JP3880415B2 - パケット交換装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パケット交換装置に関し、特に可変長パケットを送受信する高速の送受信部を多数具備した通信ノードに使用して好適なパケット交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、パケット通信による音声通話や動画像の配信サービスやインターネットを用いた高速通信の要求が高まっており、高スループットで多数の送受信部を備えたパケット交換装置が求められている。
【0003】
従来、この種の装置として、特開2000−232482号公報に記載の構成のものが知られ、その構成を図11に示す。図11に示すように、各受信部901(9011〜901n)はn個の送信部902(9021〜902n)の各々に対応して、受信したパケットを記憶するn個のキュー903(90311〜9031n)〜(903n1〜903nn)と、受信したパケットをそのヘッダ情報に応じてパケットを送信する送信部902を特定し、その送信部902に対応するキュー903へパケットを振り分ける出力方路振分部900(9001〜900n)と、上記n個のキュー903のいずれかのキュー903を選択しキュー903に記憶されているパケットのセルスイッチ905への出力を許可する出力キュー選択部916(9161〜916n)とを有する。また各送信部902には1つのキュー904(9041〜904n)を設け、コアスイッチ906から受け取ったパケットを記憶できるようになっている。
【0004】
キュー903内部には、受信パケットが装置内ヘッダ918を先頭に固定長のセル917に分解され記憶されており、パケット長がセル長の整数倍に満たない場合は最後のセルにPAD919が挿入されている。装置内ヘッダ918にはヘッダに続き各々のキュー903に対応する送信部902の番号とパケットのパケット長を示す情報が搭載されている。
【0005】
コアスイッチ906に設けたスケジューラ911は、送信部902に設けたキュー904の空き状態を常時監視し、各出力キュー選択部916へ、その空き状態を常時通知し、出力キュー選択部916はキュー904が空き状態にある送信部902に対応したキュー903を選択する。またスケジューラ911は各受信部901がセルスイッチ905へ出力するセルの装置内ヘッダ918に搭載された送信部902の番号に応じ送信部902とセルを出力した受信部901とをセルスイッチ905にて接続し、キュー903が1パケット分のセルを全て出力し終わると接続を開放する。スケジューラ911と出力キュー選択部916は上述の操作を繰り返し、キュー903に記憶したパケットを送信部に設けたキュー904へ送る構成となっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、従来のパケット交換装置では、出力キュー選択部916が複数のキュー903のいずれか1つを選択しセルスイッチ905へパケットを出力する構成となっている。このため、図12(a)に示すようにキュー90311がキュー9041へパケットを出力し、図12(b)に示すように1パケット分のセルを全て出力し終わり接続が開放されると、パケットを受けていたキュー9041は空き状態となる。このときキュー9041に対応するキュー90321と90331に記憶されたパケットは、キュー90321又はキュー90331のいずれかが1パケット分のセルを全て出力し終わるまでセルスイッチ905に出力されないので、キュー9041は空き状態となる。
【0007】
また、スケジューラ911は、いったんキュー904が空き状態になってから、各受信部901がセルスイッチ905に出力した装置内ヘッダ918を調べ、キュー904に接続する受信部901を決定しセルスイッチ905にて接続するよう処理をするので、上述の処理中もキュー904の空き状態は継続する。
【0008】
また、上述した従来のパケット交換装置に接続する機器が少数で、送信部902と受信部901とを前記機器の数量に応じてパケット交換装置に設置可能な最大数より少なく設けてある場合でも、スケジューラ911は、パケット交換装置に設置可能な最大数のキュー904の空き状態を常時監視する機能と、監視結果をパケット交換装置に設置可能な最大数の受信部901に通知する機能とを必要とし、さらに最大数の受信部901がセルスイッチ905に出力した装置内ヘッダ918に応じセルスイッチ905の接続の処理が必要な大規模な構成となる。
【0009】
ところで、上述の問題を解決したパケット交換装置の構成の例を図13及び図14に示す。図13、図14にそれぞれ示すパケット交換装置は、パケットを受信する受信部611、612とパケットを送信する送信部621、622とを8個づつ備えている。図13の構成のパケット交換装置は、パケット交換装置が備える全ての受信部611からパケットを受け入れキューイングできる記憶部691を各々の送信部621に設けており、受信部611は受信したパケットを送信すべき送信部621へ送り出し、送信部621は、内部に設けた記憶部691にキューイングされたパケットを送信するようになっている。
【0010】
また図14の構成のパケット交換装置は、各々の受信部612に、受信したパケットを送信すべき送信部622別にキューイングできる記憶部692を設けており、記憶部692は、空き状態の送信部622へキューイングしたパケットを送り出し、そのパケットを送信部622が送信するように構成されている。
【0011】
しかしながら、上述のパケット交換装置では、全ての受信部611、612と送信部621、622とを互いに接続した構成となっている。このため、多数の受信部611、612と送信部621、622とを備えたパケット交換装置は、受信部611、612の数と送信部621、622の数の積に相当する膨大な配線を内部に必要とするという問題点がある。また、スループットの高いパケット交換装置を得るために受信部611、612から送信部621、622へ送り出すデータのビットレートを高速にすると、各々の配線が発する電磁波によりノイズが発生しデータが誤りやくなり、また、データ誤りを防ぐように各々の配線にシールドを施すなど対策し電磁波の影響を防ぐようにすると、製品のコスト高を招いてしまう。また、ビットレートを高速化せずに各々の配線をパラレル配線にしデータ誤りを防ぐようにした場合、さらに膨大な配線を装置内に必要とする。
【0012】
また、図14に示す構成のパケット交換装置に備えた各々の受信部612に設けられている記憶部692は、空き状態の全ての送信部612に同時にパケットを送り出せるので、記憶部692には各々の送信部612へ当該記憶部692が送り出すデータのビットレートと送信部612の数との積に相当する速度で読み出し可能な高速のメモリを要する。さらに記憶部692は、内部に備えた全てのキューの状態と各々のキューに対応する送信部612の空き状態を常時監視する必要がある。
【0013】
同様に、図13に示す構成のパケット交換装置に備えた各々の送信部621に設けられている記憶部691は、全ての受信部611から同時にパケットを受け入れるので、記憶部691には各々の受信部611が送り出すデータのビットレートと受信部611の数との積に相当する速度で書き込み可能なメモリを要する。
【0014】
よって本発明は、上述した従来の問題点に鑑み、受信部と送信部とを接続する配線本数を低減し、高速の書き込み又は読み出し可能なメモリを必要としないパケット交換装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記目的を達成するために、複数の送受信ユニットを有し、
前記複数の送受信ユニットの各々は、それぞれ対応して設けられた複数の受信部、中継部及び送信部を有し、
前記受信部は、受信したパケットを送信すべき送信部を決定して、その送信部を備えた送受信ユニット上の対応する当該中継部のみへパケットを送り出し、
前記パケットを受けた中継部は、前記パケットを一時格納し、前記決定に応じて同じ送受信ユニット上の送信部のみへ送り出すことを特徴とする。
上記構成により、受信部は、受信したパケットを送信すべき送信部を備えた送受信ユニット上の対応する当該中継部のみへパケットを送り出すとともに、パケットを受けた中継部は、同じ送受信ユニット上の送信部のみへ送り出すので、受信部と送信部とを接続する配線本数を低減することができ、また、中継部は、高速の書き込み又は読み出し可能なメモリを必要としない。さらに、中継部からパケットを受けた送信部は、パケットを一時格納するメモリを省略することも可能になる。
【0016】
本発明は、請求項1に記載のパケット交換装置において、前記中継部が、前記複数の送受信ユニット上の対応する当該受信部からの各パケットを同時に受け入れて一時格納することを特徴とする。
上記構成により、受信部は受信したパケットを一時格納する必要がない。
【0017】
また本発明は、請求項2に記載のパケット交換装置において、前記中継部が、
前記複数の送受信ユニット上の対応する当該受信部からの各パケットをそれぞれ同時に受け入れて一時保持する複数の受信データ保持手段と、
前記複数の受信データ保持手段の各々が保持したデータを格納する格納手段とを有し、
前記受信データ保持手段が保持したデータを、次にデータを保持する前に前記格納手段に格納することを特徴とする。
上記構成により、中継部は、受信部から受けたパケットを損なうことなく保持することができる。
【0018】
また本発明は、請求項1から3のいずれか1つに記載のパケット交換装置において、前記中継部が、同じ送受信ユニット上の複数の送信部のいずれかにそれぞれ送るべき各パケットを同時に送り出し可能であることを特徴とする。
上記構成により、スループットを向上させることができる。
【0019】
また本発明は、請求項4に記載のパケット交換装置において、前記中継部が、同じ送受信ユニット上の複数の送信部のそれぞれに送るべき各パケットを保持する複数の送信データ保持手段を有し、
前記送信データ保持手段は、データを送り出しているときに次に送り出すべきデータを保持することを特徴とする。
上記構成により、中継部が送信部にデータを中断することなく送り出すことができるので、送信部は中継部からのデータを加工する必要がない。
【0020】
また本発明は、請求項1から5のいずれか1つに記載のパケット交換装置において、前記受信部が、受信したパケットを送信すべき送信部を示す送信部情報を前記パケットに付加して前記中継部に出力し、
前記中継部が、前記受信部が付加した送信部情報が示す送信部にパケットを格納していることを通知し、
前記受信部が、前記通知した前記中継部にパケットを送り出すよう構成されていることを特徴とする。
上記構成により、送信部は、中継部からの通知を受け確実に自己が送信すべきパケットを格納している中継部を検知でき、通知する中継部のいずれかにパケットを送り出すように指示するので、複数の中継部が1つの送信部へ同時にパケットを送り出すことがない。また、送信部は単に、指示した中継部が送り出したパケットを送信すればよく、送信部に送信待ちのパケットを格納する手段を設けずに構成できる。
【0021】
また本発明は、請求項1から6のいずれか1つに記載のパケット交換装置において、前記受信部が、受信したパケットをシリアルデータとして前記中継部に送り出し、前記中継部が、前記受信部から受け入れたシリアルデータをパラレルデータに変換して保持することを特徴とする。
上記構成により、受信部と中継部の間の配線本数を低減することができ、また、中継部は複数ビットのデータを1クロックの高速で保持することができる。
また本発明は、請求項7に記載のパケット交換装置において、前記中継部が、前記パラレルデータをシリアルデータに変換し前記送信部に送り出すことを特徴とする。
上記構成により、中継部と送信部の間の配線本数を低減することができ、また、中継部は保持した複数ビットのデータを1クロックの高速で読み出すことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
<基本構成>
図1に示すパケット交換装置は、複数(m個)の送受信ユニット50(501〜50m)を有し、各送受信ユニット50は、それぞれ対応して設けられた複数(n個)の受信部61と、中継部51と送信部62とを備えている。そして、図1、図2に詳しく示すように、q番目の送受信ユニット50上のp番目の受信部61(p,q)がr番目の送受信ユニット50上のs番目の送信部62(s,r)にパケットを渡す場合、受信部61(p,q)は、r番目の送受信ユニット50上の当該中継部51(p,r)のみにパケットを渡し、中継部51(p,r)は当該送受信ユニット50上のs番目の送信部62(s,r)のみにパケットを渡すように構成されている。ここで、
p,s=1〜n、
q,r=1〜m
である。
【0023】
上記構成により、受信部61(p,q)は、各々の送受信ユニット50の当該受信部61に対応する中継部51(p,r)にパケットを送り出し可能であればよいので、全ての送信部62へ直にパケットを送り出す必要がない。また送信部62(s,r)は、当該送信部62を備える送受信ユニット50の中継部51 (p,r)からパケットを受け入れ可能であればよいので、全ての受信部61が送り出したパケットを直に受け取る必要がない。よって全ての受信部61と全ての送信部62と直に接続する必要がないので装置内部の配線本数が低減できる。
【0024】
また、受信部61は、受信したパケットを送信すべき送信部62を決定して、その送信部62を備えた送受信ユニット50の当該受信部61に対応する中継部51へパケットを送り出し、中継部51は、前記決定に応じてパケットを送信すべき送信部62へパケットを送り出す構成としたので、中継部51は、パケットを送信すべき送信部62を決定する格別の手段を必要としない構成とすることができる。
【0025】
また、受信部61は、受信したパケットを送信すべき送信部62を示す送信部情報56をパケットに付加し、中継部51は、送信部情報56が示す送信部62へパケットを送り出す構成とした。
上記構成により、中継部51は、受信部61が決定したパケットを送信すべき送信部62を送信部情報56により確実に検知し、送信部情報56が示す送信部62へパケットを送り出すことができる。
【0026】
また、中継部51は、受信部61から受け入れたパケットを格納可能であって、前記格納したパケットを送信部62へ送り出す構成とした。
上記構成により、中継部51は、受信部61から受け入れたパケットを中継部51に格納可能なので、格納したパケットは送信部62が受け入れ可能なときに送り出せばよく、確実にパケットを中継することができる。
【0027】
また、中継部51は、受信部61から受け入れたパケットを送信すべき送信部62を判別可能に格納する構成とした。
上記構成により、中継部51は、格納したパケットを送信すべき送信部62を判別し、その送信部62に確実に送り出すことができる。
【0028】
また、中継部51は、複数の受信部61から同時にパケットを受け入れ可能な構成とした。
上記構成により、受信部61は、他の受信部61が中継部51にパケットを送り出しているときに中継部51にパケットを送り出しても、中継部51はパケットを受け入れるので、受信したパケットを格納する格別の手段を必要としない構成とすることができる。
【0029】
また、中継部51は図3に示すように、受け入れたデータを保持するために、各々の受信部61(1)〜61(m)に対応した複数の受信データ保持手段73(1)〜73(m)と、
複数の受信データ保持手段73(1)〜73(m)の各々が保持したデータを格納する格納手段(メモリ)740をさらに有する構成とした。
上記構成により、各々の受信部61(1)〜61(m)に対応する受信データ保持手段73(1)〜73(m)が同時にデータを保持でき、確実に複数の受信部61(1)〜61(m)から同時にパケットを受け入れ格納することができる。
【0030】
また、中継部51は、受信データ保持手段73が次にデータを保持する前に、受信データ保持手段73に保持したデータを前記格納手段740に格納する構成とした。
上記構成により、受信データ保持手段73が保持したデータを損なうことなく格納手段740に格納することができるので、中継部51は、確実に送信部62へパケットを中継できる。
【0031】
また、中継部51は、受信部61が付加した送信部情報56が示す送信部62へパケットを格納していることを通知し、
送信部62は、前記通知する中継部51のいずれかにパケットを送り出すように指示し、
中継部51は、前記指示する前記送信部62へ送信部62が送信すべきパケットを送り出す構成とした。
【0032】
上記構成により、送信部62は、中継部51からの通知を受け確実に自己が送信すべきパケットを格納している中継部51を検知でき、通知する中継部51のいずれかにパケットを送り出すように指示するので、複数の中継部51が同一の送信部62へ同時にパケットを送り出すことがなく、送信部62は指示した中継部51が送り出したパケットを送信すればよく、送信部62に送信待ちのパケットを格納する手段を設けずに構成できる。
【0033】
また、中継部51は、複数の送信部62の各々が送信すべきパケットを同時に送り出し可能な構成とした。
上記構成により、中継部51は、いずれかの送信部62へパケットを送り出しているときでも、他の送信部62へパケットを送り出すことができるので、パケット交換機のスループットを向上させることができる。
【0034】
また、中継部51は、送信部62に送り出すデータをあらかじめ保持する送信データ保持手段76(1)〜76(n)を送信部62(1)〜62(n)の各々に対応して有する構成とした。
上記構成により、送信部62の各々に対応する各送信データ保持手段76に送信部62に送り出すデータがあらかじめ保持されているので、中継部51は、複数の送信部62の各々が送信すべきパケットを同時に送り出し可能である。
【0035】
また、中継部51は、前記指示する送信部62が送信すべきパケットのデータを格納手段740から取り出し、送信部62に対応する送信データ保持手段76に保持させる構成とした。
上記構成により、中継部51は、格納手段740に格納されたパケットの送り出しを指示する送信部62が送信すべきデータを、確実に送信部62へ送り出すことができる。
【0036】
また、中継部51は、各送信データ保持手段76(1)〜76(n)に保持したデータをそれぞれ、対応する各送信部62に送り出す送信データ送出手段74(1)〜74(n)を有し、
各送信データ送出手段74がデータを送り出しているときに、送信データ送出手段74が次に送り出すべきデータを送信データ保持手段76に保持させる構成とした。
上記構成により、送信データ送出手段74はパケットを中断することなく送信部62へ送出できるので、送信部62には中継部51から受け入れたデータを加工する格別の手段を必要としない。
【0037】
また、受信部61は、受信したパケットをシリアルデータとして中継部51に送り出すものであって、
受信データ保持手段73は、受信部61から受け入れたシリアルデータをパラレルデータに変換し保持する構成(図3のs/p)とした。
上記構成により、格納手段740が中継部51に受信したパケットを送り出すための配線を削減でき、受信データ保持手段73が保持した複数ビットのデータを1クロックで格納することができる。
【0038】
また、中継部51は、格納したパケットをシリアルデータとして送信部62に送り出すものであって、
送信データ送出手段74は、送信データ保持手段76が保持したパラレルデータをシリアルデータに変換して送信部62に送り出す構成(図3のp/s)とした。
上記構成により、中継部51が格納したパケットを送信部62へ送り出すための配線を削減でき、格納手段740は、格納した複数ビットのデータを1クロックで送信データ保持手段76に保持させることができる。
【0039】
<詳細な構成、動作の説明>
以下、本発明のパケット交換装置の構成、動作を詳しく説明する。図1に示すように、パケット交換装置は、m個の送受信ユニット50を備え、各送受信ユニット50が受信部61と送受信部62とをn個備えた構成となっている。各々の送受信ユニット50は、n個の中継部51をさらに備え、中継部51は、各々の送受信ユニット50に備えられた当該中継部51に対応する受信部61により受信されたパケットを、受信シリアルバス65を介し受け入れ可能に接続されている。
【0040】
受信部61は、受信したパケット55を送信すべき送信部62を決定し、その送信部62を備えた送受信ユニット50に備えられている中継部51へパケット55を送り出すようになっている。このとき受信部61は、送信部62を示す送信部情報56をパケット55に付加する。パケット55を受け入れた中継部51は、パケット55に付加された送信部情報56が示す送信部62へパケット55を送り出し、送信部62は、中継部51から受け入れたパケット55を送信するようになっている。
【0041】
図2に、受信部61(p,q)が受信したパケット55を、送信部62(s,r)が送信する例を示す。図中「to〜」は「〜へ」を、「from〜」は「〜から」を示す。受信部61(p,q)は、第q番目の送受信ユニット50qに第p番目の受信部61として備えられており、送信部62(s,r)は第r番目の送受信ユニット50rに第s番目の送信部62として備えられている。ここで、図2に示すように、受信部61(p,q)は、各送受信ユニット501〜50mに備えられた受信部61(p,q)に対応するm個の中継部51(p,1)〜51(p,m)へ受信したパケットをm本の受信シリアルバス65(p,q1)〜65(p,qm)を介し送り出し可能に接続されている。
【0042】
図4に受信部61の構成を示す。受信部61(p,q)は、受信したパケット55を送信すべき送信部62を決定する送信決定部52と、自己が受信シリアルバス65に送出するデータに有効データ情報57を付加する有効データ情報付加部53と、受信したパケットを送出する受信シリアルバス65を選択するセレクタ54とを有する。
【0043】
有効データ情報付加部53は、1バイト単位に区切られたパケットのデータの末尾に1ビットの有効データ情報57を付加し、受信部61が受信シリアルバス65にデータを送出していないときには有効データ情報57を付加しないようになっている。中継部51は有効データ情報57を検知することにより受信シリアルバス65上のデータが有効か無効かを判別する。また送信決定部52は、受信したパケットを送信すべき送信部62として送信部62(s,r)に決定すると、第s番目の送信部62を示す送信部情報56(s)をパケット55の先頭バイトに付加し、セレクタ54に送受信ユニット50rを選択させる。上述のとおり、受信部61(p,q)が受信したパケットは、第r番目の送受信ユニット50rに第p番目の中継部51として備えられた中継部51(p,r)へ受信シリアルバス65(p,qr)を介し送り出される。
【0044】
また図2に示すように、中継部51(p,r)は、各送受信部501〜50mに備えられた中継部51(p,r)に対応するm個の受信部61(p,1)〜61(p,m)の各々が受信したパケットをm本の受信シリアルバス65(p,1r)〜65(p,mr)を介し受け入れ可能に接続されていて、さらに中継部51(p,r)に対応するn個の送信部62(1,r)〜62(n,r)の各々にパケットを送信シリアルバス66(p1,r)〜66(pn,r)を介し送り出し可能に接続されている。
【0045】
中継部51(p,r)は、受信部61(p,q)から送信部情報56(s)が付加されたパケット55を受け入れると、パケット55を中継部51(p,r)内部に格納し、図1に示すように送信部情報56(s)が示す第s番目の送信部62である送信部62(s,r)へ格納通知情報68(ps,r)を送り、送信部62(s,r)が送信すべきパケット55を格納していることを通知する。上述の格納通知情報68により、送信部62は、自己が送信すべきパケットを格納している中継部51を検知できるようになっている。
【0046】
送信部62は検知した中継部51のいずれかに送出指示信号67を送り、格納しているパケットを自己へ送り出すように指示する。図2は、格納通知情報68(ps,r)を中継部51(p,r)から受けた送信部62(s,r)が中継部51(p,r)へ送出指示信号67(ps,r)を送り、中継部51(p,r)が送信シリアルバス66(ps,r)を介し、パケット55を送信部62(s,r)へ送り出す様子を示している。
【0047】
また、図3に示すように、中継部51(p,r)は、各送受信ユニット501〜50nに備えた中継部51(p,r)に対応する受信部61(p,1)〜61(p,m)から受信シリアルバス65(p,1r)〜65(p,mr)を介し受け入れたデータを受信保持手段(シリアル/パラレル変換部)73(1)〜73(m)にて受信パラレルデータ77(1)1:8〜77(m)1:8に変換し保持する。受信シリアルバス65上のデータは、受信シリアルバス65上のデータにバイト同期したバイト同期パルス721に同期して受信パラレルデータ77上のデータに変換され、次のバイト同期パルス721がシリアル/パラレル変換部73に入力されるまで保持される。各々のシリアル/パラレル変換部73が受信部61から受け入れたデータを保持するので、中継部51は複数の受信部61から同時にパケットを受け入れ可能な構成となっている。
【0048】
図3中のPLL(Phase Locked Loop)回路81は、受信シリアルバス65上のデータと送信シリアルバス66上のデータとにバイト同期したバイト同期パルス721をm+n逓倍したメモリアクセスパルス723を生成し、バス調停部750は、メモリアクセスパルス723に同期し、m個のパルスでシリアル/パラレル変換部73(1)〜73(m)の各々が保持したデータをメモリ740に書き込み、n個のパルスで書き込んだデータを送信データ保持手段76(1)〜76(n)の各々に保持させる。図中のRead, Write, Addressは、メモリ740をそれぞれ、読み出し、書き込み、アドレス指定のために制御する制御信号である。
【0049】
図5にシリアル/パラレル変換部73の動作例を示す。受信シリアルバス65上のデータの各ビットは、受信ビット同期パルス722に同期しており、各バイトはバイト同期パルス721に同期している。受信シリアルバス65上のデータは1バイト単位に区切られたパケットのデータと1ビットの有効データ情報57とから構成されるので、受信ビット同期パルス722の周波数はバイト同期パルス721の周波数の9倍となっている。
【0050】
図中のT111に示すタイミングでシリアル/パラレル変換部73に入力された受信シリアルバス65上のデータは、T112に示すタイミングで入力順に受信パラレルバス771〜778に出力され、受信データ保持手段75に保持される。また、1バイト単位に区切られた各データの末尾に付加されている有効データ情報57は、受信パラレルバス770に出力される。図中のT111に示すタイミングでは、受信シリアルバス65上のデータはAAhを示しているので、T112に示すタイミングでは、受信パラレルバス771〜778にAAhが出力されている。また、T111〜T113に示すタイミングでは、受信シリアルバス65上の有効データ情報57は有効を示すので、T112〜T114に示すタイミングでは、受信パラレルバス770も有効を示すHレベルとなり、T114に示すタイミングでは受信シリアルバス65上の有効データ情報57は無効を示すので、T115に示すタイミングでは、受信パラレルバス770も無効を示すLレベルとなる。
【0051】
上述の通り、受信ビット同期パルス722にビット同期した受信シリアルバス65上のデータはシリアル/パラレル変換部73により、バイト同期パルス721に同期し受信パラレルバス77上に出力される。バス調停部750は受信パラレルバス770上のデータを監視しており、バスが有効を示すHレベルとなっているとき受信パラレルバス771〜778上のデータをメモリ740に書き込む。
【0052】
図6は、シリアル/パラレル変換部73(1)、73(q)、73(m)が保持した受信パラレルバス77(1)1:8、77(q)1:8、77(m)1:8上のデータの例を示しており、受信パラレルバス77(q)1:8上のデータは図中のT0に示すタイミングで有効となり、受信部61(p,q)が付加した送信部情報56(s)が出力され、T4に示すタイミングで無効となっている。受信パラレルバス771がHレベルとなっているときバス調停部750は、書き込み要求信号71を送ったゲート75へ書き込み許可パルス82を送り、シリアル/パラレル変換部73が保持したデータをデータバス730に出力させメモリ740に書き込む。
【0053】
図7(a)、(b)にシリアル/パラレル変換部73(1)、73(q)、73(m)が保持したデータをバス調停部750がメモリ740に書き込む様子を示す。図7(a)中のT0に示すタイミングで、PLL回路81が1番目のメモリアクセスパルス723を出力すると、バス調停部750はHレベルの出力許可信号821を出力し、データバス730に受信パラレルバス77(1)1:8上のデータを出力させてメモリ(RAM)740に書き込む。またPLL回路81がq番目のメモリアクセスパルス723を出力すると、バス調停部750はHレベルの出力許可信号821を出力し、データバス730に受信パラレルバス77(q)1:8上のデータを出力させ、出力された送信部情報56(s)から受信パラレルバス77(q)1:8上のデータを書き込むRAM740上の記憶エリアを決定する。RAM740には各々の送信部62に対応し個別の記憶エリアが確保されている。
【0054】
上述の構成により中継部51は、受信部61から受け入れたパケットを複数格納可能であり、個別の記憶エリアにデータを書き込むことにより受信部61から受け入れたパケットを送信すべき送信部62を判別可能に格納することができる。
【0055】
T1に示すタイミングで、PLL回路81がq番目のメモリアクセスパルス723を出力すると、バス調停部750はメモリ740にs番目の送信部62に対応する記憶エリアとして確保されたアドレスA1(s)に受信パラレルバス77(q)1:8上のデータを書き込む。また受信パラレルバス77(m)1:8上のデータは、受信パラレルバス77(m)0がLレベルとなっているのでデータバス730には出力されない。上述のように、シリアル/パラレル変換部73がデータを保持する毎に該データをメモリ740に格納できるので、中継部51は、受信データ保持手段であるシリアル/パラレル変換部73が次にデータを保持する前に、シリアル/パラレル変換部73に保持したデータを前記格納手段であるメモリ740に格納することができる。
【0056】
また図7(b)中のT3に示すタイミングで、メモリ740内のアドレスA3(s)に受信パラレルバス77(q)1:8上のデータを書き込むと、受信部61(p,q)が受信したパケットの書き込みが完了し、受信パラレルバス77 (q)0がLレベルに変化するので、T4に示すタイミングでは、受信パラレルバス77(q)1:8上のデータはメモリ740内に書き込まれない。
【0057】
バス調停部750はデータを格納したRAM740の記憶エリアに対応する送信部62に格納通知信号68を送り、送信部62が送信すべきパケット55を格納していることを通知する。格納通知信号68を受けた送信部62は送出指示信号67を送り、格納しているパケットを当該送信部62へ送り出すように指示する。
【0058】
図3中の送信データ保持手段76(1)〜76(n)は、送受信部50rにn個備えた図1中の送信部62(1,r)〜62(n,r)の各々に対応しており、各送信部62に対応するメモリ740内の記憶エリアから読み出されたデータを保持し、送信パラレルバス78(1)1:8〜78(n)1:8に出力する。送信パラレルバス78(1)1:8〜78(n)1:8上のデータは、送信データ送出手段(パラレル/シリアル変換部)74(1)〜74(s)によりシリアルデータに変換され、送信シリアルバス66(p1,r)〜66(pn,r)を介し送信部62(1,r)〜62(n,r)へ送り出される。
【0059】
上述の通り、中継部51は、受信部61が付加した送信部情報56が示す送信部62へパケットを格納していることを通知し、送信部62は、通知する中継部51のいずれかに送信部62へパケットを送り出すように指示し、中継部51は、指示する送信部62へ送信部62が送信すべきパケットを送り出すようになっている。送信部62は、格納通知信号68を送る中継部51のいずれか1つに送出指示信号67を送るので、複数の中継部51が1つの送信部62に同時にパケットを送り出すことがない。そのため送信部62は、受け取ったパケットをキューイングする格別の手段を必要としない。バス調停部750は、送出指示信号67を受けると、送出指示信号67を送った送信部62に対応するRAM740内の記憶エリアに格納されたデータを読み出し、送信部62に対応する送信データ保持手段76に保持させる。
【0060】
図8は、送信データ保持手段76が保持し送信パラレルバス78上に出力したデータと、格納通知信号68と送出指示信号67との動作の例を示しており、図中のT5のタイミングで、バス調停部750が送った格納通知信号67(ps,r)を受けた送信部62(s,r)が送出指示信号68(ps,r)を送り、RAM740から読み出されたデータが送信データ保持手段76sに保持されている。T8のタイミングで、パケットの末尾のデータが送信データ保持手段76sに保持されると、バス調停部750は格納通知信号67(ps,r)の送出を停止するので、T9のタイミングで、送信部62(s,r)もまた送出指示信号68(ps,r)の送出を停止し、中継部51(p,r)から送信部62(s,r)へのパケットの送り出しが完了する。
【0061】
図9(a)、(b)は、メモリ740から読み出されたデータが送信データ保持手段761〜76nに保持される様子の詳細を示す。図9(a)中のT5に示されるタイミングでは、送出指示信号68(p1,r)と送出指示信号68(ps,r)とがパケットの送出を指示しているので、PLL回路81がm+1番目のメモリアクセスパルス723を出力すると、メモリ704内の送信部62(1,r)に対応する記憶エリアから読み出されたデータD61が送信データ保持手段761に保持され、送信パラレルバス78(1)1:8上にデータD61が出力される。また、PLL回路81がm+s番目のメモリアクセスパルス723を出力すると、メモリ704内の送信部62(s,r)に対応する記憶エリアであるアドレスA1(s)から読み出されたデータD1pが送信データ保持手段76sに保持され、送信パラレルバス78(s)1:8上にデータD1pが出力される。
【0062】
T6に示されるタイミングでは、PLL回路81がm+s番目のメモリアクセスパルス723を出力すると、メモリ704内の送信部62(s,r)に対応する記憶エリアであるアドレスA2(s)から読み出されたデータD2pが送信データ保持手段76sに保持され、送信パラレルバス78(s)1:8上にデータD2pが出力される。
【0063】
図9(b)中のT8に示されるタイミングでは、PLL回路81がm+s番目のメモリアクセスパルス723を出力すると、メモリ704内の送信部62(s,r)に対応する記憶エリアであるアドレスA3(s)から読み出されたパケットの末尾のデータD3pが送信データ保持手段76sに保持され、送信パラレルバス78(s)1:8上にデータD3pが出力され、T9に示されるタイミングで、バス調停部750は、格納通知信号67(ps,r)の送出を停止し送信部62(s,r)もまた送出指示信号68(ps,r)の送出を停止するので、PLL回路81がm+s番目のメモリアクセスパルス723を出力してもメモリ704からデータが読み出されない。
【0064】
上述のように送信データ保持手段76に保持され送信パラレルバス78(s)1:8上に出力されたデータは、パラレル/シリアル変換部74にてシリアルデータに変換され、送信シリアルバス66を介し送信部62へ送り出される。図10にパラレル/シリアル変換部74の動作例を示す。図中のT120に示すタイミングでの4Dhを示す送信パラレルバス78,1:8上のデータは、T121に示すタイミングで、送信ビット同期パルス724に同期したシリアルデータに変換され送信シリアルバス66に出力される。同様にT122に示すタイミングでの送信パラレルバス78,1:8上のデータは、T123に示す送信シリアルバス66に出力され、T124に示すタイミングでの送信パラレルバス78,1:8上のデータは、T125に示すタイミングで送信シリアルバス66に出力される。
【0065】
上述の通り、中継部51は、送信部62に送り出すデータをあらかじめ保持する送信データ保持手段76を送信部62の各々に対応して有し、送出指示信号68によりパケットを送り出すように指示する送信部62が送信すべきパケットのデータを格納手段であるメモリ740から取り出し、送信部62に対応する送信データ保持手段76に保持させるようになっており、送信データ保持手段76に保持したデータを送信データ送出手段であるパラレル/シリアル変換部74が送信部62に送出しているときに、送信データ送出手段が次に送出すべきデータを保持させるので、中継部51は、複数の送信部62の各々が送信すべきパケットを同時に送り出し可能な構成となっている。
【0066】
ここで、送信部62と受信部62とをm×n個づつ備えた従来のパケット交換装置の場合、各々の送信部と受信部とをm×nの2乗の配線で接続する必要があったが、本発明によるパケット交換装置は、m本の受信シリアルバス65とn本の送信シリアルバス66とが接続された中継部51をm×n個備えた構成なので、装置内に受信シリアルバス65と送信シリアルバス66とを合計し(m+n)×m×n本備えた構成となり、このため、従来のパケット交換装置よりも配線の本数が削減されている。
【0067】
また、従来のパケット交換装置の場合、記憶部69は、受信部61が送り出すデータのビットレートのm×n倍の速度での書き込み又は読み出し可能なメモリを必要としたが、本発明によるパケット交換装置に備えた中継部51には、m+n倍の速度での書き込み又は読み出しが可能なメモリを設けていればよい。
【0068】
【発明の効果】
以上説明したように請求項1に記載の発明によれば、受信部は、受信したパケットを送信すべき送信部を備えた送受信ユニット上の対応する当該中継部のみへパケットを送り出すとともに、パケットを受けた中継部は、同じ送受信ユニット上の送信部のみへ送り出すので、受信部と送信部とを接続する配線本数を低減することができ、また、中継部は高速の書き込み又は読み出し可能なメモリを必要としない。さらに、中継部からパケットを受けた送信部は、パケットを一時格納するメモリを省略することも可能になる。
請求項2に記載の発明によれば、受信部は受信したパケットを一時格納する必要がない。
請求項3に記載の発明によれば、中継部は受信部から受けたパケットを損なうことなく保持することができる。
請求項4に記載の発明によれば、スループットを向上させることができる。
請求項5に記載の発明によれば、中継部が送信部にデータを中断することなく送り出すことができるので、送信部は中継部からのデータを加工する必要がない。
請求項6に記載の発明によれば、送信部は、中継部からの通知を受け確実に自己が送信すべきパケットを格納している中継部を検知でき、通知する中継部のいずれかにパケットを送り出すように指示するので、複数の中継部が1つの送信部へ同時にパケットを送り出すことがない。また、送信部は単に、指示した中継部が送り出したパケットを送信すればよく、送信部に送信待ちのパケットを格納する手段を設けずに構成できる。
請求項7に記載の発明によれば、受信部と中継部の間の配線本数を低減することができ、また、中継部は複数ビットのデータを1クロックの高速で保持することができる。
請求項8に記載の発明によれば、中継部と送信部の間の配線本数を低減することができ、また、中継部は保持した複数ビットのデータを1クロックの高速で読み出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるパケット交換装置の基本構成を示すブロック図
【図2】図1中の送信部と中継部と受信部との具体的な接続例を示すブロック図
【図3】図1中の中継部の構成例を示すブロック図
【図4】図1中の受信部の構成例を示すブロック図
【図5】図3中のシリアル・パラレル変換部の動作例を示すタイミング図
【図6】図3中の中継部の動作例を示すタイミング図
【図7】(a)図3中の中継部の動作例を示すタイミング図
(b)図3中の中継部の動作例を示すタイミング図
【図8】図3中の中継部の動作例を示すタイミング図
【図9】(a)図3中の中継部の動作例を示すタイミング図
(b)図3中の中継部の動作例を示すタイミング図
【図10】図3中のパラレル・シリアル変換部の動作例を示すタイミング図
【図11】従来のパケット交換装置の構成例を示すブロック図
【図12】(a)図11中の従来のパケット交換装置の動作例を示すブロック図
(b)図11中の従来のパケット交換装置の動作例を示すブロック図
【図13】他の従来のパケット交換装置の構成例を示すブロック図
【図14】さらに他の従来のパケット交換装置の構成例を示すブロック図
【符号の説明】
50 送受信ユニット
51 中継部
55 パケット
56 送信部情報
57 有効データ情報
61 受信部
62 送信部
64 配線
65 受信シリアルバス
66 送信シリアルバス
67 送出指示信号
68 格納通知信号
69 記憶部
71 受信通知信号
72 送信保持信号
73 受信データ保持手段(シリアル/パラレル変換部)
74 送信データ送出手段(パラレル/シリアル変換部)
75 ゲート
76 送信データ保持手段
77 受信パラレルバス
78 送信パラレルバス
81 PLL回路
721 バイト同期パルス
722 受信ビット同期パルス
723 メモリアクセスパルス
724 送信ビット同期パルス
730 データバス
740 格納手段(メモリ)
750 バス調停部

Claims (8)

  1. 複数の送受信ユニットを有し、
    前記複数の送受信ユニットの各々は、それぞれ対応して設けられた複数の受信部、中継部及び送信部を有し、
    前記受信部は、受信したパケットを送信すべき送信部を決定して、その送信部を備えた送受信ユニット上の対応する当該中継部のみへパケットを送り出し、
    前記パケットを受けた中継部は、前記パケットを一時格納し、前記決定に応じて同じ送受信ユニット上の送信部のみへ送り出すよう構成されているパケット交換装置。
  2. 前記中継部は、前記複数の送受信ユニット上の対応する当該受信部からの各パケットを同時に受け入れて一時格納するよう構成されている請求項1に記載のパケット交換装置。
  3. 前記中継部は、前記複数の送受信ユニット上の対応する当該受信部からの各パケットをそれぞれ同時に受け入れて一時保持する複数の受信データ保持手段と、
    前記複数の受信データ保持手段の各々が保持したデータを格納する格納手段とを有し、
    前記受信データ保持手段が保持したデータを、次にデータを保持する前に前記格納手段に格納するよう構成されている請求項2に記載のパケット交換装置。
  4. 前記中継部は、同じ送受信ユニット上の複数の送信部のいずれかに、それぞれ送るべき各パケットを同時に送り出し可能である請求項1から3のいずれか1つに記載のパケット交換装置。
  5. 前記中継部は、同じ送受信ユニット上の複数の送信部のそれぞれに送るべき各パケットを保持する複数の送信データ保持手段を有し、
    前記送信データ保持手段は、データを送り出しているときに次に送り出すべきデータを保持するよう構成されている請求項4に記載のパケット交換装置。
  6. 前記受信部は、受信したパケットを送信すべき送信部を示す送信部情報を前記パケットに付加して前記中継部に出力し、
    前記中継部は、前記受信部が付加した送信部情報が示す送信部にパケットを格納していることを通知し、
    前記受信部は、前記通知した前記中継部にパケットを送り出すよう構成されている請求項1から5のいずれか1つに記載のパケット交換装置。
  7. 前記受信部は、受信したパケットをシリアルデータとして前記中継部に送り出し、前記中継部は、前記受信部から受け入れたシリアルデータをパラレルデータに変換して保持するよう構成されている請求項1から6のいずれか1つに記載のパケット交換装置。
  8. 前記中継部は、前記パラレルデータをシリアルデータに変換し前記送信部に送り出すよう構成されている請求項7に記載のパケット交換装置。
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