JP3878500B2 - 自動二輪車用キャストホイール - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハブにスポークとリムとを一体に形成した自動二輪車用キャストホイールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種のキャストホイールとしては、例えば実公平5−22401号公報に開示されたものがある。この公報に示されたキャストホイールは、ハブから放射状に延びる5本のスポークによってハブとリムとが接続されている。前記スポークとハブは、一つの中子を金型内に装填することによって成形されるものであり、したがってスポーク内およびハブ内の空間が互いに連通された中空部が形成される。前記中子は、ハブを成形するための円筒部の周面からスポーク成形用の5本の棒状部が放射状に延びるように形成されたものである。
【0003】
一方、この種のキャストホイールとしては、剛性を高く保ちながら軽量化を図ることができるように、スポークに長手方向に延びる切欠きが形成されたものがある(例えば実公平5−29121号公報参照)。このスポークは、ホイールの回転方向の後側の部位が開放されるように断面C字状に形成されている。また、このキャストホイールは、ハブを成形するための中子と、スポークを成形するための中子とが別体に形成されており、ハブ成形用中子の周囲にスポーク成形用の中子を放射状に配置することによって成形されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述した二種類のキャストホイールのうち、一つの中子でハブとスポークとを成形する前者のキャストホイールは、中子におけるスポーク成形用の棒状部を成形時に精度よく保持することができないために、スポークの先端部の肉厚が不均一になり易いという問題があった。前記棒状部を精度よく保持できないのは、棒状部がハブ成形用の円柱部に片持ち支持されているため、棒状部の先端部分の位置を確実に規制することができないからである。
【0005】
一方、後者のキャストホイールは、スポーク成形用の棒状部を保持できるが、中子の数が多くなるために、型締め作業が煩雑で、鋳造作業に必要な時間が長くなるという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題点を解消するためになされたもので、中子の数を一つとして鋳造に要する作業時間を短縮するとともに、中子のスポーク成形用の棒状部を確実に保持できるようにしてスポークの精度を向上させることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するため、本発明に係るキャストホイールは、スポークを回転方向の後側が開放する断面C字状に形成するとともに、このスポークの内側の空間をハブ内の空間に連通させ、前記スポークとハブとの接続部分における回転方向の後側に、ハブの周壁の一部をスポークの開放部分に向けて延長した補強壁を形成し、この補強壁の先端縁を回転方向の後側から見てホイールの径方向の外側に向けて開放するU字状に形成したものである。
本発明に係るキャストホイールを成形するために用いる中子は、ハブ内からスポーク内へ延在され、ハブ成形部分とスポーク成形部分とが一体に形成される。このため、ハブとスポークとを一つの中子によって成形することができる。また、中子のスポーク成形用の棒状部は、断面C字状のスポークに長手方向に延びるように形成された溝から露出するから、この露出部分を用いて金型に確実に支持させることができる。
また、本発明によれば、ハブとスポークとの接続部分を補強壁によって補強することができる。さらに、本発明によれば、前記補強壁の先端部とスポークとの接続部分に応力が集中することはない。
【0008】
請求項2に記載した発明に係る自動二輪車用キャストホイールは、請求項1に記載した発明に係る自動二輪車用キャストホイールにおいて、スポークの開放部分における開放端縁の内側に肉盛部をスポークの長手方向に沿って延びるように形成し、前記開放部分の厚みを他の部位より厚く形成したものである。
【0009】
この発明によれば、前記肉盛部によってスポークを補強することができる。また、肉盛部はスポークの内側に形成されているから、キャストホイールの外観に現れることがなく、また、微小な埃などが肉盛部とスポーク内面との境界部分に当たる段差部に堆積したとしても目立ち難くなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る自動二輪車用キャストホイールの一実施の形態を図1ないし図8によって詳細に説明する。ここでは、前輪用キャストホイールに本発明を適用する場合の形態について説明する。
図1は本発明に係る自動二輪車用キャストホイールの側面図、図2は図1におけるII−II線断面図、図3は図1におけるスポークのIII−III線断面図、図4は図1におけるスポークのIV−IV線断面図、図5は図1におけるスポークのV−V線断面図である。図6は補強壁を示す図で、同図は図1におけるA矢視図である。図7はスポークとリムとの接続部を拡大して示す縦断面図である。図8はリムの周面を成形するスライド金型を示す平面図である。
【0013】
これらの図において、符号1で示すものは、この実施の形態による前輪用キャストホイール(以下、単にホイールという)である。このホイール1は、アルミニウム合金を材料としてダイキャスト鋳造によって成形されており、ハブ2の外周部から放射状に延びる5本のスポーク3を介してハブ2にリム4が接続されている。このホイール1のダイキャスト鋳造は、ホイール1の軸線方向(図1の紙面と直交する方向)に分割してホイール1の外面を成形する一対の金型(図示せず)と、リム4の周面を形成するための周方向に分割された4つのスライド金型1a〜1d(図8参照)と、これらの金型内に装填した一つの中子(図示せず)とを使用することによって行われる。
【0014】
前記ハブ2は、図2に示すように、軸線方向の両端部に形成された側壁5,5と、これらの側壁5どうしを接続する軸心部の円筒6および外周部の周壁7とによって構成されている。前記側壁5には、ブレーキ用ディスク8(図1参照)を取付けるための取付座9がスポーク3と対応する部位に形成されている。なお、ブレーキ用ディスク8は、従来からよく知られているいわゆるフローティング型のもので、各スポーク3に設けられたピン8aに外周部の円環状の摩擦板8bが遊嵌状態で保持されている。
【0015】
また、前記側壁5における前記取付座9より径方向の内側の部位には、このホイール1の製造年月日などの文字を鋳造によって成形するための円形突部10が取付座9と対応する部位に形成されるとともに、貫通孔11が前記円形突部10どうしの間に位置するように穿設されている。この貫通孔11を設けることにより、ハブ2の重量を低減することができるとともに、この貫通孔11から成形後にハブ内の中子を排除することができる。
【0016】
前記文字を鋳造するための金型は、側壁5の外面を成形するホイール成形用金型とは別体に形成されており、前記文字を有する成形面が離型方向(図1の紙面とは直交する方向)とは直交するようにホイール成形用金型に組付けられている。この実施の形態では、前記側壁5における相対的に平坦に成形される部位に前記円形突部10が形成されており、ホイール成形用金型の成形面と文字用金型の成形面とが略平行になるから、例えば側壁5の傾斜面に円形突部10を形成する場合に較べて、文字用金型と対応する部分に充填される無駄な溶湯の量を低減することができ、ホイール1の重量が増大するのを阻止することができる。
【0017】
ハブ2の軸心部の円筒6は、図示していない車軸が挿通され、この車軸に軸受(図示せず)を介して回転自在に支持される。軸受を嵌合させる軸受孔を図2において符号12で示す。
ハブ2の前記周壁7は、後述するスポーク3の基端部と一体に形成されており、スポーク3どうしの間に位置する部分が図2に示すように断面円弧状に形成されている。
【0018】
前記スポーク3は、図3および図4に示すように、断面C字状であって、一部が開放する形状に形成されている。このスポーク3の開放部分3aは、このホイール1を前進させたときの回転方向の後側に位置するように形成されている。したがって、図1においては、前進時のホイール1の回転方向は反時計方向である。
スポーク3を断面C字状に形成することにより、スポーク3における回転方向の後側に溝13が長手方向に沿って延びるように形成される。
【0019】
このスポーク3の前記溝13(開放部分3a)における開放端縁の内側には、図3,4に示すように、肉盛部14が形成されている。この肉盛部14は、前記溝13に沿ってスポーク3の長手方向へ延びるように形成されている。このため、このスポーク3は、前記開放部分3aの厚みが他の部位より厚く形成されている。
【0020】
また、このスポーク3におけるハブ2に接続する基端部は、ハブ2側に向かうにしたがってホイール1の回転方向の幅D(図1参照)と、ホイール1の軸線方向の幅d(図2参照)とがそれぞれ次第に広くなるように形成されており、ハブ2の前記周壁7との境界部分に段差が形成されることがないように、外面が全域にわたって曲面状に形成されている。このような構造を採ることにより、図2に示すように、スポーク3の内側の空間S1とハブ2内の空間S2とが互いに連通されることになる。
【0021】
スポーク3とハブ2との接続部における回転方向の後側には、図1および図6に示すように、ハブ2の周壁7の一部をスポーク3の開放部分3aに向けて延長した補強壁15が形成されている。この補強壁15の先端縁15aは、ホイール1の回転方向の後側から見た状態(図6に示した状態)で、ホイール1の径方向の外側(図6においては上側)に向けて開放するU字状に形成されている。
【0022】
スポーク3とリム4との接続部も前記ハブ2との接続部と同様にスポーク3の前記両幅D,dが次第に広くなるように形成されているが、リム4との接続部は、スポーク3の内側の空間S1がリム4によって閉じられるように形成されている。すなわち、図1および図7に示すように、スポーク3のリム4側の端部は、リム4におけるホイール1の軸線方向に延びる周壁16に当接する状態でリム4に接続されている。
【0023】
この実施の形態では、リム4におけるスポーク3の内側の空間S1と対応する閉塞部16aを他の部位より径方向の内側に偏在させている。この構造を採ることにより、前記閉塞部16aを他の部分と同一円周上に位置するように形成する場合に較べて、スポーク3をリム4に接続する部分の慣性重量を低減することができる。また、閉塞部16aは、ホイール1の回転方向の後側にリム4の前記周壁16が一連に滑らかに接続されており、スポーク3の内側の空間S1が回転方向の後方に向って広く開放するようになるから、スポーク3の内面を成形するための中子を成形後に除去する作業を容易に行うことができる。
【0024】
すなわち、スポーク3とリム4との接続部には、例えば、スポーク3とハブ2との接続部に設けた補強壁15と同様の凸壁をスポーク3の開放部分3aに沿って延びるように突設することもでき、このように構成すると、前記凸壁とスポーク3とによって囲まれた空間に中子の一部が残留しがちになるが、この実施の形態の構成を採ることによって、中子の残渣が残留するようなことがなくなる。
【0025】
このホイール1を成形するために用いる中子は、ハブ2内からスポーク3内へ延在され、ハブ成形部分とスポーク成形部分とが一体に形成される。詳述すると、中子は、ハブ2内の環状の空間に相当する筒状部と、この筒状部から放射状に延びる5本のスポーク成形用の棒状部とによって構成されており、5本の棒状部が前記筒状部に一体に形成されている。中子の前記棒状部は、ハブ2側の基端がハブ2に支持され、先端側は、ホイール成形用の金型に装填されることにより、スポーク3の前記開放部分3aを成形する部位が金型に支持されることになる。
【0026】
リム4の外周面を成形するスライド金型1a〜1dは、図8に示すように、リム4の周方向に4分割されて形成され、放射方向に移動できるように構成されている。なお、図8においては、個々のスポーク3を判別できるように、スポークを符号3A〜3Eによって示している。スライド金型1aは、スポーク3Aの一部とスポーク3Eと対応する部位を成形し、スライド金型1bは、スポーク3Aの一部とスポーク3Bと対応する部位を成形する。また、スライド金型1cは、スポーク3Cと対応する部位を成形し、スライド金型1dはスポーク3Dと対応する部位を成形する。
【0027】
このようにスライド金型1a〜1dをホイール1の周方向に配置することによって、リム4の外周面には、スライド金型どうしの境界部分にいわゆるミキリ線が成形される。リム4の周面のミキリ線は、成形後に機械加工によって除去される。この実施の形態によるホイール1においては、スポーク3Aとリム4との接続部分に位置する閉塞部16aの外面に成形されるミキリ線は、閉塞部16aが径方向の内側に偏在しているために残存する。
【0028】
上述したようにスライド金型1aとスライド金型1bとの両方でスポーク3Aと対応する部位を成形する構成を採ることにより、成形時の負荷が一つのスライド金型だけ相対的に大きくなるようなことがなく、4つのスライド金型1a〜1dに略均等に分配されるようになる。例えば、図8に示す状態からホイール1を反時計方向に僅かに回転させることによって、スライド金型1aがスポーク3Aとスポーク3Eの両方と対応し、他の3個のスライド金型1b〜1dは、それぞれスポークが1本ずつ対応するようになり、成形時の負荷がスライド金型1aだけ相対的に大きくなってしまうが、この実施の形態の構成を採ることによって、スライド金型1a〜1dの負荷が大きく片寄るようなことがなくなる。なお、スポーク3毎にスライド金型を設けることにより、全てのスライド金型に加えられる負荷を略均等にすることができるが、このように構成すると、スライド金型の数が多くなって機構が複雑になり、コストアップになってしまう。この実施の形態の構成を採ることにより、コストダウンを図りながら、上記負荷がアンバランスになるのを低減することができる。
【0029】
上述したように構成されたホイール1によれば、ホイール成形用金型に装填する中子を一つとすることができるから、中子がハブ用のものとスポーク用のものとに分断されている場合に較べて、中子を金型に装填するときの作業時間を短縮することができる。しかも、スポーク3を成形するための中子の棒状部をホイール成型用の金型によって確実に支持することができるから、スポーク3の肉厚を高い精度をもって成形することができる。なお、この実施の形態では、ハブ2に貫通孔11を形成し、この貫通孔11によってハブ2内の中子を支持できる構造を採っているが、ハブ2内の中子は、スポーク成形用の中子と一体に形成されてこれに保持されるから、貫通孔11は、必ずしも設けなくてもよい。この構成を採る場合には、ハブ2内の中子は、スポーク3の開口部分から排除される。
【0030】
また、このホイール1は、スポーク3の開放部分3aにおける開放端縁の内側に肉盛部14がスポーク3の長手方向に沿って延びるように形成され、前記開放部分3aの厚みが他の部位より厚く形成されているから、前記肉盛部14によってスポーク3を補強することができ、剛性が高いホイール1を形成することができる。そのうえ、肉盛部14は、スポーク3の内側に形成されているから、これがホイール1の外観に現れることはないし、微小な埃などが肉盛部14とスポーク3の内面との境界部分に当たる段差部に堆積したとしても、これが目立つようなことはなくなる。
【0031】
さらに、このホイール1においては、スポーク3とハブ2との接続部における回転方向の後側に補強壁15が形成されているから、ハブ2とスポーク3との接続部を補強壁15によって補強することができる。しかも、この補強壁15の先端縁15aが回転方向の後側から見てホイール1の径方向の外側に向けて開放するU字状に形成されているから、この補強壁15の先端部とスポーク3との接続部分に応力が集中することはない。このため、ホイール1の剛性をより一層向上させることができる。
【0032】
この実施の形態では前輪用キャストホイールに本発明を適用した例について説明したが、本発明は、後輪用キャストホイールにも適用することができる。なお、この実施の形態で示した構成の略全てを後輪用キャストホイールに適用することができるが、後輪用キャストホイールは、ハブに設ける部品が前輪用のものとは異なっており、側壁に設けるボルト孔のホイール中心からの位置が短くなる場合には、鋳造により文字を成形するための円形突部をハブとは別の部位、例えばスポークの側面に設けることができる。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、成形時に使用する中子は、ハブ内からスポーク内へ延在され、ハブ成形部分とスポーク成形部分とが一体に形成されるから、ハブとスポークとを一つの中子によって成形することができる。また、中子のスポーク成形用の棒状部は、断面C字状のスポークに長手方向に延びるように形成された溝からスポーク外に露出するから、この露出部分を用いて金型に支持させることができる。
【0034】
したがって、中子の数を一つとして鋳造に要する作業時間を短縮することができるとともに、中子のスポーク成形用の棒状部を金型によって確実に保持できるから、スポークを高い精度をもって成形することができる。
また、本発明によれば、ハブとスポークとの接続部分を補強壁によって補強することができるから、さらなる剛性の向上を図ることができる。
さらに、本発明によれば、補強壁の先端部とスポークとの接続部分に応力が集中することはないから、より一層剛性が高い自動二輪車用キャストホイールを形成することができる。
【0035】
請求項2記載の発明によれば、肉盛部によってスポークを補強することができるから、スポークを断面C字状に形成することによりスポークに溝が長手方向に沿って延びるように形成されているにもかかわらず、剛性が高いキャストホイールを形成することができる。
また、肉盛部はスポークの内側に形成されており、これがキャストホイールの外観に現れることがないとともに、微小な埃などが肉盛部とスポーク内面との境界部分に当たる段差部に堆積したとしても目立ち難くなるから、キャストホイールの外観を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動二輪車用キャストホイールの側面図である。
【図2】 図1におけるII−II線断面図である。
【図3】 図1におけるスポークのIII−III線断面図である。
【図4】 図1におけるスポークのIV−IV線断面図である。
【図5】 図1におけるスポークのV−V線断面図である。
【図6】 補強壁を示す図で、同図は図1におけるA矢視図である。
【図7】 スポークとリムとの接続部を拡大して示す縦断面図である。
【図8】 リムの周面を成形するスライド金型を示す平面図である。
【符号の説明】
1…キャストホイール、2…ハブ、3…スポーク、3a…開放部分、4…リム、14…肉盛部、15…補強壁、15a…先端縁、S1…スポーク内の空間、S2…ハブ内の空間。
Claims (2)
- ハブにスポークとリムとを一体に形成してなる自動二輪車用キャストホイールにおいて、前記スポークを回転方向の後側が開放する断面C字状に形成するとともに、このスポークの内側の空間をハブ内の空間に連通させ、前記スポークとハブとの接続部分における回転方向の後側に、ハブの周壁の一部をスポークの開放部分に向けて延長した補強壁を形成し、この補強壁の先端縁を回転方向の後側から見てホイールの径方向の外側に向けて開放するU字状に形成したことを特徴とする自動二輪車用キャストホイール。
- 請求項1記載の自動二輪車用キャストホイールにおいて、スポークの開放部分における開放端縁の内側に肉盛部をスポークの長手方向に沿って延びるように形成し、前記開放部分の厚みを他の部位より厚く形成してなる自動二輪車用キャストホイール。
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