JP3878492B2 - 光出力制御装置およびオプティカル・データ・ストレージ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光出力制御装置およびオプティカル・データ・ストレージ装置に関し、特に、半導体レーザの発光パワーを制御する場合に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のオプティカル・データ・ストレージ装置(例えば、CD−R/RW、DVD−RAM、DVD−R/RW、MO、MDなど)では、例えば、特開昭63−241733号公報、特開平1−204224号公報、特開平2000−215451号公報に記載されているように、リード/ライト時の半導体レーザの発光パワーを最適に制御するために、フロントモニタを行う方法がある。
【0003】
図6は、従来のオプティカル・データ・ストレージ装置の概略構成を示すブロック図である。
図6において、オプティカル・データ・ストレージ装置ODS2には、光ピックアップOPU2およびメイン基板MB2が設けられ、光ピックアップOPU2とメイン基板MB2とは、フレキシブルケーブルFC2を介して接続されている。
【0004】
ここで、光ピックアップOPU2には、半導体レーザダイオードLD2、半導体レーザダイオードドライバLDD2、集光レンズLZ11、コリメータレンズLZ12、対物レンズLZ13、ハーフミラーHM2、フォトダイオード回路PDI2およびフロントモニタ回路FP2が設けられている。
また、フロントモニタ回路FP2には、フロントモニタ用フォトダイオードFPD2、I/VアンプIV2、利得調整アンプGA2および抵抗R11、R12が設けられ、可変抵抗VR2が外付けされている。
【0005】
そして、I/VアンプIV2の反転入力端子は、フロントモニタ用フォトダイオードFPD2のカソードが接続され、I/VアンプIV2の正転入力端子は、利得調整アンプGA2の正転入力端子に接続され、I/VアンプIV2の出力端子は、抵抗R12を介して利得調整アンプGA2の反転入力端子に接続され、I/VアンプIV2の反転入力端子と出力端子との間には抵抗R11が接続され、利得調整アンプGA2の反転入力端子と出力端子との間には抵抗VR2が接続され、利得調整アンプGA2の出力端子は、フレキシブルケーブルFC2を介してRF回路RF2に接続されている。
【0006】
また、メイン基板MB2は、主に、サンプルホールド/マトリクス演算、サーボ処理、RFイコライザ処理、ウォブル抽出、APC(Auto Power Control)処理などを行なうもので、メイン基板MB2には、RF回路RF2が設けられ、RF回路RF2には、APC回路AP2が設けられ、APC回路AP2には、サンプルホールド回路SC11、SC12が設けられている。
【0007】
そして、半導体レーザダイオードLD2から出射されたレーザ光の一部はハーフミラーHM2で反射され、コリメータレンズLZ12および対物レンズLZ13を介してオプティカルディスクOD2上に集光される。
そして、オプティカルディスクOD2で反射されたレーザ光はハーフミラーHM2を透過し、集光レンズLZ11で集光されて、フォトダイオード回路PDI2に設けられたフォトダイオードPD2に入射する。
【0008】
そして、フォトダイオードPD2に入射したレーザ光は光電変換され、オプティカルディスクOD2から読み取られた信号が、フレキシブルケーブルFC2を介してRF回路RF2に送出される。
一方、半導体レーザダイオードLD2から出射されたレーザ光の一部はハーフミラーHM2を透過し、フロントモニタ用フォトダイオードFPD2に入射する。
【0009】
そして、フロントモニタ用フォトダイオードFPD2に入射したレーザ光は光電変換され、このフロントモニタ用フォトダイオードFPD2から出力される電流値が、I/VアンプIV2により電圧値に変換される。
そして、I/VアンプIV2から出力された電圧値は、利得調整アンプGA2により利得調整され、FPD出力FPO2がフレキシブルケーブルFC2を介してメイン基板MBに送出される。
【0010】
メイン基板MBに送出されたFPD出力FPO2は、APC回路AP2に設けられたサンプルホールド回路SC11、SC12に入力され、サンプルホールド信号S/H11のタイミングで、リード時のFPD出力FPO2がサンプルホールド回路SC11によりサンプリングされるとともに、サンプルホールド信号S/H12のタイミングで、ライト時のFPD出力FPO2がサンプルホールド回路SC12によりサンプリングされる。
【0011】
そして、サンプルホールド回路SC11、SC12によりサンプリングされた信号は、APC回路AP2内でオフセット調整および利得調整が行なわれた後、リード制御電圧RC、ライト制御電圧WCとして、フレキシブルケーブルFC2を介して、半導体レーザダイオードドライバLDD2に送出される。
そして、半導体レーザダイオードドライバLDD2は、リード制御電圧RCに基づいて、リード時の半導体レーザダイオードLD2の駆動電流を制御するとともに、ライト制御電圧WCに基づいて、ライト時の半導体レーザダイオードLD2の駆動電流を制御し、半導体レーザダイオードLDの発光パワーを最適に制御する。
【0012】
図7は、従来のオプティカル・データ・ストレージ装置の動作を示すタイミングチャートである。
図7において、EFM信号がハイレベルになり、LD制御信号LDC2がハイレベルになると、半導体レーザダイオードドライバLDD2は、ライト制御電圧WCに基づいて、半導体レーザダイオードLD2の駆動電流を制御する。
【0013】
一方、EFM信号がロウレベルになりし、LD制御信号LDC2がロウレベルになると、半導体レーザダイオードドライバLDD2は、リード制御電圧RCに基づいて、半導体レーザダイオードLD2の駆動電流を制御する。
このため、LD制御信号LDC2がハイレベルになると、半導体レーザダイオードLD2からの発光パワーが上がり、フロントモニタ用フォトダイオードFPD2から出力される電流値が増加する。
【0014】
この結果、I/VアンプIV2から出力される電圧値も上昇し、このI/VアンプIV2から出力される電圧値が利得調整アンプGA2により反転増幅されて、FPD出力FPO2として出力される。
一方、LD制御信号LDC2がロウレベルになると、半導体レーザダイオードLD2からの発光パワーが下がり、フロントモニタ用フォトダイオードFPD2から出力される電流値が減少する。
【0015】
この結果、I/VアンプIV2から出力される電圧値も下降し、このI/VアンプIV2から出力される電圧値が利得調整アンプGA2により反転増幅されて、FPD出力FPO2として出力される。
図8は、従来のフロントモニタICの他の回路構成を示す図である。
図8において、フロントモニタ回路FP3には、フロントモニタ用フォトダイオードFPD3、I/VアンプIV3および抵抗R21が設けられている。
【0016】
ここで、I/VアンプIV3の反転入力端子は、フロントモニタ用フォトダイオードFPD3のアノードが接続され、I/VアンプIV3の正転入力端子は、基準電圧Vrefの入力端子に接続され、I/VアンプIV3の出力端子は、FPD出力FPO3の出力端子に接続され、I/VアンプIV3の反転入力端子と出力端子との間には、抵抗R21が接続されている。
【0017】
そして、フロントモニタ用フォトダイオードFPD3に入射したレーザ光は光電変換され、このフロントモニタ用フォトダイオードFPD3から出力される電流値が、基準電圧Vrefを基準としてI/VアンプIV3により電圧値に変換された後、FPD出力FPO3として出力される。
ここで、従来のフロントモニタ回路FP2、FP3では、例えば、特開平11−39688号公報に記載されているように、フロントモニタ用フォトダイオードFPD2、FPD3で受光された光量に比例した電圧が、FPD出力FPO2、FPO3として出力される。
【0018】
図9は、従来のオプティカル・データ・ストレージ装置のFPD入出力特性を示す図である。
図9において、図6、8のフロントモニタ回路FP2、FP3では、フロントモニタ用フォトダイオードFPD2、FPD3への入力光量(FPD入力光量)に対して、フロントモニタ回路FP2、FP3からの出力電圧(FPD出力電圧)がリニアに増加している。
【0019】
特に、ライト時のFPD出力電圧は、リード時のFPD出力電圧を基準とすると、ライト時の倍速が上がるに従って、FPD出力電圧もリニアに増加し、書き込み速度が高速化すると、ライト時とリード時の半導体レーザダイオードLD2の発光パワー比が著しく増加する。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のフロントモニタ回路FP2、FP3では、リード/ライトの高速化に伴って、ライト時とリード時の発光パワー比が著しく増加し、FPD入力光量に対して、FPD出力電圧がリニアに増加するため、フロントモニタ回路FP2、FP3のダイナミックレンジを上げる必要がある。
【0021】
一方、フロントモニタ回路FP2、FP3のダイナミックレンジは、フロントモニタ回路FP2、FP3の温度ドリフトを含めた精度や電源電圧に制限される。
このため、従来のフロントモニタ回路FP2、FP3では、FPD出力電圧のダイナミックレンジを上げるには限界があり、リード/ライトの高速化の障害になるという問題があった。
【0022】
また、従来のオプティカル・データ・ストレージ装置ODS2では、フロントモニタ回路FP2、FP3から出力されたFPD出力FPO2、FPO3が、フレキシブルケーブルFC2を介してメイン基板MBに送出される。
このため、図7に示すように、フロントモニタ回路FP2、FP3でのFPD出力の応答速度の劣化に加え、フレキシブルケーブルFC2の寄生容量に起因するFPD出力の伝送時の劣化も発生する。
【0023】
この結果、従来のオプティカル・データ・ストレージ装置ODS2では、FPD出力の波形が鈍り、リード/ライトの高速化に伴って、正確なリード制御電圧RCおよびライト制御電圧WCを半導体レーザダイオードドライバLDD2に伝えることが不可能になることから、半導体レーザダイオードLDの発光パワーを最適に制御することができなくなるという問題があった。
【0024】
特に、DVDでは、図7に示すように、FPD出力が櫛形になり、応答特性への要求はより一層厳しいものになる。
そこで、本発明の目的は、フロントモニタICからの出力信号の劣化を抑制しつつ、フロントモニタICのダイナミックレンジを向上させることが可能な光出力制御装置およびオプティカル・データ・ストレージ装置を提供することである。
【0025】
【課題を解決するための手段】
上述した課題を解決するために、請求項1記載の光出力制御装置によれば、半導体レーザの出射光を光電変換するフォトダイオードと、前記光電変換された電流を電圧に変換する電流/電圧変換アンプと、前記電圧に変換された信号をピークホールドするピークホールド回路と、前記ピークホールドされた信号をサンプルホールドする第1サンプルホールド回路と、前記第1サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた信号を伝送する伝送手段と、前記伝送された信号をサンプルホールドする第2サンプルホールド回路と、前記第2サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた信号に基づいて、前記半導体レーザの駆動電流を制御する電流制御手段とを備えることを特徴とする。
【0026】
これにより、フロントモニタされた信号を伝送する前にサンプルホールドすることが可能となり、フロントモニタされた信号レベルの劣化を抑制しつつ、その信号レベルを効率よく伝送することができる。
このため、伝送時の寄生容量に起因して応答特性の劣化が発生する場合においても、伝送時の信号レベルの劣化を抑制することができ、リード/ライトの高速化を図った場合においても、フロントモニタされた信号の伝送先の構成を変更することなく、半導体レーザの発光パワーを適正に制御することが可能となる。
【0027】
また、請求項2記載の光出力制御装置によれば、ライト時の前記電流/電圧変換アンプの利得を、リード時の利得よりも小さくする利得制御手段をさらに備えることを特徴とする。
これにより、ライト時とリード時の発光パワーの比が増加した場合においても、ライト時とリード時の出力電圧の比を抑制することができ、電源電圧の値が制限されている場合においても、リード時の利得をそのまま維持しつつ、フロントモニタ時のダイナミックレンジを向上させることが可能となることから、リード時の温度ドリフトを含めた精度を確保しつつ、リード/ライトのより一層の高速化を容易に図ることができる。
【0028】
また、請求項3記載の光出力制御装置によれば、前記電流/電圧変換アンプに接続された第1および第2の帰還抵抗と、ライト時に、前記第2の帰還抵抗を短絡させる第1スイッチをさらに備えることを特徴とする。
これにより、スイッチを切り替えるだけで、ライト時の電流/電圧変換アンプの利得を、リード時の利得よりも小さくすることができ、ライト時とリード時の出力電圧の比を容易に抑制することが可能となることから、フロントモニタ時のダイナミックレンジを容易に向上させることができる。
【0029】
また、請求項4記載の光出力制御装置によれば、リード時に、前記ピークホールド回路および前記第1サンプルホールド回路を介すことなく、前記電流/電圧変換アンプから出力された信号を前記伝送手段に送出させる第2スイッチをさらに備えることを特徴とする。
これにより、ライト時にのみフロントモニタ側でサンプルホールドすることが可能となるとともに、リード時にはフロントモニタ側でサンプルホールドすることなく、電流/電圧変換アンプからの出力信号を送出することができ、リード/ライトのより一層の高速化に容易に対応することが可能となる。
【0030】
また、請求項5記載の光出力制御装置によれば、ライト時に、第1スイッチをオンさせるSW1信号、前記ピークホールド回路にピークホールドさせるP/H信号、前記第1サンプルホールド回路にピークホールドさせるS/H信号および前記第2スイッチを前記ピークホールド回路側に切り替えるSW2信号を順次発生させるタイミング発生回路をさらに備えることを特徴とする。
【0031】
これにより、フロントモニタ側にタイミング発生回路を設けることで、フィードスルーノイズを抑制しつつ、フロントモニタ側でモニタ信号をサンプルホールドすることが可能となるとともに、ライト時とリード時の出力電圧の比を抑制することが可能となり、フロントモニタICからの出力信号の劣化を抑制しつつ、フロントモニタICのダイナミックレンジを向上させることが可能となることから、リード/ライトのより一層の高速化に容易に対応することができる。
【0032】
また、請求項6記載の光出力制御装置によれば、前記タイミング発生回路は、LD制御信号よりも速い周期で発振する発振回路と、前記発振回路からの出力がクロック端子に入力されるとともに、前記LD制御信号の立ち上がりエッジに基づいて、ハイレベル状態に変化する第1フリップフロップと、前記発振回路からの出力がクロック端子に入力されるとともに、前記第1フリップフロップから出力されるハイレベル信号の立ち上がりエッジに基づいて、ハイレベル状態に変化する第2フリップフロップと、前記第1フリップフロップの出力と前記第2フリップフロップの出力との論理積を出力するAND回路と、入力がハイレベルに維持されるとともに、前記AND回路からの出力がクロック端子に入力される第3フリップフロップと、前記発振回路からの出力がクロック端子に入力されるとともに、前記第3フリップフロップから出力されるハイレベル信号の立ち上がりエッジに基づいて、ハイレベル状態に変化する第4フリップフロップと、前記発振回路からの出力がクロック端子に入力されるとともに、前記第4フリップフロップから出力されるハイレベル信号の立ち上がりエッジに基づいて、ハイレベル状態に変化する第5フリップフロップと、前記発振回路からの出力がクロック端子に入力されるとともに、前記第5フリップフロップから出力されるハイレベル信号の立ち上がりエッジに基づいて、ハイレベル状態に変化する第6フリップフロップと、前記LD制御信号の幅を前記発振回路からの出力でカウントすることにより、メディアの種類を判定するメディア判定回路と、前記メディアの種類の判定結果に基づいて、倍速判定を行なう倍速判定回路と、前記倍速判定結果および前記LD制御信号に基づいて、リード/ライトを判定し、前記発振回路からの出力に同期して、前記第5フリップフロップ、前記第4フリップフロップ、前記第3フリップフロップおよび前記第6フリップフロップに順次リセット信号を出力する制御回路とを備えることを特徴とする。
【0033】
これにより、簡単な回路構成を用いるだけで、CD−R/RW、DVD−RAM、DVD−R/RWなどのメディアの種類に対応しつつ、フィードスルーノイズを抑制して、フロントモニタ側でモニタ信号をサンプルホールドすることが可能となるとともに、ライト時とリード時の出力電圧の比を抑制することが可能となる。
【0034】
このため、フロントモニタICからの出力信号が矩形または櫛形のいずれにおいても、フロントモニタICからの出力信号の劣化を抑制しつつ、フロントモニタICのダイナミックレンジを容易に向上させることが可能となることから、様々のメディアのリード/ライト時のより一層の高速化に容易に対応することができる。
【0035】
また、請求項7記載の光出力制御装置によれば、ライト時に、前記電流/電圧変換アンプの出力にオフセット電圧を印加するオフセット電圧印加手段をさらに備えることを特徴とする。
これにより、電源電圧の値が制限されている場合においても、リード/ライト時の利得をそのまま維持しつつ、フロントモニタ時のダイナミックレンジを向上させることが可能となることから、温度ドリフトを含めた精度を確保しつつ、リード/ライトのより一層の高速化を容易に図ることができる。
【0036】
また、請求項8記載の光出力制御装置によれば、前記電流/電圧変換アンプの利得特性は対数特性であることを特徴とする。
これにより、電流/電圧変換アンプの利得特性を変更するだけで、ライト時とリード時の出力電圧の比を抑制することができ、フロントモニタ時のダイナミックレンジを向上させることが可能となることから、リード/ライトのより一層の高速化を容易に図ることができる。
【0037】
また、請求項9記載のオプティカル・データ・ストレージ装置によれば、半導体レーザと、前記半導体レーザを駆動するドライバと、前記半導体レーザからの出射光の一部を反射させるとともに、前記出射光の一部を透過させるハーフミラーと、前記ハーフミラーで反射された出射光をオプティカルディスク上で集光させるレンズと、前記オプティカルディスクで反射された反射光を光電変換する信号検出用フォトダイオードと、前記信号検出用フォトダイオードで検出された信号の処理を行なう信号処理回路と、前記ハーフミラーを透過した出射光を光電変換するフロントモニタ用フォトダイオードと、前記フロントモニタ用フォトダイオードで光電変換された電流を電圧に変換する電流/電圧変換アンプと、前記電圧に変換された信号をピークホールドするピークホールド回路と、前記ピークホールドされた信号をサンプルホールドする第1サンプルホールド回路と、前記第1サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた信号を伝送するフレキシブルケーブルと、前記伝送された信号をサンプルホールドし、前記フレキシブルケーブルを介して前記ドライバにリード/ライト制御信号を送出するAPC回路とを備えることを特徴とする。
【0038】
これにより、フロントモニタされた信号の伝送前後でダブルサンプルホールドすることが可能となり、フロントモニタ時および伝送時の応答特性の劣化が発生する場合においても、APC回路側の構成を変更することなく、半導体レーザの発光パワーを適正に制御することが可能となることから、リード/ライトのより一層の高速化を容易に図ることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るオプティカル・データ・ストレージ装置について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るオプティカル・データ・ストレージ装置の概略構成を示すブロック図である。
【0040】
図1において、オプティカル・データ・ストレージ装置ODSには、光ピックアップOPUおよびメイン基板MBが設けられ、光ピックアップOPUとメイン基板MBとは、フレキシブルケーブルFCを介して接続されている。
ここで、光ピックアップOPUには、半導体レーザダイオードLD、半導体レーザダイオードドライバLDD、集光レンズLZ1、コリメータレンズLZ2、対物レンズLZ3、ハーフミラーHM、フォトダイオード回路PDIおよびフロントモニタ回路FP1が設けられている。
【0041】
また、メイン基板MBは、主に、サンプルホールド/マトリクス演算、サーボ処理、RFイコライザ処理、ウォブル抽出、APC処理などを行なうもので、メイン基板MBには、RF回路RF1が設けられ、RF回路RF1には、APC回路APが設けられ、APC回路APには、サンプルホールド回路SC2、SC3が設けられている。
【0042】
そして、半導体レーザダイオードLDから出射されたレーザ光の一部はハーフミラーHMで反射され、コリメータレンズLZ2および対物レンズLZ3を介してオプティカルディスクOD上に集光される。
そして、オプティカルディスクODで反射されたレーザ光はハーフミラーHMを透過し、集光レンズLZ1で集光されて、フォトダイオード回路PDIに設けられたフォトダイオードPDに入射する。
【0043】
そして、フォトダイオードPDに入射したレーザ光は光電変換され、オプティカルディスクODから読み取られた信号が、フレキシブルケーブルFCを介してRF回路RF1に送出される。
一方、半導体レーザダイオードLDから出射されたレーザ光の一部はハーフミラーHMを透過し、フロントモニタ回路FP1で検出される。
【0044】
そして、フロントモニタ回路FP1で検出された光はフロントモニタ回路FP1で電圧値に変換され、信号処理された後、FPD出力FPOとして、フレキシブルケーブルFCを介してメイン基板MBに送出される。
ここで、フロントモニタ回路FP1で行われる信号処理として、リード時には、利得調整が行なわれた後、その信号がFPD出力FPOとして、そのまま出力される。
【0045】
また、ライト時には、フロントモニタ回路FP1で検出された信号がサンプルホールドされ、そのサンプルホールドされた信号の利得調整が行なわれた後、FPD出力FPOとして出力される。
また、フロントモニタ回路FP1では、サンプルホールド処理に加え、リード時の利得に対して、ライト時の利得が小さくなるように、利得制御が行われる。
【0046】
メイン基板MBに送出されたFPD出力FPOは、APC回路APに設けられたサンプルホールド回路SC2、SC3に入力され、サンプルホールド信号S/H2のタイミングで、リード時のFPD出力FPOがサンプルホールド回路SC2によりサンプリングされるとともに、サンプルホールド信号S/H3のタイミングで、ライト時のFPD出力FPOがサンプルホールド回路SC3によりサンプリングされる。
【0047】
そして、サンプルホールド回路SC2、SC3によりサンプリングされた信号は、APC回路AP内でオフセット調整および利得調整が行なわれた後、リード制御電圧RC、ライト制御電圧WCとして、フレキシブルケーブルFCを介して、半導体レーザダイオードドライバLDDに送出される。
そして、半導体レーザダイオードドライバLDDは、リード制御電圧RCに基づいて、リード時の半導体レーザダイオードLDの駆動電流を制御するとともに、ライト制御電圧WCに基づいて、ライト時の半導体レーザダイオードLDの駆動電流を制御し、半導体レーザダイオードLDの発光パワーを最適に制御する。
【0048】
図2は、図1のオプティカル・データ・ストレージ装置におけるフロントモニタICの回路構成を示す図である。
図2において、フロントモニタ回路FP1には、フロントモニタ用フォトダイオードFPD、I/VアンプIV、利得調整アンプGA、抵抗R1、R2、R3、短絡スイッチS1、切替スイッチS2、ピークホールド回路PC、サンプルホールド回路SCおよびタイミング発生回路TGが設けられ、可変抵抗VRが外付けされている。
【0049】
ここで、I/VアンプIVの反転入力端子には、フロントモニタ用フォトダイオードFPDのカソードが接続され、I/VアンプIVの正転入力端子は、利得調整アンプGAの正転入力端子に接続されるとともに、基準電圧RVに接続され、I/VアンプIVの出力端子は、切替スイッチS2の一方の切替端子に接続されるとともに、ピークホールド回路PCおよびサンプルホールド回路SCを介して切替スイッチS2の他方の切替端子に接続され、スイッチS2の出力端子は抵抗R3を介して利得調整アンプGAの反転入力端子に接続され、I/VアンプIVの反転入力端子と出力端子との間には、直列接続された抵抗R1、R2が接続され、抵抗R2と並列に短絡スイッチS1が接続され、利得調整アンプGAの反転入力端子と出力端子との間には可変抵抗VRが接続され、利得調整アンプGAの出力端子は、フレキシブルケーブルFCを介してRF回路RF1に接続されている。
【0050】
また、短絡スイッチS1には、短絡スイッチS1を開閉させるためのSW1信号がタイミング発生回路TGから入力され、切替スイッチS2には、切替スイッチS2を切り替えるためのSW2信号がタイミング発生回路TGから入力され、ピークホールド回路PCには、ピークホールド回路PCにピークホールドさせるためのP/H信号がタイミング発生回路TGから入力され、サンプルホールド回路SCには、サンプルホールド回路SCにサンプルホールドさせるためのS/H信号がタイミング発生回路TGから入力され、タイミング発生回路TGには、LD制御信号LDCが入力される。
【0051】
そして、フロントモニタ用フォトダイオードFPDに入射したレーザ光は光電変換され、このフロントモニタ用フォトダイオードFPDから出力される電流値が、I/VアンプIVにより電圧値に変換される。
ここで、タイミング発生回路TGは、LD制御信号LDCに基づいて、リード/ライトの切り替えを判断する。そして、リード時には、SW1信号をロウレベルにして、短絡スイッチS1をオフさせるとともに、ライト時には、SW1信号をハイレベルにして、短絡スイッチS1をオンさせる。
【0052】
これにより、リード時には、I/VアンプIVの帰還抵抗をR1+R2として、I/VアンプIVの利得をライト時に比べて上げることが可能となるとともに、ライト時には、I/VアンプIVの帰還抵抗をR1として、I/VアンプIVの利得をリード時に比べて下げることが可能となる。
このため、単に短絡スイッチS1を切り替えるだけで、ライト時とリード時の発光パワーの比に比べて、ライト時とリード時の出力電圧の比を抑制することができ、リード/ライトのより一層の高速化に対応することが可能となるとともに、リード/ライト時のダイナミックレンジを確保しつつ、リード時の利得を上昇させて、リード時の温度ドリフトを含めた精度を確保することができる。
【0053】
そして、I/VアンプIVから出力された電圧値は、切替スイッチS2の一方の切替端子に入力されるとともに、ピークホールド回路PCおよびサンプルホールド回路SCを介して切替スイッチS2の他方の切替端子に入力される。
ここで、タイミング発生回路TGは、リード時には、SW2信号をロウレベルにして、切替スイッチS2をI/VアンプIV側に切り替える。
【0054】
一方、タイミング発生回路TGは、ライト時には、SW2信号をハイレベルにして、切替スイッチS2をサンプルホールド回路SC側に切り替え、I/VアンプIVからの出力をピークホールドさせるためのP/H信号をピークホールド回路PCに入力するとともに、ピークホールド回路PCからの出力をサンプルホールドさせるためのS/H信号をサンプルホールド回路SCに出力する。
【0055】
これにより、ライト時には、サンプルホールドされた値をFPD出力FPOとして、フレキシブルケーブルFCを介してメイン基板MBに送出することが可能となり、フレキシブルケーブルFCの寄生容量に起因して応答特性の劣化が発生する場合においても、伝送時の信号レベルの劣化を抑制することができる。
このため、リード/ライトの高速化を図った場合においても、メイン基板MBと光ピックアップOPUとの間の送受信に使われる信号のプロトコルを変更することなく、適正なリード制御電圧RCおよびライト制御電圧WCを半導体レーザダイオードドライバLDDに供給することが可能となり、半導体レーザLDの発光パワーを適正に制御することが可能となる。
【0056】
そして、切替スイッチS2を介して出力された信号は、利得調整アンプGAにより利得調整され、メイン基板MBに送出される。
なお、利得調整アンプGAの利得は、可変抵抗VRの値を調整することにより制御することができる。
図3は、図1のオプティカル・データ・ストレージ装置におけるタイミング発生回路TGの回路構成を示す図である。
【0057】
図3において、タイミング発生回路TGには、発振回路OSC、DフリップフロップDF1〜DF6、AND回路AN、メディア判定回路MP、倍速判定回路SPおよび制御回路CPが設けられている。
ここで、発振回路OSCは、LD制御信号LDCよりも速い周期で発振し、クロック信号をメディア判定回路MP、倍速判定回路SPおよび制御回路CPに出力するとともに、DフリップフロップDF1、DF2、DF4、DF5、DF6のクロック端子Cに出力する。
【0058】
また、DフリップフロップDF1の入力端子Dには、LD制御信号LDCが入力され、DフリップフロップDF1の出力端子Qは、DフリップフロップDF2の入力端子Dに接続されるとともに、AND回路ANの第1入力端子に接続され、DフリップフロップDF2の出力端子Qは、AND回路ANの第2入力端子に接続され、AND回路ANの出力端子は、DフリップフロップDF3のクロック端子Cに接続され、DフリップフロップDF3の入力端子Dには、ハイレベル信号が入力されるとともに、DフリップフロップDF3の出力端子Qは、DフリップフロップDF4の入力端子Dに接続され、DフリップフロップDF4の出力端子Qは、DフリップフロップDF5の入力端子Dに接続され、DフリップフロップDF5の出力端子Qは、DフリップフロップDF6の入力端子Dに接続されている。
【0059】
ここで、DフリップフロップDF3の出力端子Qからは、SW1信号が図2のスイッチS1に出力され、DフリップフロップDF4の出力端子Qからは、P/H信号が図2のピークホールド回路PCに出力され、DフリップフロップDF5の出力端子Qからは、P/H信号が図2のサンプルホールド回路SCに出力され、DフリップフロップDF6の出力端子Qからは、SW2信号が図2のスイッチS2に出力される。
【0060】
また、メディア判定回路MPは、LD制御信号LDCの幅を発振回路OSCからの出力でカウントすることにより、オプティカルディスクODの種類(例えば、CD−R/RW、DVD−RAM、DVD−R/RW、MO、MDなど)を判定する。
倍速判定回路SPは、メディア判定回路MPによるオプティカルディスクODの種類の判定結果に基づいて、何倍速かの倍速判定を行なう。
【0061】
制御回路CPは、倍速判定回路SPによる倍速判定結果およびLD制御信号LDCに基づいて、リード/ライトを判定する。そして、発振回路OSCから出力されるクロック信号に同期して、フリップフロップDF5、フリップフロップDF4、フリップフロップDF3およびフリップフロップDF6に順次リセット信号を出力する。
【0062】
そして、LD制御信号LDCがフリップフロップDF1に入力すると、発振回路OSCから出力されるクロック信号に同期して、LD制御信号LDCがフリップフロップDF1でラッチされ、AND回路ANおよびフリップフロップDF2に出力される。
そして、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、フリップフロップDF1でラッチされた信号がフリップフロップDF2でラッチされ、AND回路ANに出力される。
【0063】
このため、フリップフロップDF1、DF2およびAND回路ANにより、LD制御信号LDCの立ち上がりエッジに同期したワンショットパルス信号が生成され、そのワンショットパルス信号がフリップフロップDF3のクロック端子Cに入力される。
そして、ワンショットパルス信号がフリップフロップDF3のクロック端子Cに入力されると、フリップフロップDF3の出力端子QからSW1信号が出力され、図2のスイッチS1をオンして、抵抗R2を短絡させ、I/VアンプIVの利得を下げることができる。
【0064】
また、フリップフロップDF3の出力端子QからSW1信号が出力されると、そのSW1信号がフリップフロップDF4の入力端子Qに出力され、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、SW1信号がフリップフロップDF4でラッチされる。
このため、フリップフロップDF4の出力端子Qからは、P/H信号が出力され、そのP/H信号が図2のピークホールド回路PCに供給される。
【0065】
この結果、図2のI/VアンプIVからの出力がピークホールド回路PCでピークホールドされ、サンプルホールド回路SCに出力される。
また、フリップフロップDF4の出力端子QからP/H信号が出力されると、そのP/H信号がフリップフロップDF5の入力端子Qに出力され、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、P/H信号がフリップフロップDF5でラッチされる。
【0066】
このため、フリップフロップDF5の出力端子Qからは、S/H信号が出力され、そのS/H信号が図2のサンプルホールド回路SCに供給される。
この結果、図2のピークホールド回路からの出力がサンプルホールド回路SCでサンプルホールドされ、スイッチS2に出力される。
また、フリップフロップDF5の出力端子QからS/H信号が出力されると、そのS/H信号がフリップフロップDF6の入力端子Qに出力され、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、S/H信号がフリップフロップDF6でラッチされる。
【0067】
このため、フリップフロップDF6の出力端子Qからは、SW2信号が出力され、そのSW2信号が図2のスイッチS2に供給される。
この結果、図2のスイッチS2がサンプルホールド回路SC側に切り替わり、図2のI/VアンプIVからの出力をサンプルホールドした値がFPD出力FPOとして、フレキシブルケーブルFCを介してメイン基板MBに送出され、フレキシブルケーブルFC伝送時の信号レベルの劣化を抑制することができる。
【0068】
一方、メディア判定回路MPは、LD制御信号LDCが入力されると、LD制御信号LDCの幅を発振回路OSCから出力されるクロック信号でカウントすることにより、オプティカルディスクODの種類を判定する。
そして、倍速判定回路SPは、オプティカルディスクODの種類がメディア判定回路MPにより判定されると、その判定結果に基づいて、オプティカルディスクODの書き込み速度が何倍速かを判定する。
【0069】
そして、制御回路CPは、倍速判定回路SPにより判定された倍速値に対応した判定時間内に、次のLD制御信号LDCがあるかどうかを判断することにより、リード/ライトを判定する。そして、その判定時間内に、次のLD制御信号LDCがない場合、リードが行われる判断し、発振回路OSCから出力されるクロック信号に同期して、フリップフロップDF5にリセット信号を出力する。
【0070】
このため、フリップフロップDF5の出力端子Qがロウレベルになり、図2のサンプルホールド回路SCへのS/H信号の供給が停止され、サンプルホールド回路SCでのサンプルホールド動作が停止する。
また、制御回路CPは、フリップフロップDF5にリセット信号を出力すると、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、フリップフロップDF4にリセット信号を出力する。
【0071】
このため、フリップフロップDF4の出力端子Qがロウレベルになり、図2のピークホールド回路PCへのP/H信号の供給が停止され、ピークホールド回路PCでのピークホールド動作が停止する。
また、制御回路CPは、フリップフロップDF4にリセット信号を出力すると、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、フリップフロップDF3にリセット信号を出力する。
【0072】
このため、フリップフロップDF3の出力端子Qがロウレベルになり、図2のスイッチS1をオフして、I/VアンプIVの帰還抵抗に抵抗R2を追加して、I/VアンプIVの利得を上げることができる。
また、制御回路CPは、フリップフロップDF3にリセット信号を出力すると、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、フリップフロップDF6にリセット信号を出力する。
【0073】
このため、フリップフロップDF6の出力端子Qがロウレベルになり、図2のスイッチS2がI/VアンプIVの出力側に切り替わる。
これにより、リード時には、フィードスルーノイズを抑制しつつ、I/VアンプIVからの出力をサンプルホールドさせることなく、I/VアンプIVからの出力を利得調整アンプGAに直接出力することができる。
【0074】
図4は、図1のオプティカル・データ・ストレージ装置の動作を示すタイミングチャートである。
図4において、EFM信号がハイレベルになり、LD制御信号LDCがハイレベルになると、図3の発振回路OSCから出力されるクロック信号に同期して、フリップフロップDF1の出力Qがハイレベルになり、このフリップフロップDF1の出力QがフリップフロップDF2の入力端子Dに入力される。
【0075】
このため、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、フリップフロップDF2の出力Qがハイレベルになる。
この結果、LD制御信号LDCの立ち上がりエッジに同期したワンショットパルス信号が、AND回路ANからフリップフロップDF3のクロック端子Cに入力され、フリップフロップDF3の出力Qがハイレベルになる。
【0076】
このため、スイッチS1に出力されるSW1信号がハイレベルになり、スイッチS1がオンして、抵抗R2が短絡され、I/VアンプIVの利得が下がるため、ライト時とリード時の発光パワー比に対して、I/Vアンプ出力が抑制される。
次に、フリップフロップDF3の出力Qがハイレベルになると、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、フリップフロップDF4の出力Qがハイレベルになる。
【0077】
このため、ピークホールド回路PCに出力されるP/H信号がハイレベルになり(▲1▼)、I/VアンプIVからのI/Vアンプ出力がピークホールド回路PCでピークホールドされる。
次に、フリップフロップDF4の出力Qがハイレベルになると、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、フリップフロップDF5の出力Qがハイレベルになる。
【0078】
このため、サンプルホールド回路SCに出力されるS/H信号がハイレベルになり(▲2▼)、ピークホールド回路PCからのP/H出力がサンプルホールド回路SCでサンプルホールドされる。
次に、フリップフロップDF5の出力Qがハイレベルになると、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、フリップフロップDF6の出力Qがハイレベルになる。
【0079】
このため、スイッチS2に出力されるSW2信号がハイレベルになり(▲3▼)、サンプルホールド回路SCからのS/H出力が、スイッチS2を介して利得調整アンプGAに出力される。
そして、スイッチS2からのSW2出力が利得調整アンプGAで反転増幅された後、FPD出力FPOとして、フレキシブルケーブルFCを介し、メイン基板MBに送出される。
【0080】
また、メディア判定回路MPは、LD制御信号LDCがハイレベルになると、そのLD制御信号LDCの幅を発振回路OSCから出力されるクロック信号でカウントすることにより、オプティカルディスクODの種類を判定し、その判定結果を倍速判定回路SPに出力する。
そして、倍速判定回路SPは、オプティカルディスクODの種類がメディア判定回路MPにより判定されると、その判定結果に基づいて、オプティカルディスクODの書き込み速度が何倍速かを判定する。
【0081】
そして、制御回路CPは、倍速判定回路SPにより判定された倍速値に対応した判定時間内に、LD制御信号LDCがハイレベルになったかを判断することにより、リード/ライトを判定する。
そして、その判定時間内に、LD制御信号LDCがハイレベルにならない場合、リードが行われる判断し、発振回路OSCから出力されるクロック信号に同期して、フリップフロップDF5にリセット信号を出力する。
【0082】
このため、フリップフロップDF5の出力Qがロウレベルになり、サンプルホールド回路SCに出力されるS/H信号がロウレベルになり、サンプルホールド回路SCでのサンプルホールド動作が停止する。
また、制御回路CPは、フリップフロップDF5にリセット信号を出力すると、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、フリップフロップDF4にリセット信号を出力する。
【0083】
このため、フリップフロップDF4の出力端子Qがロウレベルになり、ピークホールド回路PCに出力されるP/H信号がロウレベルになり(▲4▼)、ピークホールド回路PCでのピークホールド動作が停止する。
また、制御回路CPは、フリップフロップDF4にリセット信号を出力すると、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、フリップフロップDF3にリセット信号を出力する。
【0084】
このため、フリップフロップDF3の出力端子Qがロウレベルになり、スイッチS1に出力されるSW1信号がロウレベルになる(▲5▼)。
この結果、スイッチS1がオフし、I/VアンプIVに帰還抵抗に抵抗R2が挿入され、I/VアンプIVの利得が上がって、リード時の温度ドリフトを含めた精度を確保することができる。
【0085】
また、制御回路CPは、フリップフロップDF3にリセット信号を出力すると、発振回路OSCから出力される次のクロック信号に同期して、フリップフロップDF6にリセット信号を出力する。
このため、フリップフロップDF6の出力端子Qがロウレベルになり、SW2信号がロウレベルとなって(▲6▼)、I/VアンプIVからのI/Vアンプ出力がスイッチS2を介して利得調整アンプGAに出力される。
【0086】
そして、スイッチS2からのSW2出力が利得調整アンプGAで反転増幅された後、FPD出力FPOとして、フレキシブルケーブルFCを介し、メイン基板MBに送出される。
このように、制御回路CPは、リードと判定すると、フリップフロップDF3〜DF6を、フリップフロップDF5→フリップフロップDF4→フリップフロップDF3→フリップフロップDF6の順にリセットすることにより、フィードスルーノイズを抑制しつつ、I/VアンプIVからのI/Vアンプ出力を利得調整アンプGAに直接出力することができる。
【0087】
図5(a)は、図1のオプティカル・データ・ストレージ装置のFPD入出力特性を示す図、図5(b)は、本発明の第2実施形態に係るFPD入出力特性を示す図、図5(c)は、本発明の第3実施形態に係るFPD入出力特性を示す図である。
図5(a)において、図1のフロントモニタ回路FP1では、I/VアンプIVの帰還抵抗が、リード時には、R1+R2となり、ライト時には、R1となる。
【0088】
この結果、ライト時には、リード時に比べ、フロントモニタ用フォトダイオードFPDへの入力光量(FPD入力光量)に対するフロントモニタ回路FP1からの出力電圧(FPD出力電圧)の傾きが緩くなる。
このため、書き込み速度が高速化して、ライト時とリード時の半導体レーザダイオードLDの発光パワー比が増加した場合においても、リード時のFPD出力電圧を維持したまま、ライト時のFPD出力電圧を抑制することができ、リード時の温度ドリフトを含めた精度を確保しつつ、フロントモニタ回路FP1のダイナミックレンジを向上させることが可能となることから、リード/ライトの高速化に容易に対応することが可能となる。
【0089】
図5(b)において、リード時には、フロントモニタ時のFPD入力光量に対するFPD出力電圧の利得を上げるとともに、ライト時には、FPD出力電圧にオフセット電圧を加算する。
これにより、リード時の温度ドリフトを含めた精度を確保しつつ、電源電圧によるダイナミックレンジの制限を緩和することが可能となり、リード/ライトの高速化に容易に対応することが可能となる。
【0090】
図5(c)において、フロントモニタ時の初段アンプの増幅特性を、リニア特性から対数特性に変更する。
これにより、回路構成を変更することなく、リード時の温度ドリフトを含めた精度を確保しつつ、電源電圧によるダイナミックレンジの制限を緩和することが可能となり、リード/ライトの高速化に容易に対応することが可能となる。
【0091】
なお、図1のオプティカル・データ・ストレージ装置では、半導体レーザダイオードLDから出射されたレーザ光をフロントモニタするために、ハーフミラーHMを用いる方法を例にとって説明したが、フロントモニタ回路FP1を半導体レーザダイオードLDの光軸から少し離れた場所に配置してフロントモニタを行なうようにしてもよい。
【0092】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、伝送時の信号レベルの劣化を抑制することが可能となるとともに、ライト時とリード時の出力電圧の比を抑制することが可能となり、フロントモニタICからの出力信号の劣化を抑制しつつ、フロントモニタICのダイナミックレンジを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るオプティカル・データ・ストレージ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】図1のオプティカル・データ・ストレージ装置におけるフロントモニタICの回路構成を示す図である。
【図3】図1のオプティカル・データ・ストレージ装置におけるタイミング発生回路の回路構成を示す図である。
【図4】図1のオプティカル・データ・ストレージ装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図5】図5(a)は、図1のオプティカル・データ・ストレージ装置のFPD入出力特性を示す図、図5(b)は、本発明の第2実施形態に係るFPD入出力特性を示す図、図5(c)は、本発明の第3実施形態に係るFPD入出力特性を示す図である。
【図6】従来のオプティカル・データ・ストレージ装置の概略構成を示すブロック図である。
【図7】従来のオプティカル・データ・ストレージ装置の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】従来のフロントモニタICの他の回路構成を示す図である。
【図9】従来のオプティカル・データ・ストレージ装置のFPD入出力特性を示す図である。
【符号の説明】
ODS オプティカル・データ・ストレージ装置
OPU 光ピックアップ
MB メイン基板
FC フレキシブルケーブル
OD オプティカルディスク
LD 半導体レーザダイオード
LDD 半導体レーザダイオードドライバ
LZ1 集光レンズ
LZ2 コリメータレンズ
LZ3 対物レンズ
HM ハーフミラー
PD フォトダイオード
PDI フォトダイオード回路
FP1 フロントモニタ回路
TG タイミング発生回路
RF1 RF回路
AP APC回路
SC1、SC2、SC3 サンプルホールド回路
LDC LD制御信号
FPO FPD出力
FPD フロントモニタ用フォトダイオード
IV I/Vアンプ
S1、S2 スイッチ
PC ピークホールド回路
GA 利得調整アンプ
VR 可変抵抗
RV 基準電圧
SW1、SW2 切り替え信号
S/H、S/H2 サンプルホールド信号
P/H ピークホールド信号
OSC 発振回路
DF1〜DF6 Dフリップフロップ
AN AND回路
MP メディア判定回路
SP 倍速判定回路
CP 制御回路
Claims (9)
- 半導体レーザの出射光を光電変換するフォトダイオードと、
前記光電変換された電流を電圧に変換する電流/電圧変換アンプと、
前記電圧に変換された信号をピークホールドするピークホールド回路と、
前記ピークホールドされた信号をサンプルホールドする第1サンプルホールド回路と、
前記第1サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた信号を伝送する伝送手段と、
前記伝送された信号をサンプルホールドする第2サンプルホールド回路と、
前記第2サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた信号に基づいて、前記半導体レーザの駆動電流を制御する電流制御手段とを備えることを特徴とする光出力制御装置。 - ライト時の前記電流/電圧変換アンプの利得を、リード時の利得よりも小さくする利得制御手段をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の光出力制御装置。
- 前記電流/電圧変換アンプに接続された第1および第2の帰還抵抗と、
ライト時に、前記第2の帰還抵抗を短絡させる第1スイッチをさらに備えることを特徴とする請求項2記載の光出力制御装置。 - リード時に、前記ピークホールド回路および前記第1サンプルホールド回路を介すことなく、前記電流/電圧変換アンプから出力された信号を前記伝送手段に送出させる第2スイッチをさらに備えることを特徴とする請求項3記載の光出力制御装置。
- ライト時に、前記第1スイッチをオンさせるSW1信号、前記ピークホールド回路にピークホールドさせるP/H信号、前記第1サンプルホールド回路にサンプルホールドさせるS/H信号および前記第2スイッチを前記ピークホールド回路側に切り替えるSW2信号を順次発生させるタイミング発生回路をさらに備えることを特徴とする請求項4記載の光出力制御装置。
- 前記タイミング発生回路は、
LD制御信号よりも速い周期で発振する発振回路と、
前記発振回路からの出力がクロック端子に入力されるとともに、前記LD制御信号の立ち上がりエッジに基づいて、ハイレベル状態に変化する第1フリップフロップと、
前記発振回路からの出力がクロック端子に入力されるとともに、前記第1フリップフロップから出力されるハイレベル信号の立ち上がりエッジに基づいて、ハイレベル状態に変化する第2フリップフロップと、
前記第1フリップフロップの出力と前記第2フリップフロップの出力との論理積を出力するAND回路と、
入力がハイレベルに維持されるとともに、前記AND回路からの出力がクロック端子に入力される第3フリップフロップと、
前記発振回路からの出力がクロック端子に入力されるとともに、前記第3フリップフロップから出力されるハイレベル信号の立ち上がりエッジに基づいて、ハイレベル状態に変化する第4フリップフロップと、
前記発振回路からの出力がクロック端子に入力されるとともに、前記第4フリップフロップから出力されるハイレベル信号の立ち上がりエッジに基づいて、ハイレベル状態に変化する第5フリップフロップと、
前記発振回路からの出力がクロック端子に入力されるとともに、前記第5フリップフロップから出力されるハイレベル信号の立ち上がりエッジに基づいて、ハイレベル状態に変化する第6フリップフロップと、
前記LD制御信号の幅を前記発振回路からの出力でカウントすることにより、メディアの種類を判定するメディア判定回路と、
前記メディアの種類の判定結果に基づいて、倍速判定を行なう倍速判定回路と、
前記倍速判定結果および前記LD制御信号に基づいて、リード/ライトを判定し、前記発振回路からの出力に同期して、前記第5フリップフロップ、前記第4フリップフロップ、前記第3フリップフロップおよび前記第6フリップフロップに順次リセット信号を出力する制御回路とを備えることを特徴とする請求項5記載の光出力制御装置。 - ライト時に、前記電流/電圧変換アンプの出力にオフセット電圧を印加するオフセット電圧印加手段をさらに備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項記載の光出力制御装置。
- 前記電流/電圧変換アンプの利得特性は対数特性であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項記載の光出力制御装置。
- 半導体レーザと、
前記半導体レーザを駆動するドライバと、
前記半導体レーザからの出射光の一部を反射させるとともに、前記出射光の一部を透過させるハーフミラーと、
前記ハーフミラーで反射された出射光をオプティカルディスク上で集光させるレンズと、
前記オプティカルディスクで反射された反射光を光電変換する信号検出用フォトダイオードと、
前記信号検出用フォトダイオードで検出された信号の処理を行なう信号処理回路と、
前記ハーフミラーを透過した出射光を光電変換するフロントモニタ用フォトダイオードと、
前記フロントモニタ用フォトダイオードで光電変換された電流を電圧に変換する電流/電圧変換アンプと、
前記電圧に変換された信号をピークホールドするピークホールド回路と、
前記ピークホールドされた信号をサンプルホールドする第1サンプルホールド回路と、
前記第1サンプルホールド回路によりサンプルホールドされた信号を伝送するフレキシブルケーブルと、
前記伝送された信号をサンプルホールドし、前記フレキシブルケーブルを介して前記ドライバにリード/ライト制御信号を送出するAPC回路とを備えることを特徴とするオプティカル・データ・ストレージ装置。
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