JP3881878B2 - プラスチック製天井材 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、一対の構成部材を突き合わせ状に連結して構成されるプラスチック製天井材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴室ユニットをプラスチック製の壁材および天井材で構築するユニットバスにおいて、天井壁を複数のパネルを接合して構成するものは、特開平9−67892号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ユニットバスの天井材は大型であるから、特開平9−67892号公報に記載されているように、複数の構成部材を施工時に連結して構築するのが一般的であるが、天井材を複数の構成部材に分割しても、それ自体がやはり大型であるから、その連結施工が容易でないのが実情である。
【0004】
また、この種の天井材をプラスチック製とする場合には、単なるパネル状でなく、中空二重壁構造の立体形状として強度および剛性を高くする必要があるので、ユニットバスの天井材はますます大型となり、これを一体成形することは難しく、天井部材を複数の構成部材に分割して成形し、各構成部材を施工時に接合するほうが好都合である。
【0005】
そこで、本発明は、一対の構成部材を突き合わせ、かつ突き合わせ面で連結して構成される天井材であって、構成部材の突き合わせ面には、互いに連結するための連結凸部と連結凹部を有しており、該連結凸部と連結凹部には一対の構成部材を連結方向に移動させることにより正確な突き合せ連結位置に案内せしめる案内方向に傾斜した傾斜案内面を備えたことにより、連結案内構造を有する連結凹部と連結凸部による連結案内構造により天井の施工を容易にするとともに突き合わせ作業あるいは運搬時の接触等による破損を防止することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記の目的を達成するため、プラスチック製天井材として請求項1ないし4に記載するものを提供する。
【0007】
すなわち、請求項1に係るプラスチック製天井材は、一対の構成部材を突き合わせ、かつ突き合わせ面で連結して構成される天井材であって、天井材は表面壁、裏面壁および側面壁からなるとともに、裏面壁側に凸となった立体形状を有しており、構成部材の側面壁下端の突き合わせ面左右対称部位には、互いに連結するための連結凸部と連結凹部を有しており、該連結凸部と連結凹部には一対の構成部材を連結方向に移動させることにより正確な突き合せ連結位置に案内せしめる連結方向に迫り上がりかつ案内方向に傾斜した傾斜案内面を備えているとともに、連結凸部は底辺の寸法に対して垂線の寸法が小さいことを特徴とするものである。
【0008】
また、請求項2に係るプラスチック製天井材は、請求項1の構成において、構成部材の突き合わせ面には、一方の構成部材の左右対称部位に連結凹部と連結凸部を、他方の構成部材には一方の構成部材の連結凹部と連結凸部にそれぞれ対応した位置にはそれれ連結凸部と連結凹部を形成したことを特徴とするものである。
【0009】
請求項3に係るプラスチック製天井材は、請求項1または2の構成において、一の構成部材は同一形状であることを特徴とするものである。
【0010】
さらに、請求項4に係るプラスチック製天井材は、請求項1、2または3の構成において、構成部材は中空部を有する二重壁構造であることを特徴とするものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
図面は本発明に係るプラスチック製天井材として、浴室の天井壁を構築するものを例示している。図1は一対の構成部材を突き合わせて連結する前の態様を示す斜視図、図2は図1の構成部材の連結凸部の部分を示す詳細斜視図、図3は図1の構成部材の連結凹部の部分を示す詳細斜視図である。
【0012】
図1に示すように、本発明に係るプラスチック製天井材は、一対の構成部材1、1を突き合わせ、その突き合わせ面を互いに連結して構成されるものである。その一対の構成部材1、1は、それぞれ左右対称形状であり、かつ一対の構成部材1、1は同一形状のものである。一対の構成部材1、1は、耐衝撃性ポリスチレン樹脂をブロー成形した中空二重壁構造であって、表面壁2と裏面壁3からなり、表面壁2と裏面壁3はそれらの外周を囲む側面壁4によって一体状に成形され、表面壁2、裏面壁3および側面壁4に囲まれた部分は中空部5をなしている。なお、構成部材1、1の表面壁2は浴室内の天井面をなす面であり、裏面壁3は天井裏側の面であって、裏面側に凸となっているものである。また、その周囲は外方に突出するフランジ部6となっている。
【0013】
一対の構成部材1、1のうち、その一方の構成部材(図1の右側のもの)の突き合わせ面7の左右の側面壁4、4にあたり、かつ左右対称部位には、その一方(図1では右側)に連結案内構造を有する連結凸部8が、その他方(図1では左側)に連結凹部9がそれぞれ形成されている。この連結凸部8は、同じ他方の構成部材1(図1では左側のもの)の連結凹部に、かつ上記連結凹部9には、同じく連結凸部がそれぞれ嵌合して、一対の構成部材1、1は一体状に連結されて、本発明に係るプラスチック製天井材が構成される。
【0014】
一方の構成部材1(他方の構成部材1も同じ)の連結凸部8には、連結方向に迫り上がり傾斜案内面8aをなす連結案内構造を有し、また連結凹部9には、連結方向に上記迫り上がり傾斜案内面8aと逆の傾斜案内面9aを有する連結案内構造を有している。この連結案内構造をなす傾斜案内面8aと傾斜案内面9aにより、一方の構成部材1に対して他方の構成部材1を少し上方にずらして対向させ、それを連結方向に移動させるだけで、他方の構成部材1は一方の構成部材1の突き合わせ連結位置に的確に案内されるから、施工にあたっては、まず一方に構成部材1を所定の位置に固定し、他方の構成部材1を上記の要領で容易に連結することができる。
【0015】
連結凸部8と連結凹部9の上記連結案内構造は、一方の構成部材1に対して他方の構成部材1を少し下方にずらして対向させ、それを連結方向に移動させることにより突き合わせ連結位置に案内される傾斜案内面を備えているものとしてもよい(図示せず)。
【0016】
このように、一方の構成部材1に対して他方の構成部材1を上方または下方に位置決めする連結案内構造を備えることにより、天井の周囲の寸法が決まっていることが一般的である天井材の取付施工が容易かつ的確にできることになり、この構成による施工面の効果は大きいものである。なお、本発明に係るプラスチック製天井材は、施工現場の適所等において予め一対の構成部材1、1を連結して構成したうえ、天井に施工することができることは勿論である。
【0017】
図示の実施の形態では、一対の構成部材1、1に、連結凸部8と連結凹部9をそれぞれ1つずつ設けたものを例示したが、一対の構成部材1、1の突き合わせ面7には、左右対称部位に連結凸部8と連結凹部9を交互に複数形成することにより、一対の構成部材1、1の突き合わせ連結強度の向上を図ることができる。
【0018】
なお、図示しないが、一対の構成部材1、1の中空部の全体またはその一部に断熱や遮音などのために樹脂の発泡材を充填することができる。発泡材としては、不活性気体の混入(気体混入法)や発泡剤分解法、溶剤気散法、化学反応あるいは水蒸気加熱などにより発泡するポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン酢酸ビニル共重合体樹脂、アクリル樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド樹脂、ポリウレタン樹脂、ナイロン樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂などであるが、これらのうち特にポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリスチレン樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド樹脂等の発泡済みの又は不完全発泡の粒状体である発泡ビーズを用い水蒸気加熱により両者を溶着するのが好適である。
【0019】
また、一対の構成部材1、1を図示のように対称的に直接接合する構成のほか、対称的に配置する一対の構成部材1、1の間に他の部材を介在させて一体状に構成することも可能である。そして、このようにすることにより、一対の構成部材1、1および他の構成部材ともに比較的小型のもので一体状で大きい天井材を構築することが可能である。なお、これについては図示を省略する。
【0020】
本発明に係るプラスチック製天井材は、所要の寸法に成形可能であるが、通常、その寸法は1200×1600(mm)、1600×1600(mm)、1600×2000(mm)である。
【0021】
本発明に係るプラスチック製天井材を構成する樹脂は、引張弾性率が7000Kg/cm2以上の剛性を有するプラスチックが好適であり、高密度ポリエチレン樹脂、中密度ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリエチレンテレフタート樹脂、ポリブチレンテレフタート樹脂、ポリスチレン樹脂、ABS樹脂、ポリカーボネート樹脂、変性ポリフェニレンオキサイド樹脂あるいはこれらのブレンド物など、剛性にすぐれたブロー成形可能な熱可塑性樹脂である。
【0022】
本発明の一実施の形態として例示した図示のプラスチック製天井材は、一対の構成部材1、1は同一形状のものであるから、一対の構成部材1、1は同一の成形金型により熱可塑性樹脂をブロー成形することができるという特長を有しているが、本発明に係るプラスチック製天井材は、必ずしも一対の構成部材1、1が同一でなくてもよく、一対の構成部材1、1にそれぞれの位置に連結凹部と連結凸部が形成されていればよい。また、図示の実施の形態において、傾斜案内面8aを備える連結凸部8の形状は、断面形状が直角三角形の楔形をしているが、断面形状が台形の傾斜面が部分的に備わる形状としてもよい。ただ、断面形状が直角三角形あるいは台形の場合において、底辺8bの寸法に対して垂線8cの寸法が小さいことが衝撃に対する点で好ましい。
【0023】
【発明の効果】
本発明に係るプラスチック製天井材によれば、一対の構成部材を突き合わせ、かつ突き合わせ面で連結して構成される天井材であって、構成部材の突き合わせ面には、互いに連結するための連結凸部と連結凹部を有しており、該連結凸部と連結凹部には一対の構成部材を連結方向に移動させることにより正確な突き合せ連結位置に案内せしめる案内方向に傾斜した傾斜案内面を備えているので、連結案内構造を有する連結凹部と連結凸部による連結案内構造により天井の施工を容易にするとともに突き合わせ作業あるいは運搬時の接触等による破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一対の構成部材を突き合わせて連結する前の態様を示す斜視図である。
【図2】図1の構成部材の連結凸部の部分を示す詳細斜視図である。
【図3】図1の構成部材の連結凹部の部分を示す詳細斜視図である。
【符号の説明】
1、1 一対の構成部材
2 表面壁
3 裏面壁
4 側面壁
5 中空部
6 フランジ部
突き合わせ面
8 連結凸部
8a 傾斜案内
8b 底辺
8c 垂線
9 連結凹部
9a 傾斜案内

Claims (4)

  1. 一対の構成部材を突き合わせ、かつ突き合わせ面で連結して構成される天井材であって、天井材は表面壁、裏面壁および側面壁からなるとともに、裏面壁側に凸となった立体形状を有しており、構成部材の側面壁下端の突き合わせ面左右対称部位には、互いに連結するための連結凸部と連結凹部を有しており、該連結凸部と連結凹部には一対の構成部材を連結方向に移動させることにより正確な突き合せ連結位置に案内せしめる連結方向に迫り上がりかつ案内方向に傾斜した傾斜案内面を備えているとともに、連結凸部は底辺の寸法に対して垂線の寸法が小さいことを特徴とするプラスチック製天井材。
  2. 構成部材の突き合わせ面には、一方の構成部材の左右対称部位に連結凹部と連結凸部を、他方の構成部材には一方の構成部材の連結凹部と連結凸部にそれぞれ対応した位置にはそれれ連結凸部と連結凹部を形成したことを特徴とする請求項1記載のプラスチック製天井材。
  3. 一対の構成部材は同一形状であることを特徴とする請求項1または2記載のプラスチック製天井材。
  4. 構成部材は中空部を有する二重壁構造であることを特徴とする請求項1、2または3記載のプラスチック製天井材。
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