JP3877549B2 - 加熱調理器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は誘導加熱コイル及びロースター部を有する加熱調理器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特開平10−300102号公報に記載されている。
【0003】
図8に基づいて詳細に説明する。
【0004】
42は本体、43は本体42の上面に設けられた耐熱性を有するセラミック製トッププレート、44a、44bは誘導加熱部である。該誘導加熱部44a、44bは、下部に後述する誘導加熱コイルが配置され、該誘導加熱部44a、44b上に誘導加熱可能な調理鍋を載置すると、調理鍋が誘導加熱されるのである。
【0005】
45は金属製のロースター部、46はロースター部45の調理室、47はロースター部45の前面に調理室46の入口48を形成する前板、49はロースター部45の扉、50は調理物を載せる網棚51を取り付けるために前記扉49に固定された受け皿、52は前板47に固定された操作部である。
【0006】
前記ロースター部45は、正面視して中央より左側に寄せて配置しており、また操作部52はロースター部45の反対側、即ち正面視して右側に配置している。
【0007】
また、誘導加熱部44a、44bの下部に配置する誘導加熱コイル53a、53bは、図9に示すように配置されている。誘導加熱コイル53aはロースター部45の加熱室46の上方に配置され、誘導加熱コイル53bは操作部52の後方、制御基板群54の上方に配置されている。
【0008】
このようにロースター部45を片側に寄せて配置すると、反対側、即ち操作部52の後方に大きなスペース55が空き、このスペース55に制御基板群54が配置できる。特に、誘導加熱調理器では、制御基板群54としてインバータ基板や、インバータの制御基板など多くに回路部品が必要となり、その部品配置に苦労する。そのために、できるだけ多くのスペースを確保するためにこのような構成が採用されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の技術の構成では、操作部52が正面視右側に配置されているので、たとえば使用者が誘導加熱部44aで加熱調理を行うとき、誘導加熱部44aから離れた操作部52で出力調整などを行わなければならず、大変使い勝手が悪い。
【0010】
また、操作部52に全ての誘導加熱部の操作部がまとめて配列されているため、実際に加熱出力したい誘導加熱部用操作部と間違って、他の誘導加熱部用操作部を操作してしまうことがある。特に誘導加熱調理では、加熱を開始しても、ガス加熱などのように炎が見えず、どの誘導加熱部の加熱を開始させたか視覚的に判断できず、間違って操作したことに気づきにくい。この点でも、使用者の使い勝手を悪くしている。
【0011】
また、ロースター部45が偏って配置されているため、誘導加熱部44aは金属製のロースター部45の上方に配置され、また誘導加熱部44aは、インバータ回路などの制御基板群54の上方に配置されることになる。
【0012】
したがって、誘導加熱部44aは、金属製のロースター部45が近傍に存在するため、誘導加熱コイルのインピーダンスのほかにロースター部45も影響して、誘導加熱コイル44aを駆動するインバータ回路のインピーダンスが増加してしまい、誘導加熱部44bのインバータ回路のインピーダンスと不均一となってしまう。そのため、例え誘導加熱部44a、44bの加熱出力を等しく設計しても、実際の出力や発振周波数が異なり、インバータ回路部品やその制御回路部品を共通にできない。
【0013】
本発明は、斯かる課題を解決するためのものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、誘導加熱可能な調理鍋を載置するトッププレート下部に配置した第1及び第2の誘導加熱コイルと、該第1の誘導加熱コイルを含み、前記第1の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を誘導加熱する第1インバータ部と、前記第2の誘導加熱コイルを含み、前記第2の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を加熱する第2インバータ部と、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部に配置し、磁束の広がりを抑制するフェライトと、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部でかつ前記フェライトの下部に配置したロースター部と、前記トッププレートを上面に設け、前記第1及び第2の誘導加熱コイルと前記ロースター部とを覆う外装とを備え、前記ロースター部は、前記フェライト下部へ広がった磁束が前記ロースター部に到達することで、前記第1及び第2インバータ部に付加インピーダンスとして作用する誘導加熱可能な金属で形成され、前記第1インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさと前記第2インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさとが同じになるように、前記ロースター部の中心線が前記第1の誘導加熱コイルと前記第2の誘導加熱コイルとの中間位置と略一致するよう、前記外装内に配置する構成である。
【0015】
また、誘導加熱可能な調理鍋を載置するトッププレート下部に配置した第1及び第2の誘導加熱コイルと、該第1の誘導加熱コイルを含み、前記第1の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を誘導加熱する第1インバータ部と、前記第2の誘導加熱コイルを含み、前記第2の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を加熱する第2インバータ部と、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部に配置し、磁束の広がりを抑制するフェライトと、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部でかつ前記フェライトの下部に配置したロースター部と、前記トッププレートを上面に設け、前記第1及び第2の誘導加熱コイルと前記ロースター部とを覆う外装とを備え、前記ロースター部は、前記フェライト下部へ広がった磁束が前記ロースター部に到達することで、前記第1及び第2インバータ部に付加インピーダンスとして作用する誘導加熱可能な金属で形成され、前記第1及び第2の誘導加熱コイルは、前記ロースター部と前記第1及び第2の誘導加熱コイルとの上下方向で重なり合う面積を、それぞれ等しくなるように、前記外装内に配置して、前記第1インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさと前記第2インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさとを等しくする構成である。
【0016】
さらに、誘導加熱可能な調理鍋を載置するトッププレート下部に配置した第1及び第2の誘導加熱コイルと、該第1の誘導加熱コイルを含み、前記第1の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を誘導加熱する第1インバータ部と、前記第2の誘導加熱コイルを含み、前記第2の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を加熱する第2インバータ部と、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部に配置し、磁束の広がりを抑制するフェライトと、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部でかつ前記フェライトの下部に配置したロースター部と、前記トッププレートを上面に設け、前記第1及び第2の誘導加熱コイルと前記ロースター部とを覆う外装とを備え、前記ロースター部は、前記フェライト下部へ広がった磁束が前記ロースター部に到達することで、前記第1及び第2インバータ部に付加インピーダンスとして作用する誘導加熱可能な金属で形成され、前記第1及び第2の誘導加熱コイルは、前記トッププレートの上方から見て左右対称に配置するとともに、前記第1インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさと前記第2インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさとが同じになるように、前記ロースター部は外装内で中央に配置する構成である。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1において、1は本発明の一実施例となる据え置き型グリル付電磁調理器の外装となる本体、2は本体1の上面に設けられた耐熱製のセラミック製トッププレート、3a、3bは該トッププレート2上面に表示された誘導加熱部、4は加熱室を有し、該加熱室内に魚や肉などの食品を収納して、後述する内設されたヒータ26で輻射加熱するロースター部、5は操作部、6は本体1の上面で前記トッププレート2の後部に配置し、ロースター部4からの排気や後述するインバータを冷却した冷却風を排気する排気口である。
【0018】
前記操作部5は、誘導加熱部3aの出力を制御する操作つまみ7が配置された左操作部5aと、誘導加熱部3bの出力を制御する操作つまみ8及びロースター部の出力を制御する操作つまみ9が配置された右操作部5bとを有している。
【0019】
図2において、10a、10bは前記誘導加熱部3a、3bのそれぞれ下部に配置した誘導加熱コイル、11はロースター部4の加熱室を形成する筐体、12は左操作部5aの後方に設けた第1スペース、13は右操作部5bの後方に設けた第2スペースである。
【0020】
前記誘導加熱コイル10a、10bは、本体1内で上面視左右対称の位置に配置されている。また、前記筐体11は、耐熱性などを考慮し、ステンレスやホーロなどの金属で形成され、本体1の中心位置に配置されている。
【0021】
即ち、筐体11は、図3に示すように、本体1の中心線14とロースター部4の筐体11の中心とが略一致するように、筐体11を本体1内に配置している。即ち、本体1の略中央部にロースター部4が配置されることになる。
【0022】
こうすることで、誘導加熱コイル10a、10bと筐体8との上下方向での重なりは、同じになる。つまり、誘導加熱コイル10aと筐体11との重なり合っている部分15と、誘導加熱コイル10bと筐体11との重なり合っている部分16とが同じ面積となるように、夫々誘導加熱コイル10a,10bを本体1に取り付けているのである。
【0023】
なお、前記第1スペース12には、後述する誘導加熱コイル10aを含む第1インバータ部及び該第1インバータ回路を制御する第1制御部を配置している。また、第2スペース13には、後述する誘導加熱コイル10bを含む第2インバータ部及び該第2インバータ部を制御する第2制御部を配置している。
【0024】
図4において、冷却風の流れを第2スペース13を例にあげて説明する。第1スペース12は、第2スペースと同じ構成なので説明は省略する。
【0025】
17は本体1の底面1aの右操作部5b下方部分に穿設した吸気口、18は該吸気口17から冷却風を吸気し、後段に冷却風を供給する冷却ファン、19は第2インバータ部の回路部品を載置する第2インバータ回路基板、20は第2制御部の回路部品を載置する第2制御回路基板である。なお、この他に、ロースター部4での加熱を実行するヒータ制御部の回路部品を載置するヒータ制御基板なども有している。
【0026】
21は冷却ファン18より後方に配置し、断面略H形状で樹脂で形成され、中央部の水平部材21aに前記第2インバータ回路基板19や第2制御回路基板20などを固定した風路ダクトである。
【0027】
22は右操作部5bの操作つまみなどが載置された操作基板、23はロースター部4の筐体11内の熱気などを排気口6へ導く排気ダクトである。
【0028】
前記冷却ファン18で吸引した冷却風は、図4中の白抜き矢印でも示しているように、吸気口17から吸気され、風路ダクト21へ供給される。風路ダクト21では、供給された冷却風を水平部材21aで上方、即ち第2インバータ回路基板19周囲を通過する冷却風と、水平部材21bの下方、即ち第2制御回路基盤20周囲を通過する冷却風とに分断する。夫々の冷却風は各風路を通過したのち、本体1の後方に達し、冷却風の流れる方向を上方に変更させ、本体1の上面に配置した排気口6から排気している。
【0029】
なお、吸気の際、図4に示すように右操作部5bは下方から上方にかけて誘導加熱コイル10b側に傾いて取り付けられている。この傾きにより、より容易に吸気口17から冷却ファン18の吐出方向へ、冷却風の流れる方向を変更できるのである。
【0030】
図5において、操作部5の各操作つまみの構成を示している。代表として、左操作部5aの操作つまみ7の構成について説明する。56は、操作基板22から延設され、操作つまみ7をスライド移動可能に取り付けた操作軸、57は操作つまみ7を機内から外方に貫通させる貫通穴、58は外観通穴57の周囲に、左操作部5aから機外方向に突出させて設けたツバ部である。
【0031】
該ツバ部58は、例えば、トッププレート2上で水などをこぼしたとき、左操作部5aを伝わってきた水が、操作つまみ7と貫通穴57との隙間から調理器機内に侵入して、制御基板などをぬらさないようにするために、設けているのである。これにより、トッププレート2上で水などをこぼしたとしても、ツバ部58でガードされ、調理器内への水の浸入を防いでいる。
【0032】
なお、操作つまみ7は、通常使用しない場合は、図5(a)に示すように、ツバ部58内に操作つまみ7を押し込んで、使用者が簡単に触れないようにしている。これは、誤って操作したり、子供がいたずらで操作するのを防止するためである。また操作つまみ7を使用する際は、図5(b)に示すように、操作部7を飛び出させ、この飛び出た部分を使用者がつまみ、操作できるようにしている。
【0033】
この構成を実現するために、操作つまみ7内にバネを内設しておき、図5(a)の状態のときに、操作つまみ7を押すと、飛び出るような構成とすればよい。また、飛び出た部分が使用者にはっきり分かるように、操作つまみ7のうち飛び出た部分に赤などの色を着色して、使用者に容易に分かるようにしても良い。
【0034】
かかる構成の電磁調理器の制御ブロック図を図6に基づいて説明する。
【0035】
24は商用電源、25は第1スペースに9に収納された第1インバータ部、26は該インバータ部25の動作を制御する第1制御部である。該第1インバータ部25は、スイッチング部27と、誘導加熱コイル10aと、付加インピーダンス28と、誘導加熱コイル10a及び付加インピーダンス28の直列回路に並列接続した共振コンデンサ29とで構成されている。
【0036】
30は第2スペース10に収納された第2インバータ部、31は該第2インバータ部30の動作を制御する第2制御部である。該第2インバータ部30は、スイッチング部32と、誘導加熱コイル10aと、付加インピーダンス33と、誘導加熱コイル10a及び付加インピーダンス33の直列回路に並列接続した共振コンデンサ34とで構成されている。
【0037】
35は筐体11内に配置したヒータ36を駆動するヒータ駆動部、37は該ヒータ駆動部35を駆動制御するヒータ制御部である。
【0038】
かかる構成では、第1及び第2インバータ部25、30における付加インピーダンス28、33は、ロースター部4の筐体11との干渉により生じる増加インピーダンスを示している。
【0039】
これは、図7に示すように、誘導加熱コイル10aで誘導加熱を行う際、該誘導加熱コイル10a周囲に磁界38が発生する。また、誘導加熱コイル10bについても同様に磁界39が発生する。誘導加熱の原理は、この発生した磁界38、39が調理鍋40、41に入り込み、調理鍋40、41上の磁界周囲に渦電流を発生させる。この渦電流が流れるとき、調理鍋自体の抵抗成分によりジュール熱が発生して調理鍋を加熱するのである。
【0040】
しかしながら、誘導加熱コイル10a、10b下部は、発生した磁束が影響しないようにフェライトを配置して下部に広がらないように努めているが、幾分かは広がる。その磁束は、ロースター部4の筐体11に到達し、筐体11にも磁束が入り込む。このとき、見かけ上、筐体11は、調理鍋40、41と同様に加熱されるとともに、各インバータ部25、30から見ると、誘導加熱コイルとは別に、インダクタンス分と抵抗分とが加熱コイルに直列接続されたようになる。これが、付加インピーダンス28と33である。
【0041】
この付加インピーダンス28、33が増減すると、各インバータ部25、30内を流れる電流や周波数が異なる。そのため、誘導加熱コイル10a、10b上に同じ調理鍋を載置しても異なった動作、すなわち各インバータ部の発振周波数が異なり、流れる電流も異なってしまうため、制御回路が共通化できず、同じ調理鍋が載置されたときに同じように加熱できるよう、夫々調整した回路が必要となる。このため、部品の共通化が図れず、コストアップや製造が複雑化の要因となってしまう。
【0042】
そこで、図3のように、誘導加熱コイル10a、10bと筐体11との重なり具合を同じにする、即ち面積15と16とを同じにすることにより、付加インピーダンス28及び33の大きさを同じにし、部品の共通化を図れるものである。
【0043】
特に、前述の効果が顕著に現れるのは、誘導加熱コイル10aと10bとが同じ最大加熱出力の仕様で設計するときである。
【0044】
【発明の効果】
本発明によれば、複数あるインバータ部を共通化し、コストを低減するとともに、製造の簡略化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例である据え置き型グリル付電磁調理器の外観図である。
【図2】 図1のトッププレートをはずしたときの簡略図である。
【図3】 ロースター部の筐体と誘導加熱コイルとの位置関係を表す図である。
【図4】 図1中A−A断面図である。
【図5】 操作つまみ部分の左操作部の要部拡大断面図である。(a)は操作つまみをツバ部内に押し込んだ状態を示す図である。(b)は操作つまみをツバ部から飛び出させた状態を示す図である。(c)は、操作つまみを正面から見た図である。
【図6】 本発明の一実施例である据え置き型グリル付電磁調理器の制御ブロック図である。
【図7】 誘導加熱コイルから発する磁束とロースター部の筐体との関係を示す図である。
【図8】 従来のグリル付電磁調理器の外観図である。
【図9】 図7のトッププレートをはずしたときの簡略図である。
【符号の説明】
4 ロースター部
10a、10b 誘導加熱コイル
11 筐体
25 第1インバータ部
28、30 付加インピーダンス
30 第2インバータ部
Claims (3)
- 誘導加熱可能な調理鍋を載置するトッププレート下部に配置した第1及び第2の誘導加熱コイルと、該第1の誘導加熱コイルを含み、前記第1の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を誘導加熱する第1インバータ部と、前記第2の誘導加熱コイルを含み、前記第2の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を加熱する第2インバータ部と、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部に配置し、磁束の広がりを抑制するフェライトと、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部でかつ前記フェライトの下部に配置したロースター部と、前記トッププレートを上面に設け、前記第1及び第2の誘導加熱コイルと前記ロースター部とを覆う外装とを備え、
前記ロースター部は、前記フェライト下部へ広がった磁束が前記ロースター部に到達することで、前記第1及び第2インバータ部に付加インピーダンスとして作用する誘導加熱可能な金属で形成され、前記第1インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさと前記第2インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさとが同じになるように、前記ロースター部の中心線が前記第1の誘導加熱コイルと前記第2の誘導加熱コイルとの中間位置と略一致するよう、前記外装内に配置することを特徴とする加熱調理器。 - 誘導加熱可能な調理鍋を載置するトッププレート下部に配置した第1及び第2の誘導加熱コイルと、該第1の誘導加熱コイルを含み、前記第1の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を誘導加熱する第1インバータ部と、前記第2の誘導加熱コイルを含み、前記第2の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を加熱する第2インバータ部と、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部に配置し、磁束の広がりを抑制するフェライトと、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部でかつ前記フェライトの下部に配置したロースター部と、前記トッププレートを上面に設け、前記第1及び第2の誘導加熱コイルと前記ロースター部とを覆う外装とを備え、
前記ロースター部は、前記フェライト下部へ広がった磁束が前記ロースター部に到達することで、前記第1及び第2インバータ部に付加インピーダンスとして作用する誘導加熱可能な金属で形成され、
前記第1及び第2の誘導加熱コイルは、前記ロースター部と前記第1及び第2の誘導加熱コイルとの上下方向で重なり合う面積を、それぞれ等しくなるように、前記外装内に配置して、前記第1インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさと前記第2インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさとを等しくすることを特徴とする加熱調理器。 - 誘導加熱可能な調理鍋を載置するトッププレート下部に配置した第1及び第2の誘導加熱コイルと、該第1の誘導加熱コイルを含み、前記第1の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を誘導加熱する第1インバータ部と、前記第2の誘導加熱コイルを含み、前記第2の誘導加熱コイル周囲に磁界を発生させて前記調理鍋を加熱する第2インバータ部と、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部に配置し、磁束の広がりを抑制するフェライトと、前記第1及び第2の誘導加熱コイルの下部でかつ前記フェライトの下部に配置したロースター部と、前記トッププレートを上面に設け、前記第1及び第2の誘導加熱コイルと前記ロースター部とを覆う外装とを備え、
前記ロースター部は、前記フェライト下部へ広がった磁束が前記ロースター部に到達することで、前記第1及び第2インバータ部に付加インピーダンスとして作用する誘導加熱可能な金属で形成され、
前記第1及び第2の誘導加熱コイルは、前記トッププレートの上方から見て左右対称に配置するとともに、前記第1インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさと前記第2インバータ部に作用する付加インピーダンスの大きさとが同じになるように、前記ロースター部は外装内で中央に配置することを特徴とする加熱調理器。
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