JP3877585B2 - Cement composition for carbonized cured body - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に、土木・建築業界において使用される炭酸化硬化体用セメント組成物に関する。なお、本発明における部及び%は特に規定しない限り質量基準で示す。
【0002】
【従来の技術とその課題】
二酸化炭素排出量に関して、全産業に占める土木・建設業の割合は極めて大きく、環境負荷の低減が切望されている。セメント産業から排出される二酸化炭素はそのほとんどが原料である石灰石の脱炭酸反応や燃料の燃焼に由来している。
【0003】
したがって、セメント産業において二酸化炭素排出量を軽減するためには、セメントクリンカの焼成量を低減することが最も有効な方法であり、各種混合セメントの利用を推進することは極めて重要である。
【0004】
一方、製鉄所から産業副産物として産出される高炉スラグはコンクリート分野では広範に利用されている。高炉スラグは、急冷されてガラス化した高炉水砕スラグと、徐冷されて結晶化した高炉徐冷スラグに大別される。
【0005】
このうち、高炉水砕スラグはアルカリ性で、かつ潜在水硬性を有しており、セメントと同程度、あるいは、それ以上に細かく粉砕されたものが高炉セメントの原料として利用されている。
【0006】
ガラス化した高炉水砕スラグは潜在水硬性を有しており、セメントクリンカーに多量に混和しても長期強度は低下しないという優れた特性をもつことから、高強度コンクリートや高流動コンクリートなど様々な分野での研究がなされている。
【0007】
最近では、産業副産物である高炉スラグの高機能化に関する研究が始まろうとしている。
【0008】
ところで、従来より、転炉スラグ及び石灰石に水を添加した後炭酸ガス加圧雰囲気下で硬化させた「人造石」(特開昭49-88922号公報)、水硬性物質及び転炉スラグ等を成分とする組成物に水を添加し、加圧成型した後炭酸ガスを吸収させて硬化させる「炭酸化による成形品」(特公昭56-36147号公報等)が提案されている。
【0009】
しかしながら、従来の「人造石」及び「炭酸化による成形品」は加圧成型しなければ十分な強度を発現しないものであった。今日では、加圧成型を必要とせず、流し込み成型でも高強度を発現できるセメント組成物が強く求められている。
【0010】
本発明者らは、高炉スラグを用いた炭酸化硬化体用セメントの高機能化について鋭意検討した結果、結晶化スラグを用いて作製した水硬性物質の硬化体を炭酸化すると、硬化体表面付近に緻密で硬い層を形成するために、炭酸化による圧縮強度増加への貢献度が著しく大きいことを見出した。この知見をもとに、高強度の炭酸化硬化体が得られることを知見し、本発明を完成するに至った。
【0011】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明は高炉水砕スラグを加熱処理した結晶化スラグ、及び水硬性物質からなり、結晶化スラグと水硬性物質の合計 100 部中、結晶化スラグの含有量が 90 部〜 50 部である炭酸化硬化体用セメント組成物であり、結晶化スラグのガラス化率が30%以下であることを特徴とする該炭酸化硬化体用セメント組成物であり、結晶化スラグのブレーン比表面積が3,000cm2/g以上である該炭酸化硬化体用セメント組成物である。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の結晶化スラグとは、高炉水砕スラグを加熱処理して結晶化させたスラグを意味する。成分としては高炉水砕スラグと同様の化学成分を持つ。具体的には、SiO2、CaO、Al2O3、及びMgO等を主要な化学成分とし、その他、TiO2、MnO、Na2O、S、P2O5、及びFe2O3等が挙げられる。
【0013】
高炉水砕スラグの化合物としては、ガラス質の他にゲーレナイト2CaO・Al2O3・SiO2とアケルマナイト2CaO・MgO・2SiO2の混晶である、いわゆるメリライトを含む。また、元素組成からダイカルシウムシリケート2CaO・SiO2、ランキナイト3CaO・2SiO2、ワラストナイトCaO・SiO2などのカルシウムシリケート、メルビナイト3CaO・MgO・2SiO2、モンチセライトCaO・MgO・SiO2などのカルシウムマグネシウムシリケート、アノーサイトCaO・Al2O3・2SiO2、リューサイト(K2O、Na2O)・Al2O3・SiO2、スピネルMgO・Al2O3、マグネタイトFe3O4、さらに、硫化カルシウムCaS、硫化鉄FeSなどの硫化物等を含むと推定されている。
【0014】
結晶化スラグは粉末X線回折法による定性分析では、メリライトを含有することが確認されている。
【0015】
本発明で使用する結晶化スラグのガラス化率は30%以下が好ましく、10%以下がより好ましい。ガラス化率が30%を越えると炭酸化に伴う強度増進が十分でなかったり、硬化体にクラックが発生しやすくなる。また、ガラス化率の下限は制限がなく、完全に結晶化したものが最も好ましい。
【0016】
本発明でいうガラス化率(X)は X(%)=(1−S/S0)×100として求められる。ここで、Sは粉末X線回折法により求められる結晶化スラグ中の主要な結晶性化合物であるメリライト(ゲーレナイト2CaO・Al2O3・SiO2とアケルマナイト2CaO・MgO・2SiO2の混晶)のメインピークの面積であり、S0はスラグを1,000℃で3時間加熱し、その後、5℃/分の冷却速度で冷却した試料粉末のメリライトのメインピークの面積を表す。
【0017】
結晶化スラグのブレーン比表面積は特に限定されるものではないが、3,000cm2/g以上が好ましく、4,000cm2/g〜8,000cm2/gがより好ましく、5,000cm2/g〜8,000cm2/gが最も好ましい。ブレーン比表面積が3,000cm2/g未満では、材料分離抵抗性が得られなかったり、中性化の抑制効果が充分でない場合がある。また、8,000cm2/gを超えるように粉砕するには、粉砕動力が大きくなり不経済であり、また、結晶化スラグが風化しやすくなって、品質の経時的な劣化が大きくなる傾向がある。
【0018】
結晶化スラグの配合割合は水硬性物質と結晶化スラグの合計100部中、50〜90部が好ましく、60〜80部がより好ましい。50部未満では、炭酸化後の強度が十分でない場合があり、90部を超えると、炭酸化養生前の硬化体強度が十分でなく、脱型時に硬化体が破損する恐れがある。
【0019】
本発明で使用する水硬性物質としては、普通、早強、超早強、低熱、及び中庸熱等の各種ポルトランドセメント、これらポルトランドセメントに、高炉水砕スラグ、フライアッシュ、又はシリカを混合した各種混合セメント、また、石灰石粉末等を混合したフィラーセメント等が挙げられ、これらのうちの一種又は二種以上が使用可能である。
【0020】
本発明のセメント組成物中の水硬性物質の使用量は、特に限定されるものではないが、通常、水硬性物質と結晶化スラグの合計100部中、水硬性物質10〜50部が好ましく、20〜40部がより好ましい。10部未満では、炭酸化養生前の硬化体強度が十分でなく、脱型時に硬化体が破損する恐れがあり、逆に水硬性物質が50部を超えると、炭酸化後の強度が十分でない場合がある。
【0021】
本発明のセメント組成物の粒度は、使用する目的・用途に依存するため特に限定されるものではないが、通常、ブレーン比表面積値で3,000〜8,000cm2/gが好ましく、4,000〜6,000cm2/gがより好ましい。3,000cm2/g未満では強度発現性が十分に得られない場合があり、8,000cm2/gを超えると作業性が悪くなる場合がある。
【0022】
水の使用量は特に限定されるものではないが、通常、セメント組成物100部に対して20部〜50部が好ましく、30部〜40部がより好ましい。20部未満では流動性が不足して混練物の流し込み成型が困難となる場合があり、50部を超えると得られる成型体の強度が十分でない場合がある。
【0023】
本発明では、水硬性物質、結晶化スラグのほかに、砂や砂利などの骨材、及び減水剤、AE減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤、消泡剤、発泡剤、増粘剤、防錆剤、防凍剤、収縮低減剤、高分子エマルジョン、凝結調整剤、ベントナイト等の粘土鉱物、並びに、ハイドロタルサイト等のアニオン交換体等のうちの一種又は二種以上を、本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で使用することが可能である。
【0024】
本発明において、各材料の混合方法は特に限定されるものではなく、それぞれの材料を施工時に混合しても良いし、あらかじめ一部を、あるいは全部を混合しておいても差し支えない。
【0025】
本発明における炭酸化養生とは、本セメント組成物及び水を混合して作製した硬化体を、炭酸ガスを含むガス雰囲気下にて炭酸化処理を行うことをいう。なお、ガス雰囲気とは、炭酸ガスを含有していれば特に制約はなく、窒素、酸素、水素、アルゴン、及び水蒸気等のガスを含有していればよい。
【0026】
本発明における炭酸化硬化体とは、本セメント組成物を水和して硬化させて硬化体とし、更に炭酸化養生したものをいう。
【0027】
混合装置としては、既存のいかなる装置も使用可能であり、例えば、傾胴ミキサ、オムニミキサ、ヘンシェルミキサ、V型ミキサ、及びナウタミキサ等の使用が可能である。
【0028】
【実施例】
以下、本発明の実験例に基づいてさらに説明する。
【0029】
実験例1
セメント25部と、表1に示す各種スラグ粉末又は石灰石粉末75部を混合してセメント組成物を調製した。このセメント組成物100部に対し、水30部を加えて混練してペーストを調製した。このペーストを型枠に流し込み、24時間後に脱型し、以後材齢7日までの6日間、20℃の水中養生を行った(これを前養生という)。その後、30℃、相対湿度60%、炭酸ガス濃度5%環境において促進炭酸化した。供試体を輪切りにし、断面にフェノールフタレインアルコール溶液を塗布して中性化深さを確認し、完全に中性化された供試体を炭酸化養生後の供試体とし、炭酸化養生後の供試体のクラック等を観察するとともに、クラックの発生していない供試体の圧縮強度を測定した。
【0030】
なお、比較のために、前養生が終了した後も引き続き水中養生を継続した場合(以下標準養生という)についても同様の実験を行った。結果を表1に併記する。
【0031】
<使用材料>
水硬性物質イ:早強ポルトランドセメント、電気化学工業社製
スラグA(結晶化スラグ):高炉水砕スラグを1000℃で加熱処理して結晶化させたもの、ガラス化率5%、ブレーン比表面積4,000cm2/g、
スラグB:高炉徐冷スラグ、ガラス化率5%、ブレーン比表面積4,000cm2/g、
スラグC:高炉水砕スラグ、ガラス化率95%、ブレーン比表面積4,000cm2/g、
石灰石粉末:主成分炭酸カルシウム。ブレーン比表面積4,000cm2/g。
水 :水道水
【0032】
<測定方法>
圧縮強度 :2×2×8cm供試体を作製して測定。
【0033】
【表1】
・供試体の○はクラックなし、×はクラックが多く発生。
【0034】
実験例2
セメント組成物中のスラグA(結晶化スラグ)の配合割合を表2に示すように変化したこと以外は実験例1と同様に行った。結果を表2に併記する。
【0035】
【表2】
・供試体の状態欄の○はクラックなし、×はクラックが多く発生、−は硬化
しないために供試体を作成できず。
【0036】
実験例3
本セメント組成物において、スラグA(結晶化スラグ)の配合割合を75部、水硬性物質イ25部として、スラグAのブレーン比表面積を表3に示すように変化したこと以外は実験例1と同様に行った。結果を表3に併記する。
【0037】
【表3】
・供試体の状態欄の○はクラックなし
【0038】
実験例4
ブレーン比表面積4,000cm2/gのスラグA(結晶化スラグ)を使用し、セメント組成物中のスラグAの配合割合を75部、水硬性物質25部で合計100部とし、水の添加量を表4に示すように変化したこと以外は実験例1と同様に行った。結果を表4に併記する。
【0039】
【表4】
・供試体の状態欄の○はクラックなし
【0040】
実験例5
スラグA及びスラグCを混合してガラス化率を表5に示すガラス化率になるように調製した混合スラグを作製した。上記混合スラグの配合割合を75部、水硬性物質イ25部のセメント組成物を混合し、実験例1と同様の評価を行った。結果を表5に併記する。
【0041】
【表5】
・供試体の状態欄の○はクラックなし
【0042】
【発明の効果】
本発明のセメント組成物を使用することにより、流し込み成型が可能であり、炭酸化養生において優れた強度発現性を示し、クラックの発生もない硬化体が得られる。また、産業副産物である高炉スラグの高機能化を実現でき、環境負荷の大きいセメントの使用量を低減しても高強度の硬化体が得られる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention mainly relates to a cement composition for a carbonized cured body used in the civil engineering and construction industries. In the present invention, “part” and “%” are based on mass unless otherwise specified.
[0002]
[Prior art and its problems]
In terms of carbon dioxide emissions, the civil engineering and construction industries account for an extremely large proportion of all industries, and there is a strong need for reducing the environmental burden. Most of the carbon dioxide emitted from the cement industry comes from the decarboxylation of limestone, which is a raw material, and the combustion of fuel.
[0003]
Therefore, in order to reduce carbon dioxide emissions in the cement industry, reducing the amount of cement clinker calcined is the most effective method, and it is extremely important to promote the use of various mixed cements.
[0004]
On the other hand, blast furnace slag produced as an industrial byproduct from steelworks is widely used in the concrete field. Blast furnace slag is roughly classified into blast furnace granulated slag that has been quenched and vitrified, and blast furnace annealed slag that has been cooled and crystallized.
[0005]
Among these, blast furnace granulated slag is alkaline and has latent hydraulic properties, and pulverized finely to the same degree or more than cement is used as a raw material for blast furnace cement.
[0006]
Vitrified blast furnace granulated slag has latent hydraulic properties, and has excellent properties that long-term strength does not decrease even when mixed in a large amount with cement clinker. Research is being done in the field.
[0007]
Recently, research on high-performance blast furnace slag, an industrial by-product, is about to begin.
[0008]
By the way, conventionally, “artificial stone” (Japanese Patent Laid-Open No. 49-88922) cured by adding water to converter slag and limestone and then in a pressurized atmosphere of carbon dioxide, hydraulic material, converter slag, etc. There has been proposed a “molded product by carbonation” (Japanese Patent Publication No. 56-36147, etc.) in which water is added to a composition as a component, and after pressure molding, carbon dioxide is absorbed and cured.
[0009]
However, the conventional “artificial stone” and “molded product by carbonation” do not exhibit sufficient strength unless they are pressure-molded. Today, there is a strong demand for a cement composition that does not require pressure molding and can exhibit high strength even by casting.
[0010]
As a result of diligent research on the enhancement of the functionality of the cement for carbonized cured bodies using blast furnace slag, the inventors of the present invention have found that when the cured body of a hydraulic substance prepared using crystallized slag is carbonated, the vicinity of the cured body surface is obtained. In order to form a dense and hard layer, it has been found that the contribution to the increase in compressive strength by carbonation is remarkably large. Based on this knowledge, it was found that a high strength carbonated cured body was obtained, and the present invention was completed.
[0011]
[Means for Solving the Problems]
That is, the present invention is crystallized slag heating the granulated blast furnace slag, and Ri Do from hydraulic substance, in a total of 100 parts of crystallized slag and hydraulic substance, the content of the crystallization slag 90 parts to 50 parts A cement composition for a carbonized hardened body, wherein the crystallized slag has a vitrification rate of 30% or less, and the carbonized hardened body cement composition is characterized in that the brain specific surface area of the crystallized slag is There is a carbon oxide cure-body cement composition is 3,000 cm 2 / g or more.
[0012]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail.
The crystallization slag of the present invention means slag obtained by heat-treating blast furnace granulated slag by crystallization. Ingredients have the same chemical composition as granulated blast furnace slag. Specifically, SiO 2 , CaO, Al 2 O 3 , MgO and the like are the main chemical components, and in addition, TiO 2 , MnO, Na 2 O, S, P 2 O 5 , Fe 2 O 3, etc. Can be mentioned.
[0013]
The compounds of the granulated blast furnace slag, which is in addition to gehlenite 2CaO the · Al 2 O 3 · SiO 2 and Akerumanaito 2CaO · MgO · 2SiO 2 mixed crystals of glassy, including so-called melilite. Further, the elemental composition Dicalcium silicate 2CaO · SiO 2, rankinite night 3CaO · 2SiO 2, calcium silicates, such as wollastonite CaO · SiO 2, Merubinaito 3CaO · MgO · 2SiO 2, such Monch Celite CaO · MgO · SiO 2 Calcium magnesium silicate, anorcite CaO · Al 2 O 3 · 2SiO 2 , leucite (K 2 O, Na 2 O) · Al 2 O 3 · SiO 2 , spinel MgO · Al 2 O 3 , magnetite Fe 3 O 4 , Furthermore, it is estimated to contain sulfides such as calcium sulfide CaS and iron sulfide FeS.
[0014]
Crystallized slag has been confirmed to contain melilite by qualitative analysis by powder X-ray diffraction.
[0015]
The vitrification rate of the crystallized slag used in the present invention is preferably 30% or less, and more preferably 10% or less. If the vitrification rate exceeds 30%, the strength increase due to carbonation is not sufficient, and cracks are likely to occur in the cured product. Further, the lower limit of the vitrification rate is not limited, and a completely crystallized one is most preferable.
[0016]
The vitrification rate (X) referred to in the present invention is determined as X (%) = (1−S / S 0 ) × 100. Here, S is the main crystalline compound in crystallization slag obtained by powder X-ray diffractometry (mixed crystal of gelenite 2CaO · Al 2 O 3 · SiO 2 and akermanite 2CaO · MgO · 2SiO 2 ). The area of the main peak, S 0 represents the area of the main peak of melilite of the sample powder after the slag was heated at 1,000 ° C. for 3 hours and then cooled at a cooling rate of 5 ° C./min.
[0017]
Blaine specific surface area of the crystallized slag is not particularly limited but is preferably at least 3,000 cm 2 / g, more preferably 4,000cm 2 / g~8,000cm 2 / g, 5,000cm 2 / g~8,000cm 2 / g is most preferred. If the specific surface area of the brane is less than 3,000 cm 2 / g, the material separation resistance may not be obtained or the neutralization suppressing effect may not be sufficient. In addition, when pulverizing to exceed 8,000 cm 2 / g, the pulverization power becomes large and uneconomical, and the crystallization slag tends to be weathered, and the quality tends to deteriorate over time. .
[0018]
The blending ratio of the crystallized slag is preferably 50 to 90 parts, more preferably 60 to 80 parts, out of a total of 100 parts of the hydraulic substance and the crystallized slag. If it is less than 50 parts, the strength after carbonation may not be sufficient. If it exceeds 90 parts, the cured body strength before carbonation curing is not sufficient, and the cured body may be damaged during demolding.
[0019]
As the hydraulic substance used in the present invention, various portland cements such as normal, early strength, ultra-early strength, low heat, and moderate heat, various pulverized granulated slag, fly ash, or silica mixed with these portland cements are used. Examples include mixed cement and filler cement mixed with limestone powder. One or more of these can be used.
[0020]
The amount of the hydraulic substance used in the cement composition of the present invention is not particularly limited, but usually 10 to 50 parts of the hydraulic substance is preferable in a total of 100 parts of the hydraulic substance and the crystallized slag, 20-40 parts is more preferable. If it is less than 10 parts, the cured body strength before carbonation curing is not sufficient, and the cured body may be damaged at the time of demolding. Conversely, if the hydraulic substance exceeds 50 parts, the strength after carbonation is not sufficient. There is a case.
[0021]
The particle size of the cement composition of the present invention is not particularly limited since it depends on the purpose and application of use, generally preferably 3,000~8,000cm 2 / g in Blaine specific surface area value, 4,000~6,000Cm 2 / g is more preferred. If it is less than 3,000 cm 2 / g, sufficient strength development may not be obtained, and if it exceeds 8,000 cm 2 / g, workability may deteriorate.
[0022]
Although the usage-amount of water is not specifically limited, Usually, 20 parts-50 parts are preferable with respect to 100 parts of cement compositions, and 30 parts-40 parts are more preferable. If it is less than 20 parts, the fluidity may be insufficient and casting of the kneaded product may be difficult, and if it exceeds 50 parts, the strength of the resulting molded product may not be sufficient.
[0023]
In the present invention, in addition to hydraulic substances and crystallized slag, aggregates such as sand and gravel, water reducing agents, AE water reducing agents, high performance water reducing agents, high performance AE water reducing agents, antifoaming agents, foaming agents, One or more of sticky, rust preventive, antifreeze, shrinkage reducing agent, polymer emulsion, setting modifier, clay mineral such as bentonite, and anion exchanger such as hydrotalcite, etc. The present invention can be used as long as the object of the invention is not substantially inhibited.
[0024]
In the present invention, the mixing method of each material is not particularly limited, and the respective materials may be mixed at the time of construction, or a part or all of them may be mixed in advance.
[0025]
The carbonation curing in the present invention means that a hardened body prepared by mixing the cement composition and water is subjected to carbonation treatment in a gas atmosphere containing carbon dioxide gas. The gas atmosphere is not particularly limited as long as it contains carbon dioxide gas, and may contain a gas such as nitrogen, oxygen, hydrogen, argon, and water vapor.
[0026]
The carbonated cured product in the present invention refers to a product obtained by hydrating and curing the cement composition to obtain a cured product, and further curing by carbonation.
[0027]
Any existing device can be used as the mixing device, and for example, a tilting mixer, an omni mixer, a Henschel mixer, a V-type mixer, and a Nauta mixer can be used.
[0028]
【Example】
Hereinafter, further description will be given based on experimental examples of the present invention.
[0029]
Experimental example 1
A cement composition was prepared by mixing 25 parts of cement and 75 parts of various slag powders or limestone powders shown in Table 1. To 100 parts of this cement composition, 30 parts of water was added and kneaded to prepare a paste. This paste was poured into a mold, demolded 24 hours later, and then subjected to water curing at 20 ° C. for 6 days until the age of 7 days (this is called precuring). Thereafter, accelerated carbonation was performed in an environment of 30 ° C., a relative humidity of 60%, and a carbon dioxide concentration of 5%. Cut the specimen into round slices, apply a phenolphthalein alcohol solution to the cross section to check the neutralization depth, and use the completely neutralized specimen as the specimen after carbonation curing. While observing cracks and the like of the specimen, the compressive strength of the specimen without cracks was measured.
[0030]
For comparison, the same experiment was performed when the underwater curing was continued after the pre-curing was completed (hereinafter referred to as standard curing). The results are also shown in Table 1.
[0031]
<Materials used>
Hydraulic material i: Hayashi Portland cement, Slag A (crystallized slag) manufactured by Denki Kagaku Kogyo Co., Ltd .: Crystallized by granulating blast furnace granulated slag at 1000 ° C, vitrification rate 5%, Blaine specific surface area 4,000cm 2 / g,
Slag B: Blast furnace annealing slag, vitrification rate 5%, Blaine specific surface area 4,000cm 2 / g,
Slag C: Granulated blast furnace slag, 95% vitrification, Blaine specific surface area 4,000cm 2 / g,
Limestone powder: The main component is calcium carbonate. Blaine specific surface area 4,000 cm 2 / g.
Water: Tap water [0032]
<Measurement method>
Compressive strength: Measured by preparing a 2 x 2 x 8 cm specimen.
[0033]
[Table 1]
・ ○ of the test specimen has no cracks, and × has many cracks.
[0034]
Experimental example 2
The experiment was performed in the same manner as in Experimental Example 1 except that the blending ratio of slag A (crystallized slag) in the cement composition was changed as shown in Table 2. The results are also shown in Table 2.
[0035]
[Table 2]
-○ in the state column of the specimen does not crack, x indicates that many cracks occur, and-does not harden, so the specimen cannot be created.
[0036]
Experimental example 3
In the present cement composition, the blending ratio of slag A (crystallized slag) was 75 parts, the hydraulic substance was 25 parts, and the specific surface area of slag A was changed as shown in Table 3 except that The same was done. The results are also shown in Table 3.
[0037]
[Table 3]
-○ in the state column of the specimen is not cracked. [0038]
Experimental Example 4
Using slag A (crystallized slag) with a Blaine specific surface area of 4,000 cm 2 / g, the blending ratio of slag A in the cement composition is 75 parts, and 25 parts of hydraulic material is 100 parts in total. The experiment was performed in the same manner as in Experimental Example 1 except that the changes were made as shown in Table 4. The results are also shown in Table 4.
[0039]
[Table 4]
-○ in the state column of the specimen is not cracked. [0040]
Experimental Example 5
Slag A and slag C were mixed and the mixed slag prepared so that the vitrification rate might become the vitrification rate shown in Table 5 was produced. A cement composition containing 75 parts of the mixed slag and 25 parts of a hydraulic substance A was mixed and evaluated in the same manner as in Experimental Example 1. The results are also shown in Table 5.
[0041]
[Table 5]
-○ in the state column of the specimen is not cracked. [0042]
【The invention's effect】
By using the cement composition of the present invention, it is possible to obtain a cured product that can be cast-molded, exhibits excellent strength in carbonation curing, and does not generate cracks. In addition, the blast furnace slag, which is an industrial byproduct, can be highly functionalized, and a high-strength hardened body can be obtained even when the amount of cement with a large environmental load is reduced.
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