JP 3897181 B2 JP3897181 B2 JP 3897181B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wax
compound
aldehyde
aldehydes
wood
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006179688A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007038660A (ja
Inventor
誉司 池田
健一 石本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ipposha Oil Industries Co Ltd
Original Assignee
Ipposha Oil Industries Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=37797066&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3897181(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Ipposha Oil Industries Co Ltd filed Critical Ipposha Oil Industries Co Ltd
Priority to JP2006179688A priority Critical patent/JP3897181B2/ja
Publication of JP2007038660A publication Critical patent/JP2007038660A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3897181B2 publication Critical patent/JP3897181B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

本発明は、ホルムアルデヒド系接着剤を用いて木質材料を接着して木質板を製造する際に、アルデヒド類を除去するために用いるアルデヒド類捕集剤に関する。またホルム該アルデヒド系接着剤及び該アルデヒド類捕集剤を含む木質材料接着用セットに関する。
更に、該アルデヒド類捕集剤または該木質材料接着用セットを用いた木質板の製造方法に関する。
パーティクルボード、合板、木質繊維板等の木質板の製造には、ホルムアルデヒド系接着剤(フェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂)などを接着剤として使用する場合がある。この場合、木質板から、前記ホルムアルデヒド系接着剤に起因する遊離したホルムアルデヒドが大気中に放出され、環境や健康に害を与える問題がある。
従来、この問題の解決手段として、ホルムアルデヒドと反応してこれを捕集するいわゆるホルムアルデヒド捕集剤として、尿素、亜硫酸塩、ヒドラジド類を木質材料表面に塗布することが行われている(特許文献1、特許文献2参照)。この場合、ホルムアルデヒド捕集剤は通常水等に希釈して、スプレー塗工、ロール塗工等で塗布される。木質板は、ホルムアルデヒド捕集剤を塗布後、積み重ねて保管され、出荷される。
特開平11−240002号公報 特開2002−331504号公報
ところで、木質板は、アルデヒド捕集剤を塗布後、表面美観を向上する為及び所要の寸法とする為に表面を薄く研磨して出荷されるのが通常であるが、表面研磨を行った場合、特に研磨厚が大きい場合には木質板表面に存在するアルデヒド類捕集剤も少なくなり、その結果、上記手段ではホルムアルデヒド捕集能が低下或いはなくなってしまうという問題が生じる。この問題を解決する手段として、木質材料中に亜硫酸ナトリウムや尿素をホルムアルデヒド捕集成分として添加してホルムアルデヒド放散量を低減する方法が提案されている(特許文献3)。
特開平10−119010号公報
しかしながら、アルデヒド類の捕集能の高い亜硫酸ナトリウムや尿素では、その一方で吸湿性が高く、これをアルデヒド類捕集成分として添加した木質材料で作成した木質板は吸水膨張しやすいという問題があった。接着剤を使用する際にはワックスエマルジョンを添加する場合が多く(例えば特許文献3第3頁右欄第39〜40行実施例1)、これにより、ある程度は木質材料の吸水は抑えられるものの、ワックスエマルジョンは水溶液であるため、多量に加えると熱圧成型時に発生する水蒸気により木質板が作製できなくなり、吸湿性の高い化合物が共存する場合の吸水防止効果は十分ではなかった。
そこで、本発明では、木質材料をホルムアルデヒド系接着剤で接着して木質板を製造する際に、アルデヒド類の放出を抑えつつ、かつ製造された木質板の吸水膨張が防げるアルデヒド類捕集剤或いは木質材料接着用セットを提供し、またこれらを用いたアルデヒド類の放出と吸水膨張が抑えられた木質板の製造方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明者らは鋭意検討した結果、木質材料中に、ホルムアルデヒド系接着剤、常温で粉末或いは粒状のアルデヒド捕集用化合物を含有するアルデヒド類捕集剤と共に、常温で粉末或いは粒状の撥水性化合物が分散している状態であれば、熱圧成型工程において、アルデヒド類の放出を抑えることができ、かつ得られる木質板は、アルデヒド類の放散が少なく、かつ吸水膨張も少ない高品質な木質板とすることができることを見出し、本発明に至った。
更に、本発明者らは、前記撥水性化合物は、ホルムアルデヒド系接着剤、アルデヒド類捕集剤とは別個に木質材料に添付しても良いし、予めアルデヒド類捕集剤やホルムアルデヒド系接着剤と混合して使用しても良いことを見出した。
更に、本発明者らは、前記撥水性化合物としては、カルナバワックス、モンタンワックス、カスターワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックス、油脂硬化油、ポリエチレンワックスが好ましく、なかでもパラフィンワックスと油脂硬化油が好ましいことを見出した。
本発明のアルデヒド類捕集剤または木質材料接着用セットを用いて木質板を製造すれば、吸湿性の高いアルデヒド類捕集用化合物を有するアルデヒド類捕集剤を使用した場合であっても、常温で粉末或いは粒状であった撥水性化合物が、熱圧成型工程で溶融して、木質材料全体に保護膜を与える効果を有するので、製造された木質板が吸水膨張することを防ぐことができる。これにより、アルデヒド類の放出を抑えて高いF☆☆☆☆評価の木質板でありつつ、木質板の吸水膨張や割れをも防ぐことができ、表面美観の優れた木質板を製造することができる。
(アルデヒド類捕集剤)
本発明の一つの様態は、木質材料中或いは接着剤中に添加、分散して使用するアルデヒド類捕集剤の様態であって、前記アルデヒド類捕集剤は、アルデヒド類捕集用化合物と撥水性化合物とを含有するものである。本発明では、後述のとおり、アルデヒド類捕集用化合物及び撥水性化合物は、ともに常温で粉末或いは粒状のものが使用されるので、アルデヒド類捕集剤としても粉末或いは粒状物質の混合物となる。また、アルデヒド類捕集剤に用いるアルデヒド類捕集用化合物と撥水性化合物は、それぞれ1種類でも良いし、複数の種類を用いてもよい。
(撥水性化合物)
本発明で用いる撥水性化合物は、撥水性を有する化合物のうち、常温で固体状であれば公知のものが使用できる。好ましい撥水性化合物の具体例としては、ワックス類やシリコーン類、ろう、高級脂肪酸の金属塩等が挙げられる。
ワックス類としては、カルナバワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、セレシン、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスに代表される天然ワックスや、ポリエチレンワックス、ポリプロピレンワックス、α―オレフィンワックス、フィッシャートロプシュワックス、合成脂肪酸エステルに代表される合成ワックスが挙げられる。またこれら天然ワックスや合成ワックスを酸化した酸化ワックス、水添化した硬化油脂(例えば牛脂硬化油やカスターワックスなど)及び変性したワックス誘導体なども挙げられる。更にはオレフィンと無水マレイン酸からなるワックス、オレフィンとアクリル酸からなるワックス、酢酸ビニルからなるワックスまたは高級アルコール、脂肪酸アマイド、ポリエーテルなどのワックスも使用できる。
シリコーン類としては、例えばジメチルシリコーンオイルの変性体が挙げられ、高級脂肪酸の金属塩としては、例えばステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸アルミニウムが挙げられる。
これらの中でも、融点が40℃〜140℃の撥水性化合物が好ましく、融点が50℃〜120℃の撥水性化合物がより好ましい。木質板製造時の熱圧により溶融して木質材料全体に分散した後に固化するため、防水効果が得やすい為である。好ましい具体例としては、カルナバワックス、モンタンワックス、パラフィンワックス、マイクロクリスタリンワックスの天然ワックスや、ポリエチレンワックス等の合成ワックス、牛脂硬化油、カスターワックス等などの硬化油脂が挙げられる。これらは、単独でも使用できるが2種以上を組み合わせて使用してもよい。
本発明に使用する撥水性化合物は粉末状或いは粒状であって、粒子径は、3mm以下が好ましく、2mm以下がより好ましい。粒径が大きいと木質材料中にまんべんなく分散させることが難しくなり、また木質板表面に白斑として残留しやすくなるからである。
前記撥水性化合物をアルデヒド類捕集剤中に含有させて使用する場合、その割合は、アルデヒド類捕集剤全体量に対し5〜80重量%であることが好ましく、10〜60重量%であることがより好ましい。割合が小さすぎると木質板の吸水膨張を十分に防ぐことができず、一方、割合が多すぎるとアルデヒド類捕集剤本来の効果であるアルデヒド類捕集能を低下させてしまうからである。撥水性化合物をアルデヒド類捕集剤に含有させるには、後述のアルデヒド類捕集用化合物など他の成分とともに、公知の方法で混合すれば足りる。
(アルデヒド類捕集用化合物)
アルデヒド類捕集用化合物としては、アルデヒド類と反応する公知のアルデヒド類捕集能を有する化合物であれば足りる。好ましいアルデヒド類捕集化合物の例としては、亜硫酸塩、重亜硫酸塩類、尿素類、ヒドラジド類等を挙げることができる。
亜硫酸塩としては、亜硫酸ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム等の金属塩や、モノエタノールアミン等のアミン塩、アンモニウム塩及びこれらの複塩等が挙げられるが、なかでも、アルデヒド類捕集性能をもち、低コストである点より、亜硫酸ナトリウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸カルシウム、亜硫酸アンモニウムが好適である。
重亜硫酸塩類としては、亜硫酸水素塩、ピロ亜硫酸塩、亜二チオン酸塩が挙げられる。前記塩の種類は、例えば、ナトリウム、カリウム、マグネシウム等の金属塩や、モノエタノールアミン等のアミン塩、アンモニウム塩等が挙げられる。このうち、ナトリウム塩、カリウム塩などが好ましい。
尿素類としては、尿素及び尿素結合を有する化合物が例示され、例えば、メチル尿素、エチル尿素、ジメチル尿素、ジエチル尿素、グアニル尿素、アセチル尿素、チオ尿素の他、エチレン尿素、アラントイン等の環状尿素縮合体や、ビウレットなどの尿素二量体などの非環状尿素縮合体などが挙げられる。本発明ではこれら尿素類のうち1種或いは2種以上を併用して使用することもできる。これらのうち好ましい例としては、尿素、エチレン尿素、チオ尿素が挙げられ、なかでも価格等から尿素が好ましい。
ヒドラジド類としては、分子中に1個のヒドラジド基を有するモノヒドラジド化合物、分子中に2個のヒドラジド基を有するジヒドラジド化合物、分子中に3個以上のヒドラジド基を有するポリヒドラジド化合物を挙げることができる。モノヒドラジド化合物の具体例としては、ラウリル酸ヒドラジド、サリチル酸ヒドラジド、ホルムヒドラジド、アセトヒドラジド、プロピオン酸ヒドラジド、ナフトエ酸ヒドラジド等のアルキルヒドラジド化合物が挙げられる。ジヒドラジド化合物の具体例としては、カルボジヒドラジド、シュウ酸ジヒドラジド、マロン酸ジヒドラジド、コハク酸ジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、アゼライン酸ジヒドラジド、セバシン酸ジヒドラジド、ドデカン2酸ジヒドラジド、マレイン酸ジヒドラジド、フマル酸ジヒドラジド、酒石酸ジヒドラジド、リンゴ酸ジヒドラジド、イソフタル酸ジヒドラジド、テレフタル酸ジヒドラジド、ダイマー酸ジヒドラジド等の2塩基酸ジヒドラジドが挙げられる。ポリヒドラジド化合物の具体例としては、ポリアクリル酸ヒドラジド等を例示できる。これらのなかでも、2塩基酸ジヒドラジド化合物が好ましく、カルボジヒドラジド、アジピン酸ジヒドラジド、ドデカン2酸ジヒドラジドがより好ましく、価格や入手のし易さからアジピン酸ジヒドラジドがさらに好ましい。本発明ではこれらヒドラジド類のうち1種或いは2種以上を併用して使用することもできる。
かかるアルデヒド類捕集用化合物のなかでも、常温では固体であるが、加温により亜硫酸ガスを発生する性質を有するものが好ましい。このような性質を有する化合物であれば、熱圧成型工程において、アルデヒド類捕集能を有する亜硫酸ガスが発生し、ホルムアルデヒド等のアルデヒド類とガス状での反応を生じることによりアルデヒド類を除去するため、固体−気体反応でアルデヒド類を除去する他のアルデヒド類捕集能を有する化合物を用いた場合よりも高いアルデヒド類捕集能を発揮できるからである。
前記加温より亜硫酸ガスを発生する化合物が、アルデヒド類を捕集する機構は、次のような化学反応をたどることによるものと推測される。アルデヒド類としてホルムアルデヒド、アルデヒド類捕集用化合物として亜硫酸水素ナトリウムの場合を例にとって説明する。
2NaHSO →(加熱)→ NaSO+HO+SO
HCHO+SO+HO → HOCHSOH・・・不安定な酸を生成
HOCHSOH+NaSO → HOCHSONa+NaHSO
上記のような性質を有するアルデヒド類捕集用化合物の例としては、上記の亜硫酸水素ナトリウムのような重亜硫酸塩類を挙げることができる。重亜硫酸塩類のうちでも、亜硫酸水素塩、ピロ亜硫酸塩、亜二チオン酸塩などが好ましい。前記塩の種類の例として考えられるものは、ナトリウム、カリウム、マグネシウム等の金属塩や、モノエタノールアミン等のアミン塩、アンモニウム塩等がある。また、亜硫酸塩類であっても亜硫酸マグネシウム,亜硫酸亜鉛、亜硫酸アルミニウム等の塩は、常温で固体であって、加温より亜硫酸ガスを発生させる性質を有するものである。
本発明におけるアルデヒド類捕集剤は、前記撥水性化合物同様、粉末状或いは粒状であって、その粒子径は、3mm以下が好ましく、2mm以下がより好ましい。粒径が大きいと木質材料中に均一に分散することが難しくなり、また木質板表面に白斑として残留しやすくなるからである。
(その他の添加剤)
本発明のアルデヒド類捕集剤組成物中には、上記化合物の他に、必要に応じて、酸化防止剤、防腐剤、着色剤、防錆剤等の他、製造工程上必要な薬剤、例えば粉塵の発生を抑制する添加剤や、炭酸塩、ケイ酸塩、アルミノケイ酸塩等の粉体の流動性向上剤などを含有させることもできる。中でも熱圧成型工程において、亜硫酸ガスにてアルデヒド類を捕集する重亜硫酸塩類のような化合物を有する場合には、未反応の亜硫酸ガスを除去するために、熱圧成型工程でアンモニアなどの塩基性ガスを発生させる尿素のような化合物を含有させることが好ましい。
(木質材料接着用セット)
ただし、本発明においては、必ずしも撥水性化合物は、予めアルデヒド類捕集剤に含有させた状態にして使用しなければならないものではない。すなわち本発明では、別の様態として、木質材料を接着して木質板を製造するに際して用いる木質材料接着用セットであって、当該セットは、少なくとも(1)ホルムアルデヒド系接着剤と(2)常温で粉末或いは粒状であるアルデヒド類捕集用化合物を含有するアルデヒド類捕集剤と(3)常温で粉末或いは粒状である撥水性化合物とからなるものである木質材料接着用セットの様態とすることもできる。なお、アルデヒド類捕集用化合物及び撥水性化合物はそれぞれ1種類であってもよいし、2種以上であっても良い。
まず、(1)ホルムアルデヒド系接着剤は、熱圧成型により、木質材料を接着するために用いられる。次に、(2)アルデヒド類捕集剤は、熱圧成型時及び熱圧成型後にホルムアルデヒド系接着剤から放出されるホルムアルデヒドなどのアルデヒド類を捕集し、除去するために用いられる。最後に(3)撥水性化合物は、アルデヒド類捕集剤の吸湿性ゆえ吸着される水から木質板の吸水膨張を防止するために用いられる。これら(1)〜(3)は木質材料の熱圧成型の際に当該木質材料にそれぞれが添加されていれば足りるので、(1)〜(3)をひとつの木質材料接着用セットとすることができる。なお、本発明の木質材料接着用セットは少なくとも(1)〜(3)の3点が存在すれば足りるが、他の要素を有する4点以上ものであってもよい。
本発明の木質材料接着用セットは、熱圧成型工程に先立って、それぞれ木質材料に均一に分散するように添加して使用される。木質材料接着用セットに含まれるホルムアルデヒド系接着剤、アルデヒド類捕集剤及び撥水性化合物は別個に木質材料に添加しても良いし、予めいずれか2つ或いは3つ全てを混合した状態にしてから木質材料に添加してもよい。要はこれら3つそれぞれが熱圧成型工程に先立って、木質材料中に添加され分散して存在していれば足りる。
(木質板の製造方法)
上記本発明のアルデヒド類捕集剤または木質材料接着用セットを用いると、木質板の吸水膨張が少なく、表面美観に優れ、かつアルデヒド類発生が抑えられた木質板を製造することができる。製造工程としては、ホルムアルデヒド系接着剤と、常温で粉末或いは粒状であるアルデヒド類捕集用化合物を含有するアルデヒド類捕集剤と、常温で粉末或いは粒状である撥水性化合物とを木質材料に添加する工程と、前記木質材料に圧力を与えながら加熱することにより、木質材料が接着されて木質板となる熱圧成型工程とを少なくとも有することになる。
上述のとおり、ホルムアルデヒド系接着剤、アルデヒド類捕集剤及び撥水性化合物は、それぞれが木質材料中に分散できるならば、別個に木質材料に添加することもできるし、予めいずれか2つ或いは3つ全てを混合した状態にして木質材料に添加することもできる。ただし、撥水性化合物は予めアルデヒド類捕集剤に含有させ、本発明のアルデヒド類捕集剤の状態にしたほうが、添加・分散が容易であり、また熱圧成型工程の直前に行わなければならない作業が減るという利点がある。
具体的な製造例の一例を挙げると、例えばパーティクルボード(以下PBと略す)を製造する場合、比較的細かく粉砕した木質材料を表裏層用として使用し、比較的粗く粉砕した木質材料を芯層用として使用する。表裏層用木質板中にホルムアルデヒド系接着剤をスプレー添加した後、撥水性化合物を含有するアルデヒド類捕集剤を添加して分散させる。芯層用も同様に接着剤、アルデヒド類捕集剤を添加する。表裏層に添加するアルデヒド類捕集剤と芯層に添加するアルデヒド捕集剤は、表裏層用と芯層用は同一であっても異なっていてもよいが、表裏層に使用するアルデヒド類捕集剤は木質板の表面美観を損なわないものが望ましい。一方、芯層用に使用するアルデヒド類捕集剤はアルデヒド類の捕集能が高いものが望ましい。撥水性化合物含有アルデヒド類捕集剤の添加順序は、接着剤に直接添加する或いは、接着剤の添加前でも後でも或いは同時でも特に限定されないが、接着剤添加前後に或いは同時に、木質材料中に撥水性化合物含有アルデヒド類捕集剤を添加する方が工程上望ましい。
その後、表層−芯層−裏層に積層して熱圧する(熱圧成型工程)。熱圧により木質材料は接着され、木質板となる。熱圧工程の温度、時間は一般的には作成する木質板の品質と生産性により適宜決定されるものであるが、本発明のアルデヒド類捕集剤を使用する場合は熱圧成型温度が100〜300℃が好ましく、140〜250℃がより好ましい。また、熱圧成型時間は60秒以上が好ましく、90秒以上がさらに好ましい。温度が低く時間が短いと木質板内部の温度が上昇しにくく、撥水性化合物が溶融しにくい。逆に温度が高すぎると木質板表面が焦げる等して品質が低下してしまう。撥水性化合物が存在しない状態で当該熱圧成型工程を行えば、吸湿性の大きなアルデヒド類捕集剤が吸水補助剤として作用し、水分を木質板が吸収することにより、木質板の膨張、割れ目発生、表面の美観低下の原因となりうる。本発明のアルデヒド類捕集剤または木質材料接着セットを使用した木質板であれば、熱圧成型後においても、溶融分散した撥水性化合物が木質板の吸水を防止するので、かかる問題が生じない。
また前記熱圧成型温度の好ましい範囲は、アルデヒド類捕集用化合物として加温により亜硫酸ガスを発生する性質を有するものを用いた場合に、亜硫酸ガスを発生させてアルデヒド類を捕集するのに好適な温度範囲でもある。
なお木質繊維板(MDF)を製造する場合も同様にして前記アルデヒド類捕集剤または木質材料接着セットを添加して木質板を製造することができる。
木質板製造におけるアルデヒド類捕集剤の木質材料中への添加量は0.1〜20.0重量%、好ましくは0.5〜10重量%、さらに好ましくは1.0〜7.0重量%である。添加量が0.1重量%より少ないと、目的とする捕集能が得られず、20.0重量%より多いと、木質板の表面美観が低下し、製品としての価値が損なわれ、生産コストのアップにも繋がるからである。
木質材料に、前記撥水性化合物とアルデヒド類捕集剤とを添加する際の添加比率は5/95〜80/20(重量比)であることが好ましく、10/90〜60/40(重量比)が更に好ましい。この割合が大きく異なると、一方が過剰となって、過剰分は木質板の品質向上に資せず、無駄となるからである。
以下、実施例及び比較例を用いて本発明を更に具体的に説明するが、本発明は以下の実施例のみに限定されるものではない。各例中、特に言及しない限り、部および%は質量基準である。
(木質材料接着用セット;実施例1〜10)
(実施例1)
(木質板の作製)
木片等の木質原料をフレーカーで粉砕し、目開き寸法1.7mmの篩で篩い分けをして、篩下の木質材料を表裏層用木質材料、篩上の木質材料を芯層用木質材料とした。篩い分けした木質材料は90℃の熱風乾燥機中で乾燥し、水分を3%以下とした。次に尿素樹脂(不揮発分65%、尿素:ホルムアルデヒド=1:1.2mol)を接着剤として用い、これに55%ワックスエマルション、硬化剤として塩化アンモニウム、及び水をそれぞれ20部、1部、0.5部、2部の割合で混合した(以下混合物Aと称す)。
表裏層用木質材料100部に対して前記混合物Aを25部スプレー塗工し、均一混合した。その後、アルデヒド類捕集剤として亜硫酸ナトリウム、撥水性化合物としてパラフィンワックスを表1に示す割合で添加して混合し、表裏層用材料とした。同様にして芯層用木質材料100部に対し混合物Aを15部、アルデヒド類捕集剤として亜硫酸ナトリウム、撥水性化合物としてパラフィンワックスを添加して芯層用材料とした。次に、30cm角の型枠に裏層用材料250部、芯層用材料650部、表層用材料250部を順次敷き詰め、200℃の熱板に挟み40kgf/cm2の圧力で90秒間熱圧し、厚み15.2mm、密度0.77g/cm2の木質板を得た。なお、上記で用いたアルデヒド類捕集剤及び撥水性化合物の粒径は、目開き寸法2mmの篩いで篩い分けして調整した。
(評価)
ホルムアルデヒド放散量及び吸水厚さ膨張率はパーティクルボード(JIS A 5908:2003)及び、建築用ボード類のホルムアルデヒド放散量の試験方法(JIS
A 1460:2001)に準じて測定した。木質板の外観は、熱圧後に得た木質板の表面を目視で観察し、白斑の大きさ、多さから良否を決定した。なお表中、外観欄の記号の意味は次のとおりである。
外観: ◎良好(白斑なし) ○微細白斑僅かにあり △微細白斑多量あり
×大きめの白斑あり ××大きめの白斑多量にあり
(実施例2〜実施例10)
実施例1とはアルデヒド類捕集剤、撥水性化合物の種類と配合を変えて、実施例1同様の方法にて木質板を作製し、実施例1と同様の評価を行った。その結果を表1〜4に示す。
Figure 0003897181
Figure 0003897181
Figure 0003897181
Figure 0003897181
(比較例1)
実施例1記載の木質板作成中、アルデヒド類捕集剤及び撥水性化合物を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして木質板を作成した。結果を表5に示す。
Figure 0003897181
(比較例2)
実施例1記載の木質板作成中、撥水性化合物を添加しなかったこと以外は、実施例1と同様にして木質板を作成した。結果を表5に示す。
(比較例3)
撥水性化合物として常温で液状のジメチルシリコ−ンオイルを使用した以外は実施例1と同様にして木質板を作成した。結果を表5に示す。
比較例3のように、融点が低い(液状)の場合は熱圧硬化前に木質材料に撥水性化合物が付着して、十分に接着できなかった。また、実施例10のように融点が高い場合は、熱圧成型時に十分に溶融せず、撥水剤が不均一となり、吸水厚さ膨張率が大きくなる傾向にある。
(アルデヒド類捕集剤;実施例11〜25)
次に、撥水性化合物をアルデヒド類捕集剤中に含有させた場合について試験を行った。アルデヒド類捕集剤中に添加する撥水性化合物はパラフィンワックスを使用した。
(実施例11)
パラフィンワックス(融点55℃)を粉砕し、目開き2mmの篩いで篩い分け、粒子径2mm以下の亜硫酸ナトリウムと混合して撥水性化合物を含有するアルデヒド類捕集剤を作成した。これをアルデヒド類捕集剤として実施例1と同様の方法で木質板を作製した。但し、本実施例では撥水性化合物をアルデヒド類捕集剤中に含有させたので、実施例1記載のうち、撥水性化合物の添加は行っていない。結果を表6に示す。
(実施例12〜13)
パラフィンワックスの融点を変更した以外は実施例11と同様の方法でアルデヒド類捕集剤を作成し、実施例11と同様の方法で木質板を作成した。結果を表6に示す。
Figure 0003897181
(実施例14〜実施例16)
次に撥水性化合物とホルムアルデヒド捕集用化合物との含有割合を変更して性能を評価した。尚、撥水性化合物は融点55℃のパラフィンワックスを使用した。アルデヒド類捕集剤は実施例11と同様にして作成した。また木質板の作成も実施例11と同様とした。結果を表7に示す。
Figure 0003897181
(実施例17〜実施例20)
次にアルデヒド類捕集剤の粒子径を変更して性能を評価した。粒子径の調整は、実施例11に記載のアルデヒド類捕集剤を目開き3mm、2mm、1mmの各種の篩いで篩い分けして、1mm以下、1〜2mm及び2〜3mm、及び3mm以上の粒子径のアルデヒド類捕集剤を作成した。また木質板の作成も実施例11と同様とした。結果を表8に示す。アルデヒド類捕集剤の粒子径が大きくなると外観が悪くなるが、これは、得られた木質材外観に白斑が生じてしまうからである。
Figure 0003897181

(実施例21〜実施例26)
次にホルムアルデヒド捕集用化合物を変更して性能を評価した。尚、撥水性化合物は融点55℃のパラフィンワックスを使用した。アルデヒド類捕集剤は実施例11と同様にして作成し、また木質板の作成も実施例11と同様とした。結果を表9〜10に示す。
Figure 0003897181
Figure 0003897181
(実施例27〜実施例28)
次に撥水性化合物を変更して性能を評価した。ホルムアルデヒド捕集用化合物には亜硫酸水素ナトリウムを使用し、アルデヒド類捕集剤は実施例11と同様にして作成し、また木質板の作成も実施例11と同様とした。結果を表11示す。
Figure 0003897181
本発明のアルデヒド類捕集剤は、木質材料をホルムアルデヒド系接着剤で接着する際に木質材料や接着剤に添加する添加剤として産業上利用性がある。また本発明の木質材料接着用セットは、木質材料を加熱成型する前に添加する添加物のセットとして産業上の利用性がある。また本発明の木質板の製造方法は、ホルムアルデヒド放出の少なく、吸水膨張の少ないパーティクルボード、合板、木質繊維板の製造方法として産業上の利用性がある。

Claims (16)

  1. 木質材料中或いは接着剤中に添加、分散して使用するアルデヒド類捕集剤であって、
    前記アルデヒド類捕集剤は、
    少なくとも1種類以上の常温で粉末或いは粒状であるアルデヒド類捕集用化合物と
    少なくとも1種類以上の常温で粉末或いは粒状である撥水性化合物とを含有することを特徴とするアルデヒド類捕集剤。
  2. 前記撥水性化合物は、その融点が40〜140℃のワックス類である請求項1記載のアルデヒド類捕集剤。
  3. 前記ワックス類が、カルナバワックス,モンタンワックス,カスターワックス,パラフィンワックス,マイクロクリスタリンワックス、油脂硬化油またはポリエチレンワックスのいずれかである請求項2記載のアルデヒド類捕集剤。
  4. 前記ワックス類が、パラフィンワックスまたは油脂硬化油である請求項2記載のアルデヒド類捕集剤。
  5. 前記アルデヒド類捕集用化合物が、重亜硫酸塩類、亜硫酸塩、尿素類またはヒドラジド類のいずれかの化合物である請求項1〜4のいずれかの項に記載されたアルデヒド類捕集剤。
  6. 前記アルデヒド類捕集用化合物が、亜硫酸水素ナトリウム,亜硫酸水素カリウム,ピロ亜硫酸ナトリウムまたはピロ亜硫酸カリウムのいずれかの化合物である請求項1〜4のいずれかの項に記載されたアルデヒド類捕集剤。
  7. 前記アルデヒド類捕集剤中に、前記撥水性化合物が5〜80重量%含まれている請求項1〜6のいずれかの項に記載されたアルデヒド類捕集剤。
  8. 木質材料を接着して木質板を製造するに際して用いる木質材料接着用セットであって、
    当該セットは、少なくとも
    (1)ホルムアルデヒド系接着剤と
    (2)少なくとも1種類以上の常温で粉末或いは粒状のアルデヒド類捕集用化合物を含有するアルデヒド類捕集剤と
    (3)少なくとも1種類以上の常温で粉末或いは粒状である撥水性化合物とからなるものである
    木質材料接着用セット。
  9. 前記撥水性化合物は、その融点が40〜140℃のワックス類である請求項8記載の木質材料接着用セット。
  10. 前記ワックス類が、カルナバワックス,モンタンワックス,カスターワックス,パラフィンワックス,マイクロクリスタリンワックス、油脂硬化油またはポリエチレンワックスのいずれかである請求項9記載の木質材料接着用セット。
  11. 前記ワックス類が、パラフィンワックスまたは油脂硬化油である請求項9記載の木質材料接着用セット。
  12. 前記アルデヒド類捕集用化合物が、重亜硫酸塩類、亜硫酸塩、尿素類またはヒドラジド類のいずれかの化合物である請求項8〜11のいずれかの項に記載された木質材料接着用セット。
  13. 前記アルデヒド類捕集用化合物が、亜硫酸水素ナトリウム,亜硫酸水素カリウム,ピロ亜硫酸ナトリウムまたはピロ亜硫酸カリウムのいずれかの化合物である請求項8〜11のいずれかの項に記載された木質材料接着用セット。
  14. 少なくとも、接着剤、常温で粉末或いは粒状のアルデヒド類捕集用化合物及び常温で粉末或いは粒状の撥水性化合物を添加された木質材料が、接着されてなる木質板。
  15. ホルムアルデヒド系接着剤と、常温で粉末或いは粒状であるアルデヒド類捕集用化合物と、常温で粉末或いは粒状の撥水性化合物とを木質材料に添加する添加工程と、
    前記木質材料に圧力を与えながら加熱することにより、前記木質材料が接着されて木質板となる熱圧成型工程とを少なくとも有する木質板の製造方法。
  16. 前記添加工程において、前記木質材料に添加する撥水性化合物とアルデヒド捕集剤の添加比率が5/95〜80/20(重量比)である請求項15記載の木質板の製造方法。
JP2006179688A 2005-07-06 2006-06-29 アルデヒド類捕集剤、木質材料接着用セット及び木質板の製造方法 Active JP3897181B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006179688A JP3897181B2 (ja) 2005-07-06 2006-06-29 アルデヒド類捕集剤、木質材料接着用セット及び木質板の製造方法

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005197538 2005-07-06
JP2006179688A JP3897181B2 (ja) 2005-07-06 2006-06-29 アルデヒド類捕集剤、木質材料接着用セット及び木質板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007038660A JP2007038660A (ja) 2007-02-15
JP3897181B2 true JP3897181B2 (ja) 2007-03-22

Family

ID=37797066

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006179688A Active JP3897181B2 (ja) 2005-07-06 2006-06-29 アルデヒド類捕集剤、木質材料接着用セット及び木質板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3897181B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083729A (ja) * 2005-07-06 2007-04-05 Ipposha Oil Ind Co Ltd アルデヒド類捕集剤及びこれを用いた木質板の製造方法

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4901592B2 (ja) * 2007-05-14 2012-03-21 東洋製薬化成株式会社 アルデヒド系消毒剤の有効濃度判定用固形剤型インディケータ
JP5681909B2 (ja) * 2011-06-22 2015-03-11 パナソニックIpマネジメント株式会社 木質化粧板及びその製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007083729A (ja) * 2005-07-06 2007-04-05 Ipposha Oil Ind Co Ltd アルデヒド類捕集剤及びこれを用いた木質板の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007038660A (ja) 2007-02-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2007004507A1 (ja) アルデヒド類捕集剤及びこれを用いた木質板の製造方法
EP1095114B1 (en) Method for application of an expandable gluing system
JP5236882B2 (ja) 機能性建築板
JP3897181B2 (ja) アルデヒド類捕集剤、木質材料接着用セット及び木質板の製造方法
CN101175832A (zh) 醛类捕获剂及用其制造木质板的方法
JP4229333B2 (ja) アルデヒド類捕集剤及びこれを用いた木質板の製造方法
US5418282A (en) Method of manufacturing fire-resistant resin foam and wood particle boards or shaped bodies
JP2008162238A (ja) アルデヒド類捕集剤
JP4904542B2 (ja) 木質板の製造方法
US20060247345A1 (en) Adhesive composition
JP3942106B2 (ja) アルデヒド類捕集剤及びこれを用いた木質板の製造方法
JP4980704B2 (ja) アルデヒド類捕集剤
JP4920300B2 (ja) アルデヒド類捕集剤及びその製造方法
JP2012218179A (ja) アルデヒド類捕集剤
JP4980705B2 (ja) Mタイプ木質板用アルデヒド類捕集剤
JP2007083729A (ja) アルデヒド類捕集剤及びこれを用いた木質板の製造方法
MX2007016207A (en) Aldehyde capture material and process for production of plywood with the same
US20080242753A1 (en) Adhesive composition
JP2004189873A (ja) ホルムアルデヒド捕捉剤組成物
JP4203549B1 (ja) 防水剤及びその防水剤を添加した木質ボード
JPH11240002A (ja) 木質材料の製造方法
PL179119B1 (pl) Sposób wytwarzania płyt wiórowych o niskiej emisji formaldehydu

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061213

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071129

A072 Dismissal of procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A072

Effective date: 20080319

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

RVTR Cancellation of determination of trial for invalidation
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4