JP3891874B2 - 不揮発性メモリ素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明の不揮発性メモリ素子はサイドウォール型フローティングゲートをもつ不揮発性メモリ素子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体を用いたメモリ素子のうち、記憶保持動作を必要としないメモリデバイスである不揮発性メモリ素子は、フローティングゲート型トランジスタのメモリセル構造を持ったものが代表的であり、その中には、特許第862434号公報に記載されるような構造の不揮発性メモリ素子も提案されている。
【0003】
ここでは、図10に示すような、従来の一般的な構成のフローティングゲート型トランジスタのメモリセル構造を持つ不揮発性メモリ素子を用いて説明する。
図10は従来のフローティングゲート型トランジスタのメモリセル構造図であり、図2(a)は従来のフローティングゲート型トランジスタにおける室温リテンションの説明図である。また、図4(a)は従来のフローティングゲート型トランジスタにおける過書込み時のトランジスタの状態を示す図である。
【0004】
図10において201はP型半導体基板、202はP型半導体基板201上に形成されたソース領域、203はP型半導体基板201上に形成されたドレイン領域、204はトンネル酸化膜を介してP型半導体基板201上に形成されたフローティングゲート、205は酸化膜、窒化膜、酸化膜の積層構造をもつ絶縁膜(以下ONO膜と称す)を介してフローティングゲート204上に形成されたコントロールゲート、206はフローティングゲート204とコントロールゲート205の横に配置された絶縁膜サイドウォールである。フローティングゲート型トランジスタのメモリセルはMOS構造のゲート酸化膜中にフローティングゲート電極を持った構造であり、高電界により絶縁膜に電子を通過させ、フローティングゲート中の電子数を変えることによってメモリセルトランジスタの閾値電圧を制御して書き換えを行なうものである。
【0005】
データの書き込みには、主に次に述べる2通りの方法が使われている。一つは、ドレイン領域近傍の高電界で加速されて高エネルギーを持った電子(チャネルホットエレクトロン)が酸化膜の障壁高さ以上のエネルギーを持って酸化膜に注入され、浮遊ゲート電極に注入される方法であり、もう一つは、酸化膜中を高電界にし、実効的な酸化膜の厚さを薄くすることによって、ファウラー・ノルドハイムトンネル現象(以下FNTと称す)を用いて、基板のチャネル領域又はドレイン領域とフローティングゲートとの間で電子の注入を行なう方法である。また、データの消去に関してはFNTが用いられている。
【0006】
しかしながら、フローティングゲート型不揮発性メモリデバイスにおいては、書き込み又は消去動作時にフローティングゲートと基板領域又はドレイン領域・ソース領域の間にある酸化膜に電子を通過させるが、本来絶縁膜である酸化膜に無理やり電子を通過させるため、フローティングゲートと基板領域又はドレイン領域・ソース領域の間にある酸化膜は書き換え回数とともに劣化する。書き換え回数の増加ともに酸化膜内に中性トラップが増加し、中性トラップを介したトンネルが起こるため、実効的な酸化膜厚が薄くなる。そのために、図2(a)に示すように、室温でフローティングゲート204中にある電子が抜け、フローティングゲート204下に反転層が形成され、チャネル領域全体の閾値電圧が低下してしまうため、読み出し時のバイアス条件でチャネルがオンしてしまい、データの反転が起こってしまうという室温リテンションなどの信頼性上の問題が発生している。
上記のような信頼性上の問題から酸化膜を極端に薄くすることができず、その限界は8nmと言われている。そのため、フローティングゲート型不揮発性メモリセルは微細化することが困難という問題があった。
【0007】
また、図4(a)のように、フローティングゲート204から電子が過剰に引き抜かれ過書き込み状態になると、フローティングゲート204下の閾値電圧が低くなり、常時オン状態のメモリセルトランジスタとなってしまう。この場合、上記常時オン状態のメモリセルトランジスタと同一ビット線上にあるメモリセルを読み出すときに、上記常時オン状態のメモリセルトランジスタのリーク電流によりきちんとデータを読み出せないという問題が生じる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の不揮発性メモリ素子は、上記従来の問題点を解決するもので、動作の信頼性と効率の向上を目的とする。また、容易な微細化,高密度化と共に、歩留まりの向上を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の請求項1記載の不揮発性メモリ素子は、半導体基板と、前記半導体基板内に設けられたソース領域およびドレイン領域と、前記半導体基板上に設けられた第1の絶縁膜と、前記ソース領域と前記ドレイン領域に挟まれた前記半導体基板上部に前記第1の絶縁膜を介して設けられた第1のコントロールゲートと、前記第1のコントロールゲートの横部に設けられた第2の絶縁膜と、前記ソース領域および前記ドレイン領域上に設けられたトンネル絶縁膜と、前記第2の絶縁膜を介した前記第1のコントロールゲートの横部でトンネル絶縁膜を介した前記ソース領域の上部に配置されたフローティンゲートとなる導電性の第1のサイドウォールと、第2の絶縁膜を介した前記第1のコントロールゲートの横部でトンネル絶縁膜を介した前記ドレイン領域の上部に配置されたフローティンゲートとなる導電性の第2のサイドウォールと、前記第1のコントロールゲートおよび前記第1のサイドウォールおよび前記第2のサイドウォール上に第3の絶縁膜を介して設けられた第2のコントロールゲートと、前記第1のサイドウォール下の前記ソース領域に隣接して設けた前記ソース領域と同型の不純物が注入され不純物濃度の低いLDD領域と、前記第2のサイドウォール下の前記ドレイン領域に隣接して設けた前記ドレイン領域と同型の不純物が注入され前記LDD領域よりも不純物濃度の高いExtension領域と、前記半導体基板内の前記Extension領域に隣接して設けた前記半導体基板と同型の不純物が注入され前記半導体基板の不純物濃度よりも不純物濃度が高いPocket領域とを有することを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の不揮発性メモリ素子は、請求項1記載の不揮発性メモリ素子において、前記第1のサイドウォールのフローティングゲートへの電子注入はソースサイドアバランシェホットエレクトロン注入を用いて行い、前記第2のサイドウォールのフローティングゲートへの電子注入はチャネルホットエレクトロン注入を用いて行うことを特徴とする
【0011】
請求項3記載の不揮発性メモリ素子は、請求項1記載の不揮発性メモリ素子において、前記第1のサイドウォールのフローティングゲートへのみ電子注入を行い、ソースサイドアバランシェホットエレクトロン注入を用いてその電子注入を行うことを特徴とする。
【0012】
請求項4記載の不揮発性メモリ素子は、請求項1または請求項2または請求項3のいずれかに記載の不揮発性メモリ素子において、いずれのフローティングゲートをアクセスするかの動作モード情報を格納するレジスタと、前記レジスタの情報とアドレス情報によりアクセスするフローティングゲートを選択するスイッチとを有し、外部から動作モードを設定することによりアクセスするフローティングゲートを選択することができることを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の不揮発性メモリ素子は、請求項1または請求項2または請求項3または請求項4のいずれかに記載の不揮発性メモリ素子において、前記LDD領域の不純物濃度を1E17cm ,前記Extension領域の不純物濃度を1E19cm ,前記Pocket領域の不純物濃度を1E18cm とすることを特徴とする。
【0016】
以上の構成により、動作の信頼性と効率が向上することができる。また、容易な微細化,高密度化と共に、歩留まりを向上することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態1について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の実施の形態1における不揮発性メモリ素子のメモリセル構造図であり、図2(b)は本発明の実施の形態1に係るフローティングゲート型トランジスタにおける室温リテンションの説明図である。また、図3(a)は従来のメモリセル構造におけるメモリセルの大きさを示す図であり、図3(b)は実施の形態1におけるメモリセル構造のメモリセルの大きさを示す図である。さらに、図4(b)は本発明の実施の形態1に係るフローティングゲート型トランジスタにおける過書込み時のトランジスタの状態を示す図である。
【0018】
図1において、101はP型シリコンからなる半導体基板、102は半導体基板101の表面に選択的に形成されたN型の拡散層であるソース領域、103は半導体基板101の表面に選択的に形成されたN型の拡散層であるドレイン領域、104はゲート酸化膜を介して半導体基板101上に形成された第1のコントロールゲート、105aはONO膜を介して第1のコントロールゲート104の横でトンネル酸化膜を介してソース領域102の上に配置されたフローティングゲート、105bはONO膜を介して第1のコントロールゲート104の横でトンネル酸化膜を介してドレイン領域103の上に配置されたフローティングゲートであり、フローティングゲート105aと同じデータを蓄積する。106はONO膜を介して第1のコントロールゲート104およびフローティングゲート105aおよびフローティングゲート105b上に設けられた第2のコントロールゲートである。ここで、第1のコントロールゲート104および第2のコントロールゲート106はN型のポリシリコンから構成される。また、フローティングゲート105a、105bは導電性のサイドウォールであり、N型のポリシリコンから構成される。
【0019】
以上のように構成された実施の形態1における不揮発性メモリ素子の動作について説明する。
実施の形態1においては、フローティングゲート105aと105bに同じデータを蓄積している。
【0020】
蓄積したデータを消去する場合は、例えば、第1のコントロールゲート104および第2のコントロールゲート106に10V、半導体基板101およびソース領域102およびドレイン領域103に-10Vを印加し、チャネルからフローティングゲート105a,105bへ電子をFNトンネリングにより注入する。これによりフローティングゲート105a,105bの同時消去が可能である。
【0021】
データを書き込む場合は、例えば、第1のコントロールゲート104および第2のコントロールゲート106に-10V、半導体基板101に0V、ソース領域102およびドレイン領域103に6Vを印加し、フローティングゲート105aからソース領域102へ、フローティングゲート105bからドレイン領域103へ電子をFNトンネルによって引き抜く。これによりフローティングゲート105a,105bの同時書き込みが可能である。
【0022】
以上のような書き込み/消去によりフローティングゲート105aと105bに同じデータを蓄積すると、フローティングゲート105aと105bが消去状態にある場合、つまり閾値電圧が高い状態にある場合、図2(b)に示すように室温リテンションなどによりフローティングゲート105bの電子が抜けても、領域111は空乏化していない、もしくは空乏層が短く、反転層を形成していないため、メモリセルの閾値電圧はフローティングゲート105a下の領域1の閾値電圧で決まることになり、室温リテンションが起こってもデータが反転しない。つまり、105a,105b下のトンネル酸化膜両方で室温リテンション問題が生じない限り、データが反転することはない。
【0023】
以上のように実施の形態1によれば、フローティングゲートを2つ設け、サイドウォールのフローティングゲート105a,105bを用いたことにより、室温リテンションに強く、信頼性の高いメモリ素子を実現することができる。
【0024】
図3は従来のメモリセル構造と実施の形態1を用いたメモリセル構造のメモリセルの大きさを比較したものである。書き込み/消去の効率を上げるためには、フローティングゲートとソースおよびドレインのオーバーラップが必要である。図3(b)のような構造をとることにより、図3(a)のような従来構造に対してフローティングゲートとソースおよびドレインのオーバーラップ量ΔLを同じにすれば、フローティングゲート105a,105bのサイドウォールの幅Lsの2倍だけメモリセルの幅を小さくすることができる。
【0025】
以上のように実施の形態1によれば、サイドウォールのフローティングゲート105a,105bを用いることにより、微細化に適したメモリ素子を実現することができる。
【0026】
図4は従来のメモリセル構造と実施の形態1を用いたメモリセル構造に対し、過書き込みが生じた場合のチャネルの形成のされ方および空乏層の状態を示したものである。図4においてはフローティングゲートから電子が引き抜かれた状態を書き込み状態としているため、フローティングゲートから電子が過剰に引き抜かれた状態を過書き込みと呼ぶが、フローティングゲートに電子が注入された場合を書き込み状態とする場合は、過消去となる。実施の形態1におけるメモリセル構造においては、フローティングゲート105aから電子が過剰に引き抜かれ過書き込みの状態になっても、フローティングゲート105a下の領域にのみチャネルが形成され、第1のコントロールゲート104下の領域は通常動作時はオフの状態になっており、反転層は形成されないため、リーク電流が発生せず、正しくデータの読み出しができるようになる。
【0027】
以上のように実施の形態1によれば、サイドウォールのフローティングゲート105a,105bを用いることにより、過書き込み(過消去)による反転層の形成が抑制され、リーク電流が発生せず、正しくデータの読み出しができるようになる。
【0028】
次に本発明の実施の形態2について図を用いて説明する。
図5は本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のメモリセル構造図であり、図6は本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のバイアス条件を示す図である。また、図7(a)は本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子の電子注入を説明する図、図7(b)は本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のドレイン側フロ−ティングゲートに電子注入されていない時の等価抵抗と入力電圧の関係を示す図、図7(c)は本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のドレイン側フロ−ティングゲートに電子注入されている時の等価抵抗と入力電圧の関係を示す図、図7(d)は本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のソース側フロ−ティングゲートに電子注入されていない時の等価抵抗と入力電圧の関係を示す図、図7(e)は本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のソース側フロ−ティングゲートに電子注入されている時の等価抵抗と入力電圧の関係を示す図である。
【0029】
実施の形態2における不揮発性メモリ素子のメモリセル構造は、図5に示すように、実施の形態1のメモリセル構造において、フローティングゲート105a下のソース領域内にLDD領域107を、フローティングゲート105b下のドレイン領域内にExtension領域108を、Extension領域108の下にPocket領域109を設けたことを特徴とする。LDD領域107はソース領域102と同型の不純物で、ソース領域102よりも不純物濃度が低くなっている。ここでは、LDD領域の不純物濃度を1E17cm 程度とする。Extension領域108はドレイン領域103と同型の不純物で、LDD領域107よりも不純物濃度が高くなっている。ここでは、Extension領域108の不純物濃度を1E19cm 程度とする。Pocket領域109は半導体基板101と同型の不純物で、半導体基板101よりも不純物濃度が高くなっている。ここでは、Pocket領域109の不純物濃度を1E18cm 程度とする。
【0030】
以上のように構成された実施の形態2の不揮発性メモリ素子の動作について説明する。実施の形態2においては、フローティングゲート105aと105bに異なるデータを蓄積する。
【0031】
図6は、実施の形態2においてフローティングゲート105a,105bへの電子注入およびフローティングゲート105a,105bからの電子放出を行なうときのバイアス条件を示したものであり、フローティングゲート105aへの電子注入は、第1のコントロールゲート104を10V、第2のコントロールゲート106を0V、ソース領域102を0V、ドレイン領域103を5Vとすることによって行なう。
【0032】
図7(a)はフローティングゲート105a,105bへの電子注入を説明するための図であり、RLDDはLDD領域107の等価抵抗、Rchは第1のコントロールゲート104の下にある半導体基板101表面のチャネル部の等価抵抗、R xはExtension領域108の等価抵抗を示し、ソース領域102、ドレイン領域103間の等価抵抗はRLDD+Rch+R xと表される。
【0033】
図7(b)は、フローティングゲート105bに電子注入がされていないときの等価抵抗RLDD、Rch、R xの第1のコントロールゲート104入力電圧VCG1依存性を示し、第1のコントロールゲート104が0VのときにはRch>RLDD>R xとなる。RLDD>R xとなるのはLDD領域107よりもExtension領域108の不純物濃度が高いからである。第1のコントロールゲート104の電圧を上げていくと、Rchは第1のコントロールゲート104の電圧の影響を直接受けるが、RLDD、R xはフローティングゲート105との容量結合を介してコントロールゲート104の電圧の影響を受けることとなるため、Rchほどコントロールゲート104の電圧の影響を受けなく、ある電圧を境にRch<RLDDとなる。第1のコントロールゲート104の電圧を10Vとし、Rch<<RLDDとなるようにすると、ドレイン領域103の電圧はほとんどLDD領域107にかかるようになり、LDD領域107でソースサイドアバランシェホットエレクトロンが発生する。このホットエレクトロンがフローティングゲート105aへ注入され、フローティングゲート105aへの電子注入が行なわれる。
【0034】
図7(c)は、フローティングゲート105bに電子注入がされている場合の等価抵抗RLDD、Rch、R xの第1のコントロールゲート104入力電圧VCG1依存性を示し、RLDD、Rchは図7の(b)と同じであるが、フローティングゲート105bに電子注入がされているため、R xは図7(b)の場合に比べて増加する。しかし、第1のコントロールゲート104入力電圧VCG1が10Vの場合は、Rch,R x<<RLDDとなるため、図7(b)とほとんど同じ状態になり、ソースサイドアバランシェホットエレクトロンが発生し、フローティングゲート105aへの電子注入が行なわれる。よって、図6に示すようなバイアス条件を用いることにより、フローティングゲート105bの状態によらず、ほぼ同じ速度でフローティングゲート105aへの電子注入を行なうことができる。
【0035】
フローティングゲート105bへの電子注入は、第1のコントロールゲート104入力電圧VCG1を5V、第2のコントロールゲート106入力電圧VCG2を10V、ソース領域102を0V、ドレイン領域103を5Vとすることによって行なう。
【0036】
図7(d)は、フローティングゲート105aに電子注入がされていないときの等価抵抗RLDD、Rch、R xの第1のコントロールゲート104入力電圧VCG1依存性を示し、第2のコントロールゲート106に10V印加されているため、フローティングゲート105への容量結合を介して、RLDD、R xは図7(b)の場合よりも全体的に低くなっている。
【0037】
第1のコントロールゲート104が0VのときにはRch>RLDD>R xとなる。第1のコントロールゲート104の電圧を上げていくと、フローティングゲート105aへの電子注入のときに説明したように、RchはRLDD、R xに比べ第1のコントロールゲート104の影響を受けやすくなるが、第1のコントロールゲート104を5VとすることによりRch>>RLDD>R xとなり、ドレイン領域103の電圧は第1のコントロールゲート104下のチャネル領域にかかるようになる。このような状況では、チャネル中でホットになったエレクトロンがドレイン近傍で散乱され、フローティングゲート105bへの電子注入が行なわれる。なお、第2のコントロールゲート106に10V印加したのは、RLDD,R xを低くすることにより相対的にRchの抵抗を高くし、よりチャネル部にドレイン電圧がかかるようにし、チャネルホットエレクトロンを生じやすくするのが1つの理由である。
【0038】
図7(e)は、フローティングゲート105aに電子注入がされている場合の等価抵抗RLDD、Rch、R xの第1のコントロールゲート104入力電圧VCG1依存性が示してある。R x、Rchは図7の(d)と同じであるが、フローティングゲート105aに電子注入がされているため、RLDDは図7の(d)の場合に比べて増加する。しかし、第1のコントロールゲート104の電圧が5Vの場合は、RLDD,R x<<Rchとなるため、図7の(d)とほとんど同じ状態になり、チャネルホットエレクトロンが発生し、フローティングゲート105bへの電子注入が行なわれる。よって、図6に示すようなバイアス条件を用いることにより、フローティングゲート105aの状態によらず、ほぼ同じ速度でフローティングゲート105bへの電子注入を行なうことができる。
【0039】
フローティングゲート105aからの電子放出は、第1のコントロールゲート104を−10V、第2のコントロールゲート106を−10V、ソース領域102を5V、ドレイン領域103を0Vとすることによって行なう。このようにして、フローティングゲート105aとソース領域102間にあるトンネル酸化膜を高電界にし、FNトンネリングにより電子をフローティングゲート105aから引き抜く。フローティングゲート105bからの電子放出に関しても同様にFNトンネリングを用いる。
【0040】
消去は、フローティングゲート105a,105b別々に行なってもよいし、ソース領域102、ドレイン領域103に5Vを同時に印加することによって、同時に行なうことも可能である。
【0041】
以上のような書き込み/消去方式により、フローティングゲート105a,105bに違ったデータを蓄積することができる。
以上のように実施の形態2によれば、サイドウォールのフローティングゲート105a,105bに対し、ソース側の電子注入にはソースサイドアバランシェホットエレクトロン注入を、ドレイン側の電子注入にはチャネルホットエレクトロン注入を用いることにより、2ビット/セルを実現でき、上記不揮発性メモリ素子を用いた高密度小面積の不揮発性メモリセルアレイを実現することができる。
【0042】
次に本発明の実施の形態3について図を用いて説明する。
図8は本発明の実施の形態2におけるソース側フローティングゲート、および、ドレイン側フローティングゲートに対する電子注入/電子放出の特徴を示す図である。
【0043】
実施の形態3においては、実施の形態2の不揮発性メモリの動作について、フローティングゲート105bにはデータを蓄積しなく、フローティングゲート105aにのみデータを蓄積することを特徴とする。
【0044】
フローティングゲート105aに対する電子注入/電子放出の方法に関しては、実施の形態2と同じく、ソースサイドアバランシェホットエレクトロン注入/FNトンネリング電子放出を用いる。図8に示す、実施の形態2におけるフローティングゲート105a、105bに対する電子注入/電子放出の特徴からもわかるように、フローティングゲート105bへの電子注入の方式チャネルホットエレクトロン注入よりも、フローティングゲート105aへの電子注入の方式ソースサイドアバランシェホットエレクトロン注入の方が消費電流、注入速度、読み出し速度の点から優れている。よって実施の形態3により、実施の形態2に比べ、消費電流、注入速度、読み出し速度の点から優れたメモリセルを実現することができる。実施の形態3では実施の形態2に比べ、1ビット当たりの面積は2倍になるが、実施の形態1の所で述べたように、従来のメモリセル構造に対してはより小さなメモリセルを実現することができる。
【0045】
以上のように実施の形態3によれば、フローティングゲート105aにのみデータを蓄積し、フローティングゲート105aへの電子注入にソースサイドアバランシェホットエレクトロン注入を用いることにより、消費電流、注入速度、読み出し速度に優れ、微細化が容易な不揮発性メモリ素子を実現することができる。
【0046】
次に、本発明の実施の形態4について図を用いて説明する。
図9は本発明の実施の形態4における動作モード切り替えの説明図である。
実施の形態4においては、実施の形態2と実施の形態3のメモリセルの動作を、不揮発性メモリアレイ内部のある領域に書き込んだ動作モード情報を読み出すことによって、切り替えることを特徴とする。
【0047】
まず、メモリの起動時に動作モード情報の書かれた領域の情報を読み出し、動作モード情報を動作モード格納用レジスタに転送する。フローティングゲート105a、フローティングゲート105bに対する電子注入/電子放出の動作に関しては、実施の形態2および実施の形態3と同じように行なう。
【0048】
図9にはフローティングゲート105aのビットの読み出し、フローティングゲート105bのビットの読み出しに対する読み出し方法を示す。フローティングゲート105a、または、フローティングゲート105bのデータ読み出しの選択は、動作モード格納レジスタに格納された動作モード情報とアドレス信号から、いずれかのフローティングゲートのデータを読み出すセンスアンプを選択するスイッチ110によって行われる。
【0049】
上記の構成により、1つの不揮発性メモリセルアレイで実施の形態2の大容量低速版のメモリセルアレイと実施の形態3の小容量高速版のメモリセルアレイを実現できる。また、ユーザー側の制御、および、ソフトによる制御により動作モードを切り替えることにより様々なアプリケーションに対応することができる。
【0050】
以上のように実施の形態4によれば、不揮発性メモリアレイ内部のある領域に動作モード情報を書き込んでメモリセル動作時に書き込んだ動作モード情報を読み出し、大容量低速版のメモリセルアレイと小容量高速版のメモリセルアレイを切り替えることにより、1つのメモリセルアレイで2つの用途のメモリセルアレイを実現できる。また、ユーザー側の制御、および、ソフトによる制御により動作モードを切り替えることにより様々なアプリケーションに対応することができる。
【0051】
次に、本発明の実施の形態5について図7を用いて説明する。
実施の形態5においては、実施の形態2のメモリセルにおいて、第2のコントロールゲート106を設けずに、フローティングゲート105bへの電子注入の後にフローティングゲート105aへの電子注入を行なうことを特徴とする。
【0052】
実施の形態2においてはフローティングゲート105bへの電子注入時に、フローティングゲート105aの電子注入の有無の影響を小さくする目的および、RLDD,R xを低くすることにより相対的にRchの抵抗を高くし、チャネルホットエレクトロンを生じやすくする目的で、第2のコントロールゲート106に10Vを印加していた。
【0053】
実施の形態5においては、フローティングゲート105bへの電子注入をフローティングゲート105aへの電子注入の前に行なうことにより、フローティングゲート105aの電子注入の有無の影響をなくすことができる。また、基板濃度を低くするなどして、第2のコントロールゲート106の効果を低くすれば、第2のコントロールゲート106を設けなくても相対的にRchの抵抗を高くすることができ、第2のコントロールゲート106がある場合と同じ速度でフローティングゲート105bへの電子注入が可能である。基板濃度を低くした場合、Rchが全体的に増加するため、フローティングゲート105aへの電子注入の効率が悪くなるが、フローティングゲート105aへの電子注入時の第1のコントロールゲート104の電圧を上げることにより同じ効率で電子注入を行なうことができる。
【0054】
第2のコントロールゲート106をなくすことにより、フローティングゲート105a,フローティングゲート105bとの容量結合が減少するため、フローティングゲート105からの電子放出およびデータ読み出し時においても速度減少が懸念されるが、第1のコントロールゲート104の電圧を上げることにより解決することができる。
【0055】
第2のコントロールゲート106をなくすことにより、実施の形態2の場合に比べ、メモリセル形成のプロセス工程が簡略化され、歩留まり向上が期待できる。
【0056】
以上のように実施の形態5によれば、実施の形態2において第2のコントロールゲート106を設けずに、フローティングゲート105bへの電子注入の後にフローティングゲート105aへの電子注入を行なうことにより、不揮発性メモリセルのプロセス工程が簡略化され、歩留まり向上が実現できる。
【0057】
【発明の効果】
本発明はサイドウォールのフローティングゲートをソース側およびドレイン側に設けることにより、室温リテンションに強く信頼性の高いメモリ素子を実現することができると共に、容易に微細化が可能な不揮発性メモリ素子を実現するものである。また、過書き込み(過消去)による反転層の形成が抑制され、リーク電流が発生せず、正しくデータの読み出しができる。
【0058】
さらに、サイドウォールのフローティングゲートに対し、ソース側の電子注入にはソースサイドアバランシェホットエレクトロン注入を、ドレイン側の電子注入にはチャネルホットエレクトロン注入を用いることにより、2ビット/セルを実現でき、上記不揮発性メモリ素子を用いた高密度小面積の不揮発性メモリセルアレイを実現することができる。
【0059】
あるいは、ソース側のフローティングゲートにのみデータを蓄積し、ソース側のフローティングゲートへの電子注入にソースサイドアバランシェホットエレクトロン注入を用いることにより、消費電流、注入速度、読み出し速度に優れ、微細化が容易な不揮発性メモリ素子を実現することができる。
【0060】
加えて、不揮発性メモリアレイ内部のある領域に動作モード情報を書き込んでメモリセル動作時に書き込んだ動作モード情報を読み出し、大容量低速版のメモリセルアレイと小容量高速版のメモリセルアレイを切り替えることにより、1つのメモリセルアレイで2つの用途のメモリセルアレイを実現できる。また、ユーザー側の制御、および、ソフトによる制御により動作モードを切り替えることにより様々なアプリケーションに対応することができる。
【0061】
さらに、第2のコントロールゲートを設けずに、ドレイン側のフローティングゲートへの電子注入の後にソース側のフローティングゲートへの電子注入を行なうことにより、不揮発性メモリセルのプロセス工程が簡略化され、歩留まり向上が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における不揮発性メモリ素子のメモリセル構造図
【図2】(a)従来のフローティングゲート型トランジスタにおける室温リテンションの説明図
(b)本発明の実施の形態1に係るフローティングゲート型トランジスタにおける室温リテンションの説明図
【図3】(a)従来のメモリセル構造におけるメモリセルの大きさを示す図
(b)実施の形態1におけるメモリセル構造のメモリセルの大きさを示す図
【図4】(a)従来のフローティングゲート型トランジスタにおける過書込み時のトランジスタの状態を示す図
(b)は本発明の実施の形態1に係るフローティングゲート型トランジスタにおける過書込み時のトランジスタの状態を示す図
【図5】本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のメモリセル構造図
【図6】本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のバイアス条件を示す図
【図7】(a)本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子の電子注入を説明する図
(b)本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のドレイン側フローティングゲートに電子注入されていない時の等価抵抗と入力電圧の関係を示す図
(c)本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のドレイン側フローティングゲートに電子注入されている時の等価抵抗と入力電圧の関係を示す図(d)本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のソース側フローティングゲートに電子注入されていない時の等価抵抗と入力電圧の関係を示す図(e)本発明の実施の形態2における不揮発性メモリ素子のソース側フローティングゲートに電子注入されている時の等価抵抗と入力電圧の関係を示す図
【図8】本発明の実施の形態2におけるソース側フローティングゲート、および、ドレイン側フローティングゲートに対する電子注入/電子放出の特徴を示す図
【図9】本発明の実施の形態4における動作モード切り替えの説明図
【図10】従来のフローティングゲート型トランジスタのメモリセル構造図
【符号の説明】
101 半導体基板
102 ソース領域
103 ドレイン領域
104 第1のコントロールゲート
105a フローティングゲート
105b フローティングゲート
106 第2のコントロールゲート
107 LDD領域
108 Extension領域
109 Pocket領域
110 スイッチ
111 領域
201 P型半導体基板
202 ソース領域
203 ドレイン領域
204 フローティングゲート
205 コントロールゲート
206 絶縁膜サイドウォール
LDD 等価抵抗
ch 等価抵抗
x 等価抵抗
CG1 入力電圧
CG2 入力電圧

Claims (5)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板内に設けられたソース領域およびドレイン領域と、
    前記半導体基板上に設けられた第1の絶縁膜と、
    前記ソース領域と前記ドレイン領域に挟まれた前記半導体基板上部に前記第1の絶縁膜を介して設けられた第1のコントロールゲートと、
    前記第1のコントロールゲートの横部に設けられた第2の絶縁膜と、
    前記ソース領域および前記ドレイン領域上に設けられたトンネル絶縁膜と、
    前記第2の絶縁膜を介した前記第1のコントロールゲートの横部でトンネル絶縁膜を介した前記ソース領域の上部に配置されたフローティンゲートとなる導電性の第1のサイドウォールと、
    第2の絶縁膜を介した前記第1のコントロールゲートの横部でトンネル絶縁膜を介した前記ドレイン領域の上部に配置されたフローティンゲートとなる導電性の第2のサイドウォールと、
    前記第1のコントロールゲートおよび前記第1のサイドウォールおよび前記第2のサイドウォール上に第3の絶縁膜を介して設けられた第2のコントロールゲートと、
    前記第1のサイドウォール下の前記ソース領域に隣接して設けた前記ソース領域と同型の不純物が注入され不純物濃度の低いLDD領域と、
    前記第2のサイドウォール下の前記ドレイン領域に隣接して設けた前記ドレイン領域と同型の不純物が注入され前記LDD領域よりも不純物濃度の高いExtension領域と、
    前記半導体基板内の前記Extension領域に隣接して設けた前記半導体基板と同型の不純物が注入され前記半導体基板の不純物濃度よりも不純物濃度が高いPocket領域と
    を有することを特徴とする不揮発性メモリ素子。
  2. 前記第1のサイドウォールのフローティングゲートへの電子注入はソースサイドアバランシェホットエレクトロン注入を用いて行い、前記第2のサイドウォールのフローティングゲートへの電子注入はチャネルホットエレクトロン注入を用いて行うことを特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリ素子。
  3. 前記第1のサイドウォールのフローティングゲートへのみ電子注入を行い、ソースサイドアバランシェホットエレクトロン注入を用いてその電子注入を行うことを特徴とする請求項1記載の不揮発性メモリ素子。
  4. いずれのフローティングゲートをアクセスするかの動作モード情報を格納するレジスタと、
    前記レジスタの情報とアドレス情報によりアクセスするフローティングゲートを選択するスイッチと
    を有し、外部から動作モードを設定することによりアクセスするフローティングゲートを選択することができることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3のいずれかに記載の不揮発性メモリ素子。
  5. 前記LDD領域の不純物濃度を1E17cm ,前記Extension領域の不純物濃度を1E19cm ,前記Pocket領域の不純物濃度を1E18cm とすることを特徴とする請求項1または請求項2または請求項3または請求項4のいずれかに記載の不揮発性メモリ素子。
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