JP3888149B2 - 表面形状測定装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は実装回路基板上に実装された電子部品や、半導体チップ、半導体ウエーハ等の被測定物の所定面に光を走査して、その被測定物の所定面から反射した散乱反射光を検知し、被測定物の形状不良や表面の欠陥等を測定・検査するための表面形状測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図19(a)、(b)は、実装回路基板上に実装された電子部品の表面を検査する装置としてよく知られているレーザスキャン方式の表面検査装置を示す。
【0003】
図19(a)に示すように、この種の表面検査装置は半導体レーザ素子31から放射されたレーザ光Lをコリメータレンズ32により平行光に揃え、アナモフィックプリズム34を用いてビーム形状を整形し、ポリゴンミラー35の外周面35aに入射する。ポリゴンミラー35は鏡面から成る外周面35aで構成される8面体を有し、回転軸Pの回りを矢印方向E、すなわち時計回りに、たとえば3,600rpmの速度で回転する。レーザ光Lは回転軸Pに対し垂直方向からポリゴンミラー35の外周面35aに入射する。外周面35aで反射するレーザ光Lは、ポリゴンミラー35の回転に沿ってレーザ光L1〜L2の範囲で偏向される。偏向されたレーザ光L1〜L2は複数個(図では3枚の場合を例示)のレンズ37、38及び39から成る光走査用fθレンズ系36によって偏向及び集光され、被測定物40の表面41に向かって光を走査する。
【0004】
図19(b)は図19(a)を矢印Dの方向から見た図である。図19(b)で示すようにポリゴンミラー35で反射偏向したレーザ光L1〜L2は、光走査用fθレンズ系36を通り被測定物40の表面41に向かって光を走査する。この光走査によって被測定物40の表面41で反射した散乱反射光Lrは、レーザ光L1〜L2の光軸を挟んだ対称位置に配置した一対の集光レンズ43でそれぞれ集光され、さらに一対の光検出器44の受光面45にそれぞれ入射する。光検出器44は受光した光の大きさや強さに応じた電気信号を演算装置46に出力する。被測定物40を矢印Aの方向に移動させながら前記光走査を繰り返すことにより、被測定物40の表面41に生じた凹凸の状態を検知し、その凹凸を示した電気信号を得る。
【0005】
集光レンズ43及び光検出器44をレーザ光L1〜L2の光軸を挟んだ両側の対称位置にそれぞれ配置すれば、被測定物40の表面41の部品42の段差で散乱反射光Lrが遮られ、一方の光検出器44に散乱反射光Lrが入射されなくとも、他方の光検出器44で検出することができる。
【0006】
図20は被測定物40の表面41に部品42が実装されている状態を示す。ポリゴンミラー35でレーザ光L1〜L2を反射偏光して光を走査すると、被測定物40の表面41には部品42の凹凸に対応した走査光49が集光する。走査光49は被測定物40の表面41でLr1〜Lr2の巾を持って反射する。反射散乱光Lr1〜Lr2は集光レンズ43及び48で集光され、光検出器44の受光面45に入射して入射散乱光47として集光する。したがって入射散乱光47は被測定物40の表面41に実装された部品42の凹凸に応じた形を示す。光検出器44は、入射散乱光47を光電変換するとともに、受光面45における入射散乱光47の光照射位置に対応した電気信号を演算装置46に出力する。演算装置46は、光検出器44から入力された電気信号に基づいて、被測定物40の表面41に実装された部品42の高さの位置を良く知られた三角測距法により算出する。
【0007】
図21は三角測距法によって、被測定物40を矢印A方向に動かしながらその表面41に向かって光走査を繰り返し、部品42の凹凸の高さ信号50、51及び52を求めたものを示す。
【0008】
なお、表面検査装置の他の例としては、たとえば、特開平5−281130号公報や特開平6−317534号公報に提案されており、これらは波長が異なる第1、第2のレーザ光源を用いている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
実装回路基板等に実装された電子部品などの被測定物表面の測定・検査のスループットの向上を図るためには、測定・検査速度を高めなければならない。しかし従来の測定・検査装置ではポリゴンミラーの高速回転化や受光センサーの高速化には限界があった。
【0010】
さらに、測定・検査精度及びスループットを向上させるには実装回路基板に実装された電子部品だけではなく、実装回路基板に実装される前の電子部品単体での形状、たとえば半導体素子の外部端子の形状やその歪みの状態を測定・検査しておくことが効果的である。
【0011】
又、比較的小さな部品と比較的大きな部品とが実装回路基板に混載されると、実装回路基板の表面には大小の部品によって高低差が生じる。こうした高低差は測定のスループットを低下させる。なぜならば、被測定面側に高低差が生じると大きさ、形状の異なる被測定物に応じて光走査手段等を再調整、再設定しなければならないからである。
【0012】
そこで本発明は測定精度の向上を図って、スループットを大幅に改善することができる表面形状測定装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の表面形状測定装置は、複数のレーザ素子と、前記複数のレーザ素子から出射されたレーザ光を反射させ被測定物上を走査させる面数Nのポリゴンミラーを有する走査光学系と、前記走査光学系と前記被測定物とを相対的に移動させる相対移動手段と、前記被測定物から反射した光を検出する複数の光検出器と、を有し、隣接する前記レーザ素子は前記ポリゴンミラーに対し360/N度に配置することを特徴とする。
【0014】
さらに本発明の表面形状測定装置は、複数のレーザ素子と、前記複数のレーザ素子から出射されたレーザ光を反射させ被測定物上を走査させるポリゴンミラーを有する走査光学系と、前記走査光学系と前記被測定物とを相対的に移動させる相対移動手段と、前記被測定物から反射した光を検出する複数の光検出器と、を有し、前記走査光学系のfθレンズの焦点距離をfmm、前記ポリゴンミラーの面数をN、前記ポリゴンミラーの1辺の内で走査に使う領域の割合をR、前記被測定物上で走査するレーザ光の間隔をymm、隣接する前記レーザ素子の光軸が走査方向になす角度をα1、走査方向と垂直方向になす角度をα2とし、α1が(数4)、α2が(数5)の関係を満足することを特徴とする。
【0017】
【数4】
Figure 0003888149
【0018】
ただし、R=H/K、0.6≦R≦1である。
【0019】
【数5】
Figure 0003888149
【0020】
ただし、R=H/K、0.6≦R≦1である。
【0021】
これによって、複数のレーザ光で安定で連続した走査が可能となる。
【0022】
加えて本発明の表面形状測定装置は、複数のレーザ素子と、前記複数のレーザ素子から出射されたレーザ光を反射させ被測定物上を走査させるポリゴンミラーを有する走査光学系と、前記走査光学系と前記被測定物とを相対的に移動させる相対移動手段と、前記被測定物から反射した光を検出する複数の光検出器と、を有し、前記走査光学系のfθレンズの焦点距離をfmm、前記ポリゴンミラーの面数をN、前記ポリゴンミラーの1辺の内で走査に使う領域の割合をR、前記被測定物上で走査するレーザ光の間隔をymm、隣接する前記レーザ素子の光軸が走査方向になす角度を360/N度に配置し、走査方向と垂直方向になす角度をα3とし、α3が(数6)の関係を満足することを特徴とする。
【0023】
【数6】
Figure 0003888149
【0024】
ただし、R=H/K、0.6≦R≦1である。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)
本発明の実施の形態について、図1から図7を用いて説明する。図1は本実施の形態に係り、レーザ光を被測定物の所定面、たとえばその表面にレーザ光を照射して形状を測定する形状測定装置を示す。
【0026】
本実施の形態は3個のレーザ素子1、2及び3を用意する。測定精度を高めるにはレーザ素子が放射するレーザ光の波長は1μm以下が好ましく、たとえば、これら3つの波長は同一波長の780nmに設定する。レーザ素子1から放射するレーザ光L1はコリメータレンズ4を通過して、アナモフィックプリズム(図示せず)に入射する。アナモフィックプリズムを経てビーム形状を整形し、ポリゴンミラー5の外周面5aに入射する。
【0027】
ポリゴンミラー5の外周面5aはたとえば8つの鏡面から成り、その外周面5aは、回転軸Pの回りを矢印Eの方向、すなわち時計回り方向にたとえば、3,600rpmの速度で回転する。レーザ光L1はポリゴンミラー5の外周面5aに入射する。これによって、ポリゴンミラー5で反射するレーザ光L1は、ポリゴンミラー5の回転に沿って光路LaからLb、Lcの方向に偏向される。ここでLa、Lb及びLcはポリゴンミラー5で反射する反射光が、それぞれ光走査用fθレンズ系6の入側端、中央及び出側端に入射するときの光路を示す。
【0028】
偏向されたレーザ光L1は同軸配置された複数枚(図では3枚の場合を例示)のレンズ7、8及び9からなる光走査用fθレンズ系6によって偏向及び集光された後、被測定物10の表面11をその一辺の所定方向(矢印Xの方向)に光走査する。
【0029】
レーザ素子2及び3が放射するそれぞれのレーザ光L2、L3は、レーザ光L1と同様にポリゴンミラー5及び光走査用fθレンズ系6を通り、被測定物10の表面11を光走査する。レーザ素子1、2及び3がそれぞれ放射するレーザ光L1、L2及びL3の波長は前に述べたようにたとえば780nmの同一波長であるが、レーザ素子L1〜L3はそれぞれ異なる波長であってもよい。その場合は光走査用fθレンズ系6としては波長の違いによる収差を補正する色収差補正レンズを使用する。
【0030】
被測定物10は、形状や大きさが異なる各種の電子部品、たとえば抵抗、コンデンサ、コイル、半導体素子及び集積回路等が実装された実装回路基板であったり、或いは個々の電子部品であったりする。また、被測定物10が実装回路基板である場合、実際の測定に供されるのはそこに実装された電子部品であるが、本書においては実装回路基板を含む全体を被測定物と称する。又、電子部品単体を測定する場合、その電子部品の測定を容易かつ安定に行うためにプリント板に固定、装着することもある。この場合には電子部品とプリント板とが一体化された状態を被測定物と称する。又、電子部品等が固定しやすく位置が安定しているものはそのままの状態で本発明の形状測定装置に供することができる。この場合には電子部品そのものが被測定物である。又、電子部品の中には半導体チップ、半導体ウエーハも含まれる。本発明の形状測定装置はたとえば、半導体ウエーハの表面の凹凸を測定するのにも好適である。
【0031】
図1は上記で定義された被測定物10の形状やその所定面に生じた凹凸12の大きさを測定するために、ポリゴンミラー5を回転させながら被測定物10を今、紙面の手前から奥に向かう方向(Yで示す方向)に連続的に移動する状態を示す。ポリゴンミラー5の回転速度を速くしかつ、移動距離yを小さく設定すれば被測定物10の測定精度は向上する。しかし、測定時間が長くなることを是認しなければならない。移動距離yの大きさは被測定物10の大きさにもよるが、数十μmが妥当である。本実施の形態においてはポリゴンミラー5の回転速度を3,600rpm、被測定物10の移動速度を38.4mm/秒、移動距離yを40μmに設定した。
【0032】
図2は回転するポリゴンミラー5とレーザ光との位置関係をごく簡単に示したものである。図2(a)に示すように、ポリゴンミラー5の外周面5aを8面備え、回転軸Pを中心に矢印E方向、すなわち時計回りに回転する。ポリゴンミラー5の回転は面A、B及びCで示したように2等辺三角形がこの順序で回転している状態と見なせる。又、面A〜Cは8つの外周面5aの内の1つの外周面5aの回転軌跡を示している。
【0033】
面Aは2等辺三角形Q1の一辺とレーザ光の放射方向Fとが一致したときを示す。2等辺三角形Q1の頂角θ1はポリゴンミラー5が8面体であるから45度になる。
【0034】
ポリゴンミラー5が面Bに置かれたとき、外周面5a(2等辺三角形Q1の底辺)に直交する方向Fから図示しないレーザ光を放射すると、レーザ光は外周面5aのほぼ中心部にあたる。すなわち、面Bは外周面5aの底辺側のほぼ中心にレーザ光の放射方向Fとが一致しているときを示す。このとき、2等辺三角形Q1の底辺と外周面5aの一辺とが重なった状態であり、面Aに比べて時計回りに22.5度遅れた位置に置かれている。
【0035】
面Cは、面Bからさらに22.5度時計回りに回転した状態を示す。このときは、レーザ光の放射方向Fと2等辺三角形Q1の他の一辺とが一致したときである。面A〜Cまでに要する回転角度は45度である。
【0036】
図2(b)は図2(a)の状態を簡略に示している。レーザ光の任意の方向Fと直交する面Bを中心にして、反時計回りに22.5度の位置に置かれた面A、時計回りの22.5度の位置に置かれた面Cに向かって後述するレーザ光が放射される状態を示す。すなわち、ポリゴンミラー5の1つの外周面5aで受容できるレーザ光の範囲は45度の大きさであり、この大きさはポリゴンミラーをN面体とすれば、360/N(度)の大きさに等しい。
【0037】
図3はレーザ光L1、L2及びL3がポリゴンミラー5及び光走査用fθレンズ系6を経て、被測定物10の表面11に光を走査する状態を示す。ポリゴンミラー5の外周面5aが面Aの位置に置かれたとき、レーザ素子2からのレーザ光L2はポリゴンミラー5の外周面5aで反射し、光路Laを通り光走査用fθレンズ系6の入側端に入射する。ポリゴンミラー5の外周面5aが面Cの位置に置かれたときは、レーザ光L2は光路Lcを通り光走査用fθレンズ系6の出側端に入射するよう光走査用fθレンズ系6を配設する。したがって外周面5aが面Bの位置では、レーザ光L2は光走査用fθレンズ系6の中央に入射する光路Lbを通る。
【0038】
ポリゴンミラー5の外周面5aが面Aの位置に置かれたとき、レーザ光L1は面Aで反射し、光路Lbを通り被測定物10の中央の点B1(X2,Y1)を照射する。同様にレーザ光L2は面Aで反射し、光路Laを通り被測定物10の右端の点A1(X1,Y1)をそれぞれ照射する。ここでX1、Y1は被測定物10表面のX方向及びY方向の位置を示す。レーザ光L3は面Aに対する入射角が大きすぎて光走査用fθレンズ系6とは反対側に反射され、被測定物10の表面上には現れない。
【0039】
ポリゴンミラー5が回転し外周面5aが面Bの位置に置かれると、レーザ光L1は光路Lcを通り被測定物の10の左端X3上を、レーザー光L2は光路Lbを通り被測定物10の中央X2上を、又、レーザ光L3は光路Laを通り被測定物10の右端X1上をそれぞれ照射する。このとき、被測定物10をY方向に距離yだけ移動させるとレーザ光L1は点C2(X3,Y2)を、レーザ光L2は点B2(X2,Y2)を、レーザ光L3は点A2(X1,Y2)をそれぞれ照射する。したがってレーザ光L1はポリゴンミラー5が回転し、面Aから面Bの状態に移る間に点B1と点C2を結ぶ直線上を走査し、レーザ光L2は点A1と点B2を結ぶ直線上を走査する。
【0040】
ポリゴンミラー5が面Bから面Cまで回転する間はレーザー光L1は被測定物10上には現れない。ポリゴンミラー5が回転し外周面5aが面Cの状態に置かれると、レーザ光L2は光路Lcを通り、被測定物10の左端の点C3(X3,Y3)を照射する。又、レーザ光L3は光路Lbを通り、被測定物10の中央の点B3(X2,Y3)を照射する。したがって、ポリゴンミラー5の外周面5aが面Bから面Cまで回転する間に、レーザ光L2は点B2から点C3まで,レーザ光L3は点A2から点B3までそれぞれ光を走査する。面Cの直後は再び面Aの状態に戻る。
【0041】
上記の説明を要約すると次ぎの通りである。すなわち、レーザ光L1は被測定物10の表面11を点B1と点C2を結ぶ光走査65上を光走査し、レーザ光L2は点A1、点B2及び点C3を結ぶ光走査66を描く。同様にレーザ光L3は点A2と点B3を結ぶ光走査67を行う。
【0042】
外周面5aの隣りの外周面5aが現れると再び面Aの状態に戻り、前記の光走査が繰り返される。すなわち次ぎの外周面5aが現れると、レーザ光L1は点B3とC4とを結ぶ光走査を行う。レーザ光L1の光走査によって、光走査67と光走査68は連続した1本の走査線を描く。レーザ光L2は光走査69を行い、レーザL3は光走査70を行う。
【0043】
以上の走査を繰り返すことにより、複数のレーザ光L1、L2及びL3はたとえば40μmの間隔をもって被測定物10の表面11の一方の長さWの間を連続して光を走査する。その結果、従来の1個のレーザ素子を使用する場合に比べ、被測定物10の移動を高速に移動することができる。
【0044】
又、実施の形態1では、図3に示すようにポリゴンミラー5の外周面5aの面Bとほぼ平行にレーザ光L1の光軸を配置したので、レーザ光L1が光走査する被測定物10の表面11のX3付近の領域S1及びレーザ光L3が光走査する被測定物10の表面11のX1付近の領域S2は不安定に置かれる。したがって、被測定物10の一辺の長さをレーザ光の照射可能な長さWからこれらの不安定領域(S1+S2)を除いた長さW1以下に設定するならば測定精度を高めることができる。又、測定精度を高める他の方法としては光走査の不安定部分を除くために、光走査用fθレンズ系6の巾Zを小さくしてもよい。
【0045】
図4ないし図7は、被測定物10の表面11からの反射光を検出し、被測定物10の形状や所定面における凹凸の大きさを求める方法を示す。図4は図1を矢印Dの方向から見た本実施例の構成を示す概略図である。
【0046】
レーザ素子1、2及び3からのそれぞれの放射光L1、L2及びL3(まとめてLと表示)は、ポリゴンミラー5の外周面5aで反射偏向され光走査用fθレンズ系6を通り、被測定物10の表面11を光走査する。この光走査によって被測定物10の表面11で反射した散乱反射光Lrは、レーザ光Lの光軸を挟んだ両側の対称な位置に配置した一対の集光レンズ13で集光され後、さらに一対の光検出器14に入射する。一対の光検出器14はそれぞれ散乱反射光Lrの走査方向に対して受光領域がそれぞれに独立した3つの受光領域14a、14b及び14cに分割されており、それぞれの領域が受光した光の大きさに応じて電気信号を演算装置16a、16b及び16cに出力する。
【0047】
演算装置16a、16b及び16cは前記電気信号を受取ると、その大きさに応じて、被測定物10の表面11の凹凸を表す高さ信号に変換し表示装置15に出力する。このとき、光検出器14の受光領域を分割しておくと、被測定物10の表面11を所定の間隔を持って光走査する複数の走査光からの散乱反射光を、それぞれ分離して検出することができる。被測定物10を矢印Yの方向に移動させながら前記光走査を繰り返すことにより、被測定物10の表面11の形状や凹凸の状態を表す電気信号を得ることができる。
【0048】
又、一対の集光レンズ13及び一対の光検出器14をレーザ光Lrの光軸を挟んだ対称の位置に配置したので、被測定物10の表面11の凹凸12の段差で散乱反射光Lrが遮られて、一方の光検出器14に散乱反射光Lrが入射されないという不都合が生じても、他方の光検出器14で検出することができる。
【0049】
図5は被測定物10の表面11にある凹凸12を高さ信号として検出する方法を示す。ここでポリゴンミラー5の外周面5aが面Aから面Cまで回転するのに要する時間を2tとする。時間0からtの間で、レーザ素子1のレーザ光L1は被測定物10の表面11に光走査線18で示すように点B1から点C2まで光走査する。又レーザ素子2のレーザ光L2は光走査線19で示すように点A1から点B2まで光走査する。被測定物10の表面11から反射するレーザ光L1の散乱反射光Lr1は集光レンズ13で集光され、3分割された光検出器14上を光走査線18aのように走査する。すなわち中央の受光領域14bの真中から受光領域14cの左端に向かって光走査する。
【0050】
図6は光検出器からの信号を演算装置16で高さ信号に変換する状態を示す。時間0からt/3までは演算装置16bから、t/3からtまでは演算装置16cから、それぞれ被測定物10の表面11の凹凸に応じた信号をそれぞれ出力する。
【0051】
同様にレーザ光L2は時間0からtの間に、光走査線19で示すように点A1から点B2まで被測定物10の表面11上を光走査する。そして被測定物10の表面11から反射する散乱反射光Lr2は光走査線19aで示すように受光領域14aの右端から、受光領域14bの中央まで光走査する。したがって時間0から2t/3までは演算装置16aから、2t/3からtまでは演算装置16bから、それぞれ被測定物10の表面11の凹凸12に応じた信号を出力する。
【0052】
時間tから2tまでも同様に、レーザ光L1による被測定物10の表面11上の点B2から点C3に至る走査光からの散乱反射光が、光検出器14の光走査線18aで示した位置を、又、レーザ光L3による被測定物10の表面11上の点A2から点B3に至る走査光からの散乱反射光が、光検出器14の光走査線19aの位置をそれぞれ光走査する。
【0053】
図6は、時間0から2tまでの演算装置16a、16b及び16cが出力する高さ信号を示す。図6においてL100はレーザ光L1により得た被測定物10の高さ信号であり、L200及びL300はそれぞれレーザ光L2及びL3により得た被測定物10の高さ信号を示す。高さ信号L100、L200及びL300はレーザ光L1、L2及びL3がそれぞれ被測定物10の表面11を光走査した位置に対応して演算装置16a、16b及び16cで取り出される高さ信号であるが、これらの高さ信号を並べ替えることにより、図4に示した表示装置15には被測定物10の表面11の凹凸12の状態を表示することができる。
【0054】
なお、本実施の形態では8面体のポリゴンミラー5を用いたが、8面体の形状に限定されない。ポリゴンミラー5をN面体で構成し、レーザ素子1、2及び3の光軸をそれぞれ360/N(度)に配設すれば、実施の形態1と同様の機能を奏する。たとえば図1の構成においてポリゴンミラー5を12面体で構成し、レーザー素子1、2及び3の光軸をそれぞれ30度に構成すれば、実施の形態1においてX1あるいはX2付近で光走査が不安定になるという不都合を排除することができるから、レーザ光L1ないしL3が光走査する被測定物10の全領域にわたり精度のよい高さ信号を得ることができる。
【0055】
又、本実施の形態は光検出器を3分割し、一つの光検出器に複数のレーザ素子からの反射散乱光が入射することを防止するようにしたが、光検出器を2分割することもできる。なぜならば、光検出器を2分割にすれば、一つの光検出器が2つの反射散乱光を検知する恐れが生じるのは、レーザ光がそれぞれ被測定物10の右端と中央、あるいは中央と左端を照射するときだけであり、光検出器を2分割した境界部には必ず有限長の非動作部分があり、レーザスポットの大きさを前記非動作部分より小さくすれば、前記不都合が生じないように構成することができる。したがって、使用するレーザ素子の数をm個とするとき、光検出器はm−1以上に分割して構成すればよい。
【0056】
(実施の形態2)
本実施の形態を図8を参照して説明する。
【0057】
本実施の形態はレーザ素子1、2及び3で構成する第1群のレーザ素子に加えて、レーザ素子81及びレーザ素子82で構成する第2群のレーザ素子を備える。第1群のレーザ素子は第1の測定モードを構成する。第1群のレーザ素子及び第2群のレーザ素子の両方を用いて第2の測定モードを構成する。もちろん第1の測定モード及び第2の測定モードのいずれかに設定するか又は両者を切り換えながらいずれか一方を交互に使用することもできる。
【0058】
第1の測定モードは被測定物10が比較的大きく、かつ、測定精度がさほど要求されない形状測定装置に好適である。測定精度を望む場合には測定時間を長く設定すればよい。又、第2の測定モードは、被測定物が比較的小さくかつ測定精度が要求される形状測定装置に好適である。
【0059】
第1群のレーザ素子1、2及び3から放射されるそれぞれのレーザ光L1、L2及びL3の走査光については既に実施の形態1の図3を用いて説明した通りである。すなわち、図8において、被測定物10の表面11上をレーザ光L1は光走査65で示す走査軌跡を描き、レーザ光L2は光走査66で示す走査軌跡を、レーザ光L3は光走査67で示す走査軌跡をそれぞれ描く。
【0060】
レーザ素子81はレーザ素子1と2との間に配設し、レーザ素子81の光軸L4はレーザ素子1及び2の光軸のなす角を2等分する位置に配置する。すなわち光軸L2を基準にして反時計回りに22.5度の位置に配設する。同様にレーザ素子82の光軸L5をレーザ素子2及び3の光軸のなす角を2等分する位置、すなわち光軸L2を基準にして時計回りに22.5度の位置に配設する。
【0061】
第2群のレーザ素子を構成するレーザ素子81から放射されるレーザ光L4の光軸を、レーザ光L1及びL2の光軸を2等分する位置に配置すると、ポリゴンミラー5の外周面5aが面Aの位置にあるとき、面Aで反射したレーザ光L4は、光路La及びLbのなす角度を2等分する光路Ldを通る。すなわち、光路Ldは光走査用fθレンズ系6の入側端を通る光路Laと中央を通る光路Lbを2等分する光路で、被測定物10の表面11上の右端X1と中央X2の中点であるX4を照射する。したがって、レーザ光L4は光走査線20で示すように、点A1と点B1の中点(X4,Y1)を起点として光走査を開始し、被測定物10の左端X3まで光走査する。すなわち、レーザ光L4の走査光は、レーザ光L1及びレーザ光L2の走査光の中央を光走査する。
【0062】
同様にレーザ光L5は、ポリゴンミラー5の外周面5aが面Aと面Bの中間の位置まで回転すると、光走査用fθレンズ系6の入側端を通る光路Laを通り被測定物10の表面11の右端X1を照射する。このとき被測定物10をy/2だけY方向に移動してやると、レーザ光L5は被測定物10の表面11のX1上で、点A1と点A2の中央部を照射する。ポリゴンミラー5がさらに回転し面Cの位置に置かれると、光路Lbと光路Lcの中間の光路Leを通り、被測定物10の表面11上の中央X2と左端X3との中点であるX4まで光走査する。
【0063】
レーザ光L5は光走査線21で示すように、被測定物10の表面11の右端X1上で、かつ、点A1と点A2の中点を起点として光走査を開始し、レーザ光L2及びレーザ光L3の走査光の中央をX4まで光走査する。ポリゴンミラー5の回転に沿って、レーザ光L1ないしL5は前記光走査を繰り返す。
【0064】
図8で明かなように被測定物10の表面11の中央部X4とX5の間は、実施の形態1に比較し2倍の密度で光走査することができる。
【0065】
本実施の形態は前に述べたように被測定物10の大きさに応じてレーザ素子の数を切換えることを特徴とする。すなわち、被測定物10の一辺の長さWが比較的大きく、たとえば、W=60mm前後の場合は図8示のようにレーザ光L1、L2及びL3を用い、光走査65、66及び67を行って被測定物10の表面11の形状や凹凸を第1の測定モードで測定する。又、被測定物10の大きさが比較的小さく、その一辺の長さが上記Wの1/2以下のとき、すなわち、30mm以下の場合はレーザ光L1、L2及びL3に加えて、L4とL5も用いて第2の測定モードで被測定物10の形状やその表面の凹凸12を測定する。
【0066】
図8に示すように被測定物10の一辺の長さW2がWの1/2以下のように比較的小さい場合は、被測定物10の一辺の長さW2の間を実施の形態1に比べて2倍の密度で光走査することができるので、被測定物10の表面11の凹凸や形状の測定精度は被測定物の一辺が比較的大きなものに比べて大幅に向上することができる。
【0067】
又、被測定物10の一辺の長さがW2以下で、測定・検査精度がさほど要求されない場合は、被測定物10の移動速度を2倍に速めても、走査光の密度は実施の形態1とほぼ同じにすることができるので、測定精度を低下させずに測定することができる。
【0068】
なお、本実施の形態においてもポリゴンミラー5は8面体に限定されない。ポリゴンミラー5をN面体で構成し、第1群のレーザ素子の光軸をそれぞれ360/N(度)になるよう構成すれば、実施の形態2と同等の機能を奏する。例えば図1の構成においてポリゴンミラー5を12面体で構成し、レーザー素子1、2及び3の光軸を各30度に形成し、レーザ素子4及び5をそれぞれレーザ素子1と2、及びレーザ素子2と3の間に配置してもよい。
【0069】
さらに、本実施の形態でも実施の形態1と同様に、第1群及び第2群で使用するレーザ素子の数の合計をm個とするとき、光検出器はm−1以上に分割して構成することもできる。
【0070】
(実施の形態3)
本実施の形態を図8ないし図10を用いて説明する。基本的な動作は図8によって説明できる。図8の説明は既に前の実施の形態で述べた通りであるので詳細な説明は省略する。本実施の形態は被測定物10の一辺の長さがWの半分程度のW2で示すように比較的小さな場合の測定に好適である。被測定物10の中には抵抗やコンデンサ、集積回路等比較的小型でその一辺が30mm以下のものも少なくない。本実施の形態ではこうした比較的小型の電子部品の形状測定装置に好適である。
【0071】
図8示の形状測定装置、測定方法は被測定物の一辺の長さがWで示したように比較的大型のものまでをカバーすることができる。しかし、小型から大型の被測定物まで広範囲にカバーする形状測定装置においては何らかの不都合が生じ得る。本実施の形態においては小型の電子部品の測定を行うと次ぎのような問題点が生じる。すなわち、対象被測定物10の測定時に、周囲から不要な反射光が光検出器14に到来してしまうということである。本実施の形態はこうした不要光を遮蔽する測定方法を提供する。
【0072】
図8から明らかなように、被測定物10の一辺の長さW2の被測定物10を測定する場合には、X点はX4〜X5までの範囲で足りる。しかし、本発明の形状測定装置はX点において、X1〜X4の間、及びX5〜X3の間もレーザ光が走査されるが、これらのレーザ光の走査は一辺の長さがW2の被測定物10の測定においては不要なレーザ光となる。不要なレーザ光又は不要な反射光が光検出器14に到来すると本来測定に必要な正規の信号に障害を及ぼすから好ましくない。
【0073】
そこで本実施の形態は不要な反射光等の到来を遮断する手段を提供する。具体的には、レーザ光L1ないしL5はその一辺の長さW2の被測定物10の表面11を光走査している間だけ発光するよう構成する。
【0074】
図8において被測定物10がY方向にY1からY3まで移動するのに要する時間を2tとする。ここで時間2tの大きさは、ポリゴンミラー5の回転数と外周面の構成によって決定される。たとえばポリゴンミラー5の外周面が8面体で、回転数を3,600rpmとすると、2t=1/(3,600/60)×8(秒)となる。すなわち、1/480(秒)である。
【0075】
レーザ光が点Y1を照射しているときの時間を0、Y3を照射しているときを時間2tとし、各レーザ素子の発光のタイミングを同図から求めると図9に示す通りになる。レーザ光L1ないしL5までを図9に示すタイミングで発光させれば、レーザ光L1ないしL5は被測定物10の一辺の長さW2の測定に必要なときだけ発光させることができる。
【0076】
図9はレーザ素子1〜3、81〜82の発光を切替えるタイミングを示す。図9に示したタイミングは図8から導きだせる。すなわち、図8示の点(X4,Y1)、(X4,Y3)、(X5,Y1)及び(X5,Y3)で囲まれた領域に着目し、Y1からY3までの走査時間を2tとすると、レーザ素子1は時間0〜0.5tの期間で点灯していることがわかる。同様にレーザ素子2は時間0.5t〜1.5tの期間で点灯していることを示す。同様にレーザ素子3、81及び82に注目すると、それぞれ、1.5t〜2t、0〜1t、及び1t〜2tの期間に点灯していることを示す。
【0077】
図10は図9のレーザ光L1〜L5を切り替える方法を示す。面Aから面Cまで45度回転するポリゴンミラー5の外周面5aに、レーザ素子1、2、3、81、82とは別個に設けたレーザ素子(図示せず)からの照射光23を入射する。
【0078】
又、面Aからの反射光30aを受光する位置に光検出器24を配設し、面Cからの反射光30bを受光する位置に光検出器28を配設する。反射光30aと30bの成す角度は90度である。光検出器24と28との間に等間隔で光検出器25、26及び27を配設する。したがって、ポリゴンミラー5の外周面5aが面Aから面Cまで回転する間に、時間0で光検出器24からパルス信号が発生し、以降0.5t経過するごとに光検出器25ないし28が順次パルス信号を発生する。前記パルス信号をレーザ素子1、2、3、81及び82の発振を制御する制御装置29に送り、制御装置29によりレーザ素子1、2、3、81、82の発振を図9の通りに制御する。
【0079】
実施の形態3の他の方法としては、図9に示す光走査用fθレンズ系6と被測定物10との間に遮蔽板22を設けてもよい。遮蔽板22は矢印220方向に移動可能に構成し、被測定物10の一辺の長さW2のときは光路Ldから光路Leの間を通過するレーザ光のみを通す位置に置き、被測定物10の一辺の長さがWのときは左右に移動し、光路Laから光路Lcまでの全てのレーザ光を通すよう構成する。こうした本実施の形態3によれば、被測定物10が小型の場合でもレーザ光を測定対象物のみに照射することができ、正確に電子部品等の形状測定ができる。
【0080】
(実施の形態4)
図11〜図18は本実施の形態を示す。
【0081】
本実施の形態はレーザ素子1、2及び3の放射スポット径が比較的大きい場合であっても、被測定物10の形状等を正確に測定することができる形状測定装置を提供する。スポット径が20μm〜30μmの比較的大きな光学系でよければ形状測定装置は廉価に構成することができる。
【0082】
図11には、外周面61を有する12面体のポリゴンミラー60が回転軸Pの回りを矢印Eの方向、すなわち時計回りにたとえば20,000rpmの高速で回転し、レーザ光L1、L2及びL3(これらを総称してLと記す)がポリゴンミラー60の外周面61に入射している状態を示す。ポリゴンミラー60は12面体であるから、レーザ光L1とL2との光軸の間及びレーザ光L2とL3との光軸の間をそれぞれ30度(360度/12)の間隔をもって配置した。
【0083】
図11は回転するポリゴンミラー60とレーザ光L1〜L3との位置関係をごく簡単に示したものである。外周面61の回転は面A、B及びCで示したように2等辺三角形Q2がこの順序で回転している状態とみることができる。
【0084】
面Aは2等辺三角形Q2の一辺と、レーザ光の放射方向Fとが一致したときを示す。このときは面Bの状態よりもポリゴンミラー60の回転が15度先行している状態である。2等辺三角形Q2の頂角θ2は30度であるから、15度はその1/2に相当する大きさである。
【0085】
ポリゴンミラー60が面Bに置かれると、外周面61(2等辺三角形Q2の底辺)に直交する方向Fから図示しないレーザ光を放射すると、レーザ光は外周面5aのほぼ中心部にあたる。
【0086】
面Cは、面Bからさらに15度時計回りに回転した状態を示す。このときは、レーザ光の放射方向Fと2等辺三角形Q2の他の一辺とが一致したときである。
【0087】
図12は、図11に示した12面体のポリゴンミラー60の外周面61を正面からみた図である。又、レーザ光L(L1〜L3)が外周面61を移動する状態も示している。外周面61が面Aの位置では、レーザ光Lの照射スポット62aは外周面61の下端部63付近にあり、照射スポット62aで示す。又、面B及び面Cではそれぞれ外周面61の中央及び上端部に、それぞれ放射スポット62b及び62cが形成される。しかしながら、レーザ光Lのスポット径が所定の大きさ以上なると、外周面61の上下端にある照射スポット62a及び62cは正常な円形のスポットから逸脱し、図12に示したようにたとえば半円状のスポット形状に変形されてしまい、形状測定装置の機能を低下させる。
【0088】
又、ポリゴンミラー60の外周面61を鏡面に加工するに際し、外周面61の下端部63及び上端部64は面ダレ等によって、どうしても平面性を得るのがむずかしい。したがって本実施の形態では、レーザ光の放射領域をこれらの外周面61の下端部63及び上端部64を避け、測定有効領域Hの範囲でレーザ光を利用して被測定物10の形状を測定しようとするものである。実験的には外周面61の一辺の長さKに対し、測定有効領域Hの割合R=H/Kを60%以上、特に70%程度が望ましいことを知見した。Rの大きさはレーザ光の波長にもよるが、Rを60%以上に設定すれば照射スポット62が5mm程度のレーザ光にも充分に適用できる。なお、スポット径の大きさがKの大きさに対して無視できる程度に小さければRの大きさはほぼ1でもよい。
【0089】
ポリゴンミラー60の大きさや形状は設計的事項である。いま、外周面61の数を12面体とし、その外周面61の一辺の長さを16mm、R=H/Kを70%に設定したときを考察してみる。レーザ光Lが光走査する間の外周面61の回転角度は30度であり、レーザ光Lが測定有効領域Hを光走査する間の外周面61の測定有効領域としての回転角度は30度に70%を乗じた値であるから21度になる。すなわち、21度という大きさは、外周面61が矢印E方向に30度回転する間の、初期の回転角4.5度と終期の4.5度を合わせた9度に相当する測定非有効領域を30度から差し引いた値である。したがって、いま、12面体の外周面61の一辺の長さをたとえば16mmに設定すると、測定有効領域Hは、外周面61の下端部63と上端部64のそれぞれの2.4mmを除いた11.2mmになる。
【0090】
図13は、レーザ光L1、L2及びL3が被測定物10の表面11を光走査する状態を示す。レーザ光L1、L2及びL3のそれぞれの光走査65、66及び67で示す。図13に表示したX方向の全体の目盛は30度である。これを6つに区分したので、1目盛は5度の角度に相当する。又、光走査65と66、及び光走査66と67のY方向の光走査の間隔はそれぞれ40μmである。
【0091】
外周面61が面Aから面Bまでの15度回転する間に、レーザ光L1は被検査物11のX方向に関して中央のX2から左端のX3まで光走査する。しかしながら、光走査開始点X2から4.5度の間は測定非有効領域である。同様にレーザ光L2による光走査66は光走査開始点X1からの4.5度と終了点X3までの4.5度の間が測定非有効領域である。又、レーザ光L3による光走査67は点X2の前方4.5度の間が測定非有効領域になる。したがって、レーザ光L3が外周面61により形成する光走査67と、レーザ光L1が次ぎの外周面で形成する光走査68が連続してつながらないという不連続区間が生じる。前記不連続区間は、点X2からX方向に4.5度の間、及びY方向にY=0の点から6μmの間である。
【0092】
図14は上記の不都合を克服し、連続した光走査を奏するための1つ対策方法を示す。図14に示した構成の端的な特徴は図11と比較すると明らかになる。すなわち、図11ではレーザ光L1とL2、L2とL3の光軸の成す角度を30度にし、かつ、それらの光軸は回転軸Pに垂直な面に配設したが、図14の構成は、レーザ光L1及びL3のそれぞれの光軸とレーザ光L2の光軸のなす角度を変えるものである。
【0093】
図14(a)に示すように、レーザ光L1の光軸との角度30度ではなく、レーザ光L2側に4.5度傾け、レーザ光L1及びL2の光軸のなす角度α1を25.5度になるように構成する。同様にレーザ光L2とL3の光軸間の角度α1も25.5度になるように配設する。
【0094】
図14(b)は前記レーザ光L1、L2及びL3が外周面61に放射する状態図14(a)の斜め右方向から見た斜視図である。レーザ光L1の光軸をL11で示すように走査方向71に対し垂直方向、すなわち副走査方向(被測定物の移動方向Yと同方向)に角度α2だけシフトさせて構成する。
【0095】
図15はレーザ光L1の光軸を副走査方向シフトさせる方法を説明するための図である。ポリゴンミラー60の外周面61aで反射するレーザ光L1とL11の光軸との間に角度α2のずれをもたせた状態で光走査用fθレンズ系6に入射する。そしてレーザ光L1とL11が光走査用fθレンズ系6を通過すると、光走査用fθレンズ系6の副走査方向のテレセントリック特性により平行光となり、被測定物10上を照射する。光走査用fθレンズ系6を通過し平行光となった前記レーザ光L1とL11の間隔をZとすると、光走査用fθレンズ系6の焦点距離f、レーザ光L1とL11のそれぞれの光軸のなす角度α2及び間隔Zとの間には、Z=f×α2なる関係がある。本実施例の場合、間隔Zが6μmになるよう前記レーザ光L1とL11のそれぞれの光軸のなす角度α2を配設する。すなわち本実施例の場合、間隔Z=6μm、焦点距離f=80mmであるから、α2=Z/fより、α2として7.5×10−5ラジアン(0.0043度)に設定する。
【0096】
図16はレーザ光L1をα2だけシフトさせて走査したときのレーザ光L1の走査65を示す。すなわち、X軸方向に4.5度だけシフトすることになるので、レーザ光L1による光走査65及び68の始点はX2上になる。又、レーザ光L11の光軸をL11で示すように走査方向71に対し垂直方向(副走査方向)にシフトさせるとY軸方向に6μmシフトすることができる。これによって、光走査65の始点は点(X2,0)に設定することができる。
【0097】
同様にレーザ光L3の光軸を反時計回りに4.5度傾け、かつ、走査方向71に対しレーザ光L11とは逆方向、すなわち被測定物の移動方向Yとは逆方向に、光軸を7.5×10−5ラジアン傾けて構成する。この結果、レーザ光L3による光走査67及び70は、前記レーザ光L1のシフト方向とは逆方向にX軸上及びY軸上を前記レーザ光L1のシフト量と同じ量だけシフトする。これによって、図14に示すように、レーザ光L1及びレーザ光L3による光走査68及び67は連続した直線となることができる。。
【0098】
以上に述べた本実施の形態の特徴は次ぎの通りである。光走査手段を正N面体のポリゴンミラーと焦点距離fmmを有する光走査用fθレンズ系6で構成する。前記正N面体の外周面61の1辺の長さKに対する有効領域Hの割合H/KをR(0.6≦R≦1)、被測定物10の表面に光走査する複数のレーザ光の間隔をy、円周率をπとすると、前記複数のレーザ光をL1、L2及びL3としたとき、レーザ光L1とL2及びL2とL3の光軸のなす角度を光走査方向に関してそれぞれα1=360/N×(1+R)/2(度)に配設する。さらに、レーザ光L2の光軸を基準にしてレーザ光L1及びレーザ光L3の光軸を前記被測定物と前記光走査手段が相対的に移動する方向にα2=1/f×y×(1−R)/2×360/2π(度)だけ互いに逆方向に傾けて配設するものである。
【0099】
なお、レーザ光L1の光軸を7.5×10−5ラジアンという微小角度傾ける操作は容易なことではない。しかし本発明においては、レーザ光L1の光源位置74と外周面61上の照射点72までの距離を前記光走査用fθレンズ系6の焦点距離fと同じ値に設定し、照射スポットの位置が副走査方向に6μmずれた照射点73まで移動するよう、前記レーザ光L1の光軸を傾ければ、レーザ光L1の光軸を7.5×10−5ラジアンに設定することで、こうした難度な操作を克服している。
【0100】
(実施の形態5)
図17は連続した光走査を奏するための他の実施例を示す。本実施例でのポリゴンミラー60は12面体である。レーザ光L2とL1、レーザ光L2とL3の光軸同士が成す角度はそれぞれ30度であるが、照射スポット位置をポリゴンミラー60の回転方向にシフトさせることに特徴を有する。こうした構成は図14で示した各レーザ光の光軸のなす角度を25.5度に配設したものとは相違する。
【0101】
まず、図17(a)に示すように、レーザ光L2を中心にしてレーザ光L1及びL3の光軸の位置をそれぞれ30度の位置に配設する。ポリゴンミラー60は12面の外周面61を備えているがその1つを示す。ポリゴンミラー60は、回転軸Pを中心に矢印E方向、すなわち時計回りにたとえば20,000rpmの速度で高速回転する。外周面61の回転は面A、B及びCで示したような2等辺三角形Q3がこの順序で移動している状態とみなせる。
【0102】
面Aの状態はレーザ光L1の放射点75が外周面61の測定有効領域の最下端部、すなわち放射スポット62dの位置に一致したときを示す。このときレーザ光L2は下端部63の位置にほぼ一致する。したがってレーザ光L1の放射点75は外周面61の測定有効領域の最下端部、すなわち放射スポット62dにくるよう、レーザ光L2の光軸よりも上方にシフトさせる。シフト量は、(K−H)/2である。シフト量は、レーザ光L1のスポット径及び面Aに対する入射角等により設定する。ここで、Kは外周面の一辺の長さ、Hはその測定有効領域である。これらは前に述べたように設計的事項であるが本実施の形態ではK=16mm、H=11.2mmに設定する。こうした条件下においての、シフト量は2.4mmになる。
【0103】
図18は実施の形態5における光の走査状態を示す。レーザ光L1の光走査65はY=0の線上の照射位置76から始まる。ただしX方向において照射位置76はX2上に一致しない。照射位置76とX2との間のギャップGを角度で表すと、G=360/N×(1−R)/2(度)である。光走査65が点(X2,0)を通るようにするには、光走査65を矢印Jの方向にシフトすればよい。J方向へのシフト量は、角度360/N(度)で2y移動することから比例計算により(1−R)×yとなる。光走査65を矢印Jの方向にシフトするには、実施の形態4と同様に、光走査用fθレンズ系6のテレセントリック特性を用いる。レーザ光L1の光軸を図17(b)のレーザ光L12に示すように、走査方向71に対し垂直方向、すなわち副走査方向(被測定物の移動方向Yと同方向)に角度α3だけシフトして構成する。なお、f×α3=(1−R)×yの関係から、シフトさせる角度α3は「α3=1/f×(1−R)×y(ラジアン)」として求めることができる。又、α3の大きさは、「α3=1/f×(1−R)×y×360/2π(度)」でもある。α3をこうした値に設定すれば、図17において光走査65は矢印J方向に平行移動してY=0でX2上を通るよう調整することができる。
【0104】
レーザ光L2の照射スポット80は面Bの状態で外周面61の中央に来るようその光軸を配設する。したがってレーザ光L2の光走査は図13の光走査66と同一の光走査をする。
【0105】
レーザ光L3は面Cの状態で照射点77が測定有効領域の最上端、すなわち図12の照射スポット62eの位置にくるよう、レーザ光L2に対し下方に移動する。この場合の移動量も約2.4mmである。この構成により図13におけるレーザ光L3の光走査67はY=80μmの線上で光走査を終える。しかし、X方向に関しては必ずしもX2上になるとは限らないので、前記レーザ光L1とは逆方向に角度α3だけ光軸を傾け、光走査67がY=80μmでX2上を通るように調整する。そして、レーザ光L1がX2から発振を開始し、レーザ光L3がX2で発振を止めるよう制御することで、光走査68及び67は連続した直線にすることができる。
【0106】
以上述べたように実施の形態5は、使用するレーザ光Lのスポット径が所定の大きさ以上であっても、あるいはポリゴンミラーの頂角付近が面ダレ等で平面性が損なわれていても、被測定物10の凹凸12の高さを正確に測定することができる。又、測定装置としても高価な光学系を必要とせず、形状測定装置の廉価化が図れる。
【0107】
【発明の効果】
本発明によれば、被測定物の表面を光走査して被測定物の形状等を測定あるいは検査する場合においてポリゴンミラーに対応した位置にレーザ素子の配置することで、被測定物の表面における光走査を安定させることが可能になり、検査精度を改善することができる
【0108】
又、本発明は形状が小さな被測定物を検査するに際し、高密度で光走査する方法を提供し、被測定物表面の凹凸や形状の測定精度を改善することができる。
【0109】
さらに、被測定物が小型の場合でもレーザ光を測定対象物のみに照射することができ、正確な検査あるいは測定ができる。
【0110】
さらに本発明によれば、使用するレーザ光Lのスポット径が有限長の場合でも、又、ポリゴンミラーの頂角付近が面ダレ等で平面性が損なわれていたとしても、被検査物表面の凹凸の高さを正確に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の形状測定装置に係わる要部構成図
【図2】(a)本発明のポリゴンミラーの概要図
(b)本発明のポリゴンミラーの回転状態を説明するための図
【図3】本発明の実施の形態1に係わる図
【図4】本発明の形状測定装置の基本構成図
【図5】本発明の被測定物の表面を測定するための図
【図6】本発明の演算装置が出力する信号を示す図
【図7】本発明の形状測定装置から出力される被測定物表面の高さ信号を示す図
【図8】本発明の実施の形態2に係わる図
【図9】本発明の実施の形態3に係わる図
【図10】本発明のレーザ光発振制御方法を説明するための図
【図11】本発明のポリゴンミラーの回転に沿って、レーザ光の照射位置が移動する状態を示す図
【図12】本発明の照射スポットがポリゴンミラー外周面を移動する状態を示す図
【図13】本発明のレーザ素子の照射スポット径が有限長の場合の、被検査物上の光走査を示す図
【図14】(a)本発明の実施の形態4に係わる図
(b)図14(a)の要部斜視図
【図15】本発明の実施の形態4に係わる図
【図16】本発明の実施の形態4に係わる図
【図17】(a)本発明の実施の形態5に係わる図
(b)図17(a)の要部斜視図
【図18】本発明の実施の形態5に係わる図
【図19】(a)従来の表面検査装置を示す図
(b)図19(a)を横から見た図
【図20】従来の表面検査装置における被測定物の表面状態の検査方法を説明する図
【図21】従来の表面検査装置から出力され被測定物表面の高さ信号を示す図
【符号の説明】
1,2,3,81,82 レーザ素子
4,32 コリメータレンズ
5,35 ポリゴン体ミラー
5a,61 外周面
6,36 光走査用fθレンズ系
7,8,9,37,38,39 レンズ
10,40 被測定物
11,41 表面
12 凹凸
13 集光レンズ
14,24,25,26,27,28,44 光検出器
14a,14b,14c 受光領域
15 表示装置
16,16a,16b,16c 演算装置
18,18a,19,19a,20,21 光走査線
22 遮蔽板
23 レーザ光
29 制御装置
30a,30b 反射光
31 半導体レーザ素子
34 アナモフィックプリズム
37,38,39 レンズ
42 部品
43,48 集光レンズ
45 受光面
46 演算装置
47 入射散乱光
49 走査光
50,51,52 高さ信号
62a,62b,62c,62d,62e 照射スポット
63 下端部
64 上端部
65,66,67,68,69,70 光走査
71 走査方向
72,73,75,77 照射点
74 光源位置
76 照射位置

Claims (3)

  1. 複数のレーザ素子と、
    前記複数のレーザ素子から出射されるレーザ光を反射させ被測定物上を走査させる面数Nのポリゴンミラーを有する走査光学系と、
    前記走査光学系と前記被測定物とを相対的に移動させる相対移動手段と、
    前記被測定物から反射した光を検出する複数の光検出器と、を有し、
    隣接する前記レーザ素子は前記ポリゴンミラーに対し360/N度に配置すること
    を特徴とする表面形状測定装置。
  2. 複数のレーザ素子と、
    前記複数のレーザ素子から出射されるレーザ光を反射させ被測定物上を走査させるポリゴンミラーを有する走査光学系と、
    前記走査光学系と前記被測定物とを相対的に移動させる相対移動手段と、
    前記被測定物から反射した光を検出する複数の光検出器と、を有し、
    前記走査光学系のfθレンズの焦点距離をfmm、前記ポリゴンミラーの面数をN、前記ポリゴンミラーの1辺の内で走査に使う領域の割合をR、前記被測定物上で走査するレーザ光の間隔をymm、隣接する前記レーザ素子の光軸が走査方向になす角度をα1、走査方向と垂直方向になす角度をα2とし、α1が(数1)、α2が(数2)の関係を満足すること
    を特徴とする表面形状測定装置。
    Figure 0003888149
    Figure 0003888149
  3. 複数のレーザ素子と、
    前記複数のレーザ素子から出射されたレーザ光を反射させ被測定物上を走査させるポリゴンミラーを有する走査光学系と、
    前記走査光学系と前記被測定物とを相対的に移動させる相対移動手段と、
    前記被測定物から反射した光を検出する複数の光検出器と、を有し、
    前記走査光学系のfθレンズの焦点距離をfmm、前記ポリゴンミラーの面数をN、前記ポリゴンミラーの1辺の内で走査に使う領域の割合をR、前記被測定物上で走査するレーザ光の間隔をymm、隣接する前記レーザ素子の光軸が走査方向になす角度を360/N度に配置し、走査方向と垂直方向になす角度をα3とし、α3が(数3)の関係を満足すること
    を特徴とする記載の表面形状測定装置。
    Figure 0003888149
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