JP3894566B2 - ブラシなしdcモータの最高速度を最大にするための方法と装置 - Google Patents
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Description
本出願は、すべて本出願と同時またはそれに先立って出願された以下の米国特許出願に関連する。
1.「アーチ型走査テープ駆動装置」、発明者John M.Rothenberg、Joseph Lin、Robert H.Peirce、Richard MiloおよびMichael Andrews、第08/113,996号、1993年8月30日出願。
2.「アーチ型走査読み取り/書き込みアッセンブリ」、発明者Gary NelsonおよびStephen J.Crompton、第08/337,255号、1994年11月10日出願。
3.「経済的な広範囲速度制御システム」、発明者Martyn A.Lewis、第08/337,803号、1994年11月14日出願。
4.「正確なアーチ型走査ヘッド位置決めのためのシステムと方法」、発明者Martyn A.LewisおよびPaul Stavish、第08/337,903号、1994年11月10日出願。
上記出願はすべて本発明の譲受人に譲渡され、すべて引用によって特に本出願の記載に援用する。
発明の分野
本発明は、概して、モータ速度制御システムに関し、詳細には、ブラシなしDCモータを含む整流子モータの、所与のモータ供給電圧に関連する最高速度を最大にするためのシステムに関する。
発明の背景
ブラシなしDCモータと、一般にステップ・モータの動作速度を効果的に最大にすることは、これまでも必要とされてきたし、現在も必要とされている。ブラシなしDCモータは多相、通常三相の、モータ軸の回転位置を基準にして供給される巻線駆動信号の選択的適用によって整流されるモータである。ステップ・モータと同期電動機は、閉ループ・モードで駆動される時、ブラシなしDCモータと同様に機能する。ここでの目的のために、ブラシなしDCモータは、ステップ・モータと同期電動機を含むものとする。こうしたモータの構造と動作の基本的理解は、Acarnley、「ステップ・モータ、最新理論と実践の手引き」、Peter Peregrinus Ltd.、ロンドン、英国、(1982/1984)によって提供される。
ブラシなしDCモータは、モータ軸位置変換器によって生成される制御信号に基づく閉ループ制御の下で動作することが多い。ホール効果センサ、シャフトに設置された光学式エンコーダおよびその他の専用センサ/回路システムに基づくものを含む、さまざまなセンサ装置が知られている。
ブラシなしDCモータは、一般に一相が定電流で励起される時、トルクとシャフト位置の疑似正弦曲線的変化を示す。それに対応して、モータが外部原動機によって一定の速度で駆動され、すべての相が開路となる時、各相は、速度に比例した周波数と振幅の、疑似正弦曲線的逆起電力信号を生成する。前記位相信号は、相リードと、Y字状巻線モータの場合、中心タップ、またデルタ巻線モータの場合、同等の概念上の中心タップとの間の電圧を意味すると理解される。従って、望ましい速度を維持するために必要とされる供給電圧は、速度の増大にほぼ比例して増大する。逆起電力は、所与の軸回転速度を維持するためにブラシなしDCモータに印加されなければならない電圧に比例する。
ブラシなしDCモータを整流する際、モータ相巻線に供給される電力信号の整流波形は、モータの軸位置と同期していなければならない。多数の種々の一般的な整流波形が使われてきた。周期的な矩形波形が、所与の供給電圧で、モータの最大最高速度を生み出すために有利である。
しかし、矩形波形を使うことの欠点は、モータ巻線を加熱するが、トルクの発生には貢献しない正弦波電流が作られることである。さらに、多くの制御システムでは、相互コンダクタンスまたは高出力インピーダンス電力増幅器を利用することが望ましい。こうした駆動増幅器を使うことによって、モータの周波数特性は、温度やモータのインピーダンスによって比較的影響されない。しかし、矩形駆動電圧に起因する電流波形は、通常モータのコンダクタンスと逆起電力の複雑さによって、固有の形状を有する。その結果、矩形駆動波形は、高出力インピーダンス増幅器を使う場合、供給することが困難である。
一定の供給電圧でより高い最高速度を達成するもう1つの方法は、必要とされるモータ速度が増大するに連れて、駆動信号の位相を進ませることである。この方法は、AcarnleyおよびGibbons、「ステップ・モータの閉ループ制御、最適スイッチング角度の予測と実現」、電気技術者協会会報(ロンドン)、第129巻、B部、第4号、1982年およびDr.L.Antognini、「逆起電力感知によるステップ・モータの動的トルクの最適化」、増分動作制御システムおよびデバイス、第14回年次シンポジウム議事録、1985年、293ページ、以下参照、増分動作制御システム協会(イリノイ州シャンペーン、61825)刊に説明されている。この方法は、あらゆる形状の波形と共に使用できる。この方法は、一般に、モータ軸の回転位置の十分な解像度を生み出すためにエンコーダの使用を必要とする。
発明の概要
従って、本発明の一般的な目的は、所与の供給電圧で、モータの動作速度を効率よく最大にするためのシステムを提供することである。
本発明は、同じ負荷を駆動する、従来の速度制御システムと同じ最高速度を達成するために、より低い供給電圧を許容するか、または供給電圧を変えずにより高い速度を達成する。本発明は、モータ軸位置と無関係に、「不平衡な」正負供給電圧を決して必要としない方法を利用することによって、この結果を達成する。本発明は、精密な軸位置感知を提供するために、低コストの磁気抵抗エンコーダを使用する。本発明は、光学式エンコーダのような、他のタイプの軸位置感知器と共に使用できる。本方法は、以下共通モード電圧(CMV)と呼ばれる、通常モータ・リードに供給される正常な駆動電圧に追加される、追加電圧を使用する。CMVは、通常供給される駆動波形の基本成分の調波である基本成分を有する。CMVの振幅と位相は、追加的な電圧の「余裕」を提供し、それによって所与の供給電圧でより高い速度が達成できるようにするように選択される。
本発明の利点は、供給電圧を増大することなしに、ブラシなしDCモータまたは、閉ループ・ステップ・モータの最高速度を比較的増大させる能力である。
本発明のもう1つの利点は、より低い供給電圧で、所与の最高速度を維持する能力である。
本発明の次の利点は、正弦波形的または正弦波形的に近い好適な駆動特性を維持しながら、より高い速度を達成するモータの能力である。
また、本発明のもう1つの利点は、速い速度で、所与の供給電圧から、モータの加速トルクを拡大する能力である。さらに、所与の最高速度と負荷に対して、電源から取られる電力は、従来技術の方法より小さい。
また、本発明のもう1つの利点は、発明を実現する際に、高低両方の出力インピーダンスの駆動増幅器が使用できることである。
また、本発明のもう1つの利点は、発明を実現するために、非常に低い費用と低い部品の複雑さしか要求されないことである。
また、本発明のもう1つの利点は、本発明を使う結果として、新しい、または増大する既存のモータの非能率がないことである。
【図面の簡単な説明】
本発明のその他の利点、特徴および特性は、添付の図面と共に取り上げられる時、実施形態の以下の説明からより明瞭に理解されるが、その際同じ参符は同じ部分を示し、図面は以下である。
第1図は、各巻線が個別に定電流によって励起される時、各相巻線によって生み出されるトルクの位相関係を示す。
第2図は、負荷に一定のトルクを供給しながら、三相二極モータを一定の軸速度に維持するために必要な相電流を、モータ軸位置の関数として示す。
第3図は、負荷に一定のトルクを供給しながら、三相二極モータを一定の軸速度に維持するために必要なモータ相電流を、軸位置の関数として示す。
第4図は、負荷に一定のトルクを供給しながら、三相二極モータを一定の軸速度に維持するために必要な相駆動電圧を、軸位置の関数として示す。
第5図は、本発明に従って構成された装置の1つの好適実施形態のブロック図である。
第6図は、軸位置と無関係に、平衡正負供給の要求を達成するために必要な共通モード電圧を示す。
第7図は、より低い供給電圧で同じ速度を達成するための変更された駆動波形を示す。
第8図は、所与の供給電圧で軸速度を最大にするために、本発明に従って生成された駆動波形を示す。
第9図は、本発明に従って構成された装置の他の好適実施形態のブロック図である。
第10図は、本発明に従って構成された装置のまた他の好適実施形態のブロック図である。
実施形態の詳細な説明
本発明は、任意の数の相と極のブラシなしDCモータに適用可能であるが、本発明は三相二極モータに関して説明される。こうしたモータは、従来3または4のリードと共に利用可能であった。3リード・モータは「Y」または「デルタ」巻線のどちらかである。4リード・モータは常に「Y」巻線である。本発明は、どちらの組み合わせとも使用できるが、3リードY巻線モータについて説明される。本発明の好適実施形態で使用されるモータの例示説明は、本発明の譲受人に譲渡されている、1993年8月30日出願の番号第08/113,996号を有する、「アーチ型走査テープ駆動装置」と題された同時係属出願に見ることができる。上記の出願で説明されるモータは、情報がテープに書き込まれている時、実質上0.5734ipsで、また情報がテープから読み取られている時、実質上0.5734ipsでテープを伝搬する。しかし、走査モードでは、以下で説明する方法を使って実質上72ips以下の速度が達成可能である。
正弦波形は、正弦波電流が低減または最小にできるため、ブラシなしDCモータを駆動するのに好適である。正弦波形は、また、モータ軸角度の関数として、より一定のトルクを生み出す傾向がある。正弦波形は、第1図で、各相が同じ定電流で個別に励起される時、モータの各相によって生み出されるトルクの位相関係を示すために使われる。A、BおよびC相は、それぞれ線1,2および3によって示される。
ここで、第2図に示すように、モータ軸位置の正弦関数である相巻線電流によって駆動されるブラシなしDCモータを検討されたい。これらの電流波形は、それらの代数的加算がゼロでなければならないという制限に従っている。3つのモータの相をA相、B相およびC相によって表すと、3つの瞬時相巻線電流iA、iB、iCを求める式はそれぞれ以下である。
iA(I、θ)=Isin(θ−2π/3)
iB(I、θ)=I(θ) (1)
iC(I、θ)=Isin(θ+2π/3)
モータによって生み出される合計瞬時トルクは、第2図の瞬時相巻線電流によって、各相によって作られる瞬時トルクの合計として定義される。トルクを求める式は以下である。
Ti(I、θ)=iAKphsin(θ−2π/3)+iBKphsin(θ)
+iCKphsin(θ+2π/3) (2)
ここでiA、iBおよびiCは式1から得られる。
式1から瞬時電流を求める既知の関係を式2に代入すると、
Ti(I、θ、Kph)=IKphsin(θ−2π/3)2+IKphsin(θ)2
+IKphsin(θ+2π/3)2 (3)
これを単純化すると以下の式が得られる。
Ti(I、Kph)=(3/2)IKph (4)
従って、第2図に示される正弦電流波形によって生み出されるトルクは、軸角度とは無関係である。これは、均一の負荷は、負荷と、第2図の波形による波形によって決定されるピーク値を持つ電流を運ぶ3つのモータ巻線によって、均一の速度で駆動されることを意味する。
均一の速度を維持し、均一のトルクを生み出すために各モータ・リードで必要とされる電圧は、相逆起電力、相抵抗および相インダクタンスによって影響される。モータが電気的によく平衡が取れている場合、モータの動作中、使用されないセンタ・タップは大地電位にあるか、またはその付近にある。モータがデルタ巻線で、センタ・キャップを有しない場合、同様に大地電位にあるか、または、その付近にある同等のY巻線モータの「幻像」センタ・タップがある。
モータ軸角度とモータ速度の関係は以下である。
θ(Ω、t)=Ωt (5)
ここでモータの推定定角速度は、Ωラジアン/秒として表現され、時間はt秒として表現される。上記の場合の定速動作では、各モータ・リードに必要とされる瞬時電圧は以下である。
vA(iA、Ω、t、R、L、Kph)=iAR+iAjΩNPL
+KphΩsin(Ωt−2π/3)
vB(iB、Ω、t、R、L、Kph)=iBR+iBjΩNPL
+KphΩsin(Ωt) (6)
vC(iC、Ω、t、R、L、Kph)=iCR+iCjΩNPL
+KphΩsin(Ωt+2π/3)
ここでマイナス1(−1)の平方根はjであり、瞬時相電流はiA、iBおよびiCアンペアであり、時間はt秒であり、各相抵抗はRオームとして表現されるが、ここで各相抵抗は、モータ相リードとモータ・センタ・タップまたはその概念的等価物の間で定められ、各相インダクタンスは、Lヘンリーであるが、ここで各相インダクタンスは、モータ相リードとモータ・センタ・キャップまたはその概念的等価物の間で定められ、各相モータ定数は、Kphボルト/ラジアン/秒であるが、ここで各相モータ定数は、モータ相リードとモータ・センタ・キャップまたはその概念的等価物の間で定められ、瞬時相適用駆動電圧はVA、VBおよびVCボルトであり、モータの相の数は、Nによって表され、モータの極の数は、Pによって表される。上記の例では、Nは3に等しくPは2に等しい。
瞬時相電流と、モータ角度とモータ速度の間の関係について上記の式を使うと、瞬時相電圧は以下のように書かれる。
vA(I、Ω、t、R、L、Kph)=IRsin(Ωt−2π/3)
+INPLΩcos(Ωt−2π/3)+KphΩsin(Ωt−2π/3)
vB(I、Ω、t、R、L、Kph)=IRsin(Ωt)
+INPLΩcos(Ωt)+KphΩsin(Ωt)
vC(I、Ω、t、R、L、Kph)=IRsin(Ωt+2π/3)
+INPLΩcos(Ωt+2π/3)+KphΩsin(Ωt+2π/3) (7)
上記の式を使うと、第3図は、各相の電流を表示し、第4図は、一定の速度を維持するための各相への必要適用電圧を表示する。これらの図の各々では、相はそれぞれA、BおよびCで表される。
従来の正弦波形駆動システムでは、正負供給電圧は、第4図に示すような正負ピーク電圧を供給するように意図されなければならない。第4図に示される必要駆動電圧を検討すると、以下の事実が示される。
(1)約45°のモータ軸角度では、A相が負ピーク駆動電圧の約87%の駆動電圧を必要とする一方、B相は正ピーク電圧の約87%の駆動電圧を必要とする。C相はゼロ電圧を必要とする。この相角度では、駆動電圧と、ひいては供給電圧は、正負供給に関して「平衡が取れている」と言えるモータを必要とする。
(2)約15°のモータ軸角度では、B相およびCがピーク正駆動電圧の約50%を必要とする一方、A相はピーク負電圧の100%を必要とする。この相角度では、モータの要求する電圧と、ひいては要求する供給電圧は、正負供給に関して「不平衡」である。
(3)各回転の中で、平衡の取れた駆動状態を必要とする6つの軸角度位置がある。最初は約45°で、他の5つは最初の位置から順次60°毎に置かれている。
(4)各回転の中で、6つの最も不平衡な駆動状態がある。最初は約15°で、他の5つは最初の不平衡状態から順次60°毎に置かれている。それぞれ15°、135°および255°である1番目、3番目および5番目の軸角度では、不平衡状態は、第4図に示される正ピーク電圧に加えられる駆動増幅器の損失を克服するのに十分な正供給電圧を要求する。それぞれ75°、195°および315°である2番目、4番目および6番目の軸角度では、不平衡状態は、第4図に示されるピーク負駆動電圧に加えられる駆動増幅器の損失を克服するために十分な負供給電圧を要求する。この例の特定のモータと負荷について言うと、正負供給電圧は、駆動増幅器の損失として1ボルトの許容値が考慮される場合、約22ボルトを供給しなければならない。
本発明を実現する好適な電子回路構造が第5図に示される。第5図は、モータ相巻線A、BおよびCをそれぞれ38、41および45で駆動する、高出力インピーダンスで相互コンダクタンス形の利得1の駆動増幅器1および2と、低出力インピーダンスで位相反転形の利得1の駆動増幅器3を使った駆動装置を示す。駆動装置3はマイナス1の利得を有する。好適実施形態ではMRエンコーダである、ライン4および5に2つの出力信号を作り出す直角位相エンコーダ46は、キャプスタン・モータ39のモータ軸47に接続される。エンコーダ46は、モータ軸47の1回転毎に数百回反復する方形波信号をライン4に生成する。エンコーダ46は、また、1回転毎にライン4の方形波と同じ反復回数を有し、さらにライン4の方形波と約90°の位相関係を有する方形波をライン5に生成する。本発明の好適実施形態で使われる直角位相エンコーダ46の説明は、本発明と同じ譲受人に譲渡され、引用によって本明細書の記載に援用する、1993年8月30日出願の第08/119,996号、発明者John M.Rothenberg他による「アーチ型走査テープ駆動装置」と題された同時係属特許出願に説明されている。エンコーダ信号は、同時係属出願特許「経済的な広範囲速度制御システム」に説明されているように処理される。
ライン4および5に現れる方形波は、信号プロセッサ7で結合され、それによって、ライン4の方形波の各期間について特定の極性転移を有する計数信号をライン8に、また、そのレベル(ハイまたはロー)がモータ軸47の回転方向を示す、方向信号をライン9に生成する。ライン4の方形波がライン5にある方形波に先立つ時、モータ軸47は、モータ軸の見える端から見て、反時計回り方向に回転し、ライン9の方向信号はアクティブ・ハイになる。一方、方形波4がライン5にある方形波の後を追う時、モータ軸47は時計回り方向に回転し、ライン9の方向信号はローの値を有する。時計回りおよび反時計回り方向は、モータ軸47が見えるほうの端から見ることによって定義される。ライン8の計数信号とライン9の方向信号は、瞬時モータ軸角度を表す二進数を含む双方向計数器10に伝えられる。定義によって、軸位置ゼロが、B相41がすべての整流電流についてゼロ・トルクを有し、A相38が正整流電流(すなわち、A相38に向かう電流)に応答して反時計回り方向のトルクを発生する、モータ39の位置に対応させられる。この発明では、費用を低減するために、双方向計数器10に送られるインデックス信号はないが、駆動装置のための始動ルーチンは、譲受人に譲渡された、1994年11月14日出願の第08/337,803号、発明者Martyn A.Lewisによる、「経済的な広範囲速度制御システム」と題された同時係属出願に見ることができる。双方向計数器の出力は、ライン21を経由して(点線内に示される)マイクロコントローラ12に送られる。好適実施形態では、マイクロコントローラは、Intelによって製造される80C196マイクロコントローラである。普通サーボ・サンプリング・インターバルと呼ばれる計算サイクルの間、マイクロコントローラ12は、モータ39の相巻線を整流するために使われるライン27、35の2つの正弦波形制御信号と、ライン52の共通モード信号を発生するために、一連の計算を行う。
ライン21の双方向計数器の出力は、ライン14にモータ軸47の現在速度を得るために、速度推定器13の使用を通じてマイクロコントローラ12に送られる。ライン14の計算軸速度は、ライン17にモータ39の速度誤差eを得るために、減算器16で望ましい速度15から減算される。ライン17の速度誤差eは、補償器18に送られるが、その出力はライン19の制御根拠信号uである。62ips毎に22°の値を有し、軸速度に比例する第1オフセット信号20は、加算器22で、ライン21の双方向計数器出力に加算され、それによってライン23に双方向計数器10の出力の位相前進信号を発生する。説明されたすべての度数は整流度数であって、シャフトの度数でないことに留意されたい。N個の相とP個の極のモータでは、各軸度数について、NP個の整流度数がある。好適実施形態では、シャフトの度数毎に6の整流度数がある。ライン23の位相前進信号は、ライン23上のルック・アップ・テーブル(LUT)24に送られるアドレスの正弦関数であるデジタル言語を含むLUT24をアドレスするために使われる。ライン25のLUT24の出力は、掛算器26でライン19の制御根拠信号uによって掛算され、ライン27に修正根拠信号uaを発生する。ライン27の修正根拠信号uaは第1デジタル・アナログ変換器(DAC)28に送られるが、その出力は、ライン37の第1制御信号である。ライン37の制御信号は、相互コンダクタンス型駆動増幅器1に送られ、モータ39のA相38を整流するために、軸位置47に正弦波形的に関連する所定の電流を供給する。62ips毎に120°プラス22°の値を有し、軸速度に比例する第2オフセット信号29が、加算器31を経由してライン21の双方向計数器出力に加算され、それによってライン32に双方向計数器10の出力の位相前進信号を発生する。ライン32の位相前進信号は、LUT24をアドレスするために使われるが、ライン33のその出力は、ライン35に修正根拠信号ubを得るために、掛算器34を経由して、ライン19の制御根拠信号uによって掛算される。ライン35の修正根拠信号ubは、第2DAC36に送られるが、その出力は、ライン40の第2制御信号である。ライン40の第2制御信号は、モータ39のB相の軸位置47に正弦波形的に関連する所定の電流を供給する相互コンダクタンス型駆動増幅装置2に送られる。
ライン57にCMV信号を発生するために、62ips毎に180°プラス22°の1/3の値を有する第3オフセット信号が、加算器50で、ライン21の双方向計数器出力に加算される。ライン54の、加算器50の出力信号は、LUT48をアドレスするために使われる。LUT48の内容は、ライン57に、第6図に示すCMV信号に対応するCMV信号を最終的に発生するようなものである。CMV信号の振幅は速度に比例し、経験的に、60ips毎にピーク間5ボルトに定められる。速度の、これ以上の改善は、動作速度に従って第3オフセットの最適値を経験的に究明することによって達成される。
ライン55のLUT48の出力は、ライン52のCMV信号のデジタル表示を得るために、掛算器56で、ライン19の制御根拠信号uによって掛算される。ライン52のCMV信号のデジタル表示は、DAC49を通過するが、その出力は、第6図で示されるように、ライン57のCMV信号である。掛算器56は、ライン57のCMVが他の駆動電圧に比例することを確保する。ライン57のCMV信号は、アナログ加算器43でそれぞれ駆動増幅器1および2の出力と結合されるが、ライン44のアナログ加算器の出力は、モータ39のC相45を整流するために、位相反転駆動増幅器3に送られる。駆動増幅器3は反転形であるので、ライン57のCMVの波形は、アナログ加算器43で駆動増幅器の電圧から減算される。こうして、ライン57のCMV信号は、共通付加電圧信号として、C相45とモータ39に導入される。相互コンダクタンス駆動増幅器1および2を使う結果として、ライン57のCMV信号は自動的に、それぞれモータ・リード38および41に現れる。3つの駆動増幅器がすべて相互コンダクタンス形であることは、3つの増幅器の利得がごくわずかに完全に整合した状態から逸脱しても、1つかそれ以上の増幅器の飽和を生じるため可能ではない。幸運にも、モータ39の高インピーダンス駆動の利点は、すべて、相互コンダクタンス増幅器として形成される3つの駆動増幅器のうちの2つのみによって得られる。駆動増幅器1および2が、高出力インピーダンスを有する相互コンダクタンス増幅器であることと、A相38とB相41の合計を減算することによる駆動増幅器3への相互作用のために、C相のモータ・リード45に送られるCMV信号の振幅は、アナログ加算器43に導入されるライン57のCMV信号の振幅の約1/3である。
第6図は、上記第3図および第4図を展開するために使われた特定のモータの例のために必要とされる理想的なCMV波形を示す。CMV波形の三角形状の性質と、その基本的成分が従来の駆動電圧の3倍である事実が明らかである。第6図にはまた、参照のために、モータ39の3つの相のための従来の駆動電圧が示されている。CMV57の正確な振幅と位相は特定のモータの関数であろうが、三相モータの場合、それは駆動電流の3倍の周波数の基本的成分を有する波形である。第6図はまた、モータが正負供給に関して不平衡である時、CMV波形がそのピーク値を有することを示す。他方、モータが正負供給に関して平衡である時、CMV波形はゼロの値を有する。
第7図は、ライン57のCMV波形を従来の駆動電圧の各々に加算することによって変更された3つの駆動波形のグラフを示す。駆動電圧の平衡的性質は、第4図に示される従来の方法によって必要とされる電圧と比較することによって明らかになる正負ピーク電圧が低減されていることと同様明らかである。第7図の修正駆動電圧は、高度に非正弦曲線的であるが、たとえモータ・リード38、41または45の各々に適用される(接地を基準とする)電圧が高度に非正弦曲線的であっても、モータの相巻線に適用される電圧は正弦曲線的であるので、相電流は正弦曲線的なままである。CMVが各相電圧に等しく加算されるため、各相38、41および45によって得られる電流は、全体としてライン57のCMVの波形には影響されず、従って、各相巻線にかかる電圧に変化はない。他方、必要とされる駆動電流は変化がないが、所与の速度に対する供給電圧は低減されるため、システムを駆動するために必要な電力は低減される。各相巻線38、41および45にかかる電圧は、ライン57のCMV波形によって影響されず、相駆動電圧が非正弦曲線的であるのとは対照的に、正弦曲線的なままであることに留意されたい。
本発明の利点の大部分、あるいはすべては正確な共通モード電圧波形の近似値と共に得られる。別の単純だが有効なアルゴリズムは、正弦曲線的で、経験的に選択された振幅と位相の共通モータ電圧を使用する。正弦波のピーク振幅と位相は、理想的な共通モード電圧のピーク振幅と位相にほぼ等しい。
第8図は、正負ピーク電圧を、23%低い速度を生み出すのに従来の方法が必要としたのと実質上同じレベルに維持する一方で、この例では、従来の方法と比較して約30%速度を増大させるために本発明の方法を使った結果を示す。
本発明の他の実施形態が第9図に示される。マイクロコントローラ12までの構成部分は第5図に関して議論したのと同じものである。相違点が以下論じられる。
ライン21の双方向計数器出力がマイクロコントローラ12に送られる。サーボ・サンプリング・インターバルの間、マイクロコントローラ12は、ライン37、40の2つの正弦波形制御信号と、ライン57の共通コード信号を発生するために多数の計算を行う。ライン37および40の正弦波形制御信号は、加算ノード51でライン57のCMV信号に加算され、それによってライン60および61に、それぞれ2つの出力を発生する。加算ノード51の出力の1つは、ライン60の第1修正制御信号で、駆動増幅器1に送られるが、その出力はモータ39のA相モータ・リード38を整流する。加算ノード51の第2出力である、ライン61の第2修正制御信号も、駆動増幅器2に送られるが、その出力はモータ39のB相モータ・リード41を整流する。同様に、ライン37および40の制御信号は、加算器42を通じてライン57のCMV信号に加算されるが、加算器42の出力は、ライン43の修正制御信号であって駆動増幅器3に送られ、その出力はモータ39のC相モータ・リード45を整流する。
ライン21の双方向計数器出力は、ライン47にモータ軸の現在速度を得るために、速度推定器13を通じてマイクロコントローラ12に送られる。ライン14の計算軸速度は、ライン17にモータ39の速度誤差eを得るために、減算器16で、ライン15の望ましい速度から減算される。ライン17の速度誤差eは、補償器18に送られるが、その出力はライン19の制御根拠信号uである。62ips毎に22°の値を有し、速度に比例する第1オフセット20が、加算器22を通じてライン21の双方向計数器出力に加算され、ライン23に双方向計数器出力の位相前進信号を発生する。ライン23の位相前進信号は、ライン23のLUT24に送られるアドレスの正弦関数である、デジタル言語を含むLUT24をアドレスするために使われる。ライン25のLUT24の出力は、ライン27に修正根拠信号uaを得るために、掛算器26で、ライン19の制御根拠信号uによって掛算される。ライン27の修正根拠信号uaは、DAC28を通過するが、その出力はライン37の第1制御信号である。ライン37の制御信号は、加算ノード51でライン57のCMVに加算され、それによってライン60に修正制御信号を発生するが、それは駆動増幅器1に伝えられ、モータ39のA相38を整流するために使われる。62ips毎に120℃プラス22°の値を有し、速度に比例する第2オフセット29は、加算器31でライン21の双方向計数器出力に加算され、それによってライン32に双方向計数器の位相前進信号を発生する。ライン32の位相前進信号は、LUT24をアドレスするために使われるが、その出力33は、ライン35に修正根拠信号ubを得るために、掛算器34で、ライン19の制御根拠信号uによって掛算される。ライン35の修正根拠信号ubは、第2DAC36へ送られるが、その出力はライン40の第2制御信号である。制御信号40は、加算ノード51で、ライン57のCMV信号に加算され、ライン61に第2修正制御信号を発生し、それが駆動増幅器2を経由してモータ39のB相41を整流する。ライン57のCMV信号は、加算器42でライン37の第1制御信号およびライン40の第2制御信号に加算される。加算器42の出力は、駆動増幅器3に送られ、その出力はモータ39のC相45の巻線を整流する。
ライン57にCMV波形を発生する構成部分が第9図に示される。62ips毎に180°プラス22°の1/3の値を有し、速度に比例する第3オフセット53は、加算器50でライン21の双方向計数器出力に加算される。ライン54の加算器50の出力は、LUT48のアドレスとして使われる。LUT48の内容は、ライン54の信号によって駆動される時、第6図に示すライン57のCMV信号を発生するようなものである。ライン55のLUT48の出力は、DAC49を通過するが、その出力は加算器42と、ライン57の加算ノード51に送られる。駆動増幅器3は反転形であるので、ライン57のCMV信号は、加算器42の入力から減算されるが、加算ノード51の入力に加算される。こうして、ライン57のCMV信号は、3つの相すべての共通付加電流として導入される。掛算器56は、ライン57のCMV信号が駆動電圧に比例することを確保する。ある特定の軸位置に対するライン57の正確なCMV波形を決定するために適した一般的アルゴリズムは以下である。CMVの振幅は、相駆動電圧の1/2に等しいが、その絶対値は、CMVがない時、以下の最小値である。
CMV=1/2|Vp|
ここでCMV信号の振幅は速度に比例し、経験的に60ips毎にピーク間5ボルトに決定される。
本発明のもう1つの他の実施形態が第10図に示される。この実施形態は、アナログ加算器43が取り外され、駆動増幅器3が非反転形である他は、上記の第5図を参照して説明されたものと同様である。第10図に例示される実施形態は、第6図の3つの波形のいずれか1つとCMV波形によって例示される制御電圧波形と共通モード電圧波形の両方をLUT24に保存させることによって動作する。
62ips毎に22°の値を有し、速度に比例する第1オフセット信号20は、加算器22でライン21の双方向計数器出力に加算され、それによってライン23に位相前進信号を発生する。ライン23は、LUT24をアドレスするために使われる。LUT24は、ライン23を通じてその入力に送られるアドレスの正弦曲線的表現であるデジタル言語を含む。ライン25のLUT24の出力は、掛算器26でライン19の制御根拠信号uによって掛算され、ライン27の修正根拠信号uaを得る。ライン27の修正根拠信号uaは、第1DAC28を通過するが、その出力である、ライン37の第1制御信号は、駆動増幅器1に送られる。駆動増幅器1の出力は、モータ39のA相のリード38を整流する。62ips毎に120°プラス22°の値を有し、速度に比例する第2オフセット信号29は、加算器31でライン21の双方向計数器出力に加算され、ライン32の位相前進信号を得る。ライン32の位相前進信号はLUT24をアドレスするために使われるが、ライン33のその出力は、掛算器34でライン19の制御根拠信号uによって掛算され、ライン35の修正根拠信号ubを得る。ライン35の修正根拠信号ubは第2DAC36を通過するが、その出力である、ライン40の第2制御信号は、駆動増幅器2に送られる。駆動増幅器2の出力は、モータ39のB相のリード41を整流する。
62ips毎に180°プラス22°の1/3の値を有し、速度に比例する第3オフセット信号53は、加算器50でライン21の双方向計数器出力に加算される。加算器50の出力は、LUT24をアドレスするために使われるが、その出力は、掛算器56でライン19の制御根拠信号uによって掛算され、ライン52のCMV波形を得るが、その振幅は、ライン37の第1制御信号と、ライン40の第2制御信号の振幅に比例する。ライン52のCMV波形は、その後第3DAC49を通過するが、その出力は駆動増幅器3に送られ、その出力がモータ39のC相のリード45を整流する。3つのオフセット20、29および53を導入することによって、3つの相駆動波形は、1つのルック・アップ・テーブル24から発生される。
ライン57のCMV波形は第6図に示したものとまったく同じである必要はなく、何らかの妥当な近似値、例えば正弦波ならば、正確な波形の利点の大部分またはすべてを生み出す。正弦波CMVの場合、第5図に示されるLUT48は、すでにその内容がアドレスの正弦的表示であるLUT24が存在するために、免除される。LUT24を適切にアドレスし多重化することによって、正確な振幅(掛算器56を使う)と相(ルック・アップ・テーブル・アドレスへの適当なオフセットを使う)の正弦波CMV信号を供給できるようにする。共通モード電圧の大きさは、通常ピーク駆動電圧の約25%である。従って、第5図および第9図の追加デジタル・アナログ変換器28、36および56のビット数は、駆動増幅器1および2を必要とする2つのデジタル・アナログ変換器28および36のビット数のわずか1/4だけを必要とする。反対に、第10図の実施形態では、すべての3つのデジタル・アナログ変換器28、36および49がすべてのビット数を有しなければならない。
好適実施形態は、従来のアプローチで、速度制御システムに関連して説明されたが、双方向速度制御システムと位置決め制御システムは、本発明の使用によって利益を受ける制御システムの例である。好適実施形態は等しい正負電圧を有する二重電源を使って説明されたが、本発明は二重電源システムの接地が単一電源電圧の片方によって置き換えられる単一電源システムにも同様に適用可能である。さらに、上記で説明された速度制御システムは、軸1回転毎のインデックス信号を使うシステムとも動作する。二重電源システムでは、接地電流が必要ないので、単一電源システムの半分の電圧は、純粋に概念的である。
本発明の好適実施形態が例示され説明されたが、さまざまな修正は当業技術分野に熟練した者には明らかであり、従って、本発明の範囲は添付の請求項とその同等物によってのみ定義される。
Claims (14)
- テープ駆動装置用のモータ装置であって、
固定子と回転子を有するブラシレス・モータと、
前記モータに接続され、回転子の位置に基づき基準信号を発生する電子手段であって、電子手段は、さらに、基準信号に応答し制御信号と回転子の位置に従って変化する共通モード信号を発生する回路を含む電子手段と、
電子手段に接続され、制御信号と共通モード信号を加算して修正制御信号を発生する加算手段であって、修正制御信号は、前記モータを整流し前記モータの正負供給電圧要求を平衡するように動作する加算手段と、
を含む前記モータ装置。 - 請求項1記載のモータ装置であって、前記電子手段は、さらに、
前記モータの位置に基づく基準信号を発生する処理回路を含む前記モータ装置。 - 請求項1記載のモータ装置であって、前記電子手段は、マイクロ・コントローラを含む前記モータ装置。
- テープ駆動装置用のモータ装置であって、
モータと、
モータに接続され基準信号を発生する処理回路と、
処理回路に接続され、基準信号に応答して制御信号を供給するマイクロ・コントローラであって、マイクロ・コントローラは、さらに、基準信号に応答して共通モード信号を供給するマイクロ・コントローラと、
制御信号と共通モード信号に接続され、修正制御信号を発生する加算回路であって、修正制御信号は、モータに電気的に相互接続されモータを整流し任意のモータ速度の供給電圧要求を減少する加算回路と、
を含む前記モータ装置。 - 請求項4記載のモータ装置であって、前記マイクロ・コントローラは、さらに、
処理回路に接続され、基準信号をオフセット値に加算しアドレスを発生する加算器と、
加算器に接続され、アドレスに応答して共通モード信号を供給するルック・アップ・テーブルと、
を含む前記モータ装置。 - 請求項5記載のモータ装置であって、前記ルック・アップ・テーブルは、アドレスに応答する複数の値を含み、共通モード信号を供給する前記モータ装置。
- 請求項6記載のモータ装置であって、前記共通モード信号は、正弦波形を有する前記モータ装置。
- 請求項5記載のモータ装置であって、前記共通モード信号は、三角波形を有する前記モータ装置。
- モータの効率を増加する方法であって、
(a)モータから速度と位置の情報を得る段階と、
(b)速度と位置の情報から基準信号を発生する段階と、
(c)基準信号に基づいて制御信号を発生する段階と、
(d)基準信号に基づいて共通モード信号を生成する段階であって、
(1)基準信号に所定の値を付加し第3の信号を発生する段階と、
(2)第3の信号で複数の値を含むルック・アップ・テーブルをアドレスする段階と、
(3)ルック・アップ・テーブルの出力を乗算し共通モード信号を生成する段階と含み、
(e)制御信号と共通モード信号を加算して修正制御信号を生成する段階と、
(f)修正制御信号でモータを整流する段階と、
を含む前記方法。 - モータの効率を増加する方法であって、
(a)モータの各相から電圧振幅を得る段階と、
(b)最小電圧振幅によって制御信号を決定する段階と、
(c)最小制御電圧振幅の絶対値の1/2に等しい共通モード電圧を発生する段階と、
(d)共通モード電圧をモータの各相からの電圧と加算し修正制御電圧を生成段階と、
(e)モータを修正制御電圧で整流する段階と、
を含む前記方法。 - テープ駆動装置用のモータ装置であって、
モータと、
モータに接続され基準信号を発生する処理回路と、
処理回路に接続されたマイクロ・コントローラであって、マイクロ・コントローラは、基準信号に応答して第1の制御信号と第2の制御信号を生成するよう動作し、マイクロ・コントローラは、処理回路に接続され基準信号をオフセット値に加算しアドレスを生成する加算器と、加算器に接続されアドレスに応答して共通モード信号を供給するルック・アップ・テーブルと、ルック・アップ・テーブルに接続され共通モード信号の振幅が第1の制御信号と第2の制御信号の振幅に比例することを確保する乗算器とを含むマイクロ・コントローラと、
第1の制御信号、第2の制御信号および共通モード信号に接続され修正制御信号を生成する加算回路であって、修正制御信号は、電気的にモータに相互接続されモータを整流する加算回路と、
を含む前記モータ装置。 - 多相モータの効率を増加する方法であって、
多相モータの対応する複数の巻線に印加される複数の駆動電圧を発生する段階と、
共通モード駆動電圧を発生する段階と、
共通モード駆動電圧により一またはそれ以上の複数の駆動電圧を修正し共通モード駆動電圧を印加することなく得られる速度を超えるモータの速度を増加する段階と、
を含む前記方法。 - 請求項12記載の方法であって、前記共通モード駆動電圧は、駆動電圧の基礎周波数の高調波である周波数を有する前記方法。
- 請求項12記載の方法であって、速度の増加は、モータに給電するために使用されるモータ供給電圧の増加を必要とすることなく実行される前記方法。
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