JP3892275B2 - 分離型手術台における手術台とコラムの脱着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はストレッチャーによって移送される手術台を、コラム上に移送した状態において、前記手術台をコラムに対して自動的にセットすることができるようにした分離型手術台における手術台とコラムの脱着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
病院において患者に手術を施す場合、病室から手術室に移送するのにストレッチャーと呼ばれる手押しの移動台に載せた手術台にベッドから患者を移動し、ストレッチャーを押して手術室に移送する。そして、手術室の床に固定されているコラムの上に手術台が位置するようにストレッチャーを移動し、この状態でコラムを上昇させコラムの結合部と手術台の結合部を一致させてコラムと手術台とを一体化させ、その後に、ストレッチャーを後退させて一体化したコラムと手術台のみとするものである。
【0003】
また、手術が終了した後は、ストレッチャーをコラム側に移動して、該ストレッチャーをコラムの所望位置に移動し、その後にコラムを下降させて手術台をストレッチャー上に載せて患者を病室に移送するものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ストレッチャー上の手術台をコラムに固定する従来の方法としては、看護婦や医師が手術台の高さとコラムの高さとを目視して手動によって行っていたため、手術台とコラムの固定作業が非常に面倒であると共に迅速なる固定が行えないといった問題があった。
【0005】
また、手術台には外科用や歯科用等の如く手術に応じた複数の種類があり、それぞれの手術によって手術台の高さが異なるため、コラムに固定されている手術台をストレッチャーに移動する場合には、コラムの高さ位置をそれぞれ高さの異なる手術台に合わせた位置に予め設定しておかないと手術台の下面側にストレッチャーを挿入できないといった問題もあった。
【0006】
本発明は前記した問題点を解決せんとするもので、その目的とするところは、手術台が載置されたストレッチャーがコラムの所定位置にセットされると自動的にコラムが上昇して手術台とコラムとが固定状態となるので、手術台とコラムとの固定が簡単であり、かつ、迅速に行え、またコラムに手術台がセットされた時に、どの手術に適した手術台かを記憶するメモリを設けたことにより、コラムからストレッチャーへ手術台を移動させることも確実に行える分離型手術台における手術台とコラムの脱着装置を提供せんとするにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の分離型手術台における手術台とコラムの脱着装置は前記した目的を達成せんとするもので、請求項1の手段は、手術台と、該手術台に患者を乗せて手術室に運搬するためのストレッチャーと、該ストレッチャーによって運搬された前記手術台を固定して手術に適した動きを行わせる駆動源を有するコラムとから構成された分離型手術台における手術台とコラムの脱着装置であって、前記ストレッチャーには、前記手術台を仮固定するための手段と、前記コラム側に移動した状態においてコラムの下部に設けられているコラム駆動用のスイッチを操作する手段が設けられ、前記コラムには、前記手術台が載置されていない状態において前記コラム駆動用のスイッチが操作されると前記駆動源が動作してストレッチャー上の手術台とコラムとの結合を可能にし、かつ、結合状態になるとコラムをさらに上昇させて手術台を前記ストレッチャーより上昇させる固定スイッチが設けられ、かつ、前記結合状態および手術台の科別を判断する検出手段が設けられ、また、前記手術台がコラムに結合されている状態において手術台の下部側に前記ストレッチャーを移動して前記コラム駆動用スイッチが操作されると手術台は下降し、かつ、手術台をコラムから分離可能とする分離スイッチが設けられていることを特徴とする。
【0009】
削除
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る分離型手術台における手術台とコラムの脱着装置の一実施の形態を図面と共に説明する。
先ず、分離型手術台の概略を図1〜図5に基づいて説明するに、1は手術台にして、頭部受け台1a、胴体受け部1bおよび足受け部1cとから構成され、それぞれが上下方向に回動自在に形成されている。また、足受け部1cは長手方向に沿って2分割され、異なる角度で上下方向に回動可能に形成されている。さらに、胴体受け部1bの裏面には後述するコラム2の受台2cに脱着自在な軸1dが垂下固定されている。なお、1eは胴体受け部1bの左右側面に取付けられた把持部材兼用のガイドバーである。
【0011】
2は手術室の床面に固定されたコラムにして、基台2aに対して昇降台2bが上下動自在に構成され、該昇降台2bにはピッチングおよびローリング可能なように受台2cが取付けられている。また、受台2cの上面には本発明の要部である前記手術台1の軸1dを固定するための後述する手術台脱着機構3が略中央に取付けられ、その左右には前記手術台1の胴体受け部1bの下面に形成された穴(図示せず)が嵌合される嵌合突起2d,2d′が突出形成されている。
【0012】
また、前記嵌合突起2dには、手術台1の前記穴が嵌合された時に、該手術台1が外科用手術台か眼科用手術台かなどを検出すると共に、手術台1の穴とコラム2の嵌合突起2d,2d′が嵌合されたかを検出する検出手段が内蔵されている。
【0013】
さらに、前記基台2aには、後述するストレッチャー4が正常にセットされたか否かを検出するための2個のサイドスイッチ2eと、1個のフロントスイッチ2fが取付けられている。なお、前記サイドスイッチ2eは2個が同時に押されるとオンしたと後述する制御装置5が判断するようになっている。
【0014】
次に、ストレッチャー4の詳細を図6〜図8に基づいて説明するに、ストレッチャー4は台車4aの4隅に自在車4bが取付けられており、前記台車4aから起立されている脚台4cには手押し用の把手4dが延長され、また、脚台4cの上部4隅には前記した手術台1におけるガイドバー1eが挿入保持されるバー受け4eが形成され、さらに、手術台1の裏面に形成された前記嵌合突起2d,2d′が嵌合される穴とは異なる2つの穴(図示せず)に嵌合される位置決め突起4fが起立されている。
【0015】
また、ストレッチャー4の前記台車4aの内側両面には、該ストレッチャー4をコラム2に差し込んだ時に前記サイドスイッチ2eを押下するガイドレール4gと、ストレッチャー4をコラム2に対して所定位置まで差し込んだ時に、前記フロントスイッチ2fを押下するスイッチ操作部4hが取付けられている。
【0016】
次に、本発明の要部である手術台脱着機構3を図9〜図13に基づいて説明するに、前記した手術台1の裏面に垂下固定された軸1dは、下部先端から垂直溝1d1 が相対向して2条形成され、該各垂直溝1d1 に連続して螺旋状の水平溝1d2 がそれぞれ反対方向に向かって延長されているものである。
【0017】
手術台脱着機構3において、31,32はコラム2の昇降台2c内の一側に収容された一対の油圧シリンダにして、各油圧シリンダー31,32はロッド31a,32aが相対向するように配置されていおり、該ロッド31a,32aの間にはラック33が挟持された状態で配置されている。
【0018】
34は前記昇降台2cの中央部に回転自在に収容された中空の回転部材にして、外周に前記ラック33と噛合する帯状の歯車34aが形成されている。また、中空の回転部材34の内径は前記手術台2の軸1dが挿入する大きさに形成されると共に、中空の内周面の相対向する位置は前記軸1dに形成された垂直溝1d1 および水平溝1d2 に案内されるローラ34bが取付けられている。
【0019】
なお、35は前記昇降台2cの上面に固定されたリング体にして、前記回転部材34の上面はスラストベアリング36を介して前記リング体に接している。37は前記昇降台2cの下面に固定された軸受けにして、該軸受け37に前記回転部材34の上面は軸受けされている。これにより、回転部材34は昇降台2c内において回転自在に取付けられたこととなる。
【0020】
また、油圧シリンダー31には、ロッド31aが収容されてローラ34bが水平溝1d2 に係合された時にオンする固定リミットスイッチ32dが、また、油圧シリンダー32には、ロッド32aが収容されてローラ34bが垂直溝1d1 に位置している時にオンする分離リミットスイッチ32cがそれぞれ取付けられている。
【0021】
すなわち、回転部材34の外周に前記固定リミットスイッチ32dの可動接点を押圧する接片が摺動する溝34cおよび前記分離リミットスイッチ32cの可動接点を押圧する接片が摺動する溝34dが形成されている。そして、固定リミットスイッチ32dはローラ34bが水平溝1d1 に係合された時に溝34cより外れてオン状態となり、また、分離リミットスイッチ32cはローラ34bが垂直溝1d2 に係合されている時に溝34dより外れてオン状態となる。
【0022】
次に、図14の前記コラム2を上下動およびピッチング、ローリングするための機構および手術台脱着機構3の油圧シリンダー31,32を制御するための回路ブロックと共に説明する。なお、前記説明における符号と同一符号については説明を省略する。
【0023】
5はコラムの上下動動作、ピッチング動作およびローリング動作を行わせるためのリード線によって接続され手元で操作する手元スイッチ群あるいは足によって操作するフートスイッチ群にして、少なくとも手術台1をコラム2に固定させる時に操作する固定・移動スイッチ5aと、ピッチング状態あるいはローリング状態にある手術台1を水平復帰させるために昇降台2cを水平状態にするための水平復帰スイッチ5bおよび前記スイッチ5a,5bを操作する時に同時に操作し、単独でスイッチ5a,5bを操作して誤動作を防止して安全性を向上させるためのエフェクトスイッチ5cとから構成されている。
【0024】
6はマイクロコンピュータ等の制御装置にして、ROM61とRAM62が接続されており、ROM61には予め図17に示す手術台1をコラム2に固定する時の手術台1の停止位置および図18に示す手術台1をコラム2から分離する時の手術台1の停止位置を決めるデータが記憶されている。7はコラム2内に内蔵され、手術台1を上下動、ピッチングおよびローリングさせるための駆動機構である。
【0025】
次に、前記した構成に基づいて、手術台1をストレッチャー4にセットし、患者を病室から手術室まで移送し、コラム2にセットするまでの動作を図15のフローチャートと共に説明する。
先ず、手術台1のガイドバー1eをストレッチャー4のバー受け4eに差し込むと共に、該ストレッチャー4の位置決め突起4fを手術台1の図示しない穴に嵌合する。これにより、手術台1はストレッチャー4に位置決め固定された状態となるので、ストレッチャー4の把手4dを利用して看護婦等が病室や準備室で待機している患者のベッドまで移動させる。
【0026】
そして、患者をベッドからストレッチャー4上に固定されている手術台1の上に移行し、この状態で手術室までストレッチャー4を押しながら移動する。そして、ストレッチャー4のガイドレール4gがコラム2における基台2aの左右部に案内されるように差し込みながら前進させると、ガイドレール4gが2個のサイドスイッチ2eを押圧し、該スイッチ2eをオン状態とする(ステップS1)。この時、コラム2の昇降台2cは図16に示す下限位置まで降下しているとする。
【0027】
さらに、ストレッチャー4を前進させると、該ストレッチャー4のスイッチ操作部4hがフロントスイッチ2fを押圧し、該スイッチ2fをオン状態とする(ステップS2)。この状態において、スイッチ群5のエフェクトスイッチ5cを操作(ステップS3)しながら固定・移動スイッチ5aを操作(ステップS4)するとオートモードがスタートする。なお、ステップS1〜ステップS4までの操作が行われないと全て終了して動作は何ら行われないことになる。
【0028】
前記オートモードに設定されると、コラム2の駆動機構7が動作して昇降台2cの上昇が開始される(ステップS5)。そして、予めROM61において記憶されているストレッチャー脱着可能位置(図17参照)に達しているか否かの判定を行う(ステップS6)。
【0029】
すなわち、ステップS6における判定は、コラム2側に設けられている昇降台2cの高さ位置を検出するポテンショメータよりの出力によって昇降台2cの高さ位置が判るので、昇降台2cの位置が、医師や看護婦が手術台1がコラム2の上にないのに前記した動作を行ったりした場合において、ストレッチャー脱着可能位置まで達していると判定した場合には、異常が発生したと判断して前記上昇動作を停止し(ステップS7)、その後、下降動作を行わせ(ステップS8)、下降動作が所定の下降位置(図17における下限位置)まで達したか否かの判定を行い(ステップS9)、下限位置まで達したと判断した場合には下降動作を停止させ(ステップS10)、終了ブザーを駆動して下降動作が終了したことを報知する(ステップS22)
【0030】
一方、ステップS6における判定においてストレッチャー脱着可能位置まで達していないと判断した場合には、前記ステップS5の上昇動作において手術台1の穴とコラム2の嵌合突起2d,2d′が嵌合され、コラム2の前記検出手段が手術台1を検出したか否かを判定する(ステップS11)。そして、この動作は前記検出遮断が手術台1を検出するまでステップS5に戻って行われる。
【0031】
ここで、ステップS11においてコラム2の検出手段が手術台1を検出したと判断すると、その位置により手術台1がROM61に予め設定されている高さを加えた位置(図17参照)まで達したか否かの判定をステップS5に戻って行い(ステップS12)、固定位置まで達したと判断するとコラム2の上昇動作が停止される(ステップS13)。
【0032】
次いで、手術台1のコラム2への固定動作が行われる(ステップS13)。すなわち、油圧シリンダー32側に油が供給されロッド32aが突出されて歯車34を回転させて固定動作が開始される(ステップS14)。そして、歯車34の回転によってローラ34bが水平溝1d2 に係合され、かつ、この状態において固定マイクロスイッチ32dの接片が溝34cから外れてオンになったか否かの判定を行う(ステップS15)。
【0033】
前記ステップS15において前記固定マイクロスイッチ32dがオン状態となったことを検出すると、シリンダー32への油の供給を停止し固定動作を終了する(ステップS16)。この状態において、コラム2より前記検出手段を介して手術台1側に電源を供給し(ステップS17)、次いで、コラム2より手術台1に対して確認信号を送信して手術台1が何科に適する手術台かを知るための信号を送信し(ステップS18)、前記信号を受けた手術台1は手術台が何科に適するかの情報を送信する(ステップS19)。
【0034】
一方、制御装置6は手術台1からの前記情報を送信されたか否かの判定を行い(ステップS20)、前記情報が受けられないと判断すると通信エラーが発生したと判断して(ステップS21)、通信エラーが発生した旨の警報を終了ブザーが報知する(ステップS22)。
【0035】
前記ステップS20において情報が送信されたとなると、手術台1がコラム2に固定されたことを知らせる前記終了ブザーとは異なるブザー音で知らせる(ステップS23)。そして、再び、コラム2の昇降台2cを上昇させ(ステップS24)、ストレッチャーの脱着可能位置まで達したか否かをコラム2のポテンショメータからの信号を検出しながら行い(ステップS25)、ストレッチャーの脱着可能位置まで達したと判断するとコラム2の昇降台2cの上昇を終了し(ステップS26)、続いて固定動作が終了した旨のブザー音を前記2つのブザー音とは異なるブザー音で知らせて全ての動作は終了する(ステップS27)。
【0036】
次いで、前記した如くストレッチャー4からコラム2に移動固定された手術台1によって手術が終了し、再び、手術台1上の患者を病室等に移送する方法について図16、図18と共に説明する。
先ず、ストレッチャー4をコラム2の下部に移動すると、制御回路6はコラム2のサイドスイッチ2eをストレッチャー4のガイドレール4gが操作してオン状態となったか否かを監視する(ステップS31)。
【0037】
なお、ストレッチャー4をコラム2に移動する時には、手術台1がストレッチャー4を差し込んでも当接することがないことをストレッチャー4を移動する人は確認しておく必要がある。
【0038】
サイドスイッチ2eがオンされたと判断すると、コラム2は手術台1を水平復帰するための動作を行い(ステップS32)、かつ、フロントスイッチ2fがストレッチャー4のスイッチ操作部2hを操作してオン状態となったか否かの判定を行う(ステップS33)
【0039】
この状態において、スイッチ群5のエフェクトスイッチ5cを操作(ステップS34)しながら固定・移動スイッチ5aを操作(ステップS35)するとオートモードがスタートする。なお、ステップS1〜ステップS4までの操作が行われないと全て終了して動作は何ら行われないことになる。
【0040】
前記オートモードに移行すると、コラム2は手術台1を降下させるための下降動作を開始し(ステップS36)、該下降動作においてコラム2内に設置されたポテンショメータよりの出力からROM61に予め記憶されている図18に示すストレッチャー脱着可能位置に達したか否かの判定を行い(ステップS37)、達したと判断するとコラム2の下降動作を停止させる(ステップS38)。
【0041】
次いで、手術台1をコラム2から分離するための動作が行われる(ステップS39)。すなわち、油圧シリンダー31側に油が供給されロッド31aが突出されて歯車34を前記した動作とは反対方向に回転させて分離動作が開始される(ステップS39)。そして、歯車34の回転によってローラ34bが垂直溝1d1 に係合され、かつ、この状態において分離マイクロスイッチ32cの接片が溝34dから外れてオンになったか否かの判定を行う(ステップS40)。
【0042】
前記ステップS40において前記分離マイクロスイッチ32cがオン状態となったことを検出すると、シリンダー31への油の供給を停止し分離動作を終了する(ステップS41)と共に、分離が終了した旨のブザーが発声される(ステップS42)。なお、分離位置は図18に示すように、手術台1の科別によって手術台1の高さがことなるので、分離位置は科別手術台によって異なるが、このデータは前記ステップS19の動作においてコラム2側におい記憶されているので、自動的に分離位置であるか否かを判別することができる。
【0043】
次いで、コラム2と手術台1との分離が行われたことが確認されると、コラム2は再び下降動作を行い(ステップS43)、この下降動作がROM61に記憶されている図18に示す下限位置まで達したか否かの判定を行う(ステップS44)。そして、下限位置まで達したと判断すると、前記下降動作は停止され(ステップS45)、かつ、分離動作モードが終了した旨の前記したブザー音とは異なるブザー音が発声される(ステップS46)。
【0044】
前記ステップS43のコラム2の下降動作が行われると、該下降の途中において手術台1のガイドバー1eがストレッチャー4のバー受け4eに係合されるので、前記ステップS36における分離動作終了によるブザーが鳴った後にストレッチャー4をコラム2から引き出すことにより、手術台1をストレッチャー4と共に移動することができ、従って、病室等に患者を移動することができる。
【0045】
なお、前記した分離リミットスイッチ32c、固定リミットスイッチ32dの何れもがオンしていない状態において、手術台1のコラム2への固定動作および手術台1のコラム2からの分離動作途中において電源をオフ状態とした時には、再び電源を投入すると手術台1が有る場合には固定動作が行われ、手術台1が無い場合には分離動作が行われ安全性を確保している。
【0046】
【発明の効果】
本発明は前記したように、ストレッチャー上の手術台をコラムに対して自動的に固定でき、また、コラムに固定されている手術台をストレッチャー上に自動的に載せることができるので、コラムに対する手術台の固定および分離が非常に簡単に行えるものである。
【0047】
また、コラムに手術台を固定する際に、手術台の科別情報をコラム側に記憶させることができるので、コラムから手術台を分離する時にストレッチャーの高さに合わせて手術台の高さを決定でき、従って、科別毎に異なる手術台であっても確実、かつ、安全にコラムから分離してストレッチャーに移動することができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 手術装置全体の側面図である。
【図2】 同上の平面図である。
【図3】 手術台のみの側面図である。
【図4】 コラムの正面図である。
【図5】 同上の平面図である。
【図6】 ストレッチャーの側面図である。
【図7】 同上の正面図である。
【図8】 図6の平面図である。
【図9】 手術台脱着機構の手術台の軸を分離した状態の断面図である。
【図10】 同上の軸を手術台脱着機構に挿入した状態の断面図である。
【図11】 同上の横断面図である。
【図12】 軸を手術台脱着機構にロックした状態の断面図である。
【図13】 同上の横断面図である。
【図14】 本発明のシステムを実行するための回路ブロックである。
【図15】 ストレッチャーからコラムに手術台を固定するフローチャートである。
【図16】 コラムからストレッチャーに手術台を移動するフローチャートである。
【図17】 図15の動作におけるコラムの高さ位置を示す線図である。
【図18】 図16の動作におけるコラムの高さ位置を示す線図である。
【符号の説明】
1 手術台
1d 軸
1d1 垂直溝
1d2 水平溝
2 コラム
2b 昇降台
2e フロントスイッチ
2f サイドスイッチ
3 手術台脱着機構
31,32 油圧シリンダー
Claims (1)
- 手術台と、
該手術台に患者を乗せて手術室に運搬するためのストレッチャーと、該ストレッチャーによって運搬された前記手術台を固定して手術に適した動きを行わせる駆動源を有するコラムとから構成された分離型手術台における手術台とコラムの脱着装置であって、
前記ストレッチャーには、前記手術台を仮固定するための手段と、前記コラム側に移動した状態においてコラムの下部に設けられているコラム駆動用のスイッチを操作する手段が設けられ、
前記コラムには、前記手術台が載置されていない状態において前記コラム駆動用のスイッチが操作されると前記駆動源が動作してストレッチャー上の手術台とコラムとの結合を可能にし、かつ、結合状態になるとコラムをさらに上昇させて手術台を前記ストレッチャーより上昇させる固定スイッチが設けられ、かつ、前記結合状態および手術台の科別を判断する検出手段が設けられ、また、前記手術台がコラムに結合されている状態において手術台の下部側に前記ストレッチャーを移動して前記コラム駆動用スイッチが操作されると手術台は下降し、かつ、手術台をコラムから分離可能とする分離スイッチが設けられていることを特徴とする分離型手術台における手術台とコラムの脱着装置
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