JP3885647B2 - インタネットプロトコル対応構内用電子交換機及びそれに用いる制御対象端末ポート数拡張方法 - Google Patents

インタネットプロトコル対応構内用電子交換機及びそれに用いる制御対象端末ポート数拡張方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はインタネットプロトコル対応構内用電子交換機及びそれに用いる制御対象端末ポート数拡張方法並びにそのプログラムに関し、特にインタネット対応構内用電子交換機に収容する制御対象端末数を拡張可能とする制御対象端末ポート数拡張方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、インタネット対応構内用電子交換機[以下、IP−PBX(Internet Protocol−Private Branch eXchange)とする]においては、呼制御処理を行うMGC(Multimedia Gateway Controller:マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラ)がLAN(Local Area Network)ポートを持ち、このポートをインタネットやイントラネットやLANに接続している。この場合、LANはイーサネット(R)を含むネットワークである。
【0003】
これによって、インタネットやイントラネットに接続するインタネットプロトコル対応電話機(IP電話)やインタネットプロトコルに対応していない端末を収容してインタネットプロトコルを付加する端末アダプタ(IPTA:Internet Protocol Terminal Adapter)の制御を行う。尚、従来のIP−PBXはサーバプロセッサ上にMGCを構築する場合が多いため、PCI(Peripheral Component Interconnect)ブリッジ等を介してLANインタフェースを収容している。
【0004】
上記のIP−PBXの構成例を図16に示す。この図16を参照して上記のIP−PBXにおける制御対象端末ポート数拡張方法について説明する。従来のIP−PBX60はMGC61を含み、MGC61はメインプロセッサ(MP)62と、メインプロセッサ62に接続するメモリ63と、このメモリ63の中に構築された呼制御情報マスタテーブル631とを備えている。
【0005】
メインプロセッサ62はシステムバス500を介してLANインタフェース64−1を接続し、LANインタフェース64−1はLAN200を介してスイッチングハブ5−1に接続し、スイッチングハブ5−1はルータ6に接続してネットワーク[例えば、WAN(Wide Area Network)300]に接続する。
【0006】
一方、インタネットプロトコル対応電話機(以下、IP電話とする)7−1,7−2、または非IP電話機9−1,9−2を収容するインタネットプロトコル対応端末アダプタ(以下、IPTAとする)8はスイッチングハブ5−2に接続し、スイッチングハブ5−2はルータ6に接続してネットワーク(例えば、WAN300)に接続する。これらの接続によって、MGC61はIP電話7−1,7−2ないしIPTA8に収容される非IP電話9−1,9−2に対する呼制御が可能となる。
【0007】
MGC61のメインプロセッサ62が呼制御情報をTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)やUDP(User Datagram Protocol)のパケット形式にしてIPパケットを生成し、LANインタフェース64−1がこのIPパケットを送信している。
【0008】
一方、IP電話7−1等の制御対象端末からのIPパケットは、LANインタフェース64−1で受信され、メインプロセッサ62がIPパケットの中から呼制御情報を抽出する。この場合、メインプロセッサ62はレイヤ2の再送機能を持つ。これに対して、LANインタフェース64−1がTCP/IPやUDPのパケット形式変換機能及びレイヤ2の再送機能を持つ場合もあり、この場合にはメインプロセッサ62が呼制御情報をIPパケットに変換せずにLANインタフェース64−1に送出し、LANインタフェース64−1でIPパケットに変換することで、LANインタフェース64−1とIP電話7−1等の制御対象端末との間でIPパケット形式のパケットが授受される。
【0009】
以上のような構成において、IP−PBX60へ収容するIP電話7−1,7−2やIPTA8の制御対象端末数を拡張させる場合、LANインタフェース64−1におけるIPパケット処理能力の上限値か、メインプロセッサ62における処理能力の上限値によって増加可能な制御対象端末数が決定される。LANインタフェース64−1のIPパケット処理能力の上限値を補う場合には、負荷分散としてLANインタフェース64−2,64−3等をLAN200とのインタフェース数だけ増加させることがある。
【0010】
さらに、LANインタフェース数を増やしても制御対象端末数を増加させることができない場合、すなわちメインプロセッサ62における処理能力の上限が生じている場合にはその処理能力を増加させるために、プロセッサの性能向上を図っている。また、1つのMGCで制御対象端末数の拡張の限界となった場合には、MGC61を複数台設置して負荷分散させることがある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来の制御対象端末ポート数拡張方法では、IP−PBXへ収容するIP電話やIPTAの制御対象端末数を拡張させるため、LANインタフェースのIPパケット処理能力を補う目的で負荷分散としてLANインタフェース等を増加した場合でも、メインプロセッサがIPパケットの作成やレイヤ2の再送機能を行うシステムではソフトウェアによる処理であるため、増加数をより大きくするためにはメインプロセッサで使用するプロセッサを変更して性能を上げる必要があり、結果としてMGCが高価になるという問題がある。
【0012】
また、ネットワーク上で再送が多発すると、呼制御自体にも影響が出て、呼制御の遅延を発生させるという問題がある。さらに、従来のインタネットプロトコルに対応していないPBXと同等のサービス機能をIP電話やIPTAで実現する場合には、一般に、メインプロセッサと制御対象端末との間の通信において呼制御情報が増加するため、従来のIP−PBXにおいては拡張可能な制御対象端末ポート数(メインプロセッサの処理能力)が増加すると、価格の上昇を招いてしまうという問題がある。
【0013】
LANインタフェース等がTCP/IPやUDPのパケット形式変換機能及びレイヤ2の再送機能を持つ場合においては、メインプロセッサの輻輳を緩和することができるが、制御対象端末群が複数のプロトコルに分かれる場合には、複数のプロトコルを解釈するためメインプロセッサの処理に負担が残り、このような条件下で制御対象端末数を拡張するにはメインプロセッサの処理能力を上げる(プロセッサを変更して性能を上げる)必要があり、結果としてMGCの価格が高価になるという問題がある。
【0014】
複数のプロトコルを処理するために、MGCと制御対象端末との間のLAN上にプロトコル変換を行うプロキシサーバを設ける場合があるが、このプロキシサーバ分だけIP−PBXのシステム価格が上がるという問題がある。
【0015】
上述したように、従来のIP−PBXにおける制御対象端末のポート数拡張方式では、スケーラビリティ及び複数のプロトコルに対応させるための柔軟性に課題が残ってしまう。
【0016】
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、小規模から大規模までスケーラブルな制御対象端末のポート数拡張を経済的に実現することができるインタネットプロトコル対応構内用電子交換機及びそれに用いる制御対象端末ポート数拡張方法を提供することにある。
【0017】
また、本発明の他の目的は、複雑な端末構成に対応することができるインタネットプロトコル対応構内用電子交換機及びそれに用いる制御対象端末ポート数拡張方法を提供することにある。
【0018】
さらに、本発明の別の目的は、MGCのプロトコル対応の負担を軽減することができ、柔軟なシステム構成を実現することができるインタネットプロトコル対応構内用電子交換機及びそれに用いる制御対象端末ポート数拡張方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】
本発明によるインタネットプロトコル対応構内用電子交換機は、インタネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)に接続するインタネットプロトコル対応電話機と、インタネットプロトコルに対応していない端末を収容してインタネットプロトコルを付加するインタネットプロトコル端末アダプタとを少なくとも含む制御対象端末に対する交換制御を行うインタネットプロトコル対応構内用電子交換機であって、
前記交換制御における呼制御処理を行うマルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに接続されるシステムバスを拡張するための制御インタフェースと、前記システムバス上及び前記制御インタフェースで拡張されたシステムバス上のいずれかに設けられかつ前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの呼制御処理における少なくともプロトコル制御処理を代行するプロトコルハンドラとを備え
前記制御対象端末の電話番号、インタネットプロトコルアドレス、ポート番号を少なくとも含む呼制御情報を収容する呼制御情報マスタテーブルを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに具備し、
前記呼制御情報マスタテーブルの収容内容の一部が複製される呼制御情報スレーブテーブルを前記プロトコルハンドラに具備している。
【0020】
本発明による他のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機は、上記の構成において、前記プロトコルハンドラは、前記制御対象端末の属性及び種類に応じた複数の呼制御プロトコルを各々転送する複数の機能を具備し、前記制御対象端末単位に前記呼制御プロトコルを選択可能としている。
【0021】
本発明による別のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機は、上記の構成において、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの制御によって電話配線盤を経由して接続する電話を監視・制御する加入者回路と、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの制御によって前記電話配線盤を経由して接続するトランク回線を監視・制御するトランク回路とのうちの少なくとも一方を前記システムバス上及び前記制御インタフェースで拡張されたシステムバス上のいずれかに接続し、前記加入者回路及び前記トランク回路のうちの少なくとも一方と前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラとの間のプロトコルインタフェースを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと前記プロトコルハンドラとの間のプロトコルインタフェースと略同一形式に統一している。
【0022】
本発明による制御対象端末ポート数拡張方法は、インタネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)に接続するインタネットプロトコル対応電話機と、インタネットプロトコルに対応していない端末を収容してインタネットプロトコルを付加するインタネットプロトコル端末アダプタとを少なくとも含む制御対象端末に対する交換制御を行うインタネットプロトコル対応構内用電子交換機に用いられる制御対象端末ポート数拡張方法であって、
前記交換制御における呼制御処理を行うマルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの呼制御処理における少なくともプロトコル制御処理を代行するプロトコルハンドラを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに接続されるシステムバス上と前記システムバスを拡張するための制御インタフェースで拡張されたシステムバス上とのいずれかに設け
前記制御対象端末の電話番号、インタネットプロトコルアドレス、ポート番号を少なくとも含む呼制御情報を収容する呼制御情報マスタテーブルを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに具備し、
前記呼制御情報マスタテーブルの収容内容の一部が複製される呼制御情報スレーブテーブルを前記プロトコルハンドラに具備している。
【0023】
本発明による他の制御対象端末ポート数拡張方法は、上記の方法において、前記制御対象端末の属性及び種類に応じた複数の呼制御プロトコルを各々転送する複数の処理を前記プロトコルハンドラで実行し、前記制御対象端末単位に前記呼制御プロトコルを選択可能としている。
【0024】
本発明による別の制御対象端末ポート数拡張方法は、上記の方法において、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの制御によって電話配線盤を経由して接続する電話を監視・制御する加入者回路と、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの制御によって前記電話配線盤を経由して接続するトランク回線を監視・制御するトランク回路とのうちの少なくとも一方を前記システムバス上及び前記制御インタフェースで拡張されたシステムバス上のいずれかに接続し、前記加入者回路及び前記トランク回路のうちの少なくとも一方と前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラとの間のプロトコルインタフェースを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと前記プロトコルハンドラとの間のプロトコルインタフェースと略同一形式に統一している。
【0025】
本発明によるプログラムは、インタネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)に接続するインタネットプロトコル対応電話機と、インタネットプロトコルに対応していない端末を収容してインタネットプロトコルを付加するインタネットプロトコル端末アダプタとを少なくとも含む制御対象端末に対する交換制御を行うインタネットプロトコル対応構内用電子交換機において実行されるプログラムであって、
前記交換制御における呼制御処理を行うマルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの呼制御処理における少なくともプロトコル制御処理を代行するプロトコルハンドラを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに接続されるシステムバス上と前記システムバスを拡張するための制御インタフェースで拡張されたシステムバス上とのいずれかに設けたシステムにおいて、前記制御対象端末の電話番号、インタネットプロトコルアドレス、ポート番号を少なくとも含む呼制御情報を収容する呼制御情報マスタテーブルを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに設け、前記呼制御情報マスタテーブルの収容内容の一部が複製される呼制御情報スレーブテーブルを前記プロトコルハンドラに設け、
前記プロトコルハンドラのプロセッサに、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと前記LAN上の制御対象端末との間における前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラのシステム内呼制御プロトコルと前記LAN上の制御対象端末との間の呼制御プロトコルとを変換する処理と、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと複数の制御対象端末との間の呼制御プロトコルを転送する処理と、レイヤ1からレイヤ3までの障害監視・処理・再送を行う処理と、前記制御対象端末の監視処理とを実行させている。
【0026】
すなわち、本発明のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機は、呼制御処理を行うMGC(Multimedia Gateway Controller:マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラ)に制御対象端末の電話番号、IP(Internet Protocol)アドレス、ポート番号等の呼制御情報を収容する呼制御情報マスタテーブルを備え、MGCのシステムバスを拡張するために制御インタフェースを備え、MGCのシステムバスまたは制御インタフェースによって拡張されたシステムバス上にプロトコルハンドラ(Protocol Handler)を設け、そのプロトコルハンドラPHがプロトコルハンドラ当たりに制御可能なLAN上の制御対象端末数の上限値を持ち、MGCのシステムバスインタフェース、LANインタフェース、マイクロプロセッサ、呼制御情報マスタテーブルの一部を複製した呼制御情報スレーブテーブル、MGCとLAN上の制御対象端末との間に位置してMGCのシステム内呼制御プロトコルとLAN上の制御対象端末との呼制御プロトコルとを変換する呼制御プロトコル変換機能、MGCと複数の制御対象端末との呼制御プロトコルを転送する呼制御プロトコル転送機能、レイヤ1〜3までの障害監視・処理・再送機能、制御対象端末の監視機能を備え、該プロトコルハンドラをシステムバスまたは拡張されたシステムバス上に複数設置追加している。
【0027】
本発明では、上記のような構成とすることで、MGCに収容可能となる制御対象端末のポート数を従来に比べて大規模かつ低価格に拡張することが可能となる。この場合、MGCに内蔵のプロトコルハンドラを導入することによって、小規模から大規模までスケーラブルな制御対象端末のポート数拡張を経済的に実現することが可能となる。
【0028】
また、本発明では、制御対象端末のポート数の拡張に対してMGCの負荷増加を最小化させると同時に、複数の端末プロトコルが存在した場合にもMGCに負担をかけることなく、端末を収容することが可能となる。この場合、プロトコルハンドラのプログラムダウンロード、初期設定時の呼制御情報スレーブテーブルへの複製、端末が増設された場合の呼制御情報スレーブテーブルへのデータ追加を実施することによって、複雑な端末構成に対応することが可能となる。
【0029】
さらに、本発明では、IP電話やIP端末アダプタを収容するプロトコルハンドラとMGCとのプロトコル、加入者回路やトランク回路とMGCとのプロトコルをそれぞれ類似化することによって、MGCのプロトコル対応の負担を軽減し、柔軟なシステム構成が実現可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施例によるIP−PBX(Internet Protocol−Private Branch eXchange:インタネットプロトコル対応構内用電子交換機)のシステム構成を示すブロック図である。図1において、IP−PBX1はMGC(Multimedia Gateway Controller:マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラ)2と、制御インタフェース3と、PH(Protocol Handler:プロトコルハンドラ)4−1〜4−4と、システムバス101と、拡張されたシステムバス102とから構成されている。
【0031】
MGC2はIP−PBX1の交換制御における呼制御処理を行い、システムバス101を介して制御インタフェース3あるいはPH4−1,4−2が接続されている。制御インタフェース3はMGC2のシステムバス101を拡張し、拡張されたシステムバス102を介してPH4−3,4−4が接続されている。
【0032】
PH4−1〜4−4はMGC2の呼制御処理におけるプロトコル変換処理等を含むプロトコル制御処理を代行し、LAN200を介してスイッチングハブ5−1に接続している。スイッチングハブ5−1はルータ6を介してネットワーク[例えば、WAN(Wide Area Network)300]に接続する。ここで、LAN200はイーサネット(R)を含むネットワークである。
【0033】
一方、インタネットプロトコル対応電話機(以下、IP電話とする)7−1,7−2、またはインタネットプロトコルに対応していない非IP電話機9−1,9−2を収容するインタネットプロトコル対応端末アダプタ[以下、IPTA(Internet Protocol Terminal Adapter)とする]8はスイッチングハブ5−2に接続し、スイッチングハブ5−2はルータ6を介してネットワーク(例えば、WAN300)に接続する。
【0034】
これらの接続によって、MGC2はIP電話7−1,7−2ないしIPTA8に収容される非IP電話9−1,9−2に対する呼制御が可能となる。尚、図1においてはスイッチングハブ5−1,5−2,ルータ6が含まれるネットワークを簡略化して示している。
【0035】
図2は図1のMGC2の構成を示すブロック図である。図2において、MGC2はメインプロセッサ(MP)21と、LAN(Local Area Network)インタフェース22と、メインプロセッサ21に接続するメモリ23とから構成され、メモリ23内には呼制御情報マスタテーブル231が構築されている。
【0036】
図3は図1のPH4−1〜4−4の構成を示すブロック図である。図3において、PH4はシステムバスインタフェース41と、マイクロプロセッサ42と、メモリ43と、呼制御プロトコル変換機能44と、障害監視・処理機能45と、呼制御プロトコル再送機能46と、呼制御プロトコル転送機能47と、端末監視機能48と、LANインタフェース49とから構成され、メモリ43には呼制御情報スレーブテーブル431が構築されている。
【0037】
呼制御プロトコル変換機能44はMGC2のシステム内呼制御プロトコルとLAN200上の制御対象端末との呼制御プロトコルとを変換する。障害監視・処理機能45及び呼制御プロトコル再送機能46はレイヤ1からレイヤ3までの障害監視・処理・再送をそれぞれ行う。呼制御プロトコル転送機能47はMGC2と複数の制御対象端末との呼制御プロトコルを転送し、端末監視機能48は制御対象端末を監視する。
【0038】
尚、図3においては、PH4−1〜4−4をまとめてPH4として、その内部構成を図示しているが、PH4−1〜4−4の構成はPH4と同様の構成となっている。
【0039】
これら図1〜図3を参照して本発明の第1の実施例によるIP−PBX1について説明する。
【0040】
IP−PBX1は呼制御処理を行うMGC2を備え、MGC2はメインプロセッサ21と、LANインタフェース22と、メモリ23とを含み、メモリ23は制御対象端末の電話番号、IP(Internet Protocol)アドレス、ポート番号等の呼制御情報を収容する呼制御情報マスタテーブル231を備えている。
【0041】
メインプロセッサ21からMGC2のシステムバス101が接続されており、システムバス101上にPH4−1,4−2が接続されている。また、LANインタフェース22はLAN200を介してスイッチングハブ5−1に接続している。
【0042】
システムバス101を拡張するために制御インタフェース3をシステムバス101上に設け、制御インタフェース3から拡張されたシステムバス102が接続され、この拡張されたシステムバス102上にPH4−3,4−4を接続している。
【0043】
PH4(PH4−3,4−4)内において、拡張されたシステムバス102に接続するシステムバスインタフェース41がPH4を制御するマイクロプロセッサ42に接続している。マイクロプロセッサ42はメモリ43を有し、メモリ43は呼制御情報スレーブテーブル431を含み、呼制御情報スレーブテーブル431はPH4が制御可能な制御対象端末数の上限値が最大の大きさとなる構成をとる。
【0044】
また、マイクロプロセッサ42に対して呼制御プロトコル変換機能44と、障害監視・処理機能45と、呼制御プロトコル再送機能46と、呼制御プロトコル転送機能47と、端末監視機能48とが接続されているが、呼制御プロトコル変換機能44、障害監視・処理機能45、呼制御プロトコル再送機能46、呼制御プロトコル転送機能47、端末監視機能48はそれぞれハードウェアで構成されても、あるいはソフトウェアで構成されてもよい。ソフトウェアで構成される場合、メモリ43に格納されたプログラムをマイクロプロセッサ42が実行することで上記の各機能が実現される。
【0045】
さらに、マイクロプロセッサ42はLANインタフェース49に接続し、LANインタフェース49はLAN200を介してスイッチングハブ5−1に接続されている。スイッチングハブ5−1はルータ6に接続されている。
【0046】
一方、IP電話7−1,7−2や非IP電話9−1,9−2を収容してインタネットプロトコルを付加するIPTA8はスイッチングハブ5−2に接続されている。スイッチングハブ5−2はルータ6に接続されている。
【0047】
以上のような構成を実現することによって、MGC2のメインプロセッサ21はPH4−1〜4−4を介してLAN200上のIP電話7−1,7−2及び非IP電話9−1,9−2を収容するIPTA8を制御することが可能となる。
【0048】
図4及び図5は本発明の第1の実施例によるIP−PBX1の動作を示すシーケンスチャートである。これら図1〜図5を参照して本発明の第1の実施例によるIP−PBX1の動作について以下説明する。
【0049】
IP−PBX1はMGC2によって制御されている。IP電話7−1,7−2またはIPTA8がLAN200に接続すると、これらの端末から登録(以下、レジストレーションとする)要求がMGC2のLANインタフェース22を介してメインプロセッサ21に到達する(図4のa1〜a4)。メインプロセッサ21はIP電話7−1,7−2、IPTA8のそれぞれの端末からIPアドレス、ポート番号、端末の属性情報等を入手し、端末の電話番号等の呼制御に必要な情報を付加し、メモリ23上の呼制御情報マスタテーブル231に収容する(図4のa5)。
【0050】
メインプロセッサ21はレジストレーションを許可した制御対象をどのPH経由で制御するかを判断し、例えば、PH4−4を選択すると、該当するPH4−4に対応する呼制御情報を呼制御情報マスタテーブル231から抽出し、PH4−4へ転送してPH4−4の呼制御情報スレーブテーブル431に複製する(図4のa6)。
【0051】
PH4−4のマイクロプロセッサ42はMGC2のメインプロセッサ21からの呼制御情報を受信すると、そのデータを呼制御情報スレーブテーブル431に収容し(図4のa7)、制御対象となったIP電話7−1,7−2またはIPTA8に対してLANインタフェース49を介してセッションを確立する(図4のa8,a9)。PH4−4のマイクロプロセッサ42がセッションを確立すると、MGC2は呼制御を開始し(図4のa10)、以降、端末監視機能48は定期的にIP電話7−1,7−2またはIPTA8等の端末の正常性を監視するパケットを送出する(図4のa11〜a13)。
【0052】
次に、非IP電話9−1からIP電話7−1に着信する場合の発着信制御の動作について説明する。非IP電話9−1がオフフックすると(図4のa14)、IPTA8は状態変化を検出し(図4のa15)、発呼情報をIPパケット化してスイッチングハブ5−2、ルータ6、スイッチングハブ5−1を介してPH4−4のLANインタフェース49へ送出する(図4のa16)。
【0053】
マイクロプロセッサ41は呼制御プロトコル転送機能47を使ってこの発呼情報パケットを入手すると(図4のa19)、その発呼情報パケットを呼制御プロトコル変換機能44に送り、IPパケット化された発呼情報をメインプロセッサ21へのプロトコル形式に変換し(図4のa20)、システムバスインタフェース41を介してメインプロセッサ21へ送信する(図4のa21)。
【0054】
その際、呼制御プロトコル転送機能47で受信したIPパケットにエラーがないかを呼制御情報プロトコル再送機能46でチェックし、エラーがあれば(図4のa17)、IPTA8に対して発呼情報パケットの再送を要求する(図4のa18)。
【0055】
メインプロセッサ21はPH4−4へ発呼処理指示を行い(図4のa22,a23)、PH4−4は発呼処理指示をプロトコル変換してIPパケットとし(図4のa24)、そのIPパケットをIPTA8に送信する(図4のa25)。このIPパケットを受信したIPTA8は非IP電話9−1に対してダイヤルトーンを送出指示する(図4のa26)。
【0056】
非IP電話9−1から電話番号が入力されると(図4のa27)、IPTA8はその電話番号情報をIPパケットとしてPH4−4へ送信する(図4のa28)。PH4−4はIPTA8から受信したIPパケットをプロトコル変換してメインプロセッサ21に送信する(図4のa29,a30)。
【0057】
メインプロセッサ21は発呼情報から着信情報を中継すべきPHを呼制御情報マスタテーブル231を使って検索判断し、着信情報を該当するPH(この場合、仮にPH4−4とする)へ送信する(図5のa31,a32)。PH4−4のマイクロプロセッサ42はシステムバスインタフェース41を経由してIP電話7−1への着信情報を受信する。
【0058】
マクロプロセッサ42は呼制御情報スレーブテーブル431から着信情報を送信すべきIP電話7−1のIPアドレス・ポート番号等を検索し、メインプロセッサ21からの着信情報を、呼制御プロトコル変換機能44でIPパケットとしたデータとともに呼制御プロトコル転送機能47へ渡してLANインタフェース49から送信する(図5のa33,a34)。
【0059】
IPパケット化された着信情報はスイッチングハブ5−1、ルータ6、スイッチングハブ5−2を介してIP電話7−1へ到達し、IP電話7−1のリンガが鳴動する。尚、この際、IP電話7−1から再送要求がPH4−4にあった場合には、呼制御プロトコル再送機能46が着信情報の再送を行う(図5のa35〜a37)。また、復旧処理の流れ(図5のa38〜a62)については発呼処理と同様であるため、その説明を省略する。
【0060】
さらに、例えば、MGC2からIP電話方向の呼制御情報で該当のPH4−4の呼制御情報スレーブテーブル431に登録されていない制御対象端末番号が指定された場合等については、障害監視・処理機能45が検出し、マイクロプロセッサ42がメインプロセッサ21に対して警告を行う。
【0061】
したがって、メインプロセッサ21ではIPパケット化やIPアドレス・ポート番号の検索・再送制御が不要であり、処理が軽くなることから、PH4−1〜4−4を介してより多くの端末を制御することが可能となる。さらに、PH4−1〜4−4を複数設置することによって、負荷分散を行うことができ、制御対象端末ポート数を拡張することが可能である。
【0062】
特に、同じ呼制御情報を複数の制御対象端末へ送る場合には、一つの呼制御情報を指定した対象端末に送ることによって、PH4−1〜4−4側の呼制御情報スレーブテーブル431から複数の制御対象端末のIPアドレス・ポート番号を検索し、呼制御プロトコル変換機能44でIPパケット化された呼制御情報に対して、呼制御プロトコル転送機能47で送信すべき制御対象端末毎にIPパケットを複製作成して同報する機能を実現することができるため、メインプロセッサ21の負荷を軽減することが可能となる。
【0063】
図6及び図7は本発明の第1の実施例によるIP−PBX1のPH4への制御対象端末の登録動作を示すシーケンスチャートである。これら図6及び図7は本発明の第1の実施例によるIP−PBX1において、PH4の呼制御情報スレーブテーブル431を生成する手順を示しており、図6はIP−PBX1全体が初期化される場合等に利用するものであり、図7はPH4のみが初期化される場合で利用するものである。これら図1〜図3と図6と図7とを参照して本発明の第1の実施例によるIP−PBX1の動作について説明する。
【0064】
まず、図6に示すように、IP−PBX1全体が初期化される場合には、必ずMGC2からPH4に向けて初期設定指示があり(図6のb1)、PH4はこれを受けてPH4内の初期化を実行した後(図6のb2)、MGCへ初期化設定完了を通知する(図6のb3)。
【0065】
これを受けたMGC2は呼制御情報マスタテーブル231の中からPH4が呼制御対象とする制御対象端末の呼制御情報を抜き出し(図6のb4)、そのデータをPH4へ送信する(図6のb5)。
【0066】
PH4はそのデータを基に呼制御情報スレーブテーブル431を生成し(図6のb6)、呼制御情報スレーブテーブル生成完了をMGC2へ通知する(図6のb7)。この結果を受け、MGC2は呼制御を開始する(図6のb8)。
【0067】
一方、図7に示すように、PH4のみが初期化される場合には、必ずPH4からMGC2へ初期設定要求を行い(図7のc1)、MGC2からPH4に向けて初期設定指示があり(図7のc2)、PH4はこれを受けてPH4内の初期化を実行した後(図7のc3)、MGC2へ初期化設定完了を通知する(図7のc4)。
【0068】
これを受けたMGC2は呼制御情報マスタテーブル231の中からPH4が呼制御対象とする制御対象端末の呼制御情報を抜き出し(図7のc5)、そのデータをPH4へ送信する(図7のc6)。
【0069】
PH4はそのデータを基に呼制御情報スレーブテーブル431を生成し(図7のc7)、生成完了をMGC2へ通知する(図7のc8)。この結果を受け、MGC2は該当するPH4に対して呼制御を開始する(図7のc9)。
【0070】
以上のように、IP−PBX1全体の初期設定時、ないしPH4自体の初期設定時に呼制御情報マスタテーブル231からPH4上の呼制御情報スレーブテーブル431へ制御対象端末分の呼制御情報を複製することによって、IPアドレスや他の情報を常時送受することがないため、MGC2及びPH4の処理能力に有効となり、より多くの制御対象端末ポート数を拡張することができる。
【0071】
図8は本発明の第1の実施例によるIP−PBX1のPH4への制御対象端末の登録動作を示すシーケンスチャートである。図8においては、本発明の第1の実施例によるIP−PBX1において、PH4の呼制御情報スレーブテーブル231を制御対象端末がMGC2にレジストレーション要求した場合に追加する手順を示している。
【0072】
新規の制御対象端末がネットワーク上に増設される等の理由によって、レジストレーション要求をMGC2へ出す場合、MGC2は新規の制御対象端末のレジストレーション要求を受けると(図8のd1)、呼制御情報マスターテーブル5へ新規の呼制御情報を追加するとともに(図8のd2)、IPアドレス等の端末属性を受取り、新規の制御対象端末へレストレージョン許可を与える(図8のd3)。
【0073】
同時に、MGC2は新制御対象端末を呼制御するPHを選択し、該当する端末の呼制御情報を呼制御情報マスタテーブル231から抜き出し(図8のd4)、選択したPH4に対してこのデータを送出する(図8のd5)。
【0074】
このデータを受けたPH4は呼制御情報スレーブテーブル431へデータを追加した後(図8のd6)、MGC2へ呼制御情報スレーブテーブル追加完了を送信する(図8のd7)。この結果、MGC2は該当する端末の呼制御を開始する(図8のd8)。
【0075】
図9は本発明の第2の実施例によるMGCの構成を示すブロック図である。図9において、本発明の第2の実施例によるMGC20はメインプロセッサ(MP)21と、LANインタフェース22と、メモリ23と、呼制御プロトコル変換機能24と、障害監視・処理機能25と、呼制御プロトコル再送機能26と、呼制御プロトコル転送機能27と、端末監視機能28とから構成され、メモリ23内には呼制御情報マスタテーブル231と呼制御情報スレーブテーブル232とが構築されている。尚、呼制御プロトコル変換機能24、障害監視・処理機能25、呼制御プロトコル再送機能26、呼制御プロトコル転送機能27、端末監視機能28は図3に示す呼制御プロトコル変換機能44、障害監視・処理機能45、呼制御プロトコル再送機能46、呼制御プロトコル転送機能47、端末監視機能48各々と同様の処理を行う。
【0076】
尚、本発明の第2の実施例はMGC2を上記のMGC20と置換えた以外は図1に示す本発明の第1の実施例によるIP−PBX1と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
【0077】
本発明の第2の実施例では、上述したように、呼制御処理を行うMGC20内部にメインプロセッサ21と、メモリ23と、LANインタフェース22を含む他、メモリ23は制御対象端末全体の電話番号、IPアドレス、ポート番号等の呼制御情報を収容する呼制御情報マスタテーブル231と、メインプロセッサ21が直接制御する分の制御対象端末の呼制御情報を収容する呼制御情報スレーブテーブル232とを共存して備えている。
【0078】
また、MGC2内部のシステムバス101上には呼制御プロトコル変換機能24と、障害監視・処理機能25と、呼制御プロトコル再送機能26と、呼制御プロトコル転送機能27と、端末監視機能28とが接続され、メインプロセッサ21がこれらの機能を制御しているが、呼制御プロトコル変換機能24、障害監視・処理機能25、呼制御プロトコル再送機能26、呼制御プロトコル転送機能27、端末監視機能28はそれぞれハードウェアで構成されても、あるいはソフトウェアで構成されてもよい。ソフトウェアで構成される場合、メモリ23に格納されたプログラムをコンピュータが実行することで上記の各機能が実現される。
【0079】
メインプロセッサ21はLANインタフェース22に接続し、LANインタフェース22はLAN200を介してスイッチングハブ5−1に接続している。スイッチングハブ5−1はルータ6に接続している。
【0080】
一方、IP電話7−1,7−2やインタネットプロトコルに対応していない非IP電話9−1,9−2を収容してインタネットプロトコルを付加するIPTA8はスイッチングハブ5−2に接続し、スイッチングハブ5−2はルータ6に接続している。
【0081】
以上のような構成を実現することによって、MGC2のメインプロセッサ21はPH4−1〜4−4を介して制御するLAN200上のIP電話7−1,7−2及び非IP電話9−1,9−2を収容するIPTA8等の制御対象端末の他、呼制御情報スレーブテーブル232と呼制御プロトコル変換機能24と障害監視・処理機能25と呼制御プロトコル再送機能26と呼制御プロトコル転送機能27と端末監視機能28とLANインタフェース22とを用いて、PH4−1〜4−4を介した場合と同様の動作で呼制御を行うことができる。この呼制御の動作については、上記のPH4−1〜4−4を用いた場合と同様なので、その説明は省略する。
【0082】
MGC2内部へのPH機能の縮退は、制御対象端末ポート数の規模が小さい場合に価格上有効であり、その後、制御対象が増加してもPH4−1〜4−4がシステムバス101ないし拡張されたバス102上に増設設置可能であるため、優れたスケーラビリティを実現することができる。
【0083】
図10は本発明の第3の実施例によるPHの構成を示すブロック図である。図10において、本発明の第3の実施例によるPH40は複数の呼制御プロトコル変換機能44−1,44−2を設けた以外は図3に示す本発明の第1の実施例によるPH4と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
【0084】
複数の呼制御プロトコル変換機能44−1,44−2はそれぞれ異なる制御対象端末のプロトコルを扱うように構成されている。よって、PH40は2つの端末プロトコルに対応することとなる。尚、これら呼制御プロトコル変換機能44−1,44−2も、PH40内の他の機能と同様に、ハードウェアで構成されても、あるいはソフトウェアで構成されてもよい。ソフトウェアで構成される場合、メモリ43に格納されたプログラムをコンピュータが実行することで上記の各機能が実現される。
【0085】
本発明の第3の実施例による呼制御の動作については、基本的に、上述した本発明の第1の実施例と同様であるので、その説明については省略するが、本発明の第3の実施例ではIP電話7−1とIP電話7−2とがそれぞれ使用するプロトコルが異なる場合でも、例えば、MGC2とIP電話7−1との間の制御ではPH4−4の呼制御プロトコル変換機能44−1を使用してプロトコル変換を行い、MGC2とIP電話7−2との間の制御ではPH4−4の呼制御プロトコル変換機能44−2を使用してプロトコル変換を行うことによって、二つの端末プロトコルに対応することができる。つまり、メインプロセッサ21内のプロトコルを変更することなく、複数の端末プロトコルを持つ制御対象端末のポート数を柔軟に拡張することができる。
【0086】
図11は本発明の第4の実施例によるシステム構成を示すブロック図である。図11において、本発明の第4の実施例はシステム内にダウンロードサーバ10を加え、PH4−1〜4−4の代わりに、PH50−1〜PH50−4を設けた以外は図1に示す本発明の第1の実施例によるシステム構成と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
【0087】
図12は図11のPH50−1〜50−4の構成を示すブロック図である。図12において、PH50はプログラムダウンロード機能51を設けた以外は図3に示す本発明の一実施例によるPH4と同様の構成となっており、同一構成要素には同一符号を付してある。
【0088】
尚、図12においては、PH50−1〜50−4をまとめてPH50として、その内部構成を図示しているが、PH50−1〜50−4の構成はPH50と同様の構成となっている。また、このダウンロード機能51は、PH50内の他の機能と同様に、ハードウェアで構成されても、あるいはソフトウェアで構成されてもよい。ソフトウェアで構成される場合、メモリ43に格納されたプログラムをコンピュータが実行することで上記の各機能が実現される。
【0089】
本発明の第4の実施例による呼制御の動作については、基本的に、上述した本発明の第1の実施例と同様であるので、その説明については省略する。本発明の第4の実施例ではメインプロセッサ21からの指示によってネットワーク上のダウンロードサーバ10に対してプログラムダウンロード機能51がPH50で新たに使用するプログラムを要求し、ダウンロードされてくるプログラムをメモリ内に収容し、ダウンロードが終了したことをメインプロセッサ21に通知し、再初期化後に呼制御が再開する。尚、図11において、ダウンロードサーバ10はルータ6に接続されているが、スイッチングハブに接続してもよく、また他のネットワーク接続機器に接続してもよく、これらに限定されない。
【0090】
PH50の制御対象端末が登録や削除される際に、既知ではあるが、PH50内に実装していないため、新たな端末プロトコルが必要となった場合に必要なプログラムをオンラインでダウンロードすることによって、PH50の処理能力を最大限に引き出すことが可能となる。このほか、本発明の第3の実施例で示した複数の端末プロトコルがネットワークに追加される場合、新規端末プロトコルをPH50に追加することが可能となる。これによって、各種の端末プロトコルをIP−PBX1内に共存させながら、制御対象端末ポート数を拡張することができる。
【0091】
図13は本発明の第5の実施例のシステム構成を示すブロック図である。図13において、本発明の第5の実施例ではIP−PBX11において、MGC2のシステムバス101ないし拡張されたシステムバス102上にLAN200に接続しない加入者回路(LC)12やトランク回路(TRK)13を接続するようにした以外は図1に示す本発明の第1の実施例のシステム構成と同様の構成となってており、同一構成要素には同一符号を付してある。
【0092】
加入者回路12はMDF(Main Distribution Frame:電話配線盤)14を介してインタネットプロトコルに対応していない非IP電話9−3〜9−6に接続し、トランク回路13はMDF14を介して公衆網/専用網400に接続している。
【0093】
図14は図13の加入者回路12の構成を示すブロック図である。図14において、加入者回路12はシステムバスインタフェース121と、マイクロプロセッサ122と、メモリ123と、加入者インタフェース124とから構成されている。
【0094】
加入者回路12ではPH4−1〜4−4と共存させるため、システムバス102に接続するシステムバスインタフェース121が加入者回路12を制御するマイクロプロセッサ122に接続されている。マイクロプロセッサ122はメモリ123を有し、メモリ123は呼制御情報スレーブテーブル123aを含み、呼制御情報スレーブテーブル123aは加入者回路12が制御可能な制御対象端末数の上限値が最大の大きさとなる構成をとっている。
【0095】
また、マイクロプロセッサ122に対しては加入者インタフェース124が接続され、加入者インタフェース124及びMDF14を介して非IP電話9−3〜9−6が接続されている。
【0096】
図15は図13のトランク回路13の構成を示すブロック図である。図15において、トランク回路13はシステムバスインタフェース131と、マイクロプロセッサ132と、メモリ133と、トランクインタフェース134とから構成されている。
【0097】
トランク回路13ではシステムバス102に接続するシステムバスインタフェース131がトランク回路13を制御するマイクロプロセッサ132に接続されている。マイクロプロセッサ132はメモリ133を有し、メモリ133は呼制御情報スレーブテーブル133aを含み、呼制御情報スレーブテーブル133aはトランク回路13が制御可能な制御対象端末数の上限値が最大の大きさとなる構成をとっている。
【0098】
また、マイクロプロセッサ132に対してはトランクインタフェース134が接続され、トランクインタフェース134及びMDF14を介して公衆網/専用網400が接続されている。
【0099】
以上のような構成を実現することによって、特にトランク回路13にPH4−1〜4−4の呼制御情報スレーブテーブルと同様の呼制御情報スレーブテーブル133aを設けているので、MGC2のメインプロセッサ21はPH4−1〜4−4を制御するプロトコルと同様なプロトコルで、加入者回路12やトランク回路13を制御することが可能となるが、以下に本発明の第1の実施例との差分の動作について説明する。
【0100】
非IP電話9−3から発呼があった場合には、この変化を加入者インタフェース124が検出し、加入者回路12のマイクロプロセッサ122がメインプロセッサ21へ発呼情報を送信する動作となる。非IP電話9−3への着信はメインプロセッサ21から着信処理が指示された加入者回路12のマイクロプロセッサ122が加入者インタフェース124に対して着信処理を行い、加入者インタフェース124から非IP電話9−3へリンギング信号を送出し、ベルを鳴動させる動作となる。
【0101】
一方、公衆網/専用線400から着信した場合には、この変化をトランク回路13のトランクインタフェース134が検出し、トランク回路13のマイクロプロセッサ132がメインプロセッサ21へ着信を送信する動作となる。公衆網/専用線400への発信はメインプロセッサ21から発信処理が指示されたトランク回路13のマイクロプロセッサ132がトランクインタフェース134に対して発信処理を行い、トランクインタフェース134から公衆網/専用網400へ発信信号を送出する動作となる。
【0102】
したがって、PH4−4を介したIPTA8に接続する非IP電話9−1と、加入者回路12に接続する非IP電話9−3とはMGC2とPH4−4との間のプロトコルとMGC2と加入者回路12との間のプロトコルは同じプロトコルで制御可能である。
【0103】
トランク回路13についてもMGC2とトランク回路13との間のプロトコルシーケンスをMGC2とPH4−4との間と同様にすることができるため、端末との接続方式も柔軟に選択して制御対象端末ポート数を拡張することができる。
【0104】
このように、本発明では、IP−PBX1において、呼制御処理を行うMGC2のシステムバス101または制御インタフェース3によって拡張されたシステムバス102上に、MGC2の呼制御処理におけるプロトコル変換処理等を含むプロトコル制御処理を代行するPH4−1〜4−4,50−1〜50−4を設けることによって、MGC2に収容可能となる制御対象端末のポート数を従来に比べて大規模かつ低価格に拡張することができる。よって、本発明では、これらPH4−1〜4−4,50−1〜50−4を導入することで、小規模から大規模までスケーラブルな制御対象端末のポート数拡張を経済的に実現することができる。
【0105】
また、本発明では、制御対象端末のポート数の拡張に対してMGC2の負荷増加を最小化させると同時に、複数の端末プロトコルが存在した場合にもMGC2に負担をかけることなく、端末を収容することができる。よって、PH4−1〜4−4,50−1〜50−4のプログラムダウンロードや初期設定時の呼制御情報スレーブテーブル431への複製や端末が増設された場合の呼制御情報スレーブテーブル431へのデータ追加を実施することによって、複雑な端末構成に対応することができる。
【0106】
さらに、本発明では、IP電話7−1,7−2やIPTA8を収容するPH4−1〜4−4,50−1〜50−4とMGC2とのプロトコルと、加入者回路12やトランク回路13とMGC2とのプロトコルを類似化することによって、MGC2のプロトコル対応の負担を軽減し、柔軟なシステム構成を実現することができる。
【0107】
【発明の効果】
以上説明したように本発明のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機は、交換制御における呼制御処理を行うマルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの呼制御処理における少なくともプロトコル制御処理を代行するプロトコルハンドラを、マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに接続されるシステムバス上とそのシステムバスを拡張するための制御インタフェースで拡張されたシステムバス上とのいずれかに設けることによって、小規模から大規模までスケーラブルな制御対象端末のポート数拡張を経済的に実現することができるという効果が得られる。
【0108】
また、本発明の他のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機は、制御対象端末の属性及び種類に応じた複数の呼制御プロトコルを各々転送する複数の処理をプロトコルハンドラで実行し、制御対象端末単位に呼制御プロトコルを選択可能とすることによって、複雑な端末構成に対応することができるという効果が得られる。
【0109】
さらに、本発明の別のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機は、マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの制御によって電話配線盤を経由して接続する電話を監視・制御する加入者回路と、マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの制御によって電話配線盤を経由して接続するトランク回線を監視・制御するトランク回路とのうちの少なくとも一方をシステムバス上及び制御インタフェースで拡張されたシステムバス上のいずれかに接続し、加入者回路及びトランク回路のうちの少なくとも一方とマルチメディア・ゲートウェイ・コントローラとの間のプロトコルインタフェースをマルチメディア・ゲートウェイ・コントローラとプロトコルハンドラとの間のプロトコルインタフェースとを類似形式に統一することによって、マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラのプロトコル対応の負担を軽減することができ、柔軟なシステム構成を実現することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるIP−PBXのシステム構成を示すブロック図である。
【図2】図1のMGCの構成を示すブロック図である。
【図3】図1のPHの構成を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1の実施例によるIP−PBXの動作を示すシーケンスチャートである。
【図5】本発明の第1の実施例によるIP−PBXの動作を示すシーケンスチャートである。
【図6】本発明の第1の実施例によるIP−PBXのPHへの制御対象端末の登録動作を示すシーケンスチャートである。
【図7】本発明の第1の実施例によるIP−PBXのPHへの制御対象端末の登録動作を示すシーケンスチャートである。
【図8】本発明の第1の実施例によるIP−PBXのPHへの制御対象端末の登録動作を示すシーケンスチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例によるMGCの構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第3の実施例によるPHの構成を示すブロック図である。
【図11】本発明の第4の実施例によるシステム構成を示すブロック図である。
【図12】図9のPHの構成を示すブロック図である。
【図13】本発明の第5の実施例のシステム構成を示すブロック図である。
【図14】図11の加入者回路の構成を示すブロック図である。
【図15】図11のトランク回路の構成を示すブロック図である。
【図16】従来のIP−PBXのシステム構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1,11 インタネットプロトコル対応構内用電子交換機
2 メディア・ゲートウェイ・コンロトーラ
3 制御インタフェース
4,4−1〜4−4,
50,50−1〜50−4 プロトコルハンドラ
5−1,5−2 スイッチングハブ
6 ルータ
7−1,7−2 IP電話
8 IP端末アダプタ
9−1〜9−6 非IP電話
10 ダウンロードサーバ
12 加入者回路
13 トランク回路
14 MDF
21 メインプロセッサ
22,49 LANインタフェース
23,43,123,
133 メモリ
41,121,131 システムバスインタフェース
42,122,132 マイクロプロセッサ
24,44,44−1,
44−2 呼制御プロトコル変換機能
25,45 障害監視・処理機能
26,46 呼制御プロトコル再送機能
27,47 呼制御プロトコル転送機能
28,48 端末監視機能
51 プログラムダウンロード機能
101 システムバス
102 拡張されたシステムバス
124 加入者インタフェース
134 トランクインタフェース
200 LAN
231 呼制御情報マスタテーブル
123a,133a,
232,431 呼制御情報スレーブテーブル
300 WAN
400 公衆網/専用網

Claims (17)

  1. インタネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)に接続するインタネットプロトコル対応電話機と、インタネットプロトコルに対応していない端末を収容してインタネットプロトコルを付加するインタネットプロトコル端末アダプタとを少なくとも含む制御対象端末に対する交換制御を行うインタネットプロトコル対応構内用電子交換機であって、
    前記交換制御における呼制御処理を行うマルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに接続されるシステムバスを拡張するための制御インタフェースと、前記システムバス上及び前記制御インタフェースで拡張されたシステムバス上のいずれかに設けられかつ前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの呼制御処理における少なくともプロトコル制御処理を代行するプロトコルハンドラとを有し、
    前記制御対象端末の電話番号、インタネットプロトコルアドレス、ポート番号を少なくとも含む呼制御情報を収容する呼制御情報マスタテーブルを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに含み、
    前記呼制御情報マスタテーブルの収容内容の一部が複製される呼制御情報スレーブテーブルを前記プロトコルハンドラに含むことを特徴とするインタネットプロトコル対応構内用電子交換機。
  2. 前記プロトコルハンドラは、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと前記LAN上の制御対象端末との間における前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラのシステム内呼制御プロトコルと前記LAN上の制御対象端末との間の呼制御プロトコルとを変換する機能と、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと複数の制御対象端末との間の呼制御プロトコルを転送する機能と、レイヤ1からレイヤ3までの障害監視・処理・再送を行う機能と、前記制御対象端末の監視機能とを含み、
    前記プロトコルハンドラ当たりに制御可能な制御対象端末数の上限値を設定可能とすることを特徴とする請求項1記載のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機。
  3. 前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラは、前記プロトコルハンドラの機能を含み、前記プロトコルハンドラと共存可能とすることを特徴とする請求項1または請求項2記載のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機。
  4. 前記プロトコルハンドラは、前記制御対象端末の属性及び種類に応じた複数の呼制御プロトコルを各々転送する複数の機能を含み、前記制御対象端末単位に前記呼制御プロトコルを選択可能とすることを特徴とする請求項1から請求項のいずれか記載のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機。
  5. 前記プロトコルハンドラは、前記LAN上のダウンロードサーバからプログラムのオンラインダウンロードを行う機能を含むことを特徴とする請求項1から請求項のいずれか記載のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機。
  6. 前記プロトコルハンドラの初期設定時に、前記呼制御情報マスタテーブルから自機器が制御分担する制御対象端末に関する呼制御情報を前記呼制御情報スレーブテーブルに複製することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか記載のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機。
  7. 前記LAN上に追加された制御対象端末が前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに登録された際に、当該制御対象端末に関する呼制御情報を前記呼制御情報マスタテーブルから前記呼制御情報スレーブテーブルに複製・追加することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか記載のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機。
  8. 前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの制御によって電話配線盤を経由して接続する電話を監視・制御する加入者回路と、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの制御によって前記電話配線盤を経由して接続するトランク回線を監視・制御するトランク回路とのうちの少なくとも一方を前記システムバス上及び前記制御インタフェースで拡張されたシステムバス上のいずれかに接続し、前記加入者回路及び前記トランク回路のうちの少なくとも一方と前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラとの間のプロトコルインタフェースを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと前記プロトコルハンドラとの間のプロトコルインタフェースと略同一形式に統一することを特徴とする請求項1から請求項のいずれか記載のインタネットプロトコル対応構内用電子交換機。
  9. インタネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)に接続するインタネットプロトコル対応電話機と、インタネットプロトコルに対応していない端末を収容してインタネットプロトコルを付加するインタネットプロトコル端末アダプタとを少なくとも含む制御対象端末に対する交換制御を行うインタネットプロトコル対応構内用電子交換機に用いる制御対象端末ポート数拡張方法であって、
    前記交換制御における呼制御処理を行うマルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの呼制御処理における少なくともプロトコル制御処理を代行するプロトコルハンドラを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに接続されるシステムバス上と前記システムバスを拡張するための制御インタフェースで拡張されたシステムバス上とのいずれかに設け
    前記制御対象端末の電話番号、インタネットプロトコルアドレス、ポート番号を少なくとも含む呼制御情報を収容する呼制御情報マスタテーブルを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに含み、
    前記呼制御情報マスタテーブルの収容内容の一部が複製される呼制御情報スレーブテーブルを前記プロトコルハンドラに含むことを特徴とする制御対象端末ポート数拡張方法。
  10. 前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと前記LAN上の制御対象端末との間における前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラのシステム内呼制御プロトコルと前記LAN上の制御対象端末との間の呼制御プロトコルとを変換する処理と、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと複数の制御対象端末との間の呼制御プロトコルを転送する処理と、レイヤ1からレイヤ3までの障害監視・処理・再送を行う処理と、前記制御対象端末の監視処理とを前記プロトコルハンドラで実行し、前記プロトコルハンドラ当たりに制御可能な制御対象端末数の上限値を設定可能とすることを特徴とする請求項9記載の制御対象端末ポート数拡張方法。
  11. 前記プロトコルハンドラの機能を前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラで実行し、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと前記プロトコルハンドラとを共存可能とすることを特徴とする請求項9または請求項10記載の制御対象端末ポート数拡張方法。
  12. 前記制御対象端末の属性及び種類に応じた複数の呼制御プロトコルを各々転送する複数の処理を前記プロトコルハンドラで実行し、前記制御対象端末単位に前記呼制御プロトコルを選択可能とすることを特徴とする請求項から請求項11のいずれか記載の制御対象端末ポート数拡張方法。
  13. 前記LAN上のダウンロードサーバからプログラムのオンラインダウンロードを行う処理を前記プロトコルハンドラで実行することを特徴とする請求項から請求項12のいずれか記載の制御対象端末ポート数拡張方法。
  14. 前記プロトコルハンドラの初期設定時に、前記呼制御情報マスタテーブルから自機器が制御分担する制御対象端末に関する呼制御情報を前記呼制御情報スレーブテーブルに複製することを特徴とする請求項から請求項13のいずれか記載の制御対象端末ポート数拡張方法。
  15. 前記LAN上に追加された制御対象端末が前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに登録された際に、当該制御対象端末に関する呼制御情報を前記呼制御情報マスタテーブルから前記呼制御情報スレーブテーブルに複製・追加することを特徴とする請求項から請求項14のいずれか記載の制御対象端末ポート数拡張方法。
  16. 前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの制御によって電話配線盤を経由して接続する電話を監視・制御する加入者回路と、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの制御によって前記電話配線盤を経由して接続するトランク回線を監視・制御するトランク回路とのうちの少なくとも一方を前記システムバス上及び前記制御インタフェースで拡張されたシステムバス上のいずれかに接続し、前記加入者回路及び前記トランク回路のうちの少なくとも一方と前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラとの間のプロトコルインタフェースを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと前記プロトコルハンドラとの間のプロトコルインタフェースと略同一形式に統一することを特徴とする請求項から請求項15のいずれか記載の制御対象端末ポート数拡張方法。
  17. インタネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)に接続するインタネットプロトコル対応電話機と、インタネットプロトコルに対応していない端末を収容してインタネットプロトコルを付加するインタネットプロトコル端末アダプタとを少なくとも含む制御対象端末に対する交換制御を行うインタネットプロトコル対応構内用電子交換機において実行されるプログラムであって、
    前記交換制御における呼制御処理を行うマルチメディア・ゲートウェイ・コントローラの呼制御処理における少なくともプロトコル制御処理を代行するプロトコルハンドラを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに接続されるシステムバス上と前記システムバスを拡張するための制御インタフェースで拡張されたシステムバス上とのいずれかに設けたシステムにおいて、前記制御対象端末の電話番号、インタネットプロトコルアドレス、ポート番号を少なくとも含む呼制御情報を収容する呼制御情報マスタテーブルを前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラに設け、前記呼制御情報マスタテーブルの収容内容の一部が複製される呼制御情報スレーブテーブルを前記プロトコルハンドラに設け、
    前記プロトコルハンドラのプロセッサに、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと前記LAN上の制御対象端末との間における前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラのシステム内呼制御プロトコルと前記LAN上の制御対象端末との間の呼制御プロトコルとを変換する処理と、前記マルチメディア・ゲートウェイ・コントローラと複数の制御対象端末との間の呼制御プロトコルを転送する処理と、レイヤ1からレイヤ3までの障害監視・処理・再送を行う処理と、前記制御対象端末の監視処理とを実行させるためのプログラム。
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