JP3886444B2 - 電話機 - Google Patents
電話機 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3886444B2 JP3886444B2 JP2002344373A JP2002344373A JP3886444B2 JP 3886444 B2 JP3886444 B2 JP 3886444B2 JP 2002344373 A JP2002344373 A JP 2002344373A JP 2002344373 A JP2002344373 A JP 2002344373A JP 3886444 B2 JP3886444 B2 JP 3886444B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- telephone
- data
- transfer
- book data
- mode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
- Telephone Function (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話機間で電話帳データを転送し、その電話帳データを登録可能とする機能を備えた電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的な電話機、例えば携帯電話機においては、名称及び、この名称に対応した電話番号で構成する電話番号データを電話帳データとして予め登録しておき、この電話帳データから発信相手の名称を選択操作することで、この名称に対応する電話番号への発信動作を行うことができる電話帳機能が広く知られている。
【0003】
このような電話帳機能は、携帯電話機だけでなく、固定電話機等の様々な電話機にも活用されているのが現状である。
【0004】
このような電話帳機能の活用に伴って、例えば携帯電話機の機種変更等のように、現在の携帯電話機に登録した電話帳データを新しい携帯電話機に登録したいといった要望があり、次のようにパソコン等の情報端末装置を使用することで、この要望に対処している。
【0005】
パソコンは、現在の携帯電話機とケーブル接続することで、この携帯電話機とのデータ通信を確立し、この携帯電話機内部に登録した電話帳データを読み出し、この電話帳データをパソコン内部のハードディスクに記録する(例えば特許文献1参照)。
【0006】
さらにパソコンは、新しい携帯電話機とケーブル接続することで、新しい携帯電話機とのデータ通信を確立し、このハードディスクに記録した電話帳データを、新しい携帯電話機に登録するようにしている。
【0007】
このような方法によれば、パソコンを使用することで、携帯電話機に登録済みの電話帳データを携帯電話機間で転送登録することができる。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−176484号公報(第1図乃至第4図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の電話帳データ転送登録機能を備えた電話機によれば、現在の携帯電話機からの電話帳データをパソコンに一時的に取り込み、この電話帳データを新しい携帯電話機に転送登録するようにしたが、電話機間で電話帳データを転送登録するのにはパソコンが必要である。
【0010】
また、このような従来の電話帳データ転送登録機能を備えた電話機によれば、携帯電話機やPHS等についてはパソコン等の外部機器を使用することで電話帳データを転送することができるが、電話帳データ転送登録機能を備えた固定電話機については未だ提案されていない。
【0011】
本発明は上記点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、パソコン等の外部機器を設けなくても、電話機間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる電話機を提供することにある。
【0012】
さらに、その目的とするところは、固定電話機においても電話帳データ転送登録機能を実現した電話機を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明の電話機は、名称データ及び、この名称データに対応した電話番号データを含む電話帳データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている電話帳データに基づいて通話接続する制御手段とを有する電話機であって、他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、前記制御手段が、前記モード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードを設定するモード設定手段と、このモード設定手段にて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能とする電話帳設定手段と、前記電話帳データ転送登録モード中に着信を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除するモード解除手段とを有するようにした。
【0014】
従って、本発明の電話機によれば、他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、このモード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能としたので、この電話帳データ転送登録モードを使用することで、パソコン等の外部機器を設けなくても、直接、電話機間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる。また、固定電話機に本発明を適用したとすれば、固定電話機であっても、パソコン等の外部機器を設けることなく、電話機間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる。更に、電話帳データ転送登録モード中に着信を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除するようにしたので、電話帳データ転送登録モード中であっても、着信があれば、優先的に着信に応答することができる。
【0015】
上記目的を達成するために本発明の電話機は、名称データ及び、この名称データに対応した電話番号データを含む電話帳データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている電話帳データに基づいて通話接続する制御手段とを有する電話機であって、他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、前記制御手段が、前記モード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードを設定するモード設定手段と、このモード設定手段にて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能とする電話帳設定手段と、前記電話帳データ転送登録モード中においては前記転送インタフェース手段を通じて前記電話番号データ単位で前記他の電話機からの電話帳データを受信可能とするデータ通信手段と、このデータ通信手段にて受信した電話帳データを電話番号データ単位で表示する表示制御手段と、所定の登録操作に応じて、前記表示中の電話番号データを前記記憶手段に登録する登録制御手段と、前記電話帳データ転送登録モード中に着信を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除するモード解除手段とを有するようにした。
【0016】
従って、本発明の電話機によれば、他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、このモード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能としたので、この電話帳データ転送登録モードを使用することで、パソコン等の外部機器を設けなくても、直接、電話機間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる。また、固定電話機に本発明を適用したとすれば、固定電話機であっても、パソコン等の外部機器を設けることなく、電話機間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる。また、電話帳データ転送登録モード中においては転送インタフェース手段を通じて電話番号データ単位で他の電話機からの電話帳データを受信し、この電話帳データを電話番号データ単位で表示し、この表示中の電話番号データを、所定の登録操作に応じて記憶手段に登録するようにしたので、表示内容を確認しながら、電話番号データの登録の可否を選択することで、新たな電話帳データとして編集することができる。更に、電話帳データ転送登録モード中に着信を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除するようにしたので、電話帳データ転送登録モード中であっても、着信があれば、優先的に着信に応答することができる。
【0017】
本発明の電話機は、名称データ及び、この名称データに対応した電話番号データを含む電話帳データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている電話帳データに基づいて通話接続する制御手段とを有する電話機であって、他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、前記制御手段が、前記モード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードを設定するモード設定手段と、このモード設定手段にて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能とする電話帳設定手段と、前記電話帳データ転送登録モード中においては前記転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記電話番号データ単位で表示する表示制御手段と、前記電話帳データ転送登録モード中で、かつ電話番号データを表示中に、所定の発信操作を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除し、この表示中の電話番号データに基づく発信動作を実行する発信手段と有するようにした。
【0018】
従って、本発明の電話機によれば、他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、このモード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能としたので、この電話帳データ転送登録モードを使用することで、パソコン等の外部機器を設けなくても、直接、電話機間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる。また、固定電話機に本発明を適用したとすれば、固定電話機であっても、パソコン等の外部機器を設けることなく、電話機間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる。また、電話帳データ転送登録モード中で電話番号データを表示中に、所定の発信操作を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除し、この表示中の電話番号データに基づく発信動作を実行するようにしたので、自己の電話機に電話番号データが登録されていなくても、電話帳データを登録することなく、他の電話機の電話帳データを使用して所望の相手先に発信することができる。
【0019】
上記目的を達成するために本発明の電話機は、名称データ及び、この名称データに対応した電話番号データを含む電話帳データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている電話帳データに基づいて通話接続する制御手段とを有する電話機であって、他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、前記制御手段が、前記モード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードを設定するモード設定手段と、このモード設定手段にて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能とする電話帳設定手段と、前記電話帳データ転送登録モード中においては前記転送インタフェース手段を通じて前記電話番号データ単位で前記他の電話機からの電話帳データを受信可能とするデータ通信手段と、このデータ通信手段にて受信した電話帳データを電話番号データ単位で表示する表示制御手段と、所定の登録操作に応じて、前記表示中の電話番号データを前記記憶手段に登録する登録制御手段と、前記電話帳データ転送登録モード中で、かつ電話番号データを表示中に、所定の発信操作を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除し、この表示中の電話番号データに基づく発信動作を実行する発信手段とを有するようにした。
【0020】
従って、本発明の電話機によれば、他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、このモード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能としたので、この電話帳データ転送登録モードを使用することで、パソコン等の外部機器を設けなくても、直接、電話機間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる。また、固定電話機に本発明を適用したとすれば、固定電話機であっても、パソコン等の外部機器を設けることなく、電話機間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる。また、電話帳データ転送登録モード中においては転送インタフェース手段を通じて電話番号データ単位で他の電話機からの電話帳データを受信し、この電話帳データを電話番号データ単位で表示し、この表示中の電話番号データを、所定の登録操作に応じて記憶手段に登録するようにしたので、表示内容を確認しながら、電話番号データの登録の可否を選択することで、新たな電話帳データとして編集することができる。更に、電話帳データ転送登録モード中で電話番号データを表示中に、所定の発信操作を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除し、この表示中の電話番号データに基づく発信動作を実行するようにしたので、自己の電話機に電話番号データが登録されていなくても、電話帳データを登録することなく、他の電話機の電話帳データを使用して所望の相手先に発信することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の電話機に関わる実施の形態を示す電話帳データ転送登録システムについて説明する。図1は本実施の形態を示す電話帳データ転送登録システムの概略構成を示すブロック図である。
【0028】
図1に示す電話帳データ転送登録システム1は、公衆回線2に接続する電話機10、例えば固定電話機10Aと、この固定電話機10Aとケーブル接続する電話機10、例えば携帯電話機10BやPHS10Cとを有し、ケーブル3を通じて、携帯電話機10Bの電話帳データを固定電話機10Aに転送登録するものである。
【0029】
図2は固定電話機10Aの盤面を示す説明図である。
【0030】
図2に示す固定電話機10Aは、通話を行うためのハンドセット11と、様々な情報を画面表示するLCD等の表示手段12と、様々な機能コマンドや番号等を選択するダイヤルボタン部13A及び表示手段12の表示画面を次ページ又は前ページに切替えるページ切替ボタン13Bで構成する入力手段13とを有している。
【0031】
図3は固定電話機10A内部の概略構成を示すブロック図である。尚、図3に示す固定電話機10Aの内部構成は携帯電話機10BやPHS10Cとほぼ同一であることから、その同一構成については同一符号を付し、その重複する構成及び動作の説明については省略する。
【0032】
図3に示す固定電話機10Aは、表示手段12及び入力手段13の他に、通話回線とのインタフェースを司る通話インタフェース手段21と、この通話インタフェース手段21での通話を確立する通話回路22と、他の電話機10との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段23と、例えば電話帳データ等の様々なデータを記憶(登録)する記憶手段24と、この固定電話機10A全体を制御する制御手段25とを有している。
【0033】
図4は記憶手段24のメモリ内容を端的に示す説明図である。
【0034】
図4に示す記憶手段24は、メモリ番号領域24A毎に、通信相手の電話番号に関わる電話番号データを記憶(登録)する電話番号領域24Bと、通信相手の名称を示す名前に関わる名称データを記憶(登録)する名前領域24Cと、この名前の読み仮名に関わる読み仮名情報を登録した読み仮名領域24Dとを有し、少なくとも名称データ及び電話番号データを含む電話帳データを記憶(登録)するものである。
【0035】
制御手段25は、少なくとも2種類の動作モードを有し、通話インタフェース手段21を使用して、他の電話機10との通話を実現する通信モードと、転送インタフェース手段23を使用して、他の電話機10との電話帳データを転送登録する電話帳データ転送登録モードとを有している。
【0036】
この電話帳データ転送登録モードは、転送インタフェース手段23を通じて他の電話機10からの電話帳データを記憶手段24に編集登録可能とし、もしくは転送インタフェース手段23を通じて記憶手段24に登録済みの電話帳データを他の電話機10に転送可能とする動作モードである。
【0037】
制御手段25は、入力手段13による電話帳データ転送登録モードの設定要求を検出すると、この電話帳データ転送登録モードを設定するモード設定手段25Dと、このモード設定手段25Dにて電話帳データ転送登録モードを設定すると、転送インタフェース手段23を起動させ、この転送インタフェース手段23を通じて電話番号データ単位で他の電話機10からの電話帳データを受信可能とするデータ通信手段25Aと、このデータ通信手段25Aにて受信した電話帳データを電話番号データ単位で表示手段12に表示させる表示制御手段25Bと、入力手段13からの登録操作に応じて、表示手段12に表示中の電話番号データを記憶手段24に選択登録する登録制御手段25Cとを有している。尚、データ通信手段25Aは、転送インタフェース手段23を通じて他の電話機10との間で電話帳データを転送可能とするものである。
【0038】
尚、制御手段25は、電話帳データ転送登録モード中に着信を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除することで、この着信に応答することができるものとする。
【0039】
制御手段25は、電話帳データ転送登録モードで電話番号データを表示手段12に表示中に、所定の発信操作を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除し、この表示手段12に表示中の電話番号データに基づく、通話インタフェース手段21を通じて発信動作を実行するものである。
【0040】
図5は本実施の形態に関わる固定電話機10A及び携帯電話機10B間の接続状態を示す説明図である。
【0041】
図5において固定電話機10Aの転送インタフェース手段23及び携帯電話機10Bの転送インタフェース手段23は、ケーブル3で有線接続している。この固定電話機10A及び携帯電話機10Bの転送インタフェース手段23間は、送信データ及び受信データのデータポートを備えることになる。尚、これら転送インタフェース手段23は、携帯電話機用の制御信号を送受信可能としている。
【0042】
図6は本実施の形態に関わる固定電話機10A及びPHS10C間の接続状態を示す説明図である。
【0043】
図6において固定電話機10Aの転送インタフェース手段23及びPHS10Cの転送インタフェース手段23間は、送信データ及び受信データのデータポートを備え、さらにPHS用のアダプタ検出信号やPSウェークアップ信号を送受信可能としている。
【0044】
尚、請求項記載のモード設定要求手段は入力手段13に、電話帳設定手段はデータ通信手段25A及び登録制御手段25Cに、電話帳送受信手段はデータ通信手段25A及び登録制御手段25Cに相当するものである。
【0045】
次に本実施の形態を示す電話帳データ転送登録システム1の動作について説明する。図7は電話帳データ転送登録処理の処理動作に関わる固定電話機10Aの操作画面を示す画面遷移図である。
【0046】
電話帳データ転送登録処理とは、例えば携帯電話機10Bとケーブル接続することで、この携帯電話機10Bに登録済みの電話帳データを編集しながら、このケーブル接続した固定電話機10Bに転送登録することができる処理である。
【0047】
まず、固定電話機10Aの転送インタフェース手段23と携帯電話機10Bの転送インタフェース手段23とをケーブル3で有線接続する。
【0048】
さらに、固定電話機10Aは、ダイヤルボタン部13Aを通じて、例えば“#”がダイヤル操作されると、その表示手段12に図7に示すメニュー画面F1が表示される。尚、メニュー画面F1は、ダイヤルボタン部13Aを通じて、電話帳機能、発信履歴機能、着信履歴機能、ワンタッチ機能、アラーム機能、設定機能を選択可能としている。
【0049】
固定電話機10Aは、ダイヤルボタン部13Aを通じて、メニュー画面F1から“1”がダイヤル操作されると、電話帳機能に関わる機能画面F2が表示されることになる。尚、機能画面F2は、読出検索機能、グループ検索機能、電話帳作成機能、電話帳データ読込み機能(電話帳データ転送登録モードに相当)を選択可能としている。
【0050】
固定電話機10Aは、ダイヤルボタン部13Aを通じて、機能画面F2から“4”がダイヤル操作されると、電話帳データを取得する電話機10の種別を選択する種別選択画面F3が表示されることになる。尚、種別選択画面F3は、固定電話機10A、携帯電話機10B及びPHS10Cを選択可能としている。
【0051】
固定電話機10Aは、ダイヤルボタン部13Aを通じて、種別選択画面F3から“1”がダイヤル操作されると、電話帳データを取得する電話機10の種別が携帯電話機10Bと判断し、メモリ番号を指定要求する指定読出要求画面F4が表示されることになる。尚、指定読出要求画面F4は、現在の登録数が表示され、メモリ番号が入力できるようになっている。
【0052】
固定電話機10Aは、ダイヤルボタン部13Aを通じて、指定読出要求画面F4にメモリ番号が入力されると、指定読出要求画面F5に遷移し、このメモリ番号に対応する電話番号データを携帯電話機の電話帳データから検索し、その検索結果画面F6としての電話番号データが表示されることになる。
【0053】
固定電話機10Aは、次ページのページ切替ボタン13Bが選択操作されると、次のメモリ番号に対応する電話番号データを携帯電話機の電話帳データから検索し、その検索結果画面F7としての電話番号データが表示されることになる。
【0054】
さらに固定電話機10Aは、所定操作に応じて検索結果画面F7から登録可否画面F8が表示されることになる。この登録可否画面F8は、登録の可否を選択可能としている。
【0055】
また、固定電話機10Aは、ダイヤルボタン部13Aを通じて登録可否画面F8から“1”がダイヤル操作されると、グループ番号を指定するグループ指定画面F9が表示されることになる。尚、このグループ指定画面F9は、グループ番号を指定可能としている。
【0056】
また、固定電話機10Aは、ダイヤルボタン部13Aを通じてグループ番号が指定されると、この電話番号データを該当グループ番号のメモリ番号に登録すべく、登録中画面F10が表示されることになる。
【0057】
次に電話帳データ転送登録処理に関わる固定電話機10A側の制御手段25の処理動作について説明する。図8は電話帳データ転送登録処理に関わる固定電話機10A側の制御手段25の処理動作を示すフローチャートである。
【0058】
図8において制御手段25は、電話帳データ転送登録モードが設定されたか否かを判定する(ステップS11)。尚、電話帳データ転送登録モードは、入力手段13を通じて機能画面F2(図7参照)の電話帳データ読込み機能が選択されることでモード設定手段25Dにて設定され、この電話帳データ転送登録モードが設定されると、転送インタフェース手段23が起動するものである。この際、固定電話機10Aは、電話帳データ取得対象の電話機10、例えば携帯電話機10Bと転送インタフェース手段23を通じてケーブル接続している。
【0059】
制御手段25は、モード設定手段25Dにて電話帳データ転送登録モードが設定されていると判定されると、ダイヤルボタン部13Aを通じて端末種別の選択操作を検出したか否かを判定する(ステップS12)。尚、端末種別の選択操作とは、種別選択画面F3(図7参照)の端末種別の選択操作に相当するものである。
【0060】
制御手段25は、端末種別の選択操作を検出すると、データ取得対象の電話機10、例えば携帯電話機10Bに対して電話帳データの読出転送を要求する読出要求コマンドを発行し(ステップS14)、この読出要求コマンドを、転送インタフェース手段23を通じてデータ取得対象の電話機10に送信することになる。
【0061】
制御手段25は、転送インタフェース手段23を通じて、データ取得対象の電話機10から読出応答コマンドを受信したか否かを判定する(ステップS15)。尚、読出応答コマンドとは、ステップS14の読出要求コマンドに応答したことを示すデータ取得対象の電話機10からの応答を示すコマンドに相当するものである。
【0062】
制御手段25は、ステップS15にて読出応答コマンドを受信したと判定されると、指定読出要求コマンドの入力操作を検出したか否かを判定する(ステップS16)。尚、この指定読出要求コマンドとは、指定読出要求画面F5(図7参照)にて読出要求されたメモリ番号の電話番号データをデータ取得対象の電話機10に読み出させるコマンドである。
【0063】
制御手段25は、指定読出要求コマンドの入力操作を検出すると、この指定読出要求コマンドを発行し(ステップS16)、この指定読出要求コマンドを、転送インタフェース手段23を通じてデータ取得対象の電話機10に送信することになる。尚、データ取得対象の電話機10は、指定読出要求コマンドを受信すると、この指定読出要求コマンドに含まれるメモリ番号に対応した電話番号データを記憶手段24に登録(記憶)済みの電話帳データから検索し、この検索した電話番号データを、転送インタフェース手段23を通じて固定電話機10Aに転送するものである。
【0064】
制御手段25のデータ通信手段25Aは、転送インタフェース手段23を通じて、指定読出要求コマンドに対応する電話番号データがデータ取得対象の電話機10から受信したか否かを判定する(ステップS17)。
【0065】
制御手段25の表示制御手段25Bは、指定読出要求コマンドに対応した電話番号データをデータ取得対象の電話機10から受信すると、この電話番号データを検索結果画面F6(図7参照)として表示手段12に表示させる(ステップS18)。
【0066】
制御手段25の登録制御手段25Cは、この表示手段12に表示中の電話番号データを記憶手段24に登録する登録操作を検出したか否かを判定する(ステップS19)。尚、登録操作は、登録可否画面F8(図7参照)にて行われるものとする。
【0067】
登録制御手段25Cは、表示中の電話番号データに対する登録操作を検出すると、この電話番号データを登録するグループ番号を指定する登録グループ選択操作を検出したか否かを判定する(ステップS20)。尚、登録グループ選択操作は、グループ指定画面F9(図7参照)にて行われるものとする。
【0068】
登録制御手段25Cは、登録グループ選択操作を検出すると、この登録グループに対応する記憶手段24のメモリ番号に電話番号データを登録し(ステップS21)、この電話帳データ転送登録モードの解除操作を検出したか否かを判定する(ステップS22)。
【0069】
制御手段25は、ステップS22にて電話帳データ転送登録モードの解除操作を検出したのでなければ、新たな指定読出要求コマンドの入力操作を検出したか否かを判断すべく、ステップS15に移行する。
【0070】
また、登録制御手段25Cは、ステップS20にて登録グループ選択操作を検出したのでなければ、グループに関係のない所定メモリ番号に電話番号データを登録し(ステップS23)、この電話帳データ転送登録モードの解除操作が行われたか否かを判断すべく、ステップS22に移行する。
【0071】
また、制御手段25は、ステップS19にて登録操作を検出したのでなければ、新たな指定読出要求コマンドの入力操作を検出したか否かを判定する(ステップS24)。尚、この指定読出要求コマンドは、例えば次ページや前ページ等のページ切替ボタン13Bの入力操作を含むものとする。
【0072】
制御手段25は、ステップS24にて新たな指定読出要求コマンドの入力操作を検出すると、この指定要求コマンドを発行すべく、ステップS16に移行する。
【0073】
制御手段25は、ステップS24にて新たな指定読出要求コマンドの入力操作を検出したのでなければ、発信操作を検出したか否かを判定する(ステップS25)。
【0074】
制御手段25は、ステップS25にて発信操作を検出すると、通信モードに移行すべく、この電話帳データ転送登録モードを解除し、通話インタフェース手段21を通じて表示手段12に表示中の電話番号データに基づく発信動作を実行することで(ステップS26)、この処理動作を終了する。
【0075】
制御手段25は、ステップS25にて発信操作を検出したのでなければ、登録操作があったか否かを監視すべく、ステップS19に移行する。
【0076】
図8に示す電話帳データ転送登録処理によれば、データ取得対象の電話機10に登録済みの電話帳データを電話番号データ単位で転送受信し、この電話番号データを表示手段12に表示し、この表示を見ながら、所望の電話番号データを自分の固定電話機10Aの記憶手段24に登録するか否かを判断し、その電話帳データを編集登録することができる。
【0077】
電話帳データ転送登録処理によれば、データ取得対象の電話機10の電話帳データを電話番号データ単位で表示手段12に表示中に、その発信操作が行われると、この電話番号データに基づく発信動作を行うようにしたので、自分の固定電話機10Aに電話番号データを登録しなくても、表示手段12に表示中の電話番号データへの発信動作を実現することができる。
【0078】
本実施の形態によれば、データ取得対象の電話機10との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段23と、データ取得対象の電話機10との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードに設定する操作を実行する入力手段13とを有し、この入力手段13の設定操作に応じて電話帳データ転送登録モードを設定すると、転送インタフェース手段13を起動し、この転送インタフェース手段13を通じて得た電話機10からの電話帳データを記憶手段24に登録可能としたので、この電話帳データ転送登録モードを使用することで、パソコン等の外部機器を設けなくても、直接、電話機10間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる。
【0079】
また、本実施の形態によれば、電話帳データ転送登録モード中においては転送インタフェース手段23を通じて電話番号データ単位でデータ取得対象の電話機10からの電話帳データを受信し、この電話帳データを電話番号データ単位で表示し、この表示中の電話番号データを、所定の登録操作に応じて記憶手段24に登録するようにしたので、表示内容を確認しながら、電話番号データの登録の可否を選択することで、新たな電話帳データとして編集することができる。
【0080】
本実施の形態によれば、電話帳データ転送登録モードで電話番号データを表示中に、所定の発信操作を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除し、この表示中の電話番号データに基づく発信動作を実行するようにしたので、自己の電話機10に電話番号データが登録されていなくても、電話帳データを登録することなく、データ取得対象の電話機10の電話帳データを使用して所望の相手先に発信することができる。
【0081】
また、本実施の形態によれば、電話帳データ転送登録モード中に外部着信があった場合には、その電話帳データ転送登録モードを解除して、その着信に応答できるようにしたので、電話帳データ転送登録モード中であっても、着信があれば、優先的に着信に応答することができる。
【0082】
尚、上記実施の形態においては、説明の便宜上、固定電話機10A及び携帯電話機10B(PHS10C)間の電話帳データ転送登録動作について説明したが、固定電話機10A間、携帯電話機10B間、PHS10C間、若しくは携帯電話機10B及びPHS10C間であっても同様の動作で同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0083】
また、上記実施の形態においては、固定電話機10A及び携帯電話機10B間をケーブル3で有線接続するようにしたが、有線接続ではなく、図9に示すような無線通信や、図10に示すような光通信にしても、同様の効果が得られることは言うまでもない。尚、図9の無線通信の場合、電話機10は、無線受信部及び無線送信部等の無線通信機能を備えた転送インタフェース手段23Aを備え、図10の光通信の場合、電話機10は、光受信部及び光送信部等の光通信機能を備えた転送インタフェース手段23Bを備えるものとする。
【0084】
また、上記実施の形態においては、固定電話機10Aを通常の電話機を例にあげて説明したが、近年、電話機能を備えたパソコンもあることから、このような電話機能を備えたパソコンを固定電話機10Aとしても同様の効果が得られることは言うまでもなく、その場合、電話機10間を接続するケーブル3は、例えばUSBケーブルやRSC232Cケーブルとしても良い。
【0085】
また、上記実施の形態においては、図1に示すように固定電話機10Aを公衆回線2と直接接続する一般加入者電話機を例にあげて説明したが、固定電話機10Aを、図11に示すように構内交換機50に収容接続する固定型の内線電話機50Aであっても良く、この場合、例えば携帯電話機10Bの電話帳データ内に会社用の電話番号データや個人的な電話番号データが混在していたとしても、本実施の形態に関わる電話帳データ転送登録処理のように電話番号データ単位で登録することができることから、個人的な電話番号データにあっては登録せず、会社用の電話番号データのみを内線電話機50Aに登録することもできることから、その使い勝手は非常に良い。
【0086】
また、上記実施の形態においては、固定電話機10A間であっても、電話番号データ単位の電話帳データを転送登録できる旨、説明したが、例えば固定電話機10A間で電話帳データを電話番号データ単位ではなく、電話帳データを一括に転送登録できるようにしても良い。
【0087】
そこで、このような固定電話機10A間の電話帳データ一括転送登録処理に関わる動作について説明する。
【0088】
図12は固定電話機10A間の接続状態を示す説明図、図13は同固定電話機10A間の電話帳データ一括転送登録処理に関わる各固定電話機10Aの動作シーケンスを示すシーケンス説明図、図14は同電話帳データ一括転送登録処理に関わる固定電話機10Aの操作画面を示す操作画面遷移図である。
【0089】
図12において固定電話機10の転送インタフェース手段23は、送信データ及び受信データのデータポートを備えている。尚、説明の便宜上、電話帳データを転送する側の固定電話機10Aを転送側固定電話機60A、この転送した電話帳データを登録する側の固定電話機10Aを受信側固定電話機60Bとする。
【0090】
まず、受信側固定電話機60B及び転送側固定電話機60Aの双方の電源をOFFする。
【0091】
図12において転送側固定電話機60Aは、例えば“6”を押しながら電源をONすることで電話帳データ転送準備モードに設定することになる(ステップS31)。
【0092】
さらに、受信側固定電話機60Bは、例えば“5”を押しながら電源をONすることで電話帳データ受信準備モードに設定すると(ステップS32)、図14の電話帳データ受信開始画面F21が表示手段12に表示されることになる(ステップS33)。
【0093】
受信側固定電話機60Bは、電話帳データ受信開始画面F21の電話帳データ転送動作を開始するスタートが選択されると、転送側固定電話機60Aから電話帳データの転送を求めるべく、電話帳データ転送要求を転送側固定電話機60Aに伝送する(ステップS34)。
【0094】
転送側固定電話機60Aは、電話帳データ転送要求を検出すると、この電話帳データ転送要求に応答し、電話帳データの転送動作を開始すべく、電話帳データ転送応答を受信側固定電話機60Bに伝送する(ステップS35)。
【0095】
転送側固定電話機60Aは、電話帳データ転送応答を発信すると、この記憶手段24に記憶中の電話帳データを読み出し、この電話帳データを受信側固定電話機60Bに伝送する(ステップS36)。
【0096】
受信側固定電話機60Bは、転送側固定電話機60Aからの電話帳データを受信し、この電話帳データを記憶手段24に登録していく(ステップS37)。尚、受信側固定電話機60Bの表示手段12では、電話帳データの受信中であることを示すデータ受信中画面F22(図14参照)が表示されることになる。
【0097】
転送側固定電話機60Aは、電話帳データの転送が終了すると、電話帳データの転送終了画面が表示されることになる(ステップS38)。
【0098】
また、受信側固定電話機60Bは、受信した電話帳データの登録が完了すると、電話帳データの受信終了画面F23(図14参照)が表示されることになる(ステップS39)。
【0099】
さらに、転送側固定電話機60Aでは、電源をOFFすることで、電話帳データ転送準備モードを解除する(ステップS40)。
【0100】
また、受信側固定電話機60Bも、電源をOFFすることで、電話帳データ受信準備モードを解除する(ステップS41)。
【0101】
受信側固定電話機60Bの記憶手段24には、転送側固定電話機60Aの記憶手段24に登録済みの電話帳データが登録されたことになる。
【0102】
図13に示す電話帳データ一括転送登録処理によれば、所定操作に応じて固定電話機10A(60A,60B)を電話帳データ転送準備モード及び電話帳データ受信準備モードに夫々設定し、固定電話機10A(60A,60B)間で電話帳データを一括転送登録するようにしたので、簡単な操作で固定電話機間の電話帳データを転送登録することができる。
【0103】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明の電話機によれば、他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、このモード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能としたので、この電話帳データ転送登録モードを使用することで、パソコン等の外部機器を設けなくても、直接、電話機間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる。また、固定電話機に本発明を適用したとすれば、固定電話機であっても、パソコン等の外部機器を設けることなく、電話機間で電話帳データを編集しながら転送登録することができる。
【0104】
本発明の電話機によれば、電話帳データ転送登録モード中においては転送インタフェース手段を通じて電話番号データ単位で他の電話機からの電話帳データを受信し、この電話帳データを電話番号データ単位で表示し、この表示中の電話番号データを、所定の登録操作に応じて記憶手段に登録するようにしたので、表示内容を確認しながら、電話番号データの登録の可否を選択することで、新たな電話帳データとして編集することができる。
【0105】
本発明の電話機によれば、電話帳データ転送登録モード中に着信を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除するようにしたので、電話帳データ転送登録モード中であっても、着信があれば、優先的に着信に応答することができる。
【0106】
本発明の電話機によれば、電話帳データ転送登録モード中で電話番号データを表示中に、所定の発信操作を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除し、この表示中の電話番号データに基づく発信動作を実行するようにしたので、自己の電話機に電話番号データが登録されていなくても、電話帳データを登録することなく、他の電話機の電話帳データを使用して所望の相手先に発信することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電話機に関わる実施の形態を示す電話帳データ転送登録システム内部の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態に関わる固定電話機の盤面を示す説明図である。
【図3】本実施の形態に関わる固定電話機内部の概略構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態に関わる電話機内部の記憶手段に記憶したメモリ内容を端的に示す説明図である。
【図5】本実施の形態に関わる固定電話機及び携帯電話機間の接続状態を示す説明図である。
【図6】本実施の形態に関わる固定電話機及びPHS間の接続状態を示す説明図である。
【図7】本実施の形態の電話帳データ転送登録処理の処理動作に関わる固定電話機の操作画面を示す画面遷移図である。
【図8】本実施の形態の電話帳データ転送登録処理に関わる固定電話機側の制御手段の処理動作を示すフローチャートである。
【図9】他の実施の形態に関わる固定電話機及び携帯電話機間の接続状態(無線通信)を示す説明図である。
【図10】他の実施の形態に関わる固定電話機及び携帯電話機間の接続状態(光通信)を示す説明図である。
【図11】他の実施の形態を示す電話帳データ転送登録システム内部の概略構成を示すブロック図である。
【図12】他の実施の形態を示す電話帳データ転送登録システムに関わる固定電話機間の接続状態を示す説明図である。
【図13】他の実施の形態の電話帳データ転送登録システムに関わる固定電話機間の電話帳データ一括転送登録処理に関わる固定電話機の動作シーケンスを示すシーケンス説明図である。
【図14】電話帳データ一括転送登録処理に関わる固定電話機の操作画面を示す操作画面遷移図である。
【符号の説明】
1 電話帳データ転送登録システム
3 ケーブル
10 電話機
10A 固定電話機
10B 携帯電話機
10C PHS
12 表示手段
23 転送インタフェース手段
24 記憶手段
25 制御手段
25A データ通信手段
25B 表示制御手段
25C 登録制御手段
25D モード設定手段
Claims (4)
- 名称データ及び、この名称データに対応した電話番号データを含む電話帳データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている電話帳データに基づいて通話接続する制御手段とを有する電話機であって、
他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、
前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、
前記制御手段は、
前記モード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードを設定するモード設定手段と、このモード設定手段にて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能とする電話帳設定手段と、前記電話帳データ転送登録モード中に着信を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除するモード解除手段と、
を有することを特徴とする電話機。 - 名称データ及び、この名称データに対応した電話番号データを含む電話帳データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている電話帳データに基づいて通話接続する制御手段とを有する電話機であって、
他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、
前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、
前記制御手段は、
前記モード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードを設定するモード設定手段と、このモード設定手段にて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能とする電話帳設定手段と、前記電話帳データ転送登録モード中においては前記転送インタフェース手段を通じて前記電話番号データ単位で前記他の電話機からの電話帳データを受信可能とするデータ通信手段と、このデータ通信手段にて受信した電話帳データを電話番号データ単位で表示する表示制御手段と、所定の登録操作に応じて、前記表示中の電話番号データを前記記憶手段に登録する登録制御手段と、前記電話帳データ転送登録モード中に着信を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除するモード解除手段と、
を有することを特徴とする電話機。 - 名称データ及び、この名称データに対応した電話番号データを含む電話帳データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている電話帳データに基づいて通話接続する制御手段とを有する電話機であって、
他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、
前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、
前記制御手段は、
前記モード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードを設定するモード設定手段と、このモード設定手段にて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能とする電話帳設定手段と、前記電話帳データ転送登録モード中においては前記転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記電話番号データ単位で表示する表示制御手段と、前記電話帳データ転送登録モード中で、かつ電話番号データを表示中に、所定の発信操作を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除し、この表示中の電話番号データに基づく発信動作を実行する発信手段と、
を有することを特徴とする電話機。 - 名称データ及び、この名称データに対応した電話番号データを含む電話帳データを記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶されている電話帳データに基づいて通話接続する制御手段とを有する電話機であって、
他の電話機との間で電話帳データを相互に転送可能とする転送インタフェース手段と、
前記他の電話機との間で電話帳データを転送可能とする電話帳データ転送登録モードにするように要求するモード設定要求手段とを有し、
前記制御手段は、
前記モード設定要求手段からの要求に応じて前記電話帳データ転送登録モードを設定するモード設定手段と、このモード設定手段にて前記電話帳データ転送登録モードに設定すると、前記転送インタフェース手段を起動し、この転送インタフェース手段を通じて得た前記他の電話機からの電話帳データを前記記憶手段に登録可能とする電話帳設定手段と、前記電話帳データ転送登録モード中においては前記転送インタフェース手段を通じて前記電話番号データ単位で前記他の電話機からの電話帳データを受信可能とするデータ通信手段と、このデータ通信手段にて受信した電話帳データを電話番号データ単位で表示する表示制御手段と、所定の登録操作に応じて、前記表示中の電話番号データを前記記憶手段に登録する登録制御手段と、前記電話帳データ転送登録モード中で、かつ電話番号データを表示中に、所定の発信操作を検出すると、この電話帳データ転送登録モードの設定を解除し、この表示中の電話番号データに基づく発信動作を実行する発信手段と、
を有することを特徴とする電話機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002344373A JP3886444B2 (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 電話機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002344373A JP3886444B2 (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 電話機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004180016A JP2004180016A (ja) | 2004-06-24 |
JP3886444B2 true JP3886444B2 (ja) | 2007-02-28 |
Family
ID=32705878
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002344373A Expired - Fee Related JP3886444B2 (ja) | 2002-11-27 | 2002-11-27 | 電話機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3886444B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006166273A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 電力・情報一元管理システムの端末管理方法 |
KR101237054B1 (ko) * | 2008-08-28 | 2013-02-28 | 에스케이텔레콤 주식회사 | 디렉토리 서비스 제공 시스템 및 디렉토리 서비스 제공 방법 |
JP5056741B2 (ja) * | 2008-12-12 | 2012-10-24 | 富士通株式会社 | 移動端末、移動端末制御方法及び移動端末制御プログラム |
-
2002
- 2002-11-27 JP JP2002344373A patent/JP3886444B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004180016A (ja) | 2004-06-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20150024716A1 (en) | Integrated handheld computing and telephony device | |
JP2002335345A (ja) | 通信装置 | |
KR101606134B1 (ko) | 휴대용 단말기에서 이미지 인식을 통하여 디바이스 연결을 수행하기 위한 장치 및 방법 | |
US20020183091A1 (en) | Call service method for a cellular phone | |
JP5978872B2 (ja) | 通信システム、通信装置及びプログラム | |
JP4191016B2 (ja) | 電話端末の通話モード切替方式 | |
EP2031845B1 (en) | Telephone apparatus | |
JP3886444B2 (ja) | 電話機 | |
KR100564984B1 (ko) | 통신장치 | |
KR100663480B1 (ko) | 휴대용 단말기의 메시지 삭제 방법 | |
JP2003023476A (ja) | 情報通信装置 | |
JP2008092189A (ja) | ボタン電話システム | |
KR100724405B1 (ko) | 폰북을 이용한 이동통신 단말기의 상태 표시 방법 | |
JP2001101116A (ja) | 無線携帯端末 | |
JP4100081B2 (ja) | 中継装置 | |
KR100630201B1 (ko) | 휴대용 단말기에서 데이터 선택 및 전송방법 | |
JP5205319B2 (ja) | 無線通信端末装置 | |
JP2008010962A (ja) | 電話機 | |
JP2003324515A (ja) | 端末間データ転送方法 | |
JP2008153787A (ja) | 通信端末装置及びそのためのコンピュータプログラム | |
KR20030049382A (ko) | 이동단말기간 데이터 공유방법 | |
JP2007195054A (ja) | 電話通信システム | |
KR20030009776A (ko) | 이동통신 단말기의 통화목록에서 전화번호 검색방법 | |
KR20010051503A (ko) | 셀룰러 전화 단말기 | |
JP3570997B2 (ja) | 通信システム、電話交換機及び通信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20060809 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20060822 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20061016 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20061121 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20061121 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091201 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201 Year of fee payment: 4 |
|
R371 | Transfer withdrawn |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201 Year of fee payment: 4 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101201 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111201 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121201 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131201 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |