JP3882551B2 - 映像情報記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、映像情報を記録再生する映像記録装置に関し、特に、複数の記録メディアに対応して、記録メディアに応じて記録情報を選択する映像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、映像情報をディスク形状の記録メディアに記録する方法として、リアルタイムでビデオ記録をし、記録後簡単に編集処理ができるアプリケーションとして、リアルタイムのビデオレコーディングフォーマットがある。これは、TV放送等が放送と同時に録画でき、また、録画後の編集、消去が安易にできる規格となっている。
【0003】
一方、市販DVDプレーヤで見ることを前提とした市販ソフトに採用されているビデオフォーマットは、記録前に編集処理することを前提に考えられた為に、前記ビデオレコーディングフォーマットとは異なる。このため、前記ビデオレコーディングフォーマットで記録されたディスクは市販のDVDプレーヤで見ることが出来ないという問題がある。
【0004】
また、映像情報のディジタル化として、MPEG圧縮方式が確立されつつあるが、可変ビットレート/固定ビットレートやビットレートの2.0Mbpsから10Mbps程度までの設定など記録モードの選択が多数ある。
【0005】
一方で、記録メディアもDVD−RAM、DVD−RW、DVD−Rなど色々なメディアが選択可能になりつつある。
【0006】
尚、この種の記録再生装置の例として、例えば、特開2001-36861や特開2000−322742等が挙げられる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来技術は、たとえば放送番組のジャンルに応じて録画モード(ビットレートの選択)を自動的に選択するものなどがあるが、カメラ撮影に関しては考慮されておらず、カメラ撮影ではジャンルの自動判別が適用できないと言う問題がある。また、複数の記録フォーマットに対応することや、動画および静止画撮影に対応することも全く考慮されていない。
【0008】
本発明の目的は、装填可能な複数の記録メディアに対応することで、各記録メディアに応じた多くの記録モードの選択を自動的に設定または一部を制限することで、より簡単な操作で最適な記録モードの設定を可能にすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する為に、例えば、複数種類の記録媒体の装填を受け付ける映像記録装置において、映像信号の記録フォーマット処理を行う記録データ処理手段と、装填された記録媒体を判別する媒体判別手段と、前記媒体判別手段に応じて、前記記録データ処理手段の記録フォーマットを変更するデータ処理変更手段とを設けたものである。
【0010】
また、前記データ処理変更手段は、ビデオフォーマットとビデオレコーディングフォーマットを切り換える様にしたものである。
【0011】
さらに、前記媒体判別手段が1回のみの追記型記録メディアと判別したときに、前記データ処理変更手段はビデオフォーマットに切り換えるようにしたものであ
る。
【0012】
さらに、前記媒体判別手段が書き換え可能な書換型記録メディアと判別したときに、前記データ処理変更手段はビデオレコーディングフォーマットに切り換えるようにしたものである。
【0023】
また、上記目的を達成する為に、例えば、複数種類の記録媒体の装填を受け付ける映像記録装置において、映像信号を少なくともビデオフォーマットまたはビデオレコーディングフォーマットの記録フォーマットに変換する記録データ処理手段と、前記記録データ処理手段の記録フォーマットを指定するモード選択手段と、装填された記録媒体を判別する媒体判別手段と、前記媒体判別手段に応じて、前記モード選択手段の一部を制限する制限手段とを設けたものである。
【0024】
また、前記媒体判別手段が1回のみの追記型記録メディアと判別したときに、前記制限手段は前記記録データ処理手段のビデオレコーディングフォーマットの選択を禁止するようにしたものである。
【0029】
また、上記目的を達成する為に、上記のいずれかひとつの記録再生装置の前記映像信号は撮像センサーとその出力信号を処理する信号処理回路から成るカメラ部から得られるカメラ一体型の装置とするものである。
【0030】
また、上記目的を達成する為に、上記のいずれかひとつの記録再生装置の前記映像信号はテレビ放送信号とするものである。
【0032】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を図1により説明する。図1はディスク記録媒体を用いたカメラ一体型記録再生装置を示すものである。図1において、1はマイク、2はオーディオ入力処理回路、3はオーディオ出力回路、4は音声出力端子、5はレンズユニット、6は撮像センサー(CCD)、7はカメラ映像信号処理回路、8は映像/音声の圧縮/伸張処理回路、9は映像表示/出力処理回路、10は表示手段(LCD)、11はレンズユニット5のドライバ、12はデジタル音声/映像入力端子、13はデジタルインターフェース処理回路、14はデジタル出力端子、15はD−RAM、16は装置全体の制御マイコン、17はフラッシュメモリ(F−RAM)、18は装置の操作スイッチ(SW),19はインターフェース回路、20は外部電源入力端子、21は充電回路、22はバッテリー、23は電源回路(DC−DCコンバータ)、24はディスクメディアの信号/制御処理回路、25はD−RAM、26はS−RAM、27はフラッシュメモリ(F−RAM)、28は記録再生部の制御マイコン、29は記録回路、30は再生回路、31はメディアへ記録再生を行うピックアップ、32はディスクメディア、33はスピンドルモータ、34はピックアップ31をディスクメディア上を移動させる送りモータ、35はスピンドルモータ33と送りモータ34とピックアップ31内のフォーカス方向およびトラッキング方向のアクチュエータ(図示せず)を、それぞれ駆動するアクチュエータドライバ、36は映像出力端子をそれぞれ示す。
【0033】
ここで、まずカメラ部の動作を説明する。画像情報はレンズユニット5を介して、撮像センサー6にて電気信号に変換され、カメラ映像信号処理回路7にて映像信号に変換される。一方、音声はマイク1を介して、オーディオ入力処理回路2にて音声信号に変換される。これらの信号は映像/音声の圧縮/伸張処理回路8にて、デジタル映像/音声圧縮信号に変換される。圧縮方式としては動画を扱うMPEG方式や静止画を扱うJPEG方式などを実施する。また、デジタル音声/映像入力端子12より、外部からの入力情報を切り替えて扱う事も出来る。
【0034】
一方、出力手段としては、前記映像/音声の圧縮/伸張処理回路8から音声信号はオーディオ出力回路3を介して音声出力端子4に出力される。また、映像信号は映像表示/出力処理回路9を介して表示手段10にて表示すると同時に、映像出力端子36より出力される。さらに、デジタルインターフェース処理回路13を介してデジタル出力端子14よりデジタル映像/音声信号を出力する。ここでは、映像/音声の圧縮/伸張処理回路8を介して入力信号と出力信号を説明したが、これらの出力信号は必ずしも音声信号および映像信号とも圧縮/伸張処理を施す必要はないことは言うまでもない。
【0035】
また、これらの手段は使用者が操作スイッチ18を操作することにより動作する。操作スイッチ18の出力は装置全体の制御マイコン16に入力される。制御マイコン16はドライバ11を介してレンズユニット5を制御して被写体を撮像センサー6上に希望の画像を捕らえる。また、映像/音声の圧縮/伸張処理回路8にて、動画や静止画をデジタル信号に圧縮してD−RAM15に一時記憶するように制御する。これらの信号は、インターフェース回路19を介して、ディスク型記録再生装置の信号/制御処理回路24へ送られる。このインターフェース回路としては、たとえばATAPI規格等が採用される。また、フラッシュメモリ17は、制御マイコン16を動作するプログラム等を記憶するメモリである。
【0036】
ディスク型記録再生装置は、入力されて動画または静止画情報を信号/制御処理回路24とD−RAM25にてディスクメディアに応じた記録フォーマットに変換し、記録回路29、ピックアップ31を介してディスクメディア32に記録する。また、このディスクメディア32とピックアップ31の相対位置は、ピックアップ31を時分割にて再生動作して、ディスクメディア32上から予め書き込まれた位置情報を再生回路30を介して検出し、信号/制御処理回路24および制御マイコン28にて処理し、アクチュエータドライバ35を介して、各アクチュエータであるスピンドルモータ33と送りモータ34および図示していないがピックアップ31内にあるフォーカス及びトラッキングを制御するアクチュエータを駆動する。ちなみに、S−RAM26およびフラッシュメモリ27は制御マイコン28の演算データの一時記憶やプログラム等を記憶する。
【0037】
また、本装置は、外部電源入力端子20から供給される電源またはこの電源にて充電回路21を活用して充電されたバッテリー22の電源を電源回路23にて必要な各部への電源を供給している。
【0038】
以上、記録動作について述べてが、再生時にはほぼこれらの反対の動作が行われる。すなわち、ディスクメディア32からピックアップ31および再生回路30を介してディスクメディア32上の情報を検出し、信号/制御処理回路24および制御マイコン28によりディスクメディアに応じた記録フォーマットを復調し、インターフェース回路19を介して映像/音声の圧縮/伸張処理回路8へ戻し、ここで、圧縮された映像信号および音声信号を伸張して、映像表示/出力処理回路9やオーディオ出力回路3を介して表示手段10および音声出力端子4と映像出力端子36に出力する。また、伸張する前の情報をデジタルインターフェース処理回路13を介してデジタル出力端子14に出力する。
【0039】
ここで、映像信号を扱うディスクメディア32としては、たとえば、表1に示すようなものがある。再生専用としてDVD−ROM、1回のみの追記型としてDVD−R、書き換え可能なメディアとしてDVD−RWおよびDVD−RAMがある。そして、記録フォーマットとしては、たとえば、ビデオフォーマット(DVD Video format)とビデオレコーディングフォーマット(Video recording format)が提案されている。
【0040】
【表1】
ビデオフォーマットは、映画等の事前に充分に編集処理された映像情報を、たとえばマルチアングルやパレンタル再生、ランダム・シャッフル再生などの独自の機能を実現したり、早送り、巻き戻しなどの特殊再生をサポートするための強力な情報データを持っている。
【0041】
また、ビデオレコーディングフォーマットは、この書き換え型ディスクを前提に編集処理を経ずにリアルタイムでビデオ信号記録をし、記録後簡単に編集処理ができるアプリケーションを考慮している。しかし、このビデオレコーディングフォーマットで記録された信号は、先のビデオフォーマットで記録された再生専用ディスクを再生する為の多くのDVDプレーヤでは再生できないものが多いと言う問題がある。
【0042】
この問題は、特にビデオカメラにおいてディスクメディアに記録する際に、書き換え型ディスクであるDVD−RWやDVD−RAMでは、一旦、ビデオレコーディングフォーマットで記録した後、編集作業を行い再びビデオフォーマットに変換して再記録する事で解決できるが、1回のみの追記型ディスクであるDVD−Rディスクではビデオレコーディングフォーマットで1度記録してしまうと、再度書き換える事が出来ずそのディスクは上記多くのDVDプレーヤで再生する事は出来ない。
【0043】
そこで、本実施例のひとつの特徴を図2を用いて説明する。すなわち、本装置に装填されたディスクメディアを判別し、そのディスクメディアがDVD−Rと判別された場合には、自動的にビデオフォーマットで記録するモードを選択する。また、DVD−RAMなどの書き換え型ディスクメディアに対しては、自動的にビデオレコーディングフォーマットにて記録するモードを選択する。
【0044】
この判別手段の一例として、表2に各メディアの判断情報の例を示す。たとえば、映像信号を扱える物として、書き換え耐力が10万回を想定する第1世代のDVD−RAMディスク(2.6GB容量)や第2世代のDVD−RAM(4.7GB容量)は、反射率が15〜25%であり、書き換え耐力が1000回程度を予測するDVD−RWディスクは反射率が18〜30%であるのに対して、1回のみ記録の追記型DVD−Rディスクは反射率が45〜85%と大きく両者を判別する情報となりえる。また、各ディスクにはコントロールデータとして異なる情報が予め書き込まれており、この情報を検出することで、より正確な判別が可能である。
【0045】
【表2】
これらの検出は、図1のピックアップ31および再生回路30を介して、ディスクメディア32上から表2に示す各パラメータを検出する事により判別する。たとえば、ディスク面にピックアップ31からレーザを光照射してその反射率を測定して判別する。また、最終的にはディスク内周側(通常、リードイン領域と呼ばれる)に記録されている各ディスクごとに異なるコントロールデータを検出して判断する。
【0046】
また、他の方法例を図3に示す。同図では、メディア判別を行いDVD−Rメディアに対しては、図2と同様に処理し、DVD−RAMに関しては、自動的にビデオレコーディングフォーマットで記録するモードを選択し、DVD−RWに対しては、予めメニューモード等にて使用者が選択した記録モードに従いビデオフォーマットまたはビデオレコーディングフォーマットで記録するモードを選択するものである。このようにする事で、使用者は装置へ装填するメディアにより自動的に記録フォーマットが決まるために、誤って希望の記録フォーマットで記録できないと言う問題が解消される。また、記録動作を行う際に、いちいち記録フォーマットを確認する必要がなくなる。また、使用者の選択希望をたとえば、同図のようにDVD−RWディスクに対してのみ残す事により、使用者の選択も可能とする。
【0047】
また。他の方法例を図4に示す。同図では、上記図3に対してDVD−RWのみではなくDVD−RAMメディアに対しても使用者の記録フォーマット選択を可能としたものである。
【0048】
上記した如く、少なくとも、1回のみの追記型記録メディア(DVD−R)に対しては、自動的にビデオフォーマットで記録するモードを選択することで、使用範囲を限定すると同時に、使用者が誤った記録フォーマットを選択する可能性をなくすることが出来る。
【0049】
次に、他の記録パラメータの選択手段について図5を用いて説明する。本装置に装填されたディスクメディアを判別し、そのディスクメディアがDVD−Rと判別された場合には、自動的に固定ビットレートの画像圧縮モードを選択する。また、DVD−RAMおよびDVD−RWと判別された場合には、自動的に可変ビットレートの画像圧縮モードを選択するものである。ここで、ディスクメディアの判別方法は、上記図2で記載したものと同じである。
【0050】
これらの選択モードは、図1の映像/音声の圧縮/伸張処理回路8にて切り換えられる。撮像センサー6を介してカメラ映像信号処理回路7にて処理された映像信号をどのような情報として記録再生装置に記録するかを選択する記録モードを表3に纏める。
【0051】
【表3】
ビデオカメラとして、静止画記録(たとえば、JPEG圧縮)や動画記録(たとえば、MPEG圧縮)の選択が可能である。これらの動作は、操作スイッチ18として、たとえば動画撮影用「録画」ボタンと静止画撮影用「フォト」ボタンを設け、この操作を制御マイコン16が検出し、上記映像/音声の圧縮/伸張処理回路8に切換信号を供給することにより実現する。次に、動画モードにおいても、高画質な記録を可能にする為に高ビットレート(表3では、10Mbps)、と標準画質で長時間記録できる低ビットレート(表3では、6Mbps)の選択がある。また、高画質と長時間記録を両立する為に、撮影画像に情報量が多い(複雑なパターンで、動きの多い映像など)場合には圧縮率を下げ、情報量が少ない(単純なパターンで動きが少ない映像など)場合には圧縮率を上げて、出力ビットレートは変化するが画質は常に高画質を維持する可変ビットレートの圧縮モードがある。
【0052】
以上の如く、画像圧縮方法のパラメータも多く、これらを使用者が常に最適に選択することは難しい。一般には、上記操作スイッチ18および制御マイコン16と表示手段10を使用して、選択可能なメニュー画面操作を提供している。しかし、これらの設定も上記した記録フォーマットと同様に(より以上に複雑である)、煩雑であり誤って使用する可能性が高い。
【0053】
図5では、先ず装填するディスクメディアの種類によって、使用する動画撮影の固定ビットレートおよび可変ビットレートの選択を自動的に決定した。ここで、特に1回のみの追記型ディスク(DVD−R)メディアでは、先に記載したようにビデオフォーマットで記載することが考えられる。このビデオフォーマットでは、たとえば前記したサーチ情報として0.5秒から2分前と0.5秒から2分先の映像データの記録アドレス書き込むことにより再生時のサーチ再生を正確に実現している。しかし、可変ビットレートでこれを実現しようとすると上記の前後2分間分の映像情報を一旦バッファメモリに蓄える必要があり、D−RAM15またはD−RAM25が非常に大容量な物が必要となり、携帯機器を前提としたビデオカメラには適していない。そこで、固定ビットレートを採用することで、たとえば2分前および2分後の記録アドレスを一定間隔にする事で上記大容量のバッファメモリを削除することが出来る。また、書換可能な記録メディア(DVD−RAMおよびDVD−RWなど)に対しては、先に記載したようにビデオレコーディングフォーマットを採用することが考えられ、高画質を目指した可変ビットレートを採用する。
【0054】
また、別な選択手段の一実施例を図6に示す。本図と図5の違いは、書換可能な記録メディア(DVD−RAMおよびDVD−RWなど)に対して可変ビットレートを自動選択した後、平均ビットレートを高画質モード(10Mbps)と標準モード(6Mbps)の選択のみを前記した一般的なメニュー選択に任せる物である。平均ビットレートは上記した2つのモードに限定されるものではなくかなり自由に設定可能であり、且つ他のパラメータほど大きな方式変更ではない為に、メニュー選択を用いて誤った操作をした場合にも比較的被害が少ないと考えられるからである。
【0055】
次に、別な一実施例を図7に示す。同図では、装填された記録メディアを判別し、1回のみ記録の追記型メディア(DVD−R)に対しては、動画記録のみ(静止画記録を行わない)に制限するシステムを実施する。これは、書き換え型記録メディア(DVD−RAMおよびDVD−RWなど)に対しては、先に記載したように、たとえばビデオレコーディングフォーマットを使用して記録し、後からプレイリスト機能を使用して、再生プログラム(シーン)の切り出しを行い、好きなプログラム(シーン)を組み合わせたプレイリストを上記書き換え型記録メディアに記録/変更することが出来る。このため、動画と静止画を混同して1枚のディスク状に記録しても使い勝手上大きな問題となりにくい。しかし、1回のみ記録の追記型ディスクでは、このようなプレイリストに当たるデータを後から追加変更するような使い方は適さない。すなわち、このようなデータを入れる容量を事前にディスク上に確保する必要があり、且つ書き換えが出来ない為にこの容量値が有限となり、使用者の活用条件を制限することに成る。そこで、1回のみ記録の追記型記録メディアに対しては、静止画記録を禁止して、動画記録のみとする。一方、書き換え型記録メディアに対しては静止画記録と動画記録の混在を可能とする。この静止画記録を制限する手段は、前記メディア判別を制御マイコン28にて検出し、この結果を信号/制御処理回路24、インターフェース回路19を介して装置全体の制御マイコン16に伝達し、操作スイッチ18内の静止画撮影用「フォト」ボタンの操作を受け付けなくすることで実現する。
【0056】
ここでは、静止画撮影を禁止すると言う実施例を記載したが、反対に、あるメディア(たとえば、DVD−RW)においては、動画撮影を禁止することにより、使い勝手を向上することを行っても良い。
【0057】
また、ここでいう静止画はJPEG圧縮画像のみでなく、MPEG圧縮のIピクチャーのみを使用した静止画に付いても同様であることは言うまでもない。
【0058】
次に、上記静止画記録の制限を表示する一実施例を図8に示す。同図は操作スイッチ18および制御マイコン16の具体的な構成例を示す。同図で、37は「録画」ボタン、38は「フォト」ボタン、39・40は表示手段(LED)を示す。先に記載した図7のにおいて、記録メディアが1回のみ記録の追記型記録メディア(DVD−R)とステップ152(ST152)で判別された場合には、ステップ153(ST153)にて、前記制御マイコンより「録画」ボタンに対応する表示手段39のみを点灯し、「フォト」ボタンに対応する表示手段40を消灯して、使用者に「フォト」ボタン操作による静止画撮影が行えないことは伝える手段を設ける。同様に、ステップ152(ST152)にて、書き換え記録メディアと判断された場合には、ステップ154(ST154)にて、前記制御マイコンより「録画」ボタンおよび「フォト」ボタンに対応する表示手段39・40を点灯して、動画撮影および静止画撮影が行えることを伝える。
【0059】
また、他の一実施例を図9、図10に示す。本構成は、上記表示手段39・40を、前記制御マイコン16から映像/音声の圧縮/伸張処理回路8および映像表示/出力処理回路9を介して表示手段(LCD)10にて表示する方法である。41・42は本表示手段(LCD)10の表示画面を示す。すなわち、静止画撮影および動画撮影が可能な記録メディアが装填された時には、図9に示す表示画面41が表示され、動画撮影のみを可能とする記録メディアが装填された場合には、図10に示す表示画面42が表示される。
【0060】
また、図8の一実施例と図9・図10の一実施例は同時に両方を用いても良い。
【0061】
次に、本発明の別な一実施例を図11を用いて説明する。同図において、図1の構成と同一および同等機能部分には同一符号を記載する。43は音声入力端子、44は映像入力端子、45は放送信号受信用のチューナ、46は映像入力処理回路、47は音声/映像信号の圧縮/伸張処理回路、48は映像出力処理回路、49は操作スイッチ、50は制御マイコン、51はインターフェース回路、52はハードディスクドライブ(HDD)、53は電源回路をそれぞれ示す。
【0062】
本実施例が、図1に示す実施例と異なる点は、カメラ撮影信号のみではなく、外部入力信号として音声入力端子43および映像入力端子44から入力される第1の入力信号、放送信号を受信するチューナから出力される第2の入力信号、デジタル音声/映像入力端子12から入力される第3の入力信号、および他の記録メディアであるハードディスクドライブ(HDD)からの再生される第4の入力信号等に対しても、図2〜図10に示した装填された記録メディア32のメディア判別に従い、記録モード選択を自動化および容易にする各システムが適用できることを示している。
【0063】
ここで、前記第1および第2の入力信号に対する動作は、先に記載したカメラ入力信号とほぼ同じ動作であるので詳細説明は省略する。第3の入力信号である映像/音声デジタル入力信号は、一般に圧縮された音声と映像の多重信号である。本入力信号を音声/映像信号の圧縮/伸張処理回路47にて、ビデオフォーマットまたはビデオレコーディングフォーマットへの変換や、ビットレート変換による可変ビットレートまたは固定ビットレートへの変換と高画質高ビットレートおよび標準低ビットレートへの変換や、必要に応じて動画像および静止画像への変換を行う。これらの変換手段は、上記音声/映像信号の圧縮/伸張処理回路47にて入力信号を一旦伸張した後、再度圧縮処理して実現しても良い。これらの変換処理のパラメータを図2〜図10に示す各手段にて、制限することで記録モードの設定を自動化してより簡単な操作で行うことができる。
【0064】
さらに、上記第1から第3の入力信号を一旦、音声/映像信号の圧縮/伸張処理回路47を介してハードディスクドライブ(HDD)52に一時記憶して置き、必要に応じて、これらの情報をディスクメディア32へ保存することが考えられる。ハードディスクドライブ(HDD)52内の信号は、一般に前記第3に入力信号と同様の形式で記録されていることが多く、上記第3の入力信号と同様の処理を施すことにより本第4の入力信号についても、前記図2〜図10に示す各手段にて、各記録メディアに応じて記録パラメータを制限することで記録モードの設定を自動化してより簡単な操作で行うことができる。
【0065】
【発明の効果】
以上から明らかなように本発明は、例えば、記録フォーマットの選択が、装填する記録メディアに応じて、より簡単な操作で行えると言う効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例の主要部の動作フローチャート図である。
【図3】本発明の一実施例の主要部の他の動作フローチャート図である。
【図4】本発明の一実施例の主要部の他の動作フローチャート図である。
【図5】本発明の一実施例の主要部の他の動作フローチャート図である。
【図6】本発明の一実施例の主要部の他の動作フローチャート図である。
【図7】本発明の一実施例の主要部の他の動作フローチャート図である。
【図8】本発明の一部の具体的な1実施例を示す回路ブロック図である。
【図9】本発明の一部の具体的な1実施例を示す表示画面図である。
【図10】本発明の一部の具体的な1実施例を示す他の表示画面図である。
【図11】本発明の第2の一実施例の回路ブロック図である。
【符号の説明】
1…マイク、
2…オーディオ入力処理回路、
5…レンズユニット、
6…撮像センサー(CCD)、
7…カメラ映像信号処理回路、
8…映像/音声の圧縮/伸張処理回路、
9…映像表示/出力処理回路、
10…表示手段(LCD)、
11…レンズユニット5のドライバ、
12…デジタル音声/映像入力端子、
15…D−RAM、
16…制御マイコン、
18…操作スイッチ(SW)、
19…インターフェース回路、
24…信号/制御処理回路、
25…D−RAM、
28…制御マイコン、
29…記録回路、
30…再生回路、
31…ピックアップ、
32…ディスクメディア、
33…スピンドルモータ、
34…送りモータ、
35…アクチュエータドライバ、
37…「録画」ボタン、
38…「フォト」ボタン、
39、40…表示手段(LED)、
43…音声入力端子、
44…映像入力端子、
45…チューナ、
46…映像入力処理回路、
47…音声/映像信号の圧縮/伸張処理回路、
48…映像出力処理回路、
49…操作スイッチ、
50…制御マイコン、
51…インターフェース回路、
52…ハードディスクドライブ(HDD)。
Claims (7)
- 複数種類の記録媒体の装填を受け付ける映像記録装置において、
映像信号の記録フォーマット処理を行う記録データ処理手段と、
装填された記録媒体を判別する媒体判別手段と、
前記媒体判別手段に応じて、前記記録データ処理手段の記録フォーマットを変更するデータ処理変更手段とを有し、
前記データ処理変更手段は、ビデオフォーマットとビデオレコーディングフォーマットを切り換え、
前記媒体判別手段が1回のみの追記型記録メディアと判別したときに、前記データ処理変更手段はビデオフォーマットに切り換えること特徴とする映像記録装置。 - 複数種類の記録媒体の装填を受け付ける映像記録装置において、
映像信号をビデオフォーマットとビデオレコーディングフォーマットとを含む複数の記録フォーマットを切り替えて記録する記録データ処理手段と、
装填された記録媒体を判別する媒体判別手段と、
前記媒体判別手段により、1回のみの追記型記録メディアと判別したとき、前記記録データ処理手段の記録フォーマットをビデオフォーマットで記録させるデータ処理変更手段とを有することを特徴とする映像記録装置。 - 請求項1又は2に記載の映像記録装置であって、
前記媒体判別手段が書き換え可能な書換型記録メディアと判別したときに、前記データ処理変更手段はビデオレコーディングフォーマットに切り換えること特徴とする映像記録装置。 - 複数種類の記録媒体の装填を受け付ける映像記録装置において、
映像信号を少なくともビデオフォーマットまたはビデオレコーディングフォーマットの記録フォーマットに変換する記録データ処理手段と、
前記記録データ処理手段の記録フォーマットを指定するモード選択手段と、
装填された記録媒体を判別する媒体判別手段と、
前記媒体判別手段に応じて、前記モード選択手段の一部を制限する制限手段とを有し、
前記媒体判別手段が1回のみの追記型記録メディアと判別したときに、前記制限手段は前記記録データ処理手段のビデオレコーディングフォーマットの選択を禁止すること特徴とする映像記録装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の映像記録装置において、
前記映像信号は撮像センサーとその出力信号を処理する信号処理回路から成るカメラ部から得られることを特徴とするカメラ一体型の映像記録装置。 - 請求項1から4のいずれか1項に記載の映像記録装置において、
前記映像信号はテレビ放送信号であることを特徴とする映像記録装置。 - 請求項1から6のいずれか1項に記載の映像記録装置において、
前記映像信号の記録データ処理手段は、他の記録デジタルメディアからの信号を一旦デコードした後、再エンコードする手段を含むことを特徴とする映像記録装置。
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