JP3883789B2 - デジタル放送受信装置、及び、テレビ受像機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、BSデジタル放送を視聴するためのデジタル放送受信装置、及び、テレビ受像機に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、テレビ放送は、放送電波の受信状態が所定の受信強度以上で安定していないと視聴が困難である。このため、視聴できるチャンネルが限られることがあるので、受信状態を画面上に表示する装置が提案されていた。
【0003】
例えば、特開昭63−179670号公報には、各チャンネルの放送電波の電界強度レベルを判定し、判定結果をテレビ放送とともに画面上に表示することで、視聴可能なチャンネルをユーザに通知する装置が開示されている。
【0004】
また、特開平4−86196号公報には、放送電波の受信状態を検知し、検知結果を画面上に表示するテレビ受像機が開示されている。
【0005】
さらに、特開平9−9157号公報には、EDTV方式の映像信号と他のビデオ信号とに対応した映像信号処理装置において、入力されているビデオ信号が、EDTV方式か否かをOSD(オンスクリーン・ディスプレイ)信号としてモニタへ出力する映像信号処理装置が開示されている。
【0006】
また、実登3009903号公報には、受信状態を容易に検知できるテレビ受像機が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、実用化が予定されているBSデジタル放送では、複数種類の変調方式が採用されることになっている。これら複数の変調方式は、放送局から衛星へ放送信号を送信する際の環境条件によって切り換えられ、伝送可能な情報量と、対応可能な条件がそれぞれ異なっている。
【0008】
そして、BSデジタル放送の変調方式が適宜切り換えられると、テレビ受像機側での画質が変化する。例えば、伝送情報量が少ない変調方式で放送が行われると、ユーザが目にする画像の画質は比較的低いものとなる。
【0009】
従って、放送局側における変調方式の切り換えによって、ユーザ側の画質が低下したり向上したりするので、ユーザにテレビ受像機やチューナーの故障を疑わせ、不安や不快感を招く恐れがあった。特に、長時間連続して視聴していると変調方式の切り換えが起こる可能性があり、対策が必要であった。
【0010】
本発明の課題は、デジタル放送の受信時における変調方式の状態をユーザに案内することで、快適に使用できるデジタル放送受信装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、このような課題を解決するために、次のような特徴を備えている。なお、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態に対応する構成を一例として示す。符号等は、後述する図面参照符号等である。
【0012】
請求項1記載の発明は、提供しうる最良画質が異なる複数の変調方式のうちの何れかの変調方式で変調された2以上のデジタル放送の放送信号を受信して、前記放送信号に含まれる映像及び音声を出力するための信号を生成するデジタル放送受信装置(例えば、図2に示すチューナーボックス3)において、受信した前記放送信号の変調方式が、それまで受信していた放送信号の変調方式から変化したことを検知する検知手段(例えば、図3のステップS1〜ステップS5に示す処理を行うCPU301)と、この検知手段によって変調方式の変化が検知された際に、前記複数の変調方式に対応して画質が高い順又は低い順に設定された受信状態のレベルを報知する(例えば、図4(a)の「受信状態レベル1」)ための信号を現在の変調方式に基づいて生成し、或いは前記受信状態のレベルの変化を報知する(例えば、図4(b)の「受信状態が下がりました」の表示)ための信号を変調方式の変化に基づいて生成し、外部へ出力する出力手段(例えば、図3のステップS6に示す処理を行うCPU301、画面処理回路321)とを備えることを特徴とする。
【0013】
請求項1記載の発明によれば、デジタル放送の放送信号を受信して、前記放送信号に含まれる映像及び音声を出力するための信号を生成するデジタル放送受信装置において、放送信号が変調された際の変調方式が、それまで入力されていた放送信号の変調方式から変化したことが検知手段によって検知されると、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内表示のための信号が出力手段によってテレビ受像機等の外部装置に出力される。
【0014】
従って、デジタル放送を受信している間に変調方式が変化して、表示画面に表示される映像の画質が変化すると、出力手段によって受信状態の良否に関する案内表示のための信号がテレビ受像機等の外部装置に出力されてユーザに通知されるので、機器の故障を疑わせることがなく、不安や不快を感じさせない。これにより、デジタル放送を長時間視聴しても、使用時の快適性を保つデジタル放送受信装置を提供できる。
【0015】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のデジタル放送受信装置において、
前記放送信号は、BSデジタル放送における放送信号であることを特徴とする。
【0016】
請求項2記載の発明によれば、BSデジタル放送における放送信号を受信するデジタル放送受信装置であるので、BPSK、QPSK、TC8PSKの3通りの変調方式の切り換えを検知して、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内表示のための信号がテレビ受像機等の外部装置に出力され、ユーザに通知される。これにより、画質の変化が起こっても、ユーザに機器の故障を疑わせることがなく、不安や不快を感じさせないので、使用時の快適性を保つことができる。
【0017】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載のデジタル放送受信装置において、
前記検知手段は、前記放送信号から抽出された、前記放送信号の変調方式の変化を示す情報(例えば、TMCC)をもとに前記変調方式の変化を検知することを特徴とする。
【0018】
請求項3記載の発明によれば、検知手段は、放送信号から抽出された、放送信号の変調方式の変化を示す情報をもとに変調方式の変化を検知する。
【0019】
従って、例えば、BSデジタル放送におけるTMCCのように、変調方式の変化に伴って復調方式を変化させるための情報をもとに、変調方式の変化を検知するので、通常のデジタル放送受信装置に比べて特別な処理等を行う必要がなく、低コストで実現可能である。
【0020】
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれかに記載のデジタル放送受信装置において、前記出力手段は、前記放送信号に含まれる映像とともに、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内表示のための信号(例えば、図4(a)に示すレベル案内表示A、及び、図4(b)に示すレベル案内表示Bの信号)を出力させることを特徴とする。
【0021】
請求項4記載の発明によれば、出力手段は、放送信号に含まれる映像信号とともに、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内表示のための信号を出力させるので、変調方式の変化によって画質が変化した場合に、速やかに、ユーザに変化の要因を報知することができる。従って、容易に、かつ確実に、ユーザの不安や不快を感じることを防止できる。
【0022】
請求項5記載の発明は、提供しうる最良画質が異なる複数の変調方式のうちの何れかの変調方式で変調された2以上のデジタル放送の放送信号を受信して、前記放送信号に含まれる映像を表示画面(例えば、図5に示すディスプレイ502)上に表示するテレビ受像機(例えば、図5に示すチューナー内蔵テレビ受像機5)において、受信した前記放送信号の変調方式が、それまで受信していた放送信号の変調方式から変化したことを検知する検知手段(例えば、図5に示すCPU301)と、この検知手段によって前記変調方式が変化したと検知された場合に、前記複数の変調方式に対応して画質が高い順又は低い順に設定された受信状態のレベルの案内(例えば、図4(a)の「受信状態レベル1」)を現在の変調方式に基づいて、或いは前記受信状態のレベルの変化の案内(図4(b)の「受信状態が下がりました」の表示)を変調方式の変化に基づいて前記表示画面上に表示させる表示制御手段(例えば、図5に示すCPU301)と、を備えることを特徴とする。
【0023】
請求項5記載の発明によれば、デジタル放送の放送信号を受信して放送信号に含まれる映像を表示画面上に表示するテレビ受像機において、放送信号が変調された際の変調方式が、それまで入力されていた放送信号の変調方式から変化したことを検知手段によって検知すると、表示制御手段によって、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内を表示画面上に表示させる。
【0024】
従って、デジタル放送の映像を表示している間に変調方式が変化して、映像の画質が変化すると、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内が表示されるので、ユーザに機器の故障を疑わせることがなく、不安や不快を感じさせない。これにより、使用時の快適性を保つテレビ受像機を提供できる。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0026】
〔第1の実施の形態〕
図1は、本発明の第1の実施の形態における衛星放送受信システム1の構成を示す図である。この図1に示すように、衛星放送受信システム1は、BSアンテナ2、チューナーボックス3及びテレビ受像機4により構成される。
【0027】
BSアンテナ2は、所定の放送衛星に適合する角度で設置された衛星放送受信用のパラボラアンテナであり、受信した放送信号をチューナーボックス3へ出力する。
【0028】
チューナーボックス3は、テレビ受像機4に接続されており、BSアンテナ2から入力される放送信号から映像信号及び音声信号を生成して、テレビ受像機4へ出力する。
【0029】
テレビ受像機4は、ディスプレイ41及びスピーカー42を備え、チューナーボックス3から入力される映像信号をもとにディスプレイ41に画像を表示させるとともに、チューナーボックス3から入力される音声信号をもとにスピーカー42から音声を出力させる。
【0030】
図2は、上記衛星放送受信システム1の内部回路構成を示すブロック図である。以下、図2に基づいて衛星放送受信システム1を構成する各部について詳細に説明する。
【0031】
チューナーボックス3は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit )301、メモリ302、I/O部303、入力部304、モデム305の各部を備えている。なお、本実施の形態では、これらの各部を合わせて制御系と総称し、この制御系は、後述する他の各部と、バス306を介して接続されている。
【0032】
また、チューナーボックス3は、フィルタ307、増幅回路308、混合回路309、発振器310、PLL(Phase Locked Loop )回路311、IQ復調回路312、A/D(Analog/Digital)コンバータ313、nPSK復調回路314、TMCCデコーダ315、スクランブル解除部316、TSデータ分離部317、MPEG2ビデオデコーダ318、MPEG2オーディオデコーダ319、ビデオメモリ320、画面処理回路321、D/A(Digital/Analog)コンバータ322等の各部を備えて構成される。
【0033】
CPU301は、メモリ302に格納されたシステムプログラムを読み込んで実行することにより、チューナーボックス3の各部を制御して、BSアンテナ2から入力された放送信号をもとに、映像信号及び音声信号を生成してテレビ受像機4へ出力させる。
【0034】
具体的には、CPU301は、入力部304から入力される指示によってBSデジタル放送の所定のチャンネルが指定された場合には、PLL回路311へ制御信号を出力して、指定されたチャンネルの放送電波に同調する周波数を設定させる。これにより、フィルタ307〜D/Aコンバータ322の各部によって、指定されたチャンネルで放送中の映像信号及び音声信号が得られる。
【0035】
また、CPU301は、後述する放送状態TMCCデコーダ315から、TMCC信号により指定された復調方式に変更が有ったか否かを判別する。変調方式に変更があった場合には、CPU301は、nPSK復調回路314へ制御信号を出力して変調方式を切り換えさせるとともに、その旨の案内表示をディスプレイ41に表示させるための表示情報を生成して画面処理回路321へ出力し、テレビ受像機4へ、案内表示を含む映像信号を出力させる。
【0036】
BSデジタル放送では、BPSK(Binary Phase Shift Keying )、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying )、TC8PSK(Trellis coded 8 Phase Shift Keying:トレリス符号化8PSK)の3種類の変調方式が採用される。
これらの変調方式のうち、TC8PSK方式によれば、最も良好な画質で放送を行うことができ、以下、QPSK、BPSKの順に画質が低下する。しかしながら、TC8PSK方式は比較的ノイズに弱く、天候等の条件が好適でなければ使用しにくい。その一方で、BPSK方式は、ノイズが多い悪条件下でも利用できるという利点を有している。
【0037】
このように、地上の放送局から放送衛星まで放送信号を送信する際の条件が、良好か否かによって、地上の放送局では、上記3種類の変調方式を切り換えて使用する。従って、チューナーボックス3は、上記3種類の変調方式に適合する復調方式を使用可能なものとする必要があり、また、これら3種類の復調方式を切り換える必要がある。
【0038】
このため、CPU301は、後述するnPSK復調回路314によって放送信号の中から変調方式を示すTMCCを抽出させ、TMCCデコーダ315でTMCCをデコードさせることによって現在の変調方式を特定し、nPSK復調回路314へ制御信号を出力して、現在の変調方式に対応する復調方式への切り換えを行わせる。
【0039】
また、CPU301は、I/O部303に接続された外部の機器からの入力信号に従って各種処理を行うとともに、入力部304からの入力によって所定の通信先へデータを送信する場合には、モデム305を駆動制御して、通信回線を介して所定の通信先への通信を実行する。
【0040】
メモリ302は、CPU301により実行される各種プログラムや、これらプログラムに係るデータを格納する。
【0041】
I/O部303は、チューナーボックス3に対して、映像機器等の各種外部の電子機器を接続するためのコネクタ等を備えている。
【0042】
入力部304は、電源スイッチ等の各種スイッチを備えており、ユーザの操作に応じて、操作内容を示す操作信号を生成して、CPU301へ出力する。なお、入力部304は、図示しないリモコン装置との間で赤外線通信を行うためのIR装置を備える構成としても良い。
【0043】
モデム305は、例えば公衆電話回線網を介してデータ通信を行うための装置であって、図2に示すように、通信回線に接続されている。
【0044】
続いて、上記制御系に接続される各部について説明する。
【0045】
フィルタ307は、所定の周波数帯の信号のみを通過させるフィルタである。また、増幅回路308は、フィルタ307を通過した信号を増幅するアンプであり、特定の周波数帯域の信号を特に増幅するものであっても良い。
【0046】
発振器310は、PLL回路311の制御に従って所定の周波数の発振信号を生成し、混合回路309へ出力する。
PLL回路311は、バス306に接続されており、CPU301の制御に従って、発振器310により出力される発振信号の発振周波数を調整する。
混合回路309は、発振器310から入力される発振信号をもとに、増幅回路308から入力された信号の周波数を中間周波信号に変換して、IQ復調回路312へ出力する。
【0047】
従って、フィルタ307、増幅回路308、混合回路309、発振器310及びPLL回路311により、BSアンテナ2で受信された放送信号の中から所定のチャンネルの放送信号が抽出され、中間周波信号として出力される。
【0048】
IQ復調回路312では、混合回路309から入力された信号を復調し、I(In-phase)信号とQ(Quadrature-phase)信号とを生成して、A/Dコンバータ313へ出力する。
【0049】
A/Dコンバータ313は、IQ復調回路312から入力されたI信号及びQ信号をサンプリングしてデジタル信号に変換し、nPSK復調回路314へ出力する。
【0050】
nPSK復調回路314では、A/Dコンバータ313から入力されたI信号及びQ信号の中から、変調方式を示すTMCCを抽出してTMCCデコーダ315へ出力する。
そして、nPSK復調回路314は、CPU301から入力される制御信号に従って、復調方式を適宜切り換えながら、上記I信号及びQ信号を変調して、スクランブル解除部316へ出力する。
【0051】
TMCCデコーダ315は、nPSK復調回路314から入力されるTMCCをデコードして、CPU301へ出力する。
【0052】
スクランブル解除部316では、nPSK復調回路314により復調された信号にスクランブル処理が施されている場合に、このスクランブル処理を解除して、TSデータ分離部317へ出力する。
【0053】
TSデータ分離部317は、スクランブル解除部316によってスクランブルが解除された信号から、映像に関する信号を抽出してMPEG2ビデオデコーダ318へ出力するとともに、音声に関する信号を抽出して、MPEG2オーディオデコーダ319へ出力する。
【0054】
MPEG2ビデオデコーダ318は、ビデオメモリ320に設けられたワークエリアを利用して、TSデータ分離部317から入力される信号をMPEG2方式に従ってデコードすることによって映像データを生成し、テレビ受像機4に適合する映像信号に変換して、画面処理回路321へ出力する。
【0055】
画面処理回路321では、MPEG2ビデオデコーダ318から入力された映像信号と、CPU301から入力される表示情報とを合成して、テレビ受像機4へ出力する。
【0056】
また、MPEG2オーディオデコーダ319は、TSデータ分離部317から入力される信号をMPEG2方式に従ってデコードすることによって音声データを生成し、D/Aコンバータ322へ出力する。
【0057】
D/Aコンバータ322では、MPEG2オーディオデコーダ319から入力された音声データをアナログ信号に変換することにより音声信号を生成し、テレビ受像機4へ出力する。
【0058】
続いて、テレビ受像機4の構成について説明する。
テレビ受像機4は、制御装置401、表示制御部402、音声制御部403、地上波チューナー404、及び、ディスプレイ41,スピーカー42によって構成され、地上波チューナー404は地上波放送用アンテナ2aに接続されている。
【0059】
地上波放送用アンテナ2aは、地上波によるアナログ放送信号を受信するためのアンテナである。また、地上波チューナー404は、地上波放送用アンテナ2aにより受信された放送信号の中から、制御装置401により指定されたチャンネルの放送信号に含まれる映像信号及び音声信号を抽出して、制御装置401へ出力する。
【0060】
制御装置401は、テレビ受像機4によってBSデジタル放送の映像及び音声を出力する場合は、チューナーボックス3の画面処理回路321から入力される映像信号を表示制御部402へ出力するとともに、D/Aコンバータ322から入力される音声信号を音声制御部403へ出力する。また、制御装置401は、地上波放送の映像及び音声を出力する場合には、地上波チューナー404から入力される映像信号及び音声信号を、表示制御部402及び音声制御部403へ出力する。
【0061】
表示制御部402は、制御装置401から入力される映像信号をもとにディスプレイ41を駆動制御して、ディスプレイ41に、放送された映像を出力させる。また、音声制御部403は、制御装置401から入力される音声信号をもとにスピーカー42を駆動制御して、スピーカー42から、放送された音声を出力させる。
【0062】
即ち、チューナーボックス3においては、BSアンテナ2から入力された放送信号のうち、所定の周波数帯域の信号のみがフィルタ307を通過して増幅回路308によって増幅される。
その後、混合回路309、発振器310及びPLL回路311により、CPU301により指定されたチャンネルの放送信号のみが抽出・増幅され、中間周波信号として、IQ復調回路312へ入力される。
【0063】
IQ復調回路312に入力された信号はI信号とQ信号とに分離され、A/Dコンバータ313によってデジタルデータに変換される。その後、nPSK復調回路314によってTMCCが抽出され、TMCCデコーダ315によってデコードされた後にCPU301へ出力される。
【0064】
CPU301によって、TMCCデコーダ315からのTMCCをもとに復調方式が決定されると、この復調方式に従ってnPSK復調回路314による復調が行われ、復調された信号はスクランブル解除部316へ入力される。
スクランブル解除部316では、信号に施されたスクランブルが解除され、TSデータ分離部317において、映像に関する信号はMPEG2ビデオデコーダ318へ出力され、音声に関する信号はMPEG2オーディオデコーダ319へ出力される。
【0065】
MPEG2ビデオデコーダ318によって、TSデータ分離部317から入力された信号はMPEG2方式に従ってデコードされて映像データが生成され、テレビ受像機4に適合する映像信号として画面処理回路321へ出力される。そして、画面処理回路321では、MPEG2ビデオデコーダ318から入力された映像信号と、CPU301から入力される表示情報とが合成され、テレビ受像機4へ出力される。
【0066】
また、MPEG2オーディオデコーダ319では、TSデータ分離部317から入力された信号がMPEG2方式に従ってデコードされて音声データが生成され、D/Aコンバータ322へ出力される。そして、D/Aコンバータ322では、MPEG2オーディオデコーダ319から入力された音声データがアナログ信号に変換されて音声信号が生成され、テレビ受像機4へ出力される。
【0067】
従って、BSアンテナ2によって受信されたデジタル放送の映像及び音声が、テレビ受像機4によって出力される。
【0068】
次に、上記のように構成される衛星放送受信システム1における放送状態表示処理について、図3を参照して説明する。
まず、CPU301は、TMCCデコーダ315によってデコードされたTMCCが入力されると(ステップS1)、このTMCCに、変調方式の変更を指示する情報が含まれるかどうかを確認する(ステップS2)。
【0069】
そして、TMCCに変調方式の変更を指示する情報が含まれていない場合は(ステップS3;No)、CPU301はステップS1に戻る。また、TMCCに変調方式の変更を指示する情報が含まれている場合は(ステップS3;Yes)、CPU301は、TMCC内の変調方式に関する情報を確認する(ステップS4)。
【0070】
ここで、TMCC内の情報により指定された変調方式が変更されていない場合は(ステップS5;No)、ステップS1に戻る。
また、TMCC内の変調方式に関する情報により、変調方式が切り換えられたことが確認された場合は(ステップS5;Yes)、変調方式の切り換えを示す情報をディスプレイ41に表示させるための表示情報を生成して画面処理回路321へ出力し(ステップS6)、その後、ステップS1に戻る。
【0071】
ここで、ディスプレイ41における案内表示の例を、図4に示す。
図4は、ディスプレイ41上に表示される画面の例を示す図であり、(a)は放送画面41aを示し、(b)は放送画面41bを示す図である。
同図(a)に示す放送画面41aには、レベル案内表示Aが表示されている。レベル案内表示Aは、放送電波の変調方式を、「受信状態」と表現し、ユーザが理解しやすい「レベル」として表現している。
【0072】
例えば、変調方式がTC8PSKからQPSKに切り換えられた場合は、地上の放送局と衛星との間における条件が悪く、高画質の放送ができないことになる。従って、変調方式の切り換えは、ユーザに対しては画質の変化として感じられるので、「受信状態」の「レベル」を案内することにより、ユーザの不安を解消し、利便性を高めることができる。
【0073】
一方、図4(b)に示す放送画面41bでは、レベル案内表示Bが表示されている。レベル案内表示Bは、変調方式の切換を受信状態の低下と表現している。このレベル案内表示Bは、変調方式の切り換えによって画質が低下した場合の例であり、変調方式の切り換えに伴って、ディスプレイ41上の映像の画質が向上した場合は、異なる表現とすればよい。
【0074】
また、図4(a)に示すレベル案内表示Aは、常時ディスプレイ41に表示され、変調方式の切り換えに応じて、レベルの表現が切り換えられるように使用できる。一方、図4(b)に示すレベル案内表示Bは、変調方式の切り換えの際に、所定時間だけディスプレイ41に表示される場合に適している。
【0075】
従って、衛星放送受信システム1においては、BSアンテナ2によって受信した放送電波の変調方式が切り換えられた場合には、ディスプレイ41上に、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内表示が行われる。このため、変調方式の切り換えに伴ってディスプレイ41上の映像の画質が変化しても、ユーザに、衛星放送受信システム1の故障を疑わせたり、或いは、不信感や不快感を抱かせることが無い。これにより、快適に使用できる衛星放送受信システム1を提供できる。
【0076】
なお、以上の第1の実施の形態においては、パラボラアンテナのBSアンテナ2を利用する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、集合住宅等において大型のアンテナから分岐したケーブルによって放送信号がチューナーボックス3へ入力される構成としてもよいし、或いは、ケーブルテレビ等のケーブルを介して、チューナーボックス3へ放送信号が入力されるようにしても良い。
【0077】
さらに、上記第1の実施の形態においては、レベル案内表示A及びレベル案内表示Bをディスプレイ41上に表示する構成としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、チューナーボックス3の外装ケースに複数のLEDを配設し、これら複数のLEDの点灯状態を切り換えることによって、BSアンテナ2によって受信した放送電波の変調方式の切換を報知する構成としても良い。
【0078】
また、衛星放送受信システム1はBSデジタル放送に限らず、地上波によるデジタル放送を受信するシステムとしても良く、その他、ディスプレイ41のサイズ等、具体的な細部構成についても適宜に変更可能であることは勿論である。
【0079】
〔第2の実施の形態〕
続いて、本発明の第2の実施の形態におけるチューナー内蔵テレビ受像機5について説明する。
チューナー内蔵テレビ受像機5は、ディスプレイ508及びスピーカー510を備えるテレビ受像機に、上記第1の実施の形態におけるチューナーボックス3を内蔵したものである。従って、上記第1の実施の形態と同様の構成によってなる部分については、同符号を付して説明を省略する。
【0080】
また、表示制御部501は、画面処理回路321から入力される映像信号をもとにディスプレイ502を駆動制御して、ディスプレイ502の画面上に、BSデジタル放送の映像を表示させる。
音声制御部503は、D/Aコンバータ322から入力される音声信号をもとにスピーカー504を駆動制御して、スピーカー504から、BSデジタル放送の音声を出力させる。
【0081】
そして、CPU301は、図3に示す放送状態表示処理を実行するものである。従って、図5に示すチューナー内蔵テレビ受像機5によれば、BSアンテナ2によって受信した放送電波の変調方式が切り換えられた場合には、ディスプレイ502上に、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内表示が行われる。このため、変調方式の切り換えに伴ってディスプレイ502上の映像の画質が変化しても、ユーザに、チューナー内蔵テレビ受像機5の故障を疑わせたり、或いは、不信感や不快感を抱かせることが無く、快適に使用できるチューナー内蔵テレビ受像機5を提供できる。
【0082】
さらに、チューナー内蔵テレビ受像機5内に、CPU301〜D/Aコンバータ322の各部を内蔵する構成としたので、設置に要するスペースが小さく、利便性の向上を図ることができる。
【0083】
【発明の効果】
請求項1記載の発明によれば、デジタル放送を受信している間に変調方式が変化して、表示画面に表示される映像の画質が変化すると、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内表示のための信号が出力手段によってテレビ受像機等の外部装置に出力されるので、ユーザに、機器の故障を疑わせることがなく、不安や不快を感じさせない。これにより、長時間の使用時であっても、快適性を保つデジタル放送受信装置を提供できる。
【0084】
請求項2記載の発明によれば、BSデジタル放送における放送信号を受信するデジタル放送受信装置であるので、BPSK、QPSK、TC8PSKの3通りの変調方式の切り換えを検知して、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内をユーザに通知する。これにより、画質の変化が起こっても、ユーザに機器の故障を疑わせることがなく、不安や不快を感じさせないので、長時間の視聴時であっても快適性を保つことができる。
【0085】
請求項3記載の発明によれば、例えば、BSデジタル放送におけるTMCCのように、変調方式の変化に伴って復調方式を変化させるための情報をもとに、変調方式の変化を検知するので、通常のデジタル放送受信装置に比べて特別な処理等を行う必要がなく、低コストで実現可能である。
【0086】
請求項4記載の発明によれば、変調方式の変化によって画質が変化した場合に、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内が速やかにユーザに通知されるので、容易に、かつ確実に、ユーザの不安や不快感を防止できる。
【0087】
請求項5記載の発明によれば、デジタル放送の映像を表示している間に変調方式が変化して、映像の画質が変化すると、画質の変化に対応した受信状態のレベルに関する案内表示がされるので、ユーザに機器の故障を疑わせることがなく、不安や不快を感じさせない。これにより、使用時の快適性を保つテレビ受像機を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態における衛星放送受信システム1の構成を示す図である。
【図2】図1の衛星放送受信システム1の内部構成を示すブロック図である。
【図3】図1の衛星放送受信システム1における放送状態表示処理を示すフローチャートである。
【図4】図1のディスプレイ41上に表示される画面の例を示す図であり、(a)は放送画面41aを示し、(b)は放送画面41bを示す図である。
【図5】本発明の第2の実施の形態におけるチューナー内蔵テレビ受像機5の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 衛星放送受信システム
2 BSアンテナ
2a 地上波放送用アンテナ
3 チューナーボックス
301 CPU
302 メモリ
303 I/O部
304 入力部
305 モデム
306 バス
307 信号処理部
308 乗算器
309 発振器
310 FLL検波回路
311 IQ分離回路
312 A/Dコンバータ
313 nPSK復調回路
314 TMCCデコーダ
315 スクランブル解除部
316 TSデータ分離部
317 MPEG2ビデオデコーダ
318 MPEG2オーディオデコーダ
319 ビデオメモリ
320 画面処理回路
321 D/Aコンバータ
4 テレビ受像機
41 ディスプレイ
42 スピーカー
401 制御装置
402 表示制御部
403 音声制御部
404 地上波チューナー
5 チューナー内蔵テレビ受像機
501 表示制御部
502 ディスプレイ
503 音声制御部
504 スピーカー
Claims (5)
- 提供しうる最良画質が異なる複数の変調方式のうちの何れかの変調方式で変調された2以上のデジタル放送の放送信号を受信して、前記放送信号に含まれる映像及び音声を出力するための信号を生成するデジタル放送受信装置において、
受信した前記放送信号の変調方式が、それまで受信していた放送信号の変調方式から変化したことを検知する検知手段と、
この検知手段によって、変調方式の変化が検知された際に、前記複数の変調方式に対応して画質が高い順又は低い順に設定された受信状態のレベルを報知するための信号を現在の変調方式に基づいて生成し、或いは前記受信状態のレベルの変化を報知するための信号を変調方式の変化に基づいて生成し、外部へ出力する出力手段と、
を備えることを特徴とするデジタル放送受信装置。 - 前記放送信号は、BSデジタル放送における放送信号であることを特徴とする請求項1記載のデジタル放送受信装置。
- 前記検知手段は、前記放送信号から抽出された、前記放送信号の変調方式の変更を指示する情報に基づいて前記変調方式の変化を検知することを特徴とする請求項1または2記載のデジタル放送受信装置。
- 前記出力手段は、前記受信状態のレベルを報知するための信号或いは前記受信状態のレベルの変化を報知するための信号を前記放送信号に含まれる映像信号とともに出力することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のデジタル放送受信装置。
- 提供しうる最良画質が異なる複数の変調方式のうちの何れかの変調方式で変調された2以上のデジタル放送の放送信号を受信して、前記放送信号に含まれる映像を表示画面上に表示するテレビ受像機において、
受信した前記放送信号の変調方式が、それまで受信していた放送信号の変調方式から変化したことを検知する検知手段と、
この検知手段によって前記変調方式が変化したと検知された場合に、前記複数の変調方式に対応して画質が高い順又は低い順に設定された受信状態のレベルの案内を現在の変調方式に基づいて、或いは前記受信状態のレベルの変化の案内を変調方式の変化に基づいて前記表示画面上に表示させる表示制御手段と、
を備えることを特徴とするテレビ受像機。
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