JP3878153B2 - 誘電体バリア放電型低圧放電ランプ - Google Patents

誘電体バリア放電型低圧放電ランプ Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、誘電体バリア放電型低圧放電ランプに関する。
【0002】
【従来の技術】
管状ガラスランプ容器の外表面に電極を備える、いわゆる誘電体バリア放電型低圧放電ランプとして、例えば実開昭61−126559号公報に記載されたものが知られている。
【0003】
図5は、このような公報記載の技術を参考にし、本願発明者らが試作した誘電体バリア放電型低圧放電ランプの構造を示している。図5において、5は低圧放電ランプ、10は管状ガラスランプ容器であり、この管状ガラスランプ容器10の内部には水銀と希ガスの混合ガスによる充填剤60が放電媒体として封入してある。管状ガラスランプ容器10の内壁面には、必要に応じて蛍光体層70を形成しいる。管状ガラスランプ容器10の両端部外表面には、電流導体層31,36で構成される外部電極21,26が配設してある。この外部電極21,26の電流導体層31,36は超音波半田槽に端部をディップすることによって形成したものである。
【0004】
図5に示す低圧放電ランプ5において、13及び16は管状ガラスランプ容器10の両端部の封着部である。製造工程において、一方のビーズレス封着部16はガラスランプ容器10が真空排気される前に熱封着し、他方の従来型封止部13は管状ガラスランプ容器10を真空排気し、充填剤60を導入した後に熱封着する。この従来型封止部13の封着工程では、ガラスランプ容器10の内部気圧が大気圧よりも低いため、封着時に高温で柔軟になった状態のガラス材が外気圧に押されてガラスランプ容器10の放電空間内に吸い込まれた形となる。このため、封着部13のガラスの肉厚が非常に薄くなり、この部分でガラスが破損し易いという問題点があった。
【0005】
この問題点を解決するために、本願発明者らは図6に示す構造の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ6を試作した。この誘電体バリア放電型低圧放電ランプ6は、製造工程において、一方のランプ端のビーズレス封着部16はガラスランプ容器10が真空排気される前に熱封着し、他方のランプ端の円柱ビーズ封着部14については、比較的入手し易いガラス細棒をカットして得た円柱ビーズ44を管状ガラスランプ容器10の円柱ビーズ封着部14の位置まで挿入し、この状態でガラスランプ容器10の内部を真空排気し、充填剤60を導入した後に、円柱ビーズ44を覆うように管状ガラスランプ容器10の端部を熱封着することで得たものである。
【0006】
この構造の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ6では、円柱ビーズ44を介在させたことによって、この円柱ビーズ封着部14のガラスが放電空間内に吸い込まれることがなく、図6に示す構造に製造できる。
【0007】
【特許文献1】
実開昭61−126559号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、後者の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ6では、円柱ビーズ封着部14の円柱ビーズ44の端部が管状ガラスランプ容器10の放電空間内に突出し、ガラスランプ容器10とこの突出部分との間に隙間が生じることが避けられない。この隙間があると、ランプ点灯中に、この隙間の部分に充填剤60中の水銀蒸気が滞留、蓄積してしまう。そしてこの結果、充填剤60中の水銀が枯渇して局所的に希ガスだけになり、希ガス放電が生じる。この希ガス放電が起こると、放電部と接しているガラスランプ容器10の温度が部分的に上昇する傾向にあるため、ガラスが溶けてリークに到る場合があり、長時間点灯の信頼性に乏しいという問題点があった。なお、大気圧下で封着されたビーズレス封着部16では、ガラスが放電空間に突出していないために、上記希ガス放電による温度上昇は発生しない。
【0009】
本発明はこのような技術的課題に鑑みてなされたもので、管状ガラスランプ容器の両端の封着部での水銀枯渇現象を防止でき、長期間点灯の信頼性が保証できる誘電体バリア放電型低圧放電ランプを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、管状ガラスランプ容器の管両端部の外周に外部電極を配設し、前記管状ガラスランプ容器内に水銀を含む放電媒体を封入した誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、前記管状ガラスランプ容器の管両端の一方を熱封着し、前記管両端の他方に、少なくとも一部が丸く突出する形状のガラスビーズを、当該ガラスビーズの丸く突出する部分が放電空間中央方向を向く姿勢にして込めて熱封着し、前記管両端の端面及び外周面を前記外部電極により覆ったものである。
【0011】
請求項2の発明は、管状ガラスランプ容器の管両端部の外周に外部電極を配設し、前記管状ガラスランプ容器内に水銀を含む放電媒体を封入した誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、前記管状ガラスランプ容器の管両端それぞれに、少なくとも一部が丸く突出する形状のガラスビーズを、当該ガラスビーズの丸く突出する部分が放電空間中央方向を向く姿勢にして込めて熱封着し、前記管両端の端面及び外周面を前記外部電極により覆ったものである。
【0012】
請求項1及び2の発明の誘電体バリア放電型低圧放電ランプでは、管状ガラスランプ容器の少なくとも一端、つまり真空排気、充填剤封入後に封着する側の端部に、少なくとも一部が丸く突出する形状のガラスビーズを、当該ガラスビーズの丸く突出する部分が放電空間中央方向を向く姿勢にしてを込めて熱封着することで当該ガラスビーズの丸く突出する部分を管端の内側において放電空間中央方向に突出させることにより、大気圧下で熱封着されたガラスビーズの放電空間内への突出を小さくでき、かつ、ガラスビーズの丸く突出する部分が放電空間中央方向に突出する姿勢にすることができ、ガラス管壁とガラスビーズ周辺部との間に水銀が滞留、蓄積する隙間のできるのを防止し、水銀を含有する放電媒体の場合にガラスビーズ封着部分での水銀枯渇現象を防止し、長期間点灯を可能にする。
【0013】
請求項3の発明は、請求項1又は2の誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、前記ガラスビーズは、球ビーズであることを特徴とするものである。
【0014】
請求項の発明は、請求項1又は2の誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、前記ガラスビーズは、砲弾型ビーズであることを特徴とするものである。
【0015】
請求項及びの発明の誘電体バリア放電型低圧放電ランプでは、請求項1又は2の誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、ガラスビーズを球ビーズ若しくは砲弾型ビーズとしたことにより、これらのガラスビーズの丸く突出する部分が放電空間中央方向に突出する姿勢で管端部に熱封着することができ、この結果として、ガラス管壁とガラスビーズ周辺部との間に水銀が滞留、蓄積する隙間のできるのを防止し、水銀を含有する放電媒体の場合にガラスビーズ封着部分での水銀枯渇現象を防止し、長期間点灯を可能にする。加えて、砲弾型ビーズの場合、熱封着工程で管状ガラスランプ容器の端部に導入する際に引っかかることなくスムーズに導入でき、それ故に量産での製品の歩留まりをよくできる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて詳説する。図1は、本発明の第1の実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプの構成を示している。この図1において、図5、図6に示した試作低圧放電ランプ5,6と共通する符号は同一の要素を示している。
【0017】
図1に示す誘電体バリア放電型低圧放電ランプ1において、41は球ビーズであり、ガラス細棒から切り出した円柱ビーズをさらに成型することで製造したものである。ただし、この球ビーズ41の製造方法が問われることはなく、管状ガラスランプ容器10のサイズに応じ、適切な直径のガラス球を選択して用いることができる。
【0018】
本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ1の製造工程では、一方のランプ端のビーズレス封着部16はガラスランプ容器10が真空排気される前に熱封着し、他方のランプ端の球ビーズ封着部11については、球ビーズ41を管状ガラスランプ容器10の球ビーズ封着部11の位置まで挿入し、この状態でガラスランプ容器10の内部を真空排気し、充填剤60を導入した後に、球ビーズ41を覆うように管状ガラスランプ容器10の端部を熱封着する。
【0019】
図6に示した試作低圧放電ランプ6で用いた円柱ビーズ44の代わりに、本実施の形態では球ビーズ41を用いたことにより、封着部11の放電空間内への突出を防止できる。このため、本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ1では、円柱ビーズ44で封着していたときに発生していたようなランプ点灯時における円柱ビーズ44と管状ガラスランプ10との隙間での水銀枯渇による局所的な希ガス放電の発生を防止でき、この希ガス放電による温度上昇によってガラスが溶融し、リークに到る不具合の発生を防止できる。
【0020】
次に、本発明の第2の実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ2について、図2を用いて説明する。第2の実施の形態は、管状ガラスランプ容器10の両端部に球ビーズ41,46を挿入し、熱封着することにより球ビーズ封着部11,17を形成した構成を特徴とする。なお、図2において、図1に示した第1の実施の形態と共通する要素には同一の符号を付して示してある。
【0021】
本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ2の製造では、一方のランプ端の球ビーズ封着部17はガラスランプ容器10が真空排気される前に球ビーズ46をガラス管内に込めて熱封着し、他方のランプ端の球ビーズ封着部11については、球ビーズ41を管状ガラスランプ容器10の球ビーズ封着部11の位置まで挿入し、この状態でガラスランプ容器10の内部を真空排気し、充填剤60を導入した後に、球ビーズ41を覆うように管状ガラスランプ容器10の端部を熱封着する。
【0022】
この第2の実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ2にあっても、第1の実施の形態と同様に、円柱ビーズ44で封着していたときに発生していたようなランプ点灯時における円柱ビーズ44と管状ガラスランプ10との隙間での水銀枯渇による局所的な希ガス放電の発生を防止でき、この希ガス放電による温度上昇によってガラスが溶融し、リークに到る不具合の発生を防止できる。
【0023】
次に、本発明の第3の実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプについて、図3を用いて説明する。図3において、図1、図2に示した第1、第2の実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ1,2と共通する符号は同一の要素を示している。
【0024】
図3に示す誘電体バリア放電型低圧放電ランプ3において、41Aは砲弾型ビーズであり、ガラス細棒から切り出した円柱ビーズをさらに成型することで製造したものである。ただし、この砲弾型ビーズ41Aの製造方法が問われることはなく、管状ガラスランプ容器10のサイズに応じ、適切な径のものを選択して用いる。
【0025】
本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ3の製造工程では、一方のランプ端のビーズレス封着部16はガラスランプ容器10が真空排気される前に熱封着し、他方のランプ端の砲弾型ビーズ封着部11Aについては、砲弾型ビーズ41Aをその頭部が放電空間側を向く姿勢にして管状ガラスランプ容器10の砲弾型ビーズ封着部11Aの位置まで挿入し、この状態でガラスランプ容器10の内部を真空排気し、充填剤60を導入した後に、砲弾型ビーズ41を覆うように管状ガラスランプ容器10の端部を熱封着する。
【0026】
図6に示した試作低圧放電ランプ6で用いた円柱ビーズ44の代わりに、本実施の形態では砲弾型ビーズ41Aをその頭部が放電空間側を向く姿勢にして用いたことにより、封着部11Aの放電空間内への突出を防止できる。このため、本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ3では、円柱ビーズ44で封着していたときに発生していたようなランプ点灯時における円柱ビーズ44と管状ガラスランプ10との隙間での水銀枯渇による局所的な希ガス放電の発生を防止でき、この希ガス放電による温度上昇によってガラスが溶融し、リークに到る不具合の発生を防止できる。
【0027】
また、第1の実施の形態の様に球ビーズ41の場合、微小な径の完全な球形に整形するのが技術的に容易でなく、製造コストの面から簡易な工作で球形にしようとするいびつになりがちであり、いびつになるとガラス管内に挿入して管状ガラスランプ容器10の端部まで導入する工程で途中で引っかかってしまい、所定の位置まで導入するのが難しい場合がある。ところが、本実施の形態のように球ビーズ41に代えて砲弾型ビーズ41Aを用いる場合、円柱ガラスから取り出した短円柱の一端を研磨することにより砲弾型に整形した砲弾型ビーズ41Aをその頭部が放電空間側を向く姿勢にして管状ガラスランプ容器10の端部に導入することにより、所定の位置に円滑に導入することができる。このため、本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ3では、製品歩留まりの向上が図れる。
【0028】
次に、本発明の第4の実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ4について、図4を用いて説明する。第4の実施の形態は、管状ガラスランプ容器10の両端部に砲弾型ビーズ41A,46Aを挿入し、熱封着することにより砲弾型ビーズ封着部11A,17Aを形成した構成を特徴とする。なお、図4において、図3に示した第3の実施の形態と共通する要素には同一の符号を付して示してある。
【0029】
本実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ4の製造では、一方のランプ端の砲弾型ビーズ封着部17Aはガラスランプ容器10が真空排気される前に砲弾型ビーズ46Aをその頭部が放電空間側を向く姿勢にしてガラス管内に込めて熱封着し、他方のランプ端の砲弾型ビーズ封着部11Aについては、砲弾型ビーズ41Aを管状ガラスランプ容器10の砲弾型ビーズ封着部11Aの位置までその頭部が放電空間側を向く姿勢にして挿入し、この状態でガラスランプ容器10の内部を真空排気し、充填剤60を導入した後に、砲弾型ビーズ41Aを覆うように管状ガラスランプ容器10の端部を熱封着する。
【0030】
この第4の実施の形態の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ4にあっても、第3の実施の形態と同様に、従来円柱ビーズ44で封着していたときに発生していたようなランプ点灯時における円柱ビーズ44と管状ガラスランプ10との隙間での水銀枯渇による局所的な希ガス放電の発生を防止でき、この希ガス放電による温度上昇によってガラスが溶融し、リークに到る不具合の発生を防止できる。
【0031】
加えて、第3の実施の形態と同様に製造における製品歩留まりの向上も図れる。
【0033】
【実施例】
図1に示した構成の実施例1、図3に示した構成の実施例2と、図6に示した構成の試作機を製作し、点灯試験をした結果を説明する。
【0034】
[実施例1]
<管状ガラスランプ容器>
材質:ホウ珪酸ガラス。
【0035】
寸法:外径2.6mm、内径2.0mm、全長379mm。
【0036】
<外部電極>
電流導体層:超音波半田層。
【0037】
外部電極長さ:17mm。
【0038】
<蛍光体層>
材質:三波長蛍光体。厚み:20μm。
【0039】
<充填剤>
封入ガス:ネオンとアルゴンの混合ガス(組成比:ネオン/アルゴン=90モル%/10モル%)。
【0040】
封入圧:8kPa。
【0041】
水銀:封入量3mg。
【0042】
<封着用ビーズ>
球ビーズ。
【0043】
[実施例2]
管状ガラスランプ容器、外部電極、蛍光体層、充填剤の仕様は、実施例1と共通である。そして封着用ビーズには、砲弾型ビーズを用いた。
【0044】
[比較例]
封着ビーズに円柱ビーズを用いてガラスランプ容器の一端部を封着した以外の構成は、実施例と共通である。
【0045】
本発明の実施例1、実施例2と比較例の誘電体バリア放電型低圧放電ランプそれぞれをランプ電流5mAで5000時間点灯したところ、いずれもガラス溶融の発生には到らなかったが、比較例では円柱ビーズと管状ガラスランプ容器の隙間で希ガス放電が起こっていたのに対し、本発明の実施例1、実施例2ではそのような現象は発生しなかった。
【0046】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、管状ガラスランプ容器のランプ端部のビーズ封着部に、少なくとも一部が丸く突出する形状のガラスビーズを、当該ガラスビーズの丸く突出する部分が放電空間中央方向を向く姿勢にして熱封着することで当該ガラスビーズの丸く突出する部分を管端の内側において放電空間中央方向に突出させることにより、大気圧下で熱封着されたガラスビーズの放電空間内へ突出する寸法を小さくでき、かつ、ガラスビーズの丸く突出する部分が放電空間中央方向に突出する姿勢にすることができ、ガラス管壁とガラスビーズ周辺部との間に水銀が滞留、蓄積する隙間のできるのを防止し、ビーズ封着部での水銀枯渇現象を防止でき、長期間点灯を可能にして放電ランプの信頼性を高めることができる。
【0047】
加えて本発明において、封着用ビーズに砲弾型ビーズを用いることにより、封着のために管状ガラスランプ容器の端部へ導入する工程が円滑に行え、製品歩留まりの向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のランプ軸方向の断面図。
【図2】本発明の第2の実施の形態のランプ軸方向の断面図。
【図3】本発明の第3の実施の形態のランプ軸方向の断面図。
【図4】本発明の第4の実施の形態のランプ軸方向の断面図。
【図5】本願発明者らによる試作機のランプ軸方向の断面図。
【図6】本願発明者らによる別の試作機のランプ軸方向の断面図。
【符号の説明】
1〜4 誘電体バリア放電型低圧放電ランプ
10 管状ガラスランプ容器
11 球ビーズ封着部
11A 砲弾型ビーズ封着部
17 球ビーズ封着部
17A 砲弾型ビーズ封着部
21,26 外部電極
31,36 電流導体層
41,46 球ビーズ
41A,46A 砲弾型ビーズ
60 充填剤
70 蛍光体層

Claims (4)

  1. 管状ガラスランプ容器の管両端部の外周に外部電極を配設し、前記管状ガラスランプ容器内に水銀を含む放電媒体を封入した誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、
    前記管状ガラスランプ容器の管両端の一方を熱封着し、前記管両端の他方に、少なくとも一部が丸く突出する形状のガラスビーズを、当該ガラスビーズの丸く突出する部分が放電空間中央方向を向く姿勢にして込めて熱封着し、
    前記管両端の端面及び外周面を前記外部電極により覆って成る誘電体バリア放電型低圧放電ランプ。
  2. 管状ガラスランプ容器の管両端部の外周に外部電極を配設し、前記管状ガラスランプ容器内に水銀を含む放電媒体を封入した誘電体バリア放電型低圧放電ランプにおいて、
    前記管状ガラスランプ容器の管両端それぞれに、少なくとも一部が丸く突出する形状のガラスビーズを、当該ガラスビーズの丸く突出する部分が放電空間中央方向を向く姿勢にして込めて熱封着し、
    前記管両端の端面及び外周面を前記外部電極により覆って成る誘電体バリア放電型低圧放電ランプ。
  3. 前記ガラスビーズは、球ビーズであることを特徴とする請求項1又は2に記載の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ。
  4. 前記ガラスビーズは、砲弾型ビーズであることを特徴とする請求項1又は2に記載の誘電体バリア放電型低圧放電ランプ。
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