JP3879648B2 - 不揮発性メモリの内部電源回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的にデータの書換え、消去が可能なメモリであるEEPROM(Electrically Erasable Programmable Read Only Memory)やフラッシュメモリ(Flash Memory)などの不揮発性メモリへのデータの書込みや消去の際に必要な高電圧を、外部から供給される低電圧をチップ内で昇圧して生成する内部電源回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電気的にデータの書込み、消去が可能な不揮発メモリであるEEPROMやフラッシュメモリなどの不揮発性メモリでは、書込み、消去時に読出し時より高い電圧をメモリセルに印加する必要があり高電圧電源が必要とされる。そして、これら不揮発性メモリを内蔵する半導体集積回路では、近年の半導体チップ単一電源化の趨勢に伴い、この高電圧を外部から供給される低い電圧をチップ内で昇圧して生成させることが行なわれる。
【0003】
こうした低電圧から高電圧を半導体チップ内で昇圧して生成する内部電源回路については、昇圧の際のオーバーシュートとアンダーシュートの抑制、負荷変動に対する出力電圧の変動抑制等が問題とされ、その対策を考慮した様々な回路方式が従来より提案されている。それらの中には、例えば複数のチャージポンプ回路を準備し、使用するチャージポンプ回路の数を適宜可変する方式(特許文献1、特許文献2、特許文献3参照)、目標出力電圧近傍で昇圧に必要なパルスの発振周波数を可変する方式(特許文献4参照)、出力電圧目標値をランプ状に上昇させ出力電圧をそれに追随させる方式(特許文献5参照)などがある。
【0004】
【特許文献1】
特開平10−243637号報
【0005】
【特許文献2】
特開平9−308225号報
【0006】
【特許文献3】
特開2000−173266号報
【0007】
【特許文献4】
特開平1−124198号報
【0008】
【特許文献5】
特願2002−144472
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、こうした従来の回路方式が解決を目指した課題は、過電圧の印加に起因するメモリセルのゲート酸化膜の破壊や信頼性低下を防止するために、昇圧波形のオーバーシュートを抑制すること。あるいは、負荷変動に対する出力電圧の変動を抑えて制御性を維持、改善することにあった。
【0010】
ところが、本発明の発明者は、不揮発性メモリの信頼性、具体的には書換え寿命(書き込み/消去可能回数)と、書込みあるいは消去時の昇圧波形との関係を調べる内に、印加電圧の立ち上がり波形が信頼性に大きく影響することを発見した。具体的には、立ち上がり時の所定の電圧から目標とする高電圧に到達するまでの電圧上昇率が大き過ぎると信頼性が低下するという問題があることを見付けた。
【0011】
本発明は、この新たに判明した問題点を避けるためになされたもので、その目的は、信頼性に影響を与えない範囲の電圧上昇率で、可能な限り書込み、あるいは消去に要する時間を短縮できる内部電源回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
【0014】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、外部電源電圧を昇圧して不揮発性メモリへのデータの書込みあるいはデータ消去時に必要な高電圧を供給する内部電源回路であって、外部電源電圧を昇圧して自己の出力ノードに昇圧電圧を出力する昇圧回路と、前記昇圧電圧を基準電圧と比較する電圧比較回路と、該電圧比較回路の出力信号を電圧変換する電圧変換回路と、前記昇圧電圧を受けて前記内部電源回路の出力ノードに定電流を供給する回路であって前記電圧比較回路の出力信号により出力電流がON/OFF制御される定電流回路と、前記昇圧回路の出力ノードと前記内部電源回路の出力ノードとの間に接続され前記電圧変換回路の出力信号によりON/OFF制御されるアナログスイッチとを備える回路である。そして、前記昇圧電圧が前記基準電圧より低いときは、前記定電流回路はOFF、前記アナログスイッチはONに制御され、前記昇圧電圧が前記基準電圧より高いときは、前記定電流回路はON、前記アナログスイッチはOFFに制御されることにより、出力電圧の立ち上がり時における0Vから所定の中間電圧までの電圧上昇率を可能な限り高い値とし、該中間電圧から目標高電圧までを所定の許容電圧上昇率以下の高い値としたことを特徴とする内部電源回路である。
【0015】
このような回路構成とすれば、基準電圧の値で決まる所定の中間電圧までは速い立ち上がりで電圧が上昇し、その後、最終の目標高電圧に達するまでは、一定の勾配で電圧を上昇させることができる。これにより不揮発性メモリへのデータ書込み、消去時における立ち上がり波形に起因する信頼性の低下を防止し、同時に書込み、消去の時間短縮を図ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明者の調査によれば、不揮発性メモリのゲート破壊電圧を考慮して決めた目標印加電圧が例えば18Vである場合、0Vから10V位まで昇圧する間の電圧上昇率はいくら高くてもゲート酸化膜に殆どダメージを与えない。しかし、約10Vから18Vに昇圧する間の時間を、20μsecにした場合と200μsecにした場合とを比較すると、200μsecにした場合の方が書換え寿命が約2.6倍に向上することが判った。すなわち、ある中間の電圧値から目標印加電圧に到達する間の電圧上昇率が高過ぎると、書換え寿命が低下する現象が生ずる。
【0019】
この中間の電圧値、及びその中間電圧から目標印加電圧に到達する間の信頼性に影響を与えない電圧上昇率の上限値は、不揮発性メモリの構造、特にゲート酸化膜の構造に影響されるようで一概には言えない。しかし、それらの数値は、例えば完成した不揮発性メモリに対して信頼性テストを実施することで、かなり正確に把握することが可能である。
【0020】
従って、内部電源回路は、書込みあるいは消去の際の立ち上がり電圧波形が、信頼性テスト等により把握された中間電圧(以下、所定の中間電圧という)から目標印加電圧(以下、目標高電圧という。)の間で許容電圧上昇率以下になるように設計されている必要がある。
【0021】
上記のような条件を満足する立ち上がり波形を発生させる考えとしては、例えば、図4の(2)に示す印加電圧波形のように、書込み開始と共に許容電圧上昇率で0Vより目標高電圧(例えば18V)まで立ち上げる波形とする考えがある。しかし、このような波形では所定の中間電圧(例えば10V)に到達するまでに時間がかかり過ぎ、全体としての書込み時間がT2のように長くなる。一方、図4の(3)に示すような前記許容電圧上昇率を考慮しない波形は、書込み時間T3は短いが、信頼性を低下させるだけでなく、オーバーシュートによりゲート絶縁膜の破壊を生じさせる危険がある。
【0022】
これらのことから、立ち上がり波形が信頼性に与える影響を最小限に抑え、且つ、できる限り書込み時間あるいは消去時間を短縮するには、図4の(1)に示すような波形とすることが望ましい。すなわち、0Vから所定の中間電圧までは可能な限り高い電圧上昇率で昇圧し、その中間電圧から目標高電圧までは所定の許容電圧上昇率以下のできる限り高い上昇率でもって立ち上がる電圧波形とすることが望ましい。
【0023】
以下、上述したような図4の(1)に示す立ち上がり電圧波形を描く内部電源回路の実施形態について説明する。
(第1の実施形態)
図1〜図3、図5を参照して第1の実施形態の内部電源回路について説明する。図1は不揮発性メモリを使用した記憶装置1の基本構成を示したものである。
【0024】
記憶装置1は、内部電源回路2と記憶部3とから構成される。図中の記憶部3は概略的に構成を示したもので、アドレス入力からメモリセルアレイに至るまでの一構成例を示したものである。アドレス信号ADDは、アドレス信号を保持すアドレスバッファ(以下、ADBという)31に供給される。このADBの出力信号は、行アドレスデコーダ(以下、RDCという)32に供給されてデコードされ、メモリセルアレイ(以下、MCAという)33のワード線(行線)が選択される。なお、列アドレスデコーダ等は省略してある。RDC32には、外部電源電圧Vcc、及び内部電源回路2の出力である昇圧された出力電圧Voutが供給されており、デコードされた信号はRDC32内で外部電源電圧VccからVoutに電圧レベルが変換されて、MCA33のワード線に供給される。MCA33は、例えばマトリクス状に配置された複数のEEPROMやフラッシュメモリによって構成されている。
【0025】
次に内部電源回路2は、昇圧回路21、電圧比較回路22、電圧変換回路23、定電流回路24、アナログスイッチQP23とから構成される。
【0026】
昇圧回路21は、昇圧開始信号STAが入力されると、外部電源電圧Vddを昇圧し、昇圧回路21の出力端子である出力ノードNppに図5に示すような波形の昇圧電圧Vppを出力する回路である。昇圧回路21は、例えば図2に示すような回路で構成される。図2の回路の動作については後述する。
【0027】
電圧比較回路22は、コンパレータCOMP21、抵抗器R21、R22、基準電圧生成回路26とにより構成される。抵抗器R21、R22は分圧用で、出力ノードNppと接地ノードVssとの間に直列に接続され、その相互接続ノードに現れる分圧電圧Vmは、コンパレータCOMP21の非反転入力端子に供給される。コンパレータCOMP21の反転入力端子には、基準電圧生成回路26で生成された基準電圧Vref1が供給される。基準電圧Vref1の値は、昇圧電圧Vppの値が前述した所定の中間電圧に等しい値をとったときのVmの値に一致するように調整されている。コンパレータCOMP21の出力信号Vo1は、定電流回路24と電圧変換回路23に供給される。
【0028】
電圧変換回路23は、入力として前記コンパレータCOMP21の出力信号Vo1を受け、その出力信号Vo2はアナログスイッチとして機能するPMOSトランジスタQP23のゲートに供給される。電圧変換回路23は、コンパレータCOMP21の出力信号Vo1が“ High"レベルの場合には、その信号電圧をVpp近くの電圧に変換して出力し、QP23をOFFさせる。反対にコンパレータCOMP21の出力信号Vo1が“ Low "レベルの場合には、Vss電位に近い低電圧を出力してQP23をONさせる。電圧変換回路23としては、例えば図3に示す回路を使用することができる。その詳細は後述する。
【0029】
定電流回路24は、PMOSトランジスタQP21、QP22、NMOSトランジスタQN21、抵抗器R23により構成される。QP21、QP22の各ソースは昇圧回路の出力ノードNppに接続され、昇圧電圧Vppの供給を受ける。QP21とQP22とはカレントミラー回路を構成している。そのゲートは共通に接続されると同時に、QP21のドレインにも接続されている。QP21とQP22のソース電位とゲート電位とは、それぞれ等しいのでQP22のドレインには、QP21のドレイン電流と等しい電流が流れる。QN21のドレインはQP21のドレインに接続され、QN21のソースと接地ノードVssとの間には抵抗器R23が接続される。QN21のゲートは、 コンパレータCOMP21の出力信号Vo1を受ける。QN21のゲートに十分に高い“ High"レベルの電圧が加わった場合には、QN21、QP21は共に飽和領域で動作する。そしてQP21のドレインには、昇圧電圧VppをQP21、QN21の各飽和抵抗値と抵抗器R23の抵抗値の和で除した定電流が流れ、これと等しい電流がQP22のドレインにも流れる。QP22のドレイン電流は、内部電源回路2の出力ノードNoutに供給される。
【0030】
アナログスイッチとして機能するPMOSトランジスタQP23は、ソースを昇圧回路21の出力ノードNppに、ドレインを出力ノードNoutに接続されている。出力ノードNoutは内部電源回路2の出力端子であり、QP22とQP23のドレイン電流の和がここを通ってRDC32に供給される。
【0031】
このような構成の内部電源回路2の全体の動作を説明する。昇圧開始信号STAが昇圧回路21に入力されると、昇圧回路21が昇圧動作を開始し、昇圧電圧Vppが図5の波形のように上昇を開始する。昇圧電圧Vppが所定の中間電圧に達するまでは、分圧電圧Vmの値が基準電圧Vref1より低いため、コンパレータCOMP21は“ Low "レベル信号を出力する。この状態ではQN21はOFFするため、QP21のドレインには電流が流れない。従って、QP22のドレイン電流もゼロのままである。一方、QP23の方は、電圧変換回路23が“ Low "レベル信号を出力するためスイッチONして低抵抗値となる。これにより、内部電源回路2の出力ノードNoutの電圧は昇圧電圧Vppに等しくなり、その電圧がRDC32に供給される。
【0032】
すなわち、昇圧電圧Vppが所定の中間電圧に達するまでは、内部電源回路2の出力電圧Voutは昇圧電圧Vppと一致して図5に示すように上昇する。この間の電圧上昇率は、昇圧回路21の昇圧能力に依存する。このときの電圧上昇率は、前に述べたように不揮発性メモリの信頼性に殆ど影響を与えないので、書込み、消去時間を短縮するためには、可能な限り短時間で昇圧することが望ましい。
【0033】
昇圧電圧Vppが上昇を続け、所定の中間電圧を越えると、Vppを分圧した電圧Vmが基準電圧Vref1を越え、コンパレータCOMP21の出力が“ High"レベルに変わる。すると、電圧変換回路23は“ High"レベル信号をQP23のゲートに印加するためQP23はOFFし、QP23を通しての出力ノードNoutへの電流供給が止まる。一方、QN21は、ゲート電圧が“ High"レベルに変ったためONし、QP21のドレインに定電流が流れるようになる。するとカレントミラー作用によりQP22のドレインにも、それと等しいドレイン電流が流れ始める。即ち、昇圧電圧Vppが所定の中間電圧を越えた段階からは、RDC32には定電流源24のQP22を通った定電流のみが供給される。出力ノードNoutから見た負荷は容量性負荷であるため、その定電流による充電により出力電圧Voutは図5のVoutの曲線に示すようにほぼ一定の電圧上昇率をもって上昇する。この定電流の大きさは、抵抗器R23の値によって変わるので、R23の値を調整することにより電圧上昇率を許容値以下のできる限り高い値に調整することができる。
【0034】
こうして出力電圧Voutが上昇していき、その値が昇圧電圧Vppに近づくと、QP22のドレイン−ソース間の電圧が小さくなって定電流を供給できなくなる。このため出力電圧Voutは、Vppに殆ど等しい値で飽和する。
【0035】
このような一連の動作により、結局、内部電源回路2の出力電圧Voutは、図5のVoutの曲線に示すような立ち上がりを呈することとなり、目的とした図4の(1)に示したような立ち上がり波形を有する高電圧出力が得られる。この出力電圧Voutを書込み、あるいは消去用の高電圧として使用すれば、所定の中間電圧から目標高電圧に達する間の電圧上昇率を許容値以下に抑えることが可能になる。その結果、不揮発性メモリの信頼性を落とさず、しかも書込み、あるいは消去の時間を短縮することが可能となる。
【0036】
また、本実施形態は付随的効果として、中間電圧から目標高電圧に至る間の電圧上昇率を抑えるため、目標高電圧に達したときのオーバーシュートを抑制できる効果も得られる。
【0037】
次に前記内部電源回路2の説明の中で省略した昇圧回路21、及び電圧変換回路23について説明する。
図2は、図1中の昇圧回路21として適用できる回路の一例である。この昇圧回路21は、基準電圧生成回路41、コンパレータCOMP41、昇圧パルス発生回路43、チャージポンプ回路44、抵抗器R41、R42により構成される。チャージポンプ回路44は、外部電源電圧Vddを昇圧する昇圧回路でありダイオードD41〜D45、コンデンサC41〜C45、インバータIN41、IN42とで構成される。ダイオードD41のアノードには外部電源電圧Vddが供給される。ダイオードD41ないしD44のカソードは、それぞれダイオードD42ないしD45のアノードに接続される。ダイオードD42ないしD45のアノードは、それぞれコンデンサC41ないしC44の第1の端子に接続される。コンデンサC41、C43の他の端子は、インバータIN41の出力端子に接続される。インバータIN41の入力端子は、このチャージポンプ回路44の入力端子であり、昇圧パルス信号OSCが入力される。コンデンサC42、C44の他の端子は、インバータIN41の出力信号を反転するインバータIN42の出力端子に接続される。ダイオードD45のカソードは出力ノードNppに接続され、出力ノードNppと接地ノードVssとの間には平滑コンデンサC45が接続されている。
【0038】
チャージポンプ回路44では、外部電源電圧VddからダイオードD41を通して供給される電荷が、昇圧パルス信号OSCに同期してコンデンサC41、C42、C43と順次、後段側に移送される。この電荷の移送に伴い各コンデンサの充電電圧は、後段コンデンサにいく程高くなっていき、出力ノードNppには、外部電源電圧Vddより高い昇圧電圧Vppが現れる。
【0039】
出力ノードNppの昇圧電圧Vppは、抵抗器R41、R42により分圧され、抵抗器R42にかかる帰還電圧VfがコンパレータCOMP41の反転入力端子に入力される。コンパレータCOMP41の非反転入力端子には、基準電圧生成回路41で生成された基準電圧Vref2が入力される。これら二つの入力電圧は比較されて、コンパレータCOMP41の出力端子に次段の昇圧パルス発生回路43を制御する活性化信号CLEが出力される。
【0040】
昇圧パルス発生回路43は、リングオシレータ式のパルス発生回路である。前記活性化信号CLEは、昇圧パルス発生回路43の3入力NAND回路Q41の第1の入力端子に入力される。この第1の入力端子は、昇圧パルス発生回路43の入力端子である。Q41の出力端子には、偶数個のインバータ45が接続され、最後尾のインバータの出力信号が、Q41の第2の入力端子に入力される。Q41の第3の入力端子には、昇圧回路21の動作開始/停止を制御する昇圧開始信号STAが入力されている。
【0041】
昇圧開始信号STAが“ High "レベルになると、昇圧回路21は動作を開始する。動作開始状態で活性化信号CLEが“ High "レベルになると、昇圧パルス発生回路43の出力には、偶数個のインバータ45の遅延時間で決まる極めて短い周期の昇圧パルス信号OSCが現れる。発生した昇圧パルスは、次段のチャージポンプ回路44に入力される。
【0042】
このような回路構成により、帰還電圧Vfが基準電圧Vref2より小さいときは、昇圧パルス発生回路43とチャージポンプ回路44が動作して出力ノードNppの昇圧電圧Vppが上昇する。逆に、VfがVref2より大きくなると昇圧パルス発生回路43とチャージポンプ回路44の動作が停止して昇圧が止まる。こうした動作により、昇圧回路21の出力ノードNppに現れる昇圧電圧Vppは、次式で計算される値にまで昇圧される。
Vpp=Vref2・(R41+R42)/R42
この昇圧電圧Vppが、要求される目標高電圧に一致するようにVref2、R41、R42の値が調整される。
【0043】
図3は、図1中の電圧変換回路23として適用できる回路の一例である。この電圧変換回路23はPMOSトランジスタQP51、QP52、NMOSトランジスタQN51、QN52、インバータIN51とにより構成されている。QP51、QP52のソースは共に昇圧回路21の出力ノードNppに接続され昇圧電圧Vppが印加される。QP52のドレイン、QN52のドレイン、QP51のゲートは共に電圧変換回路23の出力ノードN52に接続される。出力ノードN52が電圧変換回路23の出力端子であり、ここに電圧変換された出力電圧Vo2が出力される。QP51のドレインとQN51のドレインは相互接続され、その接続ノードN53にはQP52のゲートも接続される。QN51、QN52のソースは共に接地ノードVssに接続される。QN51のゲートは電圧変換回路23の入力端子である入力ノードN51に接続され、この入力ノードN51は入力信号としてコンパレータCOMP21の出力信号Vo1を受ける。入力ノードN51とQN52のゲートの間にはインバータIN51が接続されており、QN52のゲートは入力信号Vo1の反転信号が印加される。
【0044】
入力信号Vo1が“ Low" レベルのときには、QN51とQP52はOFFし、QN52とQP51がONする。このとき出力信号Vo2は接地ノードVssの電位に等しい“ Low" レベルとなる。逆に、入力信号Vo1が“High" レベルのときには、QN51とQP52がONし、QN52とQP51はOFFする。このとき出力信号Vo2は昇圧電圧Vppに等しい“High" レベルとなる。このようにして本電圧変換回路23は、入力信号Vo1の“High" レベル信号を昇圧電圧Vppに、“ Low" レベル信号を接地ノードVssの電位に変換して出力信号Vo2として出力する電圧変換動作を行なう。
【0045】
(第2の実施形態)
次に、図6〜図8を参照して第2の実施形態の内部電源回路について説明する。本実施形態の内部電源回路は、電源回路の出力電圧設定値を図4の(1)の立ち上がり波形に近い形で変化させ、出力電圧をその設定値に追随して上昇させることにより目標とする立ち上がり波形をもつ昇圧電圧Vppを得る考え方の内部電源回路である。
【0046】
図6は、その内部電源回路の全体構成を示す電気的構成図である。図6を参照して、内部電源回路4は帰還抵抗器rf、分圧抵抗器ri(i=0〜n)、基準電圧生成回路61、コンパレータCOMP61、クロック発生回路62、チャージポンプ回路63、分周回路64、カウンタ回路65、デコーダ回路66、電圧変換回路Li(i=1〜n−1)、アナログスイッチSi(i=0〜n−1)、第1、第2のAND回路Q61、Q62、インバータIN61とを備える。
【0047】
帰還抵抗器rfは、一端が接地ノードVssに接続される。分圧抵抗器ri(i=0〜n)は、出力ノードNppと帰還抵抗器rfとの間に、帰還抵抗器rf側からr0、r1〜rnの順に直列に接続される。コンパレータCOMP61は、帰還抵抗器rfにかかる帰還電圧Vffと、基準電圧生成回路61で生成された基準電圧Vref3を比較して、Vff<Vref3のとき昇圧活性化信号Sig1を出力する。
【0048】
クロック発生回路62は、昇圧開始信号STAを受けて、高周波のクロックパルスCPを発生する。クロック発生回路63としては、例えば図2中に示したリングオシレータ式の昇圧パルス発生回路43を使用する。但し、昇圧パルス発生回路43中の3入力NAND回路Q41は、2入力NAND回路に置き換え、その二つの入力端子には、昇圧開始信号STAと、インバータ45の最後尾インバータの出力信号を入力する。
【0049】
第1のAND回路Q61は、クロック発生回路62で発生したクロックパルスCPと前記昇圧活性化信号Sig1との論理積である信号CP1を出力する。昇圧活性化信号Sig1が“ High "レベルの時には、信号CP1はクロックパルスCPと同じパルス波形となる。チャージポンプ回路63は、信号CP1の高速パルスを受けて、外部電源電圧Vddを昇圧し出力ノードNppに昇圧電圧Vppを出力する。チャージポンプ回路63には、例えば図2中のチャージポンプ回路44と同様の回路を用いる。本内部電源回路4では、クロック発生回路62、チャージポンプ回路63、第1のAND回路Q61とが昇圧手段を構成している。
【0050】
本実施形態では、高速のクロックパルスCPを分周して時間軸を測る計時用クロックパルスCP3を生成する。そのために第2のAND回路Q62には、クロックパルスCPとカウンタ活性化信号CTEが入力され、パルス信号CP2を出力する。分周回路64は、パルス信号CP2を分周して計時用クロックパルスCP3を出力する。カウンタ回路65は、計時用クロックパルスCP3を計数する。カウンタ回路65は、例えば3ビットの2進カウンタ回路である。デコーダ回路66はカウンタ回路65の計数値を入力として受け、その計数値を例えば10進数にデコードし、計数値に対応するデコーダ出力信号Di(i=0〜n)を出力する。nの値は、例えば7である。インバータIN61は、デコーダ出力信号Dnを反転し、出力にカウンタ活性化信号CTEを生成する。本内部電源回路4では、第2のAND回路Q62、分周回路64、カウンタ回路65、デコーダ回路66、インバータ回路IN61とが計数手段を構成している。
【0051】
アナログスイッチSi(i=0〜n−1)は、NMOSトランジスタで構成されるスイッチである。アナログスイッチSi(i=0〜n−1)の各ドレインは、出力ノードNppに接続され、各ソースは分圧抵抗器riとri+1 の相互接続ノードに接続される。
【0052】
電圧変換回路Li(i=0〜n−1)は、デコーダ出力信号Diを入力として受け、その電圧レベルを変換し、変換後の信号VGiをアナログスイッチSiのゲートに供給する。
【0053】
図7は電圧変換回路Li(i=0〜n−1)の一実施例を示す回路図である。この回路は、電源供給部分を除き図3に示した電圧変換回路23と同じ回路構成となっている。図7の電圧変換回路Liの電源ノードNViには、外部電源電圧Vddと昇圧電圧Vppとが、それぞれダイオードDdi、Dpiを介して供給される。従って、電源ノードNViには、外部電源電圧Vddと昇圧電圧Vppの何れか高い方の電圧からダイオードの順方向電圧を差し引いた電圧が供給される。
【0054】
入力ノードNDiは入力端子として、デコーダ出力信号Diを受ける。ノードNLiは出力端子として出力信号VGiを出力する。回路の動作は図3に示した電圧変換回路23の場合と同様である。すなわち、入力信号Diが“ Low" レベルの場合には、出力信号VGiは“ Low" レベル信号として接地ノードVssの電位を出力する。入力信号Diが“High" レベルの場合には、出力信号VGiは“High" レベルとなり、昇圧電圧Vppと外部電源電圧Vddの何れか高い方の電圧にほぼ等しい電圧を出力する。このように入力信号Diの電圧レベルを変換して出力する。
【0055】
次に、以上のように構成された本内部電源回路4の全体動作について説明する。昇圧開始に先立ち、まず分周回路64及びカウンタ回路65を一旦リセットし、続いて昇圧開始信号STAを“High" レベルにする。クロック発生回路62が動作を開始してクロックパルスCPが発生する。
【0056】
カウンタ回路6の計数値が“n "になるまでの間は、デコーダ回路66の出力信号Dnは“ Low "レベルであり、カウンタ活性化信号CTEは“ High "レベルを維持する。この間、パルス信号CP2にはクロックパルスCPと同じパルスが現れ、分周回路64で分周され、その出力パルスが計時用クロックパルスCP3としてカウンタ回路65で計数される。
【0057】
カウンタ回路65の計数値が“0 "の期間中は、次のように動作する。即ち、デコーダ回路66の出力は、デコーダ出力信号D0のみが“ High "レベルとなる。デコーダ出力信号D0は、電圧変換回路L0でレベル変換され、その出力信号VG0がアナログスイッチS0のゲートに印加される。この時、昇圧電圧Vppはまだゼロ電圧で外部電源電圧Vppより低いため、出力信号VG0の電圧レベルは、外部供給電圧Vddに等しい“High" レベル信号となっている。アナログスイッチS0のソースとドレインの電位は、まだゼロ電圧であるため、ゲートに電圧Vddが印加されることによりアナログスイッチS0は導通する。これによりS0のソースと分圧抵抗器r0の接続ノードN01の電位は昇圧電圧Vppに等しくなり、分圧抵抗器r0と帰還抵抗器rfの直列接続回路に昇圧電圧Vppが印加される。
【0058】
従って、この時の帰還電圧Vffは次のようになる。
Vff=Vpp×rf/(rf+r0) (1)式
この帰還電圧Vffは、コンパレータCOMP61にて基準電圧Vref3と比較される。最初の間は、Vff<Vref3 であるので昇圧活性化信号Sig1として“ High"レベル信号が出力される。これにより信号CP1に昇圧パルスが出力され、チャージポンプ回路63が動作して出力ノードNppの昇圧電圧Vppが上昇を始める。
【0059】
昇圧電圧Vppが上昇するにつれ、(1)式で計算される帰還電圧Vffも上昇する。そして、Vff>Vref3 になると昇圧活性化信号Sig1が“ Low "レベルに変ることにより、信号CP1に昇圧パルスが発生しなくなってチャージポンプ回路63の昇圧動作が停止する。昇圧動作が停止するときの昇圧電圧Vppは、帰還電圧Vffが基準電圧Vref3に等しい条件から次のように計算される。
Vpp=Vref3×(rf+r0)/rf (2)式
すなわち、昇圧開始信号STAが入力された瞬間から(2)式で計算される電圧に向かって昇圧電圧Vppが上昇する。その上昇波形は(2)式で計算されるVppに等しい設定電圧Vsetをステップ状に与えた場合のインディシャル応答波形となる。
【0060】
パルス信号CP2にクロックパルスが発生し続け、CP3に最初の計時用クロックパルスが出力されると、カウンタ回路65の計数値が“1 "になる。するとデコーダ回路66の出力は、デコーダ出力信号D1のみが“ High "レベルである状態に変化する。アナログスイッチS0は非導通となり、代わってアナログスイッチS1のみが導通し、帰還電圧Vffは次のように変わる。
Vff=Vpp×rf/(rf+r0+r1) (3)式
カウンタ回路65の計数値が“0 "の場合と同様の昇圧動作により、出力ノードNppの昇圧電圧Vpp は、次式で計算される設定電圧Vsetに向かって上昇する。 Vset=Vref3×(rf+r0+r1)/rf (4)式
【0061】
以下、カウンタ回路65の計数値が増すに従って設定電圧Vsetはステップ状に上昇していき、昇圧電圧Vppはその変化する設定値に追随する形で上昇していく。計数値が“n "となった場合の設定電圧Vsetは次のようになる。
Vset=Vref3×(rf+r0+r1+−−+rn)/rf (5)式
この計数値が“n "の状態では、アナログスイッチS0〜Sn−1は全て非導通となる。また計数値が“n "になると、デコーダ回路66の出力Dnが“ High"レベルとなるためカウンタ活性化信号CTEは“ Low "レベルとなり、カウンタ回路65は計数を停止して計数値は“n "のまま維持される。従って、設定電圧Vsetは(5)式で計算される高電圧の値に維持される。
【0062】
出力ノードNppの昇圧電圧Vppは、カウンタ回路65の計数値によって決まる設定電圧Vsetに追随して上昇を続け、やがて(5)式の設定値に到達する。昇圧電圧Vppが(5)式の設定電圧に到達すると、コンパレータCOMP61の出力信号Sig1が“ Low" レベルとなって信号CP1に昇圧パルスが発生しなくなり、チャージポンプ回路63の昇圧動作が停止する。
【0063】
このように本実施形態の内部電源回路4の出力電圧Vppは、(5)式の中のnを値がカウンタ回路65の計数値に従い0よりnまで変化するにつれ、階段状波形を描いて上昇する設定電圧Vsetに追随する曲線を描きながら目標とする高電圧に達する。
【0064】
ここで、(5)式においてnの値が(i−1)からi(但し、i=1〜n)に変化する際の設定電圧Vsetの増加分ΔVsetは次のようになる。
ΔVset=Vref3×ri/rf (6)式
カウンタ回路65の計数値が計時用クロックパルスCP3の周期、すなわち計数値が+1されるに要する時間をΔtとすると、nの値が(i−1)からiに変化する間の設定電圧Vsetの平均電圧上昇率ΔVset/Δtは次のようになる。
ΔVset/Δt=Vref3×ri/(rf×Δt) (7)式
ここでVref3、rf、Δtは定数である。従って、設定電圧Vsetの平均電圧上昇率、ΔVset/Δtの値は、分圧抵抗器riの値によってのみ決まる。
【0065】
設定電圧Vsetは階段状波形を描いて上昇するが、昇圧電圧Vppは昇圧動作の応答遅れにより、滑らかな曲線を描きながらVsetに追随して上昇していく。このことは、ri(i=0〜n)の値を上手く調整すれば、Vppの上昇波形を殆ど任意の形に調整できることを意味する。
【0066】
こうした動作から、図4の(1)に示したような立ち上がり波形を有する昇圧電圧Vppを発生させるには、分圧抵抗器riの値は、中間の分圧抵抗器rmのmのとして適当な値を選択し、iが0〜mの抵抗器は高い抵抗値に、iが(m+1)〜nの抵抗器は低い抵抗値にすればよいことが分かる。図8はn=7、m=1とし、分圧抵抗器riの値を、i=0〜1の抵抗器は高抵抗値、i=2〜7の抵抗器は低抵抗値とした場合の、設定電圧Vsetと昇圧電圧Vppの波形の一例を示したものである。
【0067】
このように、本実施形態の内部電源回路を使用すれば、書込みあるいは消去時における立ち上がり途中の、所定の中間電圧から目標高電圧に達する間の電圧上昇率を、許容値以下で且つ許容値に近い値にすることができる。その結果、不揮発性メモリの信頼性を落とさず、しかも書込みあるいは消去に要する時間を短縮することが可能となる。
また本実施形態は、付随的効果として、中間電圧から目標高電圧に達する間の電圧上昇率を抑えるため、目標高電圧に達したときのオーバーシュートを抑制できる効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の内部電源回路を含む記憶装置の電気的構成図である。
【図2】第1の実施形態に使用する昇圧回路の一例を示す電気的構成図である。
【図3】第1の実施形態に使用する電圧変換回路の一例を示す電気的構成図である。
【図4】各種の書込波形を示す図である。
【図5】第1の実施形態による昇圧電圧波形と出力電圧波形を示す図である。
【図6】第2の実施形態の内部電源回路の電気的構成図である。
【図7】第2の実施形態に使用する電圧変換回路の一例を示す電気的構成図である。
【図8】第2の実施形態による昇圧電圧波形と設定電圧波形を示す図である。
【符号の説明】
図面中、1は記憶装置、2は内部電源回路(第1の実施形態)、3は記憶部、4は内部電源回路(第2の実施形態)、21は昇圧回路、22は電圧比較回路、23は電圧変換回路、24は定電流回路、63はチャージポンプ回路、62はクロック発生回路、64は分周回路、65はカウンタ回路、66はデコーダ回路、COMP21、COMP41、COMP61はコンパレータ、CP3は計時用クロックパルス、MCAはメモリセルアレイ(不揮発性メモリ)、Noutは内部電源回路の出力ノード、Nppは昇圧回路の出力ノード、QP23はアナログスイッチ(PMOSトランジスタ)、rfは帰還抵抗器、ri(i=1〜n)は分圧抵抗器、Si(i=0〜n)はアナログスイッチ、Sigは昇圧活性化信号、Vffは帰還電圧、Vppは昇圧電圧、Vref1、Vref2、Vref3は基準電圧、Vssは接地Vssノードを示す。
Claims (1)
- 外部電源電圧を昇圧して不揮発性メモリへのデータの書込みあるいはデータ消去時に必要な高電圧を供給する内部電源回路であって、
外部電源電圧を昇圧して自己の出力ノードに昇圧電圧を出力する昇圧回路と、
前記昇圧電圧を基準電圧と比較する電圧比較回路と、
該電圧比較回路の出力信号を電圧変換する電圧変換回路と、
前記昇圧電圧を受けて前記内部電源回路の出力ノードに定電流を供給する回路であって前記電圧比較回路の出力信号により出力電流がON/OFF制御される定電流回路と、
前記昇圧回路の出力ノードと前記内部電源回路の出力ノードとの間に接続され前記電圧変換回路の出力信号によりON/OFF制御されるアナログスイッチと、を備え、
前記昇圧電圧が前記基準電圧より低いときは、前記定電流回路はOFF、前記アナログスイッチはONに制御され、前記昇圧電圧が前記基準電圧より高いときは、前記定電流回路はON、前記アナログスイッチはOFFに制御されることにより、出力電圧の立ち上がり時における0Vから所定の中間電圧までの電圧上昇率を可能な限り高い値とし、該中間電圧から目標高電圧までを所定の許容電圧上昇率以下の高い値としたことを特徴とする内部電源回路。
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