JP3888650B2 - 換気性屋根 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、換気性能に優れた一般住宅用の屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、夏期において涼しさを求め、又、冷房装置の効率を促す為に、工場等の屋根の棟部に笠木を配し、そこに通気窓を穿つと共に必要に応じて回転ファンを付設し、上昇する暖気を屋外に排除する換気用の屋根は公知である。
【0003】
しかし、該換気用の屋根を、もしそのまま一般住宅用に応用しようとした場合には、構造が複雑であると共に取付け作業が大変に面倒であり、コストアップとなってしまう等から、この換気性屋根がなかなか普及しないのが実情である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記実情に基づいてなされたもので、主として一般住宅用に換気性に優れたもので、その構造が簡潔で、且つ、製造が容易で取付けが簡単な屋根を開発しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明屋根は、傾斜した屋根が棟部を形成する一般住宅用屋根において、該棟部を上下に貫いて室内暖気を排出する通気道を形成すると共に、その上に導入口と通気窓を設けた換気用の笠木を配し、該傾斜した屋根材の下に上端が上記通気道に臨み下端が軒先の唐草に設けた外気取入窓を配して外気が流通可能な通気路を形成して構成される。
【0006】
笠木部は、一枚の金属板に、適当間隔で窓板を打抜き、それを折り返して通気窓を穿設し、三角形状の山形面の内側左右に折返面を屈曲させるのが望ましい。
【0007】
唐草部は、軒先下に唐草を配し、その下に鼻隠し包みを繋げ、該唐草と鼻隠し包みとの間に段部を形成し、そこに窓板を打抜いた外気取入窓を穿設してなるのが望ましい。
【0008】
【作用】
室内の暖気は、温められて上昇して棟木部に集り、通気窓を経て、笠木部の側面通気窓から屋外に排出され、室内の温度を降下させ、一方、軒先の唐草部の外気取入窓から入った外気は通気路内を伝って上昇し、屋根材等を冷却しつつ通気窓を経てやはり笠木部から屋外に排出され、二つの流路から室内の冷却を図り、その二つの流路は負圧吸引によって互いの流れを誘導し、換気効率を上げる。
【0009】
一枚の金属板に、窓板を打抜き又通気窓を穿設し、三角形状の山形面の内側左右に折返面を屈曲させて成る笠木部は、構造が簡潔で製造が容易となる。
【0010】
一枚の金属板に、段部を形成し、窓板を打抜いた外気取入窓を穿設し、その下に鼻隠し包みを繋げた唐草部は、構造が簡潔で製造が容易となる。
【0011】
【発明の実施の態様】
本発明屋根は、図1に示す如く、屋根面の接合部たる棟部に設ける笠木部10と、傾斜した屋根面の傾斜部20と、該屋根面先端の唐草部30とから成る。
該笠木部10は、図2に示す如く、棟部に跨がって平行状に全部、又は、数個に点在させて設け、その形状は、三角形状の山形面11,11の内側左右に折返面12,12を屈曲させ、そこに適当間隔で窓板13,13を打ち抜き、それを折り返して通気窓14,14を穿設する。その結果、折返面12,12の間には、導入口15が形成される。
その材質は一枚の金属板を用い、その製法は、例えば一枚板をプレス加工して、通気窓14を穿設し、それを三角山形に折り曲げ加工等するが、その手段は問わない。
【0012】
該笠木部10には、その三角山形の形を維持する為の支持部材16を介設させ、該支持部材16は、図3に示す如く、菱形の金属板を用い、これを折り曲げ加工して接合面16a、柱面16bを形成し、両端にビス止め用の固定片16cが延出する形態とする。
該笠木部10の下には、棟部を上下に貫通し、且つ、後述の野地板21及び断熱材22と連通する通気道17を形成する。
【0013】
次いで、傾斜部20には、屋根材の野地板21と断熱材22との間に通気路23を形成し、その上方先端を前記笠木部10の下の通気道17に臨むようにし、下端には後述の唐草部30の外気取入窓35を配して、傾斜した通気路23内を外気が上昇移動する構造とする。
【0014】
該傾斜部20の下端には唐草部30を配し、該唐草部30は、図4に示す如く、軒先下に唐草31を配し、その下に鼻隠し包み32に繋げるが、該唐草31と鼻隠し包み32との間に段部33を形成し、そこに窓板34を打抜き、外気取入窓35を穿設する。
【0015】
次に、本実施態様の作用を説明する。
先ず、室内に滞留した空気は、その暖気が上昇して天井から屋根の傾斜面を伝って、棟部に形成した通気道17を通過し、笠木部10に至る。そして、該笠木部10の内部から通気窓14を通して外側に排出される。
【0016】
一方、軒下の唐草部30に形成した外気取入窓35から、外気が導入され、それが暖気上昇又は負圧吸引によって傾斜部20の通気路23を伝って、笠木部10の通気道17に至り、上記と同様、笠木部10の通気窓14を通して外側に排出される。
【0017】
この結果、先ず、室内に滞留した暖気が通気道17を経て笠木部10から排出され、室内の温度を低下させる。このとき、暖気は自然に室内天井部に上昇すると共に、傾斜した天井板に従って棟部から笠木部10へと導かれ、回転ファン等の動力を要しない。
【0018】
次に、唐草部30に設けた外気取入窓35からは冷たい外気が導入され、それが通気路23を経て通気道17を経て笠木部10へと導かれる。このとき、通気路23の先端は通気道17に臨むので、気流は、暖気による上昇流に加えて、通気道17の流れで惹起される負圧による吸引も加わる。
逆も同様で、外気取入窓35から通気路23を流れる気流が存在すると、通気道17に対し、吸引作用が働く。
【0019】
この結果、直射日光を受けて最も温度上昇し易い屋根も、通気路23を流れる外気によって放熱し、屋根からの熱放射が弱まり、室内の温度上昇を抑制する。
【0020】
又、笠木部10は、一枚の金属板を、先ず、打抜き処理で窓板13を屈曲させて通気窓14を形成し、次いで、プレス機で三角形状の山形面11及び内側の折返面12を屈曲形成すれば、製造が容易で、コストを低減できる。
そして、該笠木部10は、支持部材16により三角山形の形を維持させ、該支持部材16は、菱形の金属板を用いて折り曲げ加工し、接合面16a、柱面16bを形成し、固定片16cで両端にビス止めする形態とすると、構造が簡潔で取付け作業が容易である。
【0021】
唐草部30も同様で、一枚の金属板に窓板34を打抜き、外気取入窓35を穿設し、その下に鼻隠し包み32等を屈曲形成すれば良く、取付け作業が容易であると共に、製造コストも廉価となる。
【0022】
【発明の効果】
以上の構成及び作用に基づく本発明は、笠木部の直下に設けた外気道からの暖気の排出と、傾斜屋根に沿って設けた通気路との二つの経路からの冷却が行われ、且つ、互いの気流が他方の流れの吸引作用を果すので、その暖気の流れが効率的となり、一般住宅用の室内を理想的に冷却できるという優れた効果を奏する。又、その製造及び取付け工事等に当たっても、笠木部、唐草部等の構造が簡潔であり、コストを低減できる等実際面での利点も有する有利な発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明屋根の一部切欠縦断面図。
【図2】本発明笠木部の一部を示す一部切欠斜視図。
【図3】本発明笠木部の支持部材を示す斜視図。
【図4】本発明唐草部を示す一部切欠斜視図。
【符号の説明】
10 笠木部
11 山形面
12 折返面
13 窓板
14 通気窓
16 支持部材
16a 接合面
16b 柱面
16c 固定片
17 通気道
20 傾斜部
21 野地板
22 断熱材
23 通気路
30 唐草部
31 唐草
32 鼻隠し包み
33 段部
34 窓板
35 外気取入窓

Claims (3)

  1. 傾斜した屋根が棟部を形成する一般住宅用屋根において、該棟部を上下に貫いて室内暖気を排出する通気道を形成すると共に、その上に導入口と通気窓を設けた換気用の笠木を配し、該傾斜した屋根材の下に上端が上記通気道に臨み下端が軒先の唐草に設けた外気取入窓を配して外気が流通可能な通気路を形成したことを特徴とする換気性屋根。
  2. 笠木部を、一枚の金属板に、適当間隔で窓板を打抜き、それを折り返して通気窓を穿設し、三角形状の山形面の内側左右に折返面を屈曲させて成る請求項1記載の換気性屋根。
  3. 唐草部を、軒先下に唐草を配し、その下に鼻隠し包みを繋げ、該唐草と鼻隠し包みとの間に段部を形成し、そこに窓板を打抜いた外気取入窓を穿設してなる請求項1,2記載の換気性屋根。
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