JP3886792B2 - 高周波ケーブル製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は高周波ケーブル製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
高周波送信用の波付導波管や波付同軸ケーブルは、横断面が長円形や円形の波付管(コルゲート管)を、備えている。この高周波送信用の波付ケーブルは、電気特性として、低伝送損失及びVSWR(Volt Standing Wave Ratio)特性が良好でなければならないといった厳しい性能が要求されている。
【0003】
図2に示すような円形断面の波付管2を有する高周波送信用同軸ケーブル10の従来の製造装置は、次のとおりである。図2を参照しながら説明すると、内部導体としての導線11と該導線11に外嵌被覆する発泡ポリエチレン等の絶縁体12とからなるコア部材13に、テープ状の銅板を巻きつけるよう横断面円形に造管し、上記コア部材13を包囲被覆する所定円形断面の外部導体14を形成する。その後これを、長手方向シームが形成されるように、溶接トーチにより溶接し、波無しの(表面がスムースな)管体を形成する。そして、図7に示すように従来では、この波無し管体41(ワーク)は、無限軌道式送込装置42により矢印方向に送りだされ、無限軌道式送込装置42の下流側に配設した波付機43により、波無し管体41にリング状の波付を行う。波付機43を出た波付管44は、ダンサー45を介することで所定張力が付与され、巻取機46により巻き取られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
波付機43による管体41の表面への波付加工は、銅板などから形成された外部導体14(管体41)を、波付ダイス等を高速回転させながら押圧し塑性変形させて波付を行うものである。従って、管体41は加工による熱が発生し、管体41及び波付管44は熱膨張することとなる。これにより、波付管44の波ピッチや波付管44の径寸法が変動したり、波付機43の下流側で波付管44に軸心方向の圧縮応力が生じることとなる。
また、図7に示した従来の装置においては、波付機43の下流側はダンサー45により波付管44は張力が与えられており、ダンサー45の動作(振動)により波付管44及び波付機43へその振動が伝わると、巻取機46に巻き取られる波付管44の波ピッチに周期的な変動を与え、波ピッチを高精度に均等とすることができなかった。
【0005】
上述のとおり、高周波ケーブルのVSWR特性は厳しく制限されているが、波付管44の波ピッチが均等でない場合や波ピッチに周期的な変動があると、送信電波の反射等が発生しやすく電気特性が不良となり、VSWR特性をある値以上に保持することができないという問題点があった。また、従来の装置では、VSWR特性をさらに向上させることができないという問題点があった。
【0006】
そこで本発明は、ケーブルの電気特性を維持・改善するため、波付管に形状変動を生じさせない高周波ケーブル製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上述の目的を達成するために、本発明に係る高周波ケーブル製造装置は、管体に波付加工する波付機と、該波付機の波付形成部近傍における非動作部の温度を測定する温度検出機と、該波付機の波付加工用潤滑油の熱交換を行う熱交換機と、を備え、上記温度検出機により測定される上記非動作部の温度が一定となるように上記熱交換機により潤滑油の熱交換を行うよう構成したものである。
【0008】
また、管体に波付加工する波付機と、該波付機によって波付られて送りだされた直後の波付管の温度を測定する温度検出機と、該波付機の波付加工用潤滑油の熱交換を行う熱交換機と、を備え、上記温度検出機により測定される上記波付管の温度が一定となるように上記熱交換機により潤滑油の熱交換を行うよう構成したものである。
【0009】
また、管体に波付加工する波付機と、該波付機から送りだされる波付管を下流側で引き取る引取装置と、該波付機の波付形成部近傍における非動作部の温度を測定する温度検出機と、を備え、さらに、上記温度検出機による温度測定値を検知して上記波付管の熱膨張による該波付管の波ピッチの変動を抑えるように上記波付機の作業速度及び/又は上記引取装置の引取線速度を調節する制御手段を備えたものである。
【0010】
また、管体に波付加工する波付機と、該波付機から送りだされる波付管を下流側で引き取る引取装置と、該波付機によって波付られて送りだされた直後の波付管の温度を測定する温度検出機と、を備え、さらに、上記温度検出機による温度測定値を検知して上記波付管の熱膨張による該波付管の波ピッチの変動を抑えるように上記波付機の作業速度及び/又は上記引取装置の引取線速度を調節する制御手段を備えたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施の形態に基づき、本発明を詳説する。
【0012】
図1に高周波ケーブルである波付同軸ケーブルを製造する装置の実施の一形態を示し、この装置等により作製される波付同軸ケーブルの断面斜視図を図2に示す。図2によると、波付同軸ケーブル10は、内部導体としての導線(銅線や銅管)11とその外側の発泡ポリエチレン等の絶縁体12とを有するコア部材13に、外部導体(銅管)14が外皮されて表面に波形を有する波付管(波付きケーブル)2とし、その波付管2に外部絶縁層15が被覆されている。
【0013】
図1の製造装置について説明すると、16はドラムに巻設されたコア部材13を矢印a方向(下流側方向)に送りだすコア部材送り出し機であり、送り出されたコア部材13は、ダンサー17を介して外部導体巻付部18へ送られる。
一方、19はドラムに巻設された、後に外部導体14となる金属テープ23を矢印b方向(装置下流側)に送りだす金属テープサプライであり、送り出された金属テープ23は、テープ洗浄部20、トリミングカッター21を介して外部導体巻付部18へ送られる。なお、このトリミングカッター21は金属テープ23を所定幅に切断して帯状金属テープ23′とするものである。また、トリミングカッター21により切除された残材24はスクラップワインダー22により巻き取られる。
コア部材送り出し機16と金属テープサプライ19は、図示省略するが、夫々の作業位置の近傍にストック用のコア部材13及び金属テープ23を備えている。これにより、生産作業を長時間停止させることなく、安定してケーブルの作製が可能である。
【0014】
次に、外部導体巻付部18において、帯状金属テープ23′はテープ成形装置25により、その両縁が接近するように帯板状からしだいに横断面円形状に巻かれて造管される。そしてこの帯状金属テープ23′の造管工程の途中で、コア部材13をその中心に取り込み、コア部材13の外面側に管状の外部導体14が形成される。なお、このテープ成形装置25はロール式や三角フォーマー式等がある。
そして、外部導体巻付部18から送りだされた、コア部材13を内装した外部導体14は、溶接トーチ26により外部導体14の合わせ目(突き合わせ部)を溶接されて、長手方向の溶接継ぎ目(シーム)を有する平滑表面のスムース管体1を形成する。
【0015】
管体1は次に波付成形装置部9に送られ、管体1に波付加工が施される。この波付成形装置部9は、図3の波付成形装置部9の側面図に示すように、基盤33上に、コア部材13に外部導体14が外嵌された管体1を下流側に送り込む送込装置5と、送込装置5により送り込まれた管体1の表面に波付加工する波付機6と、波付機6から送りだされる波付管2を引き取る引取装置7と、を上流側から下流側へ列設して固定している。なお、送込装置5と引取装置7とは、無限軌道式(キャタピラ式)送込(引取)機であり、管体1及び波付管2の走行部(接触部)は、管体1及び波付管2の横断面形状に対応したものであり、管体1及び波付管2の横断面形状を保持して走行させる。
この波付機6により施される波形は独立突条の環状波である。または、らせん状としてもよい。
【0016】
送込装置5について説明すると、管体1を上下に挟んで管体1を矢印c方向へ走行させる一対の上送込機5aと下送込機5bとを有し、夫々を駆動させる送込機用モータM1 ,M1 を備えている。そして、この送込機用モータM1 ,M1 と各送込機5a,5bは、直結されたものとするのが好ましい。即ち、各送込機5a,5bのプーリーは、減速機やクラッチ等を介在させず送込機用モータM1 ,M1 の出力軸が直接接続されている。従って、減速機等の歯車の歯当たりによる周期的な回転の変動を、送込機5a,5bの搬送速度(線速度)に影響させることがないため、管体1に送り速度変動を与えず常に一定速度で管体1を送り込むことができる。なお、送込機用モータM1 ,M1 はインバータモータ等を使用すればよい。
【0017】
先に、引取装置7について説明すると、引取装置7は、波付機6により表面に波付加工された波付管2を上下に挟んで波付管2を矢印c方向へ走行させる一対の上引取機7aと下引取機7bとを有し、夫々を駆動させる引取機用モータM3 ,M3 を備えている。そして、この引取機用モータM3 ,M3 と各引取機7a,7bは、直結されたものとするのが好ましい。即ち、各引取機7a,7bのプーリーは、減速機やクラッチ等を介在させず引取機用モータM3 ,M3 の出力軸が直接接続されている。従って、減速機等の歯車の歯当たりによる周期的な回転の変動を、引取機7a,7bの搬送速度(線速度)に影響させることがないため、波付管2に送り速度変動を与えず常に一定速度で波付管2を引き取ることができる。なお、引取機用モータM3 ,M3 はインバータモータ等を使用すればよい。
【0018】
この引取装置7により、波付機6と引取装置7との間で、波付管2は所定の張力(軸方向保持力)が作用するため、安定した波付成形が可能となる。即ち、例えば図1に示す、引取装置7の下流側の巻取機32(のドラム)を交換するため巻取機32を停止させても、波付作業を休止させる必要はなく、また、その間波つけられた波付管2は所定形状であるため製品の性能に影響を与えない。
また、送込装置5と引取装置7は、管体1及び波付管2をその軸心方向(長手方向)に上流側から下流側に走行させる装置であれば、他の形式(ローラー式等)としてもよい。
【0019】
次に、波付機6について説明すると、管体1に波付を施し波付管2とする波付形成部(成形ヘッド)8と、波付形成部8を動作させる波付作業駆動モータM2 と、を備えている。波付作業駆動モータM2 は所定作業速度で波付形成部8を作動させ、所定のピッチ、所定の径寸法で管体1に波付けを施すものである。
具体的に説明すると、例えば、上記送込装置5により所定速度で送り込まれる管体1に、図示省略するが、(複数個配設した)波付成形ダイス(波付形成部8)が回転・当接して同心円上に波付を行う。この波付成形ダイスの回転は、約3000〜7000rpm と高速であるため、管体1及び波付管2に波付加工による高熱が発生し、管体1及び波付管2は熱膨張することとなる。
【0020】
そこで図4に示すように、波付機6の波付形成部8(波付成形ダイス)近傍における波付機6の非動作部35の温度を測定する温度検出機3を備えている。波付形成部8近傍とは、上述のとおり、波付を行う波付形成部8はダイス等が回転しているため、この回転するダイスを支持する受け部材(軸受)等であって、波付形成部8(ダイス)に隣接する部位とすればよい。また、温度検出機3は熱電対等を使用すればよい。
さらに、波付機6の波付形成部8の下方位置には、波付加工用潤滑油Rの油溜め34を備えており、ノズル36から管体1の波付位置に供給した潤滑油Rを受けるよう構成している。なお、このノズル36は、油圧配管37を介してポンプPにより油溜め34から潤滑油Rの供給を受けている。
【0021】
さらに、温度検出機3からの測定値を受け、波付機6の波付加工用潤滑油Rの熱交換を行う熱交換機4を備えており、温度検出機3により測定される非動作部35の温度が一定となるように、この熱交換機4により潤滑油Rの熱交換を行うよう構成している。具体的に説明すると、この熱交換機4は油圧配管37の途中に設けられ、冷却水38を冷媒として循環する潤滑油Rの温度を下げることができる。そして、温度検出機3により測定された非動作部35の温度が設定温度より高くなると、熱交換機4が有する制御部の信号により熱交換機4の潤滑油Rに対する冷却作用が働き、潤滑油Rの温度を下げる。これにより、管体1・波付管2の温度を一定に保ち、熱による変形(膨張)の変動を防ぐことができる。これにより、波付管2の波ピッチや波付管2の径寸法が変動したり、波付機6の下流側で波付管2に過大な軸心方向の応力が生じることがない。
【0022】
次に、図5に他の実施の形態を示す。図5は、波付機6によって波付られて送りだされた直後の波付管2の温度を直接測定するよう、温度検出機3を波付形成部8の下流側(直下流側)に配設している。また、図4と同様に波付加工用潤滑油Rの油溜め34、ノズル36、油圧配管37及びポンプPを備えている。温度検出機3は、走行する波付管2の表面と僅かに接触する測定機(熱電対)又は、非接触の状態で波付管2の温度を測定する非接触温度センサーとすればよい。これにより、波付成形された波付管2に、温度測定時の通過抵抗による形状変形を与えない。さらに、走行する波付管2の表面の温度を連続して正確に測定することができる。
【0023】
そして、温度検出機3からの測定値を受け波付管2の温度が設定温度より高くなると、熱交換機4が有する制御部の信号により熱交換機4の潤滑油Rに対する冷却作用が働き、潤滑油Rの温度を下げる。これにより、温度検出機3により測定される波付管2の温度を一定とし、管体1・波付管2の熱による変形(膨張)の変動を防ぐことができ、波付管2の波ピッチや波付管2の径寸法が変動したり、波付機6の下流側で波付管2に過大な軸心方向の応力が生じることがない。
また、熱交換機4は、冷却作用のみではなく、加熱作用を備えたものとしてもよい。
【0024】
さらに、別の実施の形態を図6に示す。これは、図4に示したものと同様に、波付機6の波付形成部8近傍における非動作部35の温度を測定する温度検出機3を備えたものであって、この温度検出機3による非動作部35の温度測定値を検知して、波付管2の熱膨張による波付管2の波ピッチの変動を抑えるように波付機6の作業速度及び/又は引取装置7の引取線速度を調節する制御手段Sを備えたものである。
【0025】
具体的に説明すると、図6に示すように、波付機6の非動作部35の温度を測定した温度検出機3は、制御手段Sにその測定温度(データ)を送り、制御手段Sにより、その測定温度と基準温度とを比較演算する。この演算結果により制御手段Sは、演算結果に対応して波付機6の波付作業駆動モータM2 又は引取装置7の引取機用モータM3 、若しくはこれら両方の回転速度を変更させる。例えば、熱膨張して軸方向に延びた管体1に対しては、収縮後所定波ピッチとなるように波付作業駆動モータM2 の作業速度を遅めて波付ピッチを予め大きくする。また、波付機6と引取装置7との間の波付管2に(波付管2に塑性変形を与えるような)過大な軸心方向圧縮力が作用しないように、引取機用モータM3 の回転速度を速くして搬送速度(引取走行速度)を上げてやればよい。これにより、波付機6により波付された波付管2の温度変動による波ピッチの変動を抑えることができ、波付機6により波付された波付管2が常温に冷やされると、所定波ピッチを有する波付管2が作製される。
【0026】
また、さらに別の実施の形態として、温度検出機3を、波付機6によって波付られて送りだされた直後の波付管2の温度を測定するよう、波付形成部8の下流側(直下流側)に配設する。そして図6に示した構成と同様に、温度検出機3による温度測定値を検知して、波付管2の熱膨張による波付管2の波ピッチの変動を抑えるように波付機6の作業速度及び(又は)引取装置7の引取線速度を調節する制御手段Sを備えればよい。
これにより、波付機6により波付された波付管2の温度変動による波ピッチの変動を抑えることができ、波付機6により波付された波付管2が常温に冷やされると、所定波ピッチを有する波付管2が作製される。
【0027】
また、これら波付機6の非動作部35乃至波付管2の温度測定による波付機6の作業速度及び(又は)引取装置7の引取線速度を調節する制御を補助制御として、図示省略するが、他の手段、例えば波付機6に作用する軸方向成形抵抗を検知して波付機6の作業速度や引取装置7の引取線速度を変化させる制御手段による波付ピッチ制御の補正を行ってもよい。これにより、さらに、波ピッチの周期的な変動を防止したり、波ピッチを正確に一定とすることができる。
【0028】
また、図4、図5に示した潤滑油Rの熱交換による波付管2の変形変動を防ぐ熱交換機4を有する構成と、図6に示した波付機6の作業速度及び/又は引取装置7の引取線速度を調節する制御手段Sを備えた構成と、を組み合わせたものとしてもよく、波ピッチの周期的な変動を防止したり、波ピッチを一定とすることができる。
なお、これら温度検出機3による制御はフィードバック制御とされリアルタイムで温度状態を検出し、熱交換機4又は波付機6、引取装置7の運転を制御する。これにより、波付管2に周期的な形状変動を与えることがなく、VSWR特性が一層向上した高品質な高周波ケーブルを生産できる。
【0029】
そして、図1に戻って説明すると、波付成形装置部9を出た波付管2は、洗浄装置29や乾燥装置30等を通って各工程を経て、ダンサー31を介して、図2の外部絶縁層15が外被されていない外部導体14を最外層とする半製品の状態で、巻取機32により巻き取られる。そして、図示省略の装置により外部絶縁層15を被覆させて同軸ケーブル10を作製すればよい。又は、この被覆装置を図1の巻取機32の上流側に組み込んでもよい。
この他、本発明の製造装置の波付成形装置部9により波付形成される高周波送信用ケーブルとして、図示省略するが波付導波管等がある。
【0030】
【発明の効果】
本発明は上述の構成により次のような効果を奏する。
【0031】
(請求項1によれば)波付機6の運転開始時や連続安定運転時等の運転時期に係わらず、ワークに発生する熱を常に一定に保つことができるため、波付管2に周期的な形状変動を与えたり、波ピッチを不均一にすることがなく、波付管2を一定形状(波ピッチ、外径)とすることができ、高周波ケーブルのVSWR特性が著しく向上した高品質のものとすることができる。
【0032】
(請求項2によれば)波付機6の運転開始時や連続安定運転時等の運転時期に係わらず、ワークに発生する熱を常に一定に保つことができるため、波付管2に周期的な形状変動を与えたり、波ピッチを不均一にすることがなく、波付管2を一定形状(波ピッチ、外径)とすることができ、高周波ケーブルのVSWR特性が著しく向上した高品質のものとすることができる。さらに、直接波付管2の温度を測定するため、温度を一定に保つための制御の応答性はよく、より高精度に波付管2の形状変動を防ぐことができる。
【0033】
(請求項3によれば)ワークに波付加工による熱が発生し、その熱によりワークの形状の変動が生じないように、波付機6の非動作部35の温度により、予め波付機の作業速度及び/又は引取装置の引取線速度を調節するため、波付管2の熱膨張による波付管2の波ピッチの変動を抑えることができ、高周波ケーブルのVSWR特性が著しく向上した高品質のものとすることができる。
【0034】
(請求項4によれば)ワークに波付加工による熱が発生し、その熱によりワークの形状の変動が生じないように、波付後の波付管2の温度により、予め波付機の作業速度及び/又は引取装置の引取線速度を調節するため、波付管2の熱膨張による波付管2の波ピッチの変動を抑えることができる。直接波付管2の温度を測定するため、温度を一定に保つための制御の応答性はよく、より高精度に波付管2の形状変動を防ぐことができ、高周波ケーブルのVSWR特性が著しく向上した高品質のものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の製造装置の実施の一形態を示す側面図である。
【図2】本発明の製造装置により作製される高周波ケーブルの斜視図である。
【図3】製造装置の要部を示す側面図である。
【図4】波付機の要部を示す側部断面図である。
【図5】波付機の要部を示す側部断面図である。
【図6】本発明の製造装置の別の実施の形態を示す側面図である。
【図7】従来の製造装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 管体
2 波付管
3 温度検出機
4 熱交換機
6 波付機
7 引取装置
8 波付形成部
35 非動作部
R 潤滑油
S 制御手段

Claims (4)

  1. 管体に波付加工する波付機と、該波付機の波付形成部近傍における非動作部の温度を測定する温度検出機と、該波付機の波付加工用潤滑油の熱交換を行う熱交換機と、を備え、上記温度検出機により測定される上記非動作部の温度が一定となるように上記熱交換機により潤滑油の熱交換を行うよう構成したことを特徴とする高周波ケーブル製造装置。
  2. 管体に波付加工する波付機と、該波付機によって波付られて送りだされた直後の波付管の温度を測定する温度検出機と、該波付機の波付加工用潤滑油の熱交換を行う熱交換機と、を備え、上記温度検出機により測定される上記波付管の温度が一定となるように上記熱交換機により潤滑油の熱交換を行うよう構成したことを特徴とする高周波ケーブル製造装置。
  3. 管体に波付加工する波付機と、該波付機から送りだされる波付管を下流側で引き取る引取装置と、該波付機の波付形成部近傍における非動作部の温度を測定する温度検出機と、を備え、さらに、上記温度検出機による温度測定値を検知して上記波付管の熱膨張による該波付管の波ピッチの変動を抑えるように上記波付機の作業速度及び/又は上記引取装置の引取線速度を調節する制御手段を備えたことを特徴とする高周波ケーブル製造装置。
  4. 管体に波付加工する波付機と、該波付機から送りだされる波付管を下流側で引き取る引取装置と、該波付機によって波付られて送りだされた直後の波付管の温度を測定する温度検出機と、を備え、さらに、上記温度検出機による温度測定値を検知して上記波付管の熱膨張による該波付管の波ピッチの変動を抑えるように上記波付機の作業速度及び/又は上記引取装置の引取線速度を調節する制御手段を備えたことを特徴とする高周波ケーブル製造装置。
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