JP3884562B2 - 流体試料用フローセル - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、流体試料用フローセル、更に詳しくは、流体試料、例えば血液などを、光学的な、あるいは電気的な検知手段などによって測定することで、この流体試料の種々のデータを得るために用いられる流体試料用フローセルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種流体試料用フローセルは、流体試料を導通させるセル室と、このセル室に流体試料を送り込むセル入口管と、前記セル室から流体試料を流出させるセル出口管とからなり、流体試料の流路が、全体としてはクランク状に形作られていて、これが基本的な構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来品は、セル室内に細かな気泡の発生が見られる傾向がある。この気泡の発生は、光学的、あるいは電気的いずれの検知手段でも、信号出力が不安定となり、ノイズの発生を招いて、安定した測定結果が得られなくなる問題が生じる。
【0004】
そこで、各サイズの流体試料用フローセルを詳細に調査した結果、前記セル入口管とセル出口管の内径寸法が、必ずしも高い精度の範囲内で統一されていない傾向が判明した。 つまり、セル入口管とセル出口管の内径寸法には、前者が後者よりも太い径であったり、逆に前者が後者よりも細い径であったりといった、種々の寸法差が見られる。
【0005】
本発明者は、このような現状を踏まえ、前記各種サイズの流体試料用フローセルを種々試験してみたところ、気泡の発生には、このセル入口管とセル出口管の内径寸法差が大きく関係することを突き止めた。そして、この試験結果から、セル入口管とセル出口管のそれぞれ内径寸法には、相互になにがしかの関連性があることが窺えた。
【0006】
本発明は、この関連性について試行錯誤の検討を更に重ねた結果、セル室内での気泡の発生を有効に防止できる流体試料用フローセルを導き出すに至ったので、ここに提案する。
【0007】
したがって、本発明は、流体試料用フローセルのセル室内で気泡が発生する事態を有効に防止できるようにすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明では、光学的あるいは電気的な検知手段を介して、流体試料を測定するために用いられる流体試料用フローセルにおいて、流体試料を導通させるセル室と、このセル室に流体試料を送り込むセル入口管と、前記セル室から流体試料を流出させるセル出口管とを備え、前記セル入口管とセル出口管とのそれぞれの内径比率が1:0.73ないし0.94の範囲に設定されているとともに、前記セル室は、セル出口管側が上位に、また、入口管側が下位に位置するよう配置されており、セル入口管並びにセル出口管それぞれの内壁とセル室内壁との会合部分で、セル入口管との会合部分ではセル出口管側が、また、セル出口管との会合部分ではセル入口管側がそれぞれ滑らかな弧の面に形成されている。
【0009】
本発明の流体試料用フローセルは、基本的には、図1に示されるように、流体試料を導通させるセル室と、このセル室に流体試料を送り込むセル入口管と、前記セル室から流体試料を流出させるセル出口管とからなり、流体試料の流路が、全体としてはクランク状に形作られている。
【0010】
また、使用される素材としては、ガラス又はアクリル樹脂など、少なくとも耐化学薬品性及び光学特性に優れた素材が採用される。
【0011】
基本的に、セル入口管の内径をセル出口管のそれよりも太い径にしてあり、セル入口管とセル出口管とのそれぞれの内径比率が1:0.73ないし0.94の範囲に設定されている。
【0012】
表1に示されるように、両者の内径比率が1:0.73ないし0.94の範囲を越えると、いずれも流速差と圧損差が生じてしまうことが分かった。その結果、大きな気泡が多量に発生し、しかも気泡の抜けが悪く、何時までもセル室内に気泡が残留する傾向が見られた。また、セル入口管の内径を前記の範囲を越えて(現実には、許容範囲を5%上回っただけ)太い径にすると、流速が遅くなってしまって気泡の抜けが悪くなり、セル室内に何時までも気泡が滞留した。
【0013】
しかし、両者の内径比率が1:0.73ないし0.94の範囲内では、流速差、圧損差ともに発生することが少なくなる。また、流速差、圧損差が発生しても、その値は好ましく、許容される範囲内に止めることができた。その結果、気泡の発生がなくなり、たとえ発生しても、微小で、かつ、ほんの僅かな数(3ケないし5ケ)である上に、速やかにセル室内から抜け出し、残留しなかった。理想的には1:0.83の比率にある場合で、最も好ましい作用が得られた。
【0014】
また、内径差には至適範囲があって、セル入口管では、上限、下限ともに5.5%内、そして、セル出口管では約6.7%内であった。
【0015】
この請求項1の手段によれば、流体試料は太い内径のセル入口管からセル室に流入することによって、基本的に、キャビテーションの発生が抑えられることになって、気泡の発生を格段に効率よく抑制できる。
【0016】
しかも、セル出口管の寸法比が、セル入口管に対して0.73〜0.94の範囲に設定されていることによって、流速差並びに圧損差がほとんど生じなかった。また、僅かに生じた流速差並びに圧損差も、許容範囲内に止めることができた。その結果、セル室内を流下する流体試料の流速が適切で、たとえ、微量、かつ、微小な気泡が発生したとしても、その抜け出しが格段に速やかに行われる。したがって、結果として、流体試料用フローセルのセル室内での気泡の発生を有効に防止できるに至った。
【0017】
請求項3の発明は、光学的あるいは電気的な検知手段を介して、流体試料を測定するために用いられる流体試料用フローセルにおいて、流体試料を導通させるセル室と、このセル室に流体試料を送り込むセル入口管と、前記セル室から流体試料を流出させるセル出口管とを備え、前記セル流出管とセル出口管とのそれぞれの内径比率が1:0.73ないし0.94の範囲に設定されているとともに、前記セル室は、前記セル出口管側が上位に、また、前記入口管側が下位に位置する傾斜姿勢に配置されている。
【0018】
この手段によると、前記請求項1の発明と同様の作用効果を奏するばかりでなく、セル室がセル入口管側よりもセル出口管側が高位に位置した傾斜姿勢で配置されていることで、たとえ気泡が発生しても、この気泡は、自身の浮揚力によって、流体試料の流れにうまく乗せられて、より速やかにセル出口管に移行される。したがって、気泡の抜けが一段と良好に促進され、請求項1の発明の課題をより一層効果的に達成できる。
【0019】
なお、好ましい傾斜角度は3°ないし15°前後である。15°以上の傾斜角が与えられると、セルの角部に気泡が溜まり好ましくない。また、3°以下の傾斜角の場合には、気泡の流下が緩慢で、セル室内の壁面に付着する形で、何時までもセル室内に滞留する結果となって、好ましくない。理想的には5°前後である。流体試料の理想的な流速が得られ、併せて気泡の抜けが理想的に発揮されるからである。
【0020】
ところで、流体試料は、セル入口管からセル室、そしてセル出口管に流下するにあたって、セル入口管からセル室に流入するとき、またセル室からセル出口管に流下するときの二度、その流下方向が90°転向される。これは、流体試料用フローセルが、図示されるように、クランク状に形成されているためである。
【0021】
しかし、かかる流体試料用フローセルにあって、セル室内壁と、セル入口管並びにセル出口管それぞれの内壁との会合部分において、セル入口管ではセル出口管側、また、セル出口管ではセル入口管側がそれぞれ直角に形成されていると、次の問題が生じる。つまり、流下する流体試料は、この会合部分で急激に方向転換を迫られ、結果として、気泡の発生を招来する。また、流体試料の流路中にその流れを阻害する障害、例えば壁面の出っ張りなどがあると、同様に気泡の発生を招来する原因となる。
【0022】
そこで、請求項の発明は、セル入口管とセル出口管とのそれぞれの内径比率が1:0.73ないし0.94の範囲に設定する以外に、さらに、セル室内壁と、セル入口管並びにセル出口管それぞれの内壁との会合部分で、セル入口管ではセル出口管側、また、セル出口管ではセル入口管側がそれぞれ滑らかな弧の面に形成ている。
【0023】
この手段によると、流体試料は、セル入口管からセル室内に入るとき、そして、セル室からセル出口管へ流下するときの各流下方向の転向点で、急激な方向転換がなく、流下方向の転向が格段に滑らかになる。したがって、気泡の発生を格段に抑制できる。併せて、気泡があっても、気泡は流下試料の滑らかな方向転換にうまく案内されながら、前記会合部分に引っ掛かることなく、滑らかに流下されてゆく。したがって、気泡の抜けが一層好ましい形で行われる。
【0024】
また、前記セル室の側壁に形成される前記セル入口管とセル出口管との連通孔が、その縁をこのセル室の軸線方向両端にある室壁の内面に接して穿設されていることが望ましい。流体試料の流路の途中に生じる、この流体試料が僅かでも滞留する、凹みを可及的に少なくできるからである。併せてセル室の軸線方向の寸法を可及的に短く設計でき、流体試料用フローセルのコンパクト化を図れるからである。
【0025】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態を、図面の記載を参照にしながら説明する。図2〜図8は、この発明の一つの実施の形態を示すもので、本発明に係る流体試料用フローセルを全血血球免疫測定装置に採用した例に基づいて説明する。
【0026】
まず、図3は、この発明の全血血球免疫測定装置の一例を、側面パネルを取り外した状態で示す斜視図である。図4は、この全血血球免疫測定装置の全体の構成を概略的に示す図である。これらの図において、1は装置ケースで、その前面部2側には、検体セット部3が内方に凹んだ状態で形成されている。この検体セット部3には、検体としての全血4を収容した検体容器5をセットするための、検体容器ホルダー6が収容される。
【0027】
この検体容器ホルダー6は、図5にも示されるように、検体容器5を保持するための、径の異なる複数個の挿入穴6a(図例では4個)が備わっている。検体容器5の大きさに応じて、適宜に挿入穴6aを選択できるようにするためである。また、この検体容器ホルダー6は、図8に示すように、その底の中心を通る縦軸線Pを中心に回転自在に保持されている。更に、水平な軸線(図外)中心に揺動自在に保持されている。前記検体容器ホルダー6を、検体セット部5内方から手前側に傾斜させて引出し、更に、これを前記縦軸線Pを中心に回転させることによって、必要とする挿入穴6aを手前側に位置させる。検体容器5を前記挿入穴6aに挿抜しやすくするためである。
【0028】
そして、図3,図5,図6に示されるように、装置ケース1の側面部7の下方には、前面部2に近い側から順に、免疫測定を行う免疫測定部8、血球測定を行う血球計数測定部9が、前面側から見て一直線状に配置されている。この血球計数測定部9の下方には、複数の電磁弁10aからなる電磁弁部10が設けられている。また、側面部7の上方には、図3〜図7に示されるように、検体セット部5と血球計数測定部9との間を直線的に移動する、プローブユニット部11が設けられている。
【0029】
また、図4において、12は定注器、13は希釈液容器、14は溶血試薬容器、15はポンプであり、これら13〜15はいずれも電磁弁部10に接続されている。更に、16はポンプ15に接続された廃液容器である。
【0030】
前記免疫測定部8は、この実施の形態においては、CRP(急性期蛋白であるC−反応性蛋白)を測定するように構成されている。すなわち、図3、図4,図6,図8に示されるように、CRPを測定するために形成される試薬受容セル17と、光照射部17a及び光検出部17bを備えるとともに、前記試薬受容セル17にフロー測光セル流路17cを介して一連に連なって設けられた、流体試料用フローセルの一例としての、フロー測光セル17Aとから形成されている。そして、この試薬受容セル17の内部に収容される液を適宜攪拌できるように構成されている。18,19,20はCRP測定に用いられる試薬を収容した試薬容器で、それぞれ、溶血試薬(以下、R1試薬という)、緩衝液(以下、R2試薬という)、抗ヒトCRP感作ラテックス免疫試薬(以下、R3試薬という)が収容されている。
【0031】
そして、前記試薬受容セル17及び試薬容器18〜20は、図3〜図6,図8に示されるように、検体セット部5における検体容器5のセット位置に対して、一直線状に配置されている。また、これら試薬受容セル17及び試薬容器18〜20は、ソレノイド21(図4,図7)の作動で、上下方向に揺動する蓋22によって、一括して開閉されるように構成されている。23は、例えばペルチェ素子よりなる電子冷却器24を備えた、試薬容器ホルダーの一例としてのクーラーボックスで、図示例では試薬R2,R3が収容されている。
【0032】
次に、前記血球計数測定部9は、この実施の形態においては、電気抵抗法により、WBC(白血球数)、RBC(赤血球数)、PLT(血小板数)、MCV(赤血球容積)、Hct(ヘマトクリット値)を、また、シアンメトヘモグロビン法における吸光光度法によりHgb(ヘモグロビン濃度)などをそれぞれ測定するように構成されている。すなわち、図4において、25はWBC/Hgb血球計数測定セル(以下、単にWBCセルという)で、WBCを測定するための測定電極25a,25b及びHgbを測定するための光照射部25c、受光部25dを備えている。26はRBC/PLT血球計数測定セル(以下、単にRBCセルという)で、RBC及びPLT測定するための測定電極26a,26bを備えている。これらのセル25,26は、CRP測定部8における試薬受容セル17及び試薬容器18〜20と一直線になるように配置されている。また、WBCセル25は、ノズル33(後述する)洗浄のための廃液チャンバを兼ねている。
【0033】
更に、プローブユニット部11は、例えば次のように構成されている。すなわち、図3,図6,図7において、27はノズルユニットで、このノズルユニット27は、垂直に立設されたベース部材28に沿うようにして、水平方向に設けられたタイミングベルト29によって、水平方向に往復移動できるように構成されている。30は、タイミングベルト29を駆動するためのモータ、31は、ノズルユニット27に設けられた被ガイド部材32をガイドする一対のガイド部材で、これらはベース部材28に適宜の部材を介して取り付けられている。
【0034】
33は、サンプリングノズルで、図3,図4、図6ないし図8に示されるように、ノズルユニット27内をタイミングベルト34によって上下方向に移動する、ノズル保持体35に取り付けられている。このサンプリングノズル33の先端側(下端側)は、ノズルユニット27内に設けられたノズル洗浄器36を挿通し、先端部外周が洗浄されるように構成されている。37はタイミングベルト34を駆動するためのモータである。38はサンプリングノズル33がホームポジション位置(定位置)にあるか否かを検出するセンサである。
【0035】
そして、図4において、39は、装置の各部を総合的に制御し、併せてCRP測定部8及び血球計数測定部9からの出力を用いて各種の演算を行う、制御・演算装置としてのマイクロコンピュータ(MPU)である。40は、MPU39からの指令に基づいて電磁弁部10、プローブユニット部11のモータ30,37などに駆動信号を送るドライバである。41は、CRP測定部8及び血球計数測定部9からの出力信号を処理してMPU39に送る信号処理部である。また、前記MPU39には、図示しないが、ここにおいて処理されて得られる結果などを表示する装置で、例えばカラーディスプレイ、そして出力装置としてのプリンタなどが接続されている。
【0036】
なお、図4において、点線は、検体4や各種の試薬などの流れを示す。また、やや太い一点鎖線は、制御信号を示す。更に、細い一点鎖線は、測定によって得られる信号の流れを示している。
【0037】
また、図4,図8に示されるように、前記フロー測光セル17Aの出口側流路17dには、液移動用の定注器17eが三方切替弁(電磁弁)10bを介して連通連結されている。この出口側流路17dの端末は、図4に示されるように、前記ポンプ15を介して前記廃液容器16に接続される。
【0038】
更に、前記検体容器5、希釈液容器13、溶血試薬容器14、試薬受容セル17、フロー測光セル17A、フロー測光セル流路17c、出口側流路17d、試薬容器18〜20、サンプリングノズル33等は、ガラス又はアクリル樹脂など、少なくとも耐化学薬品性及び光学特性に優れた素材が採用される。
【0039】
また、図3,図5,図6中の42は、前記溶血試薬(R1試薬)を収容するための試薬容器18を保持する試薬ホルダーである。
【0040】
上記のように構成された血血球免疫測定装置において、前記流体試料用フローセルの一例としてのフロー測光セル17Aは、以下のように構成されている。
図1,図2に示されるように、このフロー測光セル17Aは、基本的には、セル入口管43と、セル室44と、セル出口管45とから構成されていて、検体4の流路46が、全体としてはクランク状に形作られている。
【0041】
前記セル入口管43、セル室44そしてセル出口管45はそれぞれ太さの異なるパイプで形成されていて、図示されるクランク状になるように一体に連結されて構成される。
【0042】
そして、前記セル入口管43には、前記フロー測光セル流路17cが連通連結されている。また、前記セル出口管45には前記出口側流路17dが連通連結されている。これらのフロー測光セル流路17cと出口側流路17dとは、それぞれ可撓性があり、かつ、耐薬品性のある合成樹脂素材のパイプで形成され、図2に示されるように、セル入口管43とセル出口管45に挿入される。
【0043】
図1に示されるように、前記セル入口管43の内径Lとセル出口管45の内径Sとは、セル入口管43の内径Lの方が太い寸法に設定されている。図例の構造では、セル入口管43の内径Lはφ1.8mmで、公差の上限、下限は0.1mmの範囲内に設定される。また、セル出口管45は、φ1.5mmで、公差の上限、下限は0.1mmの範囲内に設定される。
したがって、このセル入口管43の内径Lとセル出口管45の内径Sとの内径の比率は、セル入口管43の内径Lを1とすると、セル出口管45の内径Sは、0.73から0.94の範囲が許容の限界である。
【0044】
このような、数値は、種々実験の結果得られたデータに基づいて設定されたもので、気泡の発生を極力抑制できる、若しくは発生を阻止できる上で有効である。
【0045】
因みに、セル長さ10mm、セル入口管43の内径寸法を下限φ1.3mmから上限φ2.2mmの範囲で、都合9種類のものと、セル出口管45の内径寸法は、φ1.8mmの定寸法に設定された試料測定用セルを作製した。また、用いられる試料としてはイオン水を採用し、このイオン水を前記9種類の試料測定用セルに流下させ、この九つの試験例で気泡の発生の有無を調べた。各試験例ごとに15回のテストを行った結果を表1に示す。なお、気泡の発生の有無は、セル内に光を透過させて、その吸光度を測定することで判別した。
【0046】
【表1】
Figure 0003884562
【0047】
すなわち、セル出口管45の内径をφ1.3mmからφ1.7mmの試験例4ないし8では、気泡発生が少なく、また微量に発生した気泡も速やかに系外に抜けてしまった。しかし、試験例1ないし3では、細かな気泡が多数発生し、残留気泡も幾つか見られた。
【0048】
また、試験例9では、気泡の発生は少ないが、検体4の流速が遅くなる傾向が見られ、気泡の抜けが芳しくなく、気泡の残存が見られた。
【0049】
以上の結果を踏まえて得た結果は、セル入口管43の内径Lは、φ1.8mmで、公差の限界が上下0.1mmであることが望ましく、またセル出口管45の内径Sは、φ1.5mmで、公差の限界が上下0.1mmであることが望ましい。そしてこの範囲が、至適範囲であると考えられる。理想的には、セル入口管43の内径Lがφ1.8mm、セル出口管45の内径Sがφ1.5mmであることが望ましい。この場合の両者の内径比率は、1:0.83となり、これがベストモードと考えられる。
【0050】
また、図1,図2に示されるように、前記セル室44は、前記セル出口管45側が上位に、また、前記セル入口管43側が下位に位置する傾斜姿勢に配置されている。
【0051】
好ましい傾斜角度は3°ないし15°である。15°以上の傾斜角が与えられると、セルの角部に気泡が溜まり、好ましくない。また、3°以下の傾斜角の場合には、気泡の流下が緩慢で、セル室44内の壁面に付着する形で、何時までもセル室44内に滞留する結果となって、好ましくない。理想的には5°前後である。検体4の理想的な流速が得られ、併せて気泡の抜けが理想的に発揮されるからである。
【0052】
また、図1,図2に示されるように、前記セル入口管43そしてセル出口管45、それぞれの内周壁が前記セル室45の内壁と会合する部位47,48は、滑らかな弧面に形成されている。
【0053】
検体4は、セル入口管43がセル室44内に、また、セル室44内からセル出口管45へ、クランク状にその流下方向を転向されるが、その転向点の壁がこのように弧に形成されていることで、急激な方向転換がなく、流下方向の転向が格段に滑らかになる。したがって、気泡の発生を格段に抑制できる。併せて、気泡があっても、気泡は検体4の滑らかな方向転換にうまく案内されながら、この会合部分47,48に引っ掛かることなく、滑らかに流下されてゆく。したがって、気泡の抜けが一層好ましい形で行われる。
【0054】
なお、前記セル室44の軸線方向両端は、光透過性の素材からなる壁、つまり透光板49で気密、水密が保持されるようにして閉塞されている。また、セル室44の内径は、φ3.5mmに寸法設定されている。また、公差の上,下限リミットは0.1mmの範囲内に設定されている。
【0055】
次に上記全血血球免疫測定装置の動作について説明する。
【0056】
まず、図3に示される測定キーS(前記検体セット部3の開閉扉がスイッチ機能を備え、これを閉止することで、ON作動され、逆に開くことでOFF作動される。)をオンすると、定位置にあるサンプリングノズル33は、R2試薬(試薬容器19)の位置に移動し、R2試薬を吸引する。この試薬吸引の後、サンプリングノズル33は、WBCセル25位置に移動し、サンプリングノズル洗浄器36に洗浄液としての希釈液が供給されて、サンプリングノズル33の外面が洗浄される。その後、サンプリングノズル33はR2試薬の位置に復帰する。
【0057】
次いで、サンプリングノズル33は、R1試薬(試薬容器18)の位置に移動し、R1試薬を吸引する。この試薬吸引の後、サンプリングノズル33はWBCセル25位置に移動し、サンプリングノズル洗浄器36に希釈液が供給されて、サンプリングノズル33の外面が洗浄される。その後、サンプリングノズル33はR1試薬の位置に復帰する。
【0058】
そして、サンプリングノズル33は、検体セット位置(検体容器5)に移動し、検体容器5内の検体(全血)3をCRP測定のために吸引する。この検体吸引の後、サンプリングノズル33はWBCセル25位置に移動し、サンプリングノズル洗浄器35に希釈液が供給されて、サンプリングノズル33の外面が洗浄される。その後、サンプリングノズル33は検体の位置に復帰する。
【0059】
そして、サンプリングノズル33は、試薬受容セル17位置に移動し、検体4、R1試薬、R2試薬を試薬受容セル17内に吐出する。
【0060】
次いで、前記吐出を終わったサンプリングノズル33は、WBCセル25位置に移動し、内部に残留している検体4などをWBCセル25内に吐出した後、その内外を希釈液で洗浄される。
【0061】
前記洗浄が終わったサンプリングノズル33は、検体セット位置(検体容器5)に移動し、検体容器5内の検体4をCBC測定のために吸引する。この検体吸引の後、サンプリングノズル33はWBCセル25位置に移動し、サンプリングノズル洗浄器36に希釈液が供給されて、サンプリングノズル33の外面が洗浄される。
【0062】
前記洗浄が終わったサンプリングノズル33は、WBCセル25内に検体4を吐出する一方、希釈液容器13内の希釈液が、電磁弁部10を介してWBCセル25内に所定量注入され、CBC検体の一次希釈が行われる。
【0063】
WBCセル25位置にあるサンプリングノズル33は、前記一次希釈されたCBC検体を所定量吸引する。引き続き、RBCセル26に移動し、前記吸引した一次希釈されたCBC検体を、このセル26に吐出する。時を同じくして、希釈液容器13内の希釈液が、電磁弁部10を介して、RBCセル26内に所定量注入され、CBC検体の二次希釈が行われる。
【0064】
上記一次希釈、二次希釈を終わった後、溶血剤容器14内の溶血剤が、電磁弁部10を介して、WBCセル25内に所定量注入され、WBCとHgbの測定が行われる。一方、RBCセル26では、RBCとPLTの測定が行われ、そのときのデータは信号処理部41を経て、MPU39に取り込まれる。
【0065】
前記測定が終わると、WBCセル25とRBCセル26は希釈液で洗浄される。
【0066】
上述したように、血球計数測定部9においてCBC測定が行われている期間中(約60秒間)は、試薬受容セル17内において、検体4、R1試薬、R2試薬の間で溶血反応が進行し、併せて妨害物質が除去される。
【0067】
CBC測定が終わると、RBCセル26の位置にいたサンプリングノズル33がR3試薬(試薬容器20)の位置に移動し、R3試薬を吸引する。この試薬吸引の後、サンプリングノズル33は、試薬受容セル17位置に移動し、R3試薬を試薬受容セル17内に吐出する。これによって、R3試薬が、前記検体4、R1試薬、R2試薬の反応液内に混入される。
【0068】
そして、試薬受容セル17において前記液が十分に攪拌され、免疫反応が生じてCRP測定が行われ、そのときのデータは、信号処理部41を経てMPU39に取り込まれる。前記測定が終わると、試薬受容セル17は希釈液で洗浄され、すべての測定が終わる。
【0069】
前記R3試薬、検体4、R1試薬、R2試薬の攪拌は、以下のようにして行われる。図4,図8に示されるように、前記三方切替弁(電磁弁)10bを、前記定注器17eと前記フロー測光セル17Aとが連なるように、切り替えておき、定注器17eを作動させる。
【0070】
この定注器17eの作動によって、この定注器17e内の空気が、前記出口側流路17dに出たり入ったりする。その結果、前記試薬受容セル17内に充填されているR3試薬、検体4、R1試薬、R2試薬は、試薬受容セル17、フロ−測光セル17A、そして両者を繋ぐフロー測光セル流路17cの間をゆききする。この作動を数回繰り返すことによって、前記の液の十分な攪拌が行われるのである。
【0071】
前記MPU39では、血球計数測定部9で行われたCBC測定によって得られたデータに基づいて、RBC(赤血球数)、赤血球容積(MCV)、などの測定値が得られる。また、MPU39では、CRP測定部8で行われたCRP測定によって得られたデータに基づいて、所定時間当たりの吸光度変化を、あらかじめ既知濃度の血清(又は血漿)より求めておいた検量線から、全血中のCRP濃度が得られる。
【0072】
この場合、CRP測定については、CBC測定と同様に、検体4として抗凝固剤添加の全血を用いているため、この全血を用いることによって生ずる、血漿成分容積誤差を補正する必要がある。そこで、この全血血球免疫測定装置では、CBC測定によって得られるRBC(赤血球数)と赤血球容積(MCV)とからヘマトクリット値(Hct)を求め、このヘマトクリット値を用いて、CRP測定によって得られる全血中のCRP濃度を、下記の補正式によって補正し、血漿中のCRP濃度を求めるのである。
【0073】
すなわち、全血中のCRP濃度をAとし、ヘマトクリット値をBとすると、血漿中のCRP濃度Cは、
C=A×100/(100−B)
なる式によって求められる。
【0074】
前記MPU39によって得られた各測定値は、例えばMPU39に内蔵されたメモリに記憶される一方、図外表示装置に項目別に表示されたり、図外プリンタによって出力される。
【0075】
そして、上述したように、この全血血球免疫測定装置においては、CRP測定部8において、溶血及び妨害物質除去反応を起こさせている間に、CBC測定部9において、血球測定を行うようにしている。したがって、CRP測定及びCBC測定のトータル時間を短縮できる。併せて前述したCRP測定によって得られる結果を、CBC測定によって得られる結果によって行う補正をスムーズに行える。
【0076】
また、基本的に、セル入口管43の内径Lをセル出口管45の内径Sよりも太い径に設定することによって、検体4は太い内径のセル入口管43からセル室44に流入することによって、キャビテーションの発生が抑えられることになって、気泡の発生を格段に効率よく抑制できる。
【0077】
しかも、セル出口管45の寸法比がセル入口管43に対して0.73〜0.94の範囲に設定されていることによって、流速差並びに圧損差がほとんど生じなかった。また、僅かに生じた流速差並びに圧損差も、許容範囲内に止めることができた。その結果、セル室44内を流下する検体4の流速が適切で、たとえ微小な気泡が発生したとしても、その抜け出しが格段に速やかに行われる。したがって、結果として、流体試料用フローセルのセル室44内での気泡の発生を有効に防止できるに至った。
【0078】
また、流体試料用フローセル17A全体を、検体4の流下方向側が上位になるような傾斜姿勢にすると、たとえ気泡が発生しても、この気泡は、自身の浮揚力によって、検体4の流れにうまく乗せられて、より速やかにセル出口管45に移行される。したがって、気泡の抜けが一段と良好に促進される。
【0079】
更に、検体4は、セル入口管43からセル室44内に、また、セル室44内からセル出口管45へ、クランク状にその流下方向を転向されるが、その転向点の壁(会合部分47,48)が弧面に形成されていることで、急激な方向転換がなく、流下方向の転向が格段に滑らかになる。したがって、気泡の発生を格段に抑制できる。併せて、気泡があっても、気泡は検体4の滑らかな方向転換にうまく案内されながら、この会合部分47,48に引っ掛かることなく、滑らかに流下されてゆく。したがって、気泡の抜けが一層好ましい形で行われる。
【0080】
なお、図9に示される構造は、流体試料用フローセル17Aの変形例を示している。セル入口並びに出口の両管43,45が、セル室44に接続されるに当たって、図1に示される構造では、前記セル室44の透光板49の内面から、各管43,45の肉厚分よりやや長めの寸法を隔てた位置に各管43,45が接続されている。しかし、本実施の形態では、この隔たりをなくして、各管43,45の内面が前記透光板49の内面と同一の面上に位置する構成が採用されている。つまり、セル室44の上,下の側壁50に形成される前記各管43,45の連通孔51が、その縁を前記透光板49の内面に接して穿設されている。
【0081】
この手段によると、検体4の流路46の途中、具体的には、セル入口管43からセル室44に入った部位、更にセル室44からセル出口管45に出る直前部位に生じる、この検体4が僅かでも滞留する凹みを可及的に少なくできる。
したがって、不用意に検体4の流れに淀みを生じさせたりするおそれがなく、併せてセル室44の軸線方向の寸法を可及的に短く設計でき、流体試料用フローセルのコンパクト化を図れる上で好都合である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る流体試料用フローセルの要部の一部切欠き拡大縦断面図である。
【図2】 この発明に係る流体試料用フローセルを採用した全血血球免疫測定装置の実施の形態の一例を示し、フロー測光セル部分の要部の一部切欠き拡大縦断面図である。
【図3】 前記全血血球免疫測定装置を、側面パネルを取り外した状態で示す概観図である。
【図4】 前記全血血球免疫測定装置の全体の構成を概略的に示す説明図である。
【図5】 前記全血血球免疫測定装置の要部の説明図で、検体セット部、免疫測定部、血球測定部の配置関係を説明する概略平面図である。
【図6】 前記全血血球免疫測定装置の要部の説明図で、検体セット部、免疫測定部、血球測定部とサンプリングノズルとの配置関係を説明する概略側面図である。
【図7】 前記全血血球免疫測定装置の要部の説明図で、図6中A−A線縦断面図である。
【図8】 前記全血血球免疫測定装置の要部の説明図で、検体セット部、免疫測定部、血球測定部とサンプリングノズルとの配置関係を説明する概略説明図である。
【図9】 この発明に係る流体試料用フローセルの変形例を示し、要部の一部切欠き拡大縦断面図である。
【符号の説明】
4…検体、17A…フロー測光セル、43…セル入口管、44…セル室、45…セル出口管、46…流路、47,48…会合部位、49…透光板。

Claims (7)

  1. 光学的あるいは電気的な検知手段を介して、流体試料を測定するために用いられる流体試料用フローセルにおいて、流体試料を導通させるセル室と、このセル室に流体試料を送り込むセル入口管と、前記セル室から流体試料を流出させるセル出口管とを備え、前記セル入口管とセル出口管とのそれぞれの内径比率が1:0.73ないし0.94の範囲に設定されているとともに、
    前記セル室は、セル出口管側が上位に、また、入口管側が下位に位置するよう配置されており、
    セル入口管並びにセル出口管それぞれの内壁とセル室内壁との会合部分で、セル入口管との会合部分ではセル出口管側が、また、セル出口管との会合部分ではセル入口管側がそれぞれ滑らかな弧の面に形成されていることを特徴とする流体試料用フローセル。
  2. 前記セル室は、前記セル出口管側が上位に、また、前記入口管側が下位に位置する傾斜姿勢に配置されている請求項1に記載の流体試料用フローセル。
  3. 光学的あるいは電気的な検知手段を介して、流体試料を測定するために用いられる流体試料用フローセルにおいて、流体試料を導通させるセル室と、このセル室に流体試料を送り込むセル入口管と、前記セル室から流体試料を流出させるセル出口管とを備え、前記セル流出管とセル出口管とのそれぞれの内径比率が1:0.73ないし0.94の範囲に設定されているとともに、前記セル室は、前記セル出口管側が上位に、また、前記入口管側が下位に位置する傾斜姿勢に配置されていることを特徴とする流体試料用フローセル。
  4. 前記セル入口管とセル出口管とのそれぞれの内径比率が、1:0.83に設定されている請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の流体試料用フローセル。
  5. 前記セル室の側壁に形成される前記セル入口管とセル出口管との連通孔が、その縁をこのセル室の軸線方向両端にある室壁の内面に接して穿設されている請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の流体試料用フローセル。
  6. 前記検知手段が光照射部及び光検出部を備えており、かつ、流体試料用フローセル全体が、流体試料の流下方向側が上位になるような傾斜姿勢に配置されている請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の流体試料用フローセル。
  7. 免疫測定を行う免疫測定部と、血球測定を行う血球計数測定部とを含む全血血球免疫測定装置に用いられる請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の流体試料用フローセル。
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