JP3888343B2 - 室内ユニットの壁面取付構造 - Google Patents
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Description
図1は、本発明にかかる室内ユニットの壁面取付構造の一実施形態が採用された空気調和装置1の外観を示す図である。
図2は、空気調和装置1の概略冷媒回路を示す図である。この冷媒回路は、主として、室内熱交換器21、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30及び膨張弁35から構成されている。
<室内ユニットの全体構成>
室内ユニット2は、図1に示されるように、正面視において横方向に長いユニットケーシング23を備えており、前述の室内熱交換器21や室内ファン22は、室内ユニット2のユニットケーシング23内に収容されている。このユニットケーシング23は、図3に示されるように、壁面Wに固定された据付板53を介して壁面Wに取り付けられている。しかも、ユニットケーシング23は、後述のように、後面側が開口しており、据付板53によって後面側が閉じられている。すなわち、本実施形態において、据付板53は、室内ユニット2の後面側の部分も構成していることになる。このため、本実施形態において、据付板53を除いた室内ユニット2を呼ぶ場合には、別の名称で呼ぶ方が望ましいのであるが、下記において特に区別して記載する場合を除いては、便宜上、室内ユニット2と呼ぶことにする。ここで、図3は、室内ユニット2が壁面Wに取り付けられた状態を示す側面図である。尚、下記における「前側」及び「後側」とは、それぞれ、室内ユニット2の「反壁面側」及び「壁面側」を意味するものとする。また、下記における「左」及び「右」とは、それぞれ、室内ユニット2の正面視における「左」及び「右」を意味するものとする。
ユニットケーシング23は、図1及び図3に示されるように、主として、ケーシング本体51と、前面パネル52とから構成されている。
次に、室内ユニット2を据付板53を介して壁面Wに取り付けるための構造について説明する。この取付構造は、図3及び図4に示されるように、据付板53に設けられた支持部62bと、室内ユニット2に設けられ支持部62bによって支持される被支持部71bとから構成されている。ここで、図4は、下部ユニット56及び据付板53を示す斜視図である。
次に、室内ユニット2の壁面Wへの取付手順について、図3、図4、及び図6〜図14を用いて説明する。ここで、図7は、下部ユニット56が壁面Wに取り付けられた状態を示す側面図である。図8は、下部ユニット56が支点P1を回転の支点として壁面Wに対して角度θ1まで前面側に傾けられた状態を示す側面図である。図9は、図8の被支持部71b及び取付部62付近を拡大して示した側面断面図である。図10は、下部ユニット56の支点が支点P1から支点P2に移動した状態及び下部ユニット56の回転の支点を支点P2から支点P1に戻す直前の状態を示す側面図である。図11は、図10の被支持部71b及び取付部62付近を拡大して示した側面断面図である。図12は、下部ユニット56が支点P2を回転の支点として壁面Wに対して角度θ2まで前面側に傾けられた状態を示す側面図である。図13は、図12の被支持部71b及び取付部62付近を拡大して示した側面断面図である。図14は、下部ユニット56が支点P2を回転の支点として壁面Wに対して最大角度θ3まで傾けられた状態を示す側面図である。
次に、空気調和装置1の動作について、図2を用いて説明する。
まず、冷房運転について説明する。冷房運転時は、四路切換弁33が図2の実線で示される状態、すなわち、圧縮機32の吐出側が室外熱交換器30のガス側に接続され、かつ、圧縮機32の吸入側が室内熱交換器21のガス側に接続された状態となっている。また、液側閉鎖弁36及びガス側閉鎖弁37は開にされ、膨張弁35は冷媒を減圧するように開度調節されている。
次に、暖房運転について説明する。暖房運転時は、四路切換弁33が図2の破線で示される状態、すなわち、圧縮機32の吐出側が室内熱交換器21のガス側に接続され、かつ、圧縮機32の吸入側が室外熱交換器30のガス側に接続された状態となっている。また、液側閉鎖弁36及びガス側閉鎖弁37は開にされ、膨張弁35は冷媒を減圧するように開度調節されている。
本実施形態の室内ユニットの壁面取付構造には、以下のような特徴がある。
本実施形態の室内ユニット2の壁面取付構造では、室内ユニット2(具体的には、下部ユニット56)を第1被支持部71cを支点(支点P1)にして壁面Wに対して角度θ1まで傾斜させた際に、第1被支持部71cよりも上側に配置された第2被支持部71dに支点(支点P2)が移動できるようになっているため、下部ユニット56(具体的には、室内熱交換器21の頂部)天井面Uとの干渉が回避されて、さらに、室内ユニット2を角度θ2まで傾斜させることが可能となる。これにより、下部ユニット56を据付板53を介して空調室内の壁面Wに取り付けた後に、空調室外に設置された室外ユニット3と配管接続を行うための作業スペースSを確保する作業の作業性を向上させることができるようになっている。
本実施形態の室内ユニットの壁面取付構造では、作業スペースSを確保して室外ユニット3との配管接続作業を行った後の状態(第2被支持部71dが支持部62bに支持され、下部ユニット56が角度θ2まで傾けられた状態)から下部ユニット56を壁面Wに対して傾斜しない状態まで戻す際に、第2被支持部71dが支持部62bに支持された状態から第1被支持部71cが支持部62bに支持された状態に戻す作業を行うことになるが、この作業についても、スムーズに行うための工夫がなされている。
本実施形態の室内ユニットの壁面取付構造では、被支持部71bの支持部62bに当接する部分(具体的には、第1被支持部71c、第2被支持部71d及びスライド部71e)には、被支持部71bの一部を側方に折り返すことによって、曲面が形成されており、上述のような被支持部71bと支持部62bとの間における回転の支点の移動をスムーズに行うことができるようになっている。支持部62bの被支持部71bに当接する上端部には、被支持部71bと同様に、支持部62bの一部を前面側に折り返すことによって、その上面に曲面を有する折り返し支持部62eが形成されているため、上述のような被支持部71bと支持部62bとの間における回転の支点の移動をスムーズに行うことができるようになっている。また、被支持部71b及び支持部62bに形成された曲面によって、被支持部71b及び支持部62bが互いに当接する部分の摩耗を防止することもできる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
前記実施形態における据付板の取付部は、天井面Uから見た形状が「コ」の字形状を有しているが、この形状に限定されず、例えば、側面視がL字形状を有する取付部のように、側面視室内ユニットの被支持部を掛止可能な形状であればどのような形状でもよい。
前記実施形態の据付板は、室内ユニットの後面側の部分を構成する部材であるが、これに限定されず、室内ユニットの後面側の部分を構成する部材と据付板とが別部材であってもよい。
前記実施形態の室内ユニットのケーシング構造は、主として、上部ケーシングと下部ケーシングとからなる上下に分割された構造であるが、これに限定されず、例えば、ケーシングが前後に分割された構造のように、前記実施形態とは異なる分割構造でもよい。
62b 支持部
71c 第1被支持部
71d 第2被支持部
71e スライド部
72 第1スライド補助機構
73 第2スライド補助機構
W 壁面
θ1 角度
Claims (6)
- 空気調和装置の室内ユニットを据付板(53)を介して空調室内の壁面(W)に取り付けるための室内ユニットの壁面取付構造であって、
前記据付板に設けられ、前記室内ユニットを掛止するための支持部(62b)と、
前記室内ユニットに設けられ、前記室内ユニットが前記壁面に取り付けられた状態で前記支持部によって支持される第1被支持部(71c)と、前記室内ユニットが前記壁面に取り付けられた状態で第1被支持部よりも反壁面側に配置されるとともに前記室内ユニットの下部が反壁面側に傾けられた状態で前記支持部によって支持される第2被支持部(71d)とを有する被支持部(71b)とを備え、
前記第2被支持部は、前記室内ユニットの下部が前記壁面に対して反壁面側に所定角度(θ1)まで傾けられた状態において、前記第1被支持部よりも上側に位置するように配置されており、
前記第1被支持部が前記支持部に支持された状態から、前記第1被支持部を支点にして前記室内ユニットを回転させることによって、前記室内ユニットの下部が前記壁面に対して反壁面側に前記所定角度まで傾けられた際に、前記第2被支持部が前記支持部に支持された状態に移動させることが可能である、
室内ユニットの壁面取付構造。 - 前記被支持部(71b)は、前記第1被支持部(71c)と前記第2被支持部(71d)とを滑らかに接続するスライド部(71e)をさらに備えている、請求項1に記載の室内ユニットの壁面取付構造。
- 前記室内ユニットには、前記壁面(W)に取り付けられた状態において、前記支持部(62b)の壁面側の面である第1当接面(62f)に向かって突出するように形成された第1凸部(71f)が設けられており、
前記第1凸部(71f)は、前記第1被支持部(71c)を支点にして前記室内ユニットを回転させて前記室内ユニットが前記壁面に対して前記所定角度(θ1)まで反壁面側に傾けられた際に、前記第1当接面(62f)に当接する、
請求項2に記載の室内ユニットの壁面取付構造。 - 前記室内ユニットには、前記第2被支持部(71d)が前記支持部(62b)に支持された状態において、前記支持部(62b)の反壁面側の面である第2当接面(62g)に向かって突出するように形成された第2凸部(71g)が設けられており、
前記第2凸部(71g)は、前記第2被支持部(71d)が前記支持部(62b)に支持された状態から、前記室内ユニットの下部が前記壁面(W)に対して傾斜しない状態になるまで戻すように前記室内ユニットを回転させる際に、前記第2当接面(62g)に当接する、
請求項2又は3に記載の室内ユニットの壁面取付構造。 - 前記支持部(62b)は、前記第1被支持部(71c)及び前記第2被支持部(71d)と当接する部分に曲面を有している、請求項1〜4のいずれかに記載の室内ユニットの壁面取付構造。
- 前記第1被支持部(71c)及び前記第2被支持部(71d)は、前記支持部(62b)と当接する部分に曲面を有している、請求項1〜5のいずれかに記載の室内ユニットの壁面取付構造。
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