JP2003169163A - 通信装置 - Google Patents

通信装置

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JP2003169163A
JP2003169163A JP2001366079A JP2001366079A JP2003169163A JP 2003169163 A JP2003169163 A JP 2003169163A JP 2001366079 A JP2001366079 A JP 2001366079A JP 2001366079 A JP2001366079 A JP 2001366079A JP 2003169163 A JP2003169163 A JP 2003169163A
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Japan
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voip
telephone
voice
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interface unit
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Masaaki Kageyama
正明 景山
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Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】枯渇しつつあるIPアドレスを有効活用して、Vo
IP技術に基いてIPネットワーク上での音声通話を実行可
能とする通信装置を提供する。 【解決手段】LANに接続するVoIP装置(通信装置)8に
は、ダウンリンク側に接続するPC9と共通のグローバル
IPアドレスが付与されている。VoIP装置8は、LANから
入来するパケットデータの送り先ポート等を調べて、Vo
IPのためのパケットデータのみを音声信号化して音声通
話に供し、それ以外のパケットデータをPC9に送る振分
け手段(IPアドレス・ポート番号監視部8c、VoIPプロ
トコル処理部監視部8b)を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、VoIP技術に基
いてIPネットワーク上での音声通話を可能とするため
の通信装置に関し、特に、限り有るIPアドレス資源の
有効利用を可能とする構成に関するものである。 【0002】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図3〜
図4を用いて、従来の技術構成に係るネットワーク構成
の説明を行なう。図3は、第1例の従来技術構成に係る
ネットワークの構成図である。図3図示のネットワーク
は、複数のパーソナルコンピュータ(以下、PC)30
−1、30−2、30−3がハブ31、ルータ32を介
してインターネット通信網33に接続して情報の送受を
可能とし、又、複数のアナログ電話機34−1、34−
2、34−3がPBX(構内交換機)35を介して公衆
回線網36に接続して、音声通話を可能とするよう構成
したものである。 【0003】しかしながらこの第1例の従来構成では、
インターネット通信網33に至る系統と、公衆通信網3
6に至る系統との両方を備える必要があり、構成が冗長
であるという問題があった。 【0004】図4は、上記の第1例とはまた異なる第2
例の従来技術に係るネットワークの構成図である。尚、
この第2例では、説明の便宜のために複数の異なる態様
を含めて図示している。図4図示の構成では、VoIP
(ヴォイス・オーバー・アイ・ピー)技術に基き、IP
ネットワーク上で音声通話を実行することを可能として
いる。尚、VoIP技術に関しては、公知文献である
「アスキーデジタル用語辞典〜VoIP」(http://you
go.ascii24.com/gh/77/007769)、「日経コミュニケー
ションズ」(2000年6月5日号、P71〜P89)、特開200
0−59441号公報、及び特開2000−50474
号公報等を必要に応じて参照されたい。 【0005】上記のVoIPを用いた音声通話を実現す
るために、図4における各構成の内、第1のPC40−
1、第1のVoIP電話機44−1、第2のPC40−
2、第2のVoIP電話機44−2、第2のルータ42
−2は、それぞれ図示するようなグローバルIPアドレ
スを有している。また図4における各構成の内、第3の
PC40−3、第3のVoIP電話機44−3は、それ
ぞれ第2のルータ42−2の管理下にあるローカルIP
アドレスを有している。 【0006】上記の構成とすることにより図4図示のネ
ットワークでは、第1のPC40−1は、第2のハブ4
1−2、第1のルータ42−1を経由してインターネッ
ト網43との間で情報信号の送受を行なうことが可能で
ある。また第1のVoIP電話機44−1は、第2のハ
ブ41−2、VoIPGW(ヴォイス・オーバー・アイ
・ピー・ゲートウェイ)45を経由して公衆回線46と
の間で音声通話を実行することが可能であり、又、第2
のハブ41−2、第1のルータ42−1を介して、イン
ターネット網43に接続する図示しない他のVoIP装
置との間で音声通話を行なうことが可能である。また第
2のPC40−2は、第1のハブ41−1、第2のハブ
41−2、第1のルータ42−1を経由してインターネ
ット網43との間で情報信号の送受を行なうことが可能
である。 【0007】また第2のVoIP電話機44−2は、第
1のハブ41−1、第2のハブ41−2、VoIPGW
45を経由して公衆回線46との間で音声通話を実行す
ることが可能であり、又、第1のハブ41−1、第2の
ハブ41−2、第1のルータ42−1を介して、インタ
ーネット網43に接続する図示しない他のVoIP装置
との間で音声通話を行なうことが可能である。また第3
のPC40−3は、第2のルータ42−2、第2のハブ
41−2、第1のルータ42−1を経由してインターネ
ット網43との間で情報信号の送受を行なうことが可能
である。また第3のVoIP電話機44−3は、第2の
ルータ42−2、第2のハブ41−2、VoIPGW4
5を経由して公衆回線46との間で音声通話を実行する
ことが可能であり、又、第2のルータ42−2、第2の
ハブ41−2、第1のルータ42−1を介して、インタ
ーネット網43に接続する図示しない他のVoIP装置
との間で音声通話を行なうことが可能である。 【0008】ところで、上記に説明した図4図示のネッ
トワークでは、同一のネットワーク上に設置されたVo
IP電話機には独自のグローバル・IPアドレスを付与
することが必要なので、第1のVoIP電話機44−1
と第2のVoIP電話機44−2もまた、それぞれ独自
のグローバルIPアドレスを有することは、上記に説明
した通りである。しかしながらグローバルなIPアドレ
スの数は限られているので、全てのVoIP電話機に独
自のグローバルIPアドレスを付与できない場合もあ
り、その場合VoIP技術に基く音声通話を実現するこ
とが出来ない。 【0009】そこで図4図示のネットワークの一部の態
様として示される如く、第2のルータ42−2を用いて
NAT(Network address Translation)を行なえば、
1つのグローバルIPアドレスで第3のPC40−3と
第3のVoIP電話機44−3との両方を使用すること
が出来るものの、設定が容易ではないことに加え、Vo
IP電話機のために新たなルータを設置する必要があり
コストが従来より上昇する問題が生じた。 【0010】更に、図示しない第3例の従来技術に係る
ネットワーク構成として、インターネット網に接続する
PCを用いて、このPCが実行するソフトウェアによっ
てVoIPに基く音声通話を実行する構成もまた可能で
あり、この場合、このPCが従来より有するIPアドレ
スをそのまま用いるので、VoIPのための新たなIP
アドレスは必要としない。しかし、この場合にはPCが
起動していないと通話の着信すら出来ない。またこのP
Cが並行して実行する他のアプリケーションプログラム
のために、VoIP実行に必要となる充分な処理能力が
得られず、音声品質が著しく低下する場合がある、とい
う問題点が生じた。 【0011】本発明は、上記の状況に鑑みてなされたも
のであり、特にアップリンク側がローカルエリアネット
ワークを介してIP(インターネット・プロトコル)ネ
ットワークに接続し、ダウンリンク側が電話機と他の通
信端末とに接続し、他の通信端末と共通のIPアドレス
を使用してVoIP(ヴォイス・オーバー・アイ・ピ
ー)技術に基きIPネットワーク上で電話機を用いた音
声通話を行なうための通信装置であって、ローカルエリ
アネットワークとの間で信号の送受を行なうための第1
のインターフェイス部と、他の通信端末との間で信号の
送受を行なうための第2のインターフェイス部と、入来
するパケットデータと音声信号間の相互の変換を行なっ
て電話機との間で音声信号の送受を行なうための音声イ
ンターフェイス部と、ローカルエリアネットワーク及び
第1のインターフェイス部を介してIPネットワークよ
り入来するパケットデータが、VoIP技術に基く音声
通話用として予め定めた受信先ポート番号と、VoIP
に合致したプロトコルとを有し、且つ、音声インターフ
ェイス部が変換を行なう際に用いる所定の音声コーデッ
クに対応した場合にのみ、当該パケットデータを音声イ
ンターフェイス部に送信し、それ以外の場合には当該パ
ケットデータを第2のインターフェイス部に送信するパ
ケットデータ振り分け部とを備えたことを特徴とする通
信装置とすることにより、新たなグローバルIPアドレ
スの付与を要することなくVoIP技術に基くIPネッ
トワーク上での音声通話を可能とする通信装置を提供す
ることを目的とする。 【0012】 【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、本発明は、下記する構成を有する通信装置を提
供する。即ち、アップリンク側がローカルエリアネット
ワークを介してIP(インターネット・プロトコル)ネ
ットワーク(インターネット網)6に接続し、ダウンリ
ンク側が電話機7と他の通信端末(PC)9とに接続
し、前記他の通信端末9と共通のIPアドレスを使用し
てVoIP(ヴォイス・オーバー・アイ・ピー)技術に
基き前記IPネットワーク6上で前記電話機7を用いた
音声通話を行なうための通信装置(VoIP装置)8で
あって、前記ローカルエリアネットワークとの間で信号
の送受を行なうための第1のインターフェイス部(第1
のLANインターフェイス部)8dと、前記他の通信端
末9との間で信号の送受を行なうための第2のインター
フェイス部(第2のLANインターフェイス部)8e
と、入来するパケットデータと音声信号間の相互の変換
を行なって前記電話機7との間で音声信号の送受を行な
うための音声インターフェイス部(電話インターフェイ
ス部)8aと、前記ローカルエリアネットワーク及び前
記第1のインターフェイス部8dを介して前記IPネッ
トワーク6より入来するパケットデータが、前記VoI
P技術に基く音声通話用として予め定めた受信先ポート
番号と、前記VoIPに合致したプロトコルとを有し、
且つ、前記音声インターフェイス部が変換を行なう際に
用いる所定の音声コーデックに対応した場合にのみ、当
該パケットデータを前記音声インターフェイス部8aに
送信し、それ以外の場合には当該パケットデータを前記
第2のインターフェイス部8eに送信するパケットデー
タ振り分け部(IPアドレス・ポート番号監視部8c、
VoIPプロトコル処理部監視部8b)とを備えたこと
を特徴とする通信装置(VoIP装置)8である。 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
好ましい実施例であるVoIP(ヴォイス・オーバー・
アイ・ピー)電話機、及びVoIP装置を、図1及び図
2を用いて説明する。尚、上記した本実施例のVoIP
電話機は、内部に、音声通話を実行するための電話機能
部を有し、一方、上記した本実施例のVoIP装置は電
話機能部を内部に有することなく、外部の電話機を用い
て音声通話を行なう点が主な相違点である。図1は本実
施例のVoIP電話機、及び本実施例のVoIP装置を
有するネットワークの構成図、図2は本実施例のVoI
P装置の構成図である。 【0014】最初に、図1を用いて本実施例のVoIP
電話機、及び本実施例のVoIP装置を含んだネットワ
ークの説明を行なう。図1において、ネットワーク1に
含まれる構成である、3は、本実施例のVoIP電話機
であり、2はVoIP電話機3のダウンリンク側に接続
する第1のパーソナル・コンピュータ(以下、PC)で
ある。上記のVoIP電話機3と第1のPC2とは、共
通のグローバルIPアドレスを有している。 【0015】また、8は、本実施例のVoIP装置であ
り、このVoIP装置8は上記したVoIP電話機3と
は異なり内部に音声通話を実行するための電話機部を有
していないので、ダウンリンク側にアナログ電話機7を
接続し、同じくダウンリンク側に第2のPC9を接続し
ている。VoIP装置8と、第2のPC9とは、共通の
グローバルIPアドレスを有している。 【0016】更に、10は、上記したVoIP電話機3
に準じた構成を有するVoIP電話機であって、そのダ
ウンリンク側に第3のPC11を接続している。またV
oIP電話機10と第3のPC11とは、共通のグロー
バルIPアドレスを有している。 【0017】また、上記したVoIP電話機3、VoI
P装置8、及びVoIP電話機10のアップリンク側に
は、ハブ4が接続し、このハブ4はルータ5を介してイ
ンターネット通信網6に接続すると共に、VoIPGW
(ヴォイス・オーバー・アイ・ピー・ゲートウェイ)1
2を介して公衆回線13に接続している。 【0018】第1のPC2がインターネット通信網6と
の間で情報信号の送受を行なう際には、第1のPC2、
VoIP電話機3、ハブ4、ルータ5、インターネット
通信網6へと連接する通信路が成立する。VoIP電話
機3が音声通話を行なう際には、VoIP電話機3、ハ
ブ4、VoIPGW12、公衆回線13へと連接する通
信路、又はハブ4、ルータ5を介して、インターネット
網6に接続する図示しない他のVoIP装置に至る通信
路が成立する。また、アナログ電話機7が音声通話を行
なう際には、アナログ電話機7、VoIP装置8、ハブ
4、VoIPGW12、公衆回線13に至る通信路、又
は、アナログ電話機7、VoIP装置8、ハブ4、ルー
タ5を介して、インターネット網6に接続する図示しな
い他のVoIP装置に至る通信路が成立する。第2のP
C9がインターネット通信網6との間で情報信号の送受
を行なう際には、第2のPC9、VoIP装置8、ハブ
4、ルータ5、インターネット通信網6へと連接する通
信路が成立する。同様にして、第3のPC11がインタ
ーネット通信網6との間で情報信号の送受を行なう際に
は、第3のPC11、VoIP電話機10、ハブ4、ル
ータ5、インターネット通信網6へと連接する通信路が
成立する。VoIP電話機10が音声通話を行なう際に
は、VoIP電話機10、ハブ4、VoIPGW12、
公衆回線13へと連接する通信路、又は、又はハブ4、
ルータ5を介して、インターネット網6に接続する図示
しない他のVoIP装置に至る通信路が成立する。 【0019】図2は、上記したVoIP装置8の構成図
である。VoIP装置8は、アップリンク側のLAN
(ローカルエリアネットワーク)に接続するための第1
のLANインターフェイス部8d、ダウンリンク側のP
Cに接続するための第2のLANインターフェイス部8
e、第1のLANインターフェイス部8dから入来する
パケットデータのIPアドレスとポート番号とを監視す
るIPアドレス・ポート番号監視部8c、VoIP用と
して使用することが予め定められたポート番号へ送られ
たパケットデータをIPアドレス・ポート番号監視部8
cから受け取って処理を行なうVoIPプロトコル処理
部・監視部8b、VoIPのためのパケットデータを受
け取ってアナログ音声信号を生成し、アナログ電話機7
との間で音声信号の送受を行なう電話インターフェイス
部8aとを備えている。 【0020】尚、本実施例のVoIP電話機3の構成は
図示を省略したものの、図2に示したVoIP装置8の
各構成を有すると共に、周知のアナログ電話機に準じた
構成を有する電話機能部を内部に備えており、外部の電
話機を用いる必要が無く音声通話を実行可能としてい
る。 【0021】次に、再び図1のネットワーク構成図に戻
って、本実施例のVoIP電話機3、又は本実施例のV
oIP装置8を用いて音声通話を行なう際の動作を説明
する。 【0022】VoIP電話機3は、先に説明したように
2つのLANインターフェイス8d、8eを持ち、一方8
eをPC2側に、もう一方8dをLAN側(ハブ4)に接続
する。このとき、VoIP電話機3は、PC2で使用して
いるIPアドレスとサブネットマスクを設定する必要があ
る。接続しているPC2が起動している場合、PC2から送
られるパケットから,PC2が使用しているグローバル
IPアドレスと一致するか確認し、一致しない場合、VoIP
電話機3の使用を停止もしくはIPアドレスを自動更新す
ることも可能である。あるいは、専用のソフトウェアを
インストールすることで、PC2とVoIP電話機3が通信し
て、これらの設定を自動化することも可能である。 【0023】また、VoIP装置8は上述の如くアナログ電
話のインターフェイス8aを持ち、既存のアナログ電話
機7を接続できる。電話機部分を一体化した構成がVo
IP電話機3である。 【0024】VoIP電話機3は、上記したIPアドレス
・ポート番号監視部8cで、接続しているPC2に向けら
れたIPパケットを監視し、VoIPで使用されることが決ま
っているポートに送られたIPパケットをVoIPプロトコル
処理部8bに送る。VoIPプロトコル処理部8bはパケッ
トのデータを解析し、VoIP電話機3が対応しているプロ
トコルで、かつ要求された音声コーデックにも対応して
いる場合にのみ、VoIP電話機3側で応答する。それ以外
の場合はPC2側にパケットを中継する。従って、VoIP以
外のプロトコルに関して、接続しているPC2側に不具合
を生じない。また、VoIP電話機3はPC2が使用している
グローバルIPアドレスを使用して相手端末にパケットを
送信する。よって、相手端末と呼制御と音声通話を行う
ことができ、通話することができる。 【0025】VoIP電話機3で使用するポート番号が、接
続しているPC2側で使用しているポート番号と重ならな
いようにする必要があるので、IPアドレス・ポート番号
監視部8cは、絶えずPC2側の使用中のポート番号を確
認し、PC2側で未使用のポート番号を使用する。逆に、
VoIP電話機3が相手端末と通話している時、接続してい
るPC2側が現在VoIP電話機3で使用しているポートを使
用しないように、PC2側からの呼制御を監視し、ポート
番号を変更する。従って、PC2上で同時にVoIPを使用し
ても不具合を生じない。 【0026】接続しているPC2上に専用のソフトウェア
をインストールし、PC2とVoIP電話機3とが通信するこ
とで、PC2とVoIP電話機3とで連係して処理することが
可能となる。例えば、PC2上で住所録を管理し、その住
所録を更新しようして、PC2から発呼を行うことや、Vo
IP電話機3が着呼時に、PC2上に通信先を表示すること
が可能となる。この場合、PC2とVoIP電話機3間でのみ
通信が行われ、外部にデータがもれることがないので、
セキュリティーが確保される。 【0027】VoIPで使用するポートに、VoIPプロトコル
以外のパケットが送られてきた場合、VoIP電話機3はそ
のパケットを破棄することにより、接続しているPC2へ
の不正アクセスを防ぐことができる。VoIP電話機3が通
話を行っている時に、接続しているPC2側のパケットを
分割することや、送信を遅らせることで、簡易的なQoS
(Quality Of Service:サービスの品質。特にネットワ
ークにおいて、ユーザの意図通りの回線利用を実現する
ための技術。)を実現できる。 【0028】尚、上記の説明は主にVoIP電話機3に関し
て行なったが、アナログ電話機7を外部に接続する点の
みが構成上異なるVoIP装置8においても上記に準じた動
作を行なうことによりVoIP技術に基く音声通話を実行す
るものであって、繰り返しとなることを避けるために説
明は省略することとする。 【0029】本実施例の構成によれば、上記に説明した
ように、PCで使用しているグローバルアドレスを使用し
て、新たなグローバルアドレスを必要とすることなくVo
IP装置、VoIP電話機を設置することが可能になる。電話
機のために新たにネットワーク機器を設置、あるいは新
たに配線を行う必要がなく、設置のために新たなコスト
が発生しない。また、接続しているPCの設定を変更する
必要がないので、誰にでも簡単に設置することができ
る。また、接続しているPC上の他の通信に悪影響を及ぼ
さない。接続しているPCと直接通信することができるの
で、PCと連係した処理を効率的に行うことができ、セキ
ュリティーの問題もない。 【0030】更に、VoIP電話機、及びVoIP装置がVoIPの
パケットであるか判断し、そうでないものを破棄できる
ので、VoIPポートを使用した不正アクセスを防ぐことが
できる。接続しているPC側の帯域を制御して、簡易的な
QoSを実現することも可能である。 【0031】 【発明の効果】上記に詳述した如く、本発明は、アップ
リンク側がローカルエリアネットワークを介してIP
(インターネット・プロトコル)ネットワークに接続
し、ダウンリンク側が電話機と他の通信端末とに接続
し、他の通信端末と共通のIPアドレスを使用してVo
IP(ヴォイス・オーバー・アイ・ピー)技術に基きI
Pネットワーク上で電話機を用いた音声通話を行なうた
めの通信装置であって、ローカルエリアネットワークと
の間で信号の送受を行なうための第1のインターフェイ
ス部と、他の通信端末との間で信号の送受を行なうため
の第2のインターフェイス部と、入来するパケットデー
タと音声信号間の相互の変換を行なって電話機との間で
音声信号の送受を行なうための音声インターフェイス部
と、ローカルエリアネットワーク及び第1のインターフ
ェイス部を介してIPネットワークより入来するパケッ
トデータが、VoIP技術に基く音声通話用として予め
定めた受信先ポート番号と、VoIPに合致したプロト
コルとを有し、且つ、音声インターフェイス部が変換を
行なう際に用いる所定の音声コーデックに対応した場合
にのみ、当該パケットデータを音声インターフェイス部
に送信し、それ以外の場合には当該パケットデータを第
2のインターフェイス部に送信するパケットデータ振り
分け部とを備えたことを特徴とする通信装置とすること
により、新たなグローバルIPアドレスの付与を要する
ことなくVoIP技術に基くIPネットワーク上での音
声通話を可能とする通信装置を提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明の実施の形態に係る好ましい実施例で
あるVoIP電話機とVoIP装置とを有するネットワ
ークの構成図である。 【図2】 図1のVoIP装置の構成図である。 【図3】 従来技術に係るネットワーク(第1例)の構
成図である。 【図4】 従来技術に係るネットワーク(第2例)の構
成図である。 【符号の説明】 6 インターネット網(IPネットワーク) 7 電話機 8 VoIP装置(通信装置) 8a 電話インターフェイス部(音声インターフェイス
部) 8b VoIPプロトコル処理部監視部(パケットデー
タ振り分け部) 8c IPアドレス・ポート番号監視部(パケットデー
タ振り分け部) 8d 第1のLANインターフェイス部(第1のインタ
ーフェイス部) 8e 第2のLANインターフェイス部(第2のインタ
ーフェイス部) 9 PC(他の通信端末)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】アップリンク側がローカルエリアネットワ
    ークを介してIP(インターネット・プロトコル)ネッ
    トワークに接続し、ダウンリンク側が電話機と他の通信
    端末とに接続し、前記他の通信端末と共通のIPアドレ
    スを使用してVoIP(ヴォイス・オーバー・アイ・ピ
    ー)技術に基き前記IPネットワーク上で前記電話機を
    用いた音声通話を行なうための通信装置であって、 前記ローカルエリアネットワークとの間で信号の送受を
    行なうための第1のインターフェイス部と、 前記他の通信端末との間で信号の送受を行なうための第
    2のインターフェイス部と、 入来するパケットデータと音声信号間の相互の変換を行
    なって前記電話機との間で音声信号の送受を行なうため
    の音声インターフェイス部と、 前記ローカルエリアネットワーク及び前記第1のインタ
    ーフェイス部を介して前記IPネットワークより入来す
    るパケットデータが、前記VoIP技術に基く音声通話
    用として予め定めた受信先ポート番号と、前記VoIP
    に合致したプロトコルとを有し、且つ、前記音声インタ
    ーフェイス部が変換を行なう際に用いる所定の音声コー
    デックに対応した場合にのみ、当該パケットデータを前
    記音声インターフェイス部に送信し、それ以外の場合に
    は当該パケットデータを前記第2のインターフェイス部
    に送信するパケットデータ振り分け部とを備えたことを
    特徴とする通信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009232045A (ja) * 2008-03-21 2009-10-08 Toshiba Corp Ip電話端末、サーバ装置、認証装置、通信システム、通信方法、およびプログラム
JP2012521147A (ja) * 2009-03-18 2012-09-10 テレフオンアクチーボラゲット エル エム エリクソン(パブル) 共通IPアドレス及びMACアドレスを有するVoIPカードを備えるアクセス・ノード

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