JP3884152B2 - 中継装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は回線切替制御装置に係り、特にホスト、中継装置、端末装置等が接続されたデータ処理装置において、即ち、ホスト−中継装置(サーバ)−端末装置(クライアント)から構成されたデータ処理装置において、2重化されている中継装置(サーバ)に障害が発生したとき、正常に動作している装置に悪影響を与えることなく予備の装置に自動的に切換えたり、障害発生装置を交換するものに関する。
【0002】
【従来の技術】
ATMの如き銀行の金融システムでは、回線中継部分等が2重化されている。例えば図11に示す如く、端末装置A〜Gとホスト100との通信を行う場合、ホスト100と端末装置A、B、Cとは中継装置101を経由して通信を行い、ホスト100と端末装置Dとは中継装置102を経由して通信を行い、ホスト100と端末装置E、F、Gとは中継装置103を経由して通信が行われる。
【0003】
中継装置101には通信装置101−A、101−B、101−Cが設けられ、それぞれ端末装置A〜Cと通信を行う。中継装置102には図示省略した通信装置が設けられ、端末装置Dと通信を行う。そして中継装置103には図示省略した3台の通信装置が設けられ、それぞれ端末装置E、F、Gと通信を行う。
【0004】
ところで、このようなデータ処理方式において、その稼働中に中継装置に故障が発生した場合、これをバックアップして故障の発生の影響を少なくするために、予備中継装置104を用意しておき、これに通信装置104−1、104−2、104−3を設けておく。そして中継装置101は切替スイッチ106と切替スイッチ110によりホスト100及び端末装置A、B、Cと接続し、中継装置102は切替スイッチ107と切替スイッチ111によりホスト100及び端末装置Dと接続し、中継装置103は切替スイッチ108と切替スイッチ112によりホスト100及び端末装置E、F、Gと接続されている。また予備中継装置104は切替スイッチ109によりホスト100と接続され、切替スイッチ113により端末装置A〜Gと選択的に接続可能に構成されている。
【0005】
そして各中継装置101〜104の状態は遠隔監視装置105により稼働時間中監視されており、例えば中継装置101の通信装置101−Aに故障の発生したことを遠隔監視装置105が通知を受けてこれを認識すると、遠隔監視装置105は切替スイッチ106、109、110、113に制御信号を出力して中継装置101と中継装置104とを切替え接続するための制御を行う。
【0006】
即ち、切替スイッチ106はオフ、切替スイッチ109はオンとなる。切替スイッチ110はオフとなり、端末装置A、B、Cは切替スイッチ113を経由してそれぞれ通信装置104−1、104−2、104−3と接続される。これにより故障の発生した通信装置101−Aを備えた中継装置101に代わって予備中継装置104を経由して端末装置A、B、Cはホストと通信を行うことができる。このようにしてネットワーク上の装置に異常が発生した場合、切替スイッチにより自動的に切替えを行うことができる。
【0007】
図11の場合では遠隔監視装置105により集中監視しているので、この遠隔監視装置105を必要とする。このような遠隔監視装置105を必要としない従来例を図12により説明する。
【0008】
図12においてホスト120と端末装置A、B、C、D、E、Fとの間に中継装置121、122、123が接続されているが、各中継装置は、中継装置121で代表的に示されるように、中継装置内において通信装置が二重化されている。即ち、中継装置121には、現用としてのチャネル131−1と132−1及び予備としてのチャネル131−2と132−2が設けられている。
【0009】
そしてチャネル131−1には通信装置133−1が設けられ、チャネル132−1には通信装置134−1、134−2、134−3が設けられ、切替スイッチ127を経由して端末装置A、B、Cとそれぞれ接続されている。
【0010】
またチャネル131−2には通信装置133−2が設けられ、チャネル132−2には通信装置135−1、135−2、135−3が設けられ、切替スイッチ128を経由して端末装置A、B、Cとそれぞれ接続されている。
【0011】
そしてチャネル131−1とチャネル132−1とが現用として動作し、チャネル131−2とチャネル132−2とが予備として配置されているので、通常では端末装置A、B、Cは通信装置134−1、134−2、134−3と通信装置133−1を経由してホスト120と通信を行う。
【0012】
いま、この装置の稼働中にチャネル132−1に故障が発生した場合、例えば通信装置134−1に故障が発生したとき、中継装置121自身がこれを認識して切替スイッチ127をオフにし、切替スイッチ128をオンにする。これにより今度は、中継装置121では端末装置A、B、Cは通信装置135−1、135−2、135−3に接続され、通信装置133−2を経由してホスト120と接続される。このようにして故障の発生した通信装置134−1を備えたチャネル132−1の経路に代わってチャネル132−2及びチャネル133−2の予備の経路を使用して端末装置A、B、Cはホスト120と通信を行うことができる。
【0013】
中継装置122及び中継装置123にも、前記中継装置121と同様に、それぞれ通信装置を有する現用のチャネルと予備のチャネルが備えられ、現用のチャネルに故障が発生したとき予備のチャネルが動作するように構成されている。勿論端末装置側に切替スイッチが129、130のみならず、前記と同様に、他に2個設けられている。
【0014】
このようにして中継装置内の通信装置が2重化された装置でネットワーク上の装置で異常が発生した場合、切替スイッチにより自動的に切替を行うことができる。
【0015】
中継装置がマルチクラスタ接続つまり中継装置に現用と予備のものが設けられた従来例を図13について説明する。
図13においては、ホスト140に切替スイッチ147、148、149を接続する。切替スイッチ147には中継装置141、142を接続し、切替スイッチ148には中継装置143、144を接続し、切替スイッチ149には中継装置145、146を接続する。そして中継装置141、142に切替スイッチ150を接続し、中継装置143、144に切替スイッチ151を接続し、中継装置145、146に切替スイッチ152を接続する。切替スイッチ150には端末装置A、B、Cを接続し、切替スイッチ151には端末装置D、Eを接続し、切替スイッチ152には端末装置F、Gを接続する。
【0016】
中継装置141には切替スイッチ147側に通信装置141−0が設けられ、切替スイッチ150側に通信装置141−1、141−2、141−3が設けられている。中継装置142には切替スイッチ147側に通信装置142−0が設けられ、切替スイッチ150側に通信装置142−1、142−2、142−3が設けられている。そして中継装置141が現用として使用され中継装置142が予備として使用される場合には、切替スイッチ147により通信装置141−0がホスト140と接続され、また切替スイッチ150により通信装置141−1、141−2、141−3がそれぞれ端末装置A、B、Cと接続される。
【0017】
中継装置143、中継装置144、中継装置145、中継装置146も前記中継装置141、142と同様に、ホスト140と接続される切替スイッチ148、149側に、図示省略した1ヶの通信装置が設けられ、端末装置と接続される切替スイッチ151、152側に各切替スイッチ151、152に接続された端末の数と同じ数の、図示省略した2ヶの通信装置が設けられている。そして中継装置143と144とはその一方例えば中継装置143が現用として使用され、他方の中継装置144が予備となる。同じく中継装置145と146とはその一方例えば中継装置145が現用として使用され、他方の中継装置146が予備となる。
【0018】
いまこの装置の稼働中に、通信装置141−0に故障が発生したとき中継装置141自身がこれを認識して切替スイッチ150を制御し、端末装置A、B、Cをそれぞれ通信装置141−1、141−2、141−3と接続していたものを今度は通信装置142−1、142−2、142−3と切替接続制御する。また切替スイッチ147もホスト140と通信装置141−0とを接続していたものを、ホスト140と通信装置142−0とが接続するように切替制御される。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
ところで前記図11に示すものでは中継装置等の故障を遠隔監視装置で検出し、予備中継装置へのバックアップ経路を算出し、切替を行うものであるが、この場合の問題点として、予め切替パターンを登録して、通信装置101−A、101−B、101−Cのどれか1つに故障が発生した場合に、これらを一緒に予備中継装置に切替るようにしているので、例えば通信装置101−Aが故障しても正常に通信できる端末装置B、Cもこの切替による影響を受けてしまう。
【0020】
また切替パターンを故障の発生した通信装置に接続された端末装置Aだけに局部化した場合には、端末装置B、Cが業務中のとき、故障した中継装置の交換ができない。銀行等金融業では業務時間を延長する傾向にあり、業務時間外の保守作業が難しくなる。このため、端末装置A側だけをそのとき予備中継装置側に切替たとしても、故障装置の交換を行わなければ翌日は再び故障中の通信装置を含む中継装置で動作開始することになり、再び故障した通信装置が起動されて直ちに予備中継装置への切替が行われ、他の中継装置に対するバックアップが充分でないものとなる。
【0021】
前記図12に示すように、中継装置内の通信装置が2重化されたものでは、中継装置等の故障を中継装置自身で検出し、予備の通信装置へのバックアップ経路を算出して切替を行う。この場合の問題点は、予め切替パターンを登録して、通信装置134−1、134−2、134−3のいずれか1つに故障が発生した場合に、これらを一緒に予備の通信装置に切替えるようにしているので、例えば通信装置134−1が故障しても正常に通信できる端末装置B、Cもこの切替による影響を受けてしまう。
【0022】
また切替パターンを故障の発生した通信装置に接続された端末装置Aだけに局所化した場合には、端末装置B、Cが業務中のとき、故障した中継装置の交換ができない。銀行等金融業では業務時間を延長する傾向にあり、業務時間外の保守作業が難しくなる。このため前記と同様に、端末装置A側だけをそのとき予備の通信装置側に切替えたとしても、故障装置の交換を行わなければ、翌日は再び故障中の通信装置を含むチャネル側で動作開始することになり、再び故障した通信装置が起動されて直ちに予備の通信装置への切替が行われ、バックアップ体制が不充分な状態が続くものとなる。
【0023】
前記図13に示すように、中継装置がマルチクラスタ接続されて2重化されたものでは、現用の中継装置等の故障を中継装置自身で検出し、予備の中継装置へのバックアップ経路を算出して切替を行う。この場合の問題点は、これまた予め切替パターンを登録して、通信装置141−1、141−2、141−3のいずれか1つに故障が発生した場合に、これらを一緒に予備の中継装置の各通信装置142−1、142−2、142−3に切替えるようにしているので、例えば通信装置141−1が故障しても正常に通信できる端末装置B、Cもこの切替による影響を受けてしまう。
【0024】
また切替パターンを故障の発生した通信装置に接続された端末装置Aだけに局所化した場合には、端末装置B、Cが業務中のとき、故障した中継装置の交換ができない。銀行等金融業では業務時間を延長する傾向にあり、業務時間外の保守作業が難しくなる。このため、前記と同様に、端末装置A側だけをそのとき予備の通信装置側に切替えたとしても、故障装置の交換を行わなければ、翌日は再び故障中の通信装置を含む中継装置側で動作開始することになり、再び故障した通信装置が起動されて直ちに予備の通信装置への切替が行われ、バックアップ体制が不充分な状態が続くものとなる。
【0025】
従って本発明の目的は、このような問題点を改善するため、故障が検出されたとき、切替による影響範囲を局所化した予備装置への切替を行うとともに、交換単位の他の装置に対する切替を業務に影響を与えない時間に行って装置交換可能な状態に移行させたのちに装置交換を行い、この装置交換後、業務に影響を与えない時間帯で自動的に切替え戻しを行う回線切替制御装置を提供するものである。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明の原理構成図を図1に示す。図1において、1はホスト処理装置、2は中継装置、3は切替スイッチ、4は中継回線制御手段、5は故障状態管理手段、6は運用情報連携手段、7は業務影響検出手段、8は切替スケジュール手段、9は交換後の切替スケジュール手段、10は現用側のチャネルであって通信装置A、Bを備えるもの、11は予備側のチャネルであって通信装置C、Dを備えるもの、a、bは端末装置である。
【0027】
前記目的は、下記の請求項に記載された発明により達成される。
(1)請求項1に記載された本発明は、ホスト処理装置と、このホスト処理装置に対して接続される複数の端末装置と、前記ホスト処理装置と端末装置とを中継接続し、端末装置に関して2重化された通信装置を有する中継装置を備えたデータ処理方式の中継装置において、業務と、該当業務の運用開始時間と運用終了時間と、該当ラインが記入された運用スケジュールファイルを具備し、通信装置に関する運用情報スケジュールを管理する運用情報連携手段と、通信装置に関する故障が発生したとき切替先のライン名を定義する切替スケジュール手段と、前記故障の発生した通信装置と同一交換部に含まれる他の通信装置に関する切替情報を保持し、これを切替え制御する切替スケジュール手段を備え、現用の通信装置に関する故障が発生したとき切替先のライン名を定義する切替スケジュール手段より認識し、また故障の発生した通信装置と同一交換部に含まれる他の通信装置に関する切替情報を、これを切替え制御する切替スケジュール手段より認識して切替え制御することを特徴とする。
【0028】
(2)請求項2に記載された本発明は、請求項1の発明において、故障の発生した通信装置を含む現用側チャネルを交換した後で、予備側のチャネルから現用側のチャネルに切替える切替制御時間情報を保持する交換後の切替スケジュール手段を備えたことを特徴とする。
【0029】
(3)請求項3に記載された本発明は、請求項1の発明において、故障の発生した通信装置を含むチャネルを正常のものと交換したあとで、電源断が発生し、これが回復したとき、交換後の切替スケジュール手段の保持する切替制御時間情報にかかわりなく予備側から現用側のチャネルに切替えることを特徴とする。
【0030】
(4)請求項4に記載された本発明は、請求項1の発明において、
故障の発生した場合で交換前に電源断が発生し、これが回復したとき切替スケジュール手段の保持する切替制御時間情報にかかわりなく現用側のチャネルから予備のチャネルに切替えることを特徴とする。
【0031】
(5)請求項5に記載された本発明は、請求項1の発明において、故障の発生した通信装置及びこの通信装置と同一チャネルに含まれる他の通信装置に関する切替情報を不揮発性記憶手段に保持しておき、次の電源立上げのときにこれを参照して予備側に切替えることを特徴とする。
【0032】
これにより本発明では下記の効果を奏する。
(1)現用の通信装置に関する故障が発生したとき、故障の発生した通信装置を予備側に切替えて動作を継続し、故障の発生した通信装置と同一交換部に含まれる他の通信装置はそのまま動作を継続するので、故障の発生しない通信装置に対して悪影響を与えることなく動作を行うことができる。しかも故障の発生しない通信装置の予備側えの切替は、切替スケジュール手段により、例えば深夜のような、業務に影響の与えない時間に行うことができる。このようにして正常に動作している通信装置に関しては、業務に悪影響を与えることなく、切替制御を行うことができる。
【0033】
(2)交換後の切替スケジュール手段により、予備側のチャネルから現用のチャネルに切替える切替制御時間を、例えば深夜のような、この切替動作により業務に悪影響を及ぼさない時間に定めるので、正常なものに取換えられた現用側のチャネルに予備側のチャネルからの切換えを、業務に悪影響を与えることなく行ってこれを正常な状態に復帰することができる。
【0034】
(3)故障の発生した通信装置を含むチャネルを正常のものと交換したものの、予備側のチャネルが動作しているときに電源断が発生してこれが回復したとき、この交換したチャネルを現用のものとして動作することができるので、正常な状態に早く復帰することができる。
【0035】
(4)故障の発生したもののその交換前に電源断が発生してこれが回復したとき、切替スケジュール手段の保持する切替制御時間情報にかかわりなく現用側のチャネルから予備のチャネルに切替えるようにしたので、電源断が回復したとき、正常な状態で動作を行うことができる。
【0036】
(5)通信装置に障害が発生したとき、障害の発生した通信装置の切替情報及びこれと同一チャネルの他の通信装置の切替情報、つまり障害の発生した通信装置のチャネル切替情報を不揮発性記憶手段に記憶しておくので、翌日のように次の電源立上げのときこれを参照して予備側に切替えられたものについてはその切替えられた状態で動作させることができるので、業務に悪影響を与えることなく動作させることができる。
【0037】
【本発明の実施の形態】
本発明の一実施の形態を図2に基づき説明する。
図2において、他図と同記号は同一部分を示し、1はホスト処理装置、2は中継装置、3は切替スイッチ、4は中継回線制御手段、5は故障状態管理手段、6は運用情報連携手段、7は業務影響の検出手段、8は切替スケジュール手段、9は交換後の切替スケジュール手段、20は通信ボード制御手段、21は保守制御手段、22は終了処理制御手段、23は業務制御手段、24は切替スイッチ制御手段、25は予備デバイス定義テーブル、C1〜C4はチャネル、a〜cは端末装置である。
【0038】
ホスト処理装置1は、端末装置a、b、c・・・で処理されたデータを管理したりまた端末装置a、b、c・・・から要求されたデータを送出するものである。そして中継装置2と接続するための通信ボード1−1を有する。
【0039】
中継装置2は、ホスト処理装置1と端末装置a、b、c・・・を中継するものであり、端末装置a、b、cとは切替スイッチ3を経由して、通常は通信ボードA、B、Cにより接続されている。またホスト処理装置1とは通信ボードJによりその通信ボード1−1と接続されている。なお通信ボードは図1における通信装置に対応するものである。そして通信ボードA、B、CはチャネルC1に設けられ、通信ボードA、B、Cのうち1つでも故障が発生したときチャネルC1単位で交換される。通信ボードAはチャネルC2の通信ボードDによりバックアップされ、通信ボードB、Cはそれぞれ通信ボードE、Fによりバックアップされる。そして通信ボードD、E、Fのうちの1つでも故障が発生したとき、チャネルC2単位で交換される。
【0040】
中継装置2には切替スイッチ3を制御する中継回線制御手段4と業務制御手段23が設けられている。
切替スイッチ3は、現用の通信ボードに関し故障が発生したとき、これを直ちに予備の通信ボードに切替えたり、チャネルを業務に悪影響を与えることなく交換するためその後に現用の他の通信ボードを予備の通信ボードに切替えたり、故障の発生に関係したチャネルを交換後に業務に悪影響を与えることなく予備側で動作しているものをこの交換した現用例に全部切替える等の処理を行うものであり、この制御を行うための切替スイッチ制御手段24を備えている。
【0041】
また中継回線制御手段4は後述する故障状態管理手段5、運用情報連携手段6、業務影響の検出手段7、切替スケジュール手段8、交換後の切替スケジュール手段9、通信ボード制御手段20、保守制御手段21、終了処理制御手段22等が設けられており、通信ボードA、B、C、D、E、F等に故障が発生したときの制御を行うものである。
【0042】
故障状態管理手段5は、中継装置2において、通信ボード等各装置デバイスが検出した異常情報を受信して、装置デバイス単位に記録し、これを運用情報連携手段6及び業務影響の検出手段7に通知するものであり、またこの受信した異常情報に基づき、故障状態管理テーブル5−1を作成し、記録するものである。故障状態管理テーブル5−1の詳細を図3に示す。なお、装置デバイスで故障が発生した場合、装置デバイスを交換する単位は、バス、チャネルなどの親デバイスの単位となる。このため影響範囲としては同一チャネル、同一バスとなる場合がある。
【0043】
運用情報連携手段6は、図4に示す如く、運用情報が記述された運用情報スケジュールファイル6−1と、ネットワークの稼働状態が記述されたネットワーク稼働状況ファイル6−2を有する。運用情報スケジュールファイル6−1は、予めユーザが定義した業務スケジュール情報を基に作成する。ネットワーク稼働状況は、通信ボード制御手段20、業務制御手段23等からの情報に基づきリアルタイムで状態を管理する。
【0044】
業務影響の検出手段7は故障情報が伝達されたとき、異常が通知されたラインを入力情報として、故障状態管理手段5が保持している、図3に示す故障状態管理テーブル5−1を読み込み、また運用情報連携手段6が保持している、図4に示す運用情報スケジュールファイル6−1及びネットワーク稼働状況ファイル6−2を読み込み、また図5に示す如き、切替スケジュールテーブルにすでに存在しないラインの異常を検出し、装置の交換単位がチャネルの場合、図6に示す如く、異常が存在するラインの所属するチャネルのライン全てを切替スケジュールテーブル8−1にエントリを追加する。起動時刻は、ネットワーク稼働状況ファイル6−2から読み込み、該当するラインの状態が正常の場合、運用情報スケジュールファイル6−1から運用終了時刻を設定する。異常の場合は現在時刻を設定する。
【0045】
切替スケジュール手段8は切替スイッチ3を切替制御する切替コマンドを出力するものであって、業務影響の検出手段7からの通知により切替スケジュールテーブル8−1を読み込む。このとき、その起動時刻に達しているものがあれば、即ち切替コマンドの通知可能なラインがあれば、図5(B)に示す如き、切替元ラインと切替先ラインを記入した切替コマンドを切替スイッチ制御手段24に送出して切替スイッチ3の切替制御を行う。その後運用を続けて当日の業務を終了する場合には、業務終了時に影響範囲となる総てのラインの切替を行う。また24時間運転のときは、図4に示す運用情報スケジュールファイル6−1から業務の翌日繰越し処理のタイミング(一旦業務を終了する)で、影響範囲となる総てのラインの切替制御を行う。
【0046】
交換後の切替スケジュール手段9は故障した通信ボードに関するチャネルを交換したのち、予備側の通信ボードD、E、Fを使用して動作していたものを、業務に影響を与えない時刻において前記交換して故障が回復された現用側の通信ボードA、B、Cに切替制御するもである。このため、タイムスケジュール手段9−1と切替コマンド手段9−2を有し、保守制御手段21からの通知で切替スケジュールテーブル8−1を読み出してこれをタイムスケジュール手段9−1が、現在時刻を入力情報として切替コマンドの通知可能なラインを求め、切替可能なラインがある場合、切替コマンド手段9−2を制御して、該当時刻に切替コマンドを切替スイッチ制御手段24に送出させる。これにより切替えたラインを元にもどすことができる。そのため切替スケジュールテーブル8−1の切替先ラインを切替元とし、該当ラインを切替先ラインとして切替コマンドを通知する。
【0047】
通信ボード制御手段20は通信ボードA〜通信ボードFに関するハード異常を検出するものであり、異常を検出したときこれを故障状態管理手段5に通知するものである。
【0048】
保守制御手段21は装置交換の処理を管理するものであって、故障した通信ボードをそのチャネル単位で交換したとき、これを故障状態管理手段5に回復したことを通知するものである。
【0049】
終了処理制御手段22は、システムが終了したとき、例えば通常業務中において電源断が生じた場合の処理を行うものである。この場合、故障した通信ボードに関するチャネルが交換ずみか否か判断できないため切替スケジュール手段8及び交換後の切替スケジュール手段9を呼び出して、切替スケジュールテーブル8−1が存在したとき、本来ならばこの切替スケジュールテーブル8−1に記入された起動時刻である23時59分に切替えを行うものを、システムが終了のときに行うようにしたものである。
【0050】
業務制御手段23はチャネル1あるいはチャネル2に関するデータが正常か異常か、例えば回線制御手順が正確であるか否か等をプログラムから異常検出するもであり、ソフト的な異常検出を行うものである。そして異常を検出するとこれを運用情報連携手段6に通知する。
【0051】
切替スイッチ制御手段24は切替スイッチ3を制御するものであり、ラインを選択的に切替制御したり、チャネル単位で切替制御するものである。例えば図2において現用の通信ボードAに関する故障が発生したとき、前記切替スケジュール手段8、交換後の切替スケジュール手段9等からの指示により制御されるものであり、現用の通信ボードAを予備の通信ボードDに切替え制御したり、その後に現用の通信ボードB、Cを予備の通信ボードE、Fに切替え制御したり、チャネルC−1を正常のものに交換した後に、予備の通信ボードD、E、Fをまとめて現用の通信ボードA、B、Cに切替え制御したりするものである。
【0052】
予備デバイス定義テーブル25は、図6に示す如く、正常に動作中の現用のラインに故障が発生したとき切替え先である予備のラインを示すものである。予備デバイス定義テーブル25において正常ライン名とは現用のライン名であり、現用のLINE1、LINE2、LINE3に故障が発生したときこれらの予備ラインとしてLINE4、LINE5、LINE6を使用することが定義されている。
【0053】
本発明の動作を説明する。
図7に示す如く、中継装置2において、バス異常、チャネル異常、通信ボード異常のようなハードエラーが発生したとき、バス制御手段(図示省略)、チャネル制御手段(図示省略)、通信ボード制御手段20等が、通信ドライバ等の異常を検出し、故障状態管理手段5に通知する。例えば通信ボードAに異常を検出したことを通知する。これにより故障状態管理手段5は通知されたデバイス名、この例では通信ボードAを入力として故障状態管理テーブル5−1を読み込み、該当デバイスが存在するエントリの状態を異常とする。これによりこの異常状態による影響の範囲を認識することができる。そしてこの異常情報を運用情報連携手段6に通知する。
【0054】
運用情報連携手段6では、この故障状態管理手段5からの通知または、業務制御手段23からの異常検出情報を受ける。なお業務制御手段23は、業務毎に制御手段を備えており、この例では業務A制御手段(図示省略)、業務B制御手段(図示省略)、業務C制御手段(図示省略)を備えている。そしてライン単位及び論理LU単位に端末装置a、b、cからのトランザクション処理を制御している。
【0055】
運用情報連携手段6は、業務制御手段23からの異常通知を受けた場合、作成ずみの運用情報スケジュールファイル6−1を読み込み、時間を読み込み、通知されたネットワークの稼働状況情報を作成する。そして前回に作成したネットワーク稼働状況をネットワーク稼働状況ファイル6−2より読み込み、前回のラインの状態を今回作成したネットワーク稼働状況にコピーし、業務制御手段23から通知された該当業務のエントリのラインの状態を、図7に示す如く、異常にする。
【0056】
また運用情報連携手段6は、故障状態管理手段5からの異常通知を受けた場合、同様に運用情報スケジュールファイル6−1を読み込み、時間を読み込み、通知されたネットワーク稼働状況情報を作成する。そして前回に作成したネットワーク稼働状況をネットワーク稼働状況ファイル6−2より読み込み、前回のラインの状態を今回作成したネットワーク稼働状況にコピーし、故障状態管理手段5から通知された該当ラインの状態を異常にした、最新のネットワーク稼働状況ファイル6−2を作成する。
【0057】
業務影響の検出手段7は、故障状態管理手段5からの故障発生通知により、異常が通知されたラインを入力情報として故障状態管理テーブル5−1を読み込み、運用情報スケジュールファイル6−1を読み込み、ネットワーク稼働状況ファイル6−2を読み込み、そして予備デバイス定義テーブル25を読み込み、切替スケジュールテーブル8−1に切替情報を記録し、切替スケジュール手段8に通知する。
【0058】
即ち、故障状態管理手段5からの異常通知により故障状態管理テーブル5−1を読み込み、また切替スケジュールテーブル8−1を読み込み、切替スケジュールテーブル8−1にすでに存在しないラインの異常を検出する。そして通信ボードの如く、装置の交換単位がチャネル単位の場合、異常が存在するラインの所属するチャネルのラインの全て、つまり異常が存在するラインがライン1の場合、ライン1が所属するチャネルC1のライン全部すなわちライン1、2、3を切替スケジュールテーブル8−1にエントリを追加する。
【0059】
起動時刻は、ネットワーク稼働状況ファイル6−2を読み込み、該当するラインの、ライン状態が正常の場合運用情報スケジュールファイル6−1を読み込み運用終了時刻を切替スケジュールテーブル8−1の起動時刻に設定する。しかし、ライン1のようにネットワーク稼働状況ファイル6−2が異常の場合は、現在時刻を切替スケジュールテーブル8−1の起動時刻に設定する。また切替先ラインは、予め定義した予備デバイス定義テーブル25を読み込み該当ラインと対応する予備ラインから設定する。
【0060】
切替スケジュール手段8は、業務影響の検出手段7からの通知により、図8に示す切替スケジュールテーブル8−1を読み込み、切替コマンドが通知可能なラインを検出する。これによりライン1の起動時刻が現在と記入されていることより、ライン1が切替コマンド通知可能なものであることを認識し、図5(B)に示す如く、該当ライン1を切替元ラインとし、ライン4を切替先ラインとした切替コマンドを切替スイッチ3の切替スイッチ制御手段24に通知する。
【0061】
これにより図2の切替スイッチ3に点線で示す如く、ライン1に接続されていた端末装置aがライン4に切替接続される。しかし正常なライン2、3に対する切替制御は行われず、端末装置b、cはそのままライン2、3に接続された状態で業務が継続される。図9(A)はこの端末装置aだけがライン4に切替接続された状態を示す。
【0062】
そしてこの運用状態が継続されて当日の業務の終了時刻、例えば23時59分になると、これが切替スケジュールテーブル8−1の該当ライン2、3に対する切替えの起動時刻となり、今度は該当ライン2を切替元ラインとしライン5を切替先ラインとした切替コマンドと、該当ライン3を切替元ラインとしライン6を切替先ラインとした切替コマンドを切替スイッチ制御手段24に通知する。
【0063】
これにより図9(B)に示す如く、端末装置b、cがライン5、6に切替接続されることになる。この時、業務が終了しているので切替えても業務に悪影響を与えることはない。
【0064】
またシステムが24時間稼働の場合は、この時刻は通常ユーザが使用していない時間帯であるので、これまた業務に悪影響を与えることはない。24時間稼働の場合、この切替時を業務終了としても、同様の理由により業務に悪影響を与えることはない。このようにして故障の発生したチャネルC1のすべての通信ボードに対する切替制御が行われ、チャネルC1は交換可能状態となる。
【0065】
このようにして交換可能になったあと、例えば翌日の業務時間中に保守要員がこのチャネルC1を正常なものに取り換える。そして切替スケジュール手段8に対してその切替スケジュールテーブルを図9(D)に示す如く、起動時日及び、該当ライン1に対する起動時刻を変更する。そして保守要員はこのチャネルC1の交換を保守制御手段21に通知する。
【0066】
これにより保守制御手段21は、交換後の切替スケジュール手段9に切替制御を行うことを通知する。交換後の切替スケジュール手段9ではこれに基づき図9(D)に示す切替スケジュールテーブル8−1を読み込む。そして現在時刻により切替コマンドが通知可能なラインがあれば、直ちにこれに基づく切替コマンドを後述するフォーマットのように、切替コマンド手段9−2により切替スイッチ制御手段24に通知する。
【0067】
図9(D)の状態では23時59分に切替可能なラインがあるので、これをタイムスケジュール手段9−1に通知し、該当時刻に切替を行うように依頼する。そして該当時刻になったとき、切替コマンド手段9−2は、図9(D)に示す切替スケジュールテーブル8−1の、切替先ラインを切替元ラインとし、該当ラインを切替先ラインとした切替コマンドを切替スイッチ制御手段24に発行する。これにより切替スイッチ3では、図9(E)に示す如く、再び端末装置a、b、cを現用のチャネルC1の通信ボードA、B、Cと接続させ、元に復旧させることができる。
【0068】
ところで前記図9(C)に示すチャネル交換後に何等かの理由により業務終了があったとき、例えば電源断等が発生したとき、終了処理制御手段22は交換後の切替スケジュール手段9にこれを通知し、切替スケジュールテーブル8−1を読み込み、起動時刻が到達しない場合でも前記と同様に、業務終了時に、該当する回線の切替スイッチを切替え制御する。これにより再び業務が立上がったとき、図9(E)に示す如く、端末装置a、b、cは現用の通信ボードA、B、C側に接続された状態となり、元に復旧させることができる。
【0069】
本発明の第2の実施の形態を図10に基づき他図を参照して説明する。第2の実施の形態では、例えば図3に示す如き故障状態管理テーブルを、磁気ディスク装置の如き外部の不揮発性記憶装置に格納しておく。そしてシステムが故障状態のまま電源切断が発生し、翌日に再起動したときでも、故障した装置が使用されることなく、その予備のものに切替えられた状態で立上がり、正常な業務が行われるようにするものである。
例えば中継装置2において、バス異常、チャネル異常、通信ボード異常のようなエラーが発生したとき、故障状態管理手段5において、前記図7に示す如き、故障状態管理テーブル5−1が作成され、これが図示省略した磁気ディスク装置にも保存される。そしてこれに基づく、故障したもの、例えば現用の通信ボードAに関して故障が発生したとき、端末装置aがライン1側からライン4側に切替えられないうちに電源断が発生してシステムが終了したとき、翌日の再起動のとき故障した通信ボードAが起動されることになる。従ってこのようなことを防止することが必要となる。図10はこのような場合に対応するシステム立ち上げ処理に関する。
【0070】
S1.システムが立ち上がり業務が起動される前に、故障状態管理手段5は、図示省略した磁気ディスク装置から故障状態管理テーブル5−1を読み込む。
S2.これに故障状態管理手段5は故障のデバイス、この例では通信ボードAに関し異常の存在することが認識される。そしてこの故障のデバイス情報が運用情報連携手段6に通知される。
【0071】
S3.これにより運用情報連携手段6が運用情報スケジュールファイル6−1を読み込みネットワーク稼働状況ファイル6−2を作成する。
S4.業務影響の検出手段7は、故障状態管理手段5からの通知により、異常通知ラインを入力情報として故障状態管理テーブル5−1、運用情報スケジュールファイル6−1、ネットワーク稼働状況ファイル6−2、予備デバイス定義ファイル25等により切替スケジュールテーブル8−1に切替情報を記録し、切替え可能な通信ボードの算出を可能とする。
【0072】
S5.切替スケジュール手段8は、切替スイッチ3に対し状態通知コマンドを通知し、その状態を確認する。
S6.切替スケジュール手段8は、この切替スイッチ3からの状態報告により、故障の発生しているライン、例えばライン1が切替っていない場合、、切替スイッチ3に対して切替えコマンドを送信する。これにより端末装置aは故障の発生したライン1から予備側のライン4に切替えられる。また図示省略したバス制御手段、通信ボード制御手段、図示省略したチャネル制御手段は故障状態管理テーブルを参照することにより、立ち上がり時に正常なデバイスを使用することができる。
【0073】
なお端末装置としては勿論金融機関のATM等に限定されるものではなく例えばパソコンでも使用することができるし、中継装置もサーバに限定されるものではなく、他のものでも使用できる。
【0074】
遠隔監視装置では、図2の故障状態管理手段5、運用情報連携手段6、業務影響の検出手段7、切替スケジュール手段8、交換後の切替スケジュール手段9、予備デバイス定義手段25を備えることにより同様の処理を行うことができる。
【0075】
【発明の効果】
本発明によれば以下の効果を奏する。
(1)現用の通信装置に関する故障が発生したとき、故障の発生した通信装置を予備側に切替えて動作を継続し、故障の発生した通信装置と同一交換部に含まれる他の通信装置はそのまま動作を継続するので、故障の発生しない通信装置に対して悪影響を与えることなく動作を行うことができる。しかも故障の発生しない通信装置の予備側えの切替は、切替えスケジュール手段により、例えば深夜のような、業務に影響の与えない時間に行うことができる。このようにして正常に動作している通信装置に関しては、業務に悪影響を与えることなく、切替制御を行うことができる。
【0076】
(2)交換後の切替スケジュール手段により、予備側のチャネルから現用のチャネルに切替える切替制御時間を、例えば深夜のような、この切替動作により業務に悪影響を及ぼさない時間に定めるので、正常なものに取換えられた現用側のチャネルに予備側のチャネルからの切替えを、業務に悪影響を与えることなく行ってこれを正常な状態に復帰することができる。
【0077】
(3)故障の発生した通信装置を含むチャネルを正常のものと交換したものの、予備側のチャネルが動作しているときに電源断が発生してこれが回復したとき、この交換したチャネルを現用のものとして動作することができるので、正常な状態に早く復帰することができる。
【0078】
(4)故障の発生したもののその交換前に電源断が発生してこれが回復したとき、切替スケジュール手段の保持する切替制御時間情報にかかわりなく現用側のチャネルから予備のチャネルに切替えるようにしたので、電源断が回復したとき、正常な状態で動作を行うことができる。
【0079】
(5)通信装置に障害が発生したとき、障害の発生した通信装置の切替情報及びこれと同一チャネルの他の通信装置の切替情報、つまり障害の発生した通信装置のチャネル切替情報を不揮発性記憶手段に記憶しておくので、翌日のように次の電源立ち上げのときこれを参照して予備側に切替えられたものについてはその切替えられた状態で動作させることができるので、業務に悪影響を与えることなく動作させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図である。
【図2】本発明の実施の形態である。
【図3】本発明における故障状態管理テーブル説明図である。
【図4】本発明における運用情報連携手段の詳細図である。
【図5】本発明における切替スケジュール手段の詳細図である。
【図6】本発明における業務影響の検出手段の動作説明図である。
【図7】本発明の動作説明図(その1)である。
【図8】本発明の動作説明図(その2)である。
【図9】本発明の動作説明図(その3)である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の動作説明図である。
【図11】従来例(その1)である。
【図12】従来例(その2)である。
【図13】従来例(その3)である。
【符号の説明】
1 ホスト処理装置
2 中継装置
3 切替スイッチ
4 中継回線制御手段
5 故障状態管理手段
6 運用情報連携手段
7 業務影響検出手段
8 切替スケジュール手段
9 交換後のスケジュール手段

Claims (5)

  1. ホスト処理装置と、このホスト処理装置に対して接続される複数の端末装置と、前記ホスト処理装置と端末装置とを中継接続し、端末装置に関して2重化された通信装置を有する中継装置を備えたデータ処理方式の中継装置において、
    業務と、該当業務の運用開始時間と運用終了時間と、該当ラインが記入された運用スケジュールファイルを具備し、
    通信装置に関する運用情報スケジュールを管理する運用情報連携手段と、
    通信装置に関する故障が発生したとき切替先のライン名を定義する切替スケジュール手段と、
    前記故障の発生した通信装置と同一交換部に含まれる他の通信装置に関する切替情報を保持し、これを切替え制御する切替スケジュール手段を備え、
    現用の通信装置に関する故障が発生したとき切替先のライン名を定義する切替スケジュール手段より認識し、また故障の発生した通信装置と同一交換部に含まれる他の通信装置に関する切替情報を、これを切替え制御する切替スケジュール手段より認識して切替え制御することを特徴とする中継装置。
  2. 故障の発生した通信装置を含む現用側チャネルを交換した後で、予備側のチャネルから現用側のチャネルに切替える切替制御時間情報を保持する交換後の切替スケジュール手段を備えたことを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  3. 故障の発生した通信装置を含むチャネルを正常のものと交換したあとで、電源断が発生し、これが回復したとき、交換後の切替スケジュール手段の保持する切替制御時間情報にかかわりなく予備側から現用側のチャネルに切替えることを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  4. 故障の発生した場合で交換前に電源断が発生し、これが回復したとき切替スケジュール手段の保持する切替制御時間情報にかかわりなく現用側のチャネルから予備のチャネルに切替えることを特徴とする請求項1記載の中継装置。
  5. 故障の発生した通信装置及びこの通信装置と同一チャネルに含まれる他の通信装置に関する切替情報を不揮発性記憶手段に保持しておき、次の電源立上げのときにこれを参照して予備側に切替えることを特徴とする請求項1記載の中継装置。
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