JP3890984B2 - 線棒材のプロフィル測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、線材や棒鋼等の線棒材の外径およびプロフィルを測定する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の線棒材のプロフィル測定装置としては、例えば、内部に線棒材の通過穴を有する筒状の装置本体と、該装置本体に軸受を介して回転可能に外嵌された回転胴と、該回転胴の端部に設けられ、前記通過穴を通過した前記線棒材の外径、プロフィルを測定する投光器および受光器(透過型光電センサ)が取り付けられたフランジ部と、前記回転胴に回転力を付与するベルト駆動やチェーン駆動等の巻掛伝動機構とを備えたものが知られている。
【0003】
このプロフィル測定装置においては、装置本体の通過穴を通過する高温の線棒材の熱から装置を保護すべく装置本体に冷却水のジャケット等が形成されており、また、投光器や受光器についてはフランジ部にファン等の冷却装置を取り付けて前記線棒材の熱による影響を回避するようにしたものが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の線棒材のプロフィル測定装置においては、投光器および受光器の冷却装置にファンを用いると、構造が複雑になるばかりか、回転部分の重量が大となって特に回転胴を正逆方向に揺動させる方式を採用した場合には大きな回転力が必要となり、この結果、回転胴に取り付けられる巻掛伝動機構のプーリやスプロケット等の幅や直径が大きくなって装置が大型化し、製造ラインで広いスペースが必要になるという問題がある。
【0005】
また、投光器および受光器の冷却はできても、熱間圧延での形状、プロフィル測定時に鋼材からのスケールやスケールの粉、又は粉塵等が投光器および受光器のレンズ部に付着し、測定精度を低下させる虞れがある。
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、小型且つ簡単な構造で光電センサの冷却を行うことができると共に、高精度な測定を行うことができる線棒材のプロフィル測定装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、内部に線棒材の通過穴を有する筒状の装置本体と、該装置本体に軸受を介して回転可能に外嵌された回転胴と、該回転胴の端部に設けられ、前記通過穴を通過した前記線棒材のプロフィルを測定する光電センサが取り付けられたフランジ部と、前記回転胴に回転力を付与する駆動機構とを備えた線棒材のプロフィル測定装置であって、 前記光電センサをケース内に収容すると共に、前記回転胴内に流体通路を形成して該流体通路を接続管を介して前記ケースに接続し、且つ、前記回転胴の回転時に前記流体通路に冷却用流体を供給可能になす流体供給手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記駆動機構を巻掛伝動機構として前記回転胴に従動車を取り付けると共に、該従動車と前記フランジ部との間に前記流体通路を配置したことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、前記流体が気体であることを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図を参照して説明する。図1及び図2は本発明の実施の形態の一例である線棒材のプロフィル測定装置を説明するための説明的断面図、図3は図1、図2の左側面図で、Y−Y線断面図が図1であり、Z−Z線断面図が図2である。また、図4は図1、図2のX−X線断面図、図5は本発明の他の実施の形態を説明するための説明的断面図である。
【0009】
図1〜図4を参照して、この線棒材のプロフィル測定装置は、内部に線棒材の通過穴6aを有する筒状の装置本体と30と、該装置本体30に回転可能に外嵌された回転胴8と、該回転胴8の端部にボルト17等を介して取り付けられたフランジ部18と、該フランジ部18に互いに回転胴8の径方向に対向して取り付けられ、前記通過穴6aを通過した線棒材の外径およびプロフィルを測定するた透過型光電センサとしての投光器19aおよび受光器19bと、投光器19aおよび受光器19bを個別に収容するケース20aおよび20bと、回転胴8の前記フランジ部18から離間する側の端部にボルト12等を介して取り付けられ、該回転胴8に回転力(又は揺動力)を付与する巻掛伝動機構(駆動機構)の構成部品としてのプーリ(従動車)11とを備えている。
【0010】
装置本体30は、固定フレーム1にボルト2等を介して取り付けられた水冷フレーム3と、該水冷フレーム3にボルト7等を介して内嵌された筒状のトラフガイド6とを備えており、該トラフガイド6の内部が前記線棒材の通過穴6aとされている。また、内部水冷フレーム4の周壁内部には、通過穴6aを通過する高温の線棒材の熱から装置を保護するための冷却水用ジャケット4aが形成されている。
【0011】
回転胴8は、軸方向に互いに離間配置された2個の軸受9,10を介して水冷フレーム3に回転可能に外嵌されている。回転胴8の周壁内部には、環状空間からなる流体通路Aがフランジ部18とプーリ11との間で軸方向に延びて形成されており、該流体通路Aはフランジ部18の軸方向外方位置で回転胴8に接続された接続管21に小穴24を介して連通している。接続管21は周方向に互いに180°離間して2本設けられており、一方が投光器19aのケース20aに接続されると共に、他方が受光器19bのケース20bに接続されている。
【0012】
ケース20aは投光器19aとの間に所定の空間Bを形成して該投光器19aを収容しており、また、ケース20aの投光器19aのレンズ部側にはスリット22が形成されている。ケース20bについても同様に投光器19bとの間に所定の空間Bを形成して該投光器19bを収容しており、また、ケース20bの投光器19bのレンズ部側にはスリット22が形成されている。
ここで、この実施の形態では、前記回転胴8の回転(揺動も含む)時に流体通路Aに冷却用気体を供給可能になす流体供給手段を次のように構成している。
【0013】
即ち、流体供給手段は、回転胴8の軸方向の略中央部に外嵌固定されて該回転胴8と一体に回転する回転リング31と、該回転リング31の外周部に外嵌された固定リング13とを備えており、回転リング31と固定リング13との間には抜け止め部材14が介装されている。また、回転リング31と固定リング13との間、および固定リング13と抜け止め部材14との間にはそれぞれシール15が介装され、回転リング31と固定リング13との間、固定リング13と抜け止め部材14との間、および回転リング31と抜け止め部材14との間にはそれぞれOリング16が配置されている。
【0014】
回転リング31の外周面には断面凹状の全周溝32が形成されており、該全周溝32と固定リング13とによって環状空間33が形成されている。また、回転リング31の全周溝32の底部には径方向に貫通する径方向穴34が周方向に略等間隔で複数箇所(図4では8箇所)形成されており、該径方向穴34は回転胴8の流体通路Aに連通している。
固定リング13は周方向の一側部において固定フレーム1の一部である止め具25によって回り止めがなされており、また、固定リング13の外周部には投光器19aおよび受光器19bの冷却、清浄を目的とした圧縮気体を環状空間33内に供給する供給管23が接続されている。また、固定リング13と供給管23の自重により、回転リング31と固定リング13との摩擦による回転抵抗が大きくなることを防止するため、固定リング13は図示しない固定フレームからばね4によりつり上げられている。
【0015】
そして、回転胴8の回転(又は揺動)時に供給管23から環状空間33内に供給された気体は複数の径方向穴34を通って回転胴8の流体通路Aに流入し、次いで、2つの小穴24からそれぞれ接続管21を介してケース20a,20bに導かれる。
ケース20a内部に導かれた気体はケース20aと投光器19aとの間の空間Bを通過してスリット22から外部に放出され、また、ケース20b内部に導かれた気体はケース20bと受光器19bとの間の空間Bを通過してスリット22から外部に放出される。
【0016】
これにより、気体が投光器19aおよび受光器19bに沿って通過することで、強制対流により投光器19aおよび受光器19bの冷却が行われ、また、気体がスリット22を通過して外部に放出されることで、気体が投光器19aおよび受光器19bの通光範囲を通ってレンズ部の清浄が行われる。なお、接続管21からケース20a,20b内に流入した気体はケース20a,20b内で急拡大して温度が下がるため、投光器19aおよび受光器19bの冷却を効率よく行うことができる。
【0017】
このようにこの実施の形態では、回転胴8の流体通路Aから接続管21を介して投光器19aおよび受光器19bの各ケース20a,20b内に冷却用に気体を供給して投光器19aおよび受光器19bを冷却して前記線棒材の熱による影響を回避するようにしているため、小型且つ且つ簡単な構造で投光器19aおよび受光器19bの冷却を行うことができる。
また、各ケース20a,20bのスリット22から気体が外部に放出されることで、該気体によって投光器19aおよび受光器19bのレンズ部の清浄が行われるため、レンズ部にスケールや粉塵等が付着するのが防止されて高精度の測定を行うことができる。
【0018】
更に、冷却用の流体として気体を用いているため、回転リング31と固定リング13との間に多少の漏れが生じても冷却効果に殆ど影響を及ぼすことがなく、また、設備の腐食や電気部品の誤動作等も回避することができる。
なお、本発明の装置本体、回転胴、光電センサ、フランジ部、駆動機構および流体供給手段等の構成は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
【0019】
例えば、上記実施の形態では、冷却用の流体として気体を用いて冷却用の流体がレンズ部への粉塵等の付着防止作用を兼ね備えるようにしているが、冷却作用のみが必要な場合にはケース20a,20bをジャケット構造として回転リング31と固定リング13との間のシールを強化することで液体による冷却も可能である。
また、上記実施の形態では、流体供給手段を、回転胴8の軸方向の略中央部に外嵌固定されて該回転胴8と一体に回転する回転リング31と、該回転リング31の外周部に外嵌された固定リング13等によって構成しているが、これに代えて、例えば図5に示すように、装置本体30の周壁内に流体通路40を形成して該流体通路40を回転胴8の周壁内に形成された流体通路Aの環状溝41にOリング42等を介して気密に連通させるようにしてもよい。
【0020】
【発明の効果】
上記の説明から明らかなように、本発明によれば、小型且つ簡単な構造で光電センサの冷却を行うことができると共に、高精度な測定を行うことができるという効果が得られる。
この場合、冷却用の流体として気体を用いることにより、多少の漏れが生じても冷却効果に殆ど影響を及ぼすことがなく、また、設備の腐食や電気部品の誤動作等も回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例である線棒材のプロフィル測定装置を説明するための説明的断面図である。
【図2】本発明の実施の形態の一例である線棒材のプロフィル測定装置を説明するための説明的断面図である。
【図3】図1、図2の左側面図である。
【図4】図1、図2のX−X線断面図である。
【図5】本発明の他の実施の形態を説明するための説明的断面図である。
【符号の説明】
6a…通過穴
8…回転胴
9,10…軸受
11…プーリ(従動車)
13…固定リング(流体供給手段)
18…フランジ部
19a…投光器(光電センサ)
19b…受光器(光電センサ)
20a,20b…ケース
21…接続管
30…装置本体
31…回転リング(流体供給手段)
A…流体通路

Claims (3)

  1. 内部に線棒材の通過穴を有する筒状の装置本体と、該装置本体に軸受を介して回転可能に外嵌された回転胴と、該回転胴の端部に設けられ、前記通過穴を通過した前記線棒材のプロフィルを測定する光電センサが取り付けられたフランジ部と、前記回転胴に回転力を付与する駆動機構とを備えた線棒材のプロフィル測定装置であって、
    前記光電センサをケース内に収容すると共に、前記回転胴内に流体通路を形成して該流体通路を接続管を介して前記ケースに接続し、且つ、前記回転胴の回転時に前記流体通路に冷却用流体を供給可能になす流体供給手段を備えたことを特徴とする線棒材のプロフィル測定装置。
  2. 前記駆動機構を巻掛伝動機構として前記回転胴に従動車を取り付けると共に、該従動車と前記フランジ部との間に前記流体通路を配置したことを特徴とする請求項1記載の線棒材のプロフィル測定装置。
  3. 前記流体が気体であることを特徴とする請求項1又2記載の線棒材のプロフィル測定装置。
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