JP3882917B2 - 情報処理システム、情報処理装置及びプログラム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ間の情報通信に関し、特に複数のコンピュータ間でのセッションを効果的に行う通信制御に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、インターネットの普及に伴い、ネットワークを介して行われるサービスが多様化している。その中に、ネットワークを介して接続されたコンピュータのアプリケーション間で連携して機能を利用し、サービスを提供するウェブサービスがある。このウェブサービスの利用環境では、所定のコンピュータのアプリケーションから他のコンピュータにおけるアプリケーションの機能(サービス)を呼び出すことができ、提供されるサービスによっては複数の他のコンピュータにおける機能を呼び出すことも想定される。
【0003】
図11は、ウェブサービスにおいて所定のサーバから他の複数のサーバを呼び出す様子を示す図である。
図11において、呼び出し元のウェブサービス(WS1)と呼び出されるウェブサービス(WS2、WS3)との間には、WS1−WS2間、WS1−WS3間で、それぞれHTTPセッションが作成される。
具体例を挙げると、WS1が旅行予約、WS2が飛行機予約、WS3がレンタカー予約といったウェブサービスを提供している場合を考える。この場合、エンドユーザがWS1に旅行予約のリクエストを発行すると、これに応じて、旅行予約のHTTPセッションが発生する。そして、WS1からWS2へ飛行機予約のリクエストが発行され、同様にWS1からWS3へレンタカー予約のリクエストが発行され、それぞれ飛行機予約、レンタカー予約のHTTPセッションが発生する。
【0004】
ところで、ウェブサービスにおいて、サーバは、サービスにおけるセッションの終了を明確に認識するため、セッションタイムアウトを設定し、サービス開始から一定時間経過後に処理を終了するのが一般的である(例えば、特許文献1参照)。上記のように所定のウェブサービス(図11の例ではWS1)をコントロールポイントとして他の複数のウェブサービス(図11の例ではWS2、WS3)を呼び出す場合、各HTTPセッションは、WS1からみてアプリケーション的には関連があるものの、HTTPセッションとしては独立して存在している。そのため、それぞれのHTTPセッションがいつセッションタイムアウトを発生するかは、各ウェブサービスを提供する個々のサーバの実装に依存する。
【0005】
【特許文献1】
特開平11−161507号公報(第5頁−第6頁)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、所定のウェブサービスをコントロールポイントとして他の複数のウェブサービスを呼び出す場合、各HTTPセッションがいつセッションタイムアウトを発生するかは、各ウェブサービスを提供する個々のサーバの実装に依存する。そのため、一方のウェブサービスでHTTPセッションを実行中に他方のウェブサービスのHTTPセッションがセッションタイムアウトにより終了してしまう場合があった。
先の旅行予約の例で説明する。WS1からのリクエストにより、WS2において飛行機予約が行われ、WS3でレンタカー予約が行われている場合を考える。この場合、WS2で仮予約がなされ、その情報がHTTPセッションに保持されていても、WS3における処理が行われている間にWS2のHTTPセッションがセッションタイムアウトを発生すると、WS1やWS3の状態に関わらず、予約確定を待たずにWS2の処理が終了してしまう。そして、WS2における仮予約した飛行機予約の情報が失われ無効となってしまう。この場合、WS1は、エンドユーザに対して再度飛行機予約のための入力を促すこととなる。
【0007】
このように、従来は、ウェブサービスにおけるHTTPセッションにおけるセッションタイムアウトのタイミングがサーバごとに独立であるため、アプリケーション的に関連のあるウェブサービスであっても、有機的に連動せずに一部のウェブサービスが脱落してしまうという問題があった。
また、上述した旅行予約の例のように、エンドユーザに対して煩雑な作業を要求することは、ウェブサービスの信頼性の面で好ましくなかった。
そこで本発明は、上記の問題に鑑み、関連のあるウェブサービスによる複合的なサービスの効果的な提供を実現することを目的とする。
また、これにより、ウェブサービスの信頼性の向上を図ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成する本発明は、ネットワークを介して接続された複数のサーバを協働させて所定の処理を実行する、次のように構成された情報処理システムとして実現される。この情報処理システムは、リクエスタとして他のサーバの処理を呼び出して、かかる処理を実行させる第1のサーバと、リプライアとして他のサーバからのリクエストに応じて所定の処理を実行する第2のサーバとを備え、第1のサーバは、第2のサーバの処理におけるセッションタイムアウトの管理時間を指定し、第2のサーバは、第1のサーバにて指定された管理時間に基づいて自装置の処理におけるセッションタイムアウトを設定することを特徴とする。
【0009】
ここで、より詳細には、この第2のサーバの処理におけるセッションタイムアウトの管理時間は、第2のサーバが複数存在する場合は、個別に設定される。また、この管理時間は、ネットワーク上の第3のサーバに構築されたテーブルに、第2のサーバを呼び出して処理を実行させる順番で登録される。
【0010】
ここでさらに、第1のサーバを構成する情報処理装置は、所定の処理を実行し、この処理において第2のサーバの処理を呼び出すアプリケーション実行部と、このアプリケーション実行部が第2のサーバの処理を呼び出す場合に、この第2のサーバにおける処理のセッションタイムアウトの管理時間を指定し、この第2のサーバが参照可能なネットワーク上の所定の記憶手段である第3のサーバに、この管理時間を格納するセッションタイムアウト制御部とを備えることを特徴とする。
【0011】
また、第2のサーバを構成する情報処理装置は、ネットワークに接続された所定の情報処理装置からのリクエストに応じて所定の処理を実行するアプリケーション実行部と、このアプリケーション実行部が所定の処理を実行する場合に、ネットワーク上の所定の記憶手段である第3のサーバに格納されている自装置用のセッションタイムアウトの管理時間を取得し、この管理時間に基づいて所定の処理におけるセッションタイムアウトを設定するセッションタイムアウト設定部とを備えることを特徴とする。
【0012】
さらに、第3のサーバを構成する情報処理装置は、情報処理装置の処理におけるセッションタイムアウトの管理時間をベクターテーブルに格納して保持するデータ格納手段としてのメモリと、ネットワークに接続された第1のサーバからのリクエストを受け付けて、このリクエストと共に送られた管理時間をデータ格納手段に格納し、ネットワークに接続された第2のサーバからのリクエストを受け付けて、データ格納手段に格納されている管理時間を当該第2のサーバに返すデータ管理手段であるベクターテーブル管理部とを備えることを特徴とする。
【0013】
また、上記の目的を達成する他の本発明は、ネットワークを介して接続された複数のコンピュータにて行われる処理を管理する、次のようなセッション管理方法としても実現される。このセッション管理方法は、所定のコンピュータの処理で他のコンピュータの処理を呼び出す場合に、かかる他のコンピュータにおける処理のセッションタイムアウトの管理時間を設定するステップと、設定された管理時間を、所定の記憶手段に格納するステップと、他のコンピュータの処理を呼び出して、処理を実行させるステップとを含むことを特徴とする。
【0014】
さらに本発明の他のセッション管理方法は、自装置の処理を実行するリクエストを他のコンピュータから受信した場合に、所定の記憶手段に格納された自装置の処理に対するセッションタイムアウトの管理時間を取得するステップと、取得した管理時間に基づいて、自装置の処理におけるセッションタイムアウトの設定を行うステップと、セッションタイムアウトの設定の下で、リクエストにて呼び出された処理を実行するステップとを含むことを特徴とする。
【0015】
また本発明は、コンピュータを制御して上述した各サーバの機能を実現させるプログラム、またはコンピュータに上記のセッション管理方法における各ステップに相当する処理を実行させるプログラムとしても実現される。このプログラムは、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記録媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより、提供することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて、この発明を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態のHTTPセッションコントロールが適用されるネットワークシステムの全体構成を示した図である。
図1に示すネットワークシステムでは、ウェブサービスを提供するサーバWS1、WS1a、WS2、WS3およびエンドユーザの使用するクライアントC1とが、インターネット等のネットワークを介して接続されている。このネットワークシステムにおいて、クライアントC1は、エンドユーザが使用するネットワーク端末であり、ウェブブラウザを介してサーバWS1にアクセスし、サーバWS1の提供するウェブサービスをリクエストする。
クライアントC1からサーバWS1へウェブサービスのリクエストがなされると、サーバWS1は、このリクエストに応じてHTTPセッションを作成してサービスを実行する。このサーバWS1のウェブサービス処理の中からサーバWS2、WS3によるウェブサービスが呼び出される。サーバWS2、WS3では、この呼び出し(リクエスト)に応じてそれぞれHTTPセッションを作成し、サービスを実行する。すなわち、サーバWS1、WS2、WS3の間の関係では、サーバWS1がリクエスタ(requester:呼び側)であり、サーバWS2およびWS3がリプライア(replier:呼ばれ側)である。
【0017】
また、サーバWS1は、サーバWS2、WS3のウェブサービスの呼び出しに先立って、サーバWS1aのウェブサービスを呼び出し、サーバWS2、WS3のウェブサービスにおけるHTTPセッションのセッションタイムアウトの設定値(すなわち、セッションタイムアウトによりHTTPセッションを終了するまでの設定時間。以下、管理時間と称す)を登録する。サーバWS2、WS3は、ウェブサービスを開始する前にサーバWS1aにアクセスし、この管理時間を取得して、自身のセッションタイムアウトの設定を行う。これらの動作および各サーバWS1、WS1a、WS2、WS3の機能の詳細については後述する。
【0018】
図2は、図1に示した本実施の形態におけるサーバWS1、WS1a、WS2、WS3およびクライアントC1を実現するコンピュータ装置のハードウェア構成の例を模式的に示した図である。
図2に示すコンピュータ装置は、演算手段であるCPU(Central Processing Unit:中央処理装置)101と、M/B(マザーボード)チップセット102及びCPUバスを介してCPU101に接続されたメインメモリ103と、同じくM/Bチップセット102及びAGP(Accelerated Graphics Port)を介してCPU101に接続されたビデオカード104と、PCI(Peripheral Component Interconnect)バスを介してM/Bチップセット102に接続されたハードディスク105、ネットワークインターフェイス106及びUSBポート107と、さらにこのPCIバスからブリッジ回路108及びISA(Industry Standard Architecture)バスなどの低速なバスを介してM/Bチップセット102に接続されたフロッピーディスクドライブ109及びキーボード/マウス110とを備える。
なお、図2は本実施の形態を実現するコンピュータ装置のハードウェア構成を例示するに過ぎず、本実施の形態を適用可能であれば、他の種々の構成を取ることができる。例えば、ビデオカード104を設ける代わりに、ビデオメモリのみを搭載し、CPU101にてイメージデータを処理する構成としても良いし、外部記憶装置として、ATA(AT Attachment)などのインターフェイスを介してCD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)やDVD−ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)のドライブを設けても良い。また、クライアントC1としては、図2に示すようなコンピュータ装置の他、ネットワーク機能を備えたPDA(Personal Digital Assistant)や携帯電話といった種々の情報端末を用いることができる。
【0019】
図3は、本実施の形態によるサーバWS1の機能構成を示す図である。
図3に示すように、リクエスタであるサーバWS1は、ネットワークを介してクライアントC1およびサーバWS1a、WS2、WS3と情報の送受信を行うための通信制御部10と、サーバWS1自身が提供するウェブサービスのHTTPセッションを管理するセッション管理部20と、当該ウェブサービスにおける処理を実行するアプリケーション実行部30と、サーバWS1aに対して管理時間を登録するセッションタイムアウト制御部40とを備える。
【0020】
上述した構成要素のうち、セッション管理部20、アプリケーション実行部30およびセッションタイムアウト制御部40は、例えば、図2に示したメインメモリ103に展開されたプログラムにてCPU101を制御することにより実現される仮想的なソフトウェアブロックである。また、通信制御部10は、プログラム制御されたCPU101およびネットワークインターフェイス106にて実現される。
CPU101を制御してこれらの機能を実現させるプログラムは、具体的には、例えばJava(米国サンマイクロシステムズ社の商標)サーブレットとして記述され、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記憶媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより提供される。本実施の形態では、図2に示したネットワークインターフェイス106やフロッピーディスクドライブ109、図示しないCD−ROMドライブなどを介して当該プログラムを入力し、ハードディスク105に格納する。そして、ハードディスク105に格納されたプログラムをメインメモリ103に読み込んで展開し、CPU101にて実行することにより、これらの機能を実現する。
【0021】
上記の構成において、通信制御部10は、インターネットを介してクライアントC1、サーバWS2、WS3との間でパケット交換を行い、リクエスト(HTTPリクエスト)やレスポンス(HTTPレスポンス)の送受信を行う。
【0022】
セッション管理部20は、通信制御部10にてクライアントC1からのリクエストを受信すると、このリクエストに応じてHTTPセッションを発生させる。そして、内蔵されたタイマーをカウントして計時する。HTTPセッションに関しては、セッションタイムアウト機能が予め設けられており、タイマーのカウント値がタイムアウトの設定値に達したならば、セッション管理部20は当該HTTPセッションを終了させる。
【0023】
アプリケーション実行部30は、セッション管理部20の管理下のHTTPセッションに対する処理を実行する。処理の内容は任意であるが、本実施の形態におけるサーバWS1においては、この処理の中で、自身のウェブサービス(HTTPセッション)に関連するウェブサービスを行う関連サーバであるサーバWS2、WS3にリクエストを送信し、ウェブサービスを呼び出す。
【0024】
セッションタイムアウト制御部40は、アプリケーション実行部30による処理の中で関連サーバである他のサーバWS2、WS3のウェブサービスが呼ばれる場合に、リクエストの発行に先立って、サーバWS1aにリクエストを送信し、その処理を呼び出す。そして、サーバWS2、WS3の各HTTPセッションにおけるセッションタイムアウトの設定値である管理時間T2、T3を決定し、サーバWS1aに登録する。セッションタイムアウト制御部40において決定される管理時間の値については、後で詳述する。
【0025】
図4は、本実施の形態によるサーバWS1aの機能構成を示す図である。
図4に示すように、サーバWS1aは、ネットワークを介してサーバWS1、WS2、WS3と情報の送受信を行うための通信制御部10と、サーバWS1からサーバWS2、WS3における管理時間を受け付けて管理するためのベクターテーブル管理部50およびベクターテーブル51とを備える。なお、通信制御部10は、サーバWS1における通信制御部10と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0026】
ベクターテーブル管理部50は、例えば図2に示したプログラムされたCPU101にて実現される仮想的なソフトウェアブロックである。CPU101を制御するプログラムは、具体的には、例えばJava(米国サンマイクロシステムズ社の商標)サーブレットとして記述され、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記憶媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより提供される。
ベクターテーブル51は、サーバWS1のHTTPセッションごとにサーバWS2、WS3の処理における管理時間を保持するデータ構造(配列)であり、例えば図2のメインメモリ103上に構築される。
【0027】
上記構成において、ベクターテーブル管理部50は、通信制御部10にてサーバWS1からのリクエストを受信すると、このリクエストに応じてHTTPセッションを発生させ、当該HTTPセッション用のベクターテーブル51を生成する。そして、当該ベクターテーブル51を特定するID情報と、管理時間T2、T3とを登録する。この登録値は、後にサーバWS2、WS3にて利用されるが、サーバWS2、WS3が参照しに来る順番で登録される。すなわち、ベクターテーブル51には、サーバWS2、WS3における処理の開始順の情報も保存される。なお、ID情報は、サーバWS1において指定し、サーバWS1aを呼び出した際にサーバWS1aに与えても良いし、ベクターテーブル51を生成した際にサーバWS1aにて指定し、サーバWS1へ通知するようにしても良い。
【0028】
図5は、本実施の形態におけるサーバWS2、WS3の機能構成を示す図である。
図5に示すように、リプライアであるサーバWS2、WS3は、ネットワークを介してサーバWS1、WS1aと情報の送受信を行うための通信制御部10と、サーバWS2、WS3自身が提供するウェブサービスのHTTPセッションを管理するセッション管理部20と、当該ウェブサービスにおける処理を実行するアプリケーション実行部30と、サーバWS1aからHTTPセッションの管理時間(登録値)を取得し、自身のセッションタイムアウトの設定を行うセッションタイムアウト設定部60とを備える。なお、通信制御部10、セッション管理部20およびアプリケーション実行部30は、サーバWS1における対応する構成要素と同様であるため、同一の符号を付して説明を省略する。
【0029】
セッションタイムアウト設定部60は、例えば図2のプログラム制御されたCPU101にて実現される仮想的なソフトウェアブロックである。CPU101を制御するプログラムは、具体的には、例えばJava(米国サンマイクロシステムズ社の商標)サーブレットとして記述され、磁気ディスクや光ディスク、半導体メモリ、その他の記憶媒体に格納して配布したり、ネットワークを介して配信したりすることにより提供される。
【0030】
このセッションタイムアウト設定部60は、セッション管理部20によりHTTPセッションが発生すると、アプリケーション実行部30による処理の開始に先立って、サーバWS1aを呼び出す。そして、自身のHTTPセッションに対応する管理時間の登録値(サーバWS2であれば管理時間T2、サーバWS3であれば管理時間T3)を取得する。そして、取得した管理時間によって、セッション管理部20におけるセッションタイムアウトの設定を行う。
【0031】
ここで、セッションタイムアウト制御部40において決定されるセッションタイムアウトにおける管理時間の値について説明する。
図6は、サーバWS1に呼ばれるサーバWS2、WS3の処理の実行手順及び各処理に要する時間を示す図である。
図6に示すように、サーバWS1における処理の中で、サーバWS2の処理→サーバWS3の処理→サーバWS2の処理→サーバWS3の処理という順で実行される場合、各処理に要する時間がそれぞれTa、Tb、Tc、Tdとする。この場合、サーバWS3の処理実行中にサーバWS2の処理でセッションタイムアウトが発生しないためには、サーバWS2におけるセッションタイムアウトの設定値T2を、
T2≧Ta+Tb+Tc+Td
とする。また、サーバWS3の処理実行中にサーバWS2の処理でセッションタイムアウトが発生しないためには、サーバWS3におけるセッションタイムアウトの設定値T3を、
T3≧Tb+Tc+Td
とする。なお、サーバWS1の処理におけるセッションタイムアウトの設定値T1は、サーバWS2、WS3の全ての処理を包含する必要から、
T1≧T2≧Ta+Tb+Tc+Td
であることは言うまでもない。このように、セッションタイムアウトのための管理時間はウェブサービスを提供するサーバごとに、あるいはサービスごとに個別に設定することが可能である。なお、処理に要する時間Ta、Tb、Tc、Tdは、サーバやネットワークの環境、トラフィックの状態等に大きく影響を受けるので、同種のウェブサービスにおける実態を参酌したり、実際のウェブサービスの稼働状況をフィードバックしたりすることによって、決めることが好ましい。
【0032】
以上のように、本実施の形態では、所定のサーバ(サーバWS1)のHTTPセッションにおいて他の複数の関連サーバ(サーバWS2、WS3)を呼び出す場合に、これら関連サーバにおけるHTTPセッションのセッションタイムアウトの設定値(管理時間)をリクエスタ側で指定する。これにより、当該関連サーバにおけるHTTPセッション中に、他の関連サーバにおけるHTTPセッションがセッションタイムアウトによって終了してしまうことを防ぐことができる。したがって、本実施の形態は、リクエスタ側で指定された管理時間が、関連サーバにおけるデフォルトのセッションタイムアウトの設定値よりも長くなる場合(すなわちデフォルトのセッションタイムアウトを延長することとなる場合)に特に有効である。また、関連サーバにおけるHTTPセッションが短時間で実行できる処理である場合に、当該関連サーバにおけるデフォルトのセッションタイムアウトの設定値よりも短い管理時間を指定することも可能である(すなわちデフォルトのセッションタイムアウトを延長することとなる)。
【0033】
なお、図1では、簡単のため、クライアントC1からアクセスするコントロールポイントとなるサーバをサーバWS1の1台、セッションタイムアウトの管理時間を登録するサーバをサーバWS1aの1台、サーバWS1から呼ばれるサーバをサーバWS2、WS3の2台としたが、図示の構成に限定されるものでないことは言うまでもない。提供されるウェブサービスによっては、サーバWS1から呼ばれるサーバは3台以上としても良い。また、サーバWS2、WS3からさらに別のサーバにて提供されるウェブサービスを呼ぶこともできる。この場合、サーバWS2、WS3は、リプライアとしての図5に示した構成を備えるほか、リクエスタとして図3に示した構成をも備えることとなる。同様に、サーバWS1のウェブサービスが他のサーバにおけるウェブサービスから呼ばれることも可能であり、この場合は、サーバWS1が図5に示したリプライアとしての構成を兼備することとなる。
【0034】
さらに、サーバWS1aは、サーバWS1もしくは他のサーバをコントロールポイントとする、関連のあるウェブサービスの組を複数、管理することができる。この場合、各ウェブサービスの組は、ベクターテーブル51に登録されたID情報にて識別される。すなわちサーバWS1aは、ベクターテーブル管理部50により複数のベクターテーブル51を管理することにより、対応するウェブサービスの組を管理する。また図1では、サーバWS1aを独立したサーバとして図示しているが、物理的には例えばサーバWS1と同一のサーバマシンにて構築することも可能である。
【0035】
次に、本実施の形態によるHTTPセッションコントロールの実装例について説明する。
上述したサーバWS1、WS1a、WS2、WS3の各機能はJavaのサーブレットとして実装されているものとする。
サーバWS1aのサーブレットは、上述したベクターテーブル管理部50の機能を実現するサービスメソッド(setGlobalSessionTime/getGlobalSessionTime)を持つ。これにより、所定のHTTPセッションにおける管理時間の設定や、当該設定値を外部から参照することが可能となる。setGlobalSessionTime()メソッドは、サーバWS1aの内部テーブル(ベクターテーブル51)に、呼び出された順番に管理時間を保持する。また、getGlobalSessionTime()メソッドは、呼び出された順番に、登録IDを引数にして内部テーブル(ベクターテーブル51)に保持されている値(管理時間の登録値)をリターンする。
【0036】
サーバWS1のサーブレットは、サーバWS2、WS3のサービス内容に応じて、サーバWS2の管理時間T2と、サーバWS3の管理時間T3とを決定する。そして、サーバWS1aのsetGlobalSessionTime()メソッドを呼び出す。これにより、サーバWS1aの内部テーブル(ベクターテーブル51)に、管理時間T2、T3が登録される。また、アプリケーション実行部30の機能を実現するサーバWS1のサービスメソッドは、関連サーバであるサーバWS2、WS3のサービスメソッドを順次呼び出す。
【0037】
サーバWS2、WS3のサーブレット(RpcRouterServlet)は、アドインされたHTTPセッションのリスナークラスを持つ。すなわち、サーバWS1からサーバWS2、WS3への最初の呼び出しの時に、セッション管理部20の機能を実現するメソッドにより、HTTPセッション(オブジェクト)が作成される。そしてこの時、HttpSessionListenerクラスを実装したリスナークラス(sessionTimeSetListener)内のメソッド(sessionCreated())がHTTPセッション作成時にただ一度だけ呼び出される。このsessionCreated()メソッドを利用してサーバWS1aのgetGlobalSessionTimeを呼び出す。サーバWS1のセッションタイムアウト制御部40にて指定された管理時間T2、T3が、対応するサーバWS2、WS3にそれぞれ伝播され、各々のHTTPセッションにおけるセッションタイムアウトの設定値として設定される。なお、HTTPセッションのリスナークラスをアドインで追加することにより、ウェブモジュールのディプロイメント・ディスクリプタ(Web.Xml)に定義を追加するだけで機能を実現できるため、サーバWS2、WS3における既存のウェブサービスのプログラム自体には何ら変更を加えることなく、セッションタイムアウトの設定を行うことが可能である。
【0038】
次に、本実施の形態の動作について、さらに詳細に説明する。
サーバWS1が旅行予約、サーバWS2が飛行機予約、サーバWS3がレンタカー予約のウェブサービスを提供している場合を考える。
図7は、サーバWS1の動作を説明するフローチャート、図8は、サーバWS1aの動作を説明するフローチャート、図10は、サーバWS2、WS3の動作を説明するフローチャートである。
図7に示すように、まずエンドユーザのクライアントC1から旅行予約のリクエストを受信すると(ステップ701)、サーバWS1において、まず当該エンドユーザの認証を行い、そのユーザIDをメインメモリ103等に保存する(ステップ702)。このリクエストには旅行予約に必要なパラメータ(飛行機予約に必要なパラメータおよびレンタカー予約に必要なパラメータを含む)が含まれている。
【0039】
次に、サーバWS1は、サーバWS2の管理時間T2とユーザIDとを引数にしてサーバWS1aのsetGlobalSessionTime()メソッドを呼び出す(ステップ703)。これにより、サーバWS1aのベクターテーブル51に管理時間T2が登録される。この時点で、ベクターテーブル51のインデックスカウンタのカウンタ値は1となる。さらにサーバWS1は、サーバWS3の管理時間T3とユーザIDとを引数にしてサーバWS1aのsetGlobalSessionTime()メソッドを呼び出す(ステップ704、703)。これにより、サーバWS1aのベクターテーブル51に管理時間T2が登録される。この時点で、ベクターテーブル51のインデックスカウンタのカウンタ値は2となる。なお、ベクターテーブル51のIDは、サーバWS1が所持する。このIDは、エンドユーザのユーザIDと同じ値出も良い。
【0040】
関連サーバであるサーバWS2、WS3のHTTPセッションに関する管理時間をサーバWS1aに登録した後、サーバWS1は、エンドユーザのユーザIDと飛行機予約のためのパラメータを引数にして、サーバWS2の飛行機予約サービスを呼び出す。また、エンドユーザのユーザIDとレンタカー予約のためのパラメータを引数にして、サーバWS3のレンタカー予約サービスを呼び出す(ステップ704、705)。
この後、サーバWS1は、サーバWS2、WS3から仮予約の情報を含むレスポンスを受け付けると、この仮予約の情報を表示出力等の手段でエンドユーザに提示する(ステップ706)。そして、エンドユーザから予約内容を肯定する入力を受け付けると、サーバWS2、WS3に対して予約確定を通知し(ステップ707)、必要な後処理を行う(ステップ708)。
【0041】
サーバWS1aは、図8に示すように、サーバWS1からのリクエストを受け付け、管理時間T2、T3をベクターテーブル51に登録し内部変数として保持する(ステップ801)。図9は、このときに作成されるベクターテーブル51の構成を示す図である。図9に示すように、ベクターテーブル51には、ユーザID「ID1」と、管理時間T2、T3が登録されている。また、管理時間T2、T3は、リクエストを受け付けた順に登録されている。
次に、サーバWS1aは、ユーザIDを引数にしたサーバWS2からのリクエストを受け付け、ベクターテーブル51の最初に登録されている管理時間T2をサーバWS2へ返す(ステップ802)。このとき、ベクターテーブル51のインデックスカウンタのカウンタ値は2から1に変わる。
さらに、ユーザIDを引数にしたサーバWS3からのリクエストを受け付けると、サーバWS1aは、ベクターテーブル51の2番目に登録されている管理時間T3をサーバWS3へ返す(ステップ803)。このとき、ベクターテーブル51のインデックスカウンタのカウンタ値は1から0に変わる。
【0042】
サーバWS2は、図10に示すように、サーバWS1からのリクエストを受け付けると、飛行機予約のためのHTTPセッションを作成する(ステップ1001)。そして、HttpSessionListenerクラスを実装したリスナークラス(sessionTimeSetListener)内のsessionCreated()メソッドを呼び出す(ステップ1002)。
sessionCreated()メソッドは、HTTPセッションが作成された時にただ一度呼び出されるメソッドであり、このメソッドを利用してサーバWS2は、ベクターテーブル51のIDを引数にしてサーバWS1aに対してgetGlobalSessionTime()メソッドの呼び出しを行い、管理時間T2を取得する(ステップ1003)。この管理時間T2を、HTTPセッションにおけるsetMaxInactiveInterval()メソッドの引数として渡し、当該HTTPセッションのセッションタイムアウトを設定する(ステップ1004)。なお、サーバWS1aのURLは、サーバWS2のウェブディプロイメント・ディスクリプタ(Context-Param)から取得するため、サーバWS1aのURLが変更になった場合でも、アドインされたクラスにおけるプログラムの変更は不要である。
この後、当該HTTPセッションにおける処理を行い、飛行機予約における仮予約の情報を保存する(ステップ1005)。そして、サーバWS1から予約確定の通知を受け取ったならば、仮予約の内容で飛行機予約を確定する(ステップ1006)。
【0043】
同様に、サーバWS3は、サーバWS1からのリクエストを受け付けると、レンタカー予約のためのHTTPセッションを作成する(ステップ1001)。そして、HttpSessionListenerクラスを実装したリスナークラス(sessionTimeSetListener)内のsessionCreated()メソッドを呼び出す(ステップ1002)。
sessionCreated()メソッドを利用して、サーバWS3はベクターテーブル51のIDを引数にしてサーバWS1aに対してgetGlobalSessionTime()メソッドの呼び出しを行い、管理時間T3を取得する(ステップ1003)。この管理時間T3を、HTTPセッションにおけるsetMaxInactiveInterval()メソッドの引数として渡し、当該HTTPセッションのセッションタイムアウトを設定する(ステップ1004)。
この後、当該HTTPセッションにおける処理を行い、レンタカー予約における仮予約の情報を保存する(ステップ1005)。そして、サーバWS1から予約確定の通知を受け取ったならば、仮予約の内容でレンタカー予約を確定する(ステップ1006)。
【0044】
以上のようにして、本実施の形態では、ウェブサービスを提供する所定のサーバをコントロールポイントとして、さらに他のサーバによるウェブサービスを呼び出し協働させて複合的なサービスを提供する場合に、コントロールポイントとして動作するサーバにおいて、これら他のサーバにおけるHTTPセッションのセッションタイムアウトの設定値を指定する。これにより、当該関連サーバにおけるHTTPセッション中に、他の関連サーバにおけるHTTPセッションがセッションタイムアウトによって終了してしまうことを防ぐことができるため、関連のあるウェブサービスを効果的に連携して提供することができる。
また、本実施の形態は、セッションタイムアウトの管理時間を管理するサーバWS1aを別個に設け、アドイン等の手段でセッションタイムアウトを設定するため、ウェブサービスを提供するサーバにおける既存のアプリケーションの実装に依存しない。したがって、導入が容易である。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、関連のあるウェブサービスによる複合的なサービスの効果的な提供を実現することができる。
また本発明によれば、ウェブサービスを効果的に提供することにより、ウェブサービスの信頼性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態のHTTPセッションコントロールが適用されるネットワークシステムの全体構成を示した図である。
【図2】 図1に示した本実施の形態における各サーバ及びクライアントを実現するコンピュータ装置のハードウェア構成の例を模式的に示した図である。
【図3】 本実施の形態によるサーバWS1の機能構成を示す図である。
【図4】 本実施の形態によるサーバWS1aの機能構成を示す図である。
【図5】 本実施の形態におけるサーバWS2、WS3の機能構成を示す図である。
【図6】 本実施の形態において、サーバWS1に呼ばれるサーバWS2、WS3の処理の実行手順及び各処理に要する時間を示す図である。
【図7】 本実施の形態におけるサーバWS1の動作を説明するフローチャートである。
【図8】 本実施の形態におけるサーバWS1aの動作を説明するフローチャートである。
【図9】 本実施の形態で用いられるベクターテーブルの構成例を示す図である。
【図10】 本実施の形態におけるサーバWS2、WS3の動作を説明するフローチャートである。
【図11】 従来のウェブサービスにおいて所定のサーバから他の複数のサーバを呼び出す様子を示す図である。
【符号の説明】
10…通信制御部、20…セッション管理部、30…アプリケーション実行部、40…セッションタイムアウト制御部、50…ベクターテーブル管理部、51…ベクターテーブル、60…セッションタイムアウト設定部、101…CPU、103…メインメモリ、105…ハードディスク、106…ネットワークインターフェイス
Claims (10)
- ネットワークを介して接続された複数のサーバを協働させて所定の処理を実行する情報処理システムにおいて、
リクエスタとして他のサーバの処理を呼び出して、当該処理を実行させる第1のサーバと、
リプライアとして他のサーバからのリクエストに応じて所定の処理を実行する第2のサーバと、
前記ネットワーク上に前記第1のサーバおよび前記第2のサーバとは独立に設けられた第3のサーバとを備え、
前記第1のサーバは、前記第2のサーバの処理におけるセッションタイムアウトの管理時間を指定し、当該管理時間を前記第3のサーバのメモリに構築されたテーブルに登録し、
前記第2のサーバは、前記テーブルを参照して前記管理時間を取得し、当該管理時間に基づいて自装置の処理におけるセッションタイムアウトを設定することを特徴とする情報処理システム。 - 前記第2のサーバは、前記ネットワーク上に複数存在し、前記第1のサーバは、各々の前記第2のサーバに対して個別に前記管理時間を指定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
- ネットワークを介して接続された複数のサーバを協働させて所定の処理を実行する情報処理システムにおいて、
リクエスタとして他のサーバの処理を呼び出して、当該処理を実行させる第1のサーバと、
リプライアとして他のサーバからのリクエストに応じて所定の処理を実行する複数の第2のサーバとを備え、
前記第1のサーバは、前記第2のサーバの処理におけるセッションタイムアウトの管理時間を指定し、呼び出して処理を実行させる順番で、各々の当該第2のサーバの管理時間を、前記ネットワーク上の所定の記憶手段に構築されたテーブルに登録し、
前記第2のサーバは、前記第1のサーバにて指定された前記管理時間に基づいて自装置の処理におけるセッションタイムアウトを設定することを特徴とする情報処理システム。 - 前記テーブルは、前記ネットワーク上に独立に設けられた第3のサーバのメモリに構築されたことを特徴とする請求項3に記載の情報処理システム。
- ネットワークに接続し、当該ネットワークを介して接続された所定のサーバの処理を呼び出して実行させる情報処理装置において、
所定の処理を実行し、当該処理において前記所定のサーバの処理を呼び出すアプリケーション実行部と、
前記アプリケーション実行部が前記所定のサーバの処理を呼び出す場合に、当該所定のサーバにおける処理のセッションタイムアウトの管理時間を指定し、前記ネットワーク上に独立に設けられ前記所定のサーバからアクセス可能な他のサーバのメモリに当該管理時間を格納するセッションタイムアウト制御部と
を備えることを特徴とする情報処理装置。 - 前記アプリケーション実行部は、複数の前記所定のサーバの処理を呼び出し、
前記セッションタイムアウト制御部は、呼び出して処理を実行させる順番で、前記所定のサーバの前記管理時間を指定することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。 - ネットワークに接続し、当該ネットワークを介してなされたリクエストに応じて所定の処理を実行する情報処理装置において、
情報処理装置の処理におけるセッションタイムアウトの管理時間をテーブルに登録して保持するデータ格納手段と、
前記ネットワークに接続された第1の情報処理装置からのリクエストを受け付けて、当該リクエストと共に送られた前記管理時間を前記データ格納手段の前記テーブルに登録し、前記ネットワークに接続された第2の情報処理装置からのリクエストを受け付けて、前記データ格納手段の前記テーブルに登録されている前記管理時間を当該第2の情報処理装置に返すデータ管理手段とを備え、
前記データ管理手段は、
前記第1の情報処理装置からのリクエストに従って前記第2の情報処理装置に処理を実行させる順番で前記管理時間を前記データ格納手段の前記テーブルに登録し、
前記第2の情報処理装置からのリクエストを受けた順番に従って、当該第2の情報処理装置に、前記データ格納手段の前記テーブルに登録されている前記管理時間を返すことを特徴とする情報処理装置。 - ネットワークに接続されたコンピュータを制御して、当該ネットワークを介して接続された所定のサーバの処理を呼び出して実行させるプログラムであって、
所定のコンピュータの処理で他のコンピュータの処理を呼び出す場合に、当該他のコンピュータにおける処理のセッションタイムアウトの管理時間を設定する機能と、
前記ネットワーク上に独立に設けられたサーバに対してリクエストを発行し、当該サーバのメモリに前記管理時間を格納する機能と、
前記他のコンピュータの処理を呼び出して実行させる機能とを
前記コンピュータに実現させることを特徴とするプログラム。 - 前記他のコンピュータの処理を呼び出して実行させる機能では、複数の前記他のコンピュータの処理を呼び出し、
前記管理時間を設定する機能では、呼び出して処理を実行させる順番で、前記他のコンピュータの前記管理時間を指定する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とする請求項8に記載のプログラム。 - ネットワークに接続されたコンピュータに、当該ネットワークを介してなされたリクエストに応じて所定の処理を実行させるプログラムであって、
情報処理装置の処理におけるセッションタイムアウトの管理時間をテーブルに登録して保持するデータ格納機能と、
前記ネットワークに接続された第1の情報処理装置からのリクエストを受け付けて、当該リクエストと共に送られた前記管理時間を前記テーブルに登録し、前記ネットワークに接続された第2の情報処理装置からのリクエストを受け付けて、前記テーブルに登録されている前記管理時間を当該第2の情報処理装置に返すデータ管理機能とを前記コンピュータに実現させ、
前記データ管理機能において、
前記第1の情報処理装置からのリクエストに従って処理を実行させる順番で前記管理時間を前記テーブルに登録する処理と、
前記第2の情報処理装置からのリクエストを受けた順番に従って、当該第2の情報処理装置に、前記テーブルに登録されている前記管理時間を返す処理とを前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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