JP7218075B2 - 魚釣り用中通し遠投テンビン - Google Patents

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Description

本発明は、魚釣り用中通し式遠投テンビンで、従来の中通し式遠投テンビンよりも仕掛けがスピニングリール等からの道糸に絡みにくくなったテンビンである。このテンビンを海や川等で投げ釣り用の竿で、遠投したとき着水、着低時に空気抵抗と水と水圧の抵抗でスピニングリール等からの道糸が仕掛け側に余分に引き出されてしまう現象を防ぎ、道糸と仕掛けが絡まないで、着水、着低出来て、魚が引き込んでいるときに道糸等にかかる水の抵抗や、オモリ等のおもみ等で魚に違和感をあたえないで、魚の引き込みに合わせて道糸を出してやることが出来るテンビンである。
図2参照、市販されている既存の魚釣り用遠投テンビンは、外観がL字型になっていて、海や川等で投げ釣り用の竿で、遠投したときに空中や水中で仕掛が道糸に絡まないようにするために、横側のアームと言う部品で仕掛が道糸からはなれて飛んでいくようにしている。現在一般に使用されているテンビンは外観がL字型の固定式のものと、パイプに道糸を通して使用する中通し式のものがあるが、それぞれ構造と使用方法等の違いがある。
図1参照(外観がL字型の固定式)
市販の魚釣り用投げ竿に市販のスピニングリール等の糸巻き機を取り付けて、道糸(スピニングリール等に巻かれている糸ナイロンテグス等)をテンビンのアーム(材質がピアノ線等で出来ている)と言う外観がL字型になっている部品の上側のアームの先に道糸を結んで固定する、横側のアームの先に仕掛(ナイロンテグス等の釣り糸に釣針を結びエサをつけたもの長さ約1メータ前後)を結んで固定し、L字型の中央部にオモリを取り付けて使用する。
図3参照(パイプやアームの先の輪等に道糸を通して使用する中通し式)
アームがビニール等の材質で作られたL字型のパイプでパイプに道糸を通し、通した先にヨリモドシ等を取り付けハドメにして、これに仕掛を取り付けて使用するもの。
図4参照 二本のアームがピアノ線製等で出来ているものでアームの先が小さい輪のアームと大きい輪のアームがあり、小さい輪があるアームの輪に道糸を通し、その先にヨリモドシ等を取り付けハドメとし、これに仕掛を取り付け大きい輪のあるアームの輪に通して使用する。ハドメのヨリモドシと6仕掛は大きい輪を通り抜けることができる。この2種類の中通しテンビンはリールからの道糸をパイプや輪を通した先にハドメのヨリモドシで止めているが、道糸を通す側の方にはハドメがない。
実開平05-004875号公報
富士工業ジェット天秤2j030 30号、富士工業(fuji kogyo)フジ)kaiso天秤2k027、富士工業(fuji kogyo)誘導kaiso天秤20号2uko 20 (daiichiseiko/第一精工)スパイク天秤2本パック TAKAMIYA(タカミヤ)ヒット天秤11誘導式5本入sc-3511 30号
今回の発明は、パイプ等に道糸を通して使用する中通し式なので、解決しようとする課題としてこのタイプで説明する。中通し式では、魚がかかったときに魚が大きければ大きいほど、引き込みが強いものだが、魚に針を飲み込ませるために必要な引き込みに合わせて道糸をいくらでもだしてやることが出来るのがこのタイプなのである。しかし道糸を通す側の方にはヨリモドシ等のハドメがないので、図5参照、空気抵抗や水の抵抗、水圧等で道糸が仕掛側に余分に引き出されてしまう現象が起き、仕掛が道糸に絡まる等のトラブルがおきるのである。
魚に違和感をあたえないで仕掛が絡まない中通し式のテンビンの必要性について
魚のアタリは、さいしょこつこつと小さな感じでくるが、だんだん強くなってくる。そして強く引き込んで行く、このときのさいしょの引き込みでは、まだ魚はエサを口でくわえているだけなので、引き込んですぐアワせると針がスッポぬけてバラシてしまうことが多い。魚が大きいものほど早合ワセで失敗する。魚はエサを捕食したところから、離れたところまで持って行きそこで飲み込む習性を持ったものが多く、離れたところまで持って行くとき強く引き込んで行く時であり道糸を通した先側に道糸が多く引き出されるアタリになる。大きいものほどこの習性がある。また、魚が引き込んでいるときに道糸等にかかる水の抵抗や、オモリ等のおもみ等で魚に違和感をあたえると、途中でエサをはなしてしまう。そこで、魚に対するこれらの障害を解消するために道糸を引き込みに合わせて出してやれる道糸を通す側にハドメのない中通し式のテンビンを使用するのである。
図5参照 道糸を通す側にハドメをしない既存の中通しテンビンが道糸に仕掛が絡まる原因について。
現在市販されている中通しの釣り用テンビンは市販の投げ竿で遠投したとき、竿の反発力を利用して、テンビンの部品、オモリと仕掛に反発力をつけて飛ばしてやるものだが、空中の中ほどまで飛んで行くと、竿の反発力はオモリだけにあり仕掛には反発力がなくなっている。そしてオモリに仕掛引きずられて行くようなかたちで飛んでいて仕掛には空気抵抗だけかかっている。するとさらに飛んで行こうとするオモリとオモリ引きずられているだけの仕掛には、道糸を仕掛側に引き出そうとする作用が働く現象が起きる。このことで、いくらでも道糸が道糸を通した先側に引き出されてしまう。このまま着水して着底するまでの間に、こんどは仕掛に水の抵抗と、水圧がかかり仕掛を水中にのこし道糸を引き出しながらオモリだけが先に着底してしまう。オモリだけ着底して仕掛は仕掛そのものの長さと引き出された道糸とで何倍もの長さになって水中をただよいながら下りてくるので道糸に絡まってしまうのである。
以上のことから中通しテンビンで遠投したとき、エサを付けた仕掛に空気抵抗と着水してから海底に着低するまでの水と水圧の抵抗でスピニングリール等からの道糸が引き出される現象を止め、オモリ等のおもみ等で魚に違和感をあたえないで、魚の引き込みに合わせて道糸を出してやることが出来る中通しテンビンが必要なのである。
本発明は、道糸が通るパイプとオモリとを合体してなる本体と、本体を遠投して海底に着底するまでにパイプから道糸が引き出されることを防止して魚の引き込みに合わせて道糸が引き出されるようにする道糸引出防止手段とからなる魚釣り用中通し遠投テンビンであって、道糸引出防止手段はパイプに通すアームであり、アームは一端に道糸を他端に仕掛を結びつけるものであって、アームの仕掛側の端にはパイプの道糸側へのアームの抜けを防ぐハドメを設け、アームの道糸側の端にはハドメを設けず、アームを曲げてアームをパイプの内側に押し当てることでアームとパイプの間に生ずる摩擦の強弱を調整可能になっていることを特徴とする魚釣り用中通し遠投テンビンである。
図6参照、課題解決のために新しく開発した本発明の魚釣り用中通し遠投テンビンの構造について説明する。
図中のアームは既存のテンビンのアームにあたる部品で、上側のアームと横側のアームの両方の役割を果たす。ハドメのよりもどしに仕掛を取り付け、先の小さい輪の部分にスピニングリール等からの道糸を取り付ける。資材はピアノ線等を加工して作成する。
図7参照パイプ10とオモリ11は一体になっており本体である。アームは本体と独立しており本体のパイプ10に組み込んで使用する。また、アームの先端の小さい輪はパイプ10を通り抜けることが出来るサイズの輪である。これを遠投したときオモリ11が中心よりハドメのよりもどし側にあり、やや斜めに飛んでいき仕掛がスピニングリール等からの道糸に絡まることはない。
図9参照次に、このテンビンの使用方法を説明する。
アームを、本体10,11のパイプ10に通して使用するが、そのまま手で加工せずにアームを本体10,11のパイプ10に通して使用すると、前記で紹介したように、アームが本体10,11のパイプ10から空気抵抗と水と水圧の抵抗でスピニングリール等からの道糸が道糸を通した先側に引き出されてしまう。この現象を防ぐために。図のようにアームを、本体10,11のパイプ10に組入れる前にアームを手で曲げて加工する。アームはピアノ線を加工して作成しているので簡単に加工できる。
図10参照、手で曲げて加工したアームを本体10,11のパイプ10に通して組み込む。加工されたアームは、本体10,11のパイプ10の中で曲がりの部分がパイプ10内側にあたり、アームとパイプ10に摩擦が起きて、遠投したとき道糸側にハドメがなくてもアームが空気抵抗と水と水圧の抵抗で抜けでたりしなくなる。
また、アームの曲げぐあいでパイプ10内側にアームを押し付けてアームとパイプ10の摩擦の強弱を調節しているので、釣り場の深度や対象魚に合わせて簡単に、釣行時の現場で摩擦の強弱を調節できる。このテンビンを自作して使用してきた今までの経験では、魚は引き込む前の最初のあたりでアームをパイプ10から引き抜いているので。アームがパイプ10から抜けないで本体10,11ごと引っ張って行くと言うことはない。
釣行時このテンビンを遠投したとき着水、着低時に空気抵抗と水と水圧の抵抗でスピニングリール等からの道糸がパイプに道糸を通した先側に引き出されてしまう現象を防ぎ、道糸と仕掛が絡まってしまうことがなくなった。さらに魚が引き込んでいくときに本体を残してアームだけ持っていくので、本体等のおもみや、その重みによる道糸等にかかる水の抵抗等がなくなり魚に違和感をあたえないで、魚の引き込みに合わせてパイプに道糸を通した先側に道糸を出してやることが出来る。結果、大きな魚を釣ることができるようになった。
既存テンビンの使用状態について 既存テンビンの使用状態について 既存パイプ中通し式テンビンについて 既存ピアノ線等で作成された小さい輪と大きい輪の中通し式テンビンについて 既存中通し式テンビンの短所について 本発明の部品と構造を説明する図である 本発明の部品を組み込んだときの側面図である 本発明の正面図である 本発明の部品アームを手で曲げて加工した状態を示す図である。 本発明のアームを手で曲げて加工し本体のパイプに組み込んだ状態を示す断面図である。 アームの代わりになる栓について示した図である。
以下、本発明の実体の形態について説明する。
(ア)パイプ10とオモリ11を合体させて本体とした。
(イ)アームがパイプ10とオモリ11本体から分離できる構造である。
(ウ)アームの一方の端にハドメのヨリモドシとハドメのビーズ玉を取り付けハドメとし、もう一方の端に本体のパイプ10をすり抜けられる小さい輪を設ける。
(エ)アームを手で曲げる等の加工をしてパイプ10に通す。
(オ)本体10,11とアームをパイプ10に通し合体させることで全体が、L型既存天秤の仕掛を結んで取り付ける横側のアームになった。
本発明は以上の構成よりなる。
本発明を使用する場合は、アームを手で曲げる等の加工をしてから本体10,11のパイプ10に通して、スピニングリール等からの道糸を一方の小さい輪に結ぶ等で取り付け、もう一方に取り付けたハドメのヨリモドシに仕掛を取付ける。
仕掛にある釣り針にエサを取り付け海等の広い場所で市販されている既存の遠投用の釣り竿及びスピニングリール等を介して使用するものである。
図11に示すように、アーム9の代わりに栓等を使用してもよい。例えば、本体10,11のパイプ10をアーム9の長さにし、スピニングリール等からの道糸5を通して、通した側に引っ張れば抜けやすくした栓をよりもどし7等で止めてハドメとする。
1 L字型になっている部品の上側のアーム
2 L字型になっている部品の横側のアーム
3 オモリ
4 ハドメのビーズ玉
5 道糸(スピニングリール等に巻かれている糸ナイロンテグス等)
6 仕掛け(ナイロンテグス等の釣糸に釣針を結びエサをつけたもの長さ約1メータ前後)
7 ハドメのヨリモドシ
8 パイプ
9 アーム(長さ27cm及び太さ1.0mm前後、材質ピアノ線等)
10 パイプ内径6mm及び長さ14cm前後
11 オモリ20号~45号
12 小さい輪
13 大きい輪
14 道糸を通す方向(ハドメがない側)
15 仕掛と道糸等が空気抵抗と水と水圧の抵抗でスピニングリール等からの道糸がパイプ及び大きい輪に道糸を通した先側に引き出されてしまう方向
16 アームの代わりになる栓

Claims (1)

  1. 道糸が通るパイプとオモリとを合体してなる本体と、本体を遠投して海底に着底するまでにパイプから道糸が引き出されることを防止して魚の引き込みに合わせて道糸が引き出されるようにする道糸引出防止手段とからなる魚釣り用中通し遠投テンビンであって、
    道糸引出防止手段はパイプに通すアームであり、アームは一端に道糸を他端に仕掛を結びつけるものであって、アームの仕掛側の端にはパイプの道糸側へのアームの抜けを防ぐハドメを設け、アームの道糸側の端にはハドメを設けず、アームを曲げてアームをパイプの内側に押し当てることでアームとパイプの間に生ずる摩擦の強弱を調整可能になっていることを特徴とする魚釣り用中通し遠投テンビン。
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