JP3893573B2 - スワールコントロールバルブ - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、エンジンの燃焼室内にスワールを生成させて流動強化し、燃焼速度を速めるためのスワールコントロールバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスワールコントロールバルブを図8及び図9を参照して説明すると、スワールコントロールバルブは図示しないインテークマニホルド内に配置されるもので、空気量に応じて回転制御されるバルブシャフトAと、該バルブシャフトAに固定された略円形のバルブ本体Bとから構成されている。バルブ本体Bはその略4分円に相当する部分が切欠Cとなっている。
このようなスワールコントロールバルブでは、バルブ本体Bは、低空気量時には図8に示した閉位置に回動され、中・高空気量時には通気抵抗となるため図9に示した開位置に回動されるものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のスワールコントロールバルブは上記のように単純に開閉制御されるものであり、低空気量時にはインテークマニホルドを流れる空気は切欠Cを通ることで方向性が与えられ、流動強化の機能を果たすことができるが、中空気量時には空気流動の方向性を与えることができず、切欠Cによるスワールコントロールを行うことができない問題点を有していた。
このため、例えば中空気量時にはバルブ本体Bを中間開度とすることが考えられるが、この場合には開口面積は制御できても、切欠Cにより空気流動の方向性を付与するには至らず、要求に合わせることができない。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の請求項1のスワールコントロールバルブはバルブシャフトと、該バルブシャフトに取り付けられ、スワール生成のための切欠を備えたバルブ本体とを備えたスワールコントロールバルブであって、前記バルブ本体は、前記バルブシャフトに固定された略半円形の主バルブ部分と、該主バルブ部分の略中心に対し円周方向 に回動可能に連結された副バルブ部分とを有し、該主バルブ部分と該副バルブ部分とにより前記切欠を形成しており、該副バルブ部分が該主バルブ部分に対して回動することで該切欠の面積を可変とすることを特徴とする。
上記構成により、例えば低空気量時にはバルブ本体の副バルブ部分により切欠の面積を絞り、中空気量時には副バルブ部分による絞り量を小さくすることで、低・中空気量域の両領域において最適なスワールを発生させることができる。また、高空気量域ではバルブ本体を開位置として通気抵抗をなくせば良く、このため全運転領域において最適な流動状態を得ることができる。
また、請求項2の発明は請求項1において、前記バルブシャフトには、該バルブシャフトに対して軸方向にスライド可能な内側シャフトが挿通されており、前記副バルブ部分は、該内側シャフトに連結されて、該内側シャフトが軸方向に変位することにより前記主バルブ部分に対して回動可能に形成されてなることを特徴とする。
このような構成によれば、副バルブ部分を回動させるための内側シャフトがバルブシャフトに対し軸方向にスライド可能に挿通されているため、内側シャフトのために特に支持部を設ける必要がなくなり、構造の大型化、複雑化を伴うことなく、またバルブシャフトの回動制御すなわち開閉制御に支障をきたすことなくインテークマニホルドに組み込むことができる。
また、請求項3の発明は請求項2において、前記内側シャフトには、空気量に応じて前記内側シャフトを軸方向に動かすためのアクチュエータが連結されていることを特徴とする。
このような構成によれば、内側シャフトの端部にアクチュエータを設けたので、切欠の開度制御(絞り制御)を空気量に応じて自動的に制御できる。
また、請求項4の発明は請求項1ないし請求項3いずれかにおいて、前記副バルブ部分は、略4分円形状に形成されてなることを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】
次に本発明の一実施形態によるスワールコントロールバルブを図面を参照して説明する。
図1〜図4に示したスワールコントロールバルブは中空のバルブシャフト1と、該バルブシャフト1に取り付けられたバルブ本体2とを有している。バルブ本体2はバルブシャフト1に対しピン3,4を介して固定された半円形の主バルブ部分5と、該主バルブ部分5の中心にピン6を介して回動可能に連結された略4分円形状の副バルブ部分7とからなっている。主バルブ部分5の切除された半円部分はスワールを形成するための切欠8を形成しており、この切欠8の面積が副バルブ部分7により可変となっている。
【0006】
副バルブ部分7には、その回動方向一方の側部に沿ってほぼ半径方向に形成された長穴状のガイド穴9が設けられており、図2に示すように、このガイド穴9はその外端部が図中反時計方向に若干曲がった形状を有している。
また、上記バルブシャフト1内には内側シャフト10が軸方向にスライド可能に挿通されており、この内側シャフト10にはピン11が固定されている。このピン11はバルブシャフト1において上記バルブ本体2を設けた側に形成された長穴12を介してバルブシャフト1から外側に突出しており、このピン11が上記副バルブ部分7のガイド穴9に摺動可能に係合している。
【0007】
上記スワールコントロールバルブでは、内側シャフト10がその後方のストローク端では、図2に示すように内側シャフト10のピン11が副バルブ部分7のガイド穴9にその半径方向外端部において係合する。この状態では、切欠8のほぼ半分が副バルブ部分7により塞がれて、略4分円に相当する部分が開口しており、この状態が後述するエンジンの低空気量時に対応している。なお、このように切欠8が略4分円に相当する部分で開口している状態を以下絞り状態という。
内側シャフト10が後方のストローク端から前方へスライドするに伴って、副バルブ部分7はピン11とガイド穴9によるガイド作用で図中時計方向に回動し、このため、切欠8の開口面積が増大する。
内側シャフト10が図2の状態から距離X移動して前方のストローク端に達すると、図3に示すようにピン11がガイド穴9のほぼ半径方向内端部に位置し、切欠8は副バルブ部分7により殆ど覆われていない状態、すなわちほぼ半円に相当する部分が開口した状態となり、この状態が後述する中空気量時に対応している。なお、このように切欠8のほぼ全体が開口した状態を以下絞り拡張状態という。
【0008】
また、内側シャフト10の上記したストローク動を空気量に応じて自動的に行わせるため、内側シャフト10の後端部にはアクチュエータが取り付けられる。このようなアクチュエータの例が図5〜図7に示されている。図5は管路12から導入された負圧(吸気負圧)により作動するダイヤフラム式のアクチュエータ13の例を、図6は空気量に応じた電気信号によりON/OFF作動される電磁コイル14を備えたソレノイド駆動式のアクチュエータ15の例を、図7はエンジンの油圧により駆動される油圧シリンダ16を備えたシリンダ駆動式のアクチュエータ17の例を示している。なお、これらの図において、18はインテークマニホルドを、19は吸気通路を、20はバルブシャフト1をインテークマニホルド18に対して回転可能に支持する軸受を示すものである。
【0009】
さらに、図5〜図7にはこのような副バルブ部分7の回動による切欠8の面積制御を行うためのアクチュエータ13,15,17とは別個に設けられたアクチュエータ21が図示されている。このアクチュエータ21はインテークマニホルド18にブラケット22を介して取り付けられており、内側シャフト10とは独立してバルブシャフト1を回動させることにより、バルブ本体2の開閉動を行わせるためのものである。なお、このようなアクチュエータ21自身の構造あるいはバルブシャフト1との連結構造は従来周知のものであり、詳しい説明は省略する。また、図5〜図7ではアクチュエータ21はダイヤフラム式のものとしたが、それ以外の形式のものでも利用可能であることは言うまでもない。
【0010】
次に上記実施形態の作用に関し説明する。
まず、低空気量時は、バルブ本体2は閉位置にあり、主バルブ部分5の切欠8は図2に示したように副バルブ部分7により部分的に塞がれて、略4分円に相当する部分で開口した状態すなわち絞り状態となっている。なお、図5〜図7にはこのような閉位置かつ絞り状態のバルブ本体2が示されている。
このため、バルブ本体2を通過する空気の流量は少なく、しかも開口部が略4分円形状であるため、空気は低空気量時における燃焼の安定化に有効なタンブル(縦スワール)が強化された状態で燃焼室に導かれる。
次に、中空気量域に移行すると、アクチュエータ13(15,17)が作動して内側シャフト10が前方のストローク端に達し、図3に示したように、副バルブ部分7は切欠8をほぼ半円に相当する部分まで開口させた状態まで回動し、絞り拡張状態となる。このため、空気は半円形状の開口によって、中空気量時における燃焼の安定化に有効な横スワールが強化された状態で燃焼室に導かれることとなる。なお、この状態ではバルブ本体2は依然として閉位置にある。
次いで高空気量域に移行するとアクチュエータ21が作動してバルブシャフト1を閉位置から90°回動させることにより、バルブ本体2が図4に実線で示したように開位置に移行する。この状態ではバルブ本体2を通る空気の通気抵抗がなくなり、適性な燃焼が得られる。
【0011】
以上のように、本実施形態では空気量に応じて、バルブ本体2の副バルブ部分7を回動させ、主バルブ部分5の切欠8の面積(絞り量)を変化させることで、全運転領域において最適な流動状態を得ることができる。
また、副バルブ部分7を回動させるための内側シャフト10はバルブシャフト1に対し軸方向にスライド可能に挿通されているため、内側シャフト10のために特に支持部を設ける必要がなくなり、構造の大型化、複雑化を伴うことなく、またバルブシャフト1の回動制御すなわち開閉制御に支障をきたすことなくインテークマニホルド18に組み込むことができる。さらに、内側シャフト10のアクチュエータ13(15,17)により、切欠8の面積(絞り量)を空気量に応じて自動的に制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態によるスワールコントロールバルブの平面断面図である。
【図2】 図1のスワールコントロールバルブの正面図である。
【図3】 異なる作動状態を示す図2と同様な正面図である。
【図4】 開位置および閉位置におけるスワールコントロールバルブを示す側面図である。
【図5】 図1のスワールコントロールバルブをインテークマニホルドに組付けた状態をアクチュエータとともに示した正面図である。
【図6】 アクチュエータの別例を示す図5と同様な正面図である。
【図7】 アクチュエータのさらに別例を示す図5と同様な正面図である。
【図8】 従来のスワールコントロールバルブの閉位置における斜視図である。
【図9】 開位置における従来のスワールコントロールバルブを示す図8と同様な斜視図である。
【符号の説明】
1 バルブシャフト
2 バルブ本体
5 主バルブ部分
7 副バルブ部分
8 切欠
10 内側シャフト
13,15,17 アクチュエータ
Claims (4)
- バルブシャフトと、該バルブシャフトに取り付けられ、スワール生成のための切欠を備えたバルブ本体とを備えたスワールコントロールバルブであって、
前記バルブ本体は、前記バルブシャフトに固定された略半円形の主バルブ部分と、該主バルブ部分の略中心に対し円周方向に回動可能に連結された副バルブ部分とを有し、該主バルブ部分と該副バルブ部分とにより前記切欠を形成しており、該副バルブ部分が該主バルブ部分に対して回動することで該切欠の面積を可変とすることを特徴とするスワールコントロールバルブ。 - 前記バルブシャフトには、該バルブシャフトに対して軸方向にスライド可能な内側シャフトが挿通されており、前記副バルブ部分は、該内側シャフトに連結されて、該内側シャフトが軸方向に変位することにより前記主バルブ部分に対して回動可能に形成されてなる請求項1記載のスワールコントロールバルブ。
- 前記内側シャフトには、空気量に応じて前記内側シャフトを軸方向に動かすためのアクチュエータが連結されていることを特徴とする請求項2記載のスワールコントロールバルブ。
- 前記副バルブ部分は、略4分円形状に形成されてなる請求項1ないし請求項3いずれか記載のスワールコントロールバルブ。
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