JP3882370B2 - アンテナ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、誘電体レンズとアレーアンテナを複合させたアンテナ装置に係り、特に、低軌道衛星に搭載して地球との通信などを行うのに適した天頂方向より広角方向での利得の高いビーム走査特性を有するアンテナ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図12は例えば公開実用新案公報(昭64−47109)に示された従来の誘電体レンズ付き平面アレーアンテナ装置の構成を説明する断面図である。図において、1は放射素子が配置されている平面(構造用基体)、2は平面1上に配置された複数の放射素子、3は平面アレー、4は誘電体レンズ(所望の屈折率を有する電波レンズ)、5は座標系でz方向が天頂方向、6は天頂方向からの離角θ、7は平面アレー3の開口径d0 、8はθ2 方向から見た平面アレー3の開口径d1 、9はθ2 方向から見た誘電体レンズ3上の等価的な波源開口径d2 である。複数の放射素子2には移相器や増幅器が接続しており、その励振振幅と励振位相を変化させることができる。また、誘電体レンズ4はz軸を回転軸にした回転対称構造で、平面アレー3の上方を半球状に覆っている。
【0003】
次に動作について説明する。平面1上の複数の放射素子2を天頂から離れたθ1 方向で概ね位相が合うように励振する。平面アレー3からθ1 方向に放射された電波は誘電体レンズ4で屈折し、z軸からさらに離れたθ2 方向にビームを形成する。誘電体レンズが回転対称な構造であるので周方向のビーム走査では対称な放射特性を有している。
【0004】
この従来の誘電体レンズ付き平面アレーアンテナ装置の効果を説明する。上記の誘電体レンズ付き平面アレーアンテナにおいて、誘電体レンズ4なしで、平面アレー3のみで θ2 方向にビームを形成する場合を示す。この場合、θ2 方向から見た平面アレー3の開口径d1 は、天頂方向(z軸方向)から見た開口径d0 より小さくなるため、天頂方向より利得が減少するという問題が発生する。平面アレー3のみでθ2 方向の利得を増加するためには平面アレー3の開口を大きくするしかなく、アンテナの大きさ増大と放射素子数増加の問題がある。しかし、上記のように誘電体レンズ4を介した場合には誘電体レンズ4上に、θ1 方向に平面アレー3を投影したものが概ね波源と目せ、θ2 方向から見た開口径はd2 となってd1 より大きくなるため、利得の減少は平面アレー3のみでビーム走査する場合より小さくなる。すなわち、誘電体レンズ4を装荷すれば平面アレーのみの場合に比べて、より小さい平面アレー、より少ない放射素子数で広角において同等の利得を得る効果を有する。
なお、この従来例のアンテナ装置では天頂から広角までのビーム走査で利得の変動を小さく抑えることが目的であり、誘電体レンズ4の焦点から比較的離れた位置に放射素子を配置する必要がある。焦点の近くに配置すると集光特性がよくなり、レンズの光軸方向で利得が急激に高くなるためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のアンテナ装置は以上のように、平面アレーのみの場合に比べてより小さい平面アレー、より少ない放射素子数で広角において同等の利得を得、天頂から広角までのビーム走査で利得の変動を小さく抑える効果を有している。しかし、広角で利得を高くし、天頂方向では利得を低くするようなビーム走査には不向きであるという課題を有する。例えば近年盛んに研究・実用化されている低軌道衛星では、衛星と地球中心を結ぶ軸から観測方向が離れると、衛星と地球表面の距離が急速に大きくなる。すなわち、スパンロスが増加するため、低軌道衛星搭載のアンテナでは、天頂方向よりも広角の方で利得が高くなるビーム走査特性が要求される。
【0006】
この発明は上記の課題を解決するためになされたもので、通常の平面アレーに比べてより小さい平面アレー開口径、より少ない放射素子数で、広角方向で同等以上の利得を得られ、かつ、従来の電波レンズ付きアレーアンテナに比べて、天頂方向よりも広角での利得が高くなるビーム走査特性を有するアンテナ装置を得ることを目的とする。
【0007】
さらに、誘電体レンズが薄くて軽量・低損失になるアンテナ装置、放射素子の背面に移相器や増幅器等のモジュールの配置が容易になるアンテナ装置、広角におけるビーム成形自由度が高いアンテナ装置、天頂方向の放射レベルがより高いアンテナ装置、放射素子数がより少く構造が簡単なアンテナ装置、誘電体レンズからの反射を軽減したアンテナ装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この発明のアンテナ装置においては、天頂方向の軸から所定の角度離角した広角方向を光軸とする凸レンズ形状の断面を、上記軸の周りに回転させて形成される回転対称形で、かつ、上記天頂方向に開口部を有する形状の誘電体レンズと、上記誘電体レンズの焦点の内側に上記天頂方向の軸に垂直に設置され、上記誘電体レンズの焦点から上記誘電体レンズを見込む角度範囲内に概ね配置された複数の放射素子から形成される平面アレーアンテナとを備え、上記平面アレーアンテナでのビーム走査に対して、上記広角方向の利得を上記天頂方向の利得より高くしたものである。
【0009】
また、天頂方向の軸から所定の角度離角した広角方向を光軸とする凸レンズ形状の断面を、上記軸の周りに回転させて形成される回転対称形で、かつ、上記天頂方向に開口部を有する形状の誘電体レンズと、上記誘電体レンズの焦点の内側近傍に設置され、上記天頂方向の軸に対して回転対称な上記開口部に対する凹面の上記開口部に対向する底部に概ね配置された複数の放射素子および上記誘電体レンズの焦点からその焦点に対応する上記凸レンズ形状の断面を見込む角度範囲内の上記凹面に概ね配置された複数の放射素子から形成されるコンフォーマルアレーアンテナとを備え、上記コンフォーマルアレーアンテナでのビーム走査に対して、上記広角方向の利得を上記天頂方向の利得より高くしたものである。
【0010】
また、天頂方向の軸から所定の角度離角した広角方向を光軸とする凸レンズ形状の断面を、上記軸の周りに回転させて形成される回転対称形で、かつ、上記天頂方向に開口部を有する形状の誘電体レンズと、上記誘電体レンズの焦点の内側に設置され、上記天頂方向の軸に対して回転対称な上記開口部に対する凸面の上記開口部に対向する天部に概ね配置された複数の放射素子および上記誘電体レンズの焦点からその焦点に対応する上記凸レンズ形状の断面を見込む角度範囲内の上記凸面に概ね配置された複数の放射素子から形成されるコンフォーマルアレーアンテナとを備え、上記コンフォーマルアレーアンテナでのビーム走査に対して、上記広角方向の利得を上記天頂方向の利得より高くしたものである。
【0011】
さらに、上記誘電体レンズに接続して上記開口部に設けられ、上記誘電体レンズの開口部端に続けて厚みをなめらかに連続的に変化させると共に、上記天頂方向の軸に直交する厚み一定の平板部分が形成された上記誘電体レンズと同一誘電率の誘電体層を有するようにすると良い。
【0012】
また、上記平面アレーアンテナまたは上記コンフォーマルアレーアンテナの上記開口部に対向する部位の複数の放射素子を除去すると共に、上記部位よりも上記開口部により近い位置に配置された複数の放射素子から成り、上記開口部近傍に設置されたアレーアンテナを備えても良い。
【0013】
また、上記平面アレーアンテナまたは上記コンフォーマルアレーアンテナの上記開口部に対向する部位の複数の放射素子を除去すると共に、上記誘電体レンズの開口部に放射開口を配置した単数の放射素子を備えても良い。
【0014】
さらに、上記誘電体レンズにゾーニングを施して軽量にできる。
【0015】
また、上記誘電体レンズの表面または上記誘電体レンズと上記誘電体層の表面に整合層を設けて、誘電体レンズなどからの反射を軽減できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1によるアンテナ装置の構造を説明するための断面図、図2は上記アンテナ装置の構造を説明するためのを斜め上方から見た斜視図である。図3は上記アンテナ装置のビーム走査原理を説明するための説明図、図4は上記アンテナ装置でビーム走査をした場合のビームピークの包絡線を説明するための説明図である。図1において、10は座標系、11は座標系10のz軸からの離角θ、12は誘電体レンズ、13は放射素子、14は放射素子13が配置されている平面基板、15は放射素子13と平面基板14から成る平面アレー、16は誘電体レンズ12の光軸、17は誘電体レンズ12の焦点F、18は誘電体レンズ12の天頂に形成された開口部である。図3において、19は光軸16方向へのビーム、20は光軸16からずれた方向へのビーム、21は天頂方向(z方向)へのビーム、22は平面アレー15から放射され、光軸16方向から誘電体レンズ12に入射し、ビーム19を形成する円筒波状の電波、23は平面アレー15から放射され、光軸16からずれた方向から誘電体レンズ12に入射し、ビーム20を形成する円筒波状の電波である。図4において、24は上記アンテナ装置でビーム走査をした場合のビームピークの包絡線、25は上記アンテナ装置から放射されるビームである。なお、図1〜4で同一または相当のものは同じ符号で示す。
【0017】
ここで、誘電体レンズ12の光軸16は所望の広角方向のビーム走査特性を得られるように、z軸から所定の角度離角した方向に設定する。また、誘電体レンズ12の光軸16はz軸を含む平面内に含まれ、誘電体レンズ12は円筒波状の電波を平面波状の電波に変換する凸レンズ形状の断面をz軸の周りに回転させて形成される回転対称な形状になっている。なお、z軸は平面基板14に垂直である。図1に示すように、z軸を含む面内において、放射素子13の大半を誘電体レンズ12の焦点Fと誘電体レンズ12の有効径両端を結ぶ2直線のなす角度範囲内で、平面アレー15から放射される円筒波状の電波を誘電体レンズ12で平面波に変換できるように焦点Fの比較的近傍に配置し、誘電体レンズ12によるより鮮明な(ピントの合った)ビームを形成させる。
また、平面アレー15は、放射素子12に移相器などを接続し、励振位相を変化させることができるフェーズドアレーとしている。なお、放射素子12に可変増幅器などを接続し、励振振幅を変化させられるアクティブフェーズドアレーとしても良い。
【0018】
次に図3を用いて動作について説明する。以下ではアンテナ装置の送信時の動作を述べるが、アンテナは送受可逆であり、受信時においても同様の特性を有する。まず、光軸16方向にビームを形成する場合は、光軸16の方向から誘電体レンズ12に入射する円筒波状の電波22を平面アレー15から放射する。円筒波状の電波22は誘電体レンズ12を通過すると光軸16方向に進む平面波状の電波に変換され、光軸16方向にビーム19を形成する。光軸16に対して斜めに入射する円筒波状の電波23を平面アレー15から放射すると、誘電体レンズ12を通過した後は光軸16からずれた方向にビーム20が形成され、ビーム走査を行うことができる。
【0019】
この実施の形態のアンテナ装置における天頂方向近傍のビーム走査では、平面アレー15が開口部18から離れた位置に設置されているため、開口部18を通じての平面アレー15からの直接放射と誘電体レンズ12を介しての放射の合成でビームが形成される。より広角では上記のように主として誘電体レンズ12からの放射でビームが形成される。
【0020】
なお、上記説明では断面的に示したが、この実施の形態のアンテナ装置は誘電体レンズ12および平面アレー15などが座標系10のz軸について回転対称な構造であるので、z軸からの離角θが同じであればz軸を中心とする周方向のビーム走査では対称な放射特性を有しており、上記説明と同様である。
【0021】
この実施の形態では、誘電体レンズ12によって所望の広角方向から見たアンテナ開口径が拡大するので、平面アレー15のみの場合より広角でより高い利得を得ることができる。また、平面アレーのみで同等の利得を得る場合に比べて、より小さい平面アレー、より少ない放射素子数で済む利点がある。さらに、誘電体レンズ12の焦点Fの近傍に放射素子13を配置しているのでピントが合うため、図4に例示したように、従来のレンズ付きアレーアンテナに比べて、広角においてよりビーム幅の狭い、利得の高いビームが形成できる。天頂方向では開口部18が設けてあるため等価的な波源開口径が広角方向より小さいので、広角方向に比べて低い利得のビームが形成される。この実施の形態のアンテナ装置でビーム走査を行った場合は図4に示すビームピークの包絡線のように広角方向で利得が高く、天頂方向で利得が低くなる。従って、低軌道衛星に搭載して地球との通信などを行うのに適したビーム走査特性を有するアンテナ装置を得ることができる。
【0022】
実施の形態2.
図5はこの発明の実施の形態2によるアンテナ装置の構造を説明するための断面図である。図において、13a、13b、13cは放射素子、16a、16bは光軸、30は誘電体レンズ12の光軸16a、16bに直交する側線から成る概ね円錐台形状の凹面、放射素子13cは上記凹面の底の面に配置される放射素子である。31は放射素子13a、13b、13cと凹面30から成るコンフォーマルアレー、32は各放射素子と接続し、移相器・増幅器・フィルタ等を備えた送受信機モジュールである。なお、同一または相当のものは同じ符号で示す。
【0023】
この実施の形態の動作は実施の形態1のアンテナ装置とほぼ同様であるが以下の特長を有する。光軸16a方向近傍への放射には主として放射素子13aが寄与する。放射素子13b、13cは光軸16a方向近傍以外のサイドローブ抑制の役割を担う。逆に光軸16b方向近傍への放射には主として放射素子13bが寄与し、放射素子13a、13cは光軸16b方向近傍以外のサイドローブ抑制の役割を担う。天頂方向近傍への放射には主として放射素子13cが寄与し、放射素子13a、13bは天頂方向近傍以外のサイドローブ抑制の役割を担う。
【0024】
この実施の形態では、コンフォーマルアレー31と同じ大きさの間口の平面アレーを用いた場合に比べて放射素子13a、13bをより焦点Fに近い位置に配置できるのでピントが合い、所望の広角でよりビーム幅が狭くて利得の高いビームを形成できる利点がある。また、一般に放射素子に用いられるマイクロストリップアンテナやホーンアンテナはその正面方向に強い放射を行うので、誘電体レンズ12の光軸16a、16bに直交する側線から成る概ね円錐台形状の凹面に設けられた放射素子13a、13bのような配置により広角方向に強い放射を行うことができる。この点からも、この実施の形態のアンテナ装置では平面アレーを用いた場合に比べて広角方向でより利得の高いビームを形成できる。
【0025】
また、実施の形態1で示した平面アレーを用いた場合と同程度の利得で良い場合には、放射素子13a、13bと焦点Fの距離を、平面アレーを用いた場合と同じ程度にできるので、誘電体レンズ12の焦点距離をより長くすることができる。この場合、誘電体レンズ12の厚みが薄くなるので、誘電体レンズ12の軽量化を図れる利点がある。また、誘電体レンズ12の薄形化により、誘電体レンズ内の通過損失を低減できる利点を有する。
【0026】
さらに、平面アレーに比べてコンフォーマルアレー31の裏面は広く開かれているので、モジュール32の装着がより容易になるという利点を有する。
【0027】
実施の形態3.
図6はこの発明の実施の形態3によるアンテナ装置の構造を説明する断面図である。図において、40は誘電体レンズ12の光軸16a、16bに直交する側線から成る概ね円錐台形状の凸面、放射素子13cは上記凸面40の天面に配置される放射素子である。41は放射素子13a、13b、13cと凸面40から成るコンフォーマルアレーである。なお、同一または相当のものは同じ符号で示す。
【0028】
この実施の形態の動作は前記実施の形態2のアンテナ装置とほぼ同様である。この実施の形態のアンテナ装置では凸面のコンフォーマルアレー41を用いているため、実施の形態1、2に比べて誘電体レンズ12や開口部18の近くに放射素子を配置しやすい。このため、焦点Fの近傍に配置できる放射素子13a、13bの数が増加する。すなわち放射素子13a、13bを増加できるので広角方向におけるビーム成形の自由度が増し、サイドローブレベルの制御が容易になる等の利点を有する。
【0029】
また、開口部18の近くにも放射素子13cを配置できるため、開口部からの直接放射が強くなり、天頂方向近傍のビームの利得を増加できる利点を有する。
【0030】
なお、誘電体レンズ12はその厚みが光軸付近で最も厚く、光軸から離れるにしたがって薄くなる形状であれば、円筒波状の電波を平面波状の電波に変換できる。したがって、実施の形態1〜3において、誘電体レンズ12は様々な形状が考えられる。例えば、両面が凸状のもの、片面が平面でもう片面が凸面状のもの、片面が凸面でもう片面が凹面状のもの等である。
【0031】
また、実施の形態1〜3において天頂方向近傍への放射が重要でない場合には、誘電体レンズ12上部の開口部18を必ずしも設ける必要はない。
【0032】
また、実施の形態2、3において、放射素子を配置する凹面、凸面も、必ずしも円錐台形状である必要はなく、回転対称な半球面、円錐面、多面の角錐台面、多面の角錐面など、周方向の略回転対称的なビーム走査にも適した形状であれば良い。
【0033】
実施の形態4.
図7はこの発明の実施の形態4によるアンテナ装置の誘電体レンズ部分を説明する断面図である。図において、50は開口部18と接する誘電体レンズ12の端部、51は誘電体レンズ12の上部開口部を覆い、かつ誘電体レンズ12の端部となめらかに接続する誘電体層である。なお、同一または相当のものは同じ符号で示す。誘電体層51は誘電体レンズ12と接続する部分以外は厚みが均一でレンズ作用のないものであり、誘電体レンズ12と同一誘電率の材質が用いられる。
【0034】
前記実施の形態1〜3のように誘電体レンズ12の上部に誘電体のない開口部18を設けた場合、誘電体レンズの端部50で電波の散乱が発生する。この散乱は利得低下やサイドローブ上昇等、放射パターン形成に望ましくない影響を与える。そこでこの実施の形態のように誘電体レンズの端部50で緩やかに厚みが変化するように誘電体レンズ12に接続された厚みの均一な誘電体層51を開口部18を覆うように設けたことにより、上記電波の散乱が減少し、放射パターンの乱れを軽減できる。
【0035】
実施の形態5.
図8はこの発明の実施の形態5によるアンテナ装置の構成を説明する断面図である。図において、60は開口部18に設置した平面アレー、61は平面アレー60を送受信機と電気的に接続する電気的接続手段である。なお、同一符号は同一または相当のものを示す。平面アレー60は柱等の物理的支持手段または誘電体レンズ12と共に支持される。
【0036】
この実施の形態は、前記実施の形態3で示したアンテナ装置の構成において、円錐台状の凸面40の上部に設けた放射素子13cを開口部18に移動した形になっている。このような構造により、放射素子13cからの放射は誘電体レンズ12に遮られることなく直接空間に放射される。従って、この実施の形態のアンテナ装置では実施の形態1〜3に比べて天頂方向近傍のビームの利得を高くできる利点を有する。なお、放射素子13c部分を小形化しても実施の形態1〜3と同一利得を得られる利点を有する。
【0037】
実施の形態6.
図9はこの発明の実施の形態6によるアンテナ装置の構成を説明する断面図である。図において、70はそのアンテナ開口を開口部18に設置したホーンアンテナである。なお、同一符号は同一または相当のものを示す。
【0038】
ここで、この発明のアンテナ装置の適用例である低軌道衛星通信では、地球上を同じ大きさのカバレージエリアで区切っているので、衛星から見たカバレージエリアは天頂方向が最も大きく、広角になるほど小さくなる。従って、天頂方向近傍ではビーム幅の広いビームが必要になる。また、天頂方向近傍ではカバレージエリアが大きく見えるので広角方向ほど細かいビーム成形を必要としない。そこで、この実施の形態では複数の放射素子に代えて誘電体レンズの開口部に放射開口を配置した単数の放射素子であるホーンアンテナ70を用いることで天頂方向近傍にビーム幅の広いビームを形成する構成としたものである。なお、天頂方向近傍においては誘電体レンズ12を通した放射素子13a、13bからの寄与分によりある程度のビーム成形を行うことも可能である。この実施の形態では誘電体レンズ12に遮られないので天頂方向近傍に損失の少ない放射を行える利点がある。また、実施の形態6に比べて放射素子数を低減でき、アレーを用いないため構造も簡単になる利点がある。
【0039】
実施の形態7.
図10はこの発明の実施の形態7による誘電体レンズ部分を説明する断面図である。図において、80は誘電体レンズ12の周囲に設けた整合層である。なお、同一または相当のものは同じ符号で示す。
【0040】
整合層80の構成方法は様々であるが、例えば誘電体レンズ12の屈折率をn、誘電体レンズ12の外部媒質の屈折率を1(空気や真空)とした場合、√nの屈折率を有する誘電体層を、1/4λg (λg :整合層誘電体内における、使用する電波の波長)の厚みで誘電体レンズ12の表面に設置する方法が上げられる。
【0041】
整合層のない誘電体レンズに電波が入射すると、誘電体レンズの表面で反射が起きる。反射した電波は損失や不要な放射となりアンテナ装置の性能を劣化させる。この実施の形態では誘電体レンズ12の表面に整合層80を設けることで上記反射を軽減し、アンテナ装置の性能劣化を軽減できる利点を有する。この実施の形態は前記の実施の形態1〜6に適用できる。
【0042】
実施の形態8.
図11はこの発明の実施の形態8による誘電体レンズ部分を説明する断面図である。図において、90は誘電体レンズの彫り込みであり、91は彫り込み幅hである。なお、同一または相当のものは同じ符号で示す。
【0043】
図11のように誘電体レンズ12に彫り込み90を設けることをゾーニングと言う。91は彫り込み幅hであり、誘電体レンズ12の屈折率をn、使用する電波の自由空間中の波長をλ0 とすると、h=λ0 /(n−1)で表される。なお、ゾーニングを施しても、誘電体レンズ12はゾーニングを施す前とほぼ同等の性能を有する。
【0044】
この実施の形態では誘電体レンズ12にゾーニングを施すことで、誘電体レンズ12を薄くでき、性能に影響を与えずに重量を軽減できる利点を有する。また、誘電体レンズ12の薄形化により誘電体レンズの通過損失を低減できる利点を有する。この実施の形態は前記の実施の形態1〜7に適用できる。
【0045】
【発明の効果】
この発明の請求項1のアンテナ装置によれば、天頂方向の軸から所定の角度離角した広角方向を光軸とする凸レンズ形状の断面を、上記軸の周りに回転させて形成される回転対称形で、かつ、上記天頂方向に開口部を有する形状の誘電体レンズと、上記誘電体レンズの焦点の内側に上記天頂方向の軸に垂直に設置され、上記誘電体レンズの焦点から上記誘電体レンズを見込む角度範囲内に概ね配置された複数の放射素子から形成される平面アレーアンテナとを備えたので、ビーム走査を行った場合に、天頂方向の軸から所定の角度離角した方向を主とする広角方向の利得を天頂方向の利得より高くでき、低軌道衛星に搭載して地球との通信などを行うのに適したビーム走査特性のアンテナ装置を得ることができる。
【0046】
また、この発明の請求項2のアンテナ装置によれば、天頂方向の軸から所定の角度離角した広角方向を光軸とする凸レンズ形状の断面を、上記軸の周りに回転させて形成される回転対称形で、かつ、上記天頂方向に開口部を有する形状の誘電体レンズと、上記誘電体レンズの焦点の内側近傍に設置され、上記天頂方向の軸に対して回転対称な上記開口部に対する凹面の上記開口部に対向する底部に概ね配置された複数の放射素子および上記誘電体レンズの焦点からその焦点に対応する上記凸レンズ形状の断面を見込む角度範囲内の上記凹面に概ね配置された複数の放射素子から形成されるコンフォーマルアレーアンテナとを備えたので、コンフォーマルアレーと同じ大きさの間口の平面アレーを用いた場合に比べて、放射素子をより誘電体レンズの焦点に近い位置に配置できるのでピントが合い、所望の広角でよりビーム幅が狭くて利得の高いビームを形成できる。また、上記コンフォーマルアレーアンテナを用いることにより誘電体レンズの焦点距離を長くしても利得を下げずに放射素子を配置でき、誘電体レンズの厚みが薄くなるので、誘電体レンズの軽量化および誘電体レンズ内の通過損失を低減できる利点を有する。さらに、コンフォーマルアレーアンテナの裏面は広く開かれているので、モジュールの装着が容易になるという利点を有する。
【0047】
また、この発明の請求項3のアンテナ装置によれば、天頂方向の軸から所定の角度離角した広角方向を光軸とする凸レンズ形状の断面を、上記軸の周りに回転させて形成される回転対称形で、かつ、上記天頂方向に開口部を有する形状の誘電体レンズと、上記誘電体レンズの焦点の内側に設置され、上記天頂方向の軸に対して回転対称な上記開口部に対する凸面の上記開口部に対向する天部に概ね配置された複数の放射素子および上記誘電体レンズの焦点からその焦点に対応する上記凸レンズ形状の断面を見込む角度範囲内の上記凸面に概ね配置された複数の放射素子から形成されるコンフォーマルアレーアンテナとを備えたので、上記誘電体レンズの焦点からその焦点に対応する上記凸レンズ形状の断面を見込む角度範囲内の上記凸面に概ね配置された複数の放射素子を増加でき、広角方向におけるビーム成形の自由度が増し、サイドローブレベルの制御が容易になるという利点を有する。また、開口部からの直接放射が強くなり、天頂方向近傍のビームの利得を増加できる利点を有する。
【0048】
さらに、この発明の請求項4のアンテナ装置によれば、誘電体レンズに接続して開口部に設けられ、上記誘電体レンズの開口部端に続けて厚みをなめらかに連続的に変化させると共に、天頂方向の軸に直交する厚み一定の平板部分が形成された上記誘電体レンズと同一誘電率の誘電体層を設けるので、誘電体レンズの端部での電波の散乱が減少し、放射パターンの乱れを軽減できる。
【0049】
また、この発明の請求項5のアンテナ装置によれば、開口部近傍に設置されたアレーアンテナからの放射は誘電体レンズに遮られることなく直接空間に放射されので、天頂方向近傍のビームの利得を高くできる利点を有する。
【0050】
さらに、この発明の請求項6のアンテナ装置によれば、誘電体レンズの開口部に放射開口を配置した単数の放射素子を用いる構成のため、ホーンアンテナ等を用いる簡単な構造で天頂方向近傍にビーム幅の広いビームを形成でき、カバレージエリアが天頂方向が最も大きく、広角になるほど小さくなるというビーム走査特性のアンテナ装置を得られ、低軌道衛星通信などに要求される特性に適したアンテナ装置を得られる利点が有る。
【0051】
また、この発明の請求項7のアンテナ装置によれば、誘電体レンズの性能をぼぼ維持しながら誘電体レンズを薄くでき、重量を軽減できると共に通過損失を低減できる利点がある。
【0052】
また、この発明の請求項8のアンテナ装置によれば、誘電体レンズの表面または誘電体レンズと誘電体層の表面に整合層を設けたので、誘電体表面での電波の反射による損失や不要放射を低減でき、アンテナ装置の性能劣化を軽減できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置の構造を説明するための断面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置の構造を説明するための斜視図である。
【図3】 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置のビーム走査原理を説明するための説明図である。
【図4】 この発明の実施の形態1によるアンテナ装置でビーム走査をした場合のビームピークの包絡線を説明するための説明図である。
【図5】 この発明の実施の形態2によるアンテナ装置の構造を説明するための断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3によるアンテナ装置の構造を説明する断面図である。
【図7】 この発明の実施の形態4によるアンテナ装置の誘電体レンズ部分を説明する断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態5によるアンテナ装置の構成を説明する断面図である。
【図9】 この発明の実施の形態6によるアンテナ装置の構成を説明する断面図である。
【図10】 この発明の実施の形態7による誘電体レンズ部分を説明する断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態8による誘電体レンズ部分を説明する断面図である。
【図12】 従来の誘電体レンズ付き平面アレーアンテナ装置の構成を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 平面(構造用基体)、2 放射素子、3 平面アレー、4 誘電体レンズ(所望の屈折率を有する電波レンズ)、5 座標系、6 天頂方向からの離角θ、7 開口径d0 、8 開口径d1 、9 等価的な波源開口径d2 、10 座標系、11 z軸からの離角θ、12 誘電体レンズ、13、13a、13b、13c 放射素子、14 平面基板、15 平面アレー、16、16a、16b 光軸、17 焦点F、18 開口部、19、20 、21 ビーム、22、23円筒波状の電波、24 ビームピークの包絡線、25 ビーム、30 円錐台形状の凹面、31 コンフォーマルアレー、32 送受信機モジュール、40 円錐台形状の凸面、41 コンフォーマルアレー、50 端部、51 誘電体層、60 平面アレー、61 電気的接続手段、70 ホーンアンテナ、80 整合層、90 彫り込み、91 彫り込み幅h。

Claims (8)

  1. 天頂方向の軸から所定の角度離角した広角方向を光軸とする凸レンズ形状の断面を、上記軸の周りに回転させて形成される回転対称形で、かつ、上記天頂方向に開口部を有する形状の誘電体レンズと、上記誘電体レンズの焦点の内側に上記天頂方向の軸に垂直に設置され、上記誘電体レンズの焦点から上記誘電体レンズを見込む角度範囲内に概ね配置された複数の放射素子から形成される平面アレーアンテナとを備え、上記平面アレーアンテナでのビーム走査に対して、上記広角方向の利得を上記天頂方向の利得より高くしたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 天頂方向の軸から所定の角度離角した広角方向を光軸とする凸レンズ形状の断面を、上記軸の周りに回転させて形成される回転対称形で、かつ、上記天頂方向に開口部を有する形状の誘電体レンズと、上記誘電体レンズの焦点の内側近傍に設置され、上記天頂方向の軸に対して回転対称な上記開口部に対する凹面の上記開口部に対向する底部に概ね配置された複数の放射素子および上記誘電体レンズの焦点からその焦点に対応する上記凸レンズ形状の断面を見込む角度範囲内の上記凹面に概ね配置された複数の放射素子から形成されるコンフォーマルアレーアンテナとを備え、上記コンフォーマルアレーアンテナでのビーム走査に対して、上記広角方向の利得を上記天頂方向の利得より高くしたことを特徴とするアンテナ装置。
  3. 天頂方向の軸から所定の角度離角した広角方向を光軸とする凸レンズ形状の断面を、上記軸の周りに回転させて形成される回転対称形で、かつ、上記天頂方向に開口部を有する形状の誘電体レンズと、上記誘電体レンズの焦点の内側に設置され、上記天頂方向の軸に対して回転対称な上記開口部に対する凸面の上記開口部に対向する天部に概ね配置された複数の放射素子および上記誘電体レンズの焦点からその焦点に対応する上記凸レンズ形状の断面を見込む角度範囲内の上記凸面に概ね配置された複数の放射素子から形成されるコンフォーマルアレーアンテナとを備え、上記コンフォーマルアレーアンテナでのビーム走査に対して、上記広角方向の利得を上記天頂方向の利得より高くしたことを特徴とするアンテナ装置。
  4. 請求項1、2又は3記載のアンテナ装置において、上記誘電体レンズに接続して上記開口部に設けられ、上記誘電体レンズの開口部端に続けて厚みをなめらかに連続的に変化させると共に、上記天頂方向の軸に直交する厚み一定の平板部分が形成された上記誘電体レンズと同一誘電率の誘電体層を有することを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項1、2又は3記載のアンテナ装置において、上記平面アレーアンテナまたは上記コンフォーマルアレーアンテナの上記開口部に対向する部位の複数の放射素子を除去すると共に、上記部位よりも上記開口部により近い位置に配置された複数の放射素子から成り、上記開口部近傍に設置されたアレーアンテナを備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  6. 請求項1、2又は3記載のアンテナ装置において、上記平面アレーアンテナまたは上記コンフォーマルアレーアンテナの上記開口部に対向する部位の複数の放射素子を除去すると共に、上記誘電体レンズの開口部に放射開口を配置した単数の放射素子を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載のアンテナ装置において、上記誘電体レンズにゾーニングを施したことを特徴とするアンテナ装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載のアンテナ装置において、上記誘電体レンズの表面または上記誘電体レンズと上記誘電体層の表面に整合層を設けたことを特徴とするアンテナ装置。
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