JP3879260B2 - 検尿機能付き便器装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、糖、タンパク、潜血、ビタミン等の尿中の濃度を検出する検尿機能付き便器装置に関し、特に便器内に排尿され該便器内に溜められている水によって希釈された希釈尿に含まれる糖、タンパク、潜血、ビタミン等の尿中の濃度を検出する検尿機能付き便器装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平06−258315号公報、特開平07−234178号公報には、便器や温水洗浄便座に糖やタンパクなどの尿検査機能を持たせて、トイレ内で健康状態を判定しようという技術が開示されている。
【0003】
特開平06−258315号公報は採尿ノズルを検尿時に待機位置から採尿位置に駆動するアクチュエータと、採尿後に待機位置に復帰した採尿ノズルに散水する洗浄シャワーと、採尿容器に採尿した尿を分析する検尿位置本体と、検尿後に採尿容器へ洗浄水を供給するウォータポンプと、検尿時に尿を採尿ノズルから採尿容器へ吸入し、かつ検尿後に採尿容器の尿及び洗浄水を排出させるエア圧発生源を設けた技術が開示されている。
【0004】
また特開平07−234178号公報には、便座の下面に洗浄室を形成し、採尿容器の側方に洗浄ノズルを配置し、洗浄室の入口には開閉型の洗浄室カバーを設け、採尿容器が洗浄室に戻るとカバーを閉じ、洗浄水を噴射し、使用済の洗浄水は排水路を介してボウルに排出される技術が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術は、検尿後、尿センサに洗浄水を散水して、次の検尿を行う構成が開示されているが、尿センサはそのコスト的な問題から、再使用可能な尿センサーを使用する必要がある。再使用可能な尿センサーとして、例えばグルコースオキシダーゼを用いた酵素電極方式の尿糖センサ等を使用した場合に、尿センサー使用後、尿センサーを使用しないとき、尿センサーが乾燥、PH変動等の影響が生じ、尿センサーからの正確な測定ができない。
【0006】
本発明は、上記課題を解決するものであって、尿センサーの洗浄と保存の両方の機能を保持したセンサー収納装置を構成し、また尿センサーの移動機構に用いるモーター数を低減することができる簡便な構造とし、特に種々の機能が収納された人体局部洗浄装置へ組み込むときの小型化に有利となる検尿機能付き便器装置を提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するために、本発明の請求項1において講じた技術的手段(以下、第1の技術的手段と称する。)は、尿に含まれる糖、タンパク、潜血、ビタミン等の尿中物質の濃度を検出する尿センサーを備えた検尿機能付き便器装置において、前記センサー収納装置内に移動可能な移動機構と、前記移動機構の移動により前記尿センサーが収納可能な空間部を形成するセンサー収納装置と、前記空間部に前記尿センサーを保存する保存液を供給することを特徴とする検尿機能付き便器装置にある。
【0008】
上記第1の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0009】
尿センサーが収納可能な空間部に保存液を保存することにより、尿センサーの乾燥、PH変動等の影響を受けることなく、尿センサーを保存することができるので、繰り返し使用可能な尿センサーを長時間有効に使用でき、尿センサーからの正確な測定ができるといった効果を有する。特に酵素電極による尿センサー(バイオーセンサー)には特に有効である。
【0010】
本発明の請求項2において講じた技術的手段(以下、第2の技術的手段と称する。)は、前記移動機構の先端には前記移動機構の移動によって前記センサー収納部の開口部を閉止可能にする閉止部が形成され、該閉止部とセンサー収納部の開口部との間で前記空間部が形成されることを特徴とする請求項1記載の検尿機能付き便器装置にある。
【0011】
上記第2の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0012】
閉止部とセンサー収納部から形成された空間部に保存液が供給されるので、空間部からの保存液の漏れがなくなり尿センサーの保存状態が良好となる。
【0013】
本発明の請求項3において講じた技術的手段(以下、第3の技術的手段と称する。)は、前記センサー収納部の空間部に、前記尿センサーを洗浄する洗浄水装置及び前記尿センサーを保存する保存液装置から交互に、洗浄水及び保存液を供給する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の検尿機能付き便器装置にある。
【0014】
上記第3の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0015】
尿センサーの洗浄と保存の両方の機能を保持することができ、簡便な構造となり、特に種々の機能が収納された人体局部洗浄装置へ組み込むときの小型化に有利となる。
【0016】
本発明の請求項4において講じた技術的手段(以下、第4の技術的手段と称する。)は、前記移動機構が伸びた状態になったとき尿を採取する尿採取モードと、前記便器内に溜められている水から移動し前記の採取された尿を計測する尿計測モードと、前記尿センサーを洗浄する洗浄モードと、前記尿センサーを前記空間部に収納された位置で保存液を供給する保存モードからなる制御手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の検尿機能付き便器装置にある。
【0017】
上記第4の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0018】
尿検知スタートスイッチを押すことにより尿検知と尿センサーの洗浄と保存の機能等が自動的に働くことができる。
【0019】
本発明の請求項5において講じた技術的手段(以下、第5の技術的手段と称する。)は、前記移動機構には1つの駆動手段が連結し、該駆動手段により前記尿センサーの洗浄水及び保存液の供給が行われることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の検尿機能付き便器装置にある。
【0020】
上記第5の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0021】
尿センサーの洗浄と保存の両方の機能を保持し、尿センサーの移動機構に用いる駆動用のモーター数を低減することができる。特に種々の機能が収納された人体局部洗浄装置へ組み込むときの小型化に有利となる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について、図面に基づいて説明する。
【0023】
(第1実施形態)
本第1実施例の検尿機能付き便器装置の主構成は、図1に示されるように便器1の開口部上面に載置される温水による洗浄を可能にする便器装置において、前記便器1内に溜められている水に排尿され希釈された尿に含まれる糖、タンパク、潜血、ビタミン等の尿中物質の濃度を測定する尿中物質測定手段3と、尿中物質測定手段3を、前記便器1内に溜められ尿が希釈されている水内に挿入する尿センサー31と、希釈尿が希釈倍率を算出する希釈率算出手段(導電率計)37と、算出された尿の希釈倍率を用いて、測定された糖、タンパク、潜血、ビタミン等の尿中物質の濃度を演算する演算手段(図示せず)と、演算された尿中物質の濃度を表示する表示手段(図示せず)とからなる検尿装置8を備えたものである。
【0024】
尿中物質測定手段3が、尿糖計測手段として使用される場合、図2に示されるように希釈尿に浸される検出ヘッド30に配設されたグルコースオキシサーゼ層(グルコース酸化酵素GOD)が固定された白金電極33と、対極電極34とからなる尿センサー31によって構成され、複数のリード線によって演算手段に接続されている。希釈率算出手段(導電率計)37は、希釈尿の導電率を測定する。この希釈率算出手段37は、便器1内溜り水内の溜り水に希釈された希釈尿の測定時の希釈率を求めるための電気伝導率計測用の導電率電極として、白金電極33の近傍に配置される。
【0025】
また、上記白金電極33等の尿センサー31近傍には、白金電極33の酵素の活性度の高い温度域である30〜37°Cに加温するためにヒータ36が配置されている。
【0026】
可動機構4は、図1に示されるように検出ヘッド30に配設された尿センサー31を上下動させ、尿センサー31を、便器内に溜められ尿が希釈されている水内に挿入し、センサー収納装置6内に収納する上下動機構41とからなる。なおセンサー収納装置6は円筒形状である。センサー収納装置6の開口部6aは後述するロッド415に形成されたフランジ35の上端と閉止される空間部Sを形成する(図4の(a)、(e)参照)
上下動機構41は、図1から図3に示されるように段付きワイヤ411が巻き取られている巻取ドラム410と、この巻取ドラム410に巻き取られている段付きワイヤ411の送り出し及び巻き取りを制御するピニオンギヤを回転駆動するロッド駆動モータ412と、段付きワイヤ411をガイドするガイドローラ413と、段付きワイヤ411の一端が係止されるとともに先端に検出ヘッド30が配設されオートアンテナのように伸縮自在のロッド415とシリンダー414とからなる。
【0027】
図3に示すように、ロッド415の検出ヘッド30には、センサー収納装置6の開口部6aを閉止可能なように円形状のフランジ部35が設けられている。このフランジ部35の大きさはセンサー収納装置6の内径より大径となっており、センサー収納装置6の開口部6aとフランジ部35の上部が当接したとき、洗浄水や保存液等が漏れないようなシール機能を有する。また検出ヘッド30の上端部面は検出ヘッドが上方に作動したとき、シリンダ414の開口下部面と当接する構造となっている。
【0028】
洗浄装置9は、ロッド415とシリンダー414が引き上げられた状態における検出ヘッド30に対向して配設され洗浄水を供給する洗浄水供給路91と、水道に連絡し洗浄水の供給を開閉制御する洗浄水開閉弁92と、洗浄タンク93とからなる。
【0029】
保存液装置10はロッド415とシリンダー414が引き上げられた状態における検出ヘッド30に対向して配設され洗浄水(水道水)を供給する洗浄水供給路101と、保存液が保存された保存装置10に連絡し、保存液の供給を開閉制御する保存液開閉弁102、保存タンク103とからなる。この保存液はリン酸バッファーあるいは生理食塩水等からなる。
【0030】
また洗浄水開閉弁92、保存液開閉弁102、及びシリンダー414にはその開閉動作を制御するコントローラ110(制御手段)と接続されている。このコントローラ110には測定開始スイッチSWが接続されている。
【0031】
図4は、本発明の第1実施形態の装置による各作動モードにおける作動状態の概略図を示している。
【0032】
図4(a)〜(e)に示されるようにピニオンギヤ413を回転駆動するロッド駆動モータ412によって巻き取りドラム410に段付きワイヤ411が巻き取られ、尿センサー31の検出ヘッド30が引き上げられる。
【0033】
図4において、(a)保存→(b)尿採取→(c)尿計測→(d)洗浄→(e)保存→(a)のサイクルで検尿を繰り返す。図5は上記(a)〜(e)までの各モードにおける時間と各部材(ロッド駆動モータ、尿センサー位置、洗浄水開閉弁、保存液開閉弁、尿センサー、導電率計、センサチップヒータ)の作動状態を表わした図である。
【0034】
上記サイクルにより、便器1内に溜められている水に尿が希釈され、希釈された尿に含まれる糖、タンパク、潜血、ビタミン等の尿中物質の濃度が検出される。次にその各モードの作業状態を図4及び図5を参照して説明する。
【0035】
モード:保存状態「図4(a)、図5保存モード」
被検査者によって便器1内に排尿され、検査を開始させる測定開始スイッチSW(図1参照)が押される前は、ロッド駆動モータ412は停止状態であり、尿センサー31は最上部にあり、センサー収納装置6内に位置している。また洗浄水開閉弁92、保存液開閉弁102は閉鎖状態である。センサー収納6の溶液には保存液が保持されている。
【0036】
なお、尿センサー31は順バイアスとなっている。これは、尿センサー31の安定化を行うため行われる。
【0037】
モード:尿採取「図4(b)、図5(b)尿採取モード」
尿検査を開始させる測定開始スイッチSWが押されると、ロッド駆動モータ412が段付きワイヤ411を介しロッド415を下方に送出する。そのため、尿センサー31が最下部に位置し、便器1の尿の溜り水中に位置し停止する。
【0038】
このように、ピニオンギヤを回転駆動するロッド駆動モータ412によって巻き取りドラム410に巻き取られていた段付きワイヤ411が送り出されることにより、シリンダー414、ロッド415が斜め下方に伸びることによって、尿センサー31の検出ヘッド30が便器1内に溜められ尿が希釈されている水の水面下に挿入される。
【0039】
モード:尿計測「図4(c)、図5(c)尿計測」
開始から1分後、ロッド駆動モータ412が逆回転し、段付きワイヤ411を巻取り、ロッド415は途中で停止し、尿センサー31が中間部にて停止する。その停止前に尿センサー31近傍に位置するヒータ36が加温される。このモードにおいて、尿センサー31により計測が行われ、かつ導電率計35の計測及び演算により、最終的に尿糖値等を表示、保存(図示せず)する。
【0040】
すなわち、尿センサー31の検出ヘッド30が尿が希釈されている水内に挿入されると、尿中物質測定手段を構成する尿センサー31の検出ヘッド30に配設されたグルコースオキシダーゼ層32が固定された白金電極33と、対極電極34が希釈尿に浸され、接触している希釈尿における尿中物質の濃度が複数のリード線を介して接続された演算手段に出力されるのである。
【0041】
尿センサー31の各電極が配設されたヘッド30には希釈率算出手段37を構成する一対の導電率電極371、372が、接触している希釈尿の導電率を測定して、複数のリード線を介して接続されて演算手段に出力される。
【0042】
演算手段は、希釈率算出手段によって求められた導電率による尿の希釈倍率を用いて、尿センサー31によって希釈尿により測定された糖、タンパク、潜血、ビタミン等の尿中物質の濃度を演算する。
【0043】
また、希釈尿の導電率と希釈率との関係は、予め演算装置の記憶装置(ROM)内にデータとして予め格納されており、導電率を測定すれば上記データにより希釈率が算出できるようプログラムされている。
【0044】
モード:洗浄「図4(d)、図5(d)洗浄」
開始から3分後に、ロッド駆動モータ412を駆動し、その巻取りの最中に(ロッド415が最上部に位置しない前)に洗浄水開閉弁92を開放する。その結果、洗浄水が洗浄タンク93から洗浄水供給路91を通り、洗浄水が尿センサー31、ロッド415を洗浄する。その後、洗浄水開閉弁92を閉鎖する。
【0045】
上記測定が終了すると、ピニオンギヤを回転駆動するロッド駆動モータ412によって巻取ドラム410に段付きワイヤ411が巻き取られ、水面下に位置する尿センサー31を配設した検出ヘッド30が引き上げられ、洗浄位置に位置決めされる。
【0046】
検出ヘッド30が洗浄位置に位置決めされると、洗浄装置9において、水道に連絡した開閉弁92によって洗浄水の供給を開閉制御するので、洗浄水供給路91から、検出ヘッド30に洗浄水が噴射され、検出ヘッド30、つまり尿センサー31が洗浄される。
【0047】
検出ヘッド30が洗浄されると、ピニオンギヤを回転駆動するロッド駆動モータ412によって、段付きワイヤ411が巻取ドラム410に巻き取られ、尿センサー31が配設された検出ヘッド30が最上位位置まで引き上げられる。
【0048】
モード:洗浄「図4(e)、図5(e)保存」
開始から6分後に、ロッド駆動モータ412をさらに逆回転し、尿センサー31が最上部まで巻き込まれた位置にて停止し、センサー収納装置6内に尿センサー31が収納される状態になる。この時、フランジ35の上部とセンサー収納装置6の開口部とが当接し、密閉状態になった空間部Sが形成される。その後、保存液開閉弁102を開放し、センサー収納装置6内の空間部Sに保存液が供給され、保存液が保持される。この時尿センサー31は逆バイアスから順バイアスになる。これによって、尿センサー31の安定化が行なわれる。
【0049】
その後、図4(a)、図5(a)保存のモードに戻り、センサー収納装置6の空間部S内に保存された状態になる。なおこの一定期間後保存液を流出して交換する作動を行ってもよい。
【0050】
このように、本発明は、尿センサーの洗浄と保存の両方の機能を保持したセンサー収納装置を構成し、また尿センサーの移動機構に用いるモーター数を低減することができる簡便な構造とし、特に種々の機能が収納された人体局部洗浄装置へ組み込むときの小型化に有利となる検尿機能付き便器装置である。
【0051】
また尿センサーのキャリブレーション(測定)を行いたい場合、センサー収納装置を利用して水道水で、0設定した後、キャリブレーションすることも可能であり、保存液を交換して、0設定した後、キャリブレーションを行うことも可能となる。
【0052】
(第2実施形態)
図5は本発明の他の実施例である。この実施例は尿センサーの移動作動をロッド415、シリンダ414による伸縮ではなく、ワイヤ141による吊下げ構造に変更した第2実施形態を示す。
【0053】
第1実施形態と同様な構造については、同一の番号を示しその内容については省略する。段付きワイヤ411には、ワイヤ141が連結されており、その先端には尿センサー131が配設されている。この尿センサー31はセンサー収納装置106に収納自在となっており、第1実施例と同様、洗浄水と保存液が交互に供給される。
【0054】
この第2実施形態による効果は、シリンダ414、及びロッド415を用いないため、よりコンパクトになり、ロッド方式で必要となる便器形状による調整が簡単になるという効果を示す。
【0055】
【発明の効果】
第1の技術的手段による効果は、以下のようである。
【0056】
即ち、本発明は、尿に含まれる糖、タンパク、潜血、ビタミン等の尿中物質の濃度を検出する尿センサーを備えた検尿機能付き便器装置において、前記センサー収納装置内に移動可能な移動機構と、前記移動機構の移動により前記尿センサーが収納可能な空間部を形成するセンサー収納装置と、前記空間部に前記尿センサーを保存する保存液を供給することを特徴とする検尿機能付き便器装置にあるので、保存液により尿センサーを保存することができるため、繰り返し使用可能な尿センサーを長時間有効に使用できるといった効果を有する。特に酵素電極によるバイオーセンサーには特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の検尿機能付き便器装置の概略を示す断面図。
【図2】本発明の第1実施形態の尿センサー等が配設された検出ヘッド先端部付近を示す概略図。
【図3】本発明の第1実施形態の検尿装置において、図1のA−A線断面図付近の概略を示す断面図。
【図4】本発明の第1実施形態の検尿装置における尿センサーの配設したロッドの伸縮状態と洗浄水、保存液の供給状態等の各作動モードを示す概略図。
【図5】各モードにおける時間と各部材(ロッド駆動モータ、尿センサー位置、洗浄水開閉弁、保存液開閉弁、尿センサー、導電率計、センサチップヒータ)の作動状態を表わした図。
【図6】本発明の第2実施形態の検尿機能付き便器装置の概略を示す断面図。
【符号の説明】
1…便器装置
6…センサー収納装置
6a…開口部
9…洗浄水装置
10…保存液装置
31…尿センサー
41…移動機構
110…コントローラ(制御手段)
S…空間部

Claims (5)

  1. 尿に含まれる糖、タンパク、潜血、ビタミン等の尿中物質の濃度を検出する尿センサーを備えた検尿機能付き便器装置において、
    前記センサー収納装置内に移動可能な移動機構と、前記移動機構の移動により前記尿センサーが収納可能な空間部を形成するセンサー収納装置と、前記空間部に前記尿センサーを保存する保存液を供給することを特徴とする検尿機能付き便器装置。
  2. 前記移動機構の先端には前記移動機構の移動によって前記センサー収納部の開口部を閉止可能にする閉止部が形成され、該閉止部とセンサー収納部の開口部との間で前記空間部が形成されることを特徴とする請求項1記載の検尿機能付き便器装置。
  3. 前記センサー収納部の空間部に、前記尿センサーを洗浄する洗浄水装置及び前記尿センサーを保存する保存液装置から交互に、洗浄水及び保存液を供給する制御手段を備えたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の検尿機能付き便器装置。
  4. 前記移動機構が伸びた状態になったとき尿を採取する尿採取モードと、前記便器内に溜められている水から移動し前記の採取された尿を計測する尿計測モードと、前記尿センサーを洗浄する洗浄モードと、前記尿センサーを前記空間部に収納された位置で保存液を供給する保存モードからなる制御手段を有することを特徴とする請求項1又は請求項2又は請求項3記載の検尿機能付き便器装置。
  5. 前記移動機構には1つの駆動手段が連結し、該駆動手段により前記尿センサーの洗浄水及び保存液の供給が行われることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の検尿機能付き便器装置。
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