JP3896086B2 - パチンコ遊技機の入賞装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機に装備される入賞装置の改良に関し、特に所定の条件の成立を契機として開放動作することにより、遊技球を受け入れ易くするための開閉部材を備えた入賞装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
パチンコ遊技機の遊技盤面上には、常時においては閉鎖しているが入賞等の特定条件の成立を契機として開放して遊技球を受け入れやすい状態に変化する羽根部材が設けられている。電動役物としての羽根部材は、例えば入賞装置の一部として構成され、支点によって所定の角度範囲内で回動自在に軸支された2枚の羽根片を夫々ソレノイド等の駆動手段によって内外方向へ回動変化させるように構成されている。羽根部材は、例えば遊技球が入賞口に入賞した場合等、遊技者に有利な権利状態に移行する際に連動して作動し、逆ハ字状に開放して遊技球を導入し、入賞、通過、誘導させる機能を発揮する。
このような羽根部材を備えた入賞装置の従来例として、特開平11−309252号、特願2001−327704、特願2001−046638等がある。しかし、従来の入賞装置において、羽根部材は単に開閉するだけであり、しかも羽根部材の大半が前飾り板により隠蔽されるなど、その動作変化が視認し易い状況にあるとは限らないため、有利な開放状態に変化したことを遊技に集中している遊技者にアピールできず、好機を逃してしまうことが多々あった。このような従来の羽根部材において発生していた不利不便は、当該遊技機に対する興趣を低下させ、不満を募らせる原因となることはあっても、遊技機の人気を高める上では全く貢献しておらず、この点の改善が強く求められていた。
【特許文献1】
特開平11−309252号
【特許文献2】
特願2001−327704
【特許文献3】
特願2001−046638
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、開閉部材を開閉自在に軸支した構造の入賞装置において、開閉部材が開放状態にあるか、閉鎖状態にあるかを遊技者が一目で確認することができる入賞装置を備えたパチンコ遊技機を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、パチンコ遊技機に装備され、常時においては遊技球を受け入れ難い閉鎖状態に保持される一方で、遊技状態が特定の条件を満たした場合に遊技球を受け入れ易い開放状態に動作する一対の開閉部材としての可変翼と、各可変翼から後方へ突出した回動軸を夫々外内方向へ回動自在に支持する支持部材と、該支持部材前面に配置された前飾り板と、該支持部材によって上下方向へ回動自在に軸支されて各可変翼を開閉動作させるための作動部材と、前記可変翼が閉鎖状態と開放状態にあることを夫々報知する報知装置と、を備えた入賞装置であって、前記報知装置は、前記前飾り板に配置され、且つ前記前飾り板の少なくとも一部に設けた可動表示部を備え、前記入賞装置の閉鎖動作及び開放動作に夫々連動して該可動表示部を動作させて表示内容を変化させることにより、前記可変翼が閉鎖状態、或いは開放状態に変化したことを夫々報知するように構成されており、前記報知装置は、前記前飾り板に設けた固定表示部と可動表示部とから成り、前記可変翼の閉鎖動作及び開放動作に夫々連動して該可動表示部を動作させて表示内容を変化させることにより、前記固定表示部と前記可動表示部との協働によって前記可変翼が閉鎖状態、或いは開放状態に変化したことを夫々報知するように構成されており、前記前飾り板に設けた可動表示部は、前飾り板前面の一部に設けた窓部と、窓部の奥部に出没自在に配置されたシャッタ板と、を備え、前記固定表示部は、前記窓部を除いた前記前飾り板前面に設けられた固定表示部本体と、前記窓部の内奥部であって前記シャッタ板の更に内奥部に固定配置された奥部固定表示部と、を備え、前記一対の可変翼が閉鎖状態と開放状態との間を交互に動作する際に、該可変翼の一部が前記シャッタ板を出没動作させて可変翼の閉鎖状態又は開放状態を夫々報知するように構成し、前記各可変翼の後面下部から後方へ突出した被作動突起の先端部を、前記支持部材によって上下方向へ回動自在に支持された前記作動部材によって常時嵌合支持させることにより、該作動部材が上下方向に回動したときに、各可変翼をそれらの回動軸を中心として外内方向に回動させ、前記シャッタ板の後面には横長の被係止溝部を備え、該被係止溝部内に前記各可変翼から夫々前方へ突設したリブ先端部が常時横方向へスライド自在に係合することにより、前記回動軸を中心として前記各可変翼が外内方向へ回動する際に前記シャッタ板を上昇、下降させることを特徴とする。
従来は、開閉部材(可変翼)が閉鎖状態から開放状態に変化したことを知るためには、開閉部材を直接目視確認する必要があった。このため、例えば、開閉部材(通常、小サイズ)の一部が前飾り板等によって隠蔽されている場合には遊戯中にその動作変化を知ることができず好機を逃すことが多々あった。本発明では、開閉部材の開閉動作を直接目視確認した結果に依存することなく、開閉部材の前面の目立つ位置に、開閉部材の開閉動作と連動して作動し、且つ目視確認が極めて容易な構成を備えた報知手段を配置したので、開放状態への変化を見落とすことが皆無となり、遊技機に対する興趣を高め、人気の低落を防止できる。
なお、開閉部材の閉鎖状態については格別に報知することなく、開放状態のみを報知するように構成した場合も、本請求項の技術的範囲に含まれるものである。
開閉部材の動作に連動して表示内容を変化させる報知装置を、最も目立つ位置である入賞装置前面の前飾り板に配置することにより、視認性を高め、見落としをなくすることができる。
前飾り板の全面、或いは一部を可動表示部としておき、開閉部材の動作に連動して表示内容を変更できるように構成しておくことにより、簡単な構成により、表示内容を切替ることが可能となる。
報知装置を、表示内容が固定して変化しない固定表示部と、表示内容が変化(出没)する可動表示部から構成し、固定表示部の一部を可動表示部により隠蔽したり露出させるように構成することにより、種々の任意の表示内容を作出することができる。
シャッタ板が窓部内に位置している時に前飾り板が閉鎖状態を示す様にしても良いし、逆に開放状態を示す様にしてもよい。
請求項2の発明は、前記シャッタ板が退避して前記奥部固定表示部が前記窓部内に露出したときに、前記固定表示部本体と前記奥部固定表示部は、前記可変翼が開放状態にあることを表示し、前記シャッタ板が前記窓部を閉止したときに前記固定表示部本体と該シャッタ板前面により前記可変翼が閉鎖状態にあることを表示することを特徴とする。
請求項3の発明は、前記固定表示部本体及び前記奥部固定表示部の各前面には、前記可変翼が閉鎖状態、或いは開放状態の何れか一方の状態にあることを報知する文字、図形、符号から成る固定表示内容が前方から視認可能に表示されており、前記窓部を前記シャッタ板が閉止している際には該窓部内に露出するシャッタ板前面に表示された文字、図形、符号が、前記固定表示部本体の表示内容との協働によって前記状態とは逆の状態にあることを報知することを特徴とする。
上記の各表示内容中には、色違い、模様違いによって識別する構成も含まれる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るパチンコ遊技機を、図面に示した実施形態に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る入賞装置を備えたパチンコ遊技機の全体構成を示す正面図であり、図2(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る入賞装置の閉鎖状態の構成を示す前方斜視図、及び平面図であり、図3(a)及び(b)はその開放状態の構成を示す前方斜視図、及び平面図であり、図4(a)及び(b)は上記入賞装置の構成を示す分解斜視図、及び前飾り板と可変翼の分解斜視図であり、図5(a)及び(b)は可変翼とシャッタ板との連携状態を示す図であり、図6(a)及び(b)は作動部材の構成を示す斜視図、及び平面図であり、図7(a)及び(b)は閉鎖状態及び開放状態の構成説明図である。
パチンコ遊技機は、図1の正面図に示すように遊技盤1を備え、遊技盤1の前面を構成する遊技領域2には、例えば中央に複数の図柄を順次上下に移動(回動)させながら表示する図柄変動表示装置3が配置され、その周囲には入賞口4などの盤面部品、遊技釘5が配置される。更に、遊技領域2の適所、この例では図柄変動表示装置3の直下位置には、本発明の実施形態に係る特徴的な構成を備えた入賞装置20が配置されている。
遊技盤1の左側縁には、遊技機の下部に配置された遊技球発射装置7から発射された遊技球を遊技領域2内に導くための遊技球誘導経路6が上下方向へ延びて形成されている。
この入賞装置20は、常時においては遊技球を受け入れ難い閉鎖状態に保持される一方で、遊技状態が特定の条件を満たした場合に遊技球を受け入れ易い開放状態に動作する開閉部材(可変翼)31、32を開閉自在に軸支している。更に、この入賞装置20は、開閉部材31、32が閉鎖状態と開放状態に夫々変化したことを報知する報知装置21を備えた構成が特徴的である。
この報知装置21は、開閉部材31、32が開放状態にあるか、閉鎖状態にあるかを遊技者が一目で確認することができるように報知するための手段である。
【0008】
以下、更に入賞装置20の構成を詳細に説明する。
この入賞装置20は、図4(a)の分解斜視図にも示したように報知装置21を備えた入賞装置本体30と、報知装置21を作動させる駆動部100と、から概略構成されている。
入賞装置本体30は、開閉部材としての一対の可変翼31、32と、各可変翼31、32の回動軸31a、32aを夫々外内方向(開閉方向)へ回動自在に支持する支持部材35と、支持部材35の前面に配置された前飾り板45と、支持部材35によって回動自在に軸支されて可変翼31、32を開閉動作させるための作動部材60と、を備えている。
支持部材35は、遊技盤4に固定するために左右側方に張り出した固定板36と、固定板36から後方へ突出して先端に設けた支持穴37aによって作動部材60の軸部61を上下方向に回動自在に軸支する軸支片37と、駆動部100との間の位置決め及びネジ止めを行うための係合部材38a、38b、38c、38dと、中央上部から前方へ突出した突出片39と、を有する。
支持部材35の前面には、前飾り板45がネジ40によって固定されている。前飾り板45は、図4(b)に示すように最前面に位置する前飾り板本体46と、本体46の後方に一体化され可変翼31、32を支持するための支持部47と、報知装置21と、を備えている。
【0009】
図2、図3に示すように、前飾り板45の本体46は、その前面に固定表示部本体48と、開口としての窓部50と、を備え、更に窓部50の内奥部には窓部50の前方から視認可能な奥部固定表示部49が固定配置されている。
本体46の裏面には、各可変翼31、32の回動軸31a、32aを軸支するための凹所46aを備えており、回動軸31a、32aの前端部は、各凹所46a内に軸支されるとともに、回動軸31a、32aの他端は後述する作動部材60によって支持される。
更に、本体46の裏面と奥部固定表示部49との間の隙間には、可動表示部としてのシャッタ板51が上下方向に進退可能に支持されることによって、窓部50から出没自在に構成されている。
固定表示部本体48の前面には、文字、図形、符号等の視覚的に認識可能な表示内容が記載され、奥部固定表示部49にも視覚的に認識可能な表示内容が記載されている。更に、シャッタ板51の前面にも同様の表示内容が記載されている。
図示した実施形態例では、固定表示部本体48には、「門」という文字(固定表示内容)が記載され、固定表示部本体48の下部中央に配置された窓部50内の奥部固定表示部49の前面には「開」の文字から「門」を除去した文字の一部が記載されている。一方、シャッタ板51の前面には「閉」の文字から「門」を除去した文字の一部、即ち「オ」が記載されている。従って、図2(a)、図7(a)のように可変翼31、32が閉鎖状態にある時には、これと連動したシャッタ板51が下降して窓部50を閉止しており、この際、前面から視認される表示内容は「閉」となる。一方、図3(a)、図7(b)のように可変翼31、32が開放状態にあるときには、これと連動したシャッタ板51が上昇して窓部50を開放して奥部固定表示部49を露出させており、この際、前面から視認される表示内容は「開」となる。
【0010】
なお、可変翼31、32が閉鎖状態にあるときにシャッタ板51が窓部50から退避するように構成してもよく、この場合には、シャッタ板51の前面に「開」の文字から「門」を除去した文字の一部を記載し、奥部固定表示部49の前面に「閉」の一部である「オ」を表示する。
なお、ここに示した文字の例は一例に過ぎず、他の文字、図柄、符号等々の視覚的に認識可能な表示内容を用いることが可能である。或いは、着色により識別可能に構成しても良い。
また、この例では、本体46の一部のみを表示内容を可変に構成したが、本体46の全体の表示内容を可変に構成することにより、可変翼の動作を連動して開閉状態を交互に表示できるように構成してもよい。具体的には、固定表示部としての奥部固定表示部49と、可動表示部としてのシャッタ板51だけを利用して、可変翼の開閉状態を切替表示するように構成しても良い。
或いは、文字等による視覚的表示内容に代えて、LED等の発光装置を本体46の前面、或いは周辺に配置して、可変翼31、32の開閉動作と連動して、発光装置を点灯、点滅させることによって、開閉状態を更に確実に報知するように構成しても良い。或いは、文字等による表示内容と共にこの発光装置を用いることにより、報知性、注意喚起性を高めるようにしてもよい。或いは、報知音等の聴覚的な報知手段を採用してもよい。
また、可変翼が閉鎖状態にある場合にはその状態を格別に表示することなく、開放状態に移行したときのみ報知装置を作動させて開放状態にあることを報知するように構成してもよい。この場合には、報知装置が作動していないこと自体が閉鎖状態にあることを報知する意味を含むことになる。
【0011】
シャッタ板51は、前飾り板本体46の背面に形成した矩形のガイド凹所46b内に上下動可能に支持されており、シャッタ板51の上部には横長の被係止溝部(被係止部)51aが形成されている。図4(b)、図5(a)(b)に示すように、この被係止溝部51a内には、各可変翼31、32の一部から突設したリブ31c、32cの先端部が常時係合することにより、回動軸31a、32aを中心として各可変翼31、32が開閉方向へ回動する際に、シャッタ板51を上昇、下降させる。
各可変翼31、32の後面下部から後方へ突出した被作動突起31b、32bは、その先端部を、支持部材35の軸支片37によって回動自在に支持された作動部材60の係合片62に設けた嵌合凹所62a内に常時嵌合させることにより、軸部61を中心として作動部材60が上下方向に回動したときに、各可変翼31、32をその回動軸31a、32aを中心として開閉方向に回動させる。各可変翼31、32の閉鎖方向への回動範囲の限界は、図5(a)に示すように被係止溝部51aの両端部によって定められ、各可変翼31、32の開放方向への限界範囲は、図5(b)に示すように支持部47の内壁47a、或いはガイド凹所46bの上端壁によって定められる。
【0012】
作動部材60は、図6に示す如く、左右対称形状を備えた2つの係合片62間を連結棒63にて連結一体化した構成を備えている。各係合片62の対向面上部には、駆動部100側に設けたソレノイド102のプランジャ111と常時係合して上下方向へ回動させられる被作動部としての被作動突起62bが突設されている。
駆動部100は、支持フレーム101の上部にソレノイド102を支持すると共に、支持フレーム101の下部に回路基板103を支持した構成を備え、支持部材35に設けた係合部材38bの端面に設けたネジ穴に対して、支持フレーム101に設けた穴を対応させた状態で、ネジ104を螺着させることにより、入賞装置本体30に対して固定される。
支持フレーム下部から前方へ突出した回路基板103は、支持部材35の下部に位置する係合部材38c、38d間に形成される支持空所内に嵌合収納される。
支持フレーム101の下部前端にはガイド片101aが突出しており、このガイド片101aの先端面をシャッタ板51の裏面に近接配置することにより、シャッタ板51の上下動をガイドする。
ソレノイド102は、その本体110を支持フレーム101の上部に固定され、本体110の前面から出没自在に支持されたプランジャ111はバネ112によって突出する方向へ常時弾性付勢されている。プランジャ111の先端に設けた2個のフランジ111a間には、作動部材60の被作動突起62bが抜け落ち不能に常時嵌合しており、図7(a)−(2)のようにソレノイド102がOFF状態の時には突出したプランジャ111によって作動部材60は、軸部61を中心として反時計回り方向(閉鎖方向)へ回動させられ、各嵌合凹所62a内に常時嵌合した各可変翼31、32の被作動突起31b、32bの先端部を同時に下方へ押し下げる。このため、各可変翼31、32は、同時に閉鎖方向へ回動(閉鎖位置を保持)し、その際に被係止溝部51内に嵌合した各可変翼31、32のリブ31c、32cが図5(a)の如くシャッタ板51を下降させる。このため、前飾り板45の前面は図2(a)、図7(a)−(1)の如く、閉鎖状態にあることを表示する。つまり、窓部50の内奥部に位置する奥部固定表示部49がシャッタ板51により隠蔽されるため、窓部50からはシャッタ板51の前面に表示された内容が表示された状態となって、本体46全体として「閉」を示す。
【0013】
一方、図7(b)−(2)のようにソレノイド102がON状態の時には本体110側に引っ込んだプランジャによって作動部材60は軸部61を中心として時計回り方向(開放方向)へ回動させられ、嵌合凹所62a内に常時嵌合した被作動突起31b、32bの先端部を同時に上方へ上昇させる。このため、各可変翼31、32は、同時に開放方向へ回動し、その際に被係止溝部51内に嵌合した各可変翼31、32のリブ31c、32cが図5(b)の如くシャッタ板51を上昇させる。このため、前飾り板45の前面は図3(a)、図7(b)−(1)の如く、開放状態にあることを表示する。つまり、窓部50からシャッタ板51が退避するため、窓部50の内奥部に位置する奥部固定表示部49が露出した状態となり、窓部50からは奥部固定表示部49の前面に記載された内容が表示された状態となって、本体46全体として「開」を示す。
このように本発明の入賞装置によれば、可変翼等から成る開閉部材の閉鎖状態、或いは開放状態を、適時に確実に遊技者にアッピールして好機を逃す虞をなくすることができる。即ち、特に、入賞装置及び周辺部品のレイアウト上の制限から、開閉部材の大半の部分が前飾り板等により隠蔽されている場合等、開閉部材の動作が視認しにくい場合には、開閉部材が閉鎖状態から開放状態に移行したことを遊戯中の遊技者が適時に視覚的に把握することが困難となり、折角の有利な権利状態を逃してしまう虞があった。これに対して本発明では、開閉部材としての可変翼の動作変化を直接視認することなく、最も視認し易い入賞装置の前面に目立つ構成から成る報知装置を設けて、開閉部材の動作を確実に把握できるように構成したので、上記従来の不具合をなくすることができる。
なお、上記実施形態で示した構成例は一例に過ぎず、従って本発明と同等の目的、機能を達成することができる範囲内での構成上の改変、置換等を行った入賞装置は、本発明の技術的範囲に属するものである。
【0014】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、開閉部材を開閉自在に軸支した構造の入賞装置において、開閉部材自体の動作変化を直接目視確認することなく、開閉部材が開放状態にあるか、閉鎖状態にあるかを遊技者が一目で確認することができる。即ち、開閉部材の開閉動作を直接目視確認した結果に依存することなく、開閉部材の前面の目立つ位置に、開閉部材の開閉動作と連動して作動し、且つ目視確認が極めて容易な構成を備えた報知手段を配置したので、開放状態への変化を見落とすことが皆無となり、遊技機に対する興趣を高め、人気の低落を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るパチンコ遊技機の概略構成を説明するための正面図。
【図2】(a)及び(b)は本発明の一実施形態に係る入賞装置の閉鎖状態の構成を示す前方斜視図、及び平面図。
【図3】(a)及び(b)はその開放状態の構成を示す前方斜視図、及び平面図。
【図4】(a)及び(b)は上記入賞装置の構成を示す分解斜視図、及び前飾り板と可変翼の分解斜視図。
【図5】(a)及び(b)は可変翼とシャッタ板との連携状態を示す図。
【図6】(a)及び(b)は作動部材の構成を示す斜視図、及び平面図。
【図7】(a)及び(b)は閉鎖状態及び開放状態の構成説明図であり、(a)−(1)及び(2)は閉状態の正面図及びA−A断面図、(b)−(1)及び(2)は開状態の正面図及びB−B断面図。
【符号の説明】
1 遊技盤、2 遊技行域、3 図柄変動表示装置、4 入賞口、5 遊技釘、20 入賞装置、21 報知装置、30 入賞装置本体、31、32 開閉部材(可変翼)、31a、32a 回動軸、31b、32b 被作動突起、31c、32c リブ、35 支持部材、36 固定板、37 軸支片、37a 支持穴、38a、38b、38c、38d 係合部材、40 ネジ、45 前飾り板、46 前飾り板本体、46b ガイド凹所、47 支持部、48 固定表示部本体、49 奥部固定表示部、50 窓部、51 シャッタ板(可動表示部)、51a 被係止溝部(被係止部)、60 作動部材、61 軸部、62 係合片、62a 嵌合凹所、63 連結棒、100 駆動部、101 支持フレーム、102 ソレノイド、103 回路基板、104 ネジ、110 本体、111プランジャ、112 バネ。

Claims (3)

  1. パチンコ遊技機に装備され、常時においては遊技球を受け入れ難い閉鎖状態に保持される一方で、遊技状態が特定の条件を満たした場合に遊技球を受け入れ易い開放状態に動作する一対の可変翼と、各可変翼から後方へ突出した回動軸を夫々外内方向へ回動自在に支持する支持部材と、該支持部材前面に配置された前飾り板と、該支持部材によって上下方向へ回動自在に軸支されて各可変翼を開閉動作させるための作動部材と、前記可変翼が閉鎖状態と開放状態にあることを夫々報知する報知装置と、を備えた入賞装置であって、
    前記報知装置は、前記前飾り板に配置され、且つ前記前飾り板の少なくとも一部に設けた可動表示部を備え、前記入賞装置の閉鎖動作及び開放動作に夫々連動して該可動表示部を動作させて表示内容を変化させることにより、前記可変翼が閉鎖状態、或いは開放状態に変化したことを夫々報知するように構成されており、
    前記報知装置は、前記前飾り板に設けた固定表示部と可動表示部とから成り、前記可変翼の閉鎖動作及び開放動作に夫々連動して該可動表示部を動作させて表示内容を変化させることにより、前記固定表示部と前記可動表示部との協働によって前記可変翼が閉鎖状態、或いは開放状態に変化したことを夫々報知するように構成されており、
    前記前飾り板に設けた可動表示部は、該前飾り板前面の一部に設けた窓部と、該窓部の奥部に出没自在に配置されたシャッタ板と、を備え、
    前記固定表示部は、前記窓部を除いた前記前飾り板前面に設けられた固定表示部本体と、前記窓部の内奥部であって前記シャッタ板の更に内奥部に固定配置された奥部固定表示部と、を備え、
    前記一対の可変翼が閉鎖状態と開放状態との間を交互に動作する際に、該可変翼の一部が前記シャッタ板を出没動作させて可変翼の閉鎖状態又は開放状態を夫々報知するように構成し、
    前記各可変翼の後面下部から後方へ突出した被作動突起の先端部を、前記支持部材によって上下方向へ回動自在に支持された前記作動部材によって常時嵌合支持させることにより、該作動部材が上下方向に回動したときに、各可変翼をそれらの回動軸を中心として外内方向に回動させ、
    前記シャッタ板の後面には横長の被係止溝部を備え、該被係止溝部内に前記各可変翼から夫々前方へ突設したリブ先端部が常時横方向へスライド自在に係合することにより、前記回動軸を中心として前記各可変翼が外内方向へ回動する際に前記シャッタ板を上昇、下降させることを特徴とするパチンコ遊技機の入賞装置。
  2. 前記シャッタ板が退避して前記奥部固定表示部が前記窓部内に露出したときに、前記固定表示部本体と前記奥部固定表示部は、前記可変翼が開放状態にあることを表示し、前記シャッタ板が前記窓部を閉止したときに前記固定表示部本体と該シャッタ板前面により前記可変翼が閉鎖状態にあることを表示することを特徴とする請求項に記載のパチンコ遊技機の入賞装置。
  3. 前記固定表示部本体及び前記奥部固定表示部の各前面には、前記可変翼が閉鎖状態、或いは開放状態の何れか一方の状態にあることを報知する文字、図形、符号から成る固定表示内容が前方から視認可能に表示されており、前記窓部を前記シャッタ板が閉止している際には該窓部内に露出するシャッタ板前面に表示された文字、図形、符号が、前記固定表示部本体の表示内容との協働によって前記状態とは逆の状態にあることを報知することを特徴とする請求項1又は2に記載のパチンコ遊技機の入賞装置。
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