JP3890148B2 - 自由に引張られる引張部材を内装し、かつ引張るための方法およびこの方法を実施するための装置 - Google Patents

自由に引張られる引張部材を内装し、かつ引張るための方法およびこの方法を実施するための装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、端部において構築物に対して支持されているアンカープレート内にそれぞれくさび体により定着され、その際ストランドのポリエチレン−被覆を定着領域で除去する様式の、鋼線から成るポリエチレン−で被覆されたストランドの束から成る自由に引張された引張部材、特に斜張橋用の傾斜ザイルを内装し、かつ引張るための方法およびこの方法を実施するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
土木の分野にあって、構築物の定着のために、特に斜張橋のための傾斜ザイルとして使用される引張部材は、鋼線或いは鋼ストランドのような単個部材の束から成る。これらの単個部材は引張部材の自由領域内にあって共に管状の被覆部材内に設けられている。これらの単個部材は定着のため縦方向に運動可能に当該構築物を貫通案内され、構築物の入側位置に相対している側で定着される。定着部はそれぞれ孔を備えているアンカープレートから成り、これらの孔を引通して単個部材が案内され、これらの孔に対して単個部材は例えば多部分から成る環状くさび体で定着される。管状の被覆部材は引張部材の自由領域内において合成樹脂管体、例えばポリエチレンから、或いは鋼管体から成る。この被覆部材は、定着領域内にあっては、大抵鋼材のアンカープパイプから成る。単個部材と管状の被覆部材間の中空空域は、単個部材自体が腐食に対して保護されている場合、被覆されないで裸のままか、或いは単個部材の引張の後これに耐腐食物質、例えば油脂で、或いは硬化する材料、例えばセメントモルタルで圧入される。
【0003】
特に斜張橋の傾斜ザイルの場合、重量のあるザイルを、必要な傾斜状態で、橋桁内のそれらの定着部間に、および塔内の多くの場合高い位置において内装することが問題となる。この目的のために一連の方法が、即ち傾斜ザイルを作業面で、即に例えば既に仕上げられた橋部分の橋床上で組立て、適当な持上げ装置により必要な傾斜状態に持上げるか、或いは傾斜ザイルを組立るため傾斜した型板を台枠上に造り、この型板上に存在している単個部材を被覆管体内を引通す方法が適用されている。単個部材を自由な引張状態で束に組立て、その後に管状の被覆部材を被覆することも知られている。それぞれの方法の場合、単個部材が引張る以前に、単個部材を下方の或いは上方のアンカ装置内に引通されなければならない。
【0004】
単個部材と管状の被覆部材間の中空空域を耐腐食物質で充填した際に生じる重量を軽減するために、このような引張部材のための単個部材として多くは鋼線から成るストランドが使用される。これらのストランドは耐腐食の目的で油脂が周囲に充填され、ポリエチレン−被覆で被覆される。このようなポリエチレン−被覆されたストランドは、裸のストランドと同じ方法で引張部材として使用することができるが、一方定着に使用されるくさび体を直接ストランドに取付けることが可能であるようにするために、このポリエチレン−被覆を定着領域内において除去しなければならない。耐腐食を達すると言う理由から、特にアンカー領域内の中空空域が被覆されないままの状態にある引張部材にあっては、ポリエチレン−被覆のストランドから除去を、最終状態で、即ち引張られた状態で残っているポリエチレン−被覆を可能な限りその都度のアンカーくさび体の直ぐ近傍で、しかも切断の際の公差および構築精度に左右されることなく、終わるように行うのが重要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような背景のもと、本発明の根底をなす課題は、引張部材の使用状態におけるアンカーくさび体に対するポリエチレン−被覆の端部の可能な限り僅かな間隔を、可能な限り僅かな労力と可能な限り大きい安全性をもって達すること、およびその際公差、測定エラー或いはこのような欠陥を始めから生じないようにすることの目的を可能にすることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題は、本発明による方法にあっては、引張工程の途上にあって、各々の個々のストランドのポリエチレン−被覆を引張端部における引張の際に生じる伸び長さ分だけ除去することによって解決される。
更に、上記の課題は、本発明による方法を実施するための装置にあっては、削ぎ工具が一端において少なくとも一つの刃を備えていてかつその都度のストランドを少なくともその周面の著しい部分にわたって囲繞する被覆部材であり、この被覆部材がアンカープレートと引張プレスとの間に不動に位置決め可能であり、そしてこの被覆部材を経て引張工程にあってストランドが引通されるように構成されていることによって解決される。
【0007】
本発明による他の有利な構成は、特許請求の範囲の請求項2から6および8から15に記載した。
本発明の基本思想は、ポリエチレン−被覆を先ず引張工程き途上にあって、しかも引張の際引張端部において生じる伸び距離の全長にわたる当該ストランドの引張を行う傍ら、除去することである。これにより、ポリエチレン−被覆が既にストランドを内装する以前に除去される際生じる幾何学的な不確定さが消去される。
【0008】
この目的のため本発明により、ストランドの端部において、即ち引張プレスが引張のために使用され、かつ伸び距離が生じる位置において、このストランドのポリエチレン−被覆に作用する削ぎ工具が設けられている。この削ぎ工具は最も単純な例としてはナイフ等であり、これにより引張の間ポリエチレン−被覆が切裂かれる。この削ぎ工具は、特に有利な様式にあっては、不動に保持された工具から成り、この工具によりストランドの引張の結果生じる伸びた部分が削がれ、少なくとも長手方向で切裂かれ、従ってポリエチレン−被覆はその後簡単な横方向切断によりストランドから完全に剥離され、かつ除去される。
【0009】
この場合、本発明はドイツ連邦共和国特許第34 37 108号明細書に所載の教示、即ち同じ様式の引張ザイルを組立てるための方法および装置に関する教示を部分的に使用する。この場合、引張ザイルの単個部材の内装と後引張を行うために、アンカープレートの前方に存在しておりかつ支持構造体により構築部分に支持されている中間アンカープレートを備えている引張作業台が使用される。このプレートは単個部材を引通すための孔と中間アンカープ部材とを備えている。単個部材プレートのアンカープレートに面している側にこのプレートに固定される管片で続いており、この管片にそれぞれ一つの環状のくさび体が弾性的な拡開のもとに挿入される。
【0010】
このような引張作業台により、ストランドをそれぞれ一つの環状のくさび体を引通すことができるか或いは環状のくさび体に押込めることができる。しかもこの場合、ストランド或いはその積層体がくさび体の歯により損傷されると言うこと或いはこのくさび体が早期に円錐形の孔内に引込まれ、これによりストランドが早期にブロックされてしまうようなことを憂慮する必要がない。
【0011】
本発明により、ストランドを引張るために同様に、削ぎ工具が支持されるこのような引張作業台が使用される。ポリエチレン−被覆を可能な限りくさび体の直ぐ近傍に至まで除去し得るようにするために、この削ぎ工具の刃は可能な限りアンカープレートの表面の直ぐ近傍に接近するように構成されなければならない。この操作の間次のアンカーくさび体をも使用できるようにするため、このアンカーくさび体は環状の削ぎ工具上に載置される。この削ぎ工具は、ストランドを削ぐ工程が終了してから引張作業台の支持板内を経て引戻される。これにより、アンカーくさび体を削ぎ工具から下方へとストランド上に移動させるための場所が空けられる。
【0012】
以下に本発明を添付した図面に図示した発明の実施の形態につき詳細に説明する。
【0013】
【発明の実施の形態】
図1と2に示した概略図は斜張橋の傾斜ザイルの二つの終端定着部、即ち塔の先端における−上方の−引張側Aにおける定着部と橋床における−下方の−定着部Bの定着部とを示している。この場合、傾斜ザイルは二つのストランド1aと1bによって示されている。これらのストランドは実際にあっては任意の数のストランドから成る束の一部分である。本発明による構成により、ストランド1aと1bは、メッキされていて、油脂が塗られていて、それぞれポリエチレン−被覆2a,2bで周囲が囲繞されている高強度の鋼線から成る。
【0014】
定着部AとB間の−図示していない−自由領域内において、傾斜ザイルは合成樹脂から成る管状の被覆材内に、例えば被覆管内を走っている。上方端部における定着領域A内において、および下方端部における定着領域B内において、傾斜ザイルはそれぞれ管状の被覆材を自由領域内において継ぎ足しているアンカーパイプ3と共に、構築物4内においてコンクリートが打設される管体5により形成されている引張路内を走っており、それぞれ支持プレート6,7に支持されている。この支持は引張側A(図1)においてはアンカープレート8とこのアンカープレートを囲繞しているリングナット9とにより、そして定着側B(図2)においてはアンカープレート10によってのみ行なわれる。これらのアンカープレート8と10内において、ストランド1aと1bはそれぞれ環状くさび体11により定着されている。アンカーパイプ3内には、更にパッキン12とスペーサ13が存在している。
【0015】
ストランドの内装工程、引張工程と削ぎ工程を以下に図1と図2とにより詳細に説明する。これらの図面においてストランド1aと1bは異なった引張状態で示されている。定着側B(図2)において後に再引張を行おうとする場合、先ずストランドはこの定着側Bにおいて、組立ての後環状くさび11の前方に自由ストランド長さlが残留する程度に、被覆が削がれる。これはストランド1aにおいて示されている。引張側A(図1)においてはストランドは、引張プレス14を載置可能でありかつポリエチレン−被覆2aがストランドの押込み後アンカープレート8のほぼ表面において終わる程度に、削がれる。これもストランド1aにおいて示されている。これらの被覆は既にストランド組立て以前に行なわれる。従って、被覆の削ぎ長さはすべてのストランドと等しい。
【0016】
次いで引張側Aにおいて引張作業台15が組立てられる。この引張作業台15はアンカープレート8から間隔をおいてこのアンカープレートに対して平行に設けられている引張プレート16から成り、この引張プレートは支持部材17により引張プレート16に対して、従って構築物4に対して支持されている。引張プレート16は、アンカープレート8と同様に、孔18を備えている。これらの孔内に付加的に環状くさび体19が挿入することが可能である。
【0017】
このような準備作業の後、ストランドは個別に内装される。これは公知の組立て方法の一つの方法、例えば押込み或いは引込みによって行なわれる。ストランド1aにおいて示したように、先ず定着側B(図2)において環状くさび体11が、特にこの環状くさび体11の前方に自由ストランド長さlが残るように据付けられる。次いで、他端部において、ポリエチレン−被覆を削ぐための準備が行なわれる。図示した発明の実施の形態にあっては、引張側A(図1)において、引張作業台15の領域内で、ストランド1aの削がれている領域に管状の削ぎナイフ20が載置されており、ストランドの後に定着のためのれる環状くさび体11が拡開のもとに管状の削ぎナイフ20に押込まれる。これは図3において拡大して示されている。このような削ぎナイフ20は図6に斜視図で示されている。この削ぎナイフは下端部に少なくとも一つの刃22を備えており、上端部には側方指向している突出部23を備えている管体21から成る。これらの突出部により削ぎナイフをバヨネット結合様式で引張プレート16に支持することが可能である。
【0018】
引張作業台15上にはストランド1aを引張るための引張プレス14が載置されている。多数の引張ストロークを必要とする比較的長い引張距離の場合にストランドをくさび体19により引張プレート16に中間定着することが可能であるようにするために、引張プレス14を小さな第二の引張作業台24を介して引張作業台15に支持するのが有利である。この引張プレス14により、暫定的なくさび体19をストランド1aを後に弛緩するために拘留することが可能である。
【0019】
引張工程の間、ポリエチレン−被覆2aを備えているストランド1aは、このストランドを囲繞している削ぎナイフ20とアンカープレート8内の孔25とを経て引かれる。その際、削ぎナイフ20のポリエチレン−被覆2aの開いている端部に作用する刃22によりポリエチレン−被覆2aはアンカープレート8の直ぐ近傍にまで切開かれ、剥がれる。ポリエチレン−被覆2aを完全に除去するための更に必要な横方向の切断が、引続いて行なわれる。その際ストランド1aに接近可能である。何故なら、ストランド束は断面で下方から上方へと見て層状に形成されているからである。
【0020】
ストランドのポリエチレン−被覆を可能な限り確実に切開くため、削ぎナイフ20が、ストランドが引通された際にストランド撚りの撚りに従って回転されるように形成されているのが有利である。もちろん削ぎナイフは、この目的のため、加圧下にその軸線を中心にして回転可能でなければならない。少なくとも刃を備えているその下方の部分は支持作用を行うその上方部分に対して回転可能でなければならない。
【0021】
削ぎナイフ20による代わりに、ストランド1aを引張工程の際に手によっても被覆を削ぐことも可能である。その際、環状くさび体11はストランド1aを囲繞していてかつ引張プレート16の下側に固定されている管体上で位置決めされる。
必要とする引張力が達された後、引張側Aで永久環状くさび体11がストランド上にポリエチレン−被覆の端部にまで押込められる。この状態は図5に示した。環状くさび体11を削ぎナイフ20から下方へとストランド1aに摺動されることが可能であるようにするため、先ず削ぎナイフ20がその引張プレート16に対する支持状態から解離され、孔18を経て引戻される。一時的なくさび体19はこの状態で保持されており、アンカープレート8内の永久環状くさび体11が定着されるまで、引張プレス14内の圧力が開放される。図1のストランド1bがこの状態を示している。
【0022】
引張プレス14内の圧力が開放されることにより、ストランド内に引張力のロスが生じる。この引張力のロスを補正するために、定着側Bにおいて被覆が削がれた長さlの領域で再引張が行なわれる。この状態は図2のストランド1aが示している。期待される伸び長さが僅かであることにより、そこにおいて短い構造長さを有している引張プレス26が使用される。引張距離は予め可能な限り正確に選択され、これにより最終状態にあっては、環状くさび体11が可能な限りポリエチレン−被覆2bに近接するようにしなければならない。予め被覆が削がれている長さlを適切に定め、後に必要となる修正のために伸び可能性を確保しておくことも可能である。最終的な状態は引張側A(図1)における、また定着側B(図2)におけるストランドの最終状態であるストランド1bにおいて示されている。定着側Bにおけるストランドの再引張の代わりに、ストランドを引張側Aにおいて静的に必要な引張力を介して過度の引張を行うことも可能であり、これによりポリエチレン−被覆を少なくともくさび体の長さだけ被覆を削ぐことが可能である。その後引張力は再び開放され、計算上の引張力の下にくさび体が据えられる。
【0023】
【発明の効果】
本発明により、引張部材の使用状態におけるアンカーくさび体に対するポリエチレン−被覆の端部の可能な限り僅かな間隔を、可能な限り僅かな労力と可能な限り大きい安全性をもって達することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 引張側、例えば塔の上方端部における傾斜ザイルの定着部Aの概略縦断面図である。
【図2】 相対して存在している定着側、例えば床板における定着部Bの適当な図である。
【図3】 引張作業台を備えている引張兼削ぎ装置の概略図である。
【図4】 図3の切断線IV−IVに沿った引張作業台の平面図である。
【図5】 開放による削がれたストランドの定着部の概略図である。
【図6】 削ぎ工具の概略斜視図である。
【符号の説明】
1a,1b ストランド
2a,2b ポリエチレン−被覆
3 アンカーパイプ
4 構築物
5 管体
6,7 支持プレート
8,10 アンカープレート
11 環状くさび体
12 パッキン
13 スペーサ
14 引張プレッサ
15 引張作業台
16 引張プレート
17 支持体
18 孔
19 環状くさび体
20 削ぎナイフ
21 管部分
22 板

Claims (15)

  1. 端部において構築物に対して支持されているアンカープレート内にそれぞれくさび体により定着され、その際ストランドのポリエチレン−被覆を定着領域で除去する様式の、鋼線から成るポリエチレン−で被覆されたストランドの束から成る自由に引張られる引張部材、特に斜張橋用の傾斜ザイルを内装し、かつ引張るための方法において、引張工程の途上にあって、各々の個々のストランド(1a,1b)のポリエチレン−被覆(2a,2b)を引張端部(A)における引張の際に生じる伸び長さ分だけ除去することを特徴とする方法。
  2. ポリエチレン−被覆(2a,2b)を、少なくとも引張工程の間不動な削ぎ工具(20)に沿って、引張端部(A)におけるストランド(1a,1b)の引張の際に行なわれる縦方向摺動により削ぐことを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. 各々のストランド(1a,1b)を先ず第一の端部(B)に定着し、次いで相対している第二の端部(A)に定着し、その際ポリエチレン−被覆(2a,2b)をアンカープレート(8)の表面に至るまで除去し、次いで引張力を弛緩しながらこの端部においても定着させることを特徴とする請求項1或いは2に記載の方法。
  4. ストランド(1a,1b)を第二の端部(A)において定着する際に生じる弛緩距離分だけ第一の端部(B)において再引張することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  5. ストランドのポリエチレン−被覆を第一の端部(B)においてこのポリエチレン−被覆を内装する以前に既に、この端部において後に行なわれる再引張が相応する長さわたって可能であるような長さ(1)にわたって除去することを特徴とする請求項3或いは4に記載の方法。
  6. ストランド(1a,1b)を第二の端部(A)において定着する際に生じる弛緩距離分だけ第一の端部(B)において過度に引張することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  7. ストランドのポリエチレン−被覆が定着領域から離される端部においてそれぞれくさび体により構築物に対して支持されているアンカープレート内に定着される鋼線から成るポリエチレン−被覆ストランドの束から成る自由に引張された引張り部材、特に斜張橋用の斜張線を内蔵し、引張するための方法を実施するための装置において、
    削ぎ工具(20)が一端において少なくとも一つの刃(21)を備えていてかつその都度のストランドを少なくともその周面の著しい部分にわたって囲繞する被覆部材であり、この被覆部材がアンカープレート(8)と引張プレス(14)との間に不動に位置決め可能であり、そしてこの被覆部材を経て引張工程にあってストランド(1a,1b)が引通されるように構成されていることを特徴とする装置。
  8. 削ぎ工具(20)がストランド(1a,1b)を完全に囲繞する管体(21)であることを特徴とする請求項7に記載の装置。
  9. 削ぎ工具(20)がストランドに面している端部において刃(22)を備えていることを特徴とする請求項7或いは8に記載の装置。
  10. 削ぎ工具(20)の少なくともストランドのポリエチレン−被覆に作用する部分が残りの部分に対して回転可能に形成されていることを特徴とする請求項8に記載の装置。
  11. 削ぎ工具(20)がアンカープレート(8)と引張作業台(16)との間に設けられており、引張プレート(16)に支持されていることを特徴とする、引張工程の際に引張プレス(14)を支持するための、アンカープレート(8)から間隔をおいて設けられている引張プレート(16)を備えていてかつ構築物(4)に支持されている引張ベッド(15)を備えている請求項7から10までのいずれか一つに記載の装置
  12. 削ぎ工具(20)の長さが、この削ぎ工具(20)の刃(21)がほぼアンカープレート(8)の表面の高さに存在するように、引張ベッド(15)の高さに設定されていることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  13. 引張プレート(16)がストランド(1a,1b)を中間で定着するためのくさび状座としての孔(18)が設けられて形成されていることを特徴とする請求項11或いは12に記載の装置。
  14. 削ぎ工具(20)が引張プレート(16)の孔(18)を経て貫入および引抜き可能であることを特徴とする請求項7から12までのいずれか一つに記載の装置。
  15. 削ぎ工具(20)がバヨネットの様式で引張プレート(16)と結合可能であるか、或いはこのベッドから解離可能であることを特徴とする請求項14に記載の装置。
JP21932098A 1997-08-05 1998-08-03 自由に引張られる引張部材を内装し、かつ引張るための方法およびこの方法を実施するための装置 Expired - Fee Related JP3890148B2 (ja)

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