JP3893828B2 - インピーダンス調整回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、主としてコプレナー線路のインピーダンスを調整する回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図5、図6は従来のコプレナー線路のインピーダンス調整回路を示す構成図である。図5において1は誘電体、2はストリップ導体パターン、3は空隙、4は地導体パターン、5は第1の調整部であり、誘電体1上にストリップ導体パターン2と、ストリップ導体パターン2と同一平面上に、ストリップ導体パターン2の左右に平行な空隙3を介して設けられた地導体パターン4とから構成されるコプレナー線路において、ストリップ導体パターン2上に他の部分よりもストリップ導体パターン2の幅を狭くした第1の調整部5を設けるように構成されている。
【0003】
次に動作について説明する。このような構造のインピーダンス調整回路においては、第1の調整部5の特性インピーダンスは、ストリップ導体パターン2の他の部分より高くなるため、等価的に直列誘導性の素子を挿入した効果があり、第1の調整部5の幅と長さを変化させることにより、インピーダンス調整を行なうことができ、ストリップ導体パターン2に加えられた高周波信号は、反射することなく効率よくストリップ導体パターン2にそって伝搬する。
【0004】
また、図6において、1から4は図5と同一のものであり、6は第2の調整部である。誘電体1上にストリップ導体パターン2と、ストリップ導体パターン2と同一平面上に、ストリップ導体パターン2の左右に平行な空隙3を介して設けられた地導体パターン4とから構成されるコプレナー線路において、ストリップ導体パターン2上に他の部分よりもストリップ導体パターン幅を太くした第2の調整部6を設けるように構成されている。
【0005】
次に動作について説明する。このような構造のインピーダンス調整回路においては、第2の調整部6の特性インピーダンスは、ストリップ導体パターン2の他の部分より低くなるため、等価的に並列容量性の素子を挿入した効果があり、第2の調整部6の幅と長さを変化させることにより、インピーダンス調整を行なうことができ、ストリップ導体パターン2に加えられた高周波信号は、反射することなく効率よくストリップ導体パターン2にそって伝搬する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来のインピーダンス調整回路は以上のように構成されていることにより、図5および図6による第1の調整部5および第2の調整部6はストリップ導体2にあらかじめエッチング等により形成しておくことになり、設計上予測されるインピーダンス調整にのみ適用可能で外部にデバイス等を接続することによって生じる不整合の調整はできない。外部デバイス接続等による不整合のインピーダンス調整のためには、ストリップ導体パターン幅を細くする作業もしくは、ストリップ導体パターン幅を太くする作業を行なわなければならず、加工上難しい問題があった。
【0007】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、インピーダンス調整の際、ストリップ導体パターンを加工することなく、調整作業を容易にしたコプレナー線路のインピーダンス調整回路を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
第1の発明によるインピーダンス調整回路は、コプレナー線路において、地導体パターンに切り欠きを形成し、切り欠き上を複数のリボン状導体にて接続し、任意のリボン状導体を切断することによりインピーダンスを調整する構成にしたものである。
【0009】
また、第2の発明によるインピーダンス調整回路は、コプレナー線路において、地導体パターン内に空隙に囲まれた島状の導体パターンを複数設け、ストリップ導体パターンを任意の島状の導体パターンに接続することによりインピーダンスを調整するように構成にしたものである。
【0010】
また、第3の発明によるインピーダンス調整回路は、コプレナー線路において、ストリップ導体パターンを上部に誘電体を配置するように構成にしたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
この発明の実施の形態1におけるインピーダンス調整回路の構成は、図1に示される構成をしており、図において1から4は従来例と同一のものであり、7は切り欠き、8a,8bおよび8cは金リボンであり、従来の技術と同様に誘電体1上にストリップ導体パターン2と、ストリップ導体パターン2と同一平面上に、ストリップ導体パターン2の左右に平行な空隙3を介して設けられた地導体パターン4とから構成されるコプレナー線路において、地導体パターン4の一部に切り欠き7を設け、切り欠き7上を金リボン8a,8bおよび8cで接続するように構成されている。
【0012】
また、図2は、この発明の実施の形態1を上から見た図であり、図において金リボン8aは、端部が地導体4と同一線上になるように接続されており、金リボン8b、金リボン8cは順に地導体4の端部から奥へ入り込んだ位置で接続されている。
【0013】
次に動作について説明する。ストリップ導体パターン2に加えられた高周波信号はストリップ導体パターン2にそって伝搬し、インピーダンス調整を必要としない場合、地導体4を流れるグランド電流は、切り欠き7において、金リボン8aを介して流れるため、等価的に地導体4が連続に存在するように動作する。一方、何らかの要因で不整合が発生し、インピーダンス調整が必要な場合、調整量に応じて金リボン8a、金リボン8b、金リボン8cと順次金リボンを切断することにより、地導体4を流れるグランド電流とストリップ導体を流れる高周波信号に位相差が発生し、ストリップ導体パターン2の切り欠き7の箇所においてストリップ導体パターン2の特性インピーダンスが、他の部分に対して変化させることが可能となり、インピーダンス調整をすることができる。
【0014】
実施の形態2.
この発明の実施の形態2におけるインピーダンス調整回路の構成は図3に示される構成をしており、図において1から4は従来例と同一のものであり、9は空隙、10は島状の導体パターン、11は金リボンである。従来の技術と同様に誘電体1上にストリップ導体パターン2と、ストリップ導体パターン2と同一平面上に、ストリップ導体パターン2の左右に平行な空隙3を介して設けられた地導体パターン4とから構成されるコプレナー線路において、地導体パターン4の中に空隙9に囲まれた島状の導体パターン10を配置した構成であり、インピーダンス調整が必要な場合、ストリップ導体パターン2と島状の導体パターン10の間を金リボン11で接続するように構成されている。
【0015】
次に動作について説明する。インピーダンス調整を必要としない場合、ストリップ導体パターン2に加えられた高周波信号はストリップ導体パターン2にそって伝搬し、インピーダンス調整を必要とする場合、ストリップ導体パターン2と島状の導体パターン10の間を金リボン11によって接続することにより、等価的に並列容量性の素子を挿入した効果があり、反射特性を改善できる。また、金リボン11を接続する島状の導体パターン10の位置を適当に選ぶことにより金リボン11の長さ、位置を調整することができ、任意の並列容量性の素子をすきな場所に挿入することができる。
【0016】
実施の形態3.
この発明の実施の形態3におけるインピーダンス調整回路の構成は、図4に示される構成をしており、図において1から4は従来例と同一のものであり、12は誘電体である。従来の技術と同様に、誘電体1上に設けられたストリップ導体パターン2と、空隙3と、地導体パターン4とから構成されるコプレナー線路において、インピーダンス調整が必要な場合、ストリップ導体パターン2の上部に誘電体12を配置するように構成されている。
【0017】
次に動作について説明する。インピーダンス調整を必要としない場合、ストリップ導体パターン2に加えられた高周波信号はストリップ導体パターン2にそって伝搬し、インピーダンス調整を必要とする場合、ストリップ導体パターン2の上部に誘電体12を配置することにより、等価的に並列容量性の素子を挿入した効果が得られ、反射特性を改善できる。さらに、誘電体12の位置と、大きさと、誘電率を調整することにより任意の並列容量性の素子をすきな場所に挿入することができる。
【0018】
【発明の効果】
第1の発明は、あらかじめ地導体パターンに設けた切り欠きの上部にリボン状導体を接続しておくことにより、インピーダンス調整時に、リボン状導体を切断することによって、ストリップ導体パターンの線路幅を変えることなく、インピーダンスを調整することを容易にできるという効果を奏する。
【0019】
第2の発明は、インピーダンス調整時に地導体パターンに設けた、島状の導体パターンとストリップ導体パターンをリボン状導体によって接続することにより、ストリップ導体パターンの線路幅を変えることなく、インピーダンスを調整することができるという効果を奏する。
【0020】
第3の発明は、インピーダンス調整時にストリップ導体パターンの上部に誘電体を配置することによりストリップ導体パターンの線路幅を変えることなく、さらにリボン状導体の接続作業なしにインピーダンスを調整することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るインピーダンス調整回路の構成を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るインピーダンス調整回路の構成を上から見た図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係るインピーダンス調整回路の構成を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態3に係るインピーダンス調整回路の構成を示す図である。
【図5】 従来のインピーダンス調整回路の構成例を示す図である。
【図6】 従来のインピーダンス調整回路の構成例を示す図である。
【符号の説明】
1 誘電体、2 ストリップ導体パターン、3 空隙、4 地導体パターン、5 第1の調整部、6 第2の調整部、7 空隙、8 金リボン、9 空隙、10 島状の導体パターン、11 金リボン、12 誘電体。
Claims (1)
- 誘電体上に設けられたストリップ導体パターンと、上記ストリップ導体パターンと同一面上に、上記ストリップ導体パターンの左右にストリップ導体パターンと平行な空隙を介して設けられた地導体パターンとを有するコプレナー線路において、上記地導体パターンに切り欠きを形成し、上記切り欠き上を複数のリボン状導体にて接続し、上記複数のリボン状導体の内、任意のリボン状導体を切断するようにしたことを特徴とするインピーダンス調整回路。
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