JP3879728B2 - 色変換装置および色変換方法 - Google Patents
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Description
上記第1の色データを用いて、当該第1の色データにより表されるカラー画像における、複数の特定の色相成分に有効な第1の色相領域データを算出する色相領域データ算出手段と、
上記第1の色相領域データの周波数特性を、上記色相成分毎に独立に変換することにより第2の色相領域データを出力する周波数特性変換手段と、
上記第2の色相領域データの各々について設定される所定のマトリクス係数を出力する係数発生手段と、
上記第2の色相領域データを演算項とし、上記マトリクス係数を上記第2の色相領域データに乗じる乗算を含むマトリクス演算を行うことにより、上記第1の色データの明度および/または彩度を上記色相成分毎に独立に補正するための補正量を算出するマトリクス演算手段と、
上記補正量に基づいて上記第2の色データを算出する色補正手段とを備えたものである。
上記第1の色データを用いて、当該第1の色データにより表されるカラー画像における、複数の特定の色相成分に有効な第1の色相領域データを算出し、
上記第1の色相領域データの周波数特性を、上記色相成分毎に独立に変換することにより第2の色相領域データを出力し、
上記第2の色相領域データの各々について設定される所定のマトリクス係数を出力し、
上記第2の色相領域データを演算項とし、上記マトリクス係数を上記第2の色相領域データに乗じる乗算を含むマトリクス演算を行うことにより、上記第1の色データの明度および/または彩度を上記色相成分毎に独立に補正するための補正量を算出し、
上記補正量に基づいて上記第2の色データを算出するものである。
色補正量算出部1は、αβ算出手段3、有彩色成分データ算出手段4、色相領域データ算出手段5、色相領域データ周波数特性変換手段6a〜6f、係数発生手段7、マトリクス演算手段8により構成される。色補正量算出部1に入力された第1の色データRi,Gi,Biは、αβ算出手段3および有彩色成分データ算出手段4にそれぞれ送られる。αβ算出手段3は、第1の色データRi,Gi,Biの最大値βと最小値αを選択して出力する。出力された最大値βと最小値αは、有彩色成分データ算出手段4へと入力される。最小値αはまた、マトリクス演算手段8にも入力される。ここで、最小値αは、第1の色データRi,Gi,Biに含まれる無彩色(グレイ)の成分を表すデータである。
例えば、画像データの画素周波数付近の高い周波数の雑音成分を除去する場合、入力されたデータ中の高周波成分を遮断または大きく減衰させ、低周波成分を透過するローパスフィルタによって色相領域データ周波数特性変換手段6a〜6fを構成することができる。具体的には、画素周波数の約1/4.5以上、すなわち画素データのクロック周波数の1/9以上の周波数成分に遮断、または減衰帯域を有するローパスフィルタを用いることができる。
尚、他の変換後色相領域データfh1g,fh1b,fh1c,fh1m,fh1yについても上記式(2)同様に表される。
図4において、演算係数U(Fij)は、算出する色補正量R1,G1,B1毎に与えられ、R1,G1,B1の色補正量が順次算出されるが、同様の回路を3つ設けることにより、並列処理を行うよう構成してもよい。
尚、明度および/または彩度の調整量、ならびに調整を行う色相成分については式(3)のマトリクス係数Fijにより適宜設定することができる。
なお、Ri=Gi=Biの場合、第1の色データは無彩色、つまりグレイを表し、この場合は識別符号S1として12が出力される。
Claims (13)
- カラー画像を表す第1の色データの明度および/または彩度を変換して上記第1の色データに対応する第2の色データを出力する色変換装置において、
上記第1の色データを用いて、当該第1の色データにより表されるカラー画像における、複数の特定の色相成分に有効な第1の色相領域データを算出する色相領域データ算出手段と、
上記第1の色相領域データの周波数特性を、上記色相成分毎に独立に変換することにより第2の色相領域データを出力する周波数特性変換手段と、
上記第2の色相領域データの各々について設定される所定のマトリクス係数を出力する係数発生手段と、
上記第2の色相領域データを演算項とし、上記マトリクス係数を上記第2の色相領域データに乗じる乗算を含むマトリクス演算を行うことにより、上記第1の色データの明度および/または彩度を上記色相成分毎に独立に補正するための補正量を算出するマトリクス演算手段と、
上記補正量に基づいて上記第2の色データを算出する色補正手段とを備えたことを特徴とする色変換装置。 - 色相領域データ算出手段は、第1の色データにより表されるカラー画像における、赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの色相成分の各々に有効な第1の色相領域データを算出することを特徴とする請求項1に記載の色変換装置。
- 周波数特性変換手段は、赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの各色相成分に有効な第1の色相領域データh1r,h1g,h1b,h1y,h1c,h1mの周波数特性を独立に変換して得られる第2の色相領域データfh1r,fh1g,fh1b,fh1y,fh1c,fh1mを出力し、
係数発生手段はマトリクス係数Fij(i=1〜3,j=1〜7)を出力し、
マトリクス演算手段は、第1の色データにより表されるカラー画像における無彩色成分の大きさを表す無彩色データαを演算項として含む以下のマトリクス演算式により第1の色データの赤、緑、青の各成分の大きさに対する補正量R1,G1,B1を算出することを特徴とする請求項2または3に記載の色変換装置。
- 第1の色データにより表されるカラー画像における無彩色成分を表す第1の無彩色データの周波数特性を変換することにより、第2の無彩色データを出力する手段をさらに備え、
マトリクス演算手段は、上記第2の無彩色データを演算項として含むマトリクス演算を行なうことにより補正量を算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の色変換装置。 - 周波数特性変換手段は、明度および/または彩度を上げる色相成分に有効な色相領域データの雑音成分を除去することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の色変換装置。
- 第1の色データにより表される色の色相に関する情報を示す識別符号を出力する手段と、
上記識別符号に基づいて、上記第1の色データにより表される色の色相に関わる第2の色相領域データを選択する選択手段とをさらに備え、
マトリクス演算手段は、上記選択手段により選択された第2の色相領域データを演算項として用いるマトリクス演算を行うことにより補正量を算出することを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の色変換装置。 - カラー画像を表す第1の色データの明度および/または彩度を変換して上記第1の色データに対応する第2の色データを出力する色変換方法において、
上記第1の色データを用いて、当該第1の色データにより表されるカラー画像における、複数の特定の色相成分に有効な第1の色相領域データを算出し、
上記第1の色相領域データの周波数特性を、上記色相成分毎に独立に変換することにより第2の色相領域データを出力し、
上記第2の色相領域データの各々について設定される所定のマトリクス係数を出力し、
上記第2の色相領域データを演算項とし、上記マトリクス係数を上記第2の色相領域データに乗じる乗算を含むマトリクス演算を行うことにより、上記第1の色データの明度および/または彩度を上記色相成分毎に独立に補正するための補正量を算出し、
上記補正量に基づいて上記第2の色データを算出することを特徴とする色変換方法。 - 第1の色データにより表されるカラー画像における、赤、緑、青、イエロー、シアン、マゼンタの色相成分の各々に有効な第1の色相領域データを算出することを特徴とする請求項9に記載の色変換方法。
- 第1の色データにより表されるカラー画像における無彩色成分を表す第1の無彩色データの周波数特性を変換することにより、第2の無彩色データを出力し、
上記第2の無彩色データを演算項として含むマトリクス演算を行なうことにより補正量を算出することを特徴とする請求項9または10に記載の色変換方法。 - 明度および/または彩度を上げる色相成分に有効な色相領域データの雑音成分を除去することを特徴とする請求項9〜11のいずれか1項に記載の色変換方法。
- 第1の色データにより表される色の色相に関する情報を示す識別符号を出力し、
上記識別符号に基づいて、上記第1の色データにより表される色の色相に関わる第2の色相領域データを選択し、
選択された第2の色相領域データを演算項として用いるマトリクス演算を行うことにより補正量を算出することを特徴とする請求項9〜12のいずれか1項に記載の色変換方法。
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