JP3882104B2 - 釣り仕掛け用ビーズ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、振動理論の応用により設計された金属製又は樹脂製のビーズと金属製又は樹脂製の管を固定し使用することにより道糸、幹糸、ハリスが互いに絡まないように糸絡み防止機能を有し、鉤掛かりの際の振動がより多く伝播するための釣り仕掛け用ビーズを提供する。
【0002】
【従来の技術】
従来、魚釣りにおける糸絡みの解決方法は天秤を用いることにより仕掛け投入時の絡みを防止し、魚が鉤に掛かった際、糸を巻き上げる時に起こる糸の絡みを防止することであった。このため、いろいろな糸絡み防止用の釣り具が発明され、また、考案されてきた。例えば、特開平10−98995号公報、登録実用新案第3029263号公報、同第3044045号公報、同第3054556号公報、同第3055490号公報など。
【0003】
しかし、単独で用いた場合は効果があると思われるものも使用すると個々の釣り具のもつ欠点が累積されて十分機能しない。たとえば、従来から主流となっているビーズ類は二軸方向の回転を利用し糸絡みを防止しようとするものであり、縦軸穴による横方向への回転による糸絡みには有効であるが、横軸の回転はナイロンを主流とする化学合成糸をハリスに使用するためビーズの横貫通穴の内径とハリスの太さ、ハリスの弾力、ハリスの長さなど一定の条件が揃わないと十分機能しない。
【0004】
天秤は糸絡みには有効であるが、水流の抵抗が増加した場合における鉤掛かりの振動は水流による波動との位相差のため打ち消され鉤掛かりの振動伝播を感じることができないことがある。
【0005】
また、接続用具であるサルカンとよばれるものは魚を吊り上げた際の横回転方向への糸の撚れに有効であるが、接続端子と本体の回転軸にアソビが多いため、魚が鉤掛かりした直後の縦方向の振動を分断する欠点がある。このため、魚がエサを捕食し鉤掛かりし微細な振動を発生させた場合、振動が竿先まで届かず、魚がこれらのアソビを打ち消す大きな振動を発生するまで魚が鉤掛かりしたことを認識することができない。(図3参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従来の天秤や接続具、その他の釣り具を組合せた仕掛けを用いても結果的に魚は釣れるが、魚がエサを捕食した際の弱い振動を効率的に仕掛けに伝播させることができないため魚を積極的に鉤かかりさせ釣ることができない。
【0007】
次に、水流が緩んだ時に天秤を使用した仕掛けはオモリと天秤のもつ回転抵抗より水流抵抗が小さくなるため仕掛け全体が静止する。ハリス等比較的水流抵抗の小さく軽い部分は可動するが、天秤本体が静止したことにより仕掛け全体の張力が小さくなり魚がエサを捕食した際の弱い振動を伝播させることができないため魚を積極的に鉤かかりさせ釣ることができない。
【0008】
この反対に水流が速い場合は、天秤を使った仕掛けは表面積が大きいため水流抵抗が多くなり、水流の波動が多く伝播することになるため鉤掛かりの弱い振動は打ち消され伝播しにくくなるため魚を積極的に鉤かかりさせ釣ることができない。
【0009】
これらの問題解決のため、機能的に最低限必要な条件として道糸、幹糸、ハリスの絡みを防止し、水流抵抗が小さい場合でも仕掛けを下流方向へ向けて仕掛けの張力を維持するように可動させ、また、水流抵抗が大きい場合はその抵抗を少なくするため仕掛け全体の表面積や体積を少なくすることが課題となる。
【0010】
そこで、本発明は前記の課題を解決し魚釣り効果の向上を図ることができる釣り仕掛け用ビーズを提供する。
【0011】
【課題を解決する手段】
円柱部の両側面に半円球部を合体させた形をした釣り仕掛け用ビーズにおいて、該ビーズは、一方の半円球部の中心を貫通する縦軸貫通穴と、他方の半円球部の外側から円柱部の横軸中心部に設けられてビーズを貫通しない横軸導管路と、円柱部周面に設けられてビーズを貫通しないハリスを止める穴とを有し、該横軸導管路は、該縦軸貫通穴の手前で、ハリスを止める穴と、円柱部の中心線上で通じており、また該ハリスを止める穴は、円柱部周面より中心部にかけ漸次縮小する円錐形に形成されており、そして当該縦軸貫通穴には幹糸を通して、ビーズが該幹糸を軸として回転可能になっており、これによって、糸絡み防止機能を有し、鉤掛かりの際の振動がより多く伝播することを特徴とする釣り仕掛け用ビーズにより解決する。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面に示す例に基づいて本発明を更に詳細に説明する。
【0013】
図1は本発明の釣り仕掛け用ビーズに剛性のある管(以下ハリス補強管という)を嵌入した状態の断面図である。ハリス補強管の先端部よりハリスを通し円柱部周面のハリスを止める穴より引出し、こぶ結び又は多重のこぶ結びを施し、釣り仕掛け用ビーズに接続する。図より明らかなように円柱部の両側面に半円球部を合体させた形をもったビーズに管が固定されている。管の内径の太さは使用するハリス又は幹糸の外径よりやや太いものとなる。例えば0.8号のハリスは0.148mmの直径であるから0.15mm程度の内径を有する管を使用することとなる。この管の外径は0.35mm程度になる。当然ハリスが太くなればその太さに応じた内径を有する管を使用することになる。管の材質により強度や弾力性が異なり金属を利用した方が適当な場合もあるし、樹脂製の管が適当な場合もある。実施形態の留意点としては使用するハリスの直径と管内径が著しくかけ離れてはならないことである。本発明の釣り仕掛け用ビーズはビーズ部縦軸貫通穴に幹糸を通しこぶ結びまたは他の糸により止め結び等で本体を固定させることにより横方向への回転を可能にする。
【0014】
図2は本発明のビーズの断面図である。ビーズは横方向に回転可能な貫通穴を縦軸に有し、貫通穴の位置を横軸の管固定穴の反対側の半径rとする半円球面の中心と半径rとする円柱部の中心との交点を通る。管固定穴は管の外径と同じ内径の導管路をもち縦軸貫通穴と投影立面上で交差しない範囲に存在する。ハリスを止めるための穴は円柱部周面より中心部にかけ漸次縮小する円錐形に形成された穴を有し、ハリスを止める穴は貫通せず円柱部の中心線上で管固定穴からの導管路と接続される。振動の透過は材質の密度に近似した場合多く起こり、また、密度が大きく異なる場合は反射が多くなることから縦軸貫通穴を通る材質に合わせビーズの材質と管の材質が決定される。
【0015】
本発明の釣り仕掛け用ビーズは一軸方式を採用しているので、図4のように多鉤仕掛けにする際は釣り仕掛け用ビーズに幹糸を通し、こぶ結び又は多重こぶ結びを施し使用する。また、本発明のビーズ部分の材質を金属製にした場合は更にこぶ結びに瞬間接着剤を流入接着することによりこぶ結びとビーズのハリスを止める穴での接合面積を増やすこととなり振動の伝播を多くすることが可能である。瞬間接着剤専用のはがし剤を用いることにより何度でも仕掛けを交換し使用することが可能となる。
【0016】
上記に記載した魚釣りに供される仕掛け全般に利用できる。
【0017】
従来の魚釣り仕掛けの天秤部分に用いる。(図4参照)
【0018】
【発明の効果】
本発明の釣り仕掛け用ビーズに内径がハリスの外径をやや上回る太さのハリス補強管を使用すると、管内部をほぼ同径のハリスが通っていることからハリスからの振動をより多く伝播する効果がある。
【0019】
鉤掛かりの振動が発生したとき、従来の天秤とハリスの接続部分であるサルカンにアソビがある場合は振動はサルカンの部分で反射する。このときサルカンのアソビがなくなる程度の振動が発生したときはサルカン部分で反射は起きず透過する。本発明の釣り仕掛け用ビーズとハリス補強管を使用した場合、振動はハリス補強管入り口から管壁を伝播し、ハリス補強管はビーズに固定してあるため、ハリス補強管から振動はビーズ内部に透過する。そして、ビーズとハリスの接続部分にはアソビがないから振動が透過する。また、振動は導管路とハリスを止める穴の接続部分で縦波の透過と反射が発生する。透過波はさらに縦軸貫通穴に透過するが、縦軸貫通穴に透過できなかった振動はビーズの端末である半球面で反射する。この振動の反射は球の中心を焦点とし起こるから反射波は幹糸に集中して伝播することになり振動は縦軸貫通穴に接続された幹糸に効率的に伝播する。
【0020】
ハリス補強管の表面積は従来から使用されている天秤の表面積よりも少ないことと縦軸貫通穴に幹糸が接続されていることによりオモリとサルカンによる回転抵抗が少なくなるため、流速が小さい場合でも仕掛け全体を下流側に維持することが可能となり、仕掛けのアソビがなくなり振動が伝播する。
【0021】
ハリス補強管の表面積は従来から使用されている天秤の表面積より少ないので流速が大きい場合でも水流抵抗が急激に増加することはなく鉤掛かりのさいの振動伝播の著しい減衰がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の釣り仕掛け用ビーズとハリス補強管との接続状態の断面図
【図2】本発明の釣り仕掛け用ビーズの断面図
【図3】従来型の天秤を使用した仕掛けの接続図
【図4】本発明の実施例の接続状態の断面図
【符号の説明】
1 ハリス補強管
2 ビーズ
3 道糸
4 幹糸
5 ハリス
6 結びコブ
7 オモリ
8 スナップ付サルカン
9 鉤
10 導管路
11 ハリスを止める穴
12 縦軸貫通穴
13 半球面の中心
14 天秤
15 サルカン

Claims (2)

  1. 円柱部の両側面に半円球部を合体させた形をした釣り仕掛け用ビーズにおいて、
    該ビーズは、一方の半円球部の中心を貫通する縦軸貫通穴と、他方の半円球部の外側から円柱部の横軸中心部に設けられてビーズを貫通しない横軸導管路と、円柱部周面に設けられてビーズを貫通しないハリスを止める穴とを有し、
    該横軸導管路は、該縦軸貫通穴の手前で、ハリスを止める穴と、円柱部の中心線上で通じており、
    また該ハリスを止める穴は、円柱部周面より中心部にかけ漸次縮小する円錐形に形成されており、
    そして当該縦軸貫通穴には幹糸を通して、ビーズが該幹糸を軸として回転可能になっており、
    これによって、糸絡み防止機能を有し、鉤掛かりの際の振動がより多く伝播することを特徴とする釣り仕掛け用ビーズ。
  2. 請求項1記載において、横軸導管路には、ハリスを通す剛性のある管を嵌入して用いることを特徴とする釣り仕掛け用ビーズ。
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